JP2018143545A - 水平全回転かま - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、目飛びの発生を確実に防止することができる水平全回転かまを提供する。【解決手段】 針糸を捕捉する剣先47と、剣先47が設けられた円筒状の外かま周壁部3とを有し、針糸が挿通される縫い針50の軸線に平行な回転軸線Lまわりに回転される外かま2と、円筒状の内かま周壁部5を有し、外かま2に回転軸線Lと同軸に収納される内かま4と、内かま4に収納されるボビンと、内かま周壁部5の外周面に設けられ、ボビンから延びる該ボビンに巻回されたボビン糸を内かま周壁部5の外周面上で押圧する糸調子ばね7と、を備え、内かま4は、内かま周壁部5の縫い針50に臨む側の端部から半径方向外方に突出したボビン糸保持部21であって、剣先47よりも、半径方向内方でかつ縫い針50側に、ボビン糸が挿通されるボビン糸挿通孔22が形成されたボビン糸保持部21を含んでいることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、水平全回転かまに関し、より詳しくは、ボビン糸を内かまに保持する保持機構に関する。
図12は、典型的な従来技術の水平全回転かま69を示す断面図である。水平全回転かま69の外かま51には、内かま52が支持され、この内かま52には、ボビン糸53が巻回されるボビン54が収納される。外かま51は、鉛直な回転軸線Lを有する回転軸56に固定されて回転駆動される。針57は、矢符58で示されるように往復上下動する。ボビン54の回転軸線は、回転軸56の回転軸線Lと共通な一直線上にあるか、または平行である。このような水平全回転かま69において、内かま52の外周面61に形成された軌条60は、外かま51に形成された軌溝62に嵌合している。針糸は図示しない剣先によって捕らえられ、外かま51の回転に伴って内かま52の底66を摺動して糸越しする。
このような従来技術に類似する他の従来技術は、たとえば特許文献1に記載されている。この特許文献1には、内かまに収容されたボビンの抜け出しを防止するためのラッチに孔部を設け、この孔部でボビン糸を保持する水平全回転かまが開示されている。
特開平8−155179号公報
上記図12および特許文献1に記載される各従来技術では、水平全回転かまを使用するミシンにおいて、ボビン糸を、糸切り装置によって切断した場合に、内かまから引き出されたボビン糸の端部が、内かま周壁部と外かま周壁部との間の隙間に落ち込むことがある。
縫製が再開されたとき、外かまの回転によって形成された針糸ループにボビン糸が係合しにくくなり、2〜3針分の縫い目が形成されない目飛びが生じる場合がある。
また、特許文献1に記載の従来技術では、保持部によってボビン糸を内かまの上面で保持することができるが、ボビン糸を保持する保持部の構造が複雑になってしまうという問題がある。
本発明の目的は、簡単な構造で、目飛びの発生を確実に防止することができる水平全回転かまを提供することである。
本発明は、針糸を捕捉する剣先と、前記剣先が設けられた円筒状の外かま周壁部を有し、針糸が挿通される縫い針の軸線に平行な回転軸線まわりに回転される外かまと、
円筒状の内かま周壁部を有し、前記外かまに前記回転軸線と同軸に収納される内かまと、
前記内かまに収納されるボビンと、
前記内かま周壁部の外周面に設けられ、前記ボビンから延びる該ボビンに巻回されたボビン糸を前記内かま周壁部の外周面上で押圧する糸調子ばねと、を備え、
前記内かまは、前記内かま周壁部の前記縫い針に臨む側の端部から半径方向外方に突出したボビン糸保持部であって、前記剣先よりも、半径方向内方でかつ前記縫い針側に、前記ボビン糸が挿通されるボビン糸挿通孔が形成されたボビン糸保持部を含んでいることを特徴とする水平全回転かまである。
また、本発明は、前記ボビン糸挿通孔が、前記外かまによって捕捉された針糸の移動方向下流側に開放されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ボビン糸保持部が、前記内かま周壁部の縫い針に臨む側の端部の端面を含む仮想平面に、前記内かま周壁部側から接していることを特徴とする。
本発明の水平全回転かまによれば、ボビン糸挿通孔を有するボビン糸保持部を内かま周壁部に設けるという簡単な構造で、ボビン糸が、内かま周壁部の糸調子ばねから、剣先よりも、半径方向内方でかつ前記縫い針側のボビン糸挿通孔にわたって張架され、これによって針糸ループにボビン糸が係合しないという不具合をなくし、目飛びの発生を確実に防止することができる。
また、本発明の水平全回転かまによれば、前記ボビン糸挿通孔は、外かまによって捕捉された針糸の移動方向下流側に開放されているので、前記ボビン糸挿通孔の開口に前記針糸が接触し、あるいは引掛かることを防止することができ、前記針糸の移動を円滑に行なうことができる。
また、本発明の水平全回転かまによれば、外かまによって捕捉された針糸が内かまの端面を移動するとき、前記針糸がボビン糸保持部に接触しても、該ボビン糸保持部に引掛かることを防止することができ、前記針糸は内かまの上面を円滑に移動することができる。
本発明の第1実施形態の水平全回転かまの一部を切欠いた平面図である。 図1の矢視Aから見た正面図である。 外かまに内かまが収納された状態を模式的に示した断面図である。 内かまとオープナーとの位置関係を示す平面図である。 内かまの平面図である。 内かまのボビン糸保持部の拡大平面図である。 抜け止め部材を取り外した状態のボビン糸保持部の拡大平面図である。 図7の切断面線B−Bから見た断面図である。 ボビン糸保持部の拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態のボビン糸保持部の拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態のボビン糸保持部の拡大斜視図である。 従来の水平全回転かまを示す断面図である。
図1は、第1実施形態の水平全回転かま1の一部を切欠いた平面図である。図2は、図1の矢視Aから見た正面図である。図3は、外かま2に内かま4が収納された状態を模式的に示した断面図である。図4は内かまとオープナーとの位置関係を示す平面図である。
水平全回転かま1は、円筒状の外かま周壁部3を有し、針糸が挿通される仮想線で示された縫い針50の軸線に平行な回転軸線Lまわりに回転される外かま2と、円筒状の内かま周壁部5を有し、外かま2に回転軸線Lと同軸に収納される内かま4と、内かま4に収納される図示しないボビンと、内かま周壁部5の外周面6に設けられ、ボビンから延びる該ボビンに巻回されたボビン糸Tを内かま周壁部5の外周面6上で押圧する糸調子ばね7と、を備える。内かま4には、内かま4に収容されたボビンの抜け出しを防止するためのラッチ23が設けられている。
外かま2には軌溝10が形成されており、軌溝10に内かま4の軌条11が嵌込まれ、内かま4は外かま2に支持される。外かま2は、回転軸線Lと共通な軸線まわりに回転駆動される回転軸49にボルトなどのねじ部材13によって着脱可能に取付けられる。軌溝10は、外かま2の内周面14に回転軸線Lにほぼ垂直な仮想平面上で周方向に延びて形成されており、軌条11は、内かま4の外周面15に形成されている。
内かま4は外かま2との嵌合部における摺動摩擦によって外かま2と同一方向への回転力が作用するため、内かま4の外周部に突設した係合突起4aをミシンベッドに固定される針板46に形成した係合凹所46aに遊嵌させ、係合突起4aを係合凹所46aの外かま回転方向D下流側の内面46a1に当接させて、内かま4の回転を防止するように構成されている。
そして、針糸が外かま2の剣先47に掬われて針糸ループを形成し、針糸ループが内かま4の周囲を移動するときに、前述のように、係合突起4aと係合凹所46aの内面46a1とを離間させるため、内かま4を外かま2の回転方向Dとは逆方向へと角変位させ、係合突起4aを内面46a1から離間させて隙間を形成し、この隙間を針糸ループが通過するようになっている。
この内かま4の逆方向への回転力は、オープナー45によって与えられる。内かま周壁部5の縫い針50に臨む側の端部18には、端部18から該内かま周壁部5の半径方向外方に突出した状態で突出部48が設けられており、オープナー45は図示しない回転軸に同期して一針毎に揺動し、その先端部が突出部48に所定のタイミングで当接し、針板ループの通過時に内かま4を逆方向へと角変位させて隙間が形成されるように構成されている。
突出部48は、外かま2によって捕捉された針糸が接触しながら下流側に移動する上流側案内壁部40と、針糸の移動方向下流側に位置する下流側案内壁部41とを有しており、上流側案内壁部40と下流側案内壁部41とは角部44を介して隣接している。上流側案内壁部40は、内かま4の軸線からの半径線方向の距離が、外かま2の回転方向D下流側に向かうに従って大きくなるように形成されており、針糸は、上流側案内壁部40に接触した状態で角部44まで移動し、角部44を通過すると、下流側案内壁部41に接触せず突出部48から離れて下流側に移動する。下流側案内壁部41には、前述のオープナー45が当接する。
図5は内かま4の平面図である。図6は内かま4のボビン糸保持部21の拡大平面図である。図7は、抜止め部材27を取り外したボビン糸保持部21の拡大平面図である。図8は、図7のボビン糸保持部21を切断面線B−Bから見た断面図である。図9は、ボビン糸保持部21の拡大斜視図である。
内かま4は、ボビン糸保持部21を含んでおり、ボビン糸保持部21は突出部48の下流側案内壁部41に臨んで設けられる。ボビン糸保持部21は、内かま周壁部5の縫い針50側の端部から該内かま周壁部5の半径方向外方に突出した状態で設けられており、ボビン糸挿通孔22を有している。ボビン糸挿通孔22は、剣先47よりも、内かま周壁部5の半径方向内方でかつ縫い針50側に形成されており、糸調子ばね7によって内かま周壁部5の外周面15上で押圧され、引き出されたボビン糸Tが挿通された状態で保持される。なお、装置の大形化を防ぐために、ボビン糸保持部21は、オープナー45が当接する突出部48を利用して設けられているが、これに限定されるものではない。
ボビン糸挿通孔22は、平面視において略U字状に形成されており、ボビン糸挿通孔22の一方側は、ボビン糸挿通孔22に連設された切込み溝部24に繋がり、切込み溝部24は、針糸の移動方向下流側の下流側案内壁部41に開放されている。ボビン糸挿通孔22は、切込み溝部24のボビン糸Tが挿通される方向に対して斜めの方向に形成されており、ボビン糸挿通孔22に保持されたボビン糸Tが、切込み溝部24側に移動しにくくされている。本実施形態では、ボビン糸Tとして0.5mmφの糸が用いられる場合には、ボビン糸挿通孔22のボビン糸Tが挿通する幅および切込み溝部24のボビン糸Tが挿通する部分の幅は、ボビン糸Tと略同じ0.5mm程度とされている。
ボビン糸挿通孔22は、切込み溝部24を介して、外かま2によって捕捉された針糸の移動方向C下流側に開放されているので、外かま2によって捕捉された針糸が、開口部25から不用意に入り込み、あるいは、外かま2によって捕捉された針糸が開口部25に引っ掛かることを防止することができる。
突出部48には、下方に凹となる段付き部26が形成されており、ボビン糸保持部21は、段付き部26に形成される。切込み溝部24の上面には、ボビン糸挿通孔22に保持されたボビン糸Tが、切込み溝部24から外部に抜け出ることを防止するための抜止め部材27が設けられている。抜止め部材27は、金属または樹脂などの弾性材料によって製作可能である。
抜止め部材27は、針糸の移動方向Cの上流側に位置する固定部28と、ボビン糸挿通孔22に挿通されたボビン糸Tがボビン糸挿通孔22から抜け出ることを規制する規制部29とを備えている。固定部28は、たとえば段付き部26にねじ止めされる。規制部29は、固定部28に対して、針糸の移動方向Cの下流側に設けられ、切込み溝部24と切込み溝部24の開口部25とを弾性変形した状態で覆う。規制部29の先端部は、平面視においてR面に面取りされており、ボビン糸保持部21の下流側案内壁部41の外側に突出している。
糸調子ばね7によって内かま周壁部5の外周面15上で押圧されたボビン糸Tが、ボビン糸保持部21に保持される手順について説明する。糸調子ばね7によって内かま周壁部5の外周面15上で押圧されたボビン糸Tは、ボビン糸保持部21の下流側案内壁部41に当接した状態で、開口部25側に移動される。下流側案内壁部41と下流側案内壁部41に連続する切込み溝部24の壁部39とを接続する角部34は、平面視においてR面に面取りされており、開口部25側に移動したボビン糸Tは、規制部29の下面を潜り、開口部25を面取り面に沿って移動した後、滑らかに壁部39側に移動される。壁部39に沿って移動したボビン糸Tは、規制部29を抜け出て、ボビン糸挿通孔22に導かれて保持される。
このように、ボビン糸挿通孔22は、剣先47よりも、内かま周壁部5の半径方向内方でかつ縫い針50側に形成されており、このような簡単な構造で、ボビン糸Tが、内かま周壁部5と外かま周壁部3との間の隙間31に落ち込むことを防ぐことができる。これによって、外かま2に捕捉された針糸にボビン糸Tが係合せず、縫い目が形成されなくなることを防止することができる。
ボビン糸挿通孔22の周囲壁37のうち、針糸の移動方向Cの下流側に位置する周囲壁37の上端32は面取りされており、針糸に係合するボビン糸Tがボビン糸挿通孔22から延びて摺動するときに、ボビン糸Tと周囲壁37とが接触して発生する摩擦抵抗を軽減することができる。
抜止め部材27の規制部29の先端部33は、R面に面取りされているので、ボビン糸保持部21の下流側案内壁部41に当接させながら開口部25に向かって移動したボビン糸Tは、規制部29の先端部33に引っ掛かることなく開口部25に移動することができる。
ボビン糸保持部21の開口部25に繋がる下流側案内壁部41は、上端38が面取りされている。下流側案内壁部41上端38は、C面に面取りされてもよく、あるいはR面に取りされてもよい。
下流側案内壁部41上端38を面取りすることで、ボビン糸Tが下流側案内壁部41に当接しながら開口部25に移動するとき、ボビン糸Tが切断され、あるいは解れることが抑制される。また、ボビン糸Tが下流側案内壁部41に接触して発生する摩擦抵抗を軽減することができる。
ボビン糸保持部21は、段付き部26に設けられており、抜止め部材27の上面35は、内かま周壁部5の縫い針50に臨む側の端部18の端面42を含む仮想平面Sに、内かま周壁部5側から接している。抜止め部材27が、なべ小ねじ36などで、ボビン糸保持部21にねじ止めされている場合には、なべ小ねじ36の頭部が、仮想平面Sに、内かま周壁部5側から接している。
このような構成であると、外かま2によって捕捉された針糸が内かま4の仮想平面S上を移動するとき、針糸がボビン糸保持部21に接触し、あるいは引っ掛かることを防止することができ、針糸は内かま4の表面を仮想平面Sに沿って円滑に移動することができる。
切込み溝部24の壁部39のうち、ボビン糸Tが切込み溝部24に挿通されるときに、ボビン糸Tが接触する側の壁部39の上部が面取りされてもよい。
このような構成であると、ボビン糸Tが切断され、あるいは解れることが抑制される。また、ボビン糸Tが壁部39に接触して発生する摩擦抵抗を軽減することができる。
図10は、第2実施形態のボビン糸保持部21の拡大斜視図である。第1実施形態の説明と重複する部分については、説明を省略して同一の参照符を用いる。本実施形態では、切込み溝部24の一部に、ボビン糸Tの径よりも狭い幅狭部30が形成されている。たとえば、切込み溝部24の幅がボビン糸Tの径と同一の0.5mm幅とされ、幅狭部30の幅wが0.3mmとされる。
幅狭部30を設けることによって、ボビン糸挿通孔22に保持されたボビン糸Tが、切込み溝部24を介して外部に抜け出ることを防止することができる。幅狭部30を弾性部材を用いて形成する場合には幅狭部30間の隙間をさらに小さくして、ボビン糸Tが、切込み溝部24から外部に抜け出ることをより一層、確実に防止することができる。幅狭部30は、切込み溝部24と同様に切削加工などによって形成可能であり、部品点数を削減することができる。
なお、幅狭部30がボビン糸挿通孔22に隣接した位置に形成されることで、ボビン糸Tがボビン糸挿通孔22から抜け出すことを防止することもできる。
幅狭部30を、切込み溝部24の壁部39に設けることによって、切込み溝部24の上面に突出する抜止め部材27を設けなくてもよく、下方に凹となる段付き部26を設ける必要がないので、容易に、内かま周壁部5の、縫い針50に臨む側の端部18の端面42を含む仮想平面Sに、内かま周壁部5側からボビン糸保持部21が接するようにすることができる。
これによって、外かま2によって捕捉された針糸が内かま4の仮想平面Sを移動するとき、針糸がボビン糸保持部21に接触し、あるいは引掛かることを簡単な構成で防止することができる。
図11は第3実施形態のボビン糸保持部21の拡大斜視図である。第1実施形態および第2実施形態の説明と重複する部分については、説明を省略して同一の参照符を用いる。ボビン糸挿通孔22に保持されたボビン糸Tが切込み溝部24を介して外部に抜け出ることを防止する抜け止め部材43として、金属や樹脂などの線状の弾性部材を、たとえば略J字状に曲げ加工したものを用いることができる。
抜止め部材43として線状の弾性部材を用いることで、容易に曲げ加工して、所望の形状とすることができる。ボビン糸Tが抜止め部材43に当接したとき、抜止め部材43は緩衝材として働くので、ボビン糸Tが抜止め部材43に当接して、切れたり、ほつれたりすることを抑制することができる。また、抜止め部材43として用いられる線状部材の径を変えることで、簡単に抜止め部材43のばね定数を変更することができる。
1 水平全回転かま
2 外かま
3 外かま周壁部
4 内かま
4a 係合突起
5 内かま周壁部
6,15 外周面
7 糸調子ばね
10 軌溝
11 軌条
13 ねじ部材
14 内周面
18 端部
21 ボビン糸保持部
22 ボビン糸挿通孔
23 ラッチ
24 切込み溝部
25 開口部
26 段付き部
27,43 抜止め部材
28 固定部
29 規制部
30 幅狭部
31 隙間
32 上端
33 先端部
34,44 角部
35 上面
36 なべ小ねじ
37 周囲壁
38 上端
39 壁部
40 上流側案内壁部
41 下流側案内壁部
42 端面
45 オープナー
46 針板
46a 係合凹所
46a1 一端面
47 剣先
48 突出部
49 回転軸
50 縫い針
T ボビン糸
S 仮想平面

Claims (3)

  1. 針糸を捕捉する剣先と、前記剣先が設けられた円筒状の外かま周壁部とを有し、針糸が挿通される縫い針の軸線に平行な回転軸線まわりに回転される外かまと、
    円筒状の内かま周壁部を有し、前記外かまに前記回転軸線と同軸に収納される内かまと、
    前記内かまに収納されるボビンと、
    前記内かま周壁部の外周面に設けられ、前記ボビンから延びる該ボビンに巻回されたボビン糸を前記内かま周壁部の外周面上で押圧する糸調子ばねと、を備え、
    前記内かまは、前記内かま周壁部の前記縫い針に臨む側の端部から半径方向外方に突出したボビン糸保持部であって、前記剣先よりも、半径方向内方でかつ前記縫い針側に、前記ボビン糸が挿通されるボビン糸挿通孔が形成されたボビン糸保持部を含んでいることを特徴とする水平全回転かま。
  2. 前記ボビン糸挿通孔は、前記外かまによって捕捉された針糸の移動方向下流側に開放されていることを特徴とする請求項1に記載の水平全回転かま。
  3. 前記ボビン糸保持部は、前記内かま周壁部の縫い針に臨む側の端部の端面を含む仮想平面に、前記内かま周壁部側から接していることを特徴とする請求項1または2に記載の水平全回転かま。
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