JPH05162698A - 姿勢制御装置 - Google Patents

姿勢制御装置

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JPH05162698A
JPH05162698A JP3325741A JP32574191A JPH05162698A JP H05162698 A JPH05162698 A JP H05162698A JP 3325741 A JP3325741 A JP 3325741A JP 32574191 A JP32574191 A JP 32574191A JP H05162698 A JPH05162698 A JP H05162698A
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axis
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、姿勢異常発生時における電力確保
の迅速化を図り、運用の信頼性を高めると共に、構成部
品の削減化を図り、小形化を図るようにすることにあ
る。 【構成】宇宙航行体の姿勢異常が発生した状態で、地球
捕捉を行うと共に、太陽電池パドルを宇宙航行体に対応
して駆動するようにして、宇宙航行体の地球捕捉が完了
して姿勢異常を修正し、定常的な三軸姿勢制御に移行し
た状態で、太陽電池パドルが太陽方向に指向されるよう
に構成し、所期の目的を達成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば三軸姿勢制御
される太陽電池パドルの搭載される人工衛星や軌道上作
業機等の宇宙航行体の三軸姿勢を実行するのに用いられ
る姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の姿勢制御装置は、地球セ
ンサ、及びジャイロ等の慣性基準装置を用いて、例えば
目標とする地球に対するロール(R)軸及びピッチ
(P)軸が検出され、太陽センサ及び慣性基準装置を用
いて地球に対するヨー(Y)軸が検出される。そして、
これらの検出値に基づいて姿勢制御部では、姿勢制御信
号を生成して、この姿勢制御信号より姿勢駆動信号を算
出し、この姿勢駆動信号により姿勢制御用アクチュエー
タを駆動制御して地球捕捉が行われ、その後、宇宙航行
体の三軸回りの姿勢制御が実行される。
【0003】また、定常的な姿勢制御状態において、宇
宙航行体に姿勢異常が発生した場合には、先ず、電力を
確保するために、姿勢異常時のみに駆動される太陽捕捉
用太陽センサが作動されて、太陽捕捉が実行され、太陽
捕捉完了後に、太陽電池パドルが太陽方向に指向され、
次に、再び地球捕捉が行われて上述した定常的な姿勢制
御に移行する方法が採られていた。
【0004】ところが、上記姿勢制御装置では、例えば
図2に示すように蝕期間に宇宙航行体1に姿勢異常が発
生した場合、蝕期間経過後に、先ず、太陽捕捉が開始さ
れ、A位置で捕捉が完了すると、次に、太陽電池パドル
を太陽方向に指向し、その後、地球捕捉を行って定常的
な姿勢制御を行わなければならないために姿勢修正に長
時間かかるという不具合を有する。これによれば、特
に、宇宙航行体1を目標とする地球の比較的近い低軌道
を採るように運用する場合、いわゆる蝕期間の関係から
太陽捕捉に長時間かかり、電力確保に長時間を費やす虞
があり、宇宙航行体1の運用に支障を来すという問題を
有していた。また、これによれば、姿勢異常発生時のみ
に作動される太陽センサを特別に備えなければならない
ことにより、宇宙開発の分野において、要請される軽量
化を図るための構成部品の削減化が困難であるという問
題を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の姿勢制御装置では、姿勢異常が発生した場合、電力
確保に長時間費やし、しかも、姿勢異常修正専用の特別
な構成部品を備えなければならないという問題を有して
いた。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、姿勢異常発生時における電力確
保の迅速化を図り得、且つ構成部品の削減化を図り得る
ようにした姿勢制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、目標の周囲
を周回する太陽電池パドルの搭載される宇宙航行体の前
記目標に対するロール軸、ピッチ軸、及びヨー軸を検出
して、該宇宙航行体の三軸回りの姿勢を制御する姿勢制
御装置において、前記太陽電池パドルを前記宇宙航行体
の司る姿勢に対応して展開駆動して太陽方向に指向する
駆動手段と、前記宇宙航行体の姿勢異常を検出した状態
で、前記目標を捕捉した後、前記目標に対するロール
軸、ピッチ軸及びヨー軸を検出して前記宇宙航行体の三
軸回りの姿勢を制御する姿勢異常修正手段とを備えて構
成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、宇宙航行体の姿勢異常が発
生すると、姿勢異常修正手段は宇宙航行体の目標捕捉を
行った後、定常的な三軸姿勢制御を行い姿勢異常を回避
することにより、宇宙航行体の目標捕捉が完了した状態
で、太陽電池パドルが駆動手段により太陽方向に指向さ
れて作動される。従って、宇宙航行体の目標捕捉と略同
時に太陽電池パドルによる電力供給が可能となるうえ、
定常姿勢制御のために検出される目標に対するロール
軸、ピッチ軸及びヨー軸に基づいた姿勢異常の回避が可
能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例に係る姿勢制御
装置を示すもので、図中10,11は冗長系を形成する
第1及び第2の地球センサで有る。この第1乃至第2の
地球センサ10,11は、その出力端が姿勢制御部12
に接続され、図示しない宇宙航行体の地球に対するロー
ル(R)軸及びピッチ(P)軸を検出して姿勢制御部1
2に出力する。また、姿勢制御部12には冗長形を形成
するヨー(Y)軸検出用の第1及び第2の太陽センサ1
3,14の出力端が接続される。さらに、姿勢制御部1
2には慣性基準装置、例えば第1乃至第3のジャイロ1
5〜17の出力端が接続され、これら第1乃至第3のジ
ャイロ15〜17の出力に基づいて上記第1及び第2の
地球センサ10,11及び第1及び第2の太陽センサ1
3,14の検出信号を補正して、地球に対するロール
軸、ピッチ軸及びヨー軸を検出する。
【0011】上記姿勢制御部12には、その第1の出力
端に冗長系を形成する姿勢制御用の第1及び第2のアク
チュエータ18,19が接続され、地球に対するロール
軸、ピッチ軸及びヨー軸に基づいて姿勢制御信号を求め
て駆動制御信号を算出し、この駆動制御信号により第1
のアクチュエータ18あるいは第2のアクチュエータ1
9を駆動制御して宇宙航行体の三軸回りの姿勢を制御す
る。
【0012】また、姿勢制御部12には、その第2の出
力端に太陽電池パドル指向制御用のパドル駆動制御部2
0,21が接続される。パドル駆動制御部20,21は
姿勢制御部12を介して入力される地球に対するロール
軸、ピッチ軸及びヨー軸に基づいて、宇宙航行体に搭載
される太陽電池パドルを略マイナスの軌道レートで開ル
ープ制御する如く駆動するためのパドル駆動信号を算出
して、図示しないパドル駆動部を駆動制御し、太陽電池
パドルを太陽方向に指向させる。
【0013】上記構成において、姿勢制御部12は第1
の地球センサ10及び第1の太陽センサ13の検出信号
と、第1乃至第3のジャイロ15〜17の検出信号に基
づいて、地球に対するロール軸、ピッチ軸及びヨー軸を
生成して姿勢制御信号を算出し、この姿勢制御信号より
駆動制御信号を求めて第1のアクチュエータ18を駆動
制御して、宇宙航行体の三軸回りの姿勢を制御する。同
時に、パドル駆動制御部20には第1の地球センサ10
及び第1の太陽センサ13の検出信号と、第1乃至第3
のジャイロ15〜17の検出信号が姿勢制御部12を介
して入力される。すると、パドル駆動制御部20はこれ
らの検出信号に基づいて太陽電池パドルを略マイナスの
軌道レートで駆動するためのパドル駆動信号を算出し
て、パドル駆動部(図示せず)を駆動制御し、太陽電池
パドルを宇宙航行体の司る姿勢に対応して駆動させ、太
陽方向に指向される。
【0014】また、姿勢制御部12は上記定常姿勢制御
状態において、例えば第1の地球センサ10及び第1の
太陽センサ11の検出信号に基づいて姿勢異常を検出す
ると、次の手順で動作する。すなわち、姿勢制御部12
は、異常を検出すると、センサ系を冗長系の第2の地球
センサ11及び第2の太陽センサ14に切換えると共
に、姿勢駆動系を冗長系の第2のアクチュエータ19に
切換える。そして、姿勢制御部12は、これら第2の地
球センサ11及び第2の太陽センサ14の検出信号と、
第1乃至第3のジャイロ15〜17の検出信号に基づい
て地球捕捉信号を算出して駆動制御信号を求め、第2の
アクチュエータ19を駆動制御して地球捕捉を行う。同
時に、パドル駆動制御部20は、第2の地球センサ11
及び第2の太陽センサ14の検出信号と、第1乃至第3
のジャイロ15〜17の検出信号に基づいて作動され、
上述したように太陽電池パドルを宇宙航行体の司る姿勢
に対応して駆動させ、宇宙航行体の地球捕捉と略同時に
太陽方向に指向させる。
【0015】そして、地球捕捉が完了すると、姿勢制御
部12は、再びセンサ系を第1の地球センサ10及び第
1の太陽センサ13に切換えると共に、姿勢駆動系を第
1のアクチュエータ18に切換える。その後、姿勢制御
部12は、上述したように第1の地球センサ10及び第
1の太陽センサ13の検出信号と、第1乃至第3のジャ
イロ15〜17の検出信号に基づいて駆動制御御信号を
算出して、第1のアクチュエータ18を駆動制御し、定
常的な三軸回りの姿勢制御を実行する。
【0016】なお、姿勢異常から定常姿勢制御に移行す
る際、これら冗長系を形成する第2の地球センサ11、
第2の太陽センサ14、及び第2のアクチュエータ19
は、第1の地球センサ10、第1の太陽センサ13、及
び第1のアクチュエータ18が故障している場合には、
これらに切換えることなく、引続きを作動されて定常姿
勢制御のために供される。
【0017】このように、上記姿勢制御装置は、宇宙航
行体の姿勢異常が発生した状態で、地球捕捉を行うと共
に、太陽電池パドルを宇宙航行体に対応して駆動するよ
うにして、宇宙航行体の地球捕捉が完了して姿勢異常を
修正し、定常的な三軸姿勢制御に移行した状態で、太陽
電池パドルが太陽方向に指向されるように構成した。こ
れによれば、姿勢異常が発生した状態おいても、宇宙航
行体の地球捕捉と略同時に太陽電池パドルによる電力供
給が可能となり、運用上の信頼性の向上が図れる。ま
た、地球捕捉を行うことにより、姿勢異常の修正を行う
ように構成したことにより、従来のような姿勢異常回避
用の太陽センサを備える必要がなくなるため、構成部品
の削減化が図れる。
【0018】なお、上記実施例では、姿勢異常時におけ
る地球捕捉を冗長系の第2の地球センサ11及び第2の
太陽センサ14と、第1乃至第3のジャイロ15〜17
を用いて行うように構成したが、これに限ることなく、
第1の地球センサ10及び第1の太陽センサ13を用い
て構成することも可能である。また、地球に対するロー
ル軸、ピッチ軸及びヨー軸の検出センサとしては、上記
実施例に限ることなく、各種の検出センサを用いて構成
することが可能である。
【0019】また、上記実施例では、地球の周囲を周回
する宇宙航行体に適用した場合で説明したが、これに限
ることなく、大型宇宙航行体の周囲を周回する宇宙航行
体においても適用可能である。よって、この発明は上記
実施例に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のこと
である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、姿勢異常発生時における電力確保
の迅速化を図り得、且つ構成部品の削減化を図り得るよ
うにした姿勢制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る姿勢制御装置を示し
たブロック図。
【図2】従来の問題点を説明するために示した図。
【符号の説明】
10,11…第1及び第2の地球センサ、12…姿勢制
御部、13,14…第1及び第2の太陽センサ、15〜
17…第1乃至第3のジャイロ、18,19…第1及び
第2のアクチュエータ、20,21…パドル駆動制御
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標の周囲を周回する太陽電池パドルの
    搭載される宇宙航行体の前記目標に対するロール軸、ピ
    ッチ軸、及びヨー軸を検出して、該宇宙航行体の三軸回
    りの姿勢を制御する姿勢制御装置において、 前記太陽電池パドルを前記宇宙航行体の司る姿勢に対応
    して展開駆動して太陽方向に指向する駆動手段と、 前記宇宙航行体の姿勢異常を検出した状態で、前記目標
    を捕捉した後、前記目標に対するロール軸、ピッチ軸及
    びヨー軸を検出して前記宇宙航行体の三軸回りの姿勢を
    制御する姿勢異常修正手段とを具備したことを特徴とす
    る姿勢制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018144632A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 学校法人電波学園 宇宙航行体、宇宙航行体用コントローラ、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2020001696A (ja) * 2019-08-21 2020-01-09 学校法人電波学園 宇宙航行体、宇宙航行体用コントローラ、制御方法及びコンピュータプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018144632A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 学校法人電波学園 宇宙航行体、宇宙航行体用コントローラ、制御方法及びコンピュータプログラム
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