JP2018149631A - 搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で設置が可能な搬送装置を備える搬送システムを提供する。【解決手段】搬送システム10は、工作物Wを保持するハンド116,216、ハンド116,216に保持された工作物Wを鉛直方向に対して所定の傾きαを有する傾斜軸線Pに沿って昇降させる第一昇降装置115、及び第一昇降装置115による工作物Wの昇降を制御する第一制御装置117を備える搬送装置11と、鉛直方向に昇降可能で、かつ搬送装置11のハンド116,216との間で工作物Wの受け渡しが可能なテーブル27,227と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、搬送システムに関する。
従来、工作物(ワーク)の加工を効率的に行なうため、複数の処理装置である、例えば工作機械を整列して配置した生産ラインがある(特許文献1参照)。このような生産ラインでは、各工作機械のワークテーブル上において加工(処理)が終了したワークを、ガントリーローダに代表される搬送装置によって隣接する工作機械のワークテーブル上に搬送している。
例えば、特許文献1に示す搬送装置では、工作機械の整列方向に向かって延在するレールがワークテーブルの上方に設けられている。レールには、レールの延在方向に水平移動可能な移動体が係合している。また、移動体には、鉛直方向に昇降可能な昇降軸が設けられ、昇降軸の下方端部には工作物を保持するハンドが設けられている。
このような、構成により、一の工作機械において工作物の加工が終了すると、搬送装置では、工作物の直上位置まで水平移動してきた移動体の昇降軸が下降する。そして、昇降軸の下方端部に設けられたハンドによって、ワークテーブル上に載置された工作物を把持したのち昇降軸が再び上昇する。次に、移動体がレール上を、隣接する他の工作機械の方向に向かって水平移動し、他の工作機械のワークテーブル上で停止する。その後、昇降軸が下降し、ハンドが把持する工作物を、隣接する他の工作機械のワークテーブル上に受け渡す。このようにして、工作物を一の工作機械から、隣接する他の工作機械に搬送する。
特開平10−151534号公報
しかしながら、特許文献1に記載の搬送装置では、搬送装置の昇降軸が鉛直方向に下降し、ハンドによりワークテーブル上の工作物を把持して受け取るか、若しくはハンドが把持する工作物をワークテーブル上に受け渡す。このため、ワークテーブルの位置に対する昇降軸の位置、詳細には、水平方向で、且つレールの延在方向と直交する方向における、昇降軸の位置とワークテーブルの位置とを予め精度よく一致させておく必要がある。
従来、昇降軸に対しこのような精度のよい位置決めを行なうためには、搬送装置及び工作機械を工場のフロア上に設置する場合に、まず搬送装置をフロア上に固定する。具体的には、搬送装置のレールを支持する支柱をフロア上に固定する。そして、レール及び昇降軸を含む搬送装置の各部を支柱で支持し組立て状態とする。その後、工作機械のワークテーブル(又は工作物)の位置が、既にフロア上に固定された搬送装置の昇降軸の位置と上述した方向で一致するよう工作機械をフロア上で少しずつ移動させ、移動完了後、工作機械をフロア上に固定する。このような方法で搬送装置を設置するため、大きな工数が必要となり設置のための工期が長くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、短時間で設置が可能な搬送装置を備える搬送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の搬送システムは、工作物を保持するハンド、前記ハンドに保持された前記工作物を鉛直方向に対して所定の傾きを有する傾斜軸線に沿って昇降させる第一昇降装置、及び前記第一昇降装置による前記工作物の前記昇降を制御する第一制御装置、を備える搬送装置と、鉛直方向に昇降可能で、かつ前記搬送装置の前記ハンドとの間で前記工作物の受け渡しが可能なテーブルと、を備える。
このように、第一昇降装置による工作物の昇降に傾斜を持たせ、且つ工作物の受け渡しを行なうテーブルには鉛直方向に昇降可能な機能を持たせた。これにより、工作物とテーブルとは各昇降における各移動線上で交点を有する。このため、工作物が鉛直方向にしか移動しない従来技術における場合のように、事前に、水平方向で且つレールの延在方向と直交する方向において、テーブルと工作物との相対位置を精度よく一致させる必要がない。つまり、テーブルと工作物との相対位置を通常の位置精度で配置しても、テーブル側の高さを調整することにより、ハンドの位置をテーブル上における工作物の受け渡し位置に容易に一致させることができる。これにより、工作物の受け渡し位置の合わせこみ時間を大幅に低減できる。
本発明の実施形態である生産システムの平面概要図である。 本発明の実施形態である生産システムの正面概要図である。 図2のK視図であり、本発明にかかる搬送装置及びテーブルの側面図である。 図1の工作機械をZ軸線方向から見た図である。 図1の工作機械をX軸線方向から見た図である。 第一実施形態におけるテーブル及びテーブル昇降装置の図であって、テーブル昇降装置が作動されていない状態を示す図である。 第一実施形態におけるテーブル及びテーブル昇降装置の図であって、テーブル昇降装置が作動された状態を示す図である。 直動リフタの構成を説明する図である。 図6Aにおける昇降軸及びテーブルの作動を説明する図である。 図6Bにおける昇降軸及びテーブルの作動を説明する図である。 工作物がテーブル上に載置された状態の説明図である。 第二実施形態における昇降軸及びテーブルの作動前の状態を説明する図である。 第二実施形態における昇降軸及びテーブルの作動後の状態を説明する図である。 第三実施形態の水平方向移動装置を説明する図である。
(1.生産システムの構成)
<第一実施形態>
本発明に係る搬送システムを適用した生産システム(処理システム)の第一実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。生産システム1は、搬送システム10と、複数の処理装置20と、を備える。搬送システム10は、主に一の処理装置20(例えば、処理装置20a)と、一の処理装置20に隣接する他の処理装置20(例えば、処理装置20b)と、の間で工作物Wを搬送するシステムである。
処理装置20は、工作物Wに対して、所定の処理(加工、洗浄、表面処理等)を施す装置である。本実施形態において、処理装置20は、工作機械であり、工作物Wに対して切削加工(処理)を行なうものとして説明する。本実施形態では、生産システム1が、工作機械20を6台(複数)備えているものとする。ただし、これはあくまで一例を例示したのみであり、工作機械20は、6台に限らず何台であってもよい。
図1に示すように、各工作機械20は、同じ方向を向いて整列している。詳細には、工作物Wが載置される各テーブル27が、隣接するよう整列して配置される。後に詳述するが、テーブル27は、工作機械20が工作物Wを加工する際に工作物Wを受け取る、若しくは、工作物Wの加工後に工作物Wを受け渡す昇降可能な構造体である。このように、生産システム1は、搬送システム10と、複数の工作機械20と、を備えて生産ライン100を構成している。
(1−1.搬送システム10)
搬送システム10について説明する。図1、図2に示すように、搬送システム10は、搬送装置11、テーブル27及びテーブル昇降装置28を備える。搬送装置11は、各工作機械20の各テーブル27間において、工作物Wを搬送する装置である。また、テーブル27及びテーブル昇降装置28は、工作機械20に備えられ、工作機械20と兼用される装置である。テーブル昇降装置28は、搬送装置11による工作物Wの受け取り、若しくは受け渡しの際に、テーブル27を所望の量だけ鉛直方向に昇降させ、図3に示す受け渡し位置R(一点鎖線)に移動させる。
なお、受け渡し位置Rは、テーブル27の昇降方向における所定の位置であり、搬送装置11がフロアFL上に固定されたときに、搬送装置11が備える昇降軸114と、工作機械20が備えるテーブル27との相対位置、及び工作物Wの形状(特に高さ)によって決定される位置である。詳細については後述する。
(1−1−1.搬送装置)
まず、搬送システム10の搬送装置11について詳細に説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態の搬送装置11は、4本の各支柱111と、レール112と、水平方向移動部材113と、昇降軸114と、昇降軸114を昇降させる第一昇降装置115と、一対のハンド116と、第一昇降装置115の作動を制御する第一制御装置117と、水平方向移動装置118と、水平方向移動装置118の作動を制御する第四制御装置119と、を備える。
図1、図2に示すように、本実施形態では、搬送装置11の4本の支柱111は、フロアFL上で整列した工作機械20の整列方向における両端外側に1本ずつ配置される。また、工作機械20の整列方向における両端外側から、整列した工作機械20側に向かってそれぞれ2台目と3台目との間に1本ずつ配置される。4本の支柱111は、それぞれフロアFL上に立垂され、各支柱111のフロアFL側端部がフロアFLに固定される。支柱111は、レール112等を支持可能な所定の強度を有した構造物である。
レール112は、一本の軸状部材である。図2に示すように、レール112は、4本の支柱111の各上端部に、軸線がほぼ水平となるよう固定される。レール112は、各工作機械20の整列方向(図1、図2においては左右方向)に延在し、且つ工作機械20が備えるテーブル27の上方近傍に設けられる(図1参照)。言い換えると、レール112は、その軸線が、各工作機械20の主軸の軸線であるZ軸に対して直交し、且つ水平となるよう設けられる。また、レール112は、整列する工作機械20の上方において一端から他端までを覆うように設けられる。
水平方向移動部材113は、図1〜図3に示す様に、レール112の延在方向、即ちレール112の軸線方向に移動可能となるようレール112に係合される。水平方向移動部材113は、水平方向移動装置118に連結され、水平方向移動装置118の作動によって、レール112の延在方向に移動される。
また、水平方向移動装置118は、第四制御装置119と接続される。そして、第四制御装置119が水平方向移動装置118を制御し、これによって、水平方向移動部材113が、レール112の軸線方向に移動される。このとき、レール112の軸線方向における水平方向移動部材113の停止位置は、第四制御装置119によって精度よく制御可能である。
本実施形態において、水平方向移動装置118は、モータ118aと、ボールネジ機構とによって構成される。ボールネジ機構のボルト118b(図3参照)はレール112内に設けられ、ボルトが螺合するナット部(図3中の破線参照)は水平方向移動部材113に設けられる。
ただし、この態様には限らない。水平方向移動装置118は、水平方向移動部材113がレール112の軸線方向に移動する際、水平方向移動部材113の位置の制御が可能であれば、どのような機構のものでもよい。例えば、図略のリニアモータアクチュエータによって構成されていてもよい。
図3に示すように、昇降軸114は、長軸状の軸部材である。昇降軸114は、水平方向移動部材113の前面(図1においては下側、図3においては左側)に係合される。このとき、昇降軸114は、自身の軸線方向に沿って、水平方向移動部材113に対し相対移動可能である。このとき、昇降軸114の軸線は、傾斜軸線Pであり、レール112の軸線を含む仮想の鉛直面、若しくは鉛直面と平行な面に対して所定の傾きα(図3参照)を有している。
所定の傾きαは、例えば、2〜5deg程度である。ただし、この角度は、あくまで一例を例示したものであり、これに限定されるものではない。なお、傾斜軸線Pの詳細な説明については後に行なうが、傾斜軸線Pの所定の傾きαは、何度でもよく、任意に設定可能である。
図3に示す第一昇降装置115は、水平方向移動部材113に対し、昇降軸114を傾斜軸線Pに沿って相対移動させる装置である。なお、第一昇降装置115は、昇降軸114の移動量の制御、即ち昇降軸114の停止位置の制御ができればどのような構成の装置でもよい。本実施形態では、水平方向移動装置118と同様に、モータ115aと図略のボールネジ機構とによって構成されるものとする。しかし、第一昇降装置115は、ラックアンドピニオン機構により構成される装置でもよい。さらには、第一昇降装置115は、図略のリニアモータアクチュエータによって構成されていてもよい。
昇降軸114は、図1〜図3に示すように、下方側の一端に、工作物Wを把持するための一対のハンド116(以降、ハンド116とのみ称する)を備える。ハンド116は、鉛直方向下向きに延在する一対の把持爪によって形成されて工作物Wを把持する。ハンド116は、図略のエアシリンダの作動によって、一対の把持爪が接近又は離間する開閉動作を行なう。これにより、工作物Wを把持する、又は工作物Wをハンド116から離間させる。
なお、第一実施形態において、工作機械20で加工される工作物Wは、図4に示す、例えば3気筒のシリンダブロックとする。このため、一対のハンド116は、それぞれシリンダブロックの上面W1から両端のシリンダ穴に挿入され、その後、相互に接近してシリンダブロックを把持する。なお、この態様に限らず、単に一対のハンド116が、相互に接近して工作物Wを外側から挟み込んで把持してもよい。
また、第一実施形態においては、ハンド116が工作物W(シリンダブロック)を把持する際には、図8に示すように、工作物Wの下面W2は水平状態を維持する。つまり、ハンド116に把持(保持)され、昇降軸114とともに傾斜軸線Pに沿って昇降される際においても、工作物Wは、下面W2が水平状態を維持されながら移動する。
ところで、このとき昇降軸114は、傾斜軸線Pに沿って昇降される。このため、昇降軸114の下方の端部に設けられたハンド116によって工作物Wを把持した際、昇降軸114は、片持ち状態で工作物W(シリンダブロック)を支持することになる。このため、所定の傾きαが大きくなればなるほど、昇降軸114に生じる曲げモーメントが大きくなり、昇降軸114が、撓む虞がある。
従って、所定の傾きαの大きさは、工作物Wをハンド116によって把持しても、昇降軸114が大きく撓まず、テーブル27との間で工作物Wの受け渡しを行なう際の受け渡し動作に影響を与えない大きさに設定されることが好ましい。また、昇降軸114については、上述したような片持ち状態で工作物Wを支持しても大きく撓まず、受け渡し位置Rにおいて、工作物Wをテーブル27側に受け渡す際に影響が出ないような剛性を有して形成されることはいうまでもない。
第一制御装置117は、第一昇降装置115のモータ115aに接続され、モータ115aに指令を送信する。これにより、モータ115aを作動させ、延いては図略のボールネジ機構を作動させて、昇降軸114及びハンド116に把持された工作物Wを、鉛直方向に対して所定の傾きαを有する傾斜軸線Pに沿って昇降させる。
(1−2.処理装置)
次に、処理装置である工作機械20について説明する。6台の工作機械20は、全て同じものである。よって、代表として1台について説明する。工作機械の一例として、4軸横形マシニングセンタを例に挙げ、図4〜図6を参照して説明する。本実施形態において工作機械20は、駆動軸として相互に直交する3つの直進軸(X軸(水平方向),Y軸(鉛直方向),Z軸(水平方向))及び1つの傾動回転軸(A軸(X軸に平行))を有する。なお、6台の工作機械20は、別の種類の機械の組み合わせであってもよい。
具体的には、X軸線方向は、工作機械20の左右方向(幅方向)、Z軸線方向は、工作機械20の前後方向(図2において左方を前、右方を後とする)、Y軸線方向は、工作機械20の上下方向(高さ方向)とする。なお、前述したように、第一実施形態においては、工作機械20で加工される工作物Wは、例えば3気筒のシリンダブロックとした。しかし、この態様には限らず、工作物Wはどのようなものでもよい。
図4、図5に示すように、工作機械20は、ベッド21,主軸移動体22,主軸台23,主軸24,テーブル27(搬送システム10を構成する)、テーブル27を昇降させるテーブル昇降装置28(搬送システム10を構成する)、及び制御装置29等を備える。
ベッド21は、直方体状であり、フロアFL上に配置される。ベッド21上には、主軸移動体22が、X軸線方向(図5の紙面奥行き方向)に移動可能に設けられる。主軸移動体22は、直方体状であり、ベッド21上に設けられるX軸線方向に延びる一対のガイド部材21a,21aに沿ってX軸線方向に移動可能に設けられる。一対のガイド部材21a,21aの間には、主軸移動体22をX軸線方向に移動させる図略のボールネジ機構を有するX軸モータ33が備えられる。
主軸移動体22上には、主軸台23が設けられる。主軸台23は、主軸移動体22上に設けられるZ軸線方向に延びる一対のガイド部材22a(一個は図略)に沿ってZ軸線方向に移動可能に設けられる。一対のガイド部材22aの間には、ボールネジ機構42を有するZ軸モータ43が備えられる。ボールネジ機構42は、主軸台23をZ軸線方向に移動させる。主軸台23には、回転可能に支持される主軸24及び主軸24をZ軸線回りで回転させるギヤ機構を有する主軸モータ44が内蔵される。主軸24の先端には、工作物Wを加工する回転工具Tが着脱可能に装着される。
(1−2−1. テーブル昇降装置(搬送システム10))
図4、図5に示すように、テーブル昇降装置28(搬送システム10)は、テーブル支持台281、テーブル支持台281を鉛直方向に昇降させる第二昇降装置282、及びテーブル支持台281の上面281aに配置されテーブル27を傾動させるチルト装置284を備える。
テーブル昇降装置28は、主に、テーブル27が搬送装置11の一対のハンド116との間で工作物Wの受け取り、若しくは受け渡しが、前述した受け渡し位置Rにおいて可能となるようテーブル27の高さ(Y軸線方向)を調整する。ただし、受け渡し位置Rは、搬送装置11と工作機械20とをフロアFL上に設置した際における、搬送装置11の昇降軸114とテーブル27との相対位置によって決定される。
そこで、搬送装置11と工作機械20とをフロアFL上に設置した際に、受け渡し位置Rを予め演算し、演算した受け渡し位置Rの情報を、第一昇降装置115の作動を制御する第一制御装置117、及びテーブル27を鉛直方向に昇降させる第二制御装置283にそれぞれ記憶させておけばよい。
これにより、テーブル27と一対のハンド116との間で工作物Wの受け取り、若しくは受け渡しが、スムーズに行なわれる。なお、上述から明らかなように、受け渡し位置Rは、工作物Wの高さ、即ち、ハンド116が把持した工作物Wの把持位置から工作物Wの下面W2までの高さにも依存する。このため、加工される工作物Wが変更された場合には、ハンド116が把持する工作物Wの把持位置から工作物Wの下面W2までの高さを新たに把握し、この高さに基づき、受け渡し位置Rを変更すればよい。
このように、ハンド116とテーブル27との間で、工作物Wの受け取り、若しくは受け渡しを所定の受け渡し位置Rにおいて可能とするためには、フロアFLに、搬送装置11及び工作機械20を設置する際、搬送装置11の昇降軸114の位置に対する、テーブル27のZ軸線方向における位置、即ちレール112の軸線に対して直交し且つ水平な方向における位置を予め所定の範囲内に調整する必要はある。
ただし、本発明に係る実施形態では、工作物Wの移動方向が傾斜を有するため、受け渡し位置Rは、Z軸線方向において所定の範囲で成立する。このため、従来のように、共に鉛直方向に昇降するテーブルの位置と昇降軸の位置とを一致させるため行なっていたような高精度な工作機械の位置調整は必要ない。
図4、図5に示すように、テーブル支持台281は、ベッド21の前面(図5における左側)にY軸線方向に移動可能に設けられる。ベッド21の前面にはY軸線方向に延びる一対のガイド部材21b,21bが設けられ、テーブル支持台281は、一対のガイド部材21b,21bと係合することにより、一対のガイド部材21b,21bに沿って移動する。テーブル支持台281は、第二昇降装置282(図4参照)の作動によって、Y軸線方向に昇降する。
第二昇降装置282は、ボールネジ機構25、及びボールネジ機構25の作動を制御する第二制御装置283を備える。ボールネジ機構25は、一対のガイド部材21b,21bの間に設けられる。そして、ボールネジ機構25が備えるY軸モータ26が、第二制御装置283によって回転制御されることにより、Y軸線方向におけるテーブル支持台281の昇降位置が精度よく制御される。
図4に示すように、チルト装置284は、一対のチルト装置本体284a,284b、一対のクレードル285,285、A軸モータ284c及び第三制御装置286を備える。一対のチルト装置本体284a,284bは、直方体形状で形成され、X軸線方向におけるテーブル支持台281の上面281aの両端に配置される。このとき、一対のチルト装置本体284a,284bは、一対のクレードル285,285の取り付け面284a1,284b1をそれぞれ有する。そして、各取り付け面284a1,284b1同士がX軸線方向において所定の間隔を有し、且つ対向するようテーブル支持台281の上面281aにそれぞれ固定される(図4参照)。
一対のクレードル285,285は、それぞれチルト装置本体284a,284bの間に、図4に示すよう配置される。一対のクレードル285,285は、それぞれ同様の形状で形成される。詳細には、各クレードル285は、長方形状の二枚の板部材の端部同士を直交させたL字形状を呈している。そして、各クレードル285,285は、図4に示すように、Z軸線方向から見たときL字形状(図4において左側)及び左右反転したL字形状(図4において右側)となるよう対向配置される。
なお、各クレードル285,285のL字形状の二辺285b、285cのうち、図4において水平な辺285bは、テーブル27を載置するための面を形成する。また、L字形状の二辺285b、285cのうち、垂直な辺285cは、チルト装置本体284a,284bに取り付けるための面を形成する。
各クレードル285,285は、各辺285c,285cがX軸線方向において所定間隔をあけて対向配置されるとともにチルト装置本体284a,284bの各取り付け面284a1,284b1にそれぞれA軸周りに傾動可能に連結される(図4参照)。このとき、A軸は、搬送装置11の第一昇降装置115によって昇降軸114に把持された工作物Wが昇降される方向の軸線である傾斜軸線Pを含む鉛直面と直交する軸線である。つまり、A軸は、X軸線と平行な軸線である。
そして、テーブル27が、対向配置されるクレードル285,285の各辺285b,285bの各上面285a,285aに亘って載置される。そして、テーブル27のベーステーブル27bの下面が、溶接やボルト連結等の所定の手段により各上面285a,285aに固定される(図4参照)。これにより、一対のクレードル285,285及びテーブル27が一体化される。
チルト装置本体284a、284bのいずれか一方には、クレードル285,285をA軸周りで傾動させるギヤ機構(図略)及びギヤ機構に連結されるA軸モータ284cが設けられる。本実施形態では、ギヤ機構及びA軸モータ284cは、図4における右側のチルト装置本体284bに設けられる。A軸モータ284cは、第三制御装置286によって回転(回転角度)が制御される。そして、制御されたA軸モータ284cの回転によって、クレードル285,285及びテーブル27が、ギヤ機構(図略)を介してA軸周りに所望の角度だけ傾動される。
これにより、一対のハンド116とテーブル27との間で工作物Wの受け渡しが行われる際には、第三制御装置286によって、チルト装置284が作動され、テーブル27の載置面Qが鉛直方向に対して直交する状態となるようにテーブル27をA軸周りに傾動させる。つまり、載置面Qが、水平状態となるよう、テーブル27をA軸周りに傾動させる。ただし、工作物Wの受け渡しが行われる際に、載置面Qが、既に水平であれば、テーブル27の傾動制御は、実施されなくてもよい。
テーブル27は、工作物Wが工作機械20の主軸24によって加工される際に載置される載置面Qを上面に有する(図3、図4、図6A、図6B参照)。本実施形態においてテーブル27は、前述した載置面Qを有する可動テーブル27aと、可動テーブル27aの下方に設けられ可動テーブル27aを支持するベーステーブル27bと、を備える。
可動テーブル27aと、ベーステーブル27bとの間には、可動テーブル27a及びベーステーブル27bとの間の距離Dを調整する距離調整装置277が設けられる。距離調整装置277は、どのような機構のものでもよい。距離調整装置277は、第二制御装置283によって制御される。距離調整装置277には、例えば、油圧シリンダやパンタグラフ等が適用できる。本実施形態では、パンタグラフを使用する例を記載した。ただし、パンタグラフの図は模式図である。
また、距離調整装置277として、図7に示すような直動リフタを適用してもよい。図7に示す直動リフタは、ベーステーブル27bに固定されたモータ等により作動される駆動装置278によって支持棒27eを伸縮させ、可動テーブル27aをベーステーブル27bに対して上下動させる装置である。このとき、可動テーブル27aには、図7に示すように、ガイドバー27cが固定される。また、ベーステーブル27bには、ガイドバー27cが貫通して係合するガイド孔27dが設けられる。駆動装置278は、第二制御装置283によって制御される。このような構成により、可動テーブル27aと、ベーステーブル27bとの間の距離Dを第二制御装置283の制御により調整してもよい。
ベーステーブル27bの上面27b1には、工作物Wの下面に設けられた係合孔に係合可能なノックピンKPが、例えば2本突設される。また、可動テーブル27aには、可動テーブル27aとベーステーブル27bとの間の距離Dが変更されて小さくなったときに、ベーステーブル27bの上面27b1のノックピンKPが、可動テーブル27a上に突出可能となるよう形成された貫通孔27a1、27a1が設けられる。
制御装置29は、図5の二点鎖線に示すように、工作機械20の後方に設置される。制御装置29は、主軸モータ44の駆動を制御して、回転工具Tを回転させる。また、制御装置29は、X軸モータ33、Z軸モータ43の各駆動を制御して、工作物Wと回転工具Tとを、X軸方向、及びZ軸方向、に相対移動させる。制御装置29は、これらの制御により、工作物Wの切削加工を行なう。
なお、Y軸方向及びA軸周りの作動の制御は、前述したように、それぞれ第二制御装置283、及び第三制御装置286によって制御される。ただし、この態様に限らず、第二制御装置283、及び第三制御装置286は、制御装置29内に設けてもよい。なお、第二制御装置283、及び第三制御装置286の配置場所はどこでもよい。
(2.作動)
次に、搬送システム10によって、工作物Wをテーブル27の載置面Qに受け渡す場合の作動について説明する。この場合、前提として、図8に示すように、工作物Wは、搬送装置11が備えるハンド116によって把持されている。また、工作物Wは、第二制御装置283の制御によって昇降軸114が傾斜軸線Pに沿って上昇されることにより、テーブル27からは所定の距離だけ離間した位置に持ち上げられているものとする。また、第三制御装置286によるチルト装置284の作動によって、A軸周りに傾動するテーブル27の載置面Qは、水平状態に制御されている。
このような状態で、第四制御装置119が、水平方向移動部材113をレール112の軸線方向(つまり、工作機械20のX軸線方向)に移動させ、ハンド116によって把持される工作物Wを、次に受け渡すべき工作機械20のテーブル27のX軸線方向における位置まで移動させる(図1、図2の状態参照)。
次に、図9に示すように、第二制御装置283の制御によって、昇降軸114を傾斜軸線Pに沿って下降させる。つまり、ハンド116によって把持される工作物Wの下面W2を受け渡し位置Rまで下降させる。また、テーブル27の載置面Qが受け渡し位置Rに到達するまで、第二制御装置283によって第二昇降装置282を作動させ、テーブル27を鉛直方向に上昇させる。
これにより、工作物Wの下面W2がテーブル27(可動テーブル27a)の載置面Q上の予め設定された載置位置に載置される。そして、このような状態で、一対のハンド116は、相互に離間する方向に開作動され、工作物Wの把持を解除する。その後、第二制御装置283の制御によって昇降軸114が傾斜軸線Pに沿って上昇される(図略)。
なお、このとき、テーブル27の可動テーブル27aの載置面Q上においては、ベーステーブル27b上のノックピンKPは、可動テーブル27a上に突出していない状態である。これにより、工作物Wが載置面Q上に無理なく載置可能となる。このような状態で、図略の油圧クランプ装置が作動され、工作物Wが可動テーブル27a上にクランプされて固定される。
次に、図10に示すように、第二制御装置283によって距離調整装置277が制御され、テーブル27の可動テーブル27aと、ベーステーブル27bとの間の距離Dが小さくされる。これにより、可動テーブル27aが下降し、ノックピンKPが、可動テーブル27a上に突出して工作物Wの係合孔に係合される。これにより、工作物Wは、工作機械20による加工が可能となる。
また、工作機械20によって、工作物Wの所定の加工が終了すると、上記と逆の手順により、受け渡し位置Rにおいて、工作物Wが昇降軸114によって把持され、昇降軸114及び工作物Wが傾斜軸線Pに沿って上昇される。その後、工作物Wは、上記と同様の手順によって搬送され、工作物Wが隣接する他の工作機械20が備えるテーブル27の載置面Q上に供給される。生産ライン100において、このような繰り返しの搬送及び加工が行なわれ、工作物Wが完成される。
(3.他の実施形態)
<第一実施形態の変形例>
なお、上記第一実施形態では、テーブル昇降装置28が備える昇降軸114の移動によって、工作物Wが、テーブル27上の載置面Q上に受け渡される際、載置面Qは、チルト装置284によって水平状態に制御され、工作物Wの下面W2が水平を維持された状態で工作物Wの受け渡しが行なわれた。しかし、この態様には限らない。第一実施形態の変形例として、テーブル昇降装置(搬送システム)が、チルト装置284を備えていなくてもよい。つまり、テーブル27が、工作物Wが昇降される方向の軸線である傾斜軸線Pを含む鉛直面と直交するA軸周りに傾動不能に設けられてもよい。この場合、搬送システムの作動については、上記第一実施形態における搬送システム10の作動と全く同様であるとともに同様の効果を有する。
<第二実施形態>
また、上記第一実施形態では、テーブル昇降装置28が備える昇降軸114の移動によって、工作物Wが、テーブル27上の載置面Qに載置される際、載置面Qは、チルト装置284によって水平状態とされ、且つ、工作物Wの下面W2が水平を維持した状態で工作物Wの受け渡しが行なわれた。しかし、この態様には限らない。第二実施形態として、テーブル昇降装置28は、図11に示すように、ハンド216とテーブル227との間で工作物Wの受け渡しが行われる際に、テーブル227上の載置面Qが第一昇降装置115の傾斜軸線Pに対して直交する状態となるように、第三制御装置286によってテーブル227をA軸周りに傾動させてもよい。
この場合、図11に示すように、テーブル227は、可動テーブル27aを有していなくてもよい。また、テーブル昇降装置28は、距離調整装置277を有していなくてもよい。また、一対のハンド216は、昇降軸214の軸線(傾斜軸線P)と同じ方向に延在して形成され、工作物Wの下面W2が、水平面に対して所定の角度αを有した状態で保持されるものとする。
このような状態で、昇降軸214が傾斜軸線Pに沿って下降し、且つテーブル227が、鉛直方向に上昇すると、Y軸線方向における所定の受け渡し位置Rで、工作物Wの下面W2の係合孔に、テーブル227の上面に設けられたノックピンKPがダイレクトに係合する(図12参照)。このため、テーブル27の構造が簡素化できる。
そして、図略の油圧クランプ装置が作動され、工作物Wをテーブル227上にクランプして固定する。その後、工作物Wとハンド216との係合が解除されたのち、昇降軸214が傾斜軸線Pに沿って上昇し、昇降軸214(ハンド216)が工作物Wから離間する。そして、テーブル227の載置面Qが水平となるようチルト装置284によってテーブル227がA軸周りに傾動される。以降は、上記第一実施形態と同様である。
その後、工作機械20によって、工作物Wの所定の加工が終了すると、上記と逆の手順によって、再び、テーブル227の載置面Qが、水平面と所定の角度αを為すよう傾動される。その後、傾斜軸線Pに沿って再び下降してきた昇降軸214が備える一対のハンド216によって、工作物Wが受け渡し位置Rにおいて把持され、昇降軸214及び工作物Wが傾斜軸線Pに沿って上昇される。その後、上記と同様の手順によって、工作物Wが搬送装置11によって搬送され、隣接する他の工作機械20のテーブル227上の載置面Q上に同様の手順で供給される。
<第三実施形態>
また、上記第一,第二実施形態では、水平方向移動部材113を水平方向に移動させる水平方向移動装置118が、モータ118aと、ボールネジ機構とによって構成された。このとき、ボールネジ機構のボルト118b(図3参照)は、レール112内に固定され、ボルト118bが螺合するナット部(図3中の破線参照)は水平方向移動部材113に設けられた。これにより、水平方向移動装置118が作動すると、水平方向移動部材113が、レール112に対して軸線方向に相対移動される。
しかしながら、この態様には限らない。第三実施形態として、図13に示すように、水平方向移動装置218(水平方向移動装置118に相当)が、水平方向移動部材113に取り付けられ、モータ218a(モータ118aに相当)と、ギヤ等による駆動機構218b(ギヤ部)と、を備えて構成されてもよい。
駆動機構218bは、レール112に固定される歯部218b2(ラック)と噛合するピニオンギヤ218b1を備える。ピニオンギヤ218b1は、モータ218aの回転軸先端に回転軸と一体回転するよう設けられる。歯部218b2は、レール112の軸線方向に延在してレール112に固定される。また、図13に示すように、レール112と水平方向移動部材113との間には、レール112と水平方向移動部材113との間の相対移動をスムーズなものにするためのガイド部210が2箇所設けられる。ガイド部210は、それぞれ、水平方向移動部材113側に設けられたガイド溝211,211と、レール112側に設けられガイド溝211と係合するガイド部材212,212とを備える。また、モータ218aは、第四制御装置219と接続される。
このような構成により、水平方向移動装置218では、第四制御装置219の制御によってモータ218aの回転軸及びピニオンギヤ218b1が回転すると、レール112に固定された歯部218b2上で、歯部218b2と噛合するピニオンギヤ218b1がレール112の軸線方向に沿って転動する。これに伴い、モータ218aが固定される水平方向移動部材113が、レール112に対し軸線方向に沿って相対移動される。このとき、水平方向移動部材113の軸線方向への移動量は、第四制御装置219が制御するモータ218aの回転軸の回転角度を制御することでコントロールできる。このような構成によっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(4.実施形態による効果)
上記第一〜第三実施形態によれば、搬送システム10は、工作物Wを保持するハンド116,216、ハンド116,216に保持された工作物Wを鉛直方向に対して所定の傾きαを有する傾斜軸線Pに沿って昇降させる第一昇降装置115、及び第一昇降装置115による工作物Wの昇降を制御する第一制御装置117を備える搬送装置11と、鉛直方向に昇降可能で、かつ搬送装置11のハンド116,216との間で工作物Wの受け渡しが可能なテーブル27,227と、を備える。
このように、第一昇降装置115による工作物Wの昇降に傾斜を持たせ、且つ工作物Wの受け渡しを行なうテーブル27,227には鉛直方向に昇降可能な機能を持たせた。これにより、工作物Wとテーブル27,227とは各昇降における各移動線上で交点を有する。このため、工作物Wが鉛直方向にしか移動しない従来技術における場合のように、事前に、水平方向で、且つレールの延在方向と直交する方向における、テーブルと工作物Wとの相対位置を精度よく一致させる必要がない。つまり、テーブル27と工作物Wとの相対位置を通常の位置精度で配置しても、テーブル側の高さを調整することにより、ハンド116,216の位置をテーブル27,227における工作物Wの受け渡し位置に容易に一致させることができる。これにより、工作物Wの受け渡し位置の合わせこみ時間を大幅に低減できるため、搬送システム10の設置のための工期を短くできる。
また、上記第一〜第三実施形態によれば、搬送システム10は、テーブル27を鉛直方向に昇降させる第二昇降装置282と、第二昇降装置282の作動を制御する第二制御装置283と、を備える。これにより、工作物Wの種類が途中で変更されても、工作物Wの受け渡し位置Rは、第二昇降装置282の作動によって容易に変更できる。これにより、汎用性が高い搬送システム10が得られる。
また、上記第一実施形態によれば、テーブル27は、工作物Wの載置面Qを有する工作機械20のテーブルであり、テーブル27は、搬送装置11の第一昇降装置115によって工作物Wが昇降される方向の軸線である傾斜軸線Pを含む鉛直面と直交するA軸周りに傾動可能に設けられる。また、搬送システム10は、ハンド116とテーブル27との間で工作物Wの受け渡しが行われる際に、載置面Qが鉛直方向に対して直交する状態となるようにテーブル27をA軸周りに傾動させる第三制御装置286を備える。
これにより、本来、加工時において必要となるチルト装置284を工作機械20が有していても、テーブル27への工作物Wの受け渡し時には、載置面Qが鉛直方向に対して直交する状態、即ち、載置面Qを水平状態とすることができる。このため、Y軸線方向(上下方向)における受け渡し位置Rの割り出しが容易である。
また、上記第二実施形態によれば、テーブル227は、工作物Wの載置面Qを有する工作機械20のテーブルであり、テーブル227は、搬送装置11の第一昇降装置115によって工作物Wが昇降される方向の軸線である傾斜軸線Pを含む鉛直面と直交するA軸周りに傾動可能に設けられる。そして搬送システム10は、ハンド216とテーブル227との間で工作物Wの受け渡しが行われる際に、テーブル227上の載置面Qが第一昇降装置115の傾斜軸線Pに対して直交する状態となるようにテーブル227をA軸周りに傾動させる第三制御装置286を備える。
これにより、テーブル227側に、第一実施形態のテーブル27のような二段の複雑な機構を設けなくても、工作物Wをテーブル227の載置面Q上のノックピンKPに容易、且つダイレクトに係合させることができ、低コスト化が図れる。
また、上記第一〜第三実施形態によれば、搬送システム10において、テーブル27、227は、工作物Wの種類に応じた高さにて、ハンド116との間で工作物Wの受け渡しを行い、第二制御装置283は、工作物Wの種類に応じた高さに基づいて、第二昇降装置282の作動を制御する。これにより、工作物Wの形状、即ち高さが変更されても、容易に対応できる。
また、上記第一〜第三実施形態の搬送システム10によれば、工作機械20が複数整列する生産ライン100において、搬送装置11は、工作機械20の整列方向に延在し、かつテーブル27の上方に設けられるレール112と、レール112の延在方向に移動可能となるようレール112に設けられる水平方向移動部材113と、水平方向移動部材113に設けられ、一端にハンド116,216を備えるとともに、第一制御装置117の制御によって傾斜軸線Pに沿って昇降される昇降軸114,214と、水平方向移動部材113の移動を制御する第四制御装置119と、を備える。このように複数の工作機械20を使用する生産ライン100においては、工作機械20の使用台数分だけ設置に係る時間短縮の効果が得られるので、非常に大きな効果が期待できる。
(5.その他)
なお、上記第一〜第三実施形態では、工作物Wとして、シリンダブロックを適用した。しかし、この態様には限らない。工作物Wは、どのようなものを対象としてもよい。ただし、工作物Wの種類を変更すると、工作物Wをテーブルに受け渡すための受け渡し位置Rが変わる。この場合には、工作物Wの高さに応じて、変更された受け渡し位置Rを変更すればよい。
また、上記第一〜第三実施形態では、搬送装置11が備える昇降軸114,214が昇降される傾斜軸線Pは、図8,図11に示すように、テーブル27よりもZ軸線方向において主軸24側(主軸24にテーブルより近い側)の上方からテーブル27に向かって傾斜するよう構成された。しかし、この態様には限らない。傾斜軸線Pは、テーブル27よりもZ軸線方向において主軸24と反対側(主軸24にテーブルより遠い側)の上方からテーブル27に向かって傾斜するように構成してもよい。これによっても同様の効果が期待できる。
また、上記第一〜第三実施形態では、テーブル27,227を鉛直方向に移動させて受け渡し位置Rに到達させた。しかし、この態様には、限らない。予めテーブル27,227を受け渡し位置Rに移動させ固定した状態としてもよい。そして、昇降軸114,214のみを傾斜軸線Pに沿って作動させ、受け渡し位置Rにおいて、テーブル27,227との間で工作物Wの受け渡しを行なってもよい。
10・・・搬送システム、 11・・・搬送装置、 20・・・処理装置(工作機械)、 27,227・・・テーブル、 28・・・テーブル昇降装置、 100・・・生産ライン、 111・・・支柱、 112・・・レール、 113・・・水平方向移動部材、 114,214・・・昇降軸、 115・・・第一昇降装置、 116,216・・・ハンド、 117・・・第一制御装置、 118,218・・・水平方向移動装置、 119・・・第四制御装置、 282・・・第二昇降装置、 283・・・第二制御装置、 284・・・チルト装置、 286・・・第三制御装置、 FL・・・フロア、 P・・・傾斜軸線、 Q・・・載置面、 R・・・受け渡し位置、 W・・・工作物、 W1・・・上面、 W2・・・下面、 α・・・傾斜角度。

Claims (7)

  1. 工作物を保持するハンド、前記ハンドに保持された前記工作物を鉛直方向に対して所定の傾きを有する傾斜軸線に沿って昇降させる第一昇降装置、及び前記第一昇降装置による前記工作物の前記昇降を制御する第一制御装置、を備える搬送装置と、
    鉛直方向に昇降可能で、かつ前記搬送装置の前記ハンドとの間で前記工作物の受け渡しが可能なテーブルと、
    を備える、搬送システム。
  2. 前記搬送システムは、
    前記テーブルを鉛直方向に昇降させる第二昇降装置と、
    前記第二昇降装置の作動を制御する第二制御装置と、
    を備える、請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記テーブルは、前記工作物の種類に応じた高さにて、前記ハンドとの間で前記工作物の受け渡しを行い、
    前記第二制御装置は、前記工作物の種類に応じた高さに基づいて、前記第二昇降装置の作動を制御する、請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記テーブルは、前記工作物の載置面を有する処理装置のテーブルであり、
    前記テーブルは、前記搬送装置の前記第一昇降装置によって前記工作物が昇降される方向の軸線である前記傾斜軸線を含む鉛直面と直交するA軸周りに傾動可能に設けられ、
    前記搬送システムは、
    前記ハンドと前記テーブルとの間で前記工作物の受け渡しが行われる際に、前記載置面が鉛直方向に対して直交する状態となるように前記テーブルを前記A軸周りに傾動させる第三制御装置を備える、請求項1−3の何れか一項に記載の搬送システム。
  5. 前記テーブルは、前記工作物の載置面を有する処理装置のテーブルであり、
    前記テーブルは、前記搬送装置の前記第一昇降装置によって前記工作物が昇降される方向の軸線である前記傾斜軸線を含む鉛直面と直交する前記A軸周りに傾動可能に設けられ、
    前記搬送システムは、
    前記ハンドと前記テーブルとの間で前記工作物の受け渡しが行われる際に、前記載置面が前記第一昇降装置の前記傾斜軸線に対して直交する状態となるように前記テーブルを前記A軸周りに傾動させる第三制御装置を備える、請求項1−3の何れか一項に記載の搬送システム。
  6. 前記テーブルは、処理装置のテーブルであり、
    前記テーブルは、前記搬送装置の前記第一昇降装置によって前記工作物が昇降される方向の軸線である前記傾斜軸線を含む鉛直面と直交するA軸周りに傾動不能に設けられる、請求項1−3の何れか一項に記載の搬送システム。
  7. 前記処理装置が複数整列する生産ラインにおいて、
    前記搬送装置は、
    前記処理装置の整列方向に延在し、かつ前記テーブルの上方に設けられるレールと、
    前記レールの延在方向に移動可能となるよう前記レールに設けられる水平方向移動部材と、
    前記水平方向移動部材に設けられ、一端に前記ハンドを備えるとともに、前記第一制御装置の前記制御によって前記傾斜軸線に沿って昇降される昇降軸と、
    前記水平方向移動部材の移動を制御する第四制御装置と、を備える、請求項4−6の何れか一項に記載の搬送システム。
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