JP2018140322A - 気流分離部、混合槽、輸送混合機構 - Google Patents
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Abstract
Description
また混ぜられるガラス繊維は、繊維束のまま熱可塑性樹脂と共に押出機に投入される。繊維束が解繊すると綿状になり押出機のスクリューに噛み込まれにくくなるからである。
特許文献2には、通気路に圧縮空気を噴射し、その上流側に発生させた吸引力で強化繊維束および粉末状樹脂を吸引して、それらをエアーミキサーに送り込んで均一に混合する装置が開示されている。そのエアーミキサーは、旋回軸方向に矩形状に巻回される管体から構成されている。その矩形状の各角部に、圧縮空気がぶつかって乱気流が発生する。前記エアーミキサーは、その乱気流により強化繊維束を解繊させながら、その繊維と粉末状樹脂とを均一に混合する。
特許文献3には、ロービングカッターにより切り落とされた繊維束と、定量フィーダによりフィードされる熱可塑性樹脂材料を撹拌・混合して押出機に投入する可塑化装置が開示されている。このものは、それらの材料をホッパに投入し、そのホッパに設けられている撹拌羽根などの撹拌装置により撹拌・混合し、その撹拌混合された材料を直接押出機に投入する。
そして、別の輸送系統から吸引輸送されるペレット状の熱可塑性樹脂と混合されていた。
また、本発明は、薄板状あるいは細長い形状の材料と他の材料とを簡易な構成で混合する機構を提供することを第2の課題とする。
その輸送管を分岐すると共に、前記第1材料と第2材料の気流分離部への流入を切り替える切替機構とを備えているものが好ましい。
また、前記気流分離部の排出口から排出された材料は、混合槽内で遠心力により外向きに飛び出す。一方で、前記旋回流は、気流分離部の排出口から混合槽内に流入し、混合槽内に略周方向の空気流れを誘発させる。その誘発された空気流により混合槽内の材料が周方向に動いて撹拌・混合される。
また、フィルタを用いた分離装置(バグフィルタやフィルタ内蔵のホッパなど)に比べてフィルタを目詰まりさせるおそれがない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の輸送システム(以下、単にシステムという。)の概略図を示している。そのシステムは、例えば、熱可塑性樹脂からなるペレットと、ガラス繊維束からなる薄板状の部材を輸送し、混合し、例えば成形機などの他の装置43に供給するものである。
(システム10、タンク12、13、吸引機構14)
ここからシステム10の一実施形態を説明する。このシステム10は、本発明の輸送混合機構11と、その輸送混合機構11に供給する材料を貯留している材料タンク12、13と、それらの材料タンク12、13からそれぞれ材料を吸引輸送するための吸引機構14とを備えている。
その吸引機構14と輸送混合機構11とは、吸引空気を通す空気管15で連結されている。一方、前記輸送混合機構11と材料タンク12、13とは、材料を通す材料管16で連結されている。その材料管16は分岐装置17によって途中で分岐され、分岐された材料管16a、16bが、それぞれ材料タンク12、13に通じている。
ここから、図2を用いて輸送混合機構11を説明する。前記輸送混合機構11は、材料を空気輸送するのに用いられる気流分離部1と、その気流分離部から投入された材料を混合するための混合槽20とを備えている。
前記気流分離部1は、本実施形態では、例えば下方に向けて内径が小さくされており、かつ、その上方に輸送用空気の吸引口5が形成されると共に、その下方に空気輸送された材料の排出口8が形成されている。そして、前記気流分離部1の側壁に、その内周面に沿うような方向で、かつ、前記気流分離部の上下に延びる軸Oに略垂直な方向で前記材料を内部に流入させるための流入管3が設けられている。
より具体的には、例えば本実施形態の前記気流分離部1は、本体部2と、本体部2の内部に連通する流入管3と、本体部2の内部に設けられる内筒部4と、その内筒部4に連通する吸引管5とを備えている。
前記本体部2は、本実施形態では、例えば円筒状を呈しており、外筒部6と、その外筒部6の下端に連続している円錐部7とからなる。
その外筒部6の上端開口は、円板形状の上板部9で塞がれている。
前記円錐部7は、下方へ向かうに従い内径を小さくする筒状であり、その下端開口は排出口8である。
前記上板部9は、内筒部4および吸引管5を支持している。
前記流入管3は、外筒部6の上方側で、前記軸Oにほぼ垂直な方向に延び、外筒部6の接線方向に沿うように接続され、外筒部6の内部に連通している。
前記内筒部4は、円筒形で、その上端部が上板部9の下面に接続され、吸引管5に連通している。その内筒部4は、外筒部6の内側において、外筒部6と軸線を同じくして、外筒部6と等間隔を空けて配置されている。そして、その下端部が、外筒部6と円錐部7の境界よりも外筒部6側に配置されている。
前記吸引管5は、外筒部6の上板部9の上面に接続され、内筒部4の内部に連通している。なお、本実施形態では内筒部4と吸引管5は1本の管状部材から形成され、上板部9を貫通している。
前記混合槽20は、本実施形態では全体として円筒状であり、上方の胴部21と、その胴部の下端に連続すると共に下方に向けて内径が小さくされている傾斜部22とからなる。その傾斜部22の下端は開口しており、その開口から混合された材料が成形機43(図1参照)などへ供給される。本実施形態ではその開口に弁23が設けられており、空圧で開閉するようにされている。
前記胴部21の内径は前記気流分離部1の排出口8より大径にされている。
また前記胴部の上端の開口は上蓋25により閉じられている。その上蓋には気流分離部1の排出口8が連結され、混合槽20に連通している。
前記傾斜部22の軸に対する角度は投入される材料の安息角より大きくするのがよい。
なお、本実施形態の混合槽20は円筒状であるが、角形など矩形状の断面形状のものでもよい。さらに、この混合槽が気流分離部の輸送先に相当する。なお、輸送先としては、貯留タンク、ホッパ、成形機などであってもよい。
図1に戻って、本実施形態においては、前記材料タンク12(以下、第1材料タンクという。)には、繊維束からなる薄板状の繊維束の材料12aが貯留されている。一方、前記材料タンク13(第2材料タンクという。)には、ペレット状の樹脂13aが貯留されている。これらの材料タンクの下方の部位はロート状にされており、その先端に前記材料管16a、16bがそれぞれ接続されている。
その接続部付近には、タンクの排出口を開閉する開閉機構24が設けられている。さらに前記接続された部位の付近の材料管16には図示しない空気の取り入れ口が形成されている。その取り入れ口の開口度は適宜設定することができ、輸送時に取り入れる空気の量を調節できる。これにより空気輸送における材料の混合比を設定することができる。
なお、これら材料タンクの機構は従来公知のものであり、他の公知のタンクを使用してもよい。
前記吸引機構14は、空気を吸引するブロワ18と、そのブロワの吸い込み側に設けられるフィルタユニット19とからなる。そのフィルタユニット19に前記空気管15の上流端が接続される。
前記空気管15および材料管16は、ステンレス鋼管、PVC樹脂ホースなど従来公知のものであり、他の公知のホースを使用可能である。
なお、図中の二点鎖線はサイクロン19aである。そのサイクロン19aをフィルタユニット19の手前に配置し、開繊した繊維や微粉を除去してもよい。
さらになお、図示していないが、フィルタユニット19を吸引機構に設ける代わりに吸引管5に設けてもよい。
前記分岐装置17は、その内部に材料管16a、16bの開口をそれぞれ塞ぐ弁体17a、17aを備えている。それらの弁体17a、17aはそれぞれエアシリンダ17b、17bにより開閉される。図では弁体17a、17aは開いた状態を示している。
なお、分岐装置は、管路を切り替える機構(切替機構)を有するものであればよい。例えば、本実施形態では弁体17aおよびエアシリンダ17aが切替機構に相当する。
なお、分岐装置として三方弁などの従来公知のバルブを用いてもよい。
通常、薄板状あるいは細長い形状の材料を含む、巻き上がりやすい材料や、気中に分散しやすい材料は、吸引輸送しない傾向にある。このような材料は、一旦分散すると捕集しにくく、分散させると別個の気流分離部を必要とするからである。例えば、既に袋やタンクなどに一塊で貯留されている繊維状材料などは、そのままスクリューフィーダなどでハンドリングするのが都合がよい。仮に、袋詰めされた捕集しにくい材料をあえて輸送空気中に分散させると、その後にまた捕集が必要となり、二度手間になる。このため、やはり、板状あるいは細長い形状の材料を含む、舞い上がりやすい材料は、当業者であるなら普通は、吸引輸送しにくいと考えられる。
本発明のシステムでは、気流搬送が一般に困難な薄板状あるいは細長い形状の材料を気流分離部を用いて吸引輸送することにより、通常は第1材料のためのスクリューフィーダなどの輸送系統と、第2材料のための吸引輸送系統の2系統になるところを、1つにまとめて、簡易な設備を実現している。
(輸送混合方法26)
次に、図3を用いて本発明の輸送混合機構11における材料および輸送空気の流れを説明すると共に、材料を輸送し、混合する方法を説明する。
(S0)気流分離部1および混合槽20を準備する(図1参照)。
(第1材料12の輸送)
(S1)前記分岐装置17により、第1材料タンク12側の材料管16aを開けて、他方の材料管16bの側を閉じる。
(S2)前記吸引機構14の吸引ブロワ18を作動させると、材料管16は第1材料タンク12から空気と共に樹脂材料12aを吸引する。
(S3)気流分離部1の流入管から空気と共に前記材料12aが流入する。
(S4)流入した輸送空気が気流分離部1の内周面に沿って旋回し、その旋回流に乗って材料12aが旋回する。
(S5)旋回している材料12aは旋回による遠心力により内周面に移動し、その内面を伝って旋回しながら下方に落下する。
(S6)材料12aが排出口から大径の混合槽に投入されると、前記旋回の慣性により材料12aは混合槽内で半径方向の外向きに吹き飛ぶ。一方で旋回している空気は、混合槽20内で大きく旋回し、その内部で周方向の気流を誘発する。
(S7)前記誘発された気流により混合槽20内の材料が周方向に移動し、材料の撹拌が起こる。
(S8)次いで、旋回した空気は混合槽20の軸O(図2参照)周りに小さく螺旋状を描くようにして排出口8から上方に流れ、前記内筒部4に入り、上方の吸引口から吸引管5に吸い込まれ、気流分離部1から出る。
(S9)吸引機構14による吸引が予め設定された時間続くと、前記タンクの開閉機構24を閉じて空吸引を行い、材料管内の材料を空にする。
(S10)次いで吸引機構14を停止する。
なお、S0〜S6で材料が排出されるまでが気流分離部による輸送方法27であり、S0で既に準備された混合槽20をS6で用意したとして、S6およびS7が混合槽による混合方法28に相当する。
次に、第2材料13aを輸送する工程を説明する。この工程は第1材料12aを輸送する工程とほぼ同じであるので、同じ工程には同じ符号を用いて、詳細な説明は省略する。
(S11)第1材料の輸送が終わると、その材料と混合するための第2材料13aの輸送が始まる。そのために前記分岐装置17により、第1材料タンク12側の輸送管16aを閉じて、今度は第2材料タンク側の輸送管16bを開ける。すなわち、第2材料13について上述した工程(S2)〜(S10)の工程を行う。特に第2材料の輸送時の(S6)、(S7)においては、第1材料と第2材料の混合が起こる。
図3に示すように、前記気流分離部1(図2参照)の排出口8付近の気流は、周辺部で旋回しながら下方に入り込み、中心付近から上方に戻る。このときの上向きの成分が速いと、落とした材料を持ち上げて吸引側に吸い出してしまう可能性がある。このため、前記気流分離部1の排出口8における気流の上向きの成分が材料の終末速度以下になるような運転条件にされている。
なお、終末速度はその材料(粉粒体)が浮遊する下限の速度を表しており、材料毎に固有の物性値である。
前述の方法26では、1種類ずつ材料を吸引したが(図4a参照)、図4bに示す他の方法26aでは、分岐装置17で連通する材料管を交互に切り替えて、2つの材料を少量ずつ交互に混合層20に投入してもよい。これにより混合の効率が高まる。
次に、本発明の輸送混合機構11の気流分離部1の他の実施形態を説明する。その実施形態の気流分離部は前述した気流分離部1とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図5aは前記気流分離部1の他の実施形態32である。この実施形態32は、外筒部を備えておらず、全体が円錐部7とされている。このものの内筒部4の下端は全高の半分の位置に届かず、その手前付近まで延びている。
この実施形態の気流分離部33では、流入した空気は、螺旋板34に沿って旋回しながら下方から排出される。排出された空気は大径の混合槽20内で大きく旋回し、中央軸付近の空間34内を緩く螺旋状に旋回しながら上昇し、吸引管5から吸引される。
<第2実施形態>
次に、本発明の輸送混合機構11の他の実施態様を説明する。その輸送混合機構は、前述した供給システム1とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
(噴射機構29とその噴射位置)
図6aに示す輸送混合機構30では、例えば混合槽20に噴射機構29を設けて、材料の混合・撹拌を助けるための空気を噴射している。この実施形態では、例えば図示しない噴射ノズルは、混合槽20の傾斜部22に設けられており、その内壁面にほぼ沿う方向に空気を噴射することにより、混合槽20内の材料が旋回するのをアシストする。
なお、斜め上方に噴射機構29の図示しない噴射ノズルを向けることにより材料の上下方向の移動を促して、撹拌・混合の効率を高めてもよい。例えば、図6bに示す輸送混合機構30の実施形態30aでは、混合槽20の傾斜部22の下端にY字状の分岐管22aを設けている。その二股の一方の管を混合槽20に接続し、他方の管から空気を供給している。これにより、一方の管から混合槽20内に上向きの空気流れを生じさせ、材料を上方に移動させることができる。
さらに例えば、胴部21からの噴射により材料の移動を助けてもよい。図では噴射方向を斜め下方にし、材料流動に上下方向の成分を与えて撹拌・混合の効率を高めている。なお、噴射方向を下方に傾けず水平にしてもよいし、上方に傾けてもよい。
この実施形態では、上蓋25および胴部21の二か所に噴射ノズルを設けているが、どちらか1つでもよいし、それらの上位置(例えば上蓋付近)、中位置(例えば胴部付近)の噴射に加え、図6aで説明したような下位置(例えば傾斜部付近)の噴射をさらに組み合わせてもよい。さらには、噴射位置を上位置および下位置に設けたり、中位置および下位置に設けたりしてもよい。
図6dおよび図6eに示す実施形態30cでは、混合槽20の内周の接線方向で互いに反対向きに空気を噴射することにより、材料が周方向に流動するのをアシストしている。本実施形態では、2か所であるが、3つ以上の位置から空気を噴射してもよい。その場合、噴射位置を周方向に等間隔で配置するのがよい。
なお、前記空気のパージにより周方向の流れを、例えば所定の間隔で乱すなどして、混合の効率を高めるようにしてもよい。
なお、これらの噴射位置および噴射位置の数は、適宜組み合わせて用いることができる。
前記噴射機構29の空気の発生源としては、図示しない別個の圧縮空気発生装置を用いてもよい。
その他、図7aに示す実施形態30dのように、気流分離部1の手前の材料管16を分岐する分岐管16cを設け、その分岐管16cを介して輸送用の空気あるいは材料と共に輸送用の空気を混合槽20に取り入れてもよい。その分岐管16cには、例えば空圧で開閉する弁31が設けられており、その開度は調節することができる。
なお、図では混合槽20の下方に空気を取り入れているが、中位置あるいは上位置に取り入れてもよい。
(システムの他の実施形態35)
次に、本発明のシステムの他の実施形態を説明する。その実施形態のシステムは、前述したシステム10とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図8aに示すシステム35は、繊維束の材料などが貯留された第1材料タンク12を備える代わりに、混合槽20の上蓋25に繊維束の材料12aを切り出すスクリューフィーダ37を設けている。そのスクリューフィーダ37は、タンク38と、そのタンクの下端開口に配置されたスクリュー39とからなる。このスクリューフィーダ37は建屋のフレームなどに設けられた従来公知のロードセル41などの重量測定器を介して吊り下げられており、混合槽20の上蓋25とは布製のシュート37aで連結され、縁が切られている。このため自身が切り出した材料の量をロードセル41の検出値から求めることができる。
このシステム35では第2材料タンク内の材料を輸送混合機構11で輸送し、その輸送された材料を混合槽20内で撹拌しながら、その撹拌中の樹脂材料13aにスクリューフィーダ37により第1材料12aを供給している。このため、切り出した第1材料が、第2材料の輸送混合に伴い、お互いに少しずつ混合されるので、混合の効果が高い。
なお、スクリューフィーダ37で第1材料12を必要な量だけまとめて先に切り出した後に、その量に見合う量の第2材料をまとめて輸送・混合させてもよい。
このシステム36では、スクリューフィーダ37、37から順次、所定量の材料が軽量ホッパへ切り出される。前記所定量はロードセル41の計測値で監視されている。切り出しが終わると、軽量ホッパ40の下端の排出口の弁40aが開いて、材料タンク42に材料が投入される。その後、その材料タンク42内の材料を輸送混合機構11で輸送する。これにより、第1材料および第2材料は混合槽20内で混合される。
さらになお、前記スクリューフィーダ37の他に振動で材料を切り出す電磁フィーダや、材料を少量ずつ切り出す従来公知の装置を用いることができる。
さらになお、前記ロードセル41の他に、切り出し量に換算できる量を測定できる機構を備えた他の装置を用いることができる。より具体的には、測定できる機構として、スクリューの回転数を切り出し量に変換する容量計量方式であってもよい。
[8.その他]
前記内筒部4の外径は、外筒部7の内径に対して、例えば、10〜70%、好ましくは、30〜50%の大きさにされている。
前記第1材料12aとしては、例えば炭素、ガラス等の無機系材料あるいは樹脂等の有機系材料、またはセルロースやケナフ等のバイオ系材料であり、その形状が細長い形状、薄板形状、繊維状、微粉であるなど、吸引輸送において輸送空気の勢いで容易に分散するなどして巻き上げられるものが好ましい。
一方で、前記第2材料13aとしては、例えば樹脂等の有機系材料、炭酸カルシウムや顔料等の添加材あるいはそれ以外の粉粒体全般であり、さらにその形状がペレット状、粒状あるいは粉状などの吸引輸送が容易なものが好ましい。
また、前記システム10では材料タンクが2つであったが、3つ以上であってもよい。その場合、3つ目の材料タンクに貯留される材料は第1材料でも第2材料であってもよい。そして、輸送混合方法としては、前述したように1つずつ輸送を完了する輸送混合方法26でもよいし、3つの材料を交互に輸送したり、第1材料と第2材料とが交互になるように輸送したりしてもよい。
また、前記システム10では、第1材料と第2材料を輸送したが、両方とも第1材料あるいは第2材料としてもよい。またタンクが3つ以上ある場合も同様に全部のタンクを第1材料あるいは第2材料としてもよい。
また、前記混合槽20の上部の開口と気流分離部1の排出口とがほぼ同じ大きさであってもよい。
2 本体部
3 流入管
4 内筒部
5 吸引管
5a 吸引口
6 外筒部
7 円錐部
8 排出口
9 上板部
10 システム
11 輸送混合機構
12 第1材料タンク
12a 繊維束の材料
13 第2材料タンク
13a 樹脂ペレット
14 吸引機構
15 空気管
16 材料管
16a 材料管(第1材料)
16b 材料管(第2材料)
16c 分岐管
16d 取込管
17 分岐装置
17a 弁体
17b エアシリンダ
18 吸引ブロワ
19 フィルタユニット
20 混合槽
21 胴部
22 傾斜部
22a Y字管
23 弁
24 開閉機構
25 上蓋
26 輸送混合方法
26a 輸送混合方法
27 輸送方法
28 混合方法
29 噴射機構
30 輸送混合機構
30a 輸送混合機構の他の実施形態
30b 輸送混合機構の他の実施形態
30c 輸送混合機構の他の実施形態
30d 輸送混合機構の他の実施形態
30e 輸送混合機構の他の実施形態
31 弁
32 気流分離部
33 気流分離部
34 螺旋板
34a 空間
35 システム
36 システム
37 スクリューフィーダ
37a シュート
38 タンク
39 スクリュー
40 軽量ホッパ
41 ロードセル
42 材料タンク
43 他の装置
O 軸
Claims (24)
- 材料を空気輸送するための気流分離部と、その気流分離部から投入される前記材料を混合するための混合槽とからなり、
前記気流分離部は、その上方に輸送用空気の吸引口が形成されると共に、その下方に空気輸送された材料の排出口が形成されており、
前記気流分離部の側壁に、その内周面に沿うような方向で、かつ、前記気流分離部の上下の軸に略垂直な方向で前記材料を内部に流入させるための流入管が設けられており、
前記気流分離部に流入した材料が内部に発生する旋回流に乗って、気流分離部の内周面に沿うように旋回しながら前記混合槽に投入されるものであり、
前記気流分離部の排出口から混合槽内に前記旋回流が流入し、前記混合槽内の材料を混合するための略周方向の気流を生じさせる、輸送混合機構。 - 前記材料が薄平状あるいは細長い部材からなる、請求項1記載の輸送混合機構。
- 前記材料が複数本の繊維からなる薄平状の繊維束である、請求項2記載の輸送混合機構。
- 前記薄板状の繊維束からなる第1材料の他に粒形状の第2材料が前記気流分離部に流入されるものである、請求項3記載の輸送混合機構。
- 前記流入管に連結されている材料を空気輸送するための輸送管と、
その輸送管を分岐すると共に、前記第1材料と第2材料の気流分離部への流入を切り替える切替機構とを備えている、請求項4記載の混合輸送機構。 - 前記混合槽内に空気をパージするパージ機構を備えている請求項1、2、3、4あるいは5のいずれかに記載の輸送混合機構。
- 前記混合槽内に上下方向の気流を発生させ前記材料を上下方向に撹拌すべく、混合槽の上下方向に空気をパージする上下パージ機構を備えている請求項1、2、3、4、5あるいは6のいずれかに記載の輸送混合機構。
- 前記気流分離部の排出口における気流の上方向きの成分が材料の終末速度以下であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6あるいは7のいずれかに記載の輸送混合機構。
- 前記材料が貯留されるタンクと、
そのタンクから材料を吸引輸送する吸引機構と、
その吸引機構により材料が流入する請求項1、2、3、4、5、6、7あるいは8のいずれかに記載の輸送混合機構とからなる、輸送システム。 - 吸引輸送に用いられる気流分離部から供給された材料を混合するものであり、
前記気流分離部が、その内部に旋回流を発生させるべく気流分離部の上方から輸送用の空気が吸引され、その吸引により内周にほぼ沿うように前記材料を流入させ、前記流入した材料を前記旋回流に乗せて気流分離部の内周面に沿うように旋回させながら下方に導き、前記排出口から材料が排出されるものであり、
前記気流分離部の排出口から槽内に旋回流が流入し、その槽内の材料を混合するための周方向の気流を生じさせる、混合槽。 - 前記槽内に空気をパージするパージ機構を備えている請求項8記載の混合槽。
- 前記槽内に上下方向の気流を発生させ前記材料を上下方向に撹拌すべく、その槽内の上下方向に空気をパージする上下パージ機構を備えている請求項9記載の混合槽。
- 材料を輸送先に吸引輸送するための気流分離部であり、
その上方に輸送用空気の吸引口が形成されると共に、その下方に空気輸送された材料の排出口が形成されており、
その側壁に、その内周面に沿うような方向で、かつ、上下の軸に略垂直な方向で前記材料を内部に流入させるための流入管が設けられており、
内部に流入した材料が内部に発生する旋回流に乗って、その内周面に沿うように旋回しながら前記排出口から前記輸送先へ投入されるものであり、
前記材料が薄平状あるいは細長い部材からなる、気流分離部。 - 前記材料が複数本の繊維からなる薄平状の繊維束である、請求項11記載の気流分離部。
- 前記薄板状の繊維束からなる第1材料の他に粒形状の第2材料が内部に流入されるものである、請求項12記載の気流分離部。
- 前記流入管に連結されると共に前記材料を空気輸送するための輸送管と、
その輸送管を分岐すると共に、前記第1材料と第2材料の内部への流入を切り替える切替機構とをさらに備えている、請求項13記載の気流分離部。 - 前記排出口における気流の上方向きの成分が材料の終末速度以下であることを特徴とする請求項13、14、15あるいは16のいずれかに記載の気流分離部。
- 吸引輸送により材料を輸送先へ輸送する方法であって、
下端から材料が排出される気流分離部を準備し、
その気流分離部の側方からその内周にほぼ沿うように前記材料を流入させ、かつ、その内部に旋回流を発生させるべく、気流分離部の上方から空気を吸引し、
前記流入した材料を前記旋回流に乗せて、気流分離部の内周面に沿うように旋回させながら下方に導き、
前記気流分離部の下端から前記材料を排出することにより輸送先へ材料を輸送する、材料の輸送方法。 - 前記材料が薄平状あるいは細長い部材からなる、請求項18記載の輸送方法。
- 前記材料が複数本の繊維からなる薄平状の繊維束である、請求項19記載の輸送方法。
- 前記薄板状の繊維束からなる第1材料の他に粒形状の第2材料が前記気流分離部に流入されるものである、請求項20記載の輸送方法。
- 前記第1材料と第2材料を交互に吸引輸送する、請求項21記載の輸送方法。
- 気流分離部の排出口に連結されると共に、その排出口から空気輸送された材料が投入される混合槽を準備し、
前記気流分離部の側方からその内周にほぼ沿うように前記材料を流入させ、かつ、その内部に旋回流を発生させるべく、気流分離部の上方から空気を吸引し、前記流入した材料を前記旋回流に乗せて、気流分離部の内周面に沿うように旋回させながら下方に落下させ、前記排出口から材料を排出することにより、前記気流分離部の排出口から混合槽内に空気の旋回流が流入し、
その流入した旋回流により前記混合槽内に周方向の気流を生じさせ、前記材料を混合する、混合方法。 - 下端の排出口から材料が排出される気流分離部と、その気流分離部の排出口に連結される混合槽とを準備し、
その気流分離部の側方からその内周にほぼ沿うように前記材料を流入させ、かつ、その内部に旋回流を発生させるべく、気流分離部の上方から空気を吸引し、
前記流入した材料を前記旋回流に乗せて、気流分離部の内周面に沿うように旋回させながら下方に落とし、
その落とされた材料と共に輸送空気の旋回流が混合槽内に流入し、
その流入した旋回流により前記混合槽内に周方向の気流を生じさせ、前記材料を混合する、輸送混合方法。
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