JP2018142621A - カバー開閉機構および車載機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを防止する機能を向上することのできるカバー開閉機構を提供する。【解決手段】 カバー4は、筐体2の開口部3を覆うカバー本体5と、カバー本体5の下部の裏面側から延設された延設部6を備える。延設部6には、係止部9と突起部10が設けられる。突起部10は、延設部6を挟んで係止部9の反対側に配置される。開口部3には、延設部6が挿入される挿入口14が形成され、挿入口14から奥の筐体2の内壁には、被係止部15が設けられ、挿入口14から奥の筐体2の上壁には、段差部16が設けられる。カバー4を開いた状態では、係止部9が被係止部15に係止され、突起部10が段差部16に係止される。【選択図】 図1

Description

本発明は、筐体にある開口部をカバーで開閉するカバー開閉機構に関する。
従来から、筐体の開口部をカバーで開閉するカバー開閉機構が提案されている。例えば、従来のカバー開閉機構では、開口を覆うカバー本体の裏面に弾性変形可能な長板状の支持体が垂立して設けられ、開口に接近して支持体が挿通される挿通孔が形成される。挿通孔には、挿通孔の内面に突出して設けられた突出部と、突出部に対向した位置に挿通孔の内面から後退した後退部とが設けられ、支持体には、支持体の長手方向に延在して形成され突出部に係合するガイド用溝が設けられる。カバーの支持体の先端を挿通孔に押し込んで弾性的に変形させ突出部をガイド用溝に係合させることで、カバー本体が開口に取り付けられる(特許文献1参照)。
特開2012−15141号公報
従来のカバー開閉機構においては、カバーを開いた状態で、挿入孔の内部の突出部にカバーの支持体の膨出部が当接(あるいは係合)するようにして、支持体が挿入孔から不用意に抜き取られることを防止している。しかしながら、カバー(カバーの支持体)が弾性的に変形できるものである場合には、上記従来のような当接(あるいは係合)のみでは、筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを十分に防止することができないという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを防止する機能を向上したカバー開閉機構を提供することを目的とする。
本発明のカバー開閉機構は、筐体にある開口部をカバーで開閉するカバー開閉機構であって、前記カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の下部の裏面側から延設された延設部とを備え、前記延設部には、係止部と、前記延設部を挟んで前記係止部の反対側に配置される突起部とが設けられ、前記筐体の前記開口部には、前記延設部が挿入される挿入口が形成され、前記挿入口から奥の前記筐体の内壁には、被係止部が設けられ、前記挿入口から奥の前記筐体の上壁には、段差部が設けられており、前記カバーを開いた状態では、前記係止部が前記被係止部に係止され、前記突起部が前記段差部に係止される。
この構成によれば、カバーを開いた状態にすると、カバー(カバーの延設部)の係止部が筐体(挿入口の奥の内壁)の被係止部に係止されるとともに、カバー(カバーの延設部)の突起部が筐体(挿入口の奥の上壁)の段差部に係止される。これにより、カバー(カバーの延設部)が弾性的に変形できるものである場合であっても、カバーを開いたときに筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを防ぐことができる。
また、本発明のカバー開閉機構では、前記延設部は、前記カバーを開いたときに前記挿入口から引き出された状態となり、前記延設部の先端には、左右一対の突出部が左右外側に向けて突設され、前記突出部が設けられた位置における前記延設部の先端の左右方向の幅は、前記挿入口の左右方向の幅と等しく設定されてもよい。
この構成によれば、カバーを開いた状態にする(カバーの延設部を筐体の挿入口から引き出した状態にする)と、突出部が設けられた位置で延設部の先端が挿入口に左右方向で適嵌する。これにより、カバーを開いた状態におけるカバーのガタ付きを防ぐことができる。
また、本発明のカバー開閉機構では、前記挿入口の上下方向の幅は、前記延設部の先端の上下方向の幅より大きく設定されており、前記挿入口から奥の前記筐体の上面には、前記挿入口の下部に向けて傾斜するテーパ面が形成されてもよい。
この構成によれば、カバーの延設部の先端の上下方向の幅より挿入口の上下方向の幅のほうが大きく設定されているので、カバーの延設部の先端を挿入口に挿入しやすくなる。さらに、挿入口の上面にテーパ面(挿入口の下部に向けて傾斜している)が形成されているので、挿入口に挿入されたカバーの延設部(挿入口の下部の筐体の内壁に沿うように屈曲している)が案内される。これにより、カバーの延設部を筐体の挿入口に容易に挿入することができる。
また、本発明のカバー開閉機構では、前記挿入口から奥の前記筐体の内壁には、前記カバーを閉じた状態で前記延設部に沿って当接する傾斜面を有する傾斜リブが設けられており、前記開口部の表面を基準としたときの前記傾斜面の傾斜角度が、前記カバー本体の表面を基準としたときの前記延設部の屈曲角度より大きく設定されている。
この構成によれば、カバーを閉じた状態にすると、傾斜リブの傾斜面が延設部に沿って当接するようになる。このとき、傾斜面の傾斜角度が延設部の屈曲角度より大きく設定されているので、カバーの下部では、傾斜面により延設部(傾斜面に沿って当接している延設部)を奥方向に倒そうとする力が加えられ、その結果、カバーの上部では、カバーを閉じようとする力が加えられる。これにより、カバーを閉じる方向に力(引き込み力)が加えられ、意図しない外力でカバーが開いてしまうのを防ぐことができる。
また、本発明のカバー開閉機構では、前記カバー本体の上部には、前記カバーを閉じた状態で前記開口部に設けられた左右一対の係止凹部に係止する左右一対の係止爪が設けられ、左側の前記係止爪の左端と右側の前記係止爪の右端との間の左右方向の幅は、左側の前記係止凹部の左端と右側の前記係止凹部の右端との間の左右方向の幅と等しく設定されており、前記延設部には、前記カバーを閉じた状態で前記挿入口に接触する位置に、左右一対の凸部が左右外側に向けて突設され、前記凸部が設けられた位置における前記延設部の左右方向の幅は、前記挿入口の左右方向の幅と等しく設定されてもよい。
この構成によれば、カバーを閉じた状態にしたときに、係止爪が係止凹部に係止される。これにより、意図しない外力でカバーが開いてしまうのを防ぐことができる。さらに、カバーを閉じた状態にすると、カバー本体の上部の左右一対の係止爪が係止凹部に左右方向で適嵌するとともに、カバー本体の下部の延設部の左右一対の凸部が挿入口に左右方向で適嵌する。これにより、カバーを閉じた状態におけるカバーの左右方向のガタ付きを防ぐことができる。
前記カバー本体には、上下一対の第2凸部が上下外側に向けてそれぞれ突設され、前記上下一対の第2凸部は、前記カバー本体の上部と下部において左右両側に配置されており、前記第2凸部が設けられた位置における前記カバー本体の上下方向の幅は、前記開口部の上下方向の幅と等しく設定されてもよい。
この構成によれば、カバーを閉じた状態にすると、カバー本体の左右両側で、第2凸部が設けられた位置でカバー本体が開口部に上下方向で適嵌する。これにより、カバーを閉じた状態におけるカバーの上下方向のガタ付きを防ぐことができる。
本発明によれば、筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを防止する機能を向上することができる。
本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構が適用される車載機器の斜視図。 本発明の実施の形態におけるカバーの斜視図。 本発明の実施の形態におけるカバーの斜視図。 本発明の実施の形態におけるカバーの裏側の斜視図。 本発明の実施の形態における筐体の裏側の斜視図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを閉じた状態)の正面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを閉じた状態)の上部の断面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを閉じた状態)の下部の断面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを閉じた状態)の側断面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを閉じた状態)の側断面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを開いた状態)の側断面図。 本発明の実施の形態におけるカバー開閉機構(カバーを開いた状態)の断面図。
以下、本発明の実施の形態のカバー開閉機構について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、車載機器等に用いられるカバー開閉機構の場合を例示する。
本発明の実施の形態のカバー開閉機構の構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のカバー開閉機構が適用される車載機器の斜視図である。車載機器は、例えばカーオーディオ装置やカーナビゲーション装置などである。図1に示すように、車載機器1の筐体2の開口部3にはカバー4が開閉可能に取り付けられている。車載機器1には、音声接続ケーブルが接続される音声出力端子(AUX端子)やUSBケーブルが接続されるUSB端子が内蔵されており、カバー4を開けるとこれらの端子と各ケーブルを接続できるようになる。なお、車載機器1の筐体2は、硬質の樹脂材料(例えば、PC、ABS、ABS/PCなど)を用いて製造されている。一方、カバー4は、軟質の樹脂材料(例えば、エラストマーなど)を用いて製造されており、弾性的に変形可能である。
まず、図2〜図4を参照して、カバー4の構成について説明する。図2〜図4は、本実施の形態のカバー4の斜視図である。図2〜図4に示すように、カバー4は、開口部3を覆うカバー本体5と、カバー本体5の下部の裏面側から延設された延設部6を備えている。本実施の形態では、筐体2の開口部3の形状が、正面視で略長方形とされており、カバー本体5の形状は、開口部3の形状に対応して正面視で略長方形とされている。また、カバー本体5の上部には、中央部分にカバー4を開くときに手がかりとなる取手部7が形成されている。さらに、カバー本体5の上部には、左右一対の係止爪8が設けられている。この係止爪8は、取手部7の左右両側に配置されている(図2参照)。
延設部6の先端には、係止部9と突起部10が設けられている。突起部10は、延設部6を挟んで係止部9の反対側に設けられている。より具体的には、カバー本体5の表面(おもて面)側に対応する面に、左右一対のフック形状の係止部9が設けられ(図2および図3参照)、カバー本体5の裏面側に対応する面に、一条の凸形状の突起部10が設けられている(図4参照)。また、延設部6の先端には、左右一対の突出部11が左右外側に向けて突設されている(図2〜図4参照)。突出部11が設けられた位置における延設部6の先端の左右方向の幅W1は、延設部6が挿入される挿入口14の左右方向の幅と等しく設定されている(図12参照)。
さらに、延設部6の根端には、左右一対の凸部12が左右外側に向けて突設されている(図4参照)。延設部6の根端の凸部12が設けられた位置は、カバー4を閉じたときに挿入口14に接触する位置である。この凸部12が設けられた位置(カバー4を閉じたときに挿入口14に接触する位置)における延設部6の左右方向の幅W2は、挿入口14の左右方向の幅と同じに設定されている(図8参照)。
また、カバー本体5には、上下一対の第2凸部13が上下外側に向けてそれぞれ突設されている。上下一対の第2凸部13は、カバー本体5の上部と下部において左右両側に配置されている(図2〜図4参照)。そして、第2凸部13が設けられた位置におけるカバー本体5の上下方向の幅W3は、開口部3の上下方向の幅と等しく設定されている(図6参照)。
つぎに、図5を参照して、筐体2の開口部3の構成について説明する。図5は、本実施の形態の筐体2を裏側からみたときの斜視図である。図5に示すように、筐体2の開口部3には、延設部6が挿入される挿入口14が形成されている(図9および図11も参照)。そして、挿入口14から奥の筐体2の内壁には、被係止部15が設けられ、挿入口14から奥の筐体2の上壁には、段差部16が設けられている(図11参照)。この場合、被係止部15は、挿入口14の下側(図11における下側)に設けられており、カバー4を開いた状態で、係止部9が被係止部15に係止され、突起部10が段差部16に係止されるように構成されている。
また、挿入口14から奥の筐体2の上面には、挿入口14の下部に向けて傾斜するテーパ面17が形成されている(図11参照)。この場合、テーパ面17は段差部16より手前(挿入口14)側に配置されている。また、挿入口14の上下方向の幅W4は、延設部6の先端の上下方向の幅W0より大きく設定されている(図11参照)。
さらに、挿入口14から奥の筐体2の内壁には、カバー4を閉じた状態で延設部6に沿って当接する傾斜面18を有する傾斜リブ19が設けられている。傾斜面18の傾斜角度は、延設部6の屈曲角度より小さく設定されている。傾斜面18の傾斜角度は、筐体2または開口部3の表面(おもて面)を基準面としたときに、その基準面に対して傾斜面18が傾斜している角度であり、延設部6の屈曲角度は、カバー本体5の表面(おもて面)を基準面としたときに、その基準面に対して延設部6が屈曲している角度(鋭角)である。
また、開口部3の上部には、左右一対の係止凹部20が設けられており、カバー4を閉じた状態で、カバー本体5の左右一対の係止爪8が左右一対の係止凹部20にそれぞれ係止するように構成されている(図7参照)。この場合、左側の係止爪8の左端と右側の係止爪8の右端との間の左右方向の幅W5は、左側の係止凹部20の左端と右側の係止凹部20の右端との間の左右方向の幅と同じに設定されている(図7参照)。
以上のように構成されたカバー開閉機構について、図面を参照してその動作を説明する。
<カバーの取付け>
まず、カバー4の取付けについて説明する。カバー4を開口部3に取り付ける場合には、カバー4の延設部6を筐体2の開口部3の挿入口14にに挿入する。この場合、挿入口14の上下方向の幅W4のほうがカバー4の延設部6の先端の上下方向の幅W0より大きく設定されているので、カバー4の延設部6の先端を挿入口14に挿入しやすくなる(図11参照)。さらに、挿入口14の上面にテーパ面17が形成されているので、挿入口14に挿入されたカバー4の延設部6が案内される。
<カバーを閉じた状態>
つぎに、図6〜図10を参照して、カバー4を閉じた状態について説明する。カバー4を閉じた状態では、カバー本体5の上部の左右一対の係止爪8が開口部3の上部の左右一対の係止凹部20にそれぞれ係止する(図7参照)。この場合、左側の係止爪8の左端と右側の係止爪8の右端との間の左右方向の幅W5が、左側の係止凹部20の左端と右側の係止凹部20の右端との間の左右方向の幅と等しく設定されているので、カバー4を閉じた状態にしたときに、カバー本体5の上部の左右一対の係止爪8が係止凹部20に左右方向で適嵌する(図7参照)。
また、延設部6の根端(凸部12が設けられた位置)の左右方向の幅W2が、挿入口14の左右方向の幅と等しく設定されているので、カバー4を閉じた状態にしたときに、カバー本体5の下部の延設部6の左右一対の凸部12が挿入口14に左右方向で適嵌する(図8参照)。
また、第2凸部13が設けられた位置におけるカバー本体5の上下方向の幅W3が、開口部3の上下方向の幅と等しく設定されているので、カバー4を閉じた状態にすると、カバー本体5の左右両側で、第2凸部13が設けられた位置でカバー本体5が開口部3に上下方向で適嵌する(図6参照)。
さらに、カバー4を閉じた状態にすると、傾斜リブ19の傾斜面18が延設部6に沿って当接するようになる。このとき、傾斜面18の傾斜角度が延設部6の屈曲角度より大きく設定されているので、カバー4の下部では、傾斜面18により延設部6(傾斜面18に沿って当接している延設部6)を奥方向に倒そうとする力が加えられ、その結果、カバー4の上部では、カバー4を閉じようとする力が働く。
<カバーを開いた状態>
続いて、図11および図12を参照しながら、カバー4を開いた状態について説明する。カバー4を開いた状態にすると、延設部6が挿入口14から引き出された状態になる(図11参照)。このとき、係止部9が被係止部15に係止されるとともに、突起部10が段差部16に係止される。
また、突出部11が設けられた位置における延設部6の先端の左右方向の幅W1は、挿入口14の左右方向の幅と等しく設定されているので、カバー4を開いた状態にすると、突出部11が設けられた位置で延設部6の先端が挿入口14に左右方向で適嵌する(図12参照)。
このような本実施の形態のカバー開閉機構によれば、図11に示すように、カバー4を開いた状態にすると、カバー4(カバー4の延設部6)の係止部9が筐体2(挿入口14の奥の内壁)の被係止部15に係止されるとともに、カバー4(カバー4の延設部6)の突起部10が筐体2(挿入口14の奥の上壁)の段差部16に係止される。これにより、カバー4(カバー4の延設部6)が弾性的に変形できるものである場合であっても、カバー4を開いたときに筐体2からカバー4が意図せずに抜き取られるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、図12に示すように、カバー4を開いた状態にする(カバー4の延設部6を筐体2の挿入口14から引き出した状態にする)と、突出部11が設けられた位置で延設部6の先端が挿入口14に左右方向で適嵌する。これにより、カバー4を開いた状態におけるカバー4のガタ付きを防ぐことができる。なお、段差部16にて金型の合わせ面を構成することにより、段差16先端がエッジとなり、抜き取り防止の効果を上げることができる。
また、本実施の形態では、図11に示すように、カバー4の延設部6の先端の上下方向の幅W0より挿入口14の上下方向の幅W4のほうが大きく設定されているので、カバー4の延設部6の先端を挿入口14に挿入しやすくなる。さらに、挿入口14の上面にテーパ面17(挿入口14の下部に向けて傾斜している)が形成されているので、挿入口14に挿入されたカバー4の延設部6(挿入口14の下部の筐体2の内壁に沿うように屈曲している)が案内される。これにより、カバー4の延設部6を筐体2の挿入口14に容易に挿入することができる。
また、本実施の形態では、図9に示すように、カバー4を閉じた状態にすると、傾斜リブ19の傾斜面18が延設部6に沿って当接するようになる。このとき、傾斜面18の傾斜角度が延設部6の屈曲角度より大きく設定されているので、カバー4の下部では、傾斜面18により延設部6(傾斜面18に沿って当接している延設部6)を奥方向に倒そうとする力が加えられ、その結果、カバー4の上部では、カバー4を閉じようとする力が加えられる。これにより、カバー4を閉じる方向に力(引き込み力)が加えられ、意図しない外力でカバー4が開いてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、図7に示すように、カバー4を閉じた状態にしたときに、係止爪8が係止凹部20に係止される。これにより、意図しない外力でカバー4が開いてしまうのを防ぐことができる。さらに、カバー4を閉じた状態にすると、カバー本体5の上部の左右一対の係止爪8が係止凹部20に左右方向で適嵌するとともに、カバー本体5の下部の延設部6の左右一対の凸部12が挿入口14に左右方向で適嵌する。これにより、カバー4を閉じた状態におけるカバー4の左右方向のガタ付きを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、図6に示すように、カバー4を閉じた状態にすると、カバー本体5の左右両側で、第2凸部13が設けられた位置でカバー本体5が開口部3に上下方向で適嵌する。これにより、カバー4を閉じた状態におけるカバー4の上下方向のガタ付きを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかるカバー開閉機構は、筐体からカバーが意図せずに抜き取られるのを防止する機能を向上することができるという効果を有し、車載機器等に用いられ有用である。
1 車載機器
2 筐体
3 開口部
4 カバー
5 カバー本体
6 延設部
7 取手部
8 係止爪
9 係止部
10 突起部
11 突出部
12 凸部
13 第2凸部
14 挿入口
15 被係止部
16 段差部
17 テーパ面
18 傾斜面
19 傾斜リブ
20 係止凹部

Claims (7)

  1. 筐体にある開口部をカバーで開閉するカバー開閉機構であって、
    前記カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の下部の裏面側から延設された延設部とを備え、前記延設部には、係止部と、前記延設部を挟んで前記係止部の反対側に配置される突起部とが設けられ、
    前記筐体の前記開口部には、前記延設部が挿入される挿入口が形成され、前記挿入口から奥の前記筐体の内壁には、被係止部が設けられ、前記挿入口から奥の前記筐体の上壁には、段差部が設けられており、
    前記カバーを開いた状態では、前記係止部が前記被係止部に係止され、前記突起部が前記段差部に係止されることを特徴とするカバー開閉機構。
  2. 前記延設部は、前記カバーを開いたときに前記挿入口から引き出された状態となり、
    前記延設部の先端には、左右一対の突出部が左右外側に向けて突設され、
    前記突出部が設けられた位置における前記延設部の先端の左右方向の幅は、前記挿入口の左右方向の幅と等しく設定されている、請求項1に記載のカバー開閉機構。
  3. 前記挿入口の上下方向の幅は、前記延設部の先端の上下方向の幅より大きく設定されており、
    前記挿入口から奥の前記筐体の上面には、前記挿入口の下部に向けて傾斜するテーパ面が形成されている、請求項1または請求項2に記載のカバー開閉機構。
  4. 前記挿入口から奥の前記筐体の内壁には、前記カバーを閉じた状態で前記延設部に沿って当接する傾斜面を有する傾斜リブが設けられており、
    前記開口部の表面を基準としたときの前記傾斜面の傾斜角度が、前記カバー本体の表面を基準としたときの前記延設部の屈曲角度より小さく設定されている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のカバー開閉機構。
  5. 前記カバー本体の上部には、前記カバーを閉じた状態で前記開口部に設けられた左右一対の係止凹部に係止する左右一対の係止爪が設けられ、
    左側の前記係止爪の左端と右側の前記係止爪の右端との間の左右方向の幅は、左側の前記係止凹部の左端と右側の前記係止凹部の右端との間の左右方向の幅と等しく設定されており、
    前記延設部には、前記カバーを閉じた状態で前記挿入口に接触する位置に、左右一対の凸部が左右外側に向けて突設され、
    前記凸部が設けられた位置における前記延設部の左右方向の幅は、前記挿入口の左右方向の幅と等しく設定されている、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のカバー開閉機構。
  6. 前記カバー本体には、上下一対の第2凸部が上下外側に向けてそれぞれ突設され、
    前記上下一対の第2凸部は、前記カバー本体の上部と下部において左右両側に配置されており、
    前記第2凸部が設けられた位置における前記カバー本体の上下方向の幅は、前記開口部の上下方向の幅と等しく設定されている、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のカバー開閉機構。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のカバー開閉機構を有する車載機器。
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