JP2018145662A - 機械式駐車装置のパレット - Google Patents
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Abstract
Description
また、逆に車両の出庫時には、ケージを昇降させて目的とする棚で停止し、棚からケージ上にパレットを移載し、入出庫部までケージを昇降し、入出庫部で車両をパレットから出庫する。
そのため、例えば小型車用に製造した既設のエレベータ式駐車装置には、パレット内法が不足するため、中型車及び大型車が収容できない問題点があった。
また、近年の車両においては、タイヤ幅(左右のタイヤの外側−外側間の距離)が広くなる傾向があり、タイヤ幅の広い車両の入庫を可能とすることが要望されている。
前記横行装置は、水平に延び鉛直軸を中心に回転駆動される旋回支持台と、前記旋回支持台の外端部に設けられ上方に延びる係合ドックとを有する、機械式駐車装置のパレットであって、
前記パレットは、その幅方向端部に長手方向に延び、断面が逆U字型のドックレールを有し、該ドックレールは、前記旋回支持台の水平回転により、前記係合ドックと係合して、前記パレットを水平に横行させるようになっており、
前記ドックレールは、前記車両が載る搭載面よりも下方に位置し、前記搭載面の幅端部が前記ドックレールの上部に位置する、機械式駐車装置のパレットが提供される。
この図において、1は車両(例えば乗用車)、2は車両1を載せるパレット、3は移動路、4は格納棚、5は移動路3を移動するケージ、6は本体フレーム、7は本体フレーム6の上部に設置されたトラクション方式(摩擦駆動式)の巻上機である。
ケージ5は、車両1が載るパレット2を載せて移動路3を移動する。
格納棚4は、移動路3に沿って配置されパレット2を格納する。
なおこの例では、移動路3は昇降路であり、ケージ5の移動は昇降である。
さらに、本発明はエレベータ式駐車装置100に限定されず、その他の機械式駐車装置にも適用することができる。
この図に示すように、発明パレット20と既設パレット10の平面図(上方から見た図)におけるパレット全幅Bとパレット全長Lは同一であり、この例では、パレット全幅Bは2970mm、パレット全長Lは5440mmである。
この例において、ドックレール21,11は、端部中心から長さ方向に延びる。ドックレール21,11は、係合ドック8cと係合して、旋回支持台8a(図5参照)の水平回転により、パレットを水平に横行させるようになっている。
この図に示すように、発明パレット20と既設パレット10の平面図(上方から見た図)におけるドックレール21,11の位置は同一である。
なお、図2(A)に示すように、ドックレール21はパレットの反対側端部に設けてもよく、両端部に設けてもよい。既設パレット10も同様である。
これに対し、既設パレット10のドックレール11は、上部開口22がなくその全長にわたり同一の断面形状を有する。上部開口22の詳細は後述する。
この図に示すように、発明パレット20の車輪12の軸間距離C、車軸の搭載面23からの車軸高さD1は、既設パレット10と同一である。またこの例において、軸間距離Cは1920mm、車軸高さD1は180mmである。また、車輪12は同じものを使用する。
車輪12は、ケージ5に設けられた横行レール5a(図5参照)に沿ってパレットを案内して横行する機能を有する。
なお、パレットに車輪を設けず、横行レール側に案内ローラを設けてもよい。
この例において、搭載面23の幅方向両端部近傍には、長さ方向に延びるタイヤ止め24が固定されており、左右のタイヤが外側にはみ出さないようになっている。なお、このタイヤ止め24は必須ではなく、これを省略してもよい。
上述した構成により、発明パレット20において、車両1が載る搭載面23の「パレット内法の幅」は、パレット全幅B(この例で2970mm)の範囲で大きく設定することができ、この例では、B1=2030mmである。
また、図2(B)に示したように、ドックレール11はパレットの幅方向端部の一部に位置するため、搭載面13において入出庫時に左右のタイヤがドックレール11の端部に当たらないように、その内側にタイヤ止め14が全長にわたり固定されている。
上述した構成により、既設パレット10において、車両1が載る搭載面13の「パレット内法の幅」は、タイヤ止め14の内側に制限され、この例では、B2=1920mmである。
ドックレール11,21の全高は、発明パレット20では搭載面23からの下端高さD2と実質的に同じであるが、既設パレット10ではこれより突出高さΔDだけ長くなっており、突出高さΔDの部分が搭載面13から上方に突出している。この差は約30mmである。
図4(A)において、発明パレット20のドックレール21は、上昇時の係合ドック8cが通過可能な上部開口22を有する。上部開口22の位置は、パレット旋回時における係合ドック8cの位置であり、ドックレール21の中間部に1つ設けられる。
このリフト装置9により、旋回支持台8aを上昇させ、かつ横行駆動装置8bにより旋回支持台8aを水平回転させることにより、発明パレット20を旋回支持台8aに載せて水平旋回することができる。この旋回の際、発明パレット20の車輪12は、ケージ上の横行レール5aから上方に浮いた状態となる。
これに対し、図5(A)の発明パレット20では、ドックレール21の全高は搭載面23からの高さD2と実質的に同じであり、旋回時の係合ドック8cの位置に、上昇時の係合ドック8cが通過可能な上部開口22を有する。
この構成により、ケージ5がリフト装置9を有し、パレットをケージ上で旋回させる場合でも、ドックレール21は、車両1が載る搭載面23よりも下方に位置することができる。
C 軸間距離、D1 車軸高さ、D2 下端高さ、ΔD 突出高さ、
L パレット全長、R 半距離、1 車両(乗用車)、2 パレット、
3 昇降路、4 格納棚、5 ケージ、5a 横行レール、6 本体フレーム、
7 巻上機、8 横行装置、8a 旋回支持台、8b 横行駆動装置、
8c 係合ドック、9 リフト装置、10 既設パレット、
10a パレット中心、11 ドックレール、12 車輪、13 搭載面、
14 タイヤ止め、20 発明パレット、20a パレット中心、
21 ドックレール、22 上部開口、23 搭載面、24 タイヤ止め、
100 エレベータ式駐車装置
Claims (4)
- 車両が載るパレットを載せて移動路を移動するケージと、ケージ上に設置され前記パレットを水平に横行させる横行装置と、前記移動路に沿って配置され前記パレットを格納する格納棚とを備え、
前記横行装置は、水平に延び鉛直軸を中心に回転駆動される旋回支持台と、前記旋回支持台の外端部に設けられ上方に延びる係合ドックとを有する、機械式駐車装置のパレットであって、
前記パレットは、その幅方向端部に長手方向に延び、断面が逆U字型のドックレールを有し、該ドックレールは、前記旋回支持台の水平回転により、前記係合ドックと係合して、前記パレットを水平に横行させるようになっており、
前記ドックレールは、前記車両が載る搭載面よりも下方に位置し、前記搭載面の幅端部が前記ドックレールの上部に位置する、機械式駐車装置のパレット。 - 前記ケージは、さらに、前記旋回支持台を横行高さより上に上昇させるリフト装置を有し、前記旋回支持台を上昇させて、その上に前記パレットを載せて水平旋回するようになっており、
前記ドックレールは、上昇時の前記係合ドックが通過可能な上部開口を有する、請求項1に記載の機械式駐車装置のパレット。 - 既設パレットに対し、パレット全幅、上方から見た前記ドックレールの位置、及び前記ドックレールの下端の前記搭載面からの下端高さが同じであり、かつ前記ドックレールの上部に前記搭載面が位置する、請求項1に記載の機械式駐車装置のパレット。
- 前記搭載面のパレット内法の幅は、既設パレットより大きい、請求項1に記載の機械式駐車装置のパレット。
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CN110295777A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-10-01 | 万翼科技有限公司 | 一种基于智能平板车的立体停车装置及立体停车系统 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5267822A (en) * | 1990-01-31 | 1993-12-07 | Paravia Ascensori | Automatic automobile parking garage |
JP2014141793A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Ihi Transport Machinery Co Ltd | 駐車装置のパレット |
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