JP2018144183A - チャックテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】チャックテーブルの交換を容易に行えるようにする。【解決手段】本発明に係るチャックテーブル2は、保持手段1を構成する基台10に装着するための円板20と、円板20の上面中央に装着するための保持プレート24とを備え、保持プレート24は、円板20に対して着脱可能な構成にしたため、例えば研磨加工にともなってポーラス板240の吸引力が低下したら、円板20から保持プレート24を取り外して、ポーラス板240のみを交換することができる。よって、吸引力が低下したポーラス板240を洗浄したり研削したりする必要がなく、また、交換するのがポーラス板240のみであるため比較的安価で済む。このように、本発明によれば、吸引性能が低下したチャックテーブル2の交換作業を容易に行える。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエーハを吸引保持するチャックテーブルに関する。
ウエーハなどの被加工物を研削して薄化すると、ウエーハの抗折強度が低下するため、
ウエーハの被加工面を研磨することにより抗折強度を向上させている。ウエーハを研磨する装置として、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)と呼ばれる化学的機械
的研磨法によりウエーハを研磨することができる研磨装置が用いられている。
研磨装置は、ウエーハを吸引保持するポーラス板を有するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを研磨する研磨パッドとを少なくとも備え、スラリー(研磨液)を研磨パッドの研磨面に供給しつつ、ウエーハを研磨パッドに対して押し当てながら研磨している(例えば、下記の特許文献1を参照)。チャックテーブルでウエーハを保持して研磨加工を続けると、ポーラス板の保持面とウエーハとの隙間からスラリーが浸入して保持面でスラリーを吸い込んでしまい、ポーラス板を目詰まりさせるため、保持面に例えばセルフグラインドと呼ばれる研削を施して目詰まりを解消している。
特開2010−69601号公報
しかし、ポーラス板の内部にスラリーが入り込んで留まると、ポーラス板の保持面を研削してもスラリーが除去できなくポーラス板の吸引力が復活しないことがある。例えば、スラリーに細かい粒の研磨砥粒を含み、スラリーを供給しながら研磨パッドで研磨する場合は、研磨時に発生する研磨屑も細かくなる。したがって、研磨に使用されるスラリーにも細かい研磨屑が混入して、かかるスラリーと研磨屑とがポーラス板の内部に入り込むと、細かい研磨屑がポーラス板の内部に溜まってしまう。そして、スラリーまたは細かい研磨屑が固化すると、ポーラス板を洗浄したり研削したりしてもポーラス板の吸引性能が正常な状態に戻らないという問題がある。また、スラリーに研磨砥粒を含まない場合も研磨屑が細かくなり、スラリーと研磨屑とがポーラス板の内部に入り込み固化して吸引性能を悪くさせるという問題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、チャックテーブルの交換を容易に行えるようにすることを目的としている。
本発明は、ウエーハを保持する保持手段に着脱可能なチャックテーブルであって、該チャックテーブルは、該保持手段を構成する基台に装着するための円板と、該円板の上面中央に装着するための保持プレートと、を備え、該保持プレートは、該円板に対して着脱可能としている。
上記円板は、該円板の上面中央に装着される上記保持プレートの外側にはみ出したはみ出し部を備え、該はみ出し部に、テープが貼着され該テープを介してウエーハを支持するリングフレームの上面を該保持プレートの上面より低くした状態で該リングフレームを保持するフレーム保持部を着脱可能とした構成でもよい。
また、上記チャックテーブルは、上記保持プレートを上記円板に対して着脱させる着脱手段を備え、該着脱手段は、該保持プレートの外周縁に形成された環状凹部と、該環状凹部を押さえるリング状の固定リングと、該固定リングの上下面を貫通する貫通穴と、該貫通穴に対応して該円板に形成される雌ネジ穴と、該雌ネジ穴に螺合するネジとを備え、該固定リングの該貫通穴を貫通させた該ネジを該雌ネジ穴に螺合させることにより該円板に固定された該固定リングが該保持プレートの該環状凹部を押さえて該円板に該保持プレートを固定する構成でもよい。
本発明に係るチャックテーブルは、保持手段を構成する基台に装着するための円板と、円板の上面中央に装着するための保持プレートとを備え、保持プレートは、円板に対して着脱可能な構成にしたため、例えば研磨加工にともなってポーラス板の吸引力が低下したら、円板から保持プレートを取り外して、ポーラス板のみを交換することができる。したがって、本発明によれば、吸引性能が低下したチャックテーブルの交換作業を容易に行える。
上記円板は、該円板の上面中央に装着される上記保持プレートの外側にはみ出したはみ出し部を備え、該はみ出し部に、テープが貼着されテープを介してウエーハを支持するリングフレームの上面を該保持プレートの上面より低くした状態で該リングフレームを保持するフレーム保持部を着脱可能な構成にしたため、テープを介してフレームと一体となったウエーハを保持する場合にも上記チャックテーブルを使用することができる。
また、本発明に係るチャックテーブルは、上記保持プレートを上記円板に対して着脱させる着脱手段を備え、該着脱手段は、該保持プレートの外周縁に形成された環状凹部と、該環状凹部を押さえるリング状の固定リングと、該固定リングの上下面を貫通する貫通穴と、該貫通穴に対応して該円板に形成される雌ネジ穴と、該雌ネジ穴に螺合するネジとを備え、該固定リングの該貫通穴を貫通させた該ネジを該雌ネジ穴に螺合させることにより該円板に固定された該固定リングが該保持プレートの該環状凹部を押さえて該円板に該保持プレートを固定する構成したため、保持プレート自体にネジを貫通させる貫通穴を設ける必要がなくなり、円板に対する保持プレートの着脱を容易に行うことができる。
基台に装着されるチャックテーブルの第1例の構成を示す分解斜視図である。 基台の下面側からみた斜視図である。 基台に装着されたチャックテーブルの第1例の構成を示す斜視図である。 第1例に保持されたウエーハを研磨加工する状態を示す断面図である。 基台に装着されるチャックテーブルの第2例の構成を示す分解斜視図である。 基台に装着されたチャックテーブルの第2例の構成を示す斜視図である。 第2例に保持されたウエーハを研磨加工する状態を示す断面図である。 基台に装着されるチャックテーブルの第3例の構成を示す分解斜視図である。 基台に装着されたチャックテーブルの第3例の構成を示す斜視図である。 第3例に保持されたウエーハを研磨加工する状態を示す断面図である。 基台に装着されるチャックテーブルの第4例の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すチャックテーブル2は、ウエーハを保持する保持手段1に着脱可能なチャックテーブルの第1例である。保持手段1は、円形板状の基台10を備え、基台10の上面10aは、チャックテーブル2が装着される被装着面となっている。基台10には、複数の吸引孔11が基台10の上面10aから下面10bにかけて貫通して形成されている。各吸引孔11には、吸引源14が接続されている。基台10の下面10bには、図2に示すように、リング状の溝からなる連通路12が形成され、連通路12には、複数の吸引孔11が連通している。これにより、連通路12を通じて吸引作用を強くすることができる。また、図1に示す基台10には、その周縁に沿って複数の雌ネジ穴13が形成されている。
チャックテーブル2は、基台10に装着するための円板20と、円板20の上面中央に装着するための保持プレート24とを備えている。円板20は、上面中央に形成され保持プレート24が装着される円形状の装着部21と、装着部21に装着される保持プレート24の外側からはみ出したはみ出し部22とを備えている。円板20は、熱伝導率が高く、スラリーなどの研磨液で腐食しない材質で構成することが好ましく、例えば、アルミナセラミックスやステンレスによって構成されている。アルミニウムで円板20を構成してもよいが、この場合は、スラリーによる腐食を防止するためのコーティングが必要となって熱伝導率が低下してしまうため、円板20の材質としては、アルミナセラミックスやステンレスがより好適である。
装着部21には、リング状の溝からなる連通路210と、連通路210に連通する複数の吸引孔211とが形成されている。複数の吸引孔211は、円板20の上下面を貫通しており、各吸引孔211は、基台10に形成された各吸引孔11の位置に対応している。はみ出し部22は、装着部21の周囲から径方向外側に向けてリング状の拡がっている。はみ出し部22の上面の高さは、装着部21の上面の高さよりも低く設定されている。はみ出し部22の周縁には、複数の貫通穴220が円板20の上下面を貫通して形成されており、各貫通穴220は、基台10に形成された各雌ネジ穴13の位置に対応している。
保持プレート24は、ウエーハを吸引保持する保持面240aを有するポーラス板240と、ポーラス板240を収容する枠体241とを備えている。ポーラス板240は、円盤状に形成され、例えばポーラスセラミックス等の多孔質部材によって構成されている。本実施形態に示すポーラス板240の保持面240aは、ウエーハと相似形に形成され、かつ、ウエーハと略同一の面積を有している。ポーラス板240の厚みは、特に限られないが、薄い厚みで構成されている。保持プレート24を装着部21に装着すると、ポーラス板240が連通路210及び吸引孔211に連通する構成となっている。保持プレート24は、円板20の装着部21に対して着脱可能となっている。つまり、保持プレート24は、円板20と一体となって形成されていないため、ウエーハの加工(例えば研磨加工)にともなって発生する研磨屑がポーラス板240の内部に溜まって吸引力が低下したら、ポーラス板240を円板20から適宜取り外すことが可能となっている。
チャックテーブル2は、保持プレート24を円板20に対して着脱させる着脱手段25を備えている。着脱手段25は、保持プレート24を構成する枠体241の外周縁に形成された環状凹部250と、環状凹部250を押さえるリング状の固定リング251と、固定リング251の上下面を貫通する貫通穴252と、貫通穴252に対応して円板20に形成される雌ネジ穴253と、雌ネジ穴253に螺合するネジ254とを備えている。固定リング251は、ポーラス板240の保持面241aの直径よりも大きい内径の開口251aを有している。図示の例における固定リング251には、貫通穴252が4箇所に形成されており、各貫通穴252は、各雌ネジ穴253の位置に対応している。
円板20を基台10に取り付ける場合は、円板20の各貫通穴220を基台10の各雌ネジ穴13の位置にそれぞれ合わせて円板20を基台10の上面10aに当接させた状態で、ネジ23を貫通穴220から挿入し、雌ネジ穴13に螺入させることにより、図3に示すように、円板20を基台10に固定する。一方、基台10から円板20を取り外す場合は、全てのネジ23を貫通穴220から取り外して、基台10の上面10aから円板20を取り外せばよい。
着脱手段25により保持プレート24を円板20の装着部21に取り付ける場合は、まず、チャックテーブル2を構成する保持プレート24を装着部21に載置する。次いで、固定リング251の各貫通穴252を各雌ネジ穴253の位置にそれぞれ合わせて、固定リング251の開口251aからポーラス板240の保持面240aを露出させるとともに、固定リング251を環状凹部250の上に載置する。その後、固定リング251の各貫通穴252を貫通させたネジ254を雌ネジ穴253に螺合させることにより、円板20に固定リング251を固定し、円板20に固定された固定リング251が保持プレート24の環状凹部250を押さえることによって、図3に示すように、円板20に保持プレート24を固定する。保持手段1を構成する基台10に装着されたチャックテーブル2は、例えばウエーハに研磨加工を施す研磨装置に搭載されて使用される。一方、チャックテーブル2を円板20から取り外す場合には、全てのネジ254を貫通穴252から取り外した後、固定リング251を環状凹部250から離反させてから、保持プレート24を装着部21から取り外せばよい。
次に、保持手段1と一体となったチャックテーブル2によって、図4に示すウエーハWを保持する動作及びチャックテーブル2に保持されたウエーハWにCMPによる研磨加工を行う動作について説明する。ウエーハWは、円形板状の被加工物の一例であって、一方の面に保護テープT1が貼着され、他方の面は例えば研磨加工が施される被加工面となっている。
図示しない搬送手段は、保護テープT1側をチャックテーブル2に搬送する。すなわち、保護テープT1側をポーラス板240の保持面240aに載置するとともに、吸引源14の吸引力を吸引孔11,211及び連通路210を通じてポーラス板240に作用させることにより、ウエーハWをポーラス板240の保持面240aで吸引保持する。
次いで、基台10に装着されたチャックテーブル2を例えば研磨手段3の下方に移動させる。研磨手段3は、鉛直方向の軸心を有するスピンドル30と、スピンドル30を回転させるモータと、スピンドル30の下端にマウント31を介して装着された研磨ホイール32と、研磨ホイール32の下端に固定された研磨パッド33とを少なくとも備えている。研磨手段3には、研磨パッド33とチャックテーブル2が保持するウエーハWとの間にスラリーを供給するスラリー供給源34が接続されている。
保持手段1に装着されたチャックテーブル2を図示しない回転手段によって回転させつつ、研磨手段3は、スピンドル30によって研磨パッド33を所定の回転速度で例えば矢印A方向に回転させながら、研磨パッド33をウエーハWに接近する方向に研磨送りする。下降しながら回転する研磨パッド33をウエーハWに接触させ、研磨パッド33とウエーハWとを相対的に摺動させる。ウエーハWの研磨中は、スラリー供給源34から研磨手段3の内部に形成された流路35を通じて研磨パッド33とウエーハWとの間にスラリー4を供給する。
スラリー4が、回転するウエーハWと研磨パッド33との接触面に供給されると、スラリー4の化学的作用と研磨パッド33の機械的作用とが相まって、ウエーハWを効果的に研磨することができる。研磨に使用されたスラリー4は、チャックテーブル2の周囲に飛散して、チャックテーブル2の周縁から流れ落ちたり、円板20の上面に落下したりするが、円板20の上面にスラリー4が付着しても円板20が腐食することはない。研磨手段3によって所定時間だけウエーハWを研磨したら、研磨手段3を上昇させチャックテーブル2から離反する方向に退避させる。なお、図示してないが、保持手段1には冷却機構を備えており、研磨中は、常にチャックテーブル2の全体を冷却して、研磨時に発生する熱によって保護テープT1が溶けるのを防止している。
ここで、研磨に使用されたスラリー4に細かい研磨屑が混入している場合、かかるスラリー4がポーラス板240の内部に入り込むと、細かい研磨屑がポーラス板240の内部に溜まっていく。そのため、研磨加工完了後または研磨途中に、研磨屑がポーラス板240の内部で固化して吸引力が低下したら、図1に示した着脱手段25によって、ポーラス板240のみを交換する。すなわち、全てのネジ254を貫通穴252から取り外した後、固定リング251を環状凹部250から離反させてから、保持プレート24を装着部21から取り外す。枠体241から使用済みのポーラス板240を外したのち、新しいポーラス板240を枠体241に収容して、保持プレート24を装着部21に装着する。図4に示すように、本実施形態に示すポーラス板240の側面240bは、テーパー面となっているため、枠体241からポーラス板240の取り外しが可能となっている。なお、枠体241とポーラス板240とが接着されており、枠体241とポーラス板240とが一体で交換してもよい。
このように、本発明に係るチャックテーブル2は、保持手段1を構成する基台10に装着するための円板20と、円板20の上面中央に装着するための保持プレート24とを備え、保持プレート24は、円板20に対して着脱可能な構成にしたため、例えば研磨加工にともなってポーラス板240の吸引力が低下したら、円板20から保持プレート24を取り外して、ポーラス板240のみを交換することができる。よって、吸引力が低下したポーラス板240を洗浄したり研削したりする必要がなく、また、交換するのがポーラス板240のみであるため比較的安価で済む。このように、本発明によれば、吸引性能が低下したチャックテーブル2の交換作業を容易に行える。
また、チャックテーブル2は、保持プレート24を円板20に対して着脱させる着脱手段25を備え、着脱手段25は、保持プレート24の外周縁に形成された環状凹部250と、環状凹部250を押さえるリング状の固定リング251と、固定リング251の上下面を貫通する貫通穴252と、貫通穴252に対応して円板20に形成される雌ネジ穴253と、雌ネジ穴253に螺合するネジ254とを備え、固定リング251の貫通穴252を貫通させたネジ254を雌ネジ穴253に螺合させることにより円板20に固定された固定リング251が保持プレート24の環状凹部250を押さえて円板20に保持プレート24を固定する構成したため、保持プレート24の枠体241にネジを貫通させる貫通穴を設ける必要がなくなり、コストをかけることなく、保持プレート24を円板20に対して着脱させることが可能となる。なお、上記着脱手段25を備える場合と比較してコストがかかるが、枠体241の環状凹部250にネジを貫通させる貫通穴を複数形成し、かかる貫通穴に対応して装着部21に複数の雌ネジ穴を設け、固定リング251を用いずに、円板20に対して保持プレート24を着脱できるように構成してもよい。
図5に示すチャックテーブル2Aは、ウエーハを保持する保持手段1に着脱可能なチャックテーブルの第2例である。チャックテーブル2Aは、基台10に装着するための円板20Aと、円板20Aの上面中央に装着するための保持プレート24とを備えている。円板20Aは、上記の円板20と同様に、装着部21と、はみ出し部22とを備え、はみ出し部22に、テープが貼着されテープを介してウエーハを支持するリングフレームの上面を保持プレート24の上面より低くした状態でリングフレームを保持するフレーム保持部26が着脱可能な構成となっている。
フレーム保持部26は、チャックテーブル2Aの直径よりも大きい開口260を有するリング状の一連のリング部材により構成されている。フレーム保持部26は、上下面にかけて貫通した複数の貫通穴261と、リングフレームを吸引する吸盤262とを備えている。貫通穴261の位置に対応して、円板20Aのはみ出し部22には、複数の雌ネジ穴221が形成されている。フレーム保持部26には、各吸盤262に図6に示す吸引源15が接続されている。そして、吸引源15の吸引作用を受けた各吸盤262にリングフレームを密着させてその下面を吸引保持することができる。
フレーム保持部26を円板20Aのはみ出し部22に取り付ける場合は、フレーム保持部26の各貫通穴261をはみ出し部22の各雌ネジ穴221の位置にそれぞれ合わせて、フレーム保持部26をはみ出し部22に載置する。次いで、ネジ263を貫通穴261から挿入し雌ネジ穴221に螺入させることにより、図6に示すように、フレーム保持部26をはみ出し部22に固定する。このフレーム保持部26は、チャックテーブル2Aのポーラス板240の保持面240aよりも低い位置に位置付けられている。一方、はみ出し部22からフレーム保持部26を取り外す場合は、全てのネジ263を貫通穴261から取り外して、はみ出し部22からフレーム保持部26を取り外せばよい。円板20Aの基台10に対する着脱動作及び着脱手段25による保持プレート24の円板20Aに対する着脱動作は、第1例と同様であるため、その説明は省略する。
次に、保持手段1と一体となったチャックテーブル2Aによって、図7に示すウエーハWを保持する動作及びチャックテーブル2Aに保持されたウエーハWにCMPによる研磨加工を行う動作について説明する。第2例では、保護テープT2を介してリングフレームFに支持されたウエーハWをチャックテーブル2Aに搬送する。
具体的には、保護テープT2を介してウエーハW側を保持プレート24に載置するとともに、リングフレームF側をフレーム保持部26に載置する。これにより、ポーラス板240の保持面240aの上にウエーハWが位置付けられ、フレーム保持部26の吸盤262の上にリングフレームFが位置付けられる。吸引源14の吸引力が吸引孔11,211及び連通路210を通じてポーラス板240で作用するとともに、図6に示した吸引源15の吸引力が吸盤262で作用することにより、ウエーハWをポーラス板240の保持面240aで吸引保持するとともに、リングフレームFを吸盤262で吸引保持する。
基台10に装着されたチャックテーブル2を例えば研磨手段3の下方に移動させる。その後、第1例と同様の研磨動作をウエーハWに対して行う。すなわち、下降しながら回転する研磨パッド33をウエーハWに接触させ、研磨パッド33とウエーハWとを相対的に摺動させる。このとき、リングフレームFは、チャックテーブル2Aの保持面240aよりも低い位置で保持されているため、回転する研磨パッド33がリングフレームFに接触することはない。ウエーハWの研磨中は、スラリー供給源34から流路35を通じて研磨パッド33とウエーハWとの間にスラリー4を供給しつつ、研磨手段3によって所定時間だけウエーハWを研磨したら、研磨手段3を上昇させチャックテーブル2Aから離反する方向に退避させる。
研磨加工完了後または研磨途中に、第1例と同様に、ポーラス板240の内部に溜まった研磨屑に起因してポーラス板240の吸引力が低下したら、図5に示した着脱手段25によって、ポーラス板240のみを交換する。また、フレーム保持部26の吸盤262の吸引性能も低下した場合は、新しいフレーム保持部26に交換してもよい。この場合は、全てのネジ263を貫通穴261から取り外して、はみ出し部22からフレーム保持部26を取り外してから、新しいフレーム保持部26をはみ出し部22に固定すればよい。
図8に示すチャックテーブル2Bは、ウエーハを保持する保持手段1に着脱可能なチャックテーブルの第3例である。チャックテーブル2Bは、基台10に装着するための円板20Bと、円板20Bの上面中央に装着するための保持プレート24とを備えている。円板20Bは、上記の円板20と同様に、装着部21と、はみ出し部22とを備え、はみ出し部22において、装着部21の周囲を囲繞するリング状の壁部27が形成されている。
壁部27は、チャックテーブル2Bの中心から径方向外側に向けて傾斜した斜面270を有している。壁部27では、研磨時に使用されるスラリーが斜面270にあたったときに、回転するチャックテーブル2Bの遠心力を利用してスラリーを上方側へ飛ばすことができる。壁部27の斜面270の傾斜角度は、特に限定されるものではない。円板20Bの基台10に対する着脱動作及び着脱手段25による保持プレート24の円板20Bに対する着脱動作は、第1例と同様であり、保持手段1を構成する基台10に円板20Bを装着するとともに、円板20Bに保持プレート24を装着すると、図9に示すように、保持プレート24の周囲に壁部27が位置付けられる。
次に、保持手段1と一体となったチャックテーブル2Bによって、図10に示すウエーハWを保持する動作及びチャックテーブル2Bに保持されたウエーハWにCMPによる研磨加工を行う動作について説明する。第3例では、第1例と同様に、ウエーハWの一方の面に保護テープT1が貼着され、他方の面は例えば研磨加工が施される被加工面となっている。
第1例と同様に、ウエーハWをポーラス板240の保持面240aで吸引保持したら、基台10に装着されたチャックテーブル2Bを例えば研磨手段3の下方に移動させる。その後、第1例と同様の研磨動作をウエーハWに対して行う。第3例では、研磨に使用されたスラリー4は、チャックテーブル2Bの周囲に飛散して、チャックテーブル2Bの周縁から流れ落ちたり、壁部27の斜面270に向けて飛散したりする。斜面270にスラリー4があたると、回転するチャックテーブル2Bの遠心力によってスラリー4が斜面270を駆け上がっていき、チャックテーブル2Bからオーバーハングした研磨パッド33の研磨面330に向けてスラリー4を飛ばすことができる。このようにして、研磨面330にスラリー4を飛ばして付着させつつ、ウエーハWを研磨加工することにより、研磨効率を上昇させることができる。研磨加工完了後または研磨途中に、第1例と同様に、ポーラス板240の内部に溜まった研磨屑に起因してポーラス板240の吸引力が低下したら、図8に示した着脱手段25によって、ポーラス板240のみを交換する。
図11に示すチャックテーブル2Cは、ウエーハを保持する保持手段1に着脱可能なチャックテーブルの第4例である。チャックテーブル2Cは、壁部27Aが円板20Cのはみ出し部22に対して着脱可能な構成となっており、この構成以外は上記の第3例と同様の構成となっている。
壁部27Aは、チャックテーブル2Cの中心から径方向外側に向けて傾斜した斜面270を有し、斜面270に複数の貫通穴271が形成されている。各貫通穴271に対応して、円板20Cのはみ出し部22に複数の雌ネジ穴222が形成されている。壁部27Aを円板20Cのはみ出し部22に取り付ける場合は、壁部27の各貫通穴271をはみ出し部22の各雌ネジ穴222の位置にそれぞれ合わせて、壁部27Aをはみ出し部22に載置する。次いで、ネジ28を貫通穴271から挿入し雌ネジ穴222に螺入させることにより、壁部27Aをはみ出し部22に固定する。壁部27Aをはみ出し部22から取り外す場合は、全てのネジ28を貫通穴271から外して、はみ出し部22から壁部27Aを取り外せばよい。
上記実施形態に示すチャックテーブル2,2A,2B及び2Cは、研磨装置に搭載されて使用される場合を説明したが、これに限定されず、ウエーハWに研削加工を行う研削装置にも本発明を適用することができる。
1:保持手段 10:基台 10a:上面 10b:下面 11:吸引孔 12:連通路
13:雌ネジ穴 14,15:吸引源
2,2A,2B,2C:チャックテーブル 20,20A,20B,20C:円板
21:装着部 210:連通路 211:吸引孔 22:はみ出し部 220:貫通穴
221,222:雌ネジ穴 23:ネジ 24:保持プレート 240:ポーラス板
241:枠体 25:着脱手段 250:環状凹部 251:固定リング
252:貫通穴 253:雌ネジ穴 254:ネジ
26:フレーム保持部 260:開口 261:貫通穴 262:吸盤 263:ネジ
27,27A:壁部 270:斜面 271:貫通穴 28:ネジ
3:研磨手段 30:スピンドル 31:マウント 32:研磨ホイール
33:研磨パッド 34:スラリー供給源 35:流路 4:スラリー

Claims (3)

  1. ウエーハを保持する保持手段に着脱可能なチャックテーブルであって、
    該チャックテーブルは、該保持手段を構成する基台に装着するための円板と、該円板の上面中央に装着するための保持プレートと、を備え、
    該保持プレートは、該円板に対して着脱可能としたチャックテーブル。
  2. 前記円板は、該円板の上面中央に装着される前記保持プレートの外側にはみ出したはみ出し部を備え、
    該はみ出し部に、テープが貼着され該テープを介してウエーハを支持するリングフレームの上面を該保持プレートの上面より低くした状態で該リングフレームを保持するフレーム保持部を着脱可能とした請求項1記載のチャックテーブル。
  3. 前記チャックテーブルは、前記保持プレートを前記円板に対して着脱させる着脱手段を備え、
    該着脱手段は、該保持プレートの外周縁に形成された環状凹部と、
    該環状凹部を押さえるリング状の固定リングと、
    該固定リングの上下面を貫通する貫通穴と、
    該貫通穴に対応して前記円板に形成される雌ネジ穴と、
    該雌ネジ穴に螺合するネジとを備え、
    該固定リングの該貫通穴を貫通させた該ネジを該雌ネジ穴に螺合させることにより該円板に固定された該固定リングが該保持プレートの該環状凹部を押さえて該円板に該保持プレートを固定する請求項1記載のチャックテーブル。
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