JP2018144632A - 宇宙航行体、宇宙航行体用コントローラ、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

宇宙航行体、宇宙航行体用コントローラ、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】宙航行体の姿勢が不安定になっても、基準天体を基準として姿勢を制御できるコントローラを提供する。
【解決手段】宇宙航行体10は、全天球撮影装置50と、全天球撮影装置50によって撮影された画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体10の姿勢制御をするコントローラ70と、を備える。画像において地球が静止せずに動いていれば、衛星10にスピンが生じている。姿勢解析モジュール73aは、画像における地球の動きの速度と方向に基づいて、衛星10のスピンの角速度とスピン方向とを求めることができる。また、画像において地球が静止していたとしても、画像における地球の位置が、地球指向面が地球を正しく指向しているときにあるべき位置から外れていれば、衛星10には姿勢誤差がある。姿勢解析モジュール73aは、画像における地球の位置から、衛星10の姿勢誤差を求めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、人工衛星などの宇宙航行体に関する。
特許文献1は、人工衛星の姿勢制御を開示している。特許文献1の人工衛星は、地球に対する姿勢を検出するために、姿勢の基準となる地球をスキャンする地球センサを開示している。
特開平7−2194号公報
特許文献1の地球センサは、人工衛星の地球指向面だけに設けられている。地球指向面が地球を概ね指向した状態で人工衛星の姿勢が安定しているときには、地球指向面だけに設けられた地球センサであっても、常に、地球をスキャンし、人工衛星の姿勢誤差を検出することができる。
しかし、人工衛星の姿勢が不安定になり、地球を指向すべき地球センサが地球を指向しなくなることがある。地球センサが、地球を指向していなければ、地球のスキャンが行えず、人工衛星の姿勢を把握できなくなり、姿勢制御が困難となる。姿勢の不安定は、比較的小型の衛星、例えば、超小型衛星において、特に生じやすい。
姿勢が不安定になるのは、例えば、人工衛星が軌道に投入されたときである。人工衛星を軌道に投入するための衛星放出機構は、その機構原理上、衛星投入時に人工衛星を無スピンにできないことが多い。人工衛星がスピンすると、地球センサが常に地球を指向できなくなる。また、何らかの異常が発生し、人工衛星の姿勢が不安定になって、人工衛星がスピンしたり、人工衛星の地球指向面が地球を指向しなくなったりすることもある。
このように、地球センサだけで姿勢制御を行うのは困難であるため、地球センサ以外に、人工衛星の姿勢を大まかに安定させるための機構を人工衛星に別途備える必要が生じる。しかし、姿勢安定機構が別途必要となると、人工衛星の大型化・コスト高を招く。しかも、超小型衛星のような比較的小型の衛星の場合、大きさの制約上、そのような機構を備えることが非常に困難なこともある。
したがって、人工衛星のような宇宙航行体の姿勢が不安定になっても、地球のような基準天体を基準として姿勢を制御できることが望まれる。
本発明の一つの実施形態においては、全天球撮影装置によって撮影された画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御が行われる。これにより、宇宙航行体の姿勢が不安定になっても、基準天体を基準として姿勢を制御できる。
人工衛星の斜視図である。 人工衛星の構成を示すブロック図である。 撮影装置及び画像処理プロセッサのブロック図である。 処理選択のためのフローチャートである。 第1処理のフローチャートである。 第2処理のフローチャートである。 2つの画像を用いた処理のフローチャートである。 姿勢制御のフローチャートである。
[1.宇宙航行体]
(1)実施形態に係る宇宙航行体は、例えば、人工衛星又は惑星間航行体である。人工衛星は、例えば、通信衛星、放送衛星、気象観測衛星、地球観測衛星、測位衛星であるが、その種類は特に限定されない。人工衛星は、商業用途であってもよいし、研究用途であってもよく、その用途は特に限定されない。人工衛星の大きさも、特に限定されないが、小型衛星であってもよいし、超小型衛星であってもよい。ここで、小型衛星とは、重量が500kg以下のものとし、超小型衛星とは、重量が100kg以下のものとする。超小型衛星は、50kg以下であるのが好ましく、10kg以下であるのがより好ましく、5kg以下であるのがさらに好ましい。
超小型衛星は、例えば、1UのCubeSatであってもよいし、2UのCubeSatであってもよいし、3UのCubeSatであってもよい。ここで、1UのCubeSatとは、100×100×100mmサイズ(高さ×縦×横;以下同様)の人工衛星である。2UのCubeSatとは、200×100×100mmサイズの人工衛星である。3UのCubeSatとは、300×100×100mmサイズの人工衛星である。
超小型衛星は、例えば、1PのPocketSatであってもよいし、1.5PのPocketSatであってもよいし、2PのPocketSatであってもよい。ここで、1PのPocketSatとは、50×50×50mmサイズの人工衛星である。1.5PのPocketSatとは、89×50×50cmサイズの人工衛星である。2PのPocketSatとは、153×50×50cmサイズの人工衛星である。
人工衛星は、一般に、宇宙ステーション又はロケットに搭載された衛星放出機構から放出された後、軌道に乗る。衛星放出機構は、例えば、Picosatellite Orbital Deployer(POD)である。超小型衛星は、衛星放出機構から放出される際に、スピンすることが多い。
実施形態に係る宇宙航行体は、全天球撮影装置を備えることができる。ここで、全天球とは、人工衛星を中心として描かれる球を想定した場合に、その球の面の全体をいう。全天球撮影装置とは、人工衛星を中心として描かれる球を想定した場合に、その球の面の全体を撮影することができる装置をいう。全天球撮影装置は、人工衛星を中心とした上下左右前後方向の全方位において、ほぼ死角なく撮影をすることができる。全天球撮影装置は、全天球カメラともいわれる。
全天球撮影装置は、例えば、2つの半天球カメラを有して構成される。半天球とは、全天球の半分である。半天球カメラは、半天球を撮影する。第1の半天球カメラによって、全天球の一方の半天球を撮影し、第2の半天球カメラによって、全天球の他方の半天球を撮影することで、全天球の撮影が行える。全天球撮影装置は、3以上のカメラで、全天球の撮影を行うものであっても良い。
全天球撮影装置は、可視光を感知することで撮影するものであってもよいし、赤外線を感知することで撮影するものであってもよい。ここで、赤外線は、遠赤外線であってもよいし、近赤外線であってもよい。
実施形態に係る宇宙航行体は、宇宙航行体の姿勢制御をするコントローラを備える。実施形態のコントローラは、全天球撮影装置によって撮影された画像中の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をする。全天球撮影装置は、人工衛星からみた全方位を撮影できるため、人工衛星の姿勢が変化しても死角は生じない。したがって、人工衛星のスピンなどによって、人工衛星の姿勢が変化しても、確実に、基準天体を撮影することができる。この結果、人工衛星の姿勢が大きく変化しても、コントローラは、基準天体を見失うことなく、基準天体に基づいて、姿勢制御をすることができる。
姿勢制御は、人工衛星のスピンを抑制するデスピン制御、又は、人工衛星を所望の向きに指向させる指向制御を含むことができる。デスピン制御又は指向制御等を確実に行うため、姿勢制御は、3軸姿勢制御であるのが好ましい。3軸姿勢制御とは、人工衛星におけるロール軸、ピッチ軸、ヨー軸の3軸で姿勢を制御することである。
ここで、全天球撮影装置によって撮影された画像は、全天球が撮影された画像である。以下では、全天球が撮影された画像を、全天球画像という。全天球画像は、1つの画像データによって構成されてもよいし、複数の画像データによって構成されてもよい。全天球が複数のカメラによって分担して撮影された場合、複数の画像データが得られる。これら複数の画像データを全天球画像として取り扱っても良いが、複数の画像データを合成した一つの画像データを全天球画像として取り扱うのが好ましい。1つの画像データが全天球を表していることで、画像解析などの処理が容易となる。
基準天体とは、人工衛星の姿勢の基準となる天体である。天体とは、宇宙空間に存在する物体である。天体は、例えば、地球若しくはその他の惑星、月若しくはその他の衛星、すい星、太陽若しくはその他の恒星、星団、星雲、又は銀河である。天体は、他の宇宙航行体又はその他の人工物であってもよい。全天球画像中において基準天体となる天体は、1つでもよいし、複数でも良い。例えば、基準天体を、地球のみとしてもよいし、地球及び太陽としてもよいし、地球及び月としてもよいし、地球・太陽及び月としてもよい。全天球撮影装置は、人工衛星からみた全方位を撮影できるため、複数の天体を容易に撮影することができる。
(2)実施形態のコントローラが行う姿勢制御は、宇宙航行体に生じるスピンを抑制し、宇宙航行体を、少なくとも1つの基準天体に指向させることを含むことができる。スピンを抑制し、宇宙航行体を基準天体に指向させることが安定した姿勢が得られる。ここで、「スピンを抑制する」ことは、スピンを完全に停止させることであってもよいし、スピンを完全に停止させずにスピンを抑えることであってもよい。「宇宙航行体を少なくとも1つの基準天体に指向させる」とは、宇宙航行体を基準天体に向けることであり、例えば、宇宙航行体がある基準天体に指向すべき面を有する場合、その面を、基準天体に向けることをいう。
(3)実施形態のコントローラが行う姿勢制御は、画像中の基準天体の表面パターンに基づく姿勢の制御を含むのが好ましい。基準天体の表面パターンとは、撮影された基準天体の外観である。地球の表面パターンは、例えば、大陸や海の形状によって決まる。基準天体の表面パターンを姿勢制御に用いると、基準天体上の特定の位置へ宇宙航行体を精度良く指向させることができる。
(4)1又は複数の基準天体は、第1天体と、第1天体とは異なる第2天体と、を含むのが好ましい。基準天体は、3以上であってもよい。実施形態のコントローラが行う姿勢制御は、画像中の第1天体に基づいて、宇宙航行体を基準とする第1の向きを第1天体に指向させ、画像中の第2天体に基づいて、第1の向きに沿った方向に沿った軸回りの姿勢を、前記画像中の前記第2天体の位置に基づいて調整することを含むことができる。この場合、宇宙航行体は、複数の天体の位置関係に応じた適切な姿勢をとることができる。
(5)第1天体は、例えば、地球である。第1天体は、例えば、航行の目標となる天体又はその他の天体であってもよい。第2天体は、例えば、太陽である。第2天体は、その他の天体であってもよい。
(6)実施形態の全天球撮影装置は、全天球の可視光画像及び全天球の赤外線画像を得るよう構成されていてもよい。実施形態のコントローラは、可視光画像及び赤外線画像のいずれか一方の画像を選択し、選択された画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、姿勢制御をすることができる。
(7)実施形態のコントローラは、可視光画像中の1又は複数の基準天体及び赤外線画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、姿勢制御をすることができる。
(8)実施形態において、宇宙航行体は、超小型衛星であるのが好ましい。
(9)実施形態において、コントローラは、全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をすることができる。
(10)実施形態において、宇宙航行体の姿勢制御をする方法は、全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づく。
(11)実施形態において、コンピュータプログラムは、全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をすることを含む処理をコンピュータに実行させる。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納される。記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムは、プロセッサによって実行される。
[2.超小型衛星の例]
図1は、超小型衛星10の例を示している。この衛星10は、例えば、1UのCubeSatであり、地球の地上局との間で無線通信を行う通信衛星である。衛星10から送信されるデータは、例えば、衛星10によって撮影された画像データである。
画像データは、静止画像データであってもよいし、動画像データであってもよい。動画像データは、例えば、人工衛星から撮影した宇宙ライブ映像である。動画像データのような大容量のデータを伝送するには、大きな無線伝送帯域を必要とする。大容量のデータ伝送には、例えば、Ku帯のような高周波領域が用いられるのが好ましい。Ku帯のような、高周波領域では波長が短いため、通信アンテナを小型化できる。小型のアンテナは、超小型衛星に適している。
衛星10は、地球指向面11aを有する。地球指向面11aは、衛星10において、地球に向くべき面である。地球指向面11aには、地球の地上局との通信のための通信アンテナ30が設けられている。アンテナ30は、円偏波アンテナであるのが好ましい。十分な電波信号電力を地上まで送るには、アンテナ30の方向を精度良く、地上アンテナに向ける必要がある。アンテナ30を精度良く地上アンテナに向けるべく、実施形態に係る衛星10は高い精度で姿勢制御される。高精度の姿勢制御により、アンテナ20が設けられている地球指向面11aは、精度良く地上アンテナに向けられる。
なお、地球指向面11aには、アンテナ30に代えて、又はアンテナ30に加えて、衛星10の種類に応じた他のデバイスが設けられても良い。他のデバイスは、例えば、地球を観測するためのセンサである。
図1においては、衛星10の軌道に沿って進行する向きをXとし、衛星10から地球の中心に向く向きをZとし、右手直交系においてX及びZと直交する向きをYとする。図1の衛星10は、立方体形状であり、その表面に、地球指向面11aを含む6つの面11a,11b,12a,12b,12c,12dを有する。
図1では、衛星10において、地球指向面11a及びその反対面11bに直交する軸を、z軸としている。以下では、z軸をヨー軸ともいい、z軸方向をヨー方向ともいう。z軸が、地球指向面11aが地球の中心に向いている場合、z軸方向はZ方向と一致する。z軸方向がZ方向と一致しているときにX方向と一致する軸をx軸とし、Y方向と一致する軸をy軸とする。以下では、x軸をロール軸ともいい、x軸方向をロール方向ともいう。また、y軸をピッチ軸ともいい、y軸方向をピッチ方向ともいう。
衛星10は、x軸と直交する第1面12a及び第2面12bと、y軸と直交する第3面12c及び第4面12dを有する。第1面12a及び第2面12bには、それぞれ、全天球撮影装置50の魚眼レンズ21及び魚眼レンズ22が設けられている。魚眼レンズ21は、魚眼レンズ21側の半天球を撮影するためのものであり、魚眼レンズ22は、魚眼レンズ22側の半天球を撮影するためのものである。2つの魚眼レンズ21,22により、衛星10を中心とした全天球を、ほぼ死角なく、撮影することができる。
魚眼レンズ21,22は、面12c及び面12dに設けられていても良いし、地球指向面11a及び反対面11bに設けられていても良い。ただし、レンズ21,22を地球指向面11a以外の面に配置することで、地球指向面11aにおいて、アンテナ30等の設置スペースを広く確保できる。
実施形態において、面12cには、太陽光発電パネル40が設けられている。太陽光発電パネル40は、衛星40の動作のための電力を発生させる。太陽光パネル40は、面11d及び面12dに設けられていても良い。
図2に示すように、衛星10は、コントローラ70を備える。コントローラ70は、衛星10に内蔵され、衛星10の姿勢制御等をする。コントローラ70は、プロセッサ71とメモリ72とを備えるコンピュータによって構成されている。プロセッサ71は、メモリ72に記憶されたコンピュータプログラム73を実行する。プログラム73は、衛星10の姿勢解析モジュール73a、姿勢制御モジュール73b、通信処理モジュール73cなどの様々な処理モジュールを有する。メモリ72は、撮影装置50によって撮影された画像を保存するための領域74も有する。
衛星10は、姿勢制御用のアクチュエータ80を備える。アクチュエータ80は、xyz軸の3軸の姿勢制御をする。アクチュエータ80は、例えば、磁気トルカを有する。2軸の磁気トルカとその補完する1軸の駆動装置、たとえば、モーメンタムホイルの組み合わせで、3軸の姿勢制御が可能となる。磁気トルカは、小型であるため、超小型衛星の姿勢制御には適している。アクチュエータ80は、磁気トルカに限られず、例えば、スラスタであってもよい。スラスタも3軸姿勢制御を行える。また、3軸のモーメンタムホイルとの組み合わせでも、3軸の姿勢制御は行える。
アクチュエータ80は、インタフェース76を介して、コントローラ70のプロセッサ71に接続されている。コントローラ71は、アクチュエータ80に対して、姿勢制御のための制御信号を与える。アクチュエータ80は、コントローラ80からの制御信号に応じて作動する。
衛星10は、衛星10の姿勢解析のため、撮影装置50を備える。撮影装置50は、衛星10を中心とした全天球を撮影する。撮影装置50は、姿勢の基準となる天体として、少なくとも地球を撮影することができる。撮影装置50によって得られた画像は、画像処理プロセッサ60によって、画像処理され、コントローラ70に与えられる。画像処理プロセッサ60は、インタフェース75を介して、プロセッサ71に接続されている。コントローラ70は、得られた画像を、画像保存領域74に保存することができる。コントローラ70は、得られた画像における基準天体としての地球の動き及び位置に基づいて、衛星10の姿勢を解析する。姿勢解析の処理は、姿勢解析モジュール73aが担う。
画像において地球が静止せずに動いていれば、衛星10にスピンが生じている。姿勢解析モジュール73aは、画像における地球の動きの速度と方向に基づいて、衛星10のスピンの角速度とスピン方向とを求めることができる。また、画像において地球が静止していたとしても、画像における地球の位置が、地球指向面11aが地球を正しく指向しているときにあるべき位置から外れていれば、衛星10には姿勢誤差がある。姿勢解析モジュール73aは、画像における地球の位置から、衛星10の姿勢誤差を求めることができる。
コントローラ70が、姿勢解析に用いる画像は、全天球画像である。全天球画像には、衛星10がスピンをしているときや、姿勢が大きく崩れていているときでも、姿勢の基準となる地球が常に写っている。したがって、コントローラ70は、スピンのような衛星の動きを含む姿勢解析を常に行うことができる。なお、撮影された画像は、アンテナ30から地球へ送信されてもよい。
姿勢制御モジュール73bは、衛星10の角速度、スピン方向、姿勢誤差等の姿勢解析情報に基づいて、衛星10を姿勢制御する。姿勢制御モジュール73bは、姿勢解析情報に基づき、アクチュエータ80を作動させるための制御信号を、アクチュエータ80へ出力する。コントローラ70は、衛星10のスピンを抑制し、地球指向面11aが地球を指向するように、アクチュエータ80を制御する。コントローラ70は、地球指向面11aに直交するz軸方向が、地上アンテナへ向くようにアクチュエータ80を制御する。これにより、アンテナ20が地上アンテナに向けられ、良好な衛星通信が可能となる。
コントローラ70には、インタフェース77を介して、無線通信機100が接続されている。無線通信機100は、アンテナ30を備える。無線通信機100は、通信処理モジュール73cから与えられた通信信号から無線周波数の信号を生成し、その信号をアンテナ30から地上アンテナへ送信する。無線通信機100は、地上アンテナから送信された信号を受信することもできる。
撮影装置50、画像処理プロセッサ60、コントローラ70、アクチュエータ80、及び無線通信機100等の衛星10の各部に供給される電力は、太陽光発電パネル40によって発電される。発電された電力は、バッテリ90に蓄電され、バッテリ90から各部へ電力が供給される。
図3は、撮影装置50の例を示している。図3に示す撮影装置50は、可視光画像及び赤外線画像を取得する。ただし、撮影装置50は、可視光画像だけを取得するものであってもよいし、赤外線画像だけを取得するものであってもよい。
撮影装置50は、全天球撮影のため、前述のように、第1のレンズ21と第2のレンズ22とを備える。第1のレンズは、全天球のうちの第1の半天球分の視野の光を集光する。第2のレンズは、全天球のうちの残りの半天球である第2の半天球分の視野の光を集光する。なお、レンズ21により集光される視野と、レンズ22により集光される視野とは、単一の全天球画像生成を容易にするために、一部重複しているのが好ましい。
第1のレンズ21によって集光された第1の半天球分の視野の光は、スプリッタ52aを介してイメージセンサ53a,54aに与えられる。スプリッタ52aは、可視光を反射し、赤外線を透過させる。イメージセンサ53aは、可視光を電気信号に変換する。つまり、イメージセンサ53aは、第1の半天球に対応した第1可視光画像201を出力する。イメージセンサ54aは、赤外線を電気信号に変換する。つまり、イメージセンサ54aは、第1の半天球に対応した第1赤外線画像301を出力する。
第2のレンズ22によって集光された第2の半天球分の視野の光は、スプリッタ52bを介して、イメージセンサ53b,54bに与えられる。スプリッタ52bは、可視光を反射し、赤外線を透過させる。イメージセンサ53bは、可視光を電気信号に変換する。つまり、イメージセンサ53bは、第2の半天球に対応した第2可視光画像202を出力する。イメージセンサ54bは、赤外線を電気信号に変換する。つまり、イメージセンサ54bは、第2の半天球に対応した第2赤外線画像302を出力する。
イメージセンサ53a,54a、53b,54bから出力された画像は、画像処理プロセッサ60に与えられる。画像処理プロセッサ60は、第1可視光画像201及び第2可視光画像を組み合わせて、単一の可視光全天球画像203を生成する。また、画像処理プロセッサ60は、第1赤外線画像301及び第2赤外線画像302を組み合わせて、単一の赤外線全天球画像303を生成する。画像処理プロセッサ60は、画像203,303をコントローラ71へ送信する。コントローラ70の姿勢解析モジュール73aは、画像203,303のいずれか一方又は両方を用いて、衛星10の姿勢を解析する。
図4に示すように、姿勢解析モジュール73aは、ステップS1において、可視光全天球画像203を用いた姿勢解析をする第1処理S2−1と、赤外線全天球画像303を用いた姿勢解析をする第2処理S2−2とのいずれを実行するかを、選択する。この選択は、複数の画像203,303のうち姿勢解析により適した画像を、姿勢解析に用いるため行われる。選択は、例えば、時間に基づいて行われてもよいし、いずれの画像が地球をより鮮明に撮影しているかの評価に基づいて行われてもよい。
赤外線画像303は、地球の昼夜を問わず、地球の輪郭を映し出すことができるため、多くの時間帯において、姿勢解析に適している。ただし、撮影している地球が昼間であるときには、可視光画像のほうが地球表面のパターンを示す情報(地形や都市・国等の位置などの情報)をより精度良く得られるため、より正確な姿勢制御に適している。この観点から、ステップS1の選択処理では、姿勢解析により適した画像を用いる処理が選択される。
図5は、第1処理S2−1の例を示している。第1処理S2−1では、姿勢解析モジュール73aが、ステップS12において可視光全天球画像203を読み出し、ステップS13において基準天体である地球の画像203中での動き及び位置を解析することで衛星10の姿勢解析情報を得る。姿勢解析情報は、前述のように、衛星10の角速度、スピン方向、姿勢誤差等を含む。姿勢制御モジュール73bは、ステップS14において、姿勢解析情報に基づいて、アクチュエータ80を作動させる。
図6は、第2処理S2−2の例を示している。第2処理S2−2では、姿勢解析モジュール73aが、ステップS22において赤外線全天球画像303を読み出し、ステップS23において基準天体である地球の画像303中での動き及び位置を解析することで衛星10の姿勢解析情報を得る。姿勢解析情報は、前述のように、衛星10の角速度、スピン方向、姿勢誤差等を含む。姿勢制御モジュール73bは、ステップS24において、姿勢解析情報に基づいて、アクチュエータ80を作動させる。
図7は、姿勢解析モジュール73aが、可視光全天球画像203及び赤外線全天球画像の両方を用いて姿勢解析をする場合の手順を示している。姿勢解析モジュール73aは、ステップS31及びステップS32において、可視光全天球画像203及び赤外線全天球画像303を読み出す。姿勢解析モジュール73aは、ステップS33において、両画像303を用いて、姿勢解析をする。両画像303を用いた姿勢解析では、例えば、地球の明るい部分(昼間の部分)については可視光全天球画像203から得られる情報が用いられ、暗い部分(夜間の部分)については、遠赤外線全天球画像から得られる情報が用いられる。撮影された地球に明るい部分と暗い部分とが共存している場合には、両画像203,303から得られる情報を補完的に用いることで、より精度の高い姿勢解析情報が得られ、特に、姿勢誤差を精度よく求めることができる。姿勢制御モジュール73bは、ステップS34において、姿勢解析情報に基づいて、アクチュエータ80を作動させる。
図8は、ステップS13,S24,S34の姿勢制御処理を示している。姿勢制御モジュール73bは、ステップS41において、基準天体(第1天体)である地球が、画像203,303において、移動しているか否か(画像中の位置が変化しているか否か)を判定する。移動しているか否かは、例えば、姿勢解析情報に含まれる角速度及びスピン方向の情報に基づいて行われる。画像203,303中の地球が移動していると判定された場合、衛星10はx軸(ロール軸)回り及び/又はy軸(ピッチ軸)回りにスピンしている。そこで、姿勢制御モジュール73bは、ステップS42において、アクチュエータ80を作動させ、ロール軸及び/又はピッチ軸回りのスピンを抑制する。スピン抑制のための制御量は、角速度及びスピン方向に基づいて決定される。
ステップS43において、姿勢制御モジュール73bは、画像203,303における地球(第1天体)の位置が正しいか否かを判定する。この位置判定に用いられる全天球画像203,303は、例えば、図5及び図6に示すフォーマットを有する。図5及び図6の画像203,303においては、横方向θが−180°から+180°までの水平方位に対応し、縦方向θが−90°から+90°までの垂直方位に対応している。なお、横方向θは、xz平面における方位角であり、縦方向θはy軸方向の方位角である。
例えば、地球指向面11aが地球に対向するとともにz軸が地球の中心を指向するのが正しい姿勢であるときにおいては、画像203,303における地球E1、E3の中心位置が、(θ,θ)=(0,0)の位置にあれば、衛星10が正しい姿勢をとっていることになる。これに対し、画像203,303における地球E1,E3の中心位置が、(θ,θ)=(0,0)から外れていると、姿勢誤差があり、正しい姿勢ではないことがわかる。
地球の位置が正しくないと判定すると、姿勢制御モジュール73は、ステップS44において、アクチュエータ80を作動させ、ロール軸及び/又はピッチ軸回りに衛星の姿勢を変更して、正しい姿勢を取るようにする。これにより、z軸が地球の特定の目標位置(例えば、地上アンテナの位置)に向かう方向に一致する適切な姿勢が得られる。
例えば、目標位置が日本の東京である場合、画像203,303において、東京の位置を探索し、探索された位置の座標が(θ,θ)=(0,0)になるように姿勢が制御される。なお、目標位置の探索には、赤外線全天球画像303よりも可視光全手球画像203のほうが適している。
なお、z軸が、指向すべき目標位置(例えば、地上アンテナの位置)に正しく指向しているか否かは、画像203,303に基づいて判定してもよい。この判定は、例えば、基準全天球画像205,305と画像203,303との対比によって行われる。基準画像205,305は、メモリ72に予め格納されている。基準画像205,305は、例えば、制御時の時刻において、z軸が目標位置を正しく指向している場合の画像である。画像203における地球の像が、基準画像205における地球の像に一致するように、姿勢制御することで、正しい姿勢が得られる。基準画像205を用いる場合も可視光画像203を用いるほうが好ましい。
ステップS45において、姿勢制御モジュール73bは、画像203,303における地球の像が回転しているか否かを判定する。衛星10がz軸回りにスピンしている場合、画像203,303中で地球の位置が変化せず静止していても、静止した状態で地球が回転する。地球の像の回転の有無は、地球の表面パターンの変化の有無によって判定される。表面パターンの変化の有無を判定するには、可視光画像203を用いるほうが好ましい。
衛星10がz軸回りだけでスピンしていても、通信アンテナ30が円偏波アンテナであれば、問題はないが、z軸回りのスピンが問題となる場合、姿勢制御モジュール73bは、ステップS46において、アクチュエータ80を作動させ、z軸(ヨー軸)回りのスピンを抑制する。スピン抑制のための制御量は、地球の回転の角速度及び回転方向に基づいて決定される。
以上の3軸姿勢制御により、地球指向面11aが、地球の目標位置を指向した姿勢で衛星10を安定させることができる。ただし、姿勢制御モジュール73bは、太陽光発電効率を上げるため、ステップS47の姿勢制御も行う。ステップS47の姿勢制御では、z軸(ヨー軸)回りの姿勢だけが制御される。
太陽光発電パネル40は、太陽に対して正対していると発電効率が最も高くなるため、太陽光発電パネル40はできるだけ太陽に正対しているのが好ましい。そこで、姿勢制御モジュール73bは、ステップS47において、画像203,303における太陽(第2天体)の位置に基づいて、太陽光発電パネル40が設けられている面12cが、できるだけ太陽の方を指向するようにz軸回りに衛星10の姿勢を変更する。この姿勢制御により、太陽光発電パネル40の向きを太陽の位置に応じて変更することができる。なお、ステップS47の姿勢制御では、z軸(ヨー軸)回りの姿勢だけが制御され、x軸及びy軸回りの姿勢は変化しないため、地球指向面11aが地球の目標位置を指向した姿勢は維持される。
本実施形態では、衛星10は、全天球撮影装置50を備えているため、衛星10がどのような姿勢であっても、地球及び太陽という位置関係が変化し得る二つの天体を常に同時に撮影することができる。
[3.変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
10 人工衛星
11a 地球指向面
11b 反対面
12a 第1面
12b 第2面
12c 第3面
12d 第4面
21 第1魚眼レンズ
22 第2魚眼レンズ
30 アンテナ
40 太陽光発電パネル
50 全天球撮影装置
60 画像処理プロセッサ
70 コントローラ
71 プロセッサ
72 メモリ
73 コンピュータプログラム
73a 姿勢解析
73b 姿勢制御
73c 通信処理
74 画像保存領域
75 インタフェース
76 インタフェース
77 インタフェース
80 アクチュエータ
90 バッテリ
100 無線通信機

Claims (11)

  1. 全天球撮影装置と、
    前記全天球撮影装置によって撮影された画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、前記宇宙航行体の姿勢制御をするコントローラと、
    を備える宇宙航行体。
  2. 前記姿勢制御は、前記宇宙航行体に生じるスピンを抑制し、前記宇宙航行体を、少なくとも1つの前記基準天体に指向させることを含む
    請求項1に記載の宇宙航行体。
  3. 前記姿勢制御は、前記画像中の前記基準天体の表面パターンに基づく姿勢の制御を含む
    請求項1又は2に記載の宇宙航行体。
  4. 1又は複数の前記基準天体は、第1天体と、前記第1天体とは異なる第2天体と、を含み、
    前記姿勢制御は、
    前記画像中の前記第1天体に基づいて、前記宇宙航行体を基準とする第1の向きを前記第1天体に指向させ、
    前記画像中の前記第2天体に基づいて、前記第1の向きに沿った方向に沿った軸回りの姿勢を、前記画像中の前記第2天体の位置に基づいて調整することを含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の宇宙航行体。
  5. 前記第1天体は、地球であり、前記第2天体は、太陽である
    請求4に記載の宇宙航行体。
  6. 前記全天球撮影装置は、全天球の可視光画像及び全天球の赤外線画像を得るよう構成され、
    前記コントローラは、前記可視光画像及び前記赤外線画像のいずれか一方の画像を選択し、選択された画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、前記姿勢制御をする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の宇宙航行体。
  7. 前記全天球撮影装置は、全天球の可視光画像及び全天球の赤外線画像を得るよう構成され、
    前記コントローラは、前記可視光画像中の1又は複数の基準天体及び前記赤外線画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、前記姿勢制御をする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の宇宙航行体。
  8. 超小型衛星である請求項1〜7のいずれか1項に記載の宇宙航行体。
  9. 全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をするコントローラ。
  10. 全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をする方法。
  11. 処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記処理は、全天球画像中の1又は複数の基準天体に基づいて、宇宙航行体の姿勢制御をすることを含む
    コンピュータプログラム。
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