JP2018148305A - リモコンホルダー - Google Patents

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晶寛 甲斐
Akihiro Kai
晶寛 甲斐
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Abstract

【課題】リモコンを壁掛けするためのリモコンホルダーであって、その設置箇所の外観を良好に保つことができるリモコンホルダーを提供する。【解決手段】 リモコンホルダー1は、ケース部10と上蓋部20と背板部30を備える。ケース部10は、壁面Wに取り付けられる後板部11、後板部11の下端部から前方へ延びる下板部12、後板部11の左右の端部からそれぞれ前方へ延びる側板部13,14を備える。上蓋部20は、ケース部10の上端部に取り付けられ、左右方向に延びる軸回りに回動してケース部10の上端を開閉する。背板部30は、ケース部10の後板部の前面に重ねられる。背板部30の上端部が上蓋部20に係合しており、上蓋部20の開動作時に、上蓋部20によって背板部30の上端部が下方へ押圧されることにより、背板部30が変形して、背板部30の上下方向における中間部が前方へ突出する。【選択図】図12

Description

本発明は、リモコンホルダーに関する。
例えば、下記特許文献1及び特許文献2に記載されているように、リモコンを壁に掛けるための保持具としてのリモコンホルダーは知られている。リモコンがリモコンホルダーに保持された状態において、リモコンの操作パネルが露出しており、ユーザーはリモコンを操作可能である。
特開2016−72846号公報 実用新案登録第3201583号公報
特許文献1のリモコンホルダーは、上方及び前方へ開放されたケース状に形成されている。リモコンホルダーの上方からリモコンの下部が挿入されて、リモコンが保持される。このリモコンホルダーによれば、リモコンの下部が保持されるだけであり、リモコンの上部は露出している。また、特許文献2のリモコンホルダーは、左右一対の爪(スナップフィット)を有している。これらの爪によってリモコンが挟みこまれて、リモコンが保持される。このリモコンホルダーによれば、リモコンのうち、前記爪が当接する部分以外の部分が露出している。したがって、上記従来のリモコンホルダーを用いた場合、リモコン及びリモコンホルダーと壁面との一体感が無く、リモコンホルダーの設置された箇所の外観を良好に保つことができない。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、リモコンを壁掛けするためのリモコンホルダーであって、その設置箇所の外観を良好に保つことができるリモコンホルダーを提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、壁面(W)に取り付けられる後板部(11)、前記後板部の下端部から前方へ延びる下板部(12)、前記後板部の左右の端部からそれぞれ前方へ延びる側板部(13,14)を備えたケース部(10)と、前記ケース部の上端部に取り付けられ、左右方向に延びる軸(P,P)回りに回動して前記ケース部の上端を開閉する上蓋部(20)と、前記ケース部の後板部の前面に重ねられる背板部(30)と、を備え、前記背板部の上端部が前記上蓋部に係合しており、前記上蓋部の開動作時に、前記上蓋部によって前記背板部の上端部が下方へ押圧されることにより、前記背板部が変形して、前記背板部の上下方向における中間部(TP)が前方へ突出する、リモコンホルダー(1)としたことにある。なお、本発明における前後方向とは、前記壁面に垂直な方向を意味する。また、本発明における上下方向とは、鉛直方向を意味し、左右方向とは、前後方向及び上下方向に垂直な方向を意味する。
この場合、前記下壁部の後部にて左右方向に延びる溝部(G)が設けられ、前記背板部の下端部が前記溝部に挿入されているとよい。
また、この場合、前記背板部の上下方向における中間部にて左右方向に延びる薄肉部が設けられ、前記薄肉部を境界として前記背板部が屈曲可能であるとよい。
本発明によれば、リモコンがリモコンホルダーに収容された状態において、リモコンの上面、下面、及び左右の側面がリモコンホルダーに覆われる。すなわち、リモコンの前面(操作パネル)のみが露出する。よって、従来のリモコンホルダーを用いた場合に比べて、リモコン及びリモコンホルダーと壁面との一体感が高く、リモコンホルダーの設置された箇所の外観を良好に保つことができる。
また、例えば、ネジを用いて、後板部を壁面に固定する場合、後板部に背板部が重ねられることにより、前記ネジが覆い隠される。したがって、リモコンがリモコンホルダーに収容されていない状態におけるリモコンホルダーの外観が良好である。
また、上蓋部を開けた状態でリモコンをリモコンホルダー内に押し込むと、背板部がリモコンに押される。すると、変形していた背板部が復元する。そして、この背板部の動作に連動して、上蓋部が閉じる。すなわち、ユーザーがリモコンをリモコンホルダー内に押し込むだけで、上蓋部が自動的に閉じる。こ上蓋部と背板部とが連動せず、ユーザーが手で上蓋部を閉じなければならない場合に比べて、ユーザーは簡単にリモコンをリモコンホルダーに収容できる。
一方、リモコンがリモコンホルダーに収容された状態において、ユーザーが上蓋部を開けると、上蓋部に連動して背板部が変形する。これにより、リモコンが前方へ少し倒れこむ。したがって、単に上蓋部が開くだけでリモコンが押し出されない場合に比べて、ユーザーはリモコンを掴み易い。
また、本発明の他の特徴は、前記背板部における前記薄肉部よりも下方に位置する部分の後面に対する、前記背板部における薄肉部よりも上方に位置する部分の後面の傾斜角度(α)が180°よりも小さくなるように、前記背板部の姿勢を規制する規制部(112)が前記後板部に設けられている、リモコンホルダーとしたことにある。
これによれば、上蓋部が開かれて、背板部の上下方向における中間部が後方へ突出するように変形するのではなく、前記中間部が必ず前方へ突出するように変形する。
本発明に係るリモコンホルダー、及びリモコンホルダーに収容されるリモコンの斜視図である。 ケース部を右斜め上方から見た斜視図である。 ケース部を左斜め上方から見た斜視図である。 板バネ部を拡大した斜視図である。 左側の側板部の前後方向に垂直な断面であって、板バネ部の前後方向における中央部及びその周辺部を示す断面図であって、 蓋部品の分解斜視図である。 背板部に対して上蓋部が回動可能である様子を示す斜視図である。 ケース部を壁面に取り付ける手順を示す斜視図である。 ケース部に蓋部品を取り付ける手順を示す斜視図である。 リモコンホルダー単体の左右方向に垂直な断面であって、上蓋部が閉じた状態を示す断面図である。 リモコンホルダー単体の左右方向に垂直な断面であって、上蓋部が開いた状態を示す断面図である。 リモコンの下端部がリモコンホルダーに挿入された状態を示す斜視図である。 図11の状態におけるリモコンの側面及びケース部の左右方向に垂直な断面を示す図である。 リモコンがリモコンホルダーに収容された状態を示す斜視図である。 図13の状態におけるリモコンの側面及びケース部の左右方向に垂直な断面を示す図である。
本発明の一実施形態に係るリモコンホルダー1について説明する。図1に示すように、リモコンホルダー1は、リモコンRCを壁掛けするための保持具である。すなわち、リモコンホルダー1は壁面Wに取り付けられる。そして、リモコンホルダー1にリモコンRCが収容される。なお、以下の説明において、壁面Wに垂直な方向を前後方向と呼ぶ。また、鉛直方向を上下方向と呼ぶ。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を左右方向と呼ぶ。リモコンホルダー1は、ケース部10、上蓋部20及び背板部30を有する。
ケース部10は合成樹脂製である。図2及び図3に示すように、ケース部10は、後板部11、下板部12及び左右一対の側板部13,14を有する。後板部11、下板部12及び側板部13,14は一体的に形成されている。後板部11は、上下方向に延設されている。ケース部10の前方から見て、後板部11は、上下方向に延びる略長方形を呈する。後板部11の上下方向の寸法は、リモコンRCの上下方向の寸法よりも少し小さく設定され、後板部11の左右方向の寸法は、リモコンRCの左右方向の寸法よりも少し大きく設定されている。リモコンホルダー1が壁面Wに取り付けられた状態において、後板部11の下部111(例えば、全体の6/7程度)は、壁面Wに平行である(図9参照)。これに対し、後板部11の上部112(例えば、全体の1/7程度)は、壁面Wに対して少し傾斜している。すなわち、上部112は、下部111の上端から上方且つ少し後方へ延びている。下部111及び上部112の板厚は略同一である。リモコンホルダー1が壁面Wに設置された状態において、下部111の後面と壁面Wとの間には、少し隙間が形成される。
後板部11の下部111には、上下一対の貫通孔TH111,TH111が形成されている(図2及び図3参照)。貫通孔TH111,TH111は、後板部11の左右方向における中央部に形成されている。後板部11の下部111の前面における貫通孔TH111,TH111の周囲には、円環状の凹部(座繰り)が設けられている。後板部11の下部111の後面における貫通孔TH111,TH111の周囲には、円環状の凸部113,113(ボス)が形成されている。凸部113,113の後端の前後方向の位置と、上部112の後端(つまり、上部112の上端)の前後方向の位置とが略同一である。凸部113,113の突出高さは、リモコンホルダー1が壁面Wに設置された状態における、下部111の後面と壁面Wとの間の隙間と同一である。
下板部12は、上下方向に垂直である。下板部12は、後板部11の下部111の下端から前方及び後方へ延設されている。ケース部10の上方(又は下方)から見て、下板部12は、左右方向に延びる略長方形を呈する。下板部12の前部(後板部11の下部111よりも前方に位置する部分)の前後方向の寸法は、リモコンRCの前後方向の寸法よりも少し大きく設定され(図14参照)、下板部12の前部の左右方向の寸法は、リモコンRCの左右方向の寸法よりも少し大きく設定されている。下板部12の後部(後板部11の下部111よりも後方に位置する部分)の前後方向の寸法は、前部の前後方向の寸法に比べて小さい。後部の後端の前後方向の位置と、後板部11の後端(凸部113,113及び上部112)の後端の前後方向の位置とが略同一である。
下板部12の前部の上面には、左右方向に延びる凸部121が形成されている(図2、図3及び図9参照)。凸部121は、後板部11の下部111の前面よりも少し前方に位置している。凸部121と後板部11との間に溝部Gが形成されている。また、下板部12の前端部は、上方へ湾曲している。
側板部13は、左右方向に垂直である。側板部13は、後板部11の左端から前方及び後方へ延設されている。ケース部10の左方(又は右方)から見て、側板部13は、上下方向に延びる略長方形を呈する。側板部13の上下方向の寸法は、リモコンRCの上下方向の寸法より少し大きく設定され(図14参照)、側板部13の前部(後板部11の下部111よりも前方に位置する部分)の前後方向の寸法は、リモコンRCの前後方向の寸法よりも少し大きく設定されている。側板部13の下端は、下板部12の下面と略同一である。側板部13の下端は、下板部12の左端に接続されている。側板部13の上端は、後板部11の上端よりも少し上方に位置している。
側板部13の後部(後板部11の下部111よりも後方に位置する部分)の前後方向の寸法は、側板部13の前部の前後方向の寸法に比べて小さい。側板部13の後部の後端の前後方向の位置と、後板部11の後端(凸部113,113及び上部112)の後端の前後方向の位置及び下板部12の後端の前後方向の位置とが略同一である。
側板部13は、内部に空間Sを有し、後方へ開放されている(図4A及び図4B参照)。すなわち、側板部13は、図2及び図3に示すように、内壁部131、外壁部132、上壁部133、下壁部134及び前壁部135を有し、空間Sは、これらの壁部で囲まれた部分である。内壁部131及び外壁部132は、左右方向に垂直である。内壁部131は、外壁部132の右方に位置している。すなわち、内壁部131と外壁部132との間に、空間Sが形成されている。内壁部131の上端と外壁部132の上端に上壁部133が接続され、内壁部131の下端と外壁部132の下端に下壁部134が接続されている。また、内壁部131の前端と外壁部132の前端に前壁部135が接続されている。
内壁部131の上端部であって、下板部12の溝部Gの上方に位置する部分には、貫通孔TH131が形成されている(図4A参照)。貫通孔TH131の内周面における下側部分から上方へ延びる板バネBSが設けられている(図4B参照)。板バネBSは、左右方向に垂直であり、その上端部側が左右方向へ弾性変形可能である。板バネBSには、ケース部10の内側(図4Bにおいて右方)へ突出した、円柱状の突起P(軸)が形成されている。突起Pの先端の上部には、上下方向及び左右方向に対して傾斜した傾斜面SSが形成されている。すなわち、傾斜面SSは、右斜め上方へ向けられている。
なお、上壁部133の後部(貫通孔TH131の上方及びその周辺に位置する部分)は、上下方向に略垂直である。一方、上壁部133の前部(貫通孔TH131より前方に位置する部分)は、上下方向及び左右方向に対して傾斜している。すなわち、上壁部133の前部は、右斜め上方へ向けられている。
側板部14は、内壁部131、外壁部132、上壁部133、下壁部134及び前壁部135と同様の、内壁部141、外壁部142、上壁部143、下壁部144及び前壁部145を備える。側板部14と側板部13とは、左右対称であるため、側板部14の詳細な説明を省略する。
上蓋部20は、ケース部10の上端に取り付けられ、左右方向に延びる軸(突起P,P)まわりに回動してケース部10の上端を開閉する。以下の上蓋部20の説明における各種方向は、上蓋部20が閉じた状態における方向である。上蓋部20は、図5に示すように、左右方向に延びる板状に形成されている。上蓋部20の前部21の左右方向の寸法は、ケース部10の左右方向の寸法(外寸)と略同一である。上蓋部20の後部22の左右方向の寸法は、ケース部10の左右方向の寸法(内寸)と略同一である。また、上蓋部20の前後方向の寸法は、ケース部10の前後方向の寸法(外寸)と略同一である。
上蓋部20の前端部は、下方へ湾曲している(図9参照)。上蓋部20の下面には、前後方向に延びるリブRが形成されている。リブRは、上蓋部20の左右方向における中央部、左端部及び右端部に形成されている。リブRの後端部RRの上下方向の寸法が前端部RFの上下方向の寸法よりも大きく設定されている(図9参照)。リブRの後端部RRには、貫通孔THR1及び貫通孔THR2が形成されている。貫通孔THR1が貫通孔THR2の後方に位置している。
背板部30は、ケース部10よりも軟質の合成樹脂製である。背板部30は、詳しくは後述するように、上蓋部20に組み付けられるとともに、後板部11の前面に重ねられる。背板部30は、上下方向に延設されている(図5参照)。背板部30の左右方向の寸法は、ケース部10の左右方向の寸法(内寸)と略同一である。背板部30の上下方向の寸法は、ケース部10の上下方向の寸法(内寸)と略同一である。背板部30の板厚は、その上下方向における中間部及び上端部を除き一様である。すなわち、背板部30の上下方向における中間部に、左右方向に延びる薄肉部TPが設けられている。背板部30は、薄肉部TPを境界として屈曲可能である。薄肉部TPは、背板部30が後板部11に重ねられた状態において、後板部11の下部111と上部112との境界の前方に位置している。
また、背板部30の上端には、左右方向にそれぞれ延びる左右一対の筒状部SP,SPが形成されている。左側の筒状部SPと右側の筒状部SPの中心軸線は一致している。
図5及び図6に示すように、左側の筒状部SPが、上蓋部20の左側のリブRと中央のリブRとの間に挿入され、右側の筒状部SPが、上蓋部20の右側のリブRと中央のリブRとの間に挿入される。そして、筒状部SP,SPの中心と、各リブRの貫通孔THR1の中心を一致させた状態で、シャフトSHが筒状部SP,SP及び各リブRの貫通孔THR1に挿入される。このようにして、背板部30と上蓋部20とが連結される。図6に示すように、上蓋部20は、背板部30に対して回動可能である。以下、背板部30と上蓋部20とが連結されて構成された部品を蓋部品40と呼ぶ。
次に、リモコンホルダー1を壁面Wに取り付ける手順について説明する。まず、図7に示すように、ケース部10の貫通孔TH111,TH111にタッピングネジSC,SCをそれぞれ挿入し、タッピングネジSC,SCを壁に固定する。次に、図8に示すように、ケース部10の上方から蓋部品40を下降させ、背板部30をケース部10内へ挿入し、背板部30の下端を溝部G内へ挿入する。その際、左右のリブR,Rの下端がそれぞれ左右の突起P,Pの傾斜面SS,SSにそれぞれ当接して、左右の板バネBS,BSを外側へ弾性変形させる。そして、リブR,Rが下降して貫通孔THR2,THR2が突起P,Pに達すると、板バネBS,BSが復元し、貫通孔THR2,THR2に突起P,Pが嵌まり込む。これにより、上蓋部20が突起P,Pのまわりに回動可能に支持される。上蓋部20が突起P,Pのまわりに回動することにより、ケース部10の上端が開閉される。なお、上蓋部20の後部22は、ケース部10の内壁部131と内壁部141との間に位置している。また、図9に示すように、上蓋部20が閉じた状態において、背板部30が後板部11の前面に重ねられている。すなわち、背板部30の下部が後板部11の下部111に重ねられ、背板部30の上部が後板部11の上部112に重ねられている。このように、上蓋部20が閉じた状態において、背板部30の下部に対して背板部30の上部が少し屈曲している。すなわち、背板部30の屈曲角度αは、180°よりも小さい。屈曲角度αは、例えば、175°である。このように、後板部11の下部111に対して上部112を傾斜させておくことにより、背板部30の屈曲角度αが180°より小さくなるように規制される。つまり、上部112は、本発明の規制部に相当する。また、上蓋部20の前部が、側板部13,14の上壁部133,143の上面に当接して、上蓋部20の閉動作(図9における反時計回りの回動)が規制される。
上記のように、側板部13,14に対する上蓋部20の回動支点(突起P,P)と、背板部30に対する上蓋部20の回動支点(背板部30と上蓋部20との連結部)の位置がずれている。上蓋部20を開く際、図9に示すように、上蓋部20の後部が突起P,Pのまわり(図9において時計回り)に回動する。これにより、背板部30の上端部(背板部30と上蓋部20との連結部)が上蓋部20によって下方へ押圧される。ここで、背板部30の下端部が溝部G内に挿入されて背板部30の下端部の前後方向への移動が規制されている。そのため、背板部30の上端部が下方へ押圧されることにより、図10に示すように、背板部30が薄肉部TPを境界として屈曲変形する。すなわち、背板部30の上下方向における中間部が前方へ突出する。なお、上蓋部20の前部21の左右の端部における後側の面が、側板部13,14の上壁部133,143の上面に当接して、上蓋部20の開動作(図10における時計回りの回動)が規制される。
つぎに、ユーザーが、リモコンRCをリモコンホルダ−1に収容する手順について説明する。図11及び図12に示すように、上蓋部20が開いた状態において、ユーザーは、リモコンRCの後面を背板部30の下部の前面に沿わせるようにして、リモコンRCの下部をケース部10内へ挿入し、リモコンRCを壁面W側へ押す。すると、背板部30の屈曲部(薄肉部TP)が後方へ押圧されて、背板部30の屈曲角度α(下部と上部との間の角度)が大きくなる。これにより、上蓋部20の後部が背板部30の上端部によって上方へ押圧され、上蓋部20が突起P,Pのまわり(図11において反時計回り)に回動して、上蓋部20が閉じる。図13及び図14に示すように、リモコンRCの前面の下端部が、下板部12の前端に設けられた湾曲部に係止されるとともに、リモコンRCの前面の上端部が、上蓋部20の前端に設けられた湾曲部に係止される。
つぎに、ユーザーがリモコンRCをリモコンホルダ−1から取り出す手順について説明する。上記のように、上蓋部20を開けると、背板部30の上下方向における中間部が前方へ突出する。これにより、リモコンRCの上側部分が前方へ押し出される(図11及び図12参照)。すなわち、リモコンRCが少し前方へ倒れこむ。この状態において、ユーザーはリモコンRCの上端部又は側面部を掴み、リモコンRCをケース部10から取り出すことができる。
本実施形態によれば、リモコンRCがリモコンホルダー1に収容された状態において、リモコンRCの上面、下面、及び左右の側面がリモコンホルダー1に覆われており、リモコンRCの前面(操作パネル)のみが露出している。よって、従来のリモコンホルダーを用いた場合に比べて、リモコンRC及びリモコンホルダー1と壁面Wとの一体感が高く、リモコンホルダー1の設置された箇所の外観を良好に保つことができる。
また、後板部11に背板部30が重ねられることにより、タッピングネジSC,SCのヘッド部が覆い隠される。したがって、リモコンRCがリモコンホルダー1に収容されていない状態におけるリモコンホルダー1の外観が良好である。
また、上記のように、上蓋部20を開けた状態でリモコンRCをリモコンホルダー1内に押し込むと、背板部30がリモコンRCに押される。すると、屈曲していた背板部30が復元する(角度αが大きくなる)。そして、この背板部30の動作に連動して、上蓋部20が閉じる。すなわち、ユーザーがリモコンRCをリモコンホルダー1内に押し込むだけで、上蓋部20が自動的に閉じる。上蓋部20と背板部30とが連動せず、ユーザーが上蓋部20を手で閉じなければならない場合に比べて、ユーザーは簡単にリモコンRCをリモコンホルダー1に収容できる。
一方、リモコンRCがリモコンホルダー1に収容された状態において、ユーザーが上蓋部20を開けると、上蓋部20に連動して背板部30が屈曲する。これにより、リモコンRCが前方へ少し倒れこむ。したがって、単に上蓋部20が開くだけでリモコンRCが押し出されない場合に比べて、ユーザーはリモコンRCを掴み易い。
また、後板部11の上部112が下部に対して少し傾斜している。そして、上蓋部20を閉じた状態において、背板部30の下部が後板部11の下部111に重ねられ、背板部30の上部が後板部11の上部112に重ねられている。すなわち、上蓋部20が閉じた状態において、背板部30が少し屈曲している。その屈曲角度αは、180°よりも小さい。そのため、上蓋部20が開かれて、上蓋部20によって背板部30の上端が下方へ押圧されると、背板部30の上下方向における中間部が後方へ突出するように屈曲するのではなく、前記中間部が必ず前方へ突出するように屈曲する。
また、ケース部10と、上蓋部20が背板部30に組み付けられた蓋部品40と、タッピングネジSC,SCとがユーザーに提供される。ユーザーは、タッピングネジSC,SCを用いてケース部10を壁面Wに固定したのち、蓋部品40をケース部10に取り付ける。蓋部品40をケース部10に取り付けるに際しては、工具は不要である。そのため、ユーザーは、リモコンホルダー1を簡単に設置できる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、背板部30が薄肉部TPを境界として屈曲するように構成されているが、薄肉部TPを省略し、背板部30の上端部が下方に押圧されたとき、背板部30が全体的に湾曲して、その上下方向における中間部が前方に突出するように構成してもよい。
1・・・リモコンホルダー、10・・・ケース部、11・・・後板部、12・・・下板部、13,14・・・側板部、20・・・上蓋部、30・・・背板部、113・・・凸部、121・・・凸部、131・・・内壁部、132・・・外壁部、133・・・上壁部、134・・・下壁部、135・・・前壁部、141・・・内壁部、142・・・外壁部、143・・・上壁部、144・・・下壁部、145・・・前壁部、BS・・・板バネ、G・・・溝部、P・・・突起、R・・・リブ、RC・・・リモコン、RF・・・前端部、RR・・・後端部、S・・・空間、SC・・・タッピングネジ、SH・・・シャフト、SS・・・傾斜面、TP・・・薄肉部、W・・・壁面、α・・・角度

Claims (4)

  1. 壁面に取り付けられる後板部、前記後板部の下端部から前方へ延びる下板部、前記後板部の左右の端部からそれぞれ前方へ延びる側板部を備えたケース部と、
    前記ケース部の上端部に取り付けられ、左右方向に延びる軸回りに回動して前記ケース部の上端を開閉する上蓋部と、
    前記ケース部の後板部の前面に重ねられる背板部と、を備え、
    前記背板部の上端部が前記上蓋部に係合しており、前記上蓋部の開動作時に、前記上蓋部によって前記背板部の上端部が下方へ押圧されることにより、前記背板部が変形して、前記背板部の上下方向における中間部が前方へ突出する、リモコンホルダー。
  2. 請求項1に記載のリモコンホルダーにおいて、
    前記下壁部の後部にて左右方向に延びる溝部が設けられ、
    前記背板部の下端部が前記溝部に挿入されている、リモコンホルダー。
  3. 請求項1又は2に記載のリモコンホルダーにおいて、
    前記背板部の上下方向における中間部にて左右方向に延びる薄肉部が設けられ、前記薄肉部を境界として前記背板部が屈曲可能である、リモコンホルダー。
  4. 請求項3に記載のリモコンホルダーにおいて、
    前記背板部における前記薄肉部よりも下方に位置する部分の後面に対する、前記背板部における薄肉部よりも上方に位置する部分の後面の傾斜角度が180°よりも小さくなるように、前記背板部の姿勢を規制する規制部が前記後板部に設けられている、リモコンホルダー。
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