JP2018146770A - 光ファイバ側方入出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ心線の側方入出力を行う際に、所望の入出力効率と曲げ損失を得るためのテープ心線へ印加する押圧力の調整が容易である光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、屈折率整合材料が光ファイバ心線と凹曲面との間にあり、押圧力が印可された時に屈折率整合材料が変形して光ファイバ心線と凹曲面との空隙を埋めることができる。このため、光ファイバ心線と凹曲面との空隙を解消する大きな押圧力が不要となり、側圧による曲げ損失も低減することができる。【選択図】図4

Description

本開示は、光ファイバ心線を曲げ、光ファイバの側方から光を入出力する光ファイバ側方入出力装置に関する。
光ファイバを切断することなく光信号を光ファイバに入出力する技術として、既設の光ファイバ(被入力側光ファイバ)に曲げを与え、この曲げ部位に側面から別の光ファイバ(プローブ光ファイバ)を対向させ、当該プローブ光ファイバの先端部から光信号を入射すると共に、被入力側光ファイバから出射される光信号をプローブ光ファイバの先端部で受光する光ファイバ側方入出力技術が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2015−040916号公報
特許文献1では単心線を曲げることを記載しているが、4心テープ心線を曲げる場合でも同様の構成が考えられる。図1は4心テープ心線に曲げを与える光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。図1(A)は上面図、図1(B)は上面図のX−X’線での切断面を説明する図である。図1のように4心テープ心線の面を凹曲面11aを持つ第1治具11と凸曲面12aを持つ第2部材12で挟み込み、曲げ24を形成する。なお、凹曲面11aと凸曲面12aは図1(A)のようにかみ合う形状である。
光ファイバ側方入出力装置において、光ファイバ心線と凹曲面との間に空隙が生じると入出力効率が著しく低下する。ここで、入力効率とはプローブファイバから曲げた光ファイバ心線へ光を入力する場合の効率、出力効率とは曲げた光ファイバ心線からプローブファイバへ光を出力する場合の効率を表す。
そのため、第2治具を図2のような形状とし、第2治具の先端だけで光ファイバ心線を凹冶具に向かって押圧することで、光ファイバ被覆と凹曲面との間に空隙が生じないようにしている。しかし、図2のような第2治具を用いると押圧力の大きさによっては光ファイバ心線への側圧が大きくなり曲げ損失が大きくなるという課題がある。
特に、図3のようにテープ心線100の面が平らでない場合、テープ心線を曲げる際に空隙を解消するために大きな押圧力を付与する必要があるが、光ファイバ心線への側圧が大きくなり曲げ損失が大きくなる。逆に、曲げ損失を通信に影響が出ない程度に収めようとすると押圧力を小さくせざるを得ず、空隙が生じてしまい入出力効率が著しく低下する。このように、テープ心線の側方入出力技術には、入出力効率と曲げ損失がトレードオフの関係になっており、テープ心線へ印加する押圧力の調整が困難という課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、テープ心線の側方入出力を行う際に、所望の入出力効率と曲げ損失を得るためのテープ心線へ印加する押圧力の調整が容易である光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、第1治具の凹曲面にテープ心線の屈折率と第1治具の屈折率を整合させる材料を配置することとした。
具体的には、本発明に係る第1の光ファイバ側方入出力装置は、
複数の光ファイバ心線が並列するテープ心線の面を沿わせる凹曲面、及び前記凹曲面で曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
先端形状が前記テープ心線の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面を有し、前記半円筒の側面の半径が前記凹曲面の曲率半径と前記光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みとの差以下である第2治具と、
前記第1治具の前記凹曲面上に配置され、前記第2治具の前記凸曲面で前記テープ心線を前記第1治具の前記凹曲面に押し付けて前記テープ心線に曲げを与えるときに、前記凹曲面と前記テープ心線との間の空隙を埋め、前記第1治具の屈折率と前記テープ心線の屈折率を整合させる屈折率整合材料と、
を備える。
第1の光ファイバ側方入出力装置は、屈折率整合材料が光ファイバ心線と凹曲面との間にあり、押圧力が印可された時に屈折率整合材料が変形して光ファイバ心線と凹曲面との空隙を埋めることができる。このため、光ファイバ心線と凹曲面との空隙を解消する大きな押圧力が不要となり、側圧による曲げ損失も低減することができる。
従って、本発明は、テープ心線の側方入出力を行う際に、所望の入出力効率と曲げ損失を得るためのテープ心線へ印加する押圧力の調整が容易である光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
本発明に係る第1の光ファイバ側方入出力装置の前記屈折率整合材料は、紫外線硬化樹脂、屈折率整合シートまたはフィルムであることが好ましい。
本発明に係る第1の光ファイバ側方入出力装置の前記屈折率整合材料は、A40〜A60(JIS規格 JIS K 6253)の硬度であることが好ましい。
また、本発明に係る第2の光ファイバ側方入出力装置は、
テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面の底を持つ溝、及び前記凹局面で曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
先端形状が前記テープ心線の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面を有し、前記半円筒の側面の半径が前記凹曲面の曲率半径と前記光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みとの差以下である第2治具と、
前記第1治具の前記溝に溜められており、前記第2治具を前記第1治具の前記溝に挿入し、前記凸曲面で前記テープ心線を前記第1治具の前記凹曲面に押し付けて前記テープ心線に曲げを与えるときに、前記凹曲面と前記テープ心線との間の空隙を埋め、前記第1治具の屈折率と前記テープ心線の屈折率を整合させる液体状の屈折率整合材料と、
を備える。
第2の光ファイバ側方入出力装置は、液体の屈折率整合材料が底が凹曲面である第1治具の溝に溜められており、押圧力が印可された時に屈折率整合材料が光ファイバ心線と凹曲面との空隙に回り込み、空隙による入出力効率の低下を防ぐことができる。このため、光ファイバ心線と凹曲面との空隙を解消する大きな押圧力が不要となり、側圧による曲げ損失も低減することができる。
従って、本発明は、テープ心線の側方入出力を行う際に、所望の入出力効率と曲げ損失を得るためのテープ心線へ印加する押圧力の調整が容易である光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
本発明に係る第1及び第2の光ファイバ側方入出力装置の前記屈折率整合材料は、前記光ファイバ心線を伝搬する光の波長帯域で透過率が90%以上であることが好ましい。
本発明に係る第1及び第2の光ファイバ側方入出力装置の前記屈折率整合材料の屈折率は、前記光ファイバ心線または前記テープ心線の最外被覆の屈折率以上、特に1.5〜1.6であることが好ましい。
本発明は、テープ心線の側方入出力を行う際に、所望の入出力効率と曲げ損失を得るためのテープ心線へ印加する押圧力の調整が容易である光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
本発明に関連する光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に関連する光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明の課題を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の第2治具を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の効果を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 テープ心線の定義を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図8は、テープ心線の形状について説明する図である。図8(A)はテープ心線100を上から(長手方向と幅方向の平面に対して垂直な方向から)みた図である。図8(B)は、図8(A)のY−Y’線で切断した断面図である。“d”はテープ心線100の厚みである。なお、本明細書では光ファイバ側方入出力装置がテープ心線100を曲げる例で説明するが、単体の光ファイバ心線を曲げても同様の効果が得られる。単体の光ファイバ心線の場合、“d”は光ファイバ心線の直径である。
(実施形態1)
図4は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置301の概要を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置301は、
複数の光ファイバ心線が並列するテープ心線100の面を沿わせる凹曲面11a、及び凹曲面11aで曲げが与えられたテープ心線100に対して光を入出力するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51を有する第1治具11と、
先端形状がテープ心線100の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面12aを有し、半円筒12aの側面の半径rが凹曲面11aの曲率半径Rと光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みdとの差以下である第2治具12と、
第1治具11の凹曲面11a上に配置され、第2治具12の凸曲面12aでテープ心線100を第1治具11の凹曲面11aに押し付けてテープ心線100に曲げを与えるときに、凹曲面11aとテープ心線100との間の空隙を埋め、第1治具11の屈折率とテープ心線100の屈折率を整合させる屈折率整合材料13と、
を備える。
図4(A)は上面図、図4(B)は上面図のX−X’線における断面図である。光ファイバ側方入出力装置301は、図2の光ファイバ側方入出力装置300に屈折率整合材料13をさらに備える。本実施形態の屈折率整合材料13は、紫外線硬化樹脂である。例えば、第1治具11の凹曲面11a上に屈折率整合材料13を塗布し、紫外線を照射して固化することで屈折率整合材料13を凹曲面11a上に保持することができる。
本実施形態の屈折率整合材料13は、A40〜A60(JIS規格 JIS K 6253)の硬度である。屈折率整合材料13は、上記程度の硬度で柔軟性を持っており、図4(B)のように押圧力でテープ心線100を押し付けたときに変形してテープ心線100と第1治具11の凹曲面11aとの間に空隙ができることを防止する。このため、押圧力が小さくても屈折率整合材料33により空隙の発生を防いで入出力効率の低下を防ぐことができ、押圧力を小さくすることができるので曲げ損失を低減することができる。従って、光ファイバ側方入出力装置301は、テープ心線の側方入出力技術に存在した入出力効率と曲げ損失のトレードオフの関係を解消することができる。
本実施形態の屈折率整合材料13は、前記光ファイバ心線を伝搬する光の波長帯域で透過率が90%以上である。プローブファイバ50は、曲げ部から漏洩した光ファイバ心線を伝搬する光を受光、又は曲げ部へ光ファイバ心線を伝搬する光を入射するので、損失を低減するために屈折率整合材料13は当該光の波長において透明であることが望ましい。
本実施形態の屈折率整合材料13の屈折率は、前記光ファイバ心線またはテープ心線100の最外被覆の屈折率以上である。例えば、屈折率整合材料13の屈折率は、1.5〜1.6である。光ファイバ心線からの漏洩光が屈折率整合材料13で反射することを防止でき損失を低減できる。
図5は、本実施形態の第2治具12の形状を説明する図である。図5(A)は上面図、図5(B)は側面図、図5(C)は斜視図である。第2冶具12の凸曲面12aの曲率半径rは、以下の式を満たす必要がある。
(式) r≦R−d
ここで、dは光ファイバ心線の直径またはテープ心線100の厚みであり、Rは第1冶具11の曲げ部(凹曲面11)の曲率半径である。
(実施例1)
光ファイバ側方入出力装置301と図2の光ファイバ側方入出力装置300との比較実験を行った。光ファイバ側方入出力装置301は、光ファイバ側方入出力装置300の凹曲面12a表面に紫外線硬化樹脂を一定の厚さで塗布し、紫外線を照射して硬化させた屈折率整合材料13が配置されている。この紫外線硬化樹脂は、紫外線で硬化した後にも柔軟性を有する。
比較実験の条件は次の通りである。
・テープ心線100は4心のテープ心線
・曲げ形状は、曲げ径2mm且つ曲げ角度20度
・第1冶具11は、透過率約90%且つ屈折率1.55の光学プラスチック
・屈折率整合材料13は、硬化後の硬度(柔軟性)がA45(JIS規格 JIS K 6253)
・屈折率整合材料13は、硬化後の透過率が90%であり、屈折率は1.5
・屈折率整合材料13の厚みは0.2mm
図6は、比較実験の結果を説明する図である。図6(A)は各心線の曲げ損失の結果である。光ファイバ側方入出力装置300に比べ、光ファイバ側方入出力装置301の方が、各心線の曲げ損失が低減され,さらに心線ごとの曲げ損失のばらつきも低減できている。図6(B)は各心線からプローブファイバへの結合効率の結果である。光ファイバ側方入出力装置300はテープ心線100と凹曲面11aとの間の空隙で心線によって結合効率の劣化がみられるが、光ファイバ側方入出力装置301は屈折率整合材料13により空隙がなくなり4心すべてで同等の結合効率が得られた。
(実施形態2)
実施形態1の光ファイバ側方入出力装置301の屈折率整合材料13が紫外線硬化樹脂であることに対し、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置301の屈折率整合材料13は屈折率整合シートまたはフィルムである。つまり、本実施形態では、図4の光ファイバ側方入出力装置301において、屈折率整合材料13として凹曲面11aの表面に屈折率整合シートまたはフィルムを貼り付ける。
屈折率整合シートまたはフィルムの条件は次の通りである。
・硬度(柔軟性)は、例えばA40〜60程度(JIS規格 JIS K 6253)
・透過率は90%程度であり、屈折率は1.5〜1.6程度
・厚みは数百μm
本実施形態の光ファイバ側方入出力装置は、実施形態1の光ファイバ側方入出力装置と比較して屈折率整合材料13の厚みが一定となり製造が容易である。
(実施形態3)
図7は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置302の概要を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置302は、
テープ心線100の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面11aの底を持つ溝32、及び凹局面11aで曲げが与えられたテープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51を有する第1治具31と、
先端形状がテープ心線100の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面12aを有し、半円筒12aの側面の半径rが凹曲面11aの曲率半径Rと光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みdとの差以下である第2治具12と、
第1治具31の溝32に溜められており、第2治具12を第1治具31の溝32に挿入し、凸曲面12aでテープ心線100を第1治具31の凹曲面11aに押し付けてテープ心線100に曲げを与えるときに、凹曲面11aとテープ心線100との間の空隙を埋め、第1治具31の屈折率とテープ心線100の屈折率を整合させる液体状の屈折率整合材料33と、
を備える。
図7(A)は上面図、図7(B)は上面図のX−X’線における断面図である。光ファイバ側方入出力装置302は、図4の光ファイバ側方入出力装置301と第1治具の形状が異なる。第1治具31は、凹曲面11aと壁35からなる溝32を有しており、溝32には液体状の屈折率整合材料33が溜められる構造になっている。
本実施形態の第2治具12の形状は実施形態1で説明した図5と同じである。
屈折率整合材料33は、液体なので、図7(B)のように押圧力でテープ心線100を押し付けたときにテープ心線100と第1治具11の凹曲面11aとの間に回り込み、テープ心線100と第1治具11の凹曲面11aとの間に発生する空隙を満たすことができる。このため、空隙ができたとしても屈折率整合材料33により入出力効率の低下を防ぐことができ、押圧力を小さくすることができるので曲げ損失を低減することができる。従って、光ファイバ側方入出力装置302は、テープ心線の側方入出力技術に存在した入出力効率と曲げ損失のトレードオフの関係を解消することができる。
本実施形態の屈折率整合材料33は、前記光ファイバ心線を伝搬する光の波長帯域で透過率が90%以上である。プローブファイバ50は、曲げ部から漏洩した光ファイバ心線を伝搬する光を受光、又は曲げ部へ光ファイバ心線を伝搬する光を入射するので、損失を低減するために屈折率整合材料33は当該光の波長において透明であることが望ましい。
本実施形態の屈折率整合材料33の屈折率は、前記光ファイバ心線またはテープ心線100の最外被覆の屈折率以上である。例えば、屈折率整合材料33の屈折率は、1.5〜1.6である。光ファイバ心線からの漏洩光が屈折率整合材料33で反射することを防止でき損失を低減できる。
また、光ファイバ側方入出力装置302も実施形態1で説明した比較実験と同様の効果を得ることができる。
(本発明の効果)
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は次のような効果を得ることができる。
(1)光ファイバ心線と第1治具との空隙を除去しつつ側圧による曲げ損失を低減することにより、通信への影響を減らしつつ高効率に側方から光を入出力することができる。
(2)光ファイバ心線や光テープ心線の表面に凹凸があっても空隙を除去でき、高効率に側方から光を入出力することができる。
11:第1治具
11a:凹曲面
12:第2治具
12a:凸曲面
24:曲げ部
31:第1治具
32:溝
33:屈折率整合材料
35:壁
50:プローブ光ファイバ
51:保持部
100:テープ心線
300、301、302:光ファイバ側方入出力装置

Claims (8)

  1. 複数の光ファイバ心線が並列するテープ心線の面を沿わせる凹曲面、及び前記凹曲面で曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
    先端形状が前記テープ心線の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面を有し、前記半円筒の側面の半径が前記凹曲面の曲率半径と前記光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みとの差以下である第2治具と、
    前記第1治具の前記凹曲面上に配置され、前記第2治具の前記凸曲面で前記テープ心線を前記第1治具の前記凹曲面に押し付けて前記テープ心線に曲げを与えるときに、前記凹曲面と前記テープ心線との間の空隙を埋め、前記第1治具の屈折率と前記テープ心線の屈折率を整合させる屈折率整合材料と、
    を備える光ファイバ側方入出力装置。
  2. 前記屈折率整合材料は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  3. 前記屈折率整合材料は、屈折率整合シートまたはフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  4. 前記屈折率整合材料は、A40〜A60(JIS規格 JIS K 6253)の硬度であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
  5. テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面の底を持つ溝、及び前記凹局面で曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
    先端形状が前記テープ心線の幅方向を母線とする半円筒である凸曲面を有し、前記半円筒の側面の半径が前記凹曲面の曲率半径と前記光ファイバ心線の直径又は前記テープ心線の厚みとの差以下である第2治具と、
    前記第1治具の前記溝に溜められており、前記第2治具を前記第1治具の前記溝に挿入し、前記凸曲面で前記テープ心線を前記第1治具の前記凹曲面に押し付けて前記テープ心線に曲げを与えるときに、前記凹曲面と前記テープ心線との間の空隙を埋め、前記第1治具の屈折率と前記テープ心線の屈折率を整合させる液体状の屈折率整合材料と、
    を備える光ファイバ側方入出力装置。
  6. 前記屈折率整合材料は、前記光ファイバ心線を伝搬する光の波長帯域で透過率が90%以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
  7. 前記屈折率整合材料の屈折率は、前記光ファイバ心線または前記テープ心線の最外被覆の屈折率以上であることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
  8. 前記屈折率整合材料の屈折率は、1.5〜1.6であることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
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