JP2018145665A - 円周搬送装置 - Google Patents

円周搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018145665A
JP2018145665A JP2017040887A JP2017040887A JP2018145665A JP 2018145665 A JP2018145665 A JP 2018145665A JP 2017040887 A JP2017040887 A JP 2017040887A JP 2017040887 A JP2017040887 A JP 2017040887A JP 2018145665 A JP2018145665 A JP 2018145665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential
tunnel
transport
rail
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017040887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6637458B2 (ja
Inventor
布村 進
Susumu Nunomura
進 布村
森 誠
Makoto Mori
誠 森
隆昭 直江
Takaaki Naoe
隆昭 直江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NH PARKING SYSTEMS CO Ltd
Original Assignee
NH PARKING SYSTEMS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NH PARKING SYSTEMS CO Ltd filed Critical NH PARKING SYSTEMS CO Ltd
Priority to JP2017040887A priority Critical patent/JP6637458B2/ja
Publication of JP2018145665A publication Critical patent/JP2018145665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6637458B2 publication Critical patent/JP6637458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

【課題】搬送装置の構成を簡素化することができるとともに、搬送装置により搬送対象を外殻トンネルの施工位置に搬送することが可能な円周搬送装置。【解決手段】この円周搬送装置100は、地下構造物1の外周に周方向に沿って延び、シールド機5および資機材6を含む搬送対象を地下構造物1の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路11と、外殻トンネル2の掘進方向に延びる中心軸回りに相対回転可能に配置され、搬送対象を載置可能な水平維持機構33が内面に沿って摺動可能に設けられる円形構造体31を有する本体部30と、本体部30を支持して1つの周方向走路11に沿って走行する支持装置40とを含む自走式搬送装置21と、を備え、本体部30は、支持装置40に固定的に連結されている。【選択図】図4

Description

本発明は、円周搬送装置に関し、特に、地下構造物の外周に複数の外殻トンネルを構築するために掘削機や資機材を搬送する円周搬送装置に関する。
従来、地下構造物の外周に複数の外殻トンネルを構築するために掘削機や資機材を搬送する円周搬送装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
外殻トンネルは、トンネルなどの地下構造物の防護のために、地下構造物の外周に並べて形成されるトンネルである。外殻トンネルは、トンネル形成後にコンクリートなどが充填されることにより、地下構造物の周囲の防護壁として構成される。
上記特許文献1には、地下構造物であるシールドトンネルと同軸で、かつ、シールドトンネルの外周に沿ってリング状に配置されるガイドレールと、ガイドレールに沿って旋回する回転ドラムとを備えた資機材供給装置が開示されている。資機材供給装置は、シールドトンネルに沿って延びる外殻トンネルを掘進するため、回転ドラムによってシールド掘削機を発進位置まで周方向に搬送する。ガイドレールは、回転ドラムのシールドトンネル側(内側)に配置される内側ガイドレールと、回転ドラムのシールドトンネル側とは反対側(外側)に配置される外側ガイドレールとを含む。資機材供給装置は、内側ガイドレールに沿って配置される内側係止歯と、外側ガイドレールに沿って配置される外側係止歯とをさらに備えている。なお、内側係止歯および外側係止歯は、駆動源を有しておらず、固定的に設置されている。
回転ドラムは、内側係止歯および外側係止歯のそれぞれに係合する円形状の係止歯を外周部に有するドラム本体(本体部)と、ドラム本体を回転可能に支持し、ガイドレールに沿って走行する走行支持部(支持装置)とを含む。
特開2015−129411号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された資機材供給装置では、走行支持部(支持装置)がドラム本体部(本体部)を回転可能に支持しているため、重量物であるドラム本体(本体部)を回転(自転)させるための大型の軸受構成が必要となるなど装置構成が複雑化しているという問題点がある。また、上記特許文献1の資機材供給装置では、固定的に設置された内側係止歯および外側係止歯のそれぞれにドラム本体の係止歯が係合しているため、実際にはドラム本体を周方向に設けられる外殻トンネルの施工位置に移動させることができないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、搬送装置の構成を簡素化することができるとともに、搬送装置により搬送対象を外殻トンネルの施工位置に搬送することが可能な円周搬送装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明による円周搬送装置は、地下構造物の外周に複数の外殻トンネルを構築するために使用される掘削機および掘削に必要な資機材を含む搬送対象を地下構造物の周方向に搬送する円周搬送装置であって、地下構造物の外周に周方向に沿って延び、掘削機および資機材を含む搬送対象を地下構造物の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路と、外殻トンネルの掘進方向に延びる中心軸回りに相対回転可能に配置され、搬送対象を載置可能な水平維持機構が内面に沿って摺動可能に設けられる円形構造体を有する本体部と、本体部を支持して1つの周方向走路に沿って走行する支持装置とを含む搬送装置と、を備え、本体部は、支持装置に固定的に連結されている。なお、地下構造物は、シールドトンネルや、地下施設その他の地中空洞部が形成される構造を含む広い概念である。地下構造物の外周とは、地下構造物を取り囲む周囲を意味する。掘削機は、たとえばシールド掘削機を含み、その場合の資機材はシールド工法に用いるセグメント(トンネル坑壁を構成するブロック)を含む。
この発明による円周搬送装置では、上記のように、地下構造物の外周に周方向に沿って延び、搬送対象を地下構造物の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路と、搬送対象を載置可能な水平維持機構が配置される円形構造体を有する本体部と、本体部を支持して1つの周方向走路に沿って走行する支持装置とを含む搬送装置を設け、本体部を、支持装置に固定的に連結する。これにより、搬送装置の本体部が支持装置に固定的に連結されているので、従来のような支持装置によりドラム本体(本体部)を回動可能に支持する場合とは異なり、重量物であるドラム本体(本体部)を回転(自転)させるための大型の軸受構成を削減することができる。このため、搬送装置の構成を簡素化することができる。また、本体部を支持する支持装置により、搬送装置が1つの周方向走路に沿って走行することができるので、1つの周方向走路に沿って搬送装置により掘削機および資機材を含む搬送対象を地下構造物の周方向に設けられる外殻トンネルの施工位置に搬送することができる。以上により、搬送装置の構成を簡素化するとともに、搬送装置により搬送対象を地下構造物の周方向に搬送することができる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、水平維持機構は、搬送対象を載置可能な搬送架台を有し、掘削機を載置可能な搬送架台として機能する掘削機用架台と、資機材を載置可能な搬送架台として機能する資機材用架台とを着脱により交換可能に構成されている。このように構成すれば、掘削機用架台と資機材用架台とを着脱により交換することができるので、掘削機および資機材の搬送を兼用の1つの搬送装置により行うことができる。すなわち、掘削機および資機材の搬送を別々の搬送装置により行う場合と比較して、装置構成をより簡素化することができる。また、掘削機および資機材の搬送をそれぞれ専用の架台により行うことができるので、掘削機および資機材を安定して搬送することができる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、本体部は、円形構造体から円形構造体の半径方向の外側にそれぞれ張り出して、支持装置に固定的に連結される一対の張出構造体を有する。このように構成すれば、支持装置により円形状の円形構造体を直接支持する場合と比較して、支持装置により円形構造体を支持する必要がなくなるので、支持装置により安定して本体部を支持することができる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、水平維持機構は、搬送対象を載置可能な搬送架台と、それぞれ、搬送架台の異なる位置(たとえば、搬送架台の角部近傍の各々)を支持しながら、互いに独立して昇降可能な複数の昇降装置とを有する。このように構成すれば、複数の昇降装置により掘削機および資機材を含む搬送対象の高さ位置および角度を調整することができる。その結果、搬送対象の高さ位置および角度を調整した上で、他の搬送部(架台)に搬送対象を受け渡すことができる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、1つの周方向走路は、周方向に延びるレールを含み、支持装置は、レール上を回転する車輪を有する支持部と、本体部と支持部との間でレールに向かう方向に伸縮可能な伸縮機構とを含む。このように構成すれば、レールの反りや歪み、周方向走路が形成される空間自体の歪みなどの誤差を伸縮機構によって吸収することができる。そのため、周方向走路に誤差を許容するための大きなマージンを確保しなくても、搬送装置を円滑に走行させることができるので、円周搬送装置をコンパクトかつ容易に構築できるようになる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、搬送装置は、搬送装置を周方向に移動させる複数の走行駆動機構を含み、走行駆動機構は、1つの周方向走路に対する係合状態および非係合状態を切り替え可能なロック機構と、本体部とロック機構との間で周方向に伸縮可能な駆動シリンダ機構とを有する。このように構成すれば、ロック機構の係合状態で駆動シリンダ機構を伸長または収縮させることにより、本体部を周方向走路に沿って移動させることができ、ロック機構の非係合状態で駆動シリンダ機構を元のストローク位置に戻すことができる。複数の走行駆動機構によって上記動作を交互に繰り返すことにより、周方向走路に沿って搬送装置を連続的に移動させることが可能となる。
上記発明による円周搬送装置において、好ましくは、搬送装置は、搬送装置を周方向に移動させる走行駆動機構を含み、1つの周方向走路は、周方向に延びるラックギヤを含み、走行駆動機構は、ラッギヤクに側方から係合するピニオンギヤと、ピニオンギヤを回動可能なモータとを有する。このように構成すれば、モータにより回動されるピニオンギヤがラックギヤに側方から係合するので、ラックギヤの歯またはピニオンギヤの歯が上方を向くように設けられる場合と比較して、円周発進基地上部や円周搬送装置から落下した異物がラックギヤまたはピニオンギヤ上に留まり、ラックギヤとピニオンギヤとの間に異物が挟み込まれるのを抑制することができる。その結果、異物により搬送装置の走行が妨げられるのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、搬送装置の構成を簡素化することができるとともに、搬送装置により搬送対象を外殻トンネルの施工位置に搬送することができる。
第1実施形態による円周搬送装置の外殻トンネル進行方向に沿った横断面を示した模式図である。 図1の400−400線に沿った模式的な断面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置の模式的な側面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置の正面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置の資機材用架台が取り付けられた水平維持機構の拡大正面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置のシールド機用架台が取り付けられた水平維持機構の拡大正面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置のシールド機用架台が取り付けられた水平維持機構の平面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置の支持装置のレールに沿った断面図(A)、車輪を傾斜させた状態を示す図(B)、車輪の回転軸に沿った断面図(C)および支持ピンに沿った断面図(D)である。 第1実施形態による走行駆動機構のロック機構51がアンロック状態で駆動シリンダ機構52が伸びきった状態を示す模式的な断面図(A)、図(A)の状態から駆動シリンダ機構52が縮むとともにロック機構がロックされた状態を示す図(B)、図(B)の状態から駆動シリンダ機構52が延びた状態を示す図(C)である。 図9(A)の500−500線に沿った断面図である。 第1実施形態による自走式搬送装置のシールド機発進架台および反力受架台を示した平面図である。 図11の600−600線に沿った断面図である。 第2実施形態による自走式搬送装置の模式的な側面図である。 第2実施形態による走行駆動機構を含む自走式搬送装置の正面図である。 図13の走行駆動機構を部分的に拡大した側面図である。 図14の走行駆動機構を部分的に拡大した正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図12を参照して、第1実施形態による円周搬送装置100の構成について説明する。
(円周搬送装置の全体構成)
図1および図2に示すように、円周搬送装置100は、地下構造物1の外周に複数の外殻トンネル2を構築するために使用される掘削機(シールド機5)および掘削に必要な資機材6を地下構造物1の周方向(C方向)(図2に示すに二点鎖線に沿った方向)に設けられる外殻トンネル2の施工位置に搬送する搬送装置である。ここで、地下構造物1の外周とは、図2に示す鉛直方向に沿う断面(縦断面)における外周を意味し、周方向は縦断面において地下構造物1の周囲を回る方向である。
地下構造物1は、地下に構築される構造物であれば特に限定されない。地下構造物1は、地下において概ね水平方向に拡がる空間として構築される。地下構造物1が構築される空間を防護するために、地下構造物1に沿って概ね水平に延びる外殻トンネル2が、地下構造物1の外周(上下左右)を取り囲むように構築される。
第1実施形態では、地下構造物1は、本線トンネル1aおよび支線トンネル1bを含む複数のトンネルである例を示す。この例では、車両や鉄道などの幹線トンネルの合流部(または分流部)を示しており、図1は本線トンネル1aと、他の幹線道路から分岐したランプ道路である支線トンネル1bとの合流部を示している。合流部には、たとえば数百mにわたって加速帯が形成される。本線トンネル1aおよび支線トンネル1bは、施行完了または施工中のものであり、少なくとも後述する円周発進基地3の構築位置では施行が完了している。外殻トンネル2は、本線トンネル1aおよび支線トンネル1bの合流部および加速帯を含む範囲にわたって延びるように形成される。
地下構造物1(本線トンネル1aおよび支線トンネル1b)の外周には、周囲を取り囲むように環状に形成された円周発進基地3が設けられている。円周発進基地3は、特許請求の範囲の「外殻トンネル発進基地」の一例である。円周発進基地3は、地下構造物1の外周を取り囲む円形状(円環状)の縦断面を有する空間部である。円周発進基地3は、支線トンネル1bから横坑4を利用して掘削構築されたものである。また、円周発進基地3は、本線トンネル1aより横坑4を利用して掘削構築されることもある。円周発進基地3は、図示しない発進基地用のシールド掘削機などにより、矩形断面(図1参照)やそれに類する断面の環状トンネルとして構築される。
外殻トンネル2は、円周発進基地3から掘進が開始され、地下構造物1(本線トンネル1aおよび支線トンネル1b)に沿って延びるように形成されるトンネルである。つまり、外殻トンネル掘進方向(E方向)は、本線トンネル1aおよび支線トンネル1bの延びる方向と概ね平行である。外殻トンネル2は、本線トンネル1aおよび支線トンネル1bを包むように円周状に並んで複数構築される外殻トンネル群TGとして構成される。第1実施形態では、たとえば最初に先行の複数(18本)の外殻トンネル2が構築され、複数(18本)の外殻トンネル2の間の位置に、さらに後行の複数(18本)の外殻トンネル(図示せず)が構築される。各外殻トンネル2は、円形断面を有し、周方向に等角度間隔で配置されている。各外殻トンネル2は、コンクリートなどが充填されることにより、最終的に地下構造物1の外周防護用の構造体として構成される。なお、以下では、先行の複数(18本)の外殻トンネル2の構築についてのみ説明し、後行の外殻トンネルについての説明は同様であるので省略する。複数(18本)の外殻トンネル2について、図2に示すように反時計方向に1番〜18番の番号を付して説明する。18番が横坑4の位置に配置されている。
外殻トンネル群TGを構成する各外殻トンネル2は、円周発進基地3を利用してそれぞれの発進位置に周方向に搬送されたシールド機5により構築される。第1実施形態の円周搬送装置100は、円周発進基地3に設けられ、外殻トンネル2を掘削するシールド機5、および掘削等工事に必要な資機材6を周方向に搬送する。シールド機5は、特許請求の範囲の「掘削機」の一例である。シールド機5は、掘削断面(ここでは円形)に応じた形状のシールド部を推進させて地盤を掘進するとともに、セグメント7を環状に組み立ててトンネル内壁を構築しながら進行する掘削機である。資機材6は、たとえばセグメント7を含み、シールド機5を駆動するための各種機材を含んでもよい。
第1実施形態では、円周搬送装置100は、シールド機5および資機材6を地下構造物1の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路11(図1参照)と、周方向走路11を走行する自走式搬送装置21とを備える。自走式搬送装置21は、特許請求の範囲の「搬送装置」の一例である。なお、自走式搬送装置21は、1つの周方向走路11に1つまたは複数設けてもよい。
上記の通り、円周搬送装置100は、円周発進基地3内に設置されている。周方向走路11は、地下構造物1の外周の周方向(C方向)に沿って延びるように形成されている。すなわち、周方向走路11は、円周発進基地3に沿って円周状(円環状)に形成されている。
図2に示すように、周方向走路11は、周方向(C方向)に延びるレール13を含んでいる。具体的には、周方向走路11は、外周側に配置された複数本(ここでは各2本)の外側レール13aと、内周側に配置された複数本(ここでは各2本)の内側レール13bと、を含む。外側レール13aは、円周発進基地3の内部の外周側壁面(セグメント)に設置され、内側レール13bは、円周発進基地3の内部の内周側壁面(セグメント)に設置されている。
(資機材およびシールド機を自走式搬送装置に搬入するための構成)
次に、図1を参照して、資機材6およびシールド機5を自走式搬送装置21に搬入するために使用される構成について説明する。
支線トンネル1bには、資機材6を運搬する支線トンネル運搬台車10aと、支線トンネル運搬台車10aが走行する通路である支線トンネル内搬送用レール10bとが設けられている。支線トンネル内搬送用レール10bにより、支線トンネル運搬台車10aは、横坑4に隣接する位置まで資機材6を搬送可能に構成されている。
支線トンネル1bおよび横坑4には、支線トンネル運搬台車10aにより運搬された資機材6を、支線トンネル1bから横坑4に搬送可能な資機材搬送用門型クレーン10cが設けられている。横坑4には、前部(円周発進基地3の外殻トンネル掘進方向側)に作業床4aが設けられている。作業床4aは、平面視において、概ね円周発進基地3の前部(外殻トンネル掘進方向側半分の領域)とオーバーラップしている。なお、円周発進基地3の後部(外殻トンネル掘進方向側とは反対側)には、資機材6を搭載する自走式搬送装置21が配置される。
作業床4a上には、自走式搬送装置21の外殻トンネル掘進方向に隣接し、資機材運搬台車6aが載置される外殻トンネル掘進方向に延びるレールを有する作業床移動架台4bが設けられている。資機材搬送用門型クレーン10cは、空の作業床移動架台4bに資機材6を搬送可能に構成されている。また、作業床移動架台4bは、所定の荷受位置に配置された自走式搬送装置21と同じ高さ位置(同レベル)で資機材運搬台車6aを受渡可能に構成されている。
なお、シールド機5の搬送には、シールド機5の部品を複数回に分けて搬送する分割搬送と、完成品を搬送する一体型搬送との両方が含まれる。分割搬送をする場合には、シールド機5の部品は、横坑4付近で資機材搬送用門型クレーン10cにより自走式搬送装置21で搬送する所定サイズに組み立てられた後、作業床移動架台4bを経由して自走式搬送装置21に搭載される。
外殻トンネル掘進方向において、所定の荷受位置に配置された自走式搬送装置21と、作業床4a(作業床移動架台4b)との間には、空隙が設けられている。そこで、作業床移動架台4bは、空隙を埋めるために、自走式搬送装置21側の方向およびその反対方向(E方向前後)に移動量t1だけ往復移動可能に構成されている。なお、自走式搬送装置21は、資機材運搬台車6aを介して資機材6が搭載されると、資機材6を外殻トンネル2に搬送するために、円周発進基地3の周方向への移動を開始する。
(自走式搬送装置の構成)
図3は、円周発進基地3内での自走式搬送装置21の側面図(周方向から見た図)を示す。図4は、自走式搬送装置21の正面図(外殻トンネル掘進方向から見た図)である。
自走式搬送装置21は、搬送対象を載置可能な本体部30と、本体部30を支持して1つの周方向走路11に沿ってレール13上を走行する支持装置40とを備える。
自走式搬送装置21は、本体部30の内部に設置した水平維持機構33(図4参照)上にシールド機5または資機材6を搭載し、本体部30に設置した支持装置40により円周発進基地3内の内側レール13b、外側レール13aを支持体として走行移動する。
図3および図4に示すように、それぞれの本体部30は、骨組み構造を有する。本体部30は、中央の円形状を有する円形構造体31と、円形構造体31から円形構造体31の半径方向の外側で周方向左右にそれぞれ張り出した一対の張出構造体32と、を含む。円形構造体31および張出構造体32は、共に、骨組み構造を有している。ここで、第1実施形態では、本体部30(張出構造体32)は、支持装置40に固定的に連結されている。たとえば、本体部30(張出構造体32)は、溶接やボルトなどにより、支持装置40に固定的に連結されている。円形構造体31の内部には、水平維持機構33が設けられている。円形構造体31の内側には、水平維持機構33を介してシールド機5または資機材6を搭載することができる。水平維持機構33は、自走式搬送装置21が周方向(C方向)の移動により360度姿勢が変化する際に円形構造体31の内周面に沿って相対移動し、搬送するシールド機5、資機材6を水平に保つことができる。
〈水平維持機構〉
水平維持機構33の構成例を図5および図6に示す。図5および図6において、自走式搬送装置21の水平維持機構33は、支持ローラ34aと、複数の昇降装置34bと、資機材用架台35aと、シールド機用架台35bとを有する。資機材用架台35aは、資機材6を支持(載置)可能に構成され、シールド機用架台35bは、円筒状のシールド機5の外周面を支持(載置)可能に構成されている。資機材用架台35aおよびシールド機用架台35bは、それぞれ水平維持機構33から着脱可能に構成されており、着脱により互いに交換可能に構成されている。すなわち、資機材用架台35aおよびシールド機用架台35bは、いずれか一方が水平維持機構33に選択的に取り付けられる。資機材用架台35a上には、資機材運搬台車6aの走路となるレール351が設けられている。なお、シールド機用架台35bは、特許請求の範囲の「掘削機用架台」の一例である。
支持ローラ34aは、円形構造体31の内周面に沿って複数配列されている。資機材用架台35a(シールド機用架台35b)は、支持ローラ34aを介して、円形構造体31の内側で内周面に沿って自由に回転移動することが可能である。なお、支持ローラ34aには、スラスト方向(ローラ軸方向)への移動を抑制するためサイドローラ(図示せず)が複数個設置されている。複数の支持ローラ34aの列の端部には、ローラ駆動装置36が設けられている。ローラ駆動装置36は、駆動ローラ37を回転駆動して、水平維持機構33を円形構造体31の内面に沿って移動(摺動)させることができる。即ち、自走式搬送装置21の各移動位置(図2参照)において、電気制御システム(図示せず)の姿勢計算に基づくローラ駆動装置36の制御によって、水平維持機構33が水平になるように維持される。なお、資機材用架台35a(シールド機用架台35b)および搬送対象の自重により、水平維持機構33は各移動位置において概ね水平に近い状態に保持される。ローラ駆動装置36は、重心位置のずれなどによって資機材用架台35a(シールド機用架台35b)が水平から若干ずれる場合に作動して、水平からのずれを補正する微調整を行う。このように、水平維持機構33は、ローリング方向(外殻トンネル掘進方向を回転軸とする回転方向)の姿勢調整機能を有する。水平維持機構33は、外殻トンネル掘進方向に延びる中心軸周りに相対回転可能に配置されている。
複数の昇降装置34bは、それぞれ、資機材用架台35a(シールド機用架台35b)の異なる位置を支持しながら互いに独立して昇降可能に構成されている。具体的には、各昇降装置34bは、上向きに配置された油圧ジャッキを有しており、油圧供給によってそれぞれ独立して上下方向に伸縮(昇降)可能に構成されている。これにより、昇降装置34bは、資機材用架台35a(シールド機用架台35b)を介して資機材6(シールド機5)の角度および高さ位置を調整可能に構成されている。図7に示すように、各昇降装置34bは、平面視において、少なくとも、資機材用架台35a(シールド機用架台35b)の角部の近傍に対応する位置に設けられている。
〈支持装置〉
図4に示したように、自走式搬送装置21の支持装置40は、円形構造体31の両側に張出した張出構造体32にそれぞれ固定的に連結されている。各張出構造体32において、支持装置40は、外側レール13aおよび内側レール13bに対応して、内周側および外周側にそれぞれ設けられている。図3に示したように、支持装置40は、外殻トンネル掘進方向(E方向)前側の外側レール13aおよび内側レール13bと、外殻トンネル掘進方向後側の外側レール13aおよび内側レール13bとに、それぞれ設けられている。
支持装置40の構成例を図8(A)〜図8(D)に示す。第1実施形態では、支持装置40は、レール13上を回転する車輪42を有する支持部41と、本体部30と支持部41との間でレール13に向かう方向に伸縮可能な伸縮機構43とを含む。支持装置40は、支持部41に設けられた車輪42によって、外側レール13aおよび内側レール13b上を走行することができる。
図8(A)および図8(B)に示すように、支持部41は、周方向(移動方向)の両端部に、それぞれ車輪42を回転自在に保持している。車輪42は、レール13(外側レール13aまたは内側レール13b)上で回転することにより、支持部41をレール13に沿って移動させる。支持部41の周方向の中央は、支持ピン44を介して張出構造体32に接続されている。支持ピン44により、張出構造体32に対して、支持部41および車輪42が傾斜することが可能である。つまり、レール13(外側レール13aおよび内側レール13b)の湾曲に沿って、支持部41および車輪42が角度を変化させながら移動することができる。これにより、自走式搬送装置20が走行する際に、レール13の表面粗さや撓み、円周発進基地3自体の歪みを吸収することができる。なお、支持装置40には、車輪42のスラスト方向(車輪軸方向)への移動を抑制するためサイドローラ(図示せず)が複数個設置されている。また、サイドローラを設けず、車輪42をつば付き車輪(車輪軸方向の端部に、径方向外側に拡がるつば部を有する車輪)とすることで、同様の効果を得ることも可能である。
図8(C)および図8(D)に示すように、伸縮機構43は、支持ピン44と張出構造体32の連結部との間に配置されている。つまり、伸縮機構43は、一端が本体部30(張出構造体32)に連結され、他端が支持ピン44に取り付けられている。伸縮機構43は、たとえば油圧シリンダにより構成され、油圧によって伸縮可能に構成されている。伸縮機構43は、支持部41(車輪42)を、概ね一定の力で走路側(内側レール13b側または外側レール13a側)に付勢するように油圧制御されている。これにより、車輪42とレール13との接触状態が安定して維持される。
ここで、たとえば円周発進基地3が内径約32m、外径約40m、高さ(内側レール−外側レール間距離に相当)4m程度とした場合、外側レール13aと内側レール13bとを完全な同心円として構成するのは困難であり、周方向位置によってレール間の間隔が変化する。その場合でも、外側レール13aと内側レール13bとの間隔が変化すると、間隔の変化に応じて伸縮機構43が伸縮して、各レール13に対する車輪42の押圧力が一定に維持される。伸縮機構43により、内側レール13b、外側レール13aの設置スパン誤差(内面間距離)を吸収して安定した走行が可能となる。
〈走行駆動機構〉
図4、図9および図10は、自走式搬送装置の走行駆動機構50の構成例を示す。第1実施形態では、自走式搬送装置21は、本体部30を周方向(C方向)に駆動する走行駆動機構50を備えている。すなわち、自走式搬送装置21は、自走するための駆動部を備える搬送装置として構成されている。自走式搬送装置21は、複数の走行駆動機構50を備えている。
図4に示すように、走行駆動機構50は、外側レール13aと係合するように本体部30の外周側に設けられている。また、図示しないが、走行駆動機構50は、複数(2本)の外側レール13aの各々と係合するように、外殻トンネル掘進方向(E方向)における本体部30の前側および後側にそれぞれ設けられている。また、図4に示すように、走行駆動機構50は、周方向の一方側に設けられる走行駆動機構50aと、他方側に設けられる走行駆動機構50bとを含んでいる。なお、走行駆動機構50aと走行駆動機構50bとは、互いに同様の構成を有しているため、以下では、主に走行駆動機構50bについて説明する。
図9に示したように、走行駆動機構50bは、自走式搬送装置21と係合および係合解除可能なロック機構51と、本体部30とロック機構51との間で周方向に伸縮可能な駆動シリンダ機構52とを含む。
駆動シリンダ機構52は、たとえば油圧シリンダにより構成されている。駆動シリンダ機構52は、一端(シリンダ側)が本体部30に取り付けられ、他端(ロッド側)がロック機構51を介して外側レール13aに係合している。具体的には、円形構造体31の一部に接続架台31aが設けられている。接続架台31aは、駆動シリンダ機構52の本体(シリンダ)を回動可能にピン支持している。駆動シリンダ機構52のロッド先端には、ロック機構51が回動可能にピン支持されている。駆動シリンダ機構52は、ロッドの伸縮によって、ロック機構51を本体部30(接続架台31a)に対して近づけ、または離れさせることができる。
図10に示すように、外側レール13aには、左右両側面に、外側レール13aに沿って延びる一対の板部材13cが設けられている。ロック機構51は、自走式搬送装置21の移動方向に概ね直交するラジアル方向(上下方向)から板部材13cを挟み込むラジアルローラ51aと、自走式搬送装置21の移動方向に概ね直交するスラスト方向(左右方向)から板部材13cを挟み込むスラストローラ51bとを含んでいる。ロック機構51は、ラジアルローラ51aおよびスラストローラ51bにより、板部材13cを挟み込むことによって、外側レール13aに沿って安定して走行可能に構成されている。すなわち、ロック機構51は、ラジアルローラ51aおよびスラストローラ51bのガイドとして機能する板部材13cに沿って脱線することなく安定して走行可能に構成されている。
外側レール13aの内周面には、ピン穴13dが周方向に沿って並ぶように設けられている。各ピン穴13dは、駆動シリンダ機構52のストロークと同じピッチで等間隔に配置されている。ロック機構51は、外側レール13aの内周面のピン穴13dに係合可能なピン51cを進退させるロック用シリンダ51dを備えている。
ロック用シリンダ51dのピン51cを伸縮させることにより、ロック(固定)状態とアンロック(解放)状態とを任意に切り替えることができる。図10に実線により示すロック(固定)状態では、ロック用シリンダ51dのピン51cがピン穴13d内に突出することにより、ロック機構51が外側レール13aに係合する。その結果、ロック機構51が外側レール13aに対して固定される。図10に二点鎖線で示すアンロック(解放)状態では、ロック用シリンダ51dのピン51cがピン穴13dから引き抜かれることにより、ロック機構51と外側レール13aとの係合が解除される。その結果、ロック機構51が外側レール13a上を走行可能となる。なお、自走式搬送装置21は、走行駆動機構50a、50bの少なくとも一方をロック状態にして周方向に走行するように構成されている。すなわち、走行駆動機構50a、50bは、同時にアンロック状態にはならない。
〈走行駆動機構による周方向移動動作〉
次に、図9(A)、(B)、(C)を参照して、走行駆動機構50による周方向移動動作の流れを説明する。図9(A)に示すように、まず、走行駆動機構50a(図4参照)のロック機構51をロック状態にして、走行駆動機構50bのロック機構51をアンロック状態にする。
次に、走行駆動機構50aおよび走行駆動機構50bの各駆動シリンダ機構52を、縮側作動(油圧シリンダのロッド側に注油加圧してシリンダロッドを引戻す)させる。走行駆動機構50a側の駆動シリンダ機構52では、ロック機構51が外側レール13aにロック(固定)されているため、接続架台31aを介して本体部30が図9(B)の右側(反時計方向)に引っ張られる。その結果、自走式搬送装置21は、支持装置40を介して周方向走路11を周方向(反時計回り)(図9(B)の右方向)に移動する。
一方、走行駆動機構50bのロック機構51はアンロック状態なので、ロック機構51は駆動シリンダ機構52の縮側作動に伴って外側レール13a上を図9(B)の右側(反時計方向)に移動する。ロック機構51はアンロック状態で外側レール13a上を走行するため、走行駆動機構50bの駆動シリンダ機構52は負荷なく所定量だけストロークして縮限に到達する。
走行駆動機構50aおよび走行駆動機構50bの各駆動シリンダ機構52が所定量だけストロークして縮限に到達すると、走行駆動機構50aおよび走行駆動機構50bのロック/アンロック状態を逆転させる。すなわち、走行駆動機構50aのロック機構51をアンロック状態にし、走行駆動機構50bのロック機構51をロック状態にする。上記の通り、外側レール13aおよび内側レール13bのピン穴13dは、駆動シリンダ機構52のストロークと同じピッチで施工されているため、係合位置を容易に切り替えることができる。
次に、走行駆動機構50aおよび走行駆動機構50bの各駆動シリンダ機構52を、伸長作動(油圧シリンダのヘッド側に注油加圧してシリンダロッドを押出す)させる。走行駆動機構50b側の駆動シリンダ機構52では、走行駆動機構50bのロック機構51が外側レール13aにロック(固定)されているため、ロック機構51からの反力により、本体部30が図9(C)の右側(反時計方向)に押し動かされる。その結果、自走式搬送装置21は、支持装置40を介して周方向走路11を周方向(反時計回り)(図9(C)の右方向)に移動する。
一方、アンロック状態の走行駆動機構50aでは、走行駆動機構50aの駆動シリンダ機構52はロック機構51を移動させながら負荷なく所定量だけストロークして伸限に到達する。
以上のように、2つ(2組)の走行駆動機構50aおよび50bのロック/アンロック状態を交互に切り替えつつ、伸縮作動を繰り返すことによって、自走式搬送装置21は周方向走路11を周方向(図9の右方向)に連続的に走行することが可能である。周方向の逆側(図9の左方向)に走行する場合には、ロック/アンロック状態の関係を逆転させればよい。
〈シールド機発進架台〉
図2、図11および図12は、円周搬送装置100のシールド機発進架台60の構成例を示す。第1実施形態では、円周発進基地3の外殻トンネル掘進方向前部には、シールド機発進架台60が設置されている。シールド機発進架台60は、図2に示す周方向の外殻トンネル2を構築する各位置(1番位置〜18番位置)に設けられる。シールド機発進架台60は、周方向走路11の外殻トンネル掘進方向に隣接するシールド機5の発進開始位置に設けられている。
シールド機発進架台60は、水平方向に延びるように配置され、シールド機5の下方から支持する部材を含んでいる。また、シールド機発進架台60には、シールド機発進架台60を構成する各部材が固定される固定部材60aが設けられている。固定部材60aは、円周発進基地3の内周面から外周面に向けて延びるように複数設けられている。また、固定部材60aは、各外殻トンネル2が構築される位置の周方向の両側に1つずつ設けられている。
シールド機発進架台60は、シールド機5の部品またはシールド機5の完成品を自走式搬送装置21から前進移動させることにより、シールド機5の部品またはシールド機5の完成品が移載されるように構成されている。シールド機発進架台60は、円周発進基地3の構造壁に溶接またはボルトによる接合などにより強固に接合されている。
なお、シールド機5の部品がシールド機発進架台60に移載された場合には、シールド機発進架台60上でシールド機5の組み立てが行われる。また、シールド機発進架台60上でのシールド機5の組み立てが完了すると、シールド機発進架台60の後端(外殻トンネル掘進方向(E方向)後側の端部)に後述する反力受架台70が溶接またはボルトによる接合などにより設置される。シールド機発進架台60の後端に設置された反力受架台70は、自走式搬送装置21からは離間している。反力受架台70は、特許請求の範囲の「反力受機構」の一例である。
(反力支持機構)
次に、図11および図12を参照して、反力受架台70について説明する。第1実施形態では、円周発進基地3のシールド機発進架台60の後部には、外殻トンネル2を掘削するシールド機5の掘削に伴う反力を支持するための反力受架台70が配置されている。図11は、円周発進基地3の外殻トンネル掘進方向前部に設置され固定されたシールド機発進架台60から、シールド機5が発進し掘進作業をしている状態を示す。
掘進作業時に、シールド機5は、地盤を掘進して外殻トンネル掘進方向に移動するとともに、後部においてセグメント7を組み立てる。シールド機5は、組み立てたセグメント7を内部の油圧ジャッキ(図示せず)により後方に押圧することにより、セグメント7を反力支持体として外殻トンネル掘進方向への推進を行う。なお、セグメント7は、トンネル掘削後に坑壁となるブロック体である。シールド機5の推進力反力は、セグメント7を介して円周発進基地3側に伝わることになる。
シールド機5の推進力反力は極めて大きい(一例として、第1実施形態では最大1000トンで計画しているものとする)ため、特に掘進初期では、セグメント7が外殻トンネル掘進方向後方に移動する可能性がある。そこで、第1実施形態の円周搬送装置100は、反力受架台70によって外殻トンネル2の掘削に伴う反力をセグメント7を介して支持することが可能である。
図11の構成例では、反力受架台70は、上記の通り、シールド機発進架台60の後端に溶接またはボルトによる接合などにより設置されている。また、反力受架台70は、シールド機5により組み立てられたセグメント7の後端(外殻トンネル掘進方向後端)に当接し、セグメント7を介して伝達される反力を受ける。反力受架台70は、図12に示すように、複数の矩形枠状部材を組み合わせて構成されている。
図12に示すように、反力受架台70により受け止められたセグメント7の推進反力(シールド機5の推進に対して発生する推進反力)は、シールド機発進架台60を介して、円周発進基地3の構造壁に伝わり吸収される。すなわち、反力受架台70により受け止められたセグメント7の推進反力は、自走式搬送装置21側に伝わることなく、自走式搬送装置21の手前で吸収される。
(資機材およびシールド機を自走式搬送装置21からシールド機発進架台60側に搬入するための構成)
次に、図11を参照して、資機材6およびシールド機5を自走式搬送装置21からシールド機発進架台60側に搬入するための構成および手順について説明する。
シールド機5がシールド機発進架台60から発進開始すると、シールド機5が位置していたシールド機発進架台60がある領域のセグメント7(仮セグメント)の内側に作業床移動架台9aが設置される。作業床移動架台9aは、レール9bを有しており、自走式搬送装置21から資機材運搬台車6aをレール9b上に受け取り可能に構成されている。作業床移動架台9aと自走式搬送装置21との間には、距離t2の空隙が設けられている。そこで、作業床移動架台9aは、空隙を埋めるために、自走式搬送装置21側の方向およびその反対方向(E方向前後)に移動量t2だけ往復移動可能に構成されている。また、作業床移動架台9aの外殻トンネル掘進方向のシールド機5により構築された外殻トンネル2内には、作業床移動架台9aから資機材運搬台車6aを受け取るためのレール9cが構築される。なお、レール9bおよびレール9cは、共に、互いに平行な2対のレールにより構成されている。また、レール9b(9c)は、2対のレール間で資機材運搬台車6aを受け渡し可能なように互いに各レーンが交差して接続される部分を有している。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、地下構造物1の外周に周方向に沿って延び、搬送対象を地下構造物1の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路11と、搬送対象を載置可能な水平維持機構33が配置される円形構造体31を有する本体部30と、本体部30を支持して1つの周方向走路11に沿って走行する支持装置40とを含む自走式搬送装置21を設け、本体部30を、支持装置40に固定的に連結する。これにより、自走式搬送装置21の本体部30が支持装置40に固定的に連結されているので、従来のような支持装置により本体部(ドラム本体)を回動可能に支持する場合とは異なり、重量物である本体部(ドラム本体)を回転(自転)させるための大型の軸受構成を削減することができる。このため、自走式搬送装置21の構成を簡素化することができる。また、本体部30を支持する支持装置40により、自走式搬送装置21が1つの周方向走路11に沿って走行することができるので、1つの周方向走路11に沿って自走式搬送装置21によりシールド機5および資機材6を含む搬送対象を地下構造物1の周方向に搬送することができる。以上により、自走式搬送装置21の構成を簡素化するとともに、自走式搬送装置21により搬送対象を地下構造物1の周方向に設けられる外殻トンネル2の施工位置に搬送することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、円周発進基地3の前部に配置され、自走式搬送装置21からシールド機5またはシールド機5を構成する部品を移載可能なシールド機発進架台60と、シールド機発進架台60から発進するシールド機5による外殻トンネル2の掘進に伴う反力を支持するための反力受架台70とを設ける。これにより、シールド機発進架台60によりシールド機5を安定して掘進開始位置に設置することができる。また、反力受架台70によりシールド機5の掘進を安定して開始することができる。また、自走式搬送装置21により1つのシールド機5を複数部品に分けてシールド機発進架台60に搬送する場合には、シールド機発進架台60をシールド機5の組立作業架台としても使用することもできる。
また、第1実施形態では、上記のように、水平維持機構33を、搬送対象を載置可能な搬送架台を有し、シールド機5を載置可能な搬送架台として機能するシールド機用架台35bと、資機材6を載置可能な搬送架台として機能する資機材用架台35aとを着脱により交換可能に構成する。これにより、シールド機用架台35bと資機材用架台35aとを着脱により交換することができるので、シールド機5および資機材6の搬送を兼用の1つの自走式搬送装置21により行うことができる。すなわち、シールド機5および資機材6の搬送を別々の自走式搬送装置21により行う場合と比較して、装置構成をより簡素化することができる。また、シールド機5および資機材6の搬送をそれぞれ専用の架台により行うことができるので、シールド機5および資機材6を安定して搬送することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、本体部30に、円形構造体31から円形構造体31の半径方向の外側にそれぞれ張り出して、支持装置40に固定的に連結される一対の張出構造体32を設ける。これにより、支持装置40により円形状の円形構造体31を直接支持する場合と比較して、支持装置40により円形構造体31を支持する必要がなくなるので、支持装置40により安定して本体部30を支持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、水平維持機構33を、搬送対象を載置可能な搬送架台と、それぞれ、搬送架台の異なる位置を支持しながら、互いに独立して昇降可能な複数の昇降装置34bとを設ける。これにより、複数の昇降装置34bによりシールド機5および資機材6を含む搬送対象の高さ位置および角度を調整することができる。その結果、搬送対象の高さ位置および角度を調整した上で、作業床移動架台9aに搬送対象を受け渡すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、支持装置40に、1つの周方向走路11のレール13上を回転する車輪42を有する支持部41と、本体部30と支持部41との間でレール13に向かう方向に伸縮可能な伸縮機構43とを設ける。これにより、レール13の反りや歪み、周方向走路11が形成される空間自体の歪みなどの誤差を伸縮機構43によって吸収することができる。そのため、周方向走路11に誤差を許容するための大きなマージンを確保しなくても、自走式搬送装置21を円滑に走行させることができるので、円周搬送装置100をコンパクトかつ容易に構築できるようになる。
また、第1実施形態では、上記のように、自走式搬送装置21を周方向に移動させる自走式搬送装置21の複数の走行駆動機構50に、1つの周方向走路11に対する係合状態および非係合状態(係合解除状態)を切り替え可能なロック機構51と、本体部30とロック機構51との間で周方向に伸縮可能な駆動シリンダ機構52とを設ける。これにより、ロック機構51の係合状態で駆動シリンダ機構52を伸長または収縮させることにより、本体部30を周方向走路11に沿って移動させることができ、ロック機構51の非係合状態で駆動シリンダ機構52を元のストローク位置に戻すことができる。複数の走行駆動機構50によって上記動作を交互に繰り返すことにより、周方向走路11に沿って自走式搬送装置21を連続的に移動させることが可能となる。
また、第1実施形態では、上記のように、地下構造物1は、本線トンネル1aおよび支線トンネル1bを含む複数のトンネルであり、1つの周方向走路11は、複数のトンネルの周囲を取り囲むように環状に形成された円周発進基地3に設けられている。これにより、複数のトンネルを取り囲む外殻トンネル群を構築する場合でも、周方向走路11によって資機材6の搬送を円滑に行うことができ、それによって工期短縮を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、図13〜図16を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、ロック機構51と駆動シリンダ機構52とを含む走行駆動機構50により自走式搬送装置21を駆動した上記第1実施形態とは異なり、ピニオンギヤ251とモータ252とを含む走行駆動機構250により自走式搬送装置221を駆動する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
図13および図14に示すように、第2実施形態による自走式搬送装置221は、自走式搬送装置221を周方向に移動させる走行駆動機構250を含んでいる。走行駆動機構250は、図15および図16に示すように、ピニオンギヤ251と、モータ252と、減速機253と、ハウジング(筐体)254とを有している。また、図13に示すように、周方向走路11の一対の外側レール13a(外殻トンネル掘進方向(E方向)前側および後側の外側レール13a)は、互いに向かい合う側面にラックギヤ213を有している。ラックギヤ213は、外側レール13aに沿って延びるように設けられている。自走式搬送装置221は、ラックギヤ213に噛み合ったピニオンギヤ251の回転反力(接線力)により周方向に移動するように構成されている。
図14に示すように、走行駆動機構250(ハウジング254)は、張出構造体32に設置されている。モータ252および減速機253は、共にハウジング254内に設置されている。ピニオンギヤ251は、減速機253の出力軸に取り付けられており、モータ252により回転されるように構成されている。また、ピニオンギヤ251は、ラックギヤ213に側方から係合するように構成されている。すなわち、ピニオンギヤ251およびラックギヤ213は、互いに横方向(外殻トンネル掘進方向)に対向するように配置されており、互いの歯が、それぞれ、外殻トンネル掘進方向前後の一方および他方を向くように噛みあっている。このため、ピニオンギヤ251およびラックギヤ213は、自走式搬送装置221の周方向への移動に伴い、横方向(外殻トンネル掘進方向)に対向配置される互いの位置(向き)関係が変わることがないように構成されている。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、地下構造物1の外周に周方向に沿って延び、搬送対象を地下構造物1の周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路11と、搬送対象を載置可能な水平維持機構33が配置される円形構造体31を有する本体部30と、本体部30を支持して1つの周方向走路11に沿って走行する支持装置40とを含む自走式搬送装置221を設け、本体部30を、支持装置40に固定的に連結する。これにより、自走式搬送装置221の構成を簡素化するとともに、自走式搬送装置221により搬送対象を地下構造物1の周方向に搬送することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、1つの周方向走路11に周方向に延びるラックギヤ213を設け、自走式搬送装置21を周方向に移動させる自走式搬送装置21の走行駆動機構250に、ラックギヤ213に側方から係合するピニオンギヤ251と、ピニオンギヤ251を回動可能なモータ252とを設ける。これにより、モータ252により回動されるピニオンギヤ251がラックギヤ213に側方から係合するので、ラックギヤ213の歯またはピニオンギヤ251の歯が上方を向くように設けられる場合と比較して、円周発進基地3上部や円周搬送装置100から落下した異物がラックギヤ213またはピニオンギヤ251上に留まり、ラックギヤ213とピニオンギヤ251との間に異物が挟み込まれるのを抑制することができる。その結果、異物により自走式搬送装置21の走行が妨げられるのを抑制することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、複数のトンネル(本線トンネルおよび支線トンネル)からなる地下構造物の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、地下構造物は、1本のトンネルであってもよいし、トンネル以外の他の構造物であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、円環状の円周発進基地内に、円環状の周方向走路を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、周方向走路が円環状である必要はない。たとえば、地下構造物の上側および下側の一方または両方に半円状または扇状の周状発進基地を設けて、周方向走路を半円状または扇状に構成してもよい。また、周方向走路は、円弧形状(曲率半径が略一定)でなくてもよい。たとえば外側レール13aおよび内側レール13bの間隔が概ね一定となる走路であれば、シールド用搬送装置および資機材用搬送装置を搬送することが可能であり、周方向走路を任意の曲線状形状にしてよい。
また、上記第1および第2実施形態では、搬送装置に走行駆動機構を設け、自走可能な構成とした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、外部の駆動機構によって搬送装置を走行させてもよい。たとえば、牽引ワイヤ、チェーンその他の牽引部材を介して、搬送装置を走行させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、搬送装置に、レール上を走行可能な支持装置を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば支持装置が円周発進基地の内壁面上を走行してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、搬送装置に反力支持機構を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、反力支持機構を設けなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、掘削機の一例としてシールド機5を用いる構成を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、どのような掘削機を搬送してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、本体部を円形構造体と張出構造体とから構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本体部を円形構造体のみから構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、走行駆動機構を外周レールのみに設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、走行駆動機構を内周レールに設けてもよいし、走行駆動機構を外周レールおよび内周レールの両方に設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、走行駆動機構がロック機構および駆動シリンダ機構を含むように自走式搬送装置を構成し、上記第2実施形態では、走行駆動機構がピニオンギヤおよびモータを含むように自走式搬送装置を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、走行駆動機構がロック機構および駆動シリンダ機構と、ピニオンギヤおよびモータとの両方を含むように自走式搬送装置を構成してもよい。
1 地下構造物
1a 本線トンネル
1b 支線トンネル
2 外殻トンネル
3 円周発進基地(外殻トンネル発進基地)
5 シールド機(掘削機)
6 資機材
11 周方向走路
13 レール
21、221 自走式搬送装置(搬送装置)
30 本体部
31 円形構造体
32 張出構造体
33 水平維持機構
34b 昇降装置
35a 資機材用架台
35b シールド機用架台(掘削機用架台)
40 支持装置
41 支持部
42 車輪
43 伸縮機構
50(50a、50b)、250 走行駆動機構
51 ロック機構
52 駆動シリンダ機構
100 円周搬送装置
213 ラックギヤ
251 ピニオンギヤ
252 モータ
C 周方向
E 外殻トンネル掘進方向

Claims (8)

  1. 地下構造物の外周に複数の外殻トンネルを構築するために使用される掘削機および掘削に必要な資機材を含む搬送対象を前記地下構造物の周方向に搬送する円周搬送装置であって、
    前記地下構造物の外周に前記周方向に沿って延び、前記掘削機および前記資機材を含む前記搬送対象を前記地下構造物の前記周方向に搬送するために使用される1つの周方向走路と、
    前記外殻トンネルの掘進方向に延びる中心軸回りに相対回転可能に配置され、前記搬送対象を載置可能な水平維持機構が内面に沿って摺動可能に設けられる円形構造体を有する本体部と、前記本体部を支持して前記1つの周方向走路に沿って走行する支持装置とを含む搬送装置と、を備え、
    前記本体部は、前記支持装置に固定的に連結されている、円周搬送装置。
  2. 前記水平維持機構は、前記搬送対象を載置可能な搬送架台を有し、前記掘削機を載置可能な前記搬送架台として機能する掘削機用架台と、前記資機材を載置可能な前記搬送架台として機能する資機材用架台とを着脱により交換可能に構成されている、請求項1に記載の円周搬送装置。
  3. 前記本体部は、前記円形構造体から前記円形構造体の半径方向の外側にそれぞれ張り出して、前記支持装置に固定的に連結される一対の張出構造体を有する、請求項1または2に記載の円周搬送装置。
  4. 前記水平維持機構は、前記搬送対象を載置可能な搬送架台と、それぞれ、前記搬送架台の異なる位置を支持しながら、互いに独立して昇降可能な複数の昇降装置とを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の円周搬送装置。
  5. 前記1つの周方向走路は、前記周方向に延びるレールを含み、
    前記支持装置は、前記レール上を回転する車輪を有する支持部と、前記本体部と前記支持部との間で前記レールに向かう方向に伸縮可能な伸縮機構とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の円周搬送装置。
  6. 前記搬送装置は、前記搬送装置を前記周方向に移動させる複数の走行駆動機構を含み、
    前記走行駆動機構は、前記1つの周方向走路と係合および係合解除可能なロック機構と、前記本体部と前記ロック機構との間で前記周方向に伸縮可能な駆動シリンダ機構とを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の円周搬送装置。
  7. 前記搬送装置は、前記搬送装置を前記周方向に移動させる走行駆動機構を含み、
    前記1つの周方向走路は、前記周方向に延びるラックギヤを含み、
    前記走行駆動機構は、前記ラックギヤに側方から係合するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤを回動可能なモータとを有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の円周搬送装置。
  8. 前記地下構造物は、本線トンネルおよび支線トンネルを含む複数のトンネルであり、
    前記1つの周方向走路は、前記複数のトンネルの周囲を取り囲むように環状に形成された外殻トンネル発進基地に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の円周搬送装置。
JP2017040887A 2017-03-03 2017-03-03 円周搬送装置 Active JP6637458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040887A JP6637458B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 円周搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040887A JP6637458B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 円周搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018145665A true JP2018145665A (ja) 2018-09-20
JP6637458B2 JP6637458B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=63589728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017040887A Active JP6637458B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 円周搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6637458B2 (ja)

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0317392A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Eng Shinko Kyokai シールド掘進機の発進装置
JPH07208070A (ja) * 1994-01-21 1995-08-08 Shimizu Corp 大断面トンネル構築用シールド機の発進方法および発進立坑
JP2009249823A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Kurimoto Kasei Kogyo Kk 管搬送用台車
JP2009264047A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Mitsubishi Heavy Industries Tunneling Machinery & Geotechnology Co Ltd トンネル掘削工法
JP2010106593A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd 円周拡大トンネル掘削工法に用いられるエレクタ装置
JP2014091937A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Taisei Corp 地下空間構築方法
US20140158039A1 (en) * 2012-12-12 2014-06-12 Brady Worldwide, Inc. Dye-Based Time-Indicating Label
JP2015129411A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 清水建設株式会社 シールドトンネルに用いる資材供給装置、及びトンネル施工方法
JP2016008425A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社大林組 大断面トンネルの構築工法
JP2016084681A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 西松建設株式会社 搬送装置および搬送方法
JP2016132945A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 戸田建設株式会社 鋼殻エレメントの発進装置及びそれを用いた鋼殻エレメントの発進方向の調整方法
JP2017096035A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 大成建設株式会社 資機材供給装置
JP2017096097A (ja) * 2017-02-02 2017-06-01 大成建設株式会社 資機材供給装置
JP2017128898A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 清水建設株式会社 シールド機移動システム、及び大断面トンネルの施工方法
JP2017179741A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 清水建設株式会社 旋回式搬送装置
JP2018035574A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 前田建設工業株式会社 資機材の搬送装置、及び資機材の搬送方法
JP2018131846A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 エヌエイチパーキングシステムズ株式会社 搬送装置および回転構造体の組立方法

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0317392A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Eng Shinko Kyokai シールド掘進機の発進装置
JPH07208070A (ja) * 1994-01-21 1995-08-08 Shimizu Corp 大断面トンネル構築用シールド機の発進方法および発進立坑
JP2009249823A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Kurimoto Kasei Kogyo Kk 管搬送用台車
JP2009264047A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Mitsubishi Heavy Industries Tunneling Machinery & Geotechnology Co Ltd トンネル掘削工法
JP2010106593A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd 円周拡大トンネル掘削工法に用いられるエレクタ装置
JP2014091937A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Taisei Corp 地下空間構築方法
US20140158039A1 (en) * 2012-12-12 2014-06-12 Brady Worldwide, Inc. Dye-Based Time-Indicating Label
JP2015129411A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 清水建設株式会社 シールドトンネルに用いる資材供給装置、及びトンネル施工方法
JP2016008425A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社大林組 大断面トンネルの構築工法
JP2016084681A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 西松建設株式会社 搬送装置および搬送方法
JP2016132945A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 戸田建設株式会社 鋼殻エレメントの発進装置及びそれを用いた鋼殻エレメントの発進方向の調整方法
JP2017096035A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 大成建設株式会社 資機材供給装置
JP2017128898A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 清水建設株式会社 シールド機移動システム、及び大断面トンネルの施工方法
JP2017179741A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 清水建設株式会社 旋回式搬送装置
JP2018035574A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 前田建設工業株式会社 資機材の搬送装置、及び資機材の搬送方法
JP2017096097A (ja) * 2017-02-02 2017-06-01 大成建設株式会社 資機材供給装置
JP2018131846A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 エヌエイチパーキングシステムズ株式会社 搬送装置および回転構造体の組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6637458B2 (ja) 2020-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011144528A (ja) トンネル掘削機のセグメント組立装置
JP6345077B2 (ja) 搬送装置および搬送方法
US5129761A (en) Pipe placement method and apparatus
JP2005083014A (ja) プレキャストトンネル工法およびそれに用いる部材搬送装置
JP6662681B2 (ja) 地下回収型上向きシールドクライムダウン工法
JP6637458B2 (ja) 円周搬送装置
JP2008248604A (ja) シールド掘進機の掘進方法及びシールド掘進機
JP3106004B2 (ja) 複数のシールドトンネル近接同時施工方法とその装置
JP5144571B2 (ja) 立坑内における台車入替装置
JP4972698B2 (ja) ベルトコンベア装置
JP6906924B2 (ja) 外殻トンネル用搬送装置
JP4152858B2 (ja) 地下トンネル構造体の築造方法
JP4557931B2 (ja) トンネル掘削機における掘削機本体の回収装置
JPH01318700A (ja) シールド掘進機のセグメント組立装置
JP6887594B2 (ja) トンネル工事用搬送装置
JP6265845B2 (ja) 回転式資機材搬入装置
JP4929360B2 (ja) トンネル掘削機のセグメント組立装置
JP4033710B2 (ja) トンネル掘削装置
JP2018131846A (ja) 搬送装置および回転構造体の組立方法
JP3215091B2 (ja) セグメント形状保持装置
CN111775100B (zh) 一种盾构机铰接油缸的洞内拆除方法
JP7319632B2 (ja) 台車入替装置およびそれを用いた資材搬送方法
JPH07238792A (ja) トンネル構築装置及び部材搬送装置
CN115584981A (zh) 隧道扩宽设备
JP4342900B2 (ja) トンネル掘削機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20181130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190522

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6637458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250