JP2005161290A - 粉粒体輸送装置の原料混合装置 - Google Patents

粉粒体輸送装置の原料混合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対流促進用の障害物を設けることなく、簡単な構成で原料の良好な混合作用が得られる粉粒体輸送装置の原料混合装置を提供する。
【解決手段】下端部中央に混合済み原料排出部10を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管16をそれぞれ有する原料混合ホッパー1を備え、原料混合ホッパーは、縦方向の内部中心に前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が原料混合ホッパー内に吸い出される未混合原料導入管13を設け、未混合原料導入管13は、上端部を原料混合ホッパーの上部に設けた未混合原料投入管14に接続し、下端部を吸い出された未混合原料が原料混合ホッパー13内に吸い上げられる間隙15を残し、かつ混合済み原料排出部10に対向して開口させた粉粒体輸送装置の原料混合装置で、簡単な構成で原料の良好な混合作用が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックス材料、医薬品材料、加工食品材料等の粉粒体(以下、原料という)を輸送して混合する粉粒体輸送装置における原料混合装置に関する。
従来、この種の粉粒体の輸送装置における原料混合装置としては、図5〜図7に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図5において、原料を混合する混合ホッパー30は蓋体31に吸引空気源(図示せず)に通じた接続管部32を、下端部中央に排出導通路33をそれぞれ有している。原料の輸送管34は排出導通路33に鋭角に交差させて接続している。セパレータ35は原料と輸送用気体を分離するもので、接続管部32の上流で混合ホッパー30の上部に設けている。
そして、吸引空気源の吸引による輸送用気体の流動作用が接続管部32、混合ホッパー30を介して輸送管34に働き、矢印で示すように複数の原料が輸送用気体とともに輸送されて排出導通路33に鋭角に流入して混合ホッパー30の下端部より上方の混合ホッパー30内に入り、そして対流・拡散などして均一に混合され、機械的な攪拌羽根なしで混合できると開示してある。
しかしながら、このような原料混合装置では、吸引による輸送用気体の流動作用により単に混合ホッパー30の下方から導入した原料を混合ホッパー30内の上方へ吸い上げて落下させる混合動作を繰り返すものであるため、十分に混合されないことがあった。また、排出導通路33を介して混合済み原料を合成樹脂成形機(図示せず)に輸送するため受部36に一時的に貯留する時に、混合済み原料が輸送管34の排出導通路33との接続口37に逆流し残量となる。
また、混合済み原料の排出時の落下流路は、混合ホッパー30の全体が円形筒状である場合、排出導通路33の真上にあたる混合ホッパー30の中央部の落下速度が外周部に比べて大となり、このような落下速度の相違が生じることにより、一旦混合された原料が再び分離することがあった。そして、この分離作用は混合動作が行われた時、混合ホッパー30の周側面に発生した静電気と混合されている原料の帯電特性の差によって一層増進されるものであった。
また、この従来例では図6に示すように未混合原料の輸送時には接続口37を開放し、混合済み原料を排出する時に接続口37を閉じる流体圧シリンダーにより矢印方向に可動する弁38を設け、混合済み原料の排出時に接続口37へ逆流し残量とならないようにしている。従って、流体圧シリンダー、弁38とこれらを可動して接続口37を開閉する制御部等が新たに必要となる複雑な構成になる。
更に図5に示す原料混合装置では、前述したように単に、混合ホッパー30内の上方へ吸い上げて落下させる混合動作を繰り返すため十分に混合されないのを改善するため、図7に示すように対流促進用の障害物39を支持部材40で混合ホッパー30内に設け、混合ホッパー30内の上方へ吸い上げられた原料を衝突させて外周方向へ案内する構成が考えられる。
このような原料混合装置によれば原料の混合は十分に行われ、かつ混合済み原料の排出時における分離作用も抑制することができる。しかしながら、障害物39の支持部材40に原料が付着して生成される帯状片(通称、スネークスキンという)によって徐々に排出導通路33が閉塞され気味となり、円滑な混合済み原料の排出が阻害される危険が考えられる。
実開平3−32936号公報
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、対流促進用の障害物を設けることなく、簡単な構成で原料の良好な混合作用が得られる粉粒体輸送装置の原料混合装置を提供することにある。
本発明の第1の発明は、下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が前記下端中央に向って吸い出される未混合原料導入管を設け、前記未混合原料導入管は、前記吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い上げられる間隙を残して前記原料混合ホッパー内の下方まで垂下させた構成の粉粒体輸送装置の原料混合装置である。
これにより、未混合原料導入管から原料混合ホッパーの下端中央に向って吸い出された未混合原料は、さらに上方に吸い上げられ、未混合原料導入管の作用で原料混合ホッパーの中央部より外周へ旋回し攪拌混合させられ、簡単な構成で良好な攪拌混合ができ、そして混合済み原料を分離させることなく排出できる。
第2の発明は、下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が前記下端中央に向って吸い出される未混合原料導入管を設け、前記未混合原料導入管は、前記吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内の縦方向の中央に沿い上向きに吸い上げられ、さらに前記中央より外周に向って旋回させ混合させる粉粒体輸送装置の原料混合装置である。
これにより、未混合原料導入管から原料混合ホッパーの下端中央に向って吸い出された未混合原料は、原料混合ホッパー内の中央に沿い上向きに吸い上げられ、さらに前記中央より外周に向って旋回し攪拌混合させられ、簡単な構成で良好な混合ができ、かつ混合済み原料を分離させることなく排出できる。
第3の発明は、下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、内部中心に前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い出される未混合原料導入管を縦方向に設け、前記未混合原料導入管は、上端部を前記原料混合ホッパーの上部に設けた未混合原料投入管に接続し、下端部を吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い上げられる間隙を残して前記混合済み原料排出部に対向して開口させた粉粒体輸送装置の原料混合装置である。
これにより、未混合原料導入管から原料混合ホッパーの下端中央に向って吸い出されてから、さらに上方へ吸い上げられる未混合原料は、原料混合ホッパーの中央部に沿い縦方向に配設された未混合原料導入管の抵抗により、これに沿い上向きに吸い上げられ、かつ水平方向への推進力が得られ、外周へ旋回し攪拌混合させられる。従って、良好な混合と混合済み原料を分離させることなく排出でき、更にこれらを簡単な構成で得ることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明の未混合原料導入管を、原料混合ホッパー内に着脱自在に設けた粉粒体輸送装置の原料混合装置で、未混合原料導入管を原料混合ホッパーに対し着脱でき、原料混合ホッパー内の未混合原料導入管が長かったとしても、取り外すことでメンテナンスを支障なくできる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明の原料混合ホッパーに、空気吸引管の上流側に位置してフィルターを設けた粉粒体輸送装置の原料混合装置で、塵埃、摩擦等で粉粒体から生じた粉等の微細なものがフィルターを通り空気吸引管より流出し、吸引空気と分離された原料を原料混合ホッパー内に確実に残すことができる。
第6の発明は、第5の発明のフィルターを、原料混合ホッパーの外周内面との間に隙間を有する板体で構成した粉粒体輸送装置の原料混合装置で、空気、塵埃、摩擦等で粉粒体から生じた粉等が前記隙間を通り空気吸引管より空気吸引源に流動し、板体に流動を遮られて吸引空気と分離された原料を原料混合ホッパー内に確実に残すことができるとともに、多数の孔を有するフィルターのように目詰まりすることがないから機能を安定して発揮でき、かつ目詰まり解消のメンテナンスも省くことができる。
本発明の粉粒体輸送装置の原料混合装置は、原料混合ホッパー内に対流促進用の障害物を設けることなく、未混合原料の良好な攪拌混合と混合済み原料の良好な排出ができるとともに、シンプルな構造にできる。
以下に図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態の説明をする。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。また、本実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における粉粒体輸送装置の原料混合装置の原料混合時の縦断面図で、図2(a)〜(d)は同粉粒体輸送装置の原料混合装置の原料混合過程を示し、(a)は原料の吸引開始時、(b)は原料の吸引中、(c)は原料の混合開始、(d)は原料の混合中である。図3は同粉粒体輸送装置の原料混合装置の混合済み原料排出時の縦断面図である。
図において、原料混合ホッパー1は、複数の未混合原料、例えばプラスチックの粉粒体を攪拌混合して混合済み原料を必要とする、例えば合成樹脂成形機2に輸送する。従って、原料混合ホッパー1には、輸送管3を介して複数の原料供給源4が接続されているとともに、空気輸送管5を介してブロワーや真空ポンプ等の空気吸引源6が接続されており、空気吸引源6の空気吸引力により未混合原料が輸送管3を通して原料混合ホッパー1内に吸引輸送され、摩擦等で粉粒体から生じた粉、粉粒体に含まれる塵埃等のみが空気輸送管5を通じて搬送され、さらに空気だけが空気吸引源6から排出される。
原料供給源4は、出口に計量機7を設け、この計量機7により各原料供給源4から各種の原料を所望量ずつ輸送管3中へ輸送する。輸送管3は、基端部にフィルタ8を設けている。原料混合ホッパー1は、下部9を漏斗状にして底面である下端中央部に開口する筒状の混合済み原料排出部10を有する漏斗状の円筒形に形成してあり、上端開口には複数のヒンジ11により開閉自在に蓋体12が設けられている。
未混合原料導入管13は、空気吸引力により未混合原料を原料混合ホッパー1内に吸い出されるように原料混合ホッパー1の縦方向の内部中心に設け、そして、上端部を蓋体12の中央に固定したL字状の未混合原料投入管14に着脱自在に接続し、下端部を吸い出された未混合原料が原料混合ホッパー1内に未混合原料導入管13の外周に沿って吸い上げられるように下部9の底面との間に間隙15を形成する位置まで垂下し、かつ混合済み原料排出部10に対向して開口させている。
従って、未混合原料導入管13は、原料混合ホッパー1内の縦方向の中央にあって、吸い出された未混合原料に対し抵抗となり、原料混合ホッパー1内の縦方向の中央にある未混合原料導入管13の外周面に沿って上向きに吸い上げられ(垂直運動)、さらに原料混合ホッパー1内の中央より外周に向って旋回させ(水平運動)混合させる作用を成す構成にしてある。
なお、間隙15は未混合原料導入管13の下端開口面と混合済み原料排出部との間の距離であって、あまり小さいと吸引抵抗が大きくなり好ましくなく、少なくとも未混合原料導入管13の下端開口面が、下部9をなす漏斗状内迄に垂下し、その未混合原料導入管13の下端部が、図2(a)から(c)に示すように、吸引開始により下部9の下方の下端部に溜まった原料で覆われ、原料同士の狭い隙間を通る空気の流速が上昇して前記溜まった原料が上方へ吸い上げられる程度に、原料が下部9の下方の下端部に多く溜まる間隙にする必要があり、これは未混合原料導入管13の長さによる下端開口面の位置との相対的な関係となる。
空気吸引管16は、L字状に形成されて未混合原料導入管13に隣接して蓋体12に固定し、一端部には空気輸送管5を接続し、他端部は原料混合ホッパー1内の上部に開口している。フィルター17は、パンチング板等で形成され、外周のパッキング18を原料混合ホッパー1の上端と蓋体12との間に気密に挟まれて着脱自在に取り付けられている。そして、フィルター17の中央には未混合原料導入管13が抜き差しできる孔17aが開口されている。
開閉弁19は、混合済み原料排出部10に設け、未混合原料の混合中は閉じ、混合済み原料排出時は開成する。受部20は混合済み原料を合成樹脂成形機2に輸送するにあたって一時的に貯留するものである。集塵装置21は空気吸引源6の手前における空気輸送管5に設け、空気とともに輸送されてくる塵埃、粉等を集塵する。
上記実施の形態において、合成樹脂成形機2側の受部20のレベル計(図示せず)が原料の要求信号を発すると、これを受けて空気吸引源6が運転を開始して矢印で示すように輸送管3、未混合原料投入管14、未混合原料導入管13、原料混合ホッパー1、空気吸引管16、空気輸送管5の搬送路全体に空気の流れが起こり空気吸引源6より外部に排気される。この空気吸引源6の運転開始を受けて原料供給源4の計量機7が動作して、それぞれの設定値分の未混合原料は、原料供給源4より所定時間にわたり輸送管3、未混合原料投入管14を経て未混合原料導入管13より、原料混合ホッパー1内に空気吸引力により輸送される。
そして、原料混合ホッパー1内に吸引された未混合原料は、原料混合ホッパー1内で未混合原料導入管13の作用により攪拌混合されるとともに、設定値分の未混合原料を供給した原料供給源4が計量機7の動作停止後においても、輸送管3の途中の未混合原料が空気吸引源6の所定時間の運転により原料混合ホッパー1内に吸引されて攪拌混合される。空気吸引源6は、原料混合ホッパー1での攪拌混合が終わると動作を停止し、これを受けて開閉弁19が自動的に混合済み原料排出部10を開閉して受部20に混合済み原料を送り、合成樹脂成形機2により使用される。
特に、本実施の形態において原料混合ホッパー1内に吸引された未混合原料の攪拌混合は、図2(a)〜図(d)に示す原料混合過程を経て行われる。すなわち、空気吸引管16に生じる吸引力により未混合原料は、図2(a)に示すように、吸引開始時においては未混合原料導入管13の下端開口が大きく開いておって、この部分における空気流速比(空気抵抗)が比較的に小さいため、原料混合ホッパー1内に吸い上げられることなく、未混合原料投入管14を経て未混合原料導入管13の下端開口より原料混合ホッパー1内の下部9の底である混合済み原料排出部10の付近に溜まりだすのである。
そして、図2(b)に示す吸引開始後の吸引中において、原料混合ホッパー1内の下部9の混合済み原料排出部10の付近に溜まりだした未混合原料は、徐々に増えて未混合原料導入管13の下端開口の外周部分を覆う程の量になる。そして、この部分を通過する未混合原料を搬送する空気は、未混合原料同士の狭い隙間を通過しなければならなくなり、空気流速比が大きくなり流速が上昇し、未混合原料は上方へ吸い上げられ上昇し始める。
さらに図2(c)に示す混合開始において、未混合原料導入管13の下端開口から未混合原料が連続して導入されてくるため、先に図2(b)で示した上方へ吸い上げられ上昇し始めた未混合原料は、原料混合ホッパー1の縦方向の中心部に位置する未混合原料導入管13が抵抗となり、未混合原料導入管13の外周に沿って山形状に上方へ吸い上げられ、すなわち、上方になるほど空気流速が小さくなり、それ以上の未混合原料が吸い上げられなくなるとともに、原料供給源4側では設定値分の未混合原料の供給が終わり輸送が停止される。
そして、図2(d)に示す混合中において、未混合原料導入管13の外周に沿って山形状に上方へ吸い上げられた未混合原料は、未混合原料導入管13の抵抗を受け、外周側の流速が中央部より小さいため水平方向の運動力を受けて外周側へ方向転換しながら落下し、このような旋回を繰り返し原料混合ホッパー1内で攪拌混合されるのである。
以上のようにして攪拌混合された原料は、空気吸引源6の運転が停止すると旋回が止まり、原料混合ホッパー1の下部9に溜まり、そして溜まった混合済み原料は、開閉弁19を開くと原料混合ホッパー1の縦方向の中央部に位置する未混合原料導入管13が抵抗になり図3に示すように中央部、外周部の混合済み原料がともに間隙15にバランスして集まり、マスフロー状態で混合済み原料排出部10より自重で落下することができ、従来技術で説明したような分離が置き難くできるのである。
以上のように本実施の形態は、未混合原料導入管が、原料混合ホッパー内の縦方向の中央にあって、吸い出された未混合原料に対し抵抗となり、原料混合ホッパー内の縦方向の中央にある未混合原料導入管の外周に沿って上向きに吸い上げられる垂直運動と、さらに原料混合ホッパー内の中央より外周に向って水平運動を与えることになり、上方への吸い上げと水平方向の両方向の運動を実現し、混合機能を従来の技術に比べ大幅に向上させることができる。
また、未混合原料導入管が原料混合ホッパー内の縦方向の中央にあって混合済み原料をバランスよく間隙に案内させられ、従来技術のように外周と中央との原料の落下速度の差異を生じさせないから、混合した原料を分離することなく排出できる。
さらに、未混合原料導入管は未混合原料投入管を利用して着脱自在に接続して原料混合ホッパー内の縦方向の中央に垂下しているので、新たな取り付け部材を原料混合ホッパー内に設けることを必要としないから、従来の技術で説明した攪拌混合時に未混合原料に含まれる紐状のスネークスキンが障害物の支持部材に引っ掛かるような問題も解決できる。さらに、原料混合ホッパーはメンテナンス時に、長い未混合原料導入管を未混合原料投入管より取り外せるので、ヒンジにより蓋体を外してメンテナンスを行う際に支障を来たすことがない。
なお、本実施の形態では、未混合原料導入管と未混合原料投入管は別々に構成しているが、一体の管を2分割し、一方をL字状に、他方を長くすればよいものであり、従って、一つの管が両方の機能を兼ね備えることになり、構成をより簡単にしていることになる。
さらにまた、以上説明した内容から明らかなように1本の未混合原料導入管は、結果的に未混合原料の混合を促進させる機能と、混合済み原料の排出時における分離防止の機能と、そして未混合原料投入管の三つの機能を果たすことになり、この種の原料混合装置として構成を大幅に簡単にでき、顕著な特長となる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2を示す粉粒体の輸送装置における原料混合装置の原料混合時の縦断面図である。本実施の形態は、原料混合ホッパー内のフィルターの目詰まりの改善を図った構成の点で実施の形態1の発明と異なり、それ以外の構成並びに作用効果が同じところには同一符号を付し、異なるところを中心に説明する。
図4において傘状の板体22は、中心部を未混合原料導入管13の上端部の外周に着脱自在に取り付け、外周部を原料混合ホッパー1の外周内面に近接させて環状の隙間23を形成し、実施の形態1で説明したフィルタ17の役目をさせるもので、多数の孔を持たないことによる目詰まりの起こらない構成にしてある。環状の旋回案内体24は、外周部をパッキング18に取り付けて環状の隙間23を通過した空気を原料混合ホッパー1の外周内面より板体22の上側において内側へ旋回させることで空気の流速を低下させ、板体22の遮断作用による粉流体の通過防止とそれ以外の塵埃の通過を促進させるものである。
上記実施の形態において、未混合原料導入管13の下端開口より吸い出され上げられた空気は、板体22に案内され、かつ板体22の傘状面に沿いながら隙間23側に周り込み、流速低下しながら隙間23を通る。従って、空気の流動により吸い上げられた未混合原料は、途中で吸い上げ力に自重が勝って落下して隙間23より流出することはなく、未混合原料中に含まれる塵埃のみが隙間23を通り、さらに旋回案内体24に案内されて板体22の上側に沿い内側へ方向を変えながら空気吸引管16より吸引され、空気輸送管5を経て集塵装置21により集塵される。
以上のように本実施の形態では、フィルターの役目を成す板体は、実施の形態1で示すフィルターのように多数の孔を有するパンチングメタルと異なり、目詰まりすることがないのでメンテナンスが不要になり、保守管理上で有利である。
なお、上記実施の形態では原料混合ホッパーの混合済み原料排出部に設けた開閉弁を開閉して混合済み原料を必要とする、例えば合成樹脂成形機に供給する構成にしたが、混合済み原料を必要とする、例えば合成樹脂成形機に直接、原料混合ホッパーの混合済み原料排出部を接続して混合済み原料を供給するようにしても、上記実施の形態の発明と同様の作用効果が得られるものである。
以上のように、本発明に係る粉粒体輸送装置の原料混合装置は、シンプルな構造で、かつ未混合原料の良好な混合と混合済み原料の良好な排出ができ、プラスチックス材料、医薬品材料、加工食品材料等の粉粒体の混合技術に適用できる。
本発明の実施の形態1における粉粒体輸送装置の原料混合装置の縦断面図 (a)同粉粒体輸送装置の原料混合装置における原料混合過程の原料の吸引開始を、(b)は原料の吸引中を、(c)は原料の混合開始を、(d)は原料の混合中をそれぞれ示す図 同実施の形態1における粉粒体輸送装置の原料混合装置の混合済み原料排出時の縦断面図 本発明の実施の形態2における粉粒体輸送装置の原料混合装置の縦断面図 従来の粉粒体の輸送装置における原料混合装置の概略構成図 同原料混合装置の要部の概略構成図 同原料混合装置の他の概略構成図
符号の説明
1 原料混合ホッパー
6 空気吸引源
10 混合済み原料排出部
13 未混合原料導入管
14 未混合原料投入管
15 間隙
16 空気吸引管
17 フィルター
22 板体
23 隙間

Claims (6)

  1. 下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が、前記下端中央に向って吸い出される未混合原料導入管を設け、前記未混合原料導入管は、前記吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い上げられる間隙を残して前記原料混合ホッパー内の下方まで垂下させたことを特徴とする粉粒体輸送装置の原料混合装置。
  2. 下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が前記下端中央に向って吸い出される未混合原料導入管を設け、前記未混合原料導入管は、前記吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内の縦方向の中央に沿い上向きに吸い上げられ、さらに前記中央より外周に向って旋回させ混合させることを特徴とする粉粒体輸送装置の原料混合装置。
  3. 下端中央に混合済み原料排出部を、閉蓋された上部に空気吸引源に通じる空気吸引管をそれぞれ有する原料混合ホッパーを備え、前記原料混合ホッパーは、縦方向の内部中心に前記空気吸引管の吸引力により未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い出される未混合原料導入管を設け、前記未混合原料導入管は、上端部を前記原料混合ホッパーの上部に設けた未混合原料投入管に接続し、下端部を吸い出された未混合原料が前記原料混合ホッパー内に吸い上げられる間隙を残して前記混合済み原料排出部に対向して開口させたことを特徴とする粉粒体輸送装置の原料混合装置。
  4. 未混合原料導入管は、原料混合ホッパー内に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉粒体輸送装置の原料混合装置。
  5. 原料混合ホッパーは空気吸引管の上流側にフィルターを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉粒体輸送装置の原料混合装置。
  6. フィルターは、原料混合ホッパーの外周内面側に位置して隙間を有する板体で構成したことを特徴とする請求項5記載の粉粒体輸送装置の原料混合装置。
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