JP2018138812A - 車輌の制御装置、及び車輌 - Google Patents

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孝輔 南波
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孝輔 南波
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Abstract

【課題】より高精度な勾配推定を可能とする勾配推定装置を提供すること。【解決手段】車輌Aに搭載可能な勾配推定装置10であって、前記車輌Aの前後方向の加速度を取得する第1の入力部10aと、前記車輌Aの回転角速度を取得する第2の入力部10aと、前記車輌Aの前後方向の加速度と前記車輌Aの回転角速度とに基づいて、前記車輌Aが走行する走行路の状態が傾斜路及びカーブ路と判定される状態が、所定の期間継続して検出される場合、前記車輌Aの自動変速機3のシフトアップを抑制するシフトアップ抑制信号を生成する山岳路判定部10cと、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、車輌の制御装置、及び車輌に関する。
走行路の状態に応じた駆動力を駆動輪に対して作用させるため、走行路の状態に応じて、自動変速機の変速比の切り替え制御を行う要請がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−142436号公報
かかる車輌においては、一般に、走行路の勾配に基づいて、自動変速機の変速比の切り替え制御が行われる。
しかしながら、車輌が走行する走行路の状態は、必ずしも、一地点の勾配のみでは特定することができない。特に、山岳路においては、勾配の起伏が激しく、コーナーも多い。このような山岳路において、自動変速機の変速比の切り替えを一地点の勾配に応じて逐次実行した場合には、自動変速機においてシフトビジー(変速が頻発)状態が生じる。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたもので、走行路の状態に応じて、より適切に自動変速機の変速比の切り替え制御を可能とする車輌の制御装置、及び車輌を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、車輌に搭載可能な制御装置であって、前記車輌の前後方向の加速度を取得する第1の入力部と、前記車輌の回転角速度を取得する第2の入力部と、前記車輌の前後方向の加速度と前記車輌の回転角速度とに基づいて、前記車輌が走行する走行路の状態が傾斜路及びカーブ路と判定される状態が、所定の期間継続して検出される場合、前記車輌の自動変速機のシフトアップを抑制するシフトアップ抑制信号を生成する山岳路判定部と、を備える、制御装置である。
本開示に係る車輌の制御装置によれば、走行路の状態に応じて、より適切に自動変速機の変速比の切り替え制御を行うことができる。
実施形態に係る車輌の構成の一例を示す図 実施形態に係るECUの動作の一例を示すフローチャート 車輌が走行している際に加速度センサに作用する力について説明する図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る車輌、及び当該車輌に搭載される制御装置の構成の一例について説明する。
図1は、本実施形態に係る車輌Aの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る車輌Aは、例えば、エンジン1、クラッチ2、自動変速機3、プロペラシャフト4、デファレンシャルギヤ5、ドライブシャフト6、前輪7F、後輪7R、各種センサ8、及びECU(Electronic Control Unit)10を含んで構成される。尚、ECU10が、「制御装置」に相当する。
エンジン1は、車輌Aの駆動源であり、クラッチ2を介して回転動力(エンジン回転数とトルクのいずれも含む。以下同じ)を自動変速機3に伝達する。尚、駆動源は、エンジン1に限らず、モータであってもよいし、又、エンジンとモータを組み合わせたものでもよい。
自動変速機3は、エンジン1の回転数及びトルクを変換して、エンジン1の回転動力をプロペラシャフト4に伝達する。そして、当該回転動力は、プロペラシャフト4から、デファレンシャルギヤ5、ドライブシャフト6を介して、後輪7R(以下、「駆動輪」とも称する)に伝達される。
自動変速機3は、例えば、有段式の自動変速機(AT)、ベルト式やトロイダル式の無段変速機(CVT)、デュアルクラッチ式の自動変速機(DCT)、変速段を手動選択可能な自動変速機(AMT)等によって構成される。尚、自動変速機3の変速動作やクラッチ2の断接は、ECU10から入力される制御信号によって制御される。
尚、上記した車輌Aの駆動系の構成は、一例であって、任意の構成であってよい。例えば、駆動輪は、前輪7Fとしてもよいし、前輪7Fと後輪7Rの両方としてもよい。
各種センサ8は、車輌Aの各部の状態等を検出するために設けられている。本実施形態に係る車輌Aは、例えば、加速度センサ8a、角速度センサ8b、車速センサ8c、エンジン回転センサ8d等を備えている。これら各種センサ8で検出される検出値は、ECU10に送信される。
加速度センサ8aは、ひずみゲージ、圧電素子及び静電容量等の変位量から、車輌Aの前後方向の加速度を検出する。尚、本実施形態に係る加速度センサ8aは、車輌Aの前後方向一軸のみの加速度を検出するセンサである。
角速度センサ8bは、車輌Aの回転中心を通る鉛直軸まわりの回転角速度を検出する。角速度センサ8bは、当該車輌Aの回転角速度を検出できれば、その検出方法は、任意である。角速度センサ8bは、例えば、車輌Aの左右の車輪(例えば、前輪7F)の回転速度差や車輌Aの操舵角(例えば、前輪7Fの切れ角)から間接的に車輌Aの回転角速度を検出してもよい。
尚、車輌Aの左右の車輪の回転速度差は、車輌Aの左右の車輪の回転量の位相差を検出したり、車輌Aの左右の車輪それぞれの回転速度を検出し、その差分値を算出したりすることで、求めることができる。車輌Aの左右の車輪の回転速度差を検出するためのセンサは、車輌Aの状態を監視するために既設されているため、これらのセンサを用いるのが望ましい。
車速センサ8cは、車輌Aの車輪(ここでは、後輪7R)の回転数から、車輌Aの走行速度を検出する。エンジン回転センサ8dは、エンジン1のクランクシャフトの回転数を検出する。これらのセンサは、いずれも公知のセンサで実現することができる。
尚、その他、エンジン1が出力するトルクを検出するエンジントルクセンサや、シフトレバーの操作位置を検出するシフトレバーポジションセンサ等が設けられてもよい。
ECU10は、車輌Aが走行する走行路の勾配を推定したり、自動変速機3の変速動作を制御したりする。ECU10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート等を含んで構成されている。尚、図1中の点線は、ECU10が送信する制御信号やECU10が受信する検出信号の信号経路を表している。
ECU10は、入力部10a、勾配算出部10b、山岳路判定部10c、制御部10dを備えている。
入力部10aは、加速度センサ8a、角速度センサ8b、車速センサ8c等、各種センサ8の検出値を取得する。尚、加速度センサ8aの検出値を取得する入力部10a、角速度センサ8bの検出値を取得する入力部10aが、それぞれ、「第1の入力部」、「第2の入力部」に相当する。
尚、入力部10aは、これらの検出信号を各センサから直接取得する構成であってもよいし、他の装置を介して取得する構成であってもよい。又、入力部10aは、角速度センサ8bや車速センサ8cから取得した検出信号に所定の演算処理を施して、車輌Aの回転角速度や車速を検出してもよい。
勾配算出部10bは、加速度センサ8aの検出値等に基づいて、車輌Aが走行する走行路の勾配を算出する。尚、勾配算出部10bは、角速度センサ8bや車速センサ8cの検出値を用いて、加速度センサ8aで検出される重力成分を抽出することで、車輌Aが走行する走行路の勾配を算出する。
山岳路判定部10cは、加速度センサ8aの検出値、角速度センサ8bの検出値等に基づいて、車輌Aが走行する走行路が山岳路か否かを判定する。具体的には、山岳路判定部10cは、加速度センサ8aの検出値、角速度センサ8bの検出値等に基づいて、車輌Aが走行する走行路の状態が傾斜路及びカーブ路と判定される状態が、所定の期間継続して検出される場合、山岳路と判定し、車輌Aの自動変速機3のシフトアップを抑制するシフトアップ抑制信号を生成する。
制御部10dは、勾配算出部10bが算出した勾配等に基づいて、車輌Aの走行抵抗を推定し、自動変速機3の変速比を制御する。制御部10dは、山岳路判定部10cがシフトアップ抑制信号を生成している場合、走行路の勾配の変化に応じたシフトアップが抑制されるように自動変速機3の変速比を制御する。尚、自動変速機3の変速比の制御は、公知の制御方法であるため、ここでの説明は省略する。
尚、上記した各機能は、例えば、CPUがROM、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア回路によっても実現できることは勿論である。
[制御装置の動作]
次に、図2〜図3を参照して、ECU10の動作の一例について説明する。
図2は、ECU10の動作の一例を示すフローチャートである。尚、図2に示すフローチャートは、例えば、ECU10が、コンピュータプログラムに従って所定間隔(例えば、1秒間隔)で実行するものである。
本実施形態に係るECU10は、ステップS3において走行路の勾配を推定するととともに、ステップS4〜S7において車輌Aが山岳路を走行中であるか否かを判定する。そして、ECU10は、車輌Aが山岳路を走行中であると判定される場合、自動変速機3のシフトアップを抑制する山岳路モードを設定する。
ECU10(入力部10a)は、まず、加速度センサ8aの検出値を取得する(ステップS1)。次に、ECU10(入力部10a)は、角速度センサ8bの検出値を取得する(ステップS2)。そして、ECU10(勾配算出部10b)は、加速度センサ8aの検出値及び角速度センサ8bの検出値に基づいて、加速度センサ8aで検出される重力成分を抽出することで、車輌Aが走行する走行路の勾配を算出する(ステップS3)。
図3は、車輌Aが走行している際に加速度センサ8aに作用する力について説明する図である。
加速度センサ8aは、車輌Aの前後方向の加速度を検出する。従って、車輌Aが一定速度で直進している場合、加速度センサ8aには、走行路の勾配θに応じた重力成分g×sinθのみが作用する。これより、加速度センサ8aの検出値aから走行路の勾配θを求めることできる。
しかし、コーナー走行時のように車輌Aが旋回運動している場合、加速度センサ8aには、重力成分g×sinθに加えて、車輌Aに作用する遠心力が重畳した合力が作用した状態となる。そのため、加速度センサ8aの検出値aは、重力成分g×sinθに加えて、遠心力による成分bが重畳した値となる。
そこで、本実施形態に係るECU10は、角速度センサ8bの検出値を用いて加速度センサ8aに作用する遠心力を検出する。ECU10は、例えば、慣性の法則に従って、角速度センサ8bの検出値と、車輌Aの回転中心(例えば、デファレンシャルギヤ5の位置)から加速度センサ8aまでの距離に基づいて、加速度センサ8aに作用する遠心力を求めることができる。又、ECU10は、車輌Aが加減速している場合には、車速センサ8cの検出値を用いて車速の時間的変化(微分値)から車輌Aの加減速の成分cを考慮する。
ステップS3において、ECU10は、例えば、以下の式(1)に基づいて、加速度センサ8aで検出される重力成分を抽出し、勾配θの値を算出することができる。
a=b1+g×sinθ+c …式(1)
(但し、a:加速度センサ8aで検出される加速度、b1:角速度センサ8bの検出値から求まる遠心力、c:車速センサ8cで検出される車輌Aの加速度、g:重力加速度、θ:走行路の勾配、を表す)
但し、加速度センサ8aは、前後方向に指向性を有している。そのため、式(1)において、角速度センサ8bの検出値から求まる遠心力b1は、角速度センサ8bの検出値と加速度センサ8aの指向特性に応じた値となる。
このように、本実施形態に係るECU10は、走行路の勾配を高精度に検出することで、自動変速機3の変速比の制御を安定させる。
次に、ECU10は、加速度センサ8aの検出値と角速度センサ8bの検出値とに基づいて、車輌Aが走行する走行路の状態を示す山岳路であるか否かを判定する(ステップS4〜S7)。
山岳路においては、車輌Aは、一般に、勾配が大きい領域とコーナー領域とが繰り返すように走行する。そのため、勾配が大きい領域又はコーナー領域が検出され、その状態が継続して検出される場合、山岳路と判定することができる。
従って、ECU10は、勾配が大きい領域が継続している継続期間を変数として有し、当該継続期間に基づいて山岳路か否かを判定する。但し、ECU10は、勾配が大きい通常路(例えば、通常の坂道)又はコーナー領域を有する通常路(例えば、通常の交差点)と明確に識別するため、通常路と区別し得る長さの継続期間(例えば、100mほど)を山岳路と判定する際の閾値として設定する。そして、ECU10は、当該継続期間のリセット条件を勾配及びコーナー領域のいずれでもない場合のみとする。
具体的には、ECU10は、以下のフローを行う。
ステップS4において、ECU10は、勾配が第1閾値以上であるか否かを判定する。このとき、ECU10は、勾配が第1閾値以上の条件を満たすと判定した場合(ステップS4:YES)、その状態の継続期間(時間又は距離)が、所定期間以上であるか否かを判定する(ステップS5)。つまり、ECU10は、傾斜路の継続状態が、一定距離(例えば、100mほど)以上であるか又は一定時間継続しているかを判定する。
ステップS5において、ECU10は、勾配が第1閾値以上の状態の継続期間(時間又は距離)が所定期間未満であると判定した場合(ステップS5:NO)、ECU10は、当該継続期間の更新のみを行って、山岳路モードを設定することなく、本フローを終了する。
一方、ステップS4において、ECU10は、勾配が第1閾値未満であると判定した場合(ステップS4:NO)、継続期間に係る変数のリセットを行うか否かを判定するべく、勾配が第2閾値(第1閾値よりも小さい閾値)以上であり、且つ、回転角速度が第3閾値以上であるかを判定する(ステップS6)。つまり、かかる場合には、通常路であると識別できるため、ECU10は、ステップS6においては、この状態を判定する。換言すると、勾配θが第2閾値未満であるか、又は、回転角速度が第3閾値未満であることが、継続期間のリセット条件となっている。
ステップS6において、勾配が第2閾値以上であり、且つ、回転角速度が第3の閾値以上である場合(ステップS6:YES)、継続期間に係る変数を更新もリセットもせず、保留した状態で本フローを終了する。一方、勾配が第2閾値未満であるか又は回転角速度が第3の閾値未満である場合(ステップS6:NO)、ECU10は、継続期間に係る変数にリセットして(ステップS7)、本フローを終了する。
他方、ステップS5において、勾配が第1閾値以上の継続期間(時間又は距離)が、所定期間以上であると判定した場合(ステップS5:YES)、ECU10は、シフトアップ抑制信号を生成して山岳路モードを設定する(ステップS8)。これによって、例えば、山岳路モードにおいて、自動変速機3の制御が実行されることになる。
山岳路モードの場合、ECU10は、例えば、自動変速機3の変速比を制御する際、勾配による車輌Aの走行抵抗(例えば、急坂車線における重量抵抗)を一定値に設定する。又、例えば、勾配値を所定勾配(例えば、規定勾配3)未満にならないようにサチュレーションさせる。これによって、山岳路において走行抵抗が急変動を繰り返すことに伴って自動変速機3が変速比を切り替え制御するような事態(シフトビジー状態)を防止することができる。換言すると、ECU10は、山岳路の踊り場等のたびに自動変速機3がシフトアップすることを抑制し、自動変速機3の変速比を小さくした状態(トルクが大きい状態)で車輌Aを走行させる。
他方、ECU10は、山岳路モードを設定した場合、例えば、同様の処理により、勾配θが所定値未満の状態の継続期間(時間又は距離)を検出する(図示せず)。そして、ECU10は、勾配θが所定値未満の状態の継続期間(時間又は距離)が所定期間を超えた場合、山岳路モードを解除する解除信号を生成し、通常路モードに戻して、処理を再開する。尚、山岳路モードを解除するか否かを定める勾配θの基準値は、例えば、走行路が傾斜路ではないと判定できる値である。
以上のように、本実施形態に係るECU10によれば、車輌Aに既設のセンサ(加速度センサ8a、角速度センサ8b等)を用いて、山岳路を的確に判定することができる。これによって、山岳路を走行している際に、自動変速機3がシフトビジー状態となることを防止することができる。
又、本実施形態に係るECU10は、走行路の勾配を高精度に検出することができるため、より適切に自動変速機3の変速比の切り替え制御を実行することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態では、ECU10の一例として、入力部10a、勾配算出部10b、山岳路判定部10c、及び制御部10dの機能が一つのコンピュータによって実現されるものとして記載したが、複数のコンピュータによって実現されてもよいのは勿論である。例えば、山岳路判定部10cと制御部10dは、別個のコンピュータによって実現されてもよい。他方、エンジン1を制御するECU等の一部として組み込まれる態様としてもよいのは勿論である。
又、上記実施形態では、ECU10の一例として、入力部10a、勾配算出部10b、山岳路判定部10c及び制御部10dの処理を一連のフローの中で実行されるものとして示したが、これらの処理の一部が並列で実行されるものとしてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示は、自動変速機を制御する制御装置に好適に用いることができる。
1 エンジン
2 クラッチ
3 自動変速機
4 プロペラシャフト
5 デファレンシャルギヤ
6 ドライブシャフト
7F 前輪
7R 後輪
8 各種センサ
10 ECU

Claims (6)

  1. 車輌に搭載可能な制御装置であって、
    前記車輌の前後方向の加速度を取得する第1の入力部と、
    前記車輌の回転角速度を取得する第2の入力部と、
    前記車輌の前後方向の加速度と前記車輌の回転角速度とに基づいて、前記車輌が走行する走行路の状態が傾斜路及びカーブ路と判定される状態が、所定の期間継続して検出される場合、前記車輌の自動変速機のシフトアップを抑制するシフトアップ抑制信号を生成する山岳路判定部と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記山岳路判定部は、前記車輌の前後方向の加速度が所定値以上である場合、前記走行路の状態が傾斜路と判定し、前記車輌の回転角速度が所定値以上である場合、前記走行路の状態がカーブ路と判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記山岳路判定部は、前記シフトアップ抑制信号を生成した際、
    前記車輌の前後方向の加速度と前記車輌の回転角速度とに基づいて、前記車輌が走行する走行路の状態が傾斜路又はカーブ路のいずれでもないと判定される状態が、所定の期間継続して検出される場合、前記車輌の自動変速機のシフトアップを抑制する状態を解除する解除信号を生成する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記車輌の前後方向の加速度を検出する加速度センサの検出値と、前記車輌の回転角速度とに基づいて、前記加速度センサで検出される検出成分から遠心力成分を減ずるようにして、前記走行路の勾配を算出する勾配算出部、を更に備える、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記車輌の回転角速度は、前記車輌の左右の車輪の回転速差、又は前記車輌の操舵角に基づいて算出される、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置を備える車輌。


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