JP2018141281A - 住宅 - Google Patents

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Hiroshi Sato
佐藤  寛
達郎 池田
Tatsuro Ikeda
達郎 池田
真司 南祇
Shinji Nagi
真司 南祇
和尊 下川床
Kazutaka Shimokawadoko
和尊 下川床
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Abstract

【課題】 居室に供給される床下空間の空気の温度上昇を防ぎつつ、小屋裏ダクトの敷設や取り回し等を容易に行う。
【解決手段】 基礎8と地面9と床10とで区画された床下空間2と、床10と天井12との間に区画された居室3と、天井10と屋根25との間に区画されかつ断熱区画内とされた小屋裏4と、床下空間2の空気を、居室3に供給するための給気装置5とを有する住宅1である。給気装置5は、小屋裏4内を延びる小屋裏ダクト48を介して居室3に床下空間2の空気Auを供給する第1通気路41と、小屋裏4内に床下空間2の空気Auを供給するための第2通気路42とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅に関し、詳しくは、床下空間の空気を、居室に供給するための給気装置を具えた住宅に関する。
下記特許文献1では、床下空間の空気を、居室に供給するための給気装置を具えた住宅が提案されている。給気装置は、床下空間から小屋裏までを延びるダクト部を有している。このダクト部は、小屋裏内を延びる小屋裏ダクトを含んでいる。この給気装置によれば、例えば、夏期において、外気よりも温度の低い床下空間の空気を居室に供給することで、換気を図りながら居室の温度を下げることができる。
ところで、小屋裏は、日射等の影響により、熱が滞留しやすい。このため、小屋裏ダクトを通過する床下空間の空気は、小屋裏の熱によって温められ、その温度が上昇するおそれがある。このような床下空間の空気の温度上昇を防ぐために、下記特許文献1では、小屋裏ダクトの外周面に断熱材が配置されている。
特開2010−164241号公報
上記特許文献1の住宅では、断熱材の厚みによって小屋裏ダクトの外径が増加するため、小屋裏ダクトの敷設や取り回しが困難になるという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、居室に供給される床下空間の空気の温度上昇を防ぎつつ、小屋裏ダクトの敷設や取り回し等を容易に行うことができる住宅を提供することを主たる目的としている。
本発明は、住宅であって、基礎と地面と床とで区画された床下空間と、前記床と天井との間に区画された居室と、前記天井と屋根との間に区画されかつ断熱区画内とされた小屋裏と、前記床下空間の空気を、前記居室に供給するための給気装置とを有し、前記給気装置は、前記小屋裏内を延びる小屋裏ダクトを介して前記居室に前記床下空間の空気を供給する第1通気路と、前記小屋裏内に前記床下空間の空気を供給するための第2通気路とを含むことを特徴とする。
本発明に係る前記住宅において、前記給気装置は、前記第1通気路及び前記第2通気路に前記床下空間から前記居室に向かう空気の流れを生成するための第1ファンを含み、
前記小屋裏には、前記小屋裏の空気を屋外に排出するための第2ファンが設けられていてもよい。
本発明に係る前記住宅において、前記第2ファンの風量は、前記第1ファンの風量よりも小さくてもよい。
本発明に係る前記住宅において、前記第1通気路及び前記第2通気路は、前記床下空間から前記小屋裏までを延びる共用の通気路と、前記小屋裏内に配され前記床下空間の空気を少なくとも2つに分岐させる分岐装置とを含み、前記第1通気路の前記小屋裏ダクトが前記分岐装置に接続されていてもよい。
本発明の住宅は、天井と屋根との間に区画されかつ断熱区画内とされた小屋裏と、床下空間の空気を、居室に供給するための給気装置とを有している。給気装置は、小屋裏内を延びる小屋裏ダクトを介して居室に床下空間の空気を供給する第1通気路と、小屋裏内に床下空間の空気を供給するための第2通気路とを含んでいる。
本発明の住宅は、断熱区画内とされた小屋裏内に、第2通気路を介して、床下空間の空気が供給されるため、小屋裏内に熱が滞留するのを防ぐことができる。このため、本発明の住宅は、大がかりな断熱材を用いることなく、小屋裏ダクト内の空気の温度上昇を防ぐことができる。従って、本発明の住宅は、限られたスペースである小屋裏において、小屋裏ダクトの敷設や取り回しを行うことができる。
本発明の住宅の一例を示す部分断面図である。 図1の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本発明の住宅の一例を示す部分断面図である。なお、各図面は、発明の内容の理解を高めるためのものであり、誇張された表示が含まれる他、各図面間において、縮尺等は厳密に一致していない点が予め指摘される。
本実施形態の住宅1は、床下空間2、居室3、小屋裏4、及び、給気装置5を有している。
床下空間2は、基礎8と地面9と床10とで区画されている。基礎8には、基礎8の立ち上がり部で開口する基礎給気口11が設けられている。この基礎給気口11を介して、新鮮な外気Aoが、床下空間2に取り込まれる。地面9は、例えば、土間コンクリート等で仕上げられている。
床下空間2に供給された外気Aoは、例えば、床下空間2の地面9を介して、地冷熱と熱交換する。これにより、床下空間2は、夏期において、外気Aoよりも温度が低い床下空間2の空気(以下、単に「床下空気」ということがある。)Auを蓄えることができる。また、床下空間2は、冬期において、外気Aoよりも温度が高い床下空気Auを蓄えることができる。床下空気Auの温度を安定させるために、基礎8には、例えば、発泡樹脂等の断熱材(図示省略)が配置されるのが望ましい。
居室3は、床10と天井12との間に区画されている。さらに、居室3は、土台13の上に固定される外壁14と、外壁14、14間に配置される間仕切り壁(図示省略)とによって囲まれている。
外壁14は、例えば、パネル状に形成されている。本実施形態の外壁14は、屋根梁(図示省略)と、土台13との間に固定されている。外壁14は、例えば、枠体18、第1断熱材19、第1防湿気密層20、内装材21、及び、外装材22を含んで構成されている。
第1断熱材19は、例えば、枠体18の内部に配置されている。第1断熱材19としては、例えば、ロックウールや、グラスウール等の繊維材や、ポリスチレンフォーム等の樹脂材等が採用されうる。
第1防湿気密層20は、例えば、外壁14内に浸入しようとする空気や湿気を遮断するためのものである。本実施形態の第1防湿気密層20は、例えば、ポリエチレンシートで形成されており、第1断熱材19の屋内S2側に配置されている。
内装材21は、例えば、石膏ボードによって構成されている。内装材21は、第1防湿気密層20の屋内S2側に配置され、枠体18に固定されている。
外装材22は、例えば、ALC等の発泡コンクリートパネルや、窯業系外装パネルによって構成されている。外装材22は、枠体18の屋外S1側に配置されている。本実施形態の外装材22は、枠体18の屋外S1側に設けられたスペーサ(図示省略)を介して、枠体18に固定されている。従って、外装材22は、第1断熱材19から屋外S1側に離間して配置される。これにより、外壁14には、外装材22と第1断熱材19との間の空隙によって、上下に延びる第1通気層23が形成される。
第1通気層23は、第1通気層23の下端から導入された外気Aoを外壁14内に通過させ、第1通気層23の上端から排出することができる。これにより、第1通気層23は、第1通気層23内を上昇する空気(外気Ao)の流れによって、外壁14内に侵入した湿気を、外壁14から排出することができる。従って、第1通気層23は、外壁14の内部を換気でき、外壁14内の結露や、外壁14の劣化等を抑制するのに役立つ。
天井12は、パネル状に形成された天井材12Aを含んで構成されている。天井材12Aとしては、例えば、外壁14の内装材21と同様に、石膏ボードが採用される。また、天井12の小屋裏4側には、第2防湿気密層24が設けられている。第2防湿気密層24は、外壁14の第1防湿気密層20と同様のもので構成されている。このような第2防湿気密層24は、居室3の湿気が小屋裏4内に浸入するのを防ぐことができる。
小屋裏4は、天井12と屋根25との間に区画されている。図2は、図1の部分拡大図である。
屋根25は、垂木28、野地板29、屋根葺材30、軒天井31、及び、第2断熱材32を有している。
垂木28は、例えば、屋根梁(図示省略)に固定されており、棟側から軒側に向かって下降する勾配を有している。垂木28は、外壁通り(図示省略)に沿って屋根勾配に直交する方向に、例えば200〜500mmの間隔で隔設されている。
野地板29は、パネル状に形成されている。本実施形態の野地板29としては、例えば、強度の高い構造用合板が採用される。野地板29は、例えば、垂木28の勾配に沿って固定されている。野地板29の内面は、屋根25の小屋裏4側を向く屋根内面25iを構成している。本実施形態の野地板29の外面には、例えば、雨水の進入を防ぐための防水シート層(図示省略)が敷設されている。
屋根葺材30は、野地板29の上に配置されている。屋根葺材30としては、例えば、瓦、金属板葺、又は、スレート葺等が採用されている。
軒天井31は、垂木28の下方側で、外壁14から軒側(屋外S1側)に突出する面材によって形成されている。軒天井31は、例えば、垂木28の端部に固定される鼻隠し(図示省略)と、外壁14の外装材22との間に固定されている。軒天井31には、小屋裏4の空気を排出するための小屋裏排気口35が形成されている。小屋裏排気口35は、屋根内面25iと軒天井31との間の空間(以下、単に「軒先空間部」ということがある。)36と、屋外S1との間で、軒天井31を貫通する開口として形成されている。
第2断熱材32は、第1断熱材19と同様のもので構成されている。本実施形態の第2断熱材32は、垂木28の勾配に沿って固定される上側断熱材32A、及び、上側断熱材32Aの下端と外壁14の第1断熱材19の上端との間に固定される下側断熱材32Bを含んでいる。これらの第1断熱材19及び第2断熱材32により、小屋裏4は、居室3とともに、断熱区画内とされている。従って、本実施形態の住宅1は、日射等の影響により、小屋裏4の温度上昇を防ぐことができる。
上側断熱材32Aは、外壁通りに沿って隔設された垂木28、28間に配されており、野地板29から小屋裏4側に離間して固定されている。上側断熱材32Aの固定方法については、適宜採用することができる。例えば、上側断熱材32Aは、接着剤(図示省略)や金物(図示省略)等を介して垂木28に固定されてもよい。これにより、屋根25には、野地板29と上側断熱材32Aとの間の空隙によって、第2通気層38が形成される。本実施形態の第2通気層38は、垂木28の勾配に沿って延びている。
第2通気層38は、第1通気層23から軒先空間部36に排出された外気Aoを、第2通気層38の下端から導入して、屋根25の内部に通過させることできる。そして、第2通気層38に導入された外気Aoは、第2通気層38の上端に設けられた開口部(図示省略)を介して、屋外S1に排出される。これにより、第2通気層38は、第2通気層38内を上昇する空気(外気Ao)の流れによって、屋根25の第2断熱材32の内部に侵入した湿気を、屋外S1に排出することができる。従って、第2通気層38は、第2断熱材32の内部を換気でき、屋根25の内部の結露や、屋根25の劣化等を抑制するのに役立つ。
また、第2通気層38は、第2通気層38内を通過する空気(外気Ao)の流れにより、日射等で加熱された屋根葺材30や野地板29を冷却することができる。従って、本実施形態の第2通気層38は、第2断熱材32との相乗効果により、小屋裏4の温度上昇を効果的に防ぐことができる。
図1に示されるように、給気装置5は、床下空気Auを、居室3に供給するためのものである。本実施形態の給気装置5は、第1通気路41、第2通気路42、及び、第1ファン43を含んでいる。
第1通気路41は、床下空気Auを居室3に供給するためのものである。他方、第2通気路42は、床下空気Auを小屋裏4内に供給するためのものである。本実施形態の第1通気路41及び第2通気路42は、共用の通気路46と、分岐装置47とを含んで構成されている。
共用の通気路46は、床下空間2から小屋裏4まで延びている。本実施形態の共用の通気路46は、筒状に形成されたダクトとして構成されている。共用の通気路46は、床下空間2と小屋裏4との間を連通しており、床下空気Auを分岐装置47に案内することができる。なお、共用の通気路46は、床下空気Auを案内可能なものであれば、ダクトに限定されない。共用の通気路46は、例えば、間仕切り壁(図示省略)等で囲まれた空間で形成されてもよい。
分岐装置47は、小屋裏4内に配されており、共用の通気路46から案内された床下空気Auを少なくとも2つに分岐させるためのものである。図2に示されるように、本実施形態の分岐装置47は、主管47A、第1分岐管47B、及び、第2分岐管47Cを含んで構成されている。
主管47Aは、第1分岐管47B、及び、第2分岐管47Cにそれぞれ連通している。主管47Aは、共用の通気路46の小屋裏4側の端部に接続されている。第1分岐管47Bは、小屋裏4内を延びる小屋裏ダクト48の一端に接続されている。第2分岐管47Cは、小屋裏4で開口している。このような分岐装置47は、共用の通気路46から主管47Aに案内された床下空気Auを、第1分岐管47B及び第2分岐管47Cのそれぞれに分岐して供給することができる。本実施形態の第2分岐管47Cの管径は、第1分岐管47Bの管径よりも小さく設定されている。
小屋裏ダクト48は、小屋裏4内を延びており、筒状に形成されている。小屋裏ダクト48の一端は、分岐装置47の第1分岐管47Bに接続されている。小屋裏ダクト48の他端は、天井材12Aに設けられた開口50に接続されている。本実施形態の小屋裏ダクト48には、上記特許文献1のような断熱材(図示省略)が配置されていない。
図1に示されるように、本実施形態の第1ファン43は、床下空間2内に設けられており、共用の通気路46の床下空間2側に接続されている。第1ファン43は、床下空間2から共用の通気路46側に向かって送風している。これにより、第1ファン43は、共用の通気路46(即ち、第1通気路41及び第2通気路42)に、床下空間2から居室3に向かう空気(本実施形態では、床下空気Au)の流れを生成することができる。
本実施形態の第1通気路41は、図2に示されるように、共用の通気路46、分岐装置47の主管47A、分岐装置47の第1分岐管47B、及び、小屋裏ダクト48によって構成されている。これにより、第1通気路41は、床下空間2と居室3との間を連通させることができる。このような第1通気路41は、例えば、夏期において、外気Aoよりも温度の低い床下空気Auを居室3に供給することができる。これにより、住宅1は、居室3の換気を図りながら、居室3の温度を下げることができる。
また、第1通気路41は、冬期において、外気Aoよりも温度が高い床下空気Auを居室3に供給することができる。これにより、住宅1は、居室3の換気を図りながら、居室3の温度を上げることができる。
このように、住宅1は、床下空気Auを利用することで、空調コストを抑えることができる。居室3に供給された床下空気Auは、例えば、外壁14等に形成された換気口(図示省略)から屋外S1に排出される。なお、換気口には、居室3から屋外S1に向かって送風するファン(図示省略)が設けられてもよい。これにより、住宅1は、居室3内を効率よく換気することができる。
本実施形態の第2通気路42は、共用の通気路46、分岐装置47の主管47A、及び、分岐装置47の第2分岐管47Cによって構成されている。これにより、第2通気路42は、床下空間2と小屋裏4との間を連通させることができる。このような第2通気路42は、例えば、夏期において、外気Aoよりも温度の低い床下空気Auを、断熱区画内とされた小屋裏4内に供給することができる。本実施形態において、小屋裏4に供給された床下空気Auは、例えば、第2断熱材32の下側断熱材32Bに形成された換気口55を介して、第2通気層38、又は、小屋裏排気口35から屋外S1に排出される。
このように、住宅1は、断熱区画内とされた小屋裏4内に、第2通気路42を介して、床下空気Auが供給されるため、小屋裏4内に熱が滞留するのを防ぐことができる。これにより、住宅1は、小屋裏ダクト48に大がかりな断熱材(図示省略)が配されていなくても、小屋裏4内に滞留した熱に起因する小屋裏ダクト48内の空気(即ち、床下空気Au)の温度上昇を防ぐことができる。従って、本実施形態の住宅1は、限られたスペースである小屋裏4において、小屋裏ダクト48の敷設や取り回しを容易に行うことができる。しかも、本実施形態の第2分岐管47Cの管径は、第1分岐管47Bの管径よりも小さく設定されているため、小屋裏4への床下空気Auの供給量を、居室3への床下空気Auの供給量よりも小さくすることができる。これにより、本実施形態の住宅1は、床下空気Auを居室3に優先的に供給できるため、小屋裏4内の熱の滞留を防ぎつつ、空調コストを効果的に抑えることができる。
また、本実施形態の住宅1は、例えば、冬期において、第2防湿気密層24で遮断しきれずに小屋裏4内に浸入した居室3の湿気を、小屋裏4に供給された床下空気Auとともに屋外S1に排気することができる。従って、本実施形態の住宅1は、小屋裏4、及び、第2断熱材32の内部に結露が発生するのを防ぐことができ、屋根25の劣化等を防ぐことができる。
小屋裏4には、小屋裏4の空気を屋外S1に排出するための第2ファン56が設けられているのが望ましい。本実施形態の第2ファン56は、例えば、第2断熱材32の下側断熱材32Bの換気口55に設けられている。これにより、住宅1は、小屋裏4の空気が積極的に排気されるため、小屋裏4内の熱の滞留や、結露の発生を効果的に防ぐことができる。
第2ファン56の風量は、第1ファン43の風量よりも小さいのが望ましい。さらに、第2ファン56の風量は、小屋裏4に供給される床下空気Auの風量よりも小さいのが望ましい。これにより、小屋裏4が正圧に維持されるため、小屋裏4内に外気Aoが浸入するのを防ぐことができる。このような作用を効果的に発揮させるために、第2ファン56の風量は、第1ファン43の風量の0.1倍〜0.2倍程度が望ましい。
本実施形態の小屋裏ダクト48の外周面には、断熱材(図示省略)が配されていない態様が例示されたが、小屋裏ダクト48の敷設や取り回しを阻害しない程度の小さな厚さ(例えば、1〜5mm程度)を有する断熱材(図示省略)が配されていてもよい。これにより、住宅1は、小屋裏ダクト48内の空気の温度上昇をより確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、第2分岐管47Cの管径を、第1分岐管47Bの管径よりも小さくすることで、小屋裏4への床下空気Auの供給量が、居室3への床下空気Auの供給量よりも小さく設定されたが、このような態様に限定されない。例えば、分岐装置47に風量調節ダンパー(図示省略)が設けられることにより、小屋裏4への床下空気Auの供給量と、居室3への床下空気Auの供給量とが調節されてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 住宅
2 床下空間
3 居室
4 小屋裏
5 給気装置
41 第1通気路
42 第2通気路
48 小屋裏ダクト
Au 床下空間の空気

Claims (4)

  1. 住宅であって、
    基礎と地面と床とで区画された床下空間と、
    前記床と天井との間に区画された居室と、
    前記天井と屋根との間に区画されかつ断熱区画内とされた小屋裏と、
    前記床下空間の空気を、前記居室に供給するための給気装置とを有し、
    前記給気装置は、前記小屋裏内を延びる小屋裏ダクトを介して前記居室に前記床下空間の空気を供給する第1通気路と、前記小屋裏内に前記床下空間の空気を供給するための第2通気路とを含む住宅。
  2. 前記給気装置は、前記第1通気路及び前記第2通気路に前記床下空間から前記居室に向かう空気の流れを生成するための第1ファンを含み、
    前記小屋裏には、前記小屋裏の空気を屋外に排出するための第2ファンが設けられている請求項1記載の住宅。
  3. 前記第2ファンの風量は、前記第1ファンの風量よりも小さい請求項2記載の住宅。
  4. 前記第1通気路及び前記第2通気路は、前記床下空間から前記小屋裏までを延びる共用の通気路と、前記小屋裏内に配され前記床下空間の空気を少なくとも2つに分岐させる分岐装置とを含み、
    前記第1通気路の前記小屋裏ダクトが前記分岐装置に接続されている請求項1乃至3のいずれかに記載の住宅。
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