JP2018143684A - 遊技機 - Google Patents

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裕司 ▲高▼木
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Abstract

【課題】ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができ、かつ、静電気による基板の破壊を防止することができる遊技機を提供する。【解決手段】ゲートと接する部分に、湾曲する面の一部を平坦状に形成した平坦面455を有する樹脂製の部材451と、電子部品を備える基板200と、基板200に対して樹脂製の部材451を挟んで反対側に配置され、遊技者が触れることが可能な位置に導電性を有する導電部550を備える装飾部材500と、導電部550から平坦面455の近傍を通り基板200に向かう放電の経路を遮るように配置された非導電性の壁部351と、を備えるので、ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができ、かつ、静電気による基板200の破壊を防止することができる。【選択図】図11

Description

本発明は、遊技機に関する。
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機では、樹脂製の部材を用いることがある。このような樹脂製の部材は、例えば、特許文献1や特許文献2に示すように、金型に樹脂を流し込むことにより作られる。1つの金型で複数の部材を成形する場合、これらの複数の部材は、いわゆるゲートによって複数の部材どうしが連結された状態で成形されるので、個々の部材からゲートをニッパー等により切り落とす必要がある。
また、遊技機のデザイン性を高めるために、レンズや、装飾用の部材等、遊技者の目に触れる部材に、金属を蒸着したり、金属製の部材を用いたりすることがある。そして、このような金属が蒸着された部材や金属製の部材は、導電性を有することがある。
特開2002−001762 特開2005−058671
ところで、部材のゲートと接する面(ゲート面)が湾曲している場合、ゲートを部材から綺麗に切り落とす際に湾曲した面に沿って切り落とさなければならないため、切り落とすのが難しく、部材を傷つけてしまうおそれがある。
また、導電性のある部材が遊技者の触れることができる位置にある場合、遊技者がこの部材に触れたときに、この部材を介して静電気が遊技機内部の基板に伝わり、基板が破壊されるおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができ、かつ、静電気による基板の破壊を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、ゲートと接する部分に、湾曲する面の一部を平坦状に形成した平坦面を有する樹脂製の部材と、電子部品を備える基板と、前記基板に対して前記樹脂製の部材を挟んで反対側に配置され、遊技者が触れることが可能な位置に導電性を有する導電部を備える装飾部材と、前記導電部から前記平坦面の近傍を通り前記基板に向かう放電の経路を遮るように配置された非導電性の壁部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、樹脂製の部材は、ゲートと接する部分に、湾曲する面の一部を平坦状に形成した平坦面を有するので、ゲートを樹脂製の部材から切り落とす際に、真っ直ぐにゲートを切り落とすことができる。したがって、ゲートを部材から切り落とすのが容易であり、ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができる。
また、導電部から平坦面の近傍を通り基板に向かう放電の経路を遮るように配置された非導電性の壁部を備えるので、平坦面の近傍を通り基板に向かう放電の経路を長くすることができる。したがって、静電気による基板の破壊を防止することができる。
本発明の遊技機によれば、ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができ、かつ、静電気による基板の破壊を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、照明装置を示す分解斜視図である。 同、基板を示すもので、前側から見た斜視図である。 同、ベース部材を示すもので、前側から見た斜視図である。 同、リフレクタを示すもので、前側から見た斜視図である。 同、リフレクタを示すもので、後側から見た断面図である。 同、装飾部材を示すもので、後側から見た斜視図である。 同、レンズユニットを示すもので、前側から見た分解斜視図である。 同、レンズユニットを示すもので、後側から見た分解斜視図である。 同、照明装置下部における、静電気の放電経路を説明するための図である。 同、照明装置中心部における、静電気の放電経路を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は本発明を遊技機の一つであるスロットマシンに適用した場合を例にとって説明するが、本発明はスロットマシンに限ることなく、その他の遊技機に適用してもよい。
なお、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、前記開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、上扉30の下部には表示窓31が設けられている。この表示窓31は上側ほど後側に向かうように水平面に対して傾斜して設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓31を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部には、表示窓31より大きい表示窓32がほぼ鉛直に設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶表示パネルを有する表示ユニットの表示面を見るために設けられたものであり、この表示ユニットでは、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置35が設けられている。また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置38が合計4個設けられている。
また、上扉30は、筐体1内に設けられた交換ユニットにヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40に分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジを介して回動自在に取り付けてもよい。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが設けられている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置46が設けられている。
照明装置35は、図2に示すように、ベース部材100と、基板200と、リフレクタ300(中間部材)と、レンズユニット400と、装飾部材500と、クリアカバー600と、左側レンズ601と、右側レンズ602と、を備えている。
基板200は、図3に示すように、表面200aに複数のLED201(電子部品)を備えた略長方形板状の照明基板(電子基板)であり、板面を前後方向に向けた状態で配置されている。また、基板200は、裏面200bにも複数の電子部品を備えている。また、基板200の裏面200bには、コネクタが左右に離間して複数設けられており、このコネクタに配線を接続することで、基板200に電源を供給したり、制御信号を送ったりすることができるようになっている。
また、基板200の中央部下側には、リフレクタ300のボス320(図6参照)を挿通させるための穴であるボス挿通孔203が左右に離間して2つ設けられている。また、基板200には、上縁から下側に向けて切り欠いた、2つの切欠部204が左右に離間して設けられている。また、基板200の左右両端部には、ネジを挿通させるための穴であるネジ挿通孔205が1つずつ設けられている。
ベース部材100は、透光性を有しない黒色の合成樹脂によりすべての部材が一体的に成形されている。
ベース部材100は、図4に示すように、略長方形板状の背面板101と、この背面板101の上下左右の各辺部から背面板101に対して直角に前方に向けて延びる板状の上板102、下板103、左板104および右板105と、を備えている。また、上板102と下板103と左板104と右板105とは、隣接する板どうしが隙間なく並べられており、これらによって正面視略矩形環状の環状壁が形成されている。そして、背面板101、上板102、下板103、左板104および右板105により、正面側が開口した薄型の略直方体箱状の基板収容部106が形成されており、基板200が、この基板収容部106の内側に収容されるようになっている。
背面板101の前側を向いた面(背面板正面101a)には、前方に突出するようにして、4つの円筒状突出部107が設けられている。また、4つの円筒状突出部107の底部中心には、ネジを通すための穴であるネジ挿通孔107aが設けられている。また、背面板正面101aの左右両端部には、前方に突出するようにしてボス108が1つずつ設けられている。また、背面板正面101aには、前方に突出するようにして複数の突出壁109が設けられている。また、4つの円筒状突出部107と2つのボス108と突出壁109の前端面(突出方向先端の面)は、面一となっている。また、背面板101には、ベース部材100に取り付けられた基板200のコネクタを露出させるための穴である露出穴110が左右に離間して3つ設けられている。
そして、基板200は、基板200の2つのネジ挿通孔205それぞれに挿通されたネジが、ベース部材100の2つのボス108それぞれのネジ孔にねじ込まれることで、ベース部材100に取り付けられている。また、基板200の裏面200bは、4つの円筒状突出部107、2つのボス108および突出壁109の前端面に当接した状態となっている。また、背面板101と、基板200の裏面200bとの間には、隙間があり、この隙間に基板200の裏面200bに設けられた電子部品が収まっている。
また、基板200は、基板200の表面200aおよび表面200aに設けられたLED201が、上板102、下板103、左板104および右板105の前端面よりも後側に位置した状態で、基板収容部106の内側に収容されている。換言すると、上板102、下板103、左板104および右板105は、全範囲にわたり前端面が基板200よりも前方に突出している。
また、基板200のコネクタは、露出穴110から露出しており、ベース部材100の裏側から、基板200に配線を繋ぐことができるようになっている。
また、ベース部材100は、下板103の下側に、下板103に沿うようにして設けられた板状の第二下板113を備えている。第二下板113の中央部は、下板103と平行な平行板状部114となっている。また、平行板状部114は、上面側の前端部が下方に向けて凹むようにして形成された肉薄な肉薄部114aを備えており、これによって、該前端部とこの後側の部分との間に段差(段差部114b)が形成されている。また、平行板状部114の前端縁および段差部114bは、下板103の前端縁よりも前側に位置している(図10参照)。また、第二下板113の左右両端部は、下方に向けて膨出した膨出部115となっている。
第二下板113は、背面板101から下方に向けて延出した延出部116(図10参照)を介して下板103と繋がれており、下板103と第二下板113の平行板状部114と延出部116とにより、前側が開口した断面コ字状の凹溝117が形成されている。また、凹溝117には、左右に離間して2つの板状部118が、板面を左右に向けた状態で設けられている。また、板状部118の前端部は、凹溝117の開口端よりも後側に位置している。
リフレクタ300は、図5および図6に示すように、略長方形板状のリフレクタ本体301を備えている。またリフレクタ本体301の板面は前後方向に向けられている。
リフレクタ本体301の中央部には、LED201からの光を通すための円形の穴である中央光通過部302が設けられている。また、リフレクタ本体301の中央部には、中央光通過部302を囲うように、かつ、前方に突出するようにして、前方視円環状の壁部である中央反射用壁部303が立設されている。また、中央反射用壁部303の前端面は、レンズユニット400と当接する当接面350となっている。また、中央反射用壁部303の前端部左右両側には、中央反射用壁部303の径方向内側に突出するようにして、装飾部材500から基板200への静電気の通過を妨げる板状の静電気通過防止壁351が、中央反射用壁部303と一体的に設けられている。そして、当接面350と中央反射用壁部303とは、面一となっており、1つの平坦面を形成している。また、静電気通過防止壁351によって、中央光通過部302と中央反射用壁部303とによって形成された前方視円形の穴は、前方視において円の左右両端部が切り欠かれた形状となっている。
また、リフレクタ本体301の中央光通過部302を挟んで左右両側には、LED201からの光を通すための穴である左側光通過部304、右側光通過部305が、それぞれ設けられている。また、リフレクタ本体301には、左側光通過部304と右側光通過部305それぞれを囲うように、かつ、前方に突出するようにして、左側反射用壁部306および右側反射用壁部307が立設されている。また、左側反射用壁部306と右側反射用壁部307とは、それぞれ、リフレクタ本体301よりも左右方向外側に突出した状態となっている。また、左側反射用壁部306の外周の形状は、左側レンズ601の外周の形状と略一致しており、右側反射用壁部307の外周の形状は、右側レンズ602の外周の形状と略一致している。そして、左側反射用壁部306から左側光通過部304にかけて、内周の形状が左側レンズ601の外周の形状に沿った1つの穴が形成されており、右側反射用壁部307から右側光通過部305にかけて、内周の形状が右側レンズ602の外周の形状に沿った1つの穴が形成されている。なお、より具体的には、左側反射用壁部306または右側反射用壁部307に囲われた領域の面積は、左側反射用壁部306または右側反射用壁部307が、リフレクタ本体301から外側に突出している分だけ、左側光通過部304または右側光通過部305の穴の面積よりも若干大きくなっている。
リフレクタ300は、透光性を有しない白色の合成樹脂によりすべての部材が一体的に成形されている。そして、中央反射用壁部303、左側反射用壁部306および右側反射用壁部307は、それぞれ中央光通過部302、左側光通過部304または右側光通過部305を通過してきたLED201からの光が、レンズユニット400、左側レンズ601または右側レンズ602に向かうように光を反射するようになっており、LED201からの光が各レンズに向けて集光されるようになっている。
また、リフレクタ本体301の裏面301bには、上縁ならびに左縁および右縁の一部から後方に突出するようにして、断面コ字状の板状のコ字状壁部310が設けられている。また、リフレクタ本体301には、下縁から後側に突出するようにして、左右に長尺な板状の下側壁部311が設けられている。また、リフレクタ本体301には、下側壁部311よりも上方であって、リフレクタ本体301の左右方向中央部に、下側壁部311と平行で、下側壁部311と所定間隔離れた壁部である内側壁部312が設けられている。そして、下側壁部311と、内側壁部312と、これらを繋ぐリフレクタ本体301の一部と、によって、後側が開口した断面コ字状の凹溝313が形成されている。また、内側壁部312の後端縁は、下側壁部311の後端縁よりも後側に位置している(図10参照)。すなわち、内側壁部312は、凹溝313の底からの高さが下側壁部311よりも高い壁部となっている。
また、リフレクタ本体301の裏面301bには、後方に突出するようにして、4つのボス320が設けられている。また、リフレクタ本体301には、上下左右に離間して、4つのネジ挿通孔321が設けられている。また、リフレクタ本体301の裏面301bには、下側のネジ挿通孔321を中心とする背面視円形の凹所322が形成されており、この凹所の一部が内側壁部312の一部にかかることで、内側壁部312の一部が切り欠かれた状態となっている。
装飾部材500は、装飾用の部材であって、図7に示すように、後側が開口した略長方形箱状をしている。また、装飾部材500は、この略長方形箱状の上面部を構成する上板500aと、下面部を構成する下板500bと、を備えている。また、下板500bは、下面側中央部の後端部が上方に向けて凹むようにして形成された肉薄な肉薄部500cを備えており、これによって、該後端部とこの前側の部分との間に段差(段差部500d)が形成されている(図10参照)。
また、装飾部材500には、中央部に、レンズユニット400を挿入するための円形の穴であるレンズユニット挿入穴501が設けられている。また、装飾部材500には、レンズユニット挿入穴501を挟んで左右両側にそれぞれ、左側レンズ取付部502および右側レンズ取付部503が設けられている。
左側レンズ取付部502は、内周の形状が左側レンズ601の外周の形状と略一致する穴を備えている。また、右側レンズ取付部503は、内周の形状が右側レンズ602の外周の形状と略一致する穴を備えている。また、左側レンズ取付部502および右側レンズ取付部503には、それぞれ、左側レンズ601または右側レンズ602が取り付けられるようになっている。そして、左側レンズ601および右側レンズ602は、それぞれ、左側レンズ取付部502または右側レンズ取付部503に、これらが備える穴を埋めるようにして取り付けられている。
また、装飾部材500の裏面であって、レンズユニット挿入穴501の上部および左下部には、それぞれ、突起状の係合部504が設けられている。
また、装飾部材500の裏面には、リフレクタ300を固定するための4つのボス510が上下左右に離間して設けられている。
装飾部材500は、合成樹脂によって成形されているとともに、遊技者から視認可能な部分(外面)ほぼ全体に導電性を有する金属が蒸着されている。具体的には、装飾部材500の前側の面520、上側の面521、下側の面522、左側の面523および右側の面524(図2参照)に金属蒸着が施されている。また、レンズユニット挿入穴501の内周面501a、左側レンズ取付部502の内周面502aおよび右側レンズ取付部503の内周面503aにも金属蒸着が施されている。また、それぞれの金属蒸着部は、互いに繋がっている。すなわち、装飾部材500には、外側の面(遊技者に視認可能な部分)全体にわたり導電性を有する金属が蒸着されており、外側の面全体が導電性を有する導電部550となっている。
このため、例えば、装飾部材500の上側の面521から下側の面522やレンズユニット挿入穴501の内周面501a等まで電気が流れることができるようになっている。
なお、装飾部材500に蒸着された金属は、デザイン性を高める装飾用のものであるが、蒸着以外のめっき加工により金属が塗布されていてもよく、また、装飾部材500の一部または全体が金属素材により形成されていてもよい。
レンズユニット400は、図8および図9に示すように、アウターレンズ401とインナーレンズ451とを備えている。
アウターレンズ401は、透光性を有する白色の合成樹脂により一体的に成形されており、中がくり抜かれた半球状(ドーム状)のアウターレンズ本体402と、このアウターレンズ本体402の径方向外側に張り出すようにして設けられたフランジ部403と、を備えている。また、アウターレンズ本体402の表面には、多数の円形の凹部が設けられている。また、フランジ部403は、背面視において外径が略円形であり、中心部にアウターレンズ本体402が設けられた略円板状(略ドーナツ板状)となっている。また、フランジ部403には、上側部分と左下側部分をフランジ部403の径方向内側に向けて切り欠くようにして、装飾部材500の係合部504と係合する被係合部404が設けられている。また、フランジ部403には、下側部分と右上側部分に、後方に向けて突出した突起状の係合部405が設けられている。また、フランジ部403は、円板の左右両端部が上下に真っ直ぐ切り落とされたような(切り欠かれた)形状となっており、左右両端面が真っ直ぐな平坦面406となっている。
アウターレンズ401は、射出成形により成形される。
平坦面406は、アウターレンズ401を成形する際に、樹脂が流し込まれる部分に設けられており、1つの金型で成形される複数の部材(同一種類の部材の場合もあれば、異なる種類の部材の場合もある)どうしを連結するいわゆる「ゲート」と接する面(ゲート面)となっている。すなわち、アウターレンズ401は、湾曲する側端面の一部を平坦状に形成した真っ直ぐな平坦面406を備えており、平坦面406がアウターレンズ401の成形時にゲートと接するゲート面となっている。また、平坦面406は、ゲートに対して略直角に接するようになっている。
インナーレンズ451は、透明な合成樹脂により一体的に成形されており、略円板状のインナーレンズ本体452と、このインナーレンズ本体452の径方向外側に張り出すようにして設けられたフランジ部453とを備えている。インナーレンズ本体452は多数の凹凸部を備えており、この凹凸部により、LED201からの光を様々な方向に反射、屈折させることができるようになっている。また、フランジ部453は、背面視において外径が略円形であり、中心部にインナーレンズ本体452が設けられた略円板状(略ドーナツ板状)となっている。また、フランジ部453には、下側部分と右上側部分をフランジ部453の径方向内側に向けて切り欠くようにして、アウターレンズ401の係合部405と係合する被係合部454が設けられている。また、フランジ部453は、円板の左右両端部が上下に真っ直ぐ切り落とされたような(切り欠かれた)形状となっており、左右両端面が真っ直ぐな平坦面455となっている。
インナーレンズ451は、射出成形により成形される。
インナーレンズ451は、湾曲する側端面の一部を平坦状に形成した真っ直ぐな平坦面455を備え、この平坦面455がアウターレンズ401の平坦面406と同様に、インナーレンズ451の成形時にゲートと接するゲート面となっており、平坦面455は、ゲートに対して略直角に接するようになっている。
アウターレンズ401とインナーレンズ451とは、アウターレンズ401の係合部405とインナーレンズ451の被係合部454とが係合することで一体化している。また、アウターレンズ401のフランジ部403の背面とインナーレンズ451のフランジ部453の前面とは、互いに当接している。また、両フランジ部403,453の湾曲する側端面が面一となっているとともに、両フランジ部403,453の平坦面406,455が面一となっている。また、インナーレンズ本体452は、前面がアウターレンズ本体402に覆われている。
レンズユニット400は、アウターレンズ401とインナーレンズ451とが一体化された状態で、装飾部材500のレンズユニット挿入穴501にドーム状に突出したアウターレンズ本体402が挿入されるとともに、装飾部材500の係合部504とアウターレンズ401の被係合部404とが係合することで、装飾部材500に取り付けられている。
装飾部材500とリフレクタ300とは、リフレクタ300の4つのネジ挿通孔321それぞれに挿通されたネジそれぞれが装飾部材500の4つのボス510それぞれのネジ孔にねじ込まれることにより、レンズユニット400を間に挟み込んだ状態で、互いに固定されている。また、アウターレンズ401のフランジ部403の前面が、装飾部材500のレンズユニット挿入穴501の周縁部と当接しているとともに、インナーレンズ451のフランジ部453の背面が、リフレクタ300の中央反射用壁部303の当接面350および静電気通過防止壁351と当接している。また、インナーレンズ451の平坦面455と、リフレクタ300の静電気通過防止壁351とは、互いの面方向どうしが直交(交差)している。
すなわち、アウターレンズ401とインナーレンズ451とは、装飾部材500とリフレクタ300とによって挟まれることにより、前後方向の動きが制限されているとともに、装飾部材500の係合部504とアウターレンズ401の被係合部404、アウターレンズ401の係合部405とインナーレンズ451の被係合部454がそれぞれ係合することにより、周方向に回転しないように動きが制限されている。
また、リフレクタ300は、4つのボス320が、ベース部材100の4つの円筒状突出部107それぞれに挿入され、ベース部材100の後側から、ネジ挿通孔107aに挿通されたネジがボス320のネジ孔にねじ込まれることで、ベース部材100に固定されている。また、基板200は、ベース部材100とリフレクタ300とに囲われており、リフレクタ300の4つのボス320は、基板200のボス挿通孔203または切欠部204に挿通された状態となっている。
また、リフレクタ300のボス320の先端面が、ベース部材100の円筒状突出部107の底部と当接するとともに、リフレクタ300のコ字状壁部310が、ベース部材100の背面板正面101aと当接しており、リフレクタ300と基板200との間には、所定の間隔が設けられ、リフレクタ300と基板200とは接していない状態となっている。また、リフレクタ300のコ字状壁部310は、ベース部材100の上板102、左板104および右板105に沿うようにしてベース部材100の内側に配置されている。
また、図10に示すように、ベース部材100の凹溝117にリフレクタ300の下側壁部311が挿入されているとともに、リフレクタ300の凹溝313にベース部材100の下板103が挿入されている。また、ベース部材100の下板103の前端面は、リフレクタ300の凹溝313の底部と当接または近接している。
また、基板200は、リフレクタ300の凹溝313よりも上方に位置している。
また、ベース部材100の上板102の前端面と、装飾部材500の上板500aの後端面とは互いに当接している。また、ベース部材100の平行板状部114の肉薄部114aの上側に、装飾部材500の下板500bの肉薄部500cが位置するようにして、互いの肉薄部が上下方向において重なり合っているとともに、ベース部材100の平行板状部114の前端面が装飾部材500の下板500bの段差部500dに当接し、装飾部材500の下板500bの後端面がベース部材100の平行板状部114の段差部114bに当接している。
そして、基板200、リフレクタ300およびレンズユニット400は、ベース部材100と装飾部材500とに覆われ、ベース部材100と装飾部材500との間に収容されている。すなわち、リフレクタ300は、ベース部材100と装飾部材500との間に配置された中間部材となっている。
装飾部材500の前面側には、レンズユニット400を覆うようにして、クリアカバー600が設けられている。クリアカバー600は、透明の合成樹脂により成形されており、クリアカバー600を通して、遊技者がレンズユニット400を視認可能な状態となっている。また、クリアカバー600の前面側の一部には、金属蒸着による装飾が施されている。
そして、LED201から出射され、リフレクタ300を通過し、レンズユニット400に到達した光は、レンズユニット400およびクリアカバー600を透過して遊技者に届くようになっている。また、LED201から出射され、リフレクタ300を通過し、左側レンズ601または右側レンズ602に到達した光は、左側レンズ601または右側レンズ602を透過して遊技者に届くようになっている。
また、装飾部材500の外面であって、クリアカバー600に覆われていない部分は、スロットマシンMの外側に露出しているので、遊技者等が触れることができるようになっている。
次に照明装置35の下部における電気の放電経路について図10を参照しながら説明する。図10は、照明装置35の右側から見た断面の一部を拡大した図である。
装飾部材500には、金属蒸着が施されているため、遊技者がこの金属蒸着部(導電部550)に触れた際等に、遊技者の体等から導電部550を介して基板200に向けて電気(静電気)が流れるおそれがある。そして、この電気が流れることによって、基板200(電子部品)が破壊されるおそれがある。この電気は、導電部550から基板200までの距離が長いほど流れにくく、例えば、20kV程度の耐圧(基板(電子部品)が破壊されることなく耐えることができる電圧)を得るためには、20mm程度の距離をとることが望ましい。すなわち、所望の耐圧を得るためには、導電部550から基板200までの距離が所定の距離以上となるようにする必要がある。より具体的には、導電部550から基板200に向かう電気は、例えば、基板200に備えられたLED201等の電子部品の端子部分や、基板上の配線がむき出しとなっている部分等の電気が流れやすい部分に向けて流れるが、導電部550からこの流れやすい部分への距離を、所望の耐圧に対して所定の距離以上にする必要がある。
本実施の形態の遊技機においては、リフレクタ300の凹溝313とベース部材100の下板103とにより、導電部550から基板200までの放電経路が長くなっている。
前述のように、リフレクタ300の凹溝313には、ベース部材100の下板103が挿入されており、下板103の前端面は、凹溝313の底部と当接または近接している。そして、凹溝313と下板103とによって、断面略U字状(略コ字状)の、電気が通過する経路Lが形成されている。なお、図10に示すように下板103の前端面と凹溝313の底部とが当接するような状態であっても、実際には多くの場合、電気が通過できる程度のわずかな隙間がある。
また、下板103と凹溝313とは、導電部550と基板200との間に配置されている。
また、ベース部材100およびリフレクタ300は、合成樹脂により形成されているため、非導電性となっている。すなわち、ベース部材100の下板103は非導電性であり、また、この下板103を覆う凹溝313は、リフレクタ300の非導電性の下側壁部311と、内側壁部312と、これらを繋ぐリフレクタ本体301の一部とにより形成されている。このため、下板103は、導電部550から基板200に向かう電気の放電経路を遮る壁部として働き、照明装置35の下部において、導電部550から基板200に向かう電気Aは、図10に矢印で示すように、下板103および凹溝313の内壁部を避けるように、下板103と凹溝313とによって形成された断面略U字状の経路Lを通過することになる。
つまり、下板103および凹溝313は、導電部550から基板200への放電経路を遮るように配置されており、下板103および凹溝313付近を通過する電気Aは、これらによって形成された経路Lを回り込むようにして通過するため、これらが無い場合に比べ放電経路が延ばされていることになる。
したがって、導電部550から基板200への放電経路を所定の長さ以上に長くすることができ、基板200の破壊を防ぐことができる。
また、経路Lによって稼がれている放電経路の長さは、経路Lの一方の端部から下板103の先端までと、下板103の先端から経路Lの他方の端部までとの往復分の長さ以上の長さとなる。すなわち、経路Lによって、経路Lの凹溝313の深さ方向における長さ(下板103の突出方向における長さ)の2倍、放電経路が稼がれている。したがって、省スペースで放電経路を所望の長さにすることができる。
また、経路Lの凹溝313の深さ方向における長さを長くすることで、導電部550から基板200までの放電経路を延ばすことができるが、このとき延びる距離は、経路Lの凹溝313の深さ方向における長さの長くなった分の2倍の距離となるので、省スペースで、放電経路を延ばすことができる。
また、下板103が凹溝313に覆われているため、下板103の先端付近から基板200に直線的に電気が伝わるのを防ぎ、電気の伝わる距離を長くすることができる。
また、基板200を支持するベース部材100と、光を所定方向に導き、光が不必要な部分に漏れるのを防ぐリフレクタ300との、照明装置35に必要な部材によって、放電経路を長くし、静電気による破壊を防いでいるので、静電気による破壊を防ぐための他の部材を用意する必要がなく、省スペースで静電気による破壊を防ぐことができる。
また、凹溝313が下板103を覆っているので、ベース部材100やリフレクタ300が上下方向に動いてしまうのを防ぐことができる。このため、凹溝313と下板103とを、ベース部材100とリフレクタ300とを互いに係止するために利用することもでき、別途係止用の部材や位置決め用の部材を備える必要がなくなるので、部品点数を減らし、照明装置35を小型化することができる。
なお、下板103と凹溝313とは、リフレクタ300が下板103を備え、ベース部材100が凹溝313を備えることとしてもよい。
また、装飾部材500の金属蒸着部と基板200との間に、下板103や凹溝313が存在せず、下板103および凹溝313によって、放電経路が遮られていない部分もあるが、このような部分は、下板103および凹溝313によって放電経路を延ばさなくとも、放電経路が所望の耐圧に対して所定の距離以上となっている部分である。すなわち、下板103および凹溝313は、これらが無ければ、所望の耐圧に対して必要と考えられる分だけ導電部550と基板200との距離をとれない部分に配置されている。そして、経路Lを通る放電経路は、所望の耐圧を得るために必要な所定の距離以上となっているとともに、経路Lを通らない放電経路も、所望の耐圧を得るために必要な所定の距離以上となっている。
次に照明装置35の中心部における電気の放電経路について図11を参照しながら説明する。ここで、図11は、照明装置35を上側から見た断面図である。
前述のように、レンズユニット400は、アウターレンズ401のフランジ部403の前面が、装飾部材500のレンズユニット挿入穴501の周縁部と当接しているとともに、インナーレンズ451のフランジ部453の背面が、リフレクタ300の中央反射用壁部303の当接面350および静電気通過防止壁351と当接している。アウターレンズ401およびインナーレンズ451のフランジ部403,453は、円板状の一部を切り欠いて設けられた平坦面406,455を有するので(なお、本明細書において「切り欠いて」とは、切り欠いたような形状を意味し、実際に一部が切り取られたもののみならず、樹脂成形によって切り欠いたような形状に成形されたもの等を含む)、この平坦面406,455近傍を通り、レンズユニット挿入穴501の内周面501aの金属蒸着部(導電部550)から、基板200に向かう電気は、フランジ部403,453にほとんどあるいは全く遮られずに基板200に向かうことができる。また、レンズユニット挿入穴501は円形の穴であり、中央反射用壁部303は前方視円環状であるため、平坦面406,455近傍では、フランジ部403とレンズユニット挿入穴501の周縁部や、フランジ部453と中央反射用壁部303の当接面350が接していないか、あるいは、わずかにしか接しておらず、導電部550から基板200に向けて電気が直線的に流れてしまうおそれがある。しかし、本実施の形態の遊技機においては、インナーレンズ451の平坦面455と面方向が直交(交差)する静電気通過防止壁351が、中央反射用壁部303の径方向内側に突出するようにして設けられているので、導電部550から基板200へ向かう電気Bは、図11に示すように、静電気通過防止壁351を避けるようにして基板200へ向かうこととなる。
つまり、静電気通過防止壁351は、導電部550から基板200への放電経路を遮るように配置されており、平坦面406,455付近を通過する電気Bは、図11に矢印で示すように、静電気通過防止壁351を避けるようにして進む必要があるため、静電気通過防止壁351が無い場合に比べ放電の経路が延ばされていることになる。したがって、導電部550から平坦面406,455の近傍を通り基板200に向かう放電経路を所定の長さ以上に長くすることができ、基板200の破壊を防ぐことができる。
また、本実施の形態の遊技機においては、フランジ部453の背面が当接面350および静電気通過防止壁351と当接しているので、電気Bは、静電気通過防止壁351まで進んだ後、略直角に曲がって進み、さらに静電気通過防止壁351の前端部で略直角に曲がって基板200に向かう必要がある。したがって、導電部550から基板200までの放電経路をより長くすることができる。
また、静電気通過防止壁351は、平坦面406,455を設けることによってできた(短くなった)電気の放電経路を遮り、導電部550と基板200との間の距離を確保しているともいえる。すなわち、静電気通過防止壁351が無い場合、平坦面406,455を設けることにより、放電経路が短くなってしまい、基板200が破壊されてしまう可能性が高くなるおそれがあるが、静電気通過防止壁351があることにより、平坦面406,455を設けても放電経路を所定の長さ以上に長くすることができ、基板200の破壊を防ぐことができる。
また、静電気通過防止壁351は、リフレクタ300に設けられているので、静電気の通過を防止するための他の部材を用意する必要がなく、省スペースで静電気による基板の破壊を防ぐことができる。特に、本実施の形態の遊技機においては、光を所定の方向へ導くための中央反射用壁部303内部の空間に向けて突出するように静電気通過防止壁351が設けられているので、静電気通過防止壁351を設けるためにスペースを設ける必要が無いという利点がある。
また、アウターレンズ401およびインナーレンズ451は、湾曲する側端面の一部を切り欠いて設けられた平坦面406,455を有し、この平坦面406,455がゲートと接するゲート面となっているので、ゲートを切り落とすのが容易であり、ゲートを切り落とす際の失敗を減らすことができる。また、ゲートを切り落とす際の失敗が少ないため、部材を無駄にすることが少なく、製造コストを削減することができる。
35 照明装置
200 基板
351 静電気通過防止壁(壁部)
400 レンズユニット(樹脂製部材)
401 アウターレンズ(樹脂製部材)
451 インナーレンズ(樹脂製部材)
406,455 平坦面
500 装飾部材
550 導電部

Claims (1)

  1. ゲートと接する部分に、湾曲する面の一部を平坦状に形成した平坦面を有する樹脂製の部材と、
    電子部品を備える基板と、
    前記基板に対して前記樹脂製の部材を挟んで反対側に配置され、遊技者が触れることが可能な位置に導電性を有する導電部を備える装飾部材と、
    前記導電部から前記平坦面の近傍を通り前記基板に向かう放電の経路を遮るように配置された非導電性の壁部と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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