JP2018138582A - キトオリゴ糖を含有するアミラーゼ活性阻害用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】アミラーゼ阻害活性を有するキトオリゴ糖を有効成分として含有する、又は、キトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物を有効成分として含有することにより、糖分解抑制効能に優れたアミラーゼ活性阻害用組成物およびこれを含む抗肥満剤の提供。【解決手段】キトオリゴ糖を有効成分として含有するアミラーゼ活性阻害用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、キトオリゴ糖を含有するアミラーゼ活性阻害用組成物に関する。
現代社会においては、栄養素の過剰摂取による体重増加現象および肥満関連の疾病が頻繁に現れている。そして、肥満治療に役立つ薬物の開発が活発に行われている中で、FDAの認証を受けた唯一の肥満治療剤は、吸収阻害剤(Xenical)である。これは、膵リパーゼ阻害剤(pancreatic lipase inhibitor)であり、高脂肪の食餌を主とする西洋人の特性に合わせて開発された製品である。
一方、韓国人をはじめとする東洋人は、高炭水化物の食餌を主とするので、西洋人とは食生活において違いがある。炭水化物もまた、脂肪として貯蔵され、肥満および糖尿病などの代謝性疾患の原因となるため、韓国人の食性に適した糖分解抑制剤の開発が必要な実情であった。
韓国公開特許第10−2011−0045284号公報 韓国公開特許第10−2004−0052398号公報 韓国公開特許第10−2000−0030866号公報 韓国公開特許第10−2009−0119319号公報
前記のような問題点を解決するために、本発明は、アミラーゼ阻害活性を有するキトオリゴ糖を有効成分として含有する、または、キトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物を有効成分として含有することにより、糖分解抑制効能に優れたアミラーゼ活性阻害用組成物およびこれを含む抗肥満剤を提供することをその目的とする。
前記のような目的を解決するために、本発明は、キトオリゴ糖を有効成分として含有するアミラーゼ活性阻害用組成物を提供する。
本発明の一実施例において、前記組成物は、有効成分としてブドウ種子抽出物をさらに含有するものであってよい。
本発明の一実施例において、前記組成物は、有効成分として緑茶抽出物をさらに含有するものであってよい。
本発明の一実施例において、前記組成物は、組成物全体のうち前記キトオリゴ糖を1〜99.9重量%含有するものであってよい。
本発明の一実施例において、前記組成物は、組成物全体のうち前記ブドウ種子抽出物を1〜50重量%含有するものであってよい。
本発明の一実施例において、前記組成物は、組成物全体のうち前記緑茶抽出物を1〜50重量%含有するものであってよい。
本発明の一実施例において、前記組成物は、散剤、錠剤、カプセル剤、粉末剤、軟膏組成物、溶液剤、ゲル、ペースト、貼付剤(patch)および顆粒状からなる群から選択される
1つ以上の剤形であってよい。
また、本発明は、前記アミラーゼ活性阻害用組成物を含む抗肥満剤を提供する。
本発明のアミラーゼ活性阻害用組成物は、キトオリゴ糖単独で、またはキトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物を有効成分として含有することにより、アミラーゼの活性を阻害して優れた糖分解抑制効能を有するため、抗肥満剤への適用が可能である。
本発明の一実施形態に係るアミラーゼ活性阻害用組成物に含有されている有効成分のアミラーゼ活性を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係るアミラーゼ活性阻害用組成物に含有されている有効成分のヨード反応結果を示した写真である。 本発明の一実施形態に係るアミラーゼ活性阻害用組成物に含有されている有効成分のアミラーゼ活性を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係るアミラーゼ活性阻害用組成物に含有されている有効成分のヨード反応の結果を示した写真である。 本発明の一実施形態に係るアミラーゼ活性阻害用組成物に含有されている有効成分のアミラーゼ活性を示したグラフである。
以下では、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明することとする。
一般的な糖分解の過程は、下記化学式のとおりである。糖分解において、α‐アミラーゼ(amylase)は、澱粉(starch)をマルトース(maltose)に分解し、α‐グルコシダーゼ(glucosidase)は、オリゴ糖(oligosaccharide)をグルコース(glucose)に分解する。α‐グルコシダーゼ阻害剤は、糖尿病治療薬として使用され、消化されなかった糖類は、大腸の微生物が使用することになるため、副作用が発生し得る。したがって、本発明者らは、糖分解調整のためのターゲットとしてα‐アミラーゼを設定し、α‐アミラーゼの活性を調節できる物質を研究した結果、本発明を見出すに至った。
本発明は、キトオリゴ糖を有効成分として含有するアミラーゼ活性阻害用組成物を提供する。
本発明において、キトオリゴ糖は、公知の方法で収得されたものであれば制限されるものではなく、たとえば、カニ、エビの殻などを粉砕、脱塩、タンパク質除去、不純物除去の工程によってキチンへと分離精製した後、脱アセチル化してキトサンを製造してから、前記キトサンを塩酸などの無機酸を利用した化学的分解方法または酵素を用いた分解方法を利用して得てよい。具体的に、前記酵素を利用した分解方法は、キトサンに精製水を添加した後、塩酸を2〜3%添加し、40〜60℃の温度で撹拌して、固形分5〜10%の塩酸が含有したキトサン分散液を作った後、完全に溶解してpHを4〜6に調整し、キトサン分解酵素であるセルラーゼを精製水に溶解して投入し、その後40〜60℃で14〜20時間加水分解した後、80℃で30分間熱処理して酵素を失活させた後、ろ過、乾燥過程を経てキトサンオリゴ糖を得てよい。前記製造工程中、セルラーゼの添加量に応じてキトオリゴ糖の分子量が変化し得る。酵素投入量基準で、キトサンの10%は分子量1000以下、キトサンの6%は分子量1500〜2000、キトサンの3%は分子量7000〜10000のキトオリゴ糖を得ることができる。
一般的に、キトオリゴ糖は、分子量が大きいキトサンに比べて、生体吸収率および利用率が増加することが知られている。本発明において使用したキトオリゴ糖は、平均分子量1100程度の2糖体〜8糖体の混合物を使用してよい。
キトオリゴ糖は、脂肪排泄効果を有するものと知られているが、糖分解効能ないしアミラーゼ活性阻害効能については知られていなかった。本発明者らは、キトオリゴ糖がアミラーゼ活性阻害効能を有することを新たに発見した。これについて、下記実験例1および2で確認することができる。
本発明において、前記組成物は、組成物全体のうち前記キトオリゴ糖を1〜99.9%含有するものであってよい。1%未満であれば、期待効果を示すことができず、99.9重量%を超える場合、賦形剤の空間が減少して多様な剤形を作ることができない。
本発明において、前記組成物は、有効成分として、キトオリゴ糖の他に、ブドウ種子抽出物をさらに含有してよい。ブドウ種子抽出物は、アミラーゼ活性を阻害して、糖分解を抑制する効能を有する。特に、本発明者らは、ブドウ種子抽出物を単独で使用する場合に比べて、キトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物をともに使用する場合、シナジー効果をもたらして、より優れたアミラーゼ活性阻害能を有することを発見した。これについては、実験例2において確認することができる。
本発明において、前記組成物は、組成物全体のうち前記ブドウ種子抽出物を1〜50重量%含有するものであってよい。1重量%未満であれば、期待効果を示すことができず、50重量%を超える場合、賦形剤の追加空間が不足することがあり、キトオリゴ糖との相乗効果が半減される。
また、本発明において、前記組成物は、有効成分として、緑茶抽出物をさらに含有してよい。緑茶抽出物は、糖分解の抑制だけでなく、脂肪分解抑制効能(EGCG)を有する。したがって、本発明において、糖分解を抑制し、脂肪排泄を促進するキトオリゴ糖、糖分解を抑制させるブドウ種子抽出物、および糖分解抑制に加えて脂肪分解抑制をさせる緑茶抽出物を含めると、全般的な栄養分吸収阻害効果を有し得る。
前記組成物は、組成物全体のうち前記緑茶抽出物を1〜50重量%含有するものであってよい。1重量%未満であれば、糖分解効能が発現されず、50重量%を超える場合、追加効能が表示されないため多量の緑茶を使用する必要がない。
本発明において使用されるブドウ種子抽出物および緑茶抽出物は、それぞれ、ブドウ種子および緑茶の浸出液、煎出して得られた浸出液、または浸出液をさらに一部または全部濃縮して得られた濃縮液、またはさらにその濃縮物を乾燥させて製造した浸剤、煎剤、丁幾、流動エキスおよび生薬中に含有されている主効果を発揮する化学物質自体を含むが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物は、散剤、錠剤、カプセル剤、粉末剤、軟膏組成物、溶液剤、ゲル、ペースト、貼付剤および顆粒状からなる群から選択される1つ以上の製剤であってよいが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物は、薬学組成物であってよい。前記薬学組成物は、全組成物のうち有効成分を計1〜90重量%の濃度で含有することが好ましく、このとき、1重量%未満の濃度においては、その効果を得ることが難しく、90重量%を超過する濃度においては、賦形剤および希釈剤などの追加が難しく、多様な剤形への活用が困難となり得る。
本発明の薬学組成物は、薬学的組成物の製造に通常的に使用する適切な担体、賦形剤および希釈剤をさらに含んでよい。
本発明の組成物の薬学的投与形態は、それらの薬学的に許容可能な塩の形態で使用されてもよく、かつ、単独で、または他の薬学的活性化合物との結合だけでなく、適当な集合で使用されてもよい。
本発明に係る薬学組成物は、それぞれ通常の方法に従って、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、懸濁液、エマルジョン、シロップ、エアロゾルなどの経口型剤形、軟膏、クリー
ムなどの外用剤、坐剤および滅菌注射溶液などをはじめとして、薬剤学的製剤に適合したいかなる形態であれ、剤形化して使用されてよい。
本発明の組成物の好ましい投与量は、対象者の年齢、性別、体重、症状、疾病の程度、薬物形態、投与経路および期間に応じて異なるが、当業者によって適切に選択されてよい。しかし、好ましい効果のために、有効成分が1日0.01〜20mg/kgで投与されるようにすることが好ましく、投与は、一日に一回投与してもよく、数回に分けて投与してもよい。また、その投与量は、年齢、性別、体重、疾病の程度、投与経路などに応じて増減されてよい。したがって、前記投与量は、いかなる面であれ、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の組成物は、ラット、マウス、家畜、ヒトなどの哺乳動物に、非経口、経口などの多様な経路で投与されてよく、あらゆる投与の方式が予想されてよいが、たとえば、経口、直腸または静脈、筋肉、皮下、子宮内硬膜または脳血管内(intracerebroventricular)注射によって投与されてよい。
前記本発明のキトオリゴ糖を含有するアミラーゼ活性阻害用組成物は、アミラーゼの活性を阻害して、結果的に糖分解を抑制するため、肥満の防止および治療に利用されてよい。また、本発明のキトオリゴ糖は、毒性および副作用がないため、治療目的での使用時にも安心して使用し得る。したがって、本発明においては、本発明のアミラーゼ活性阻害用組成物を含む抗肥満剤を提供する。
以下の実施を通じて、本発明がより詳細に説明される。ただし、実施例は、本発明を例示するためのものであって、これらのみに本発明の範囲が限定されるものではない。
[実験例1]
α‐アミラーゼ(10U)と1%の澱粉(1ml)を混合し、室温で1時間反応させた。
補助因子(cofactor)として塩素(chloride)を添加して、α‐アミラーゼの活性および安定度を増加させた。一般的な実験条件は、α‐アミラーゼ1〜5mUの使用であるのに比べ、本実験条件は、非常に厳格な条件(酵素濃度2000倍以上)である。
前記混合物にそれぞれ、ブドウ種子抽出物、白インゲン豆抽出物、緑茶抽出物、ガルシニアおよびキトオリゴ糖を、100ppmおよび500ppmずつ追加した。
酒石酸カリウムナトリウム(Sodium‐potassium tartarate)+3,5‐ジニトロサリチル酸(dinitrosalicylic acid)溶液により、澱粉分解時に発生する還元力を発色反応に転換し、これを540nmの光路(light path)1cmにおける吸光度を測定した。
その結果、α‐アミラーゼ10U+塩素の組み合わせにおいては、すべての澱粉が分解されることを確認した。1Uの場合には、塩素があっても反応が十分に起こらなかった。ブドウ種子抽出物、白インゲン豆抽出物、緑茶抽出物、ガルシニアおよびキトオリゴ糖それぞれのα‐アミラーゼ活性測定結果は、図1に示した。
ブドウ種子抽出物、白インゲン豆抽出物、緑茶抽出物、ガルシニアおよびキトオリゴ糖添加溶液をもってヨード反応をさせた結果は、図2に示した。
図1および図2から見られるように、α‐アミラーゼ活性阻害効果は、キトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物において最も優れ、緑茶抽出物においても阻害効果が発現されることを確認することができた。これに反して、白インゲン豆抽出物および糖分解抑制剤として機能成分の認証を受けているガルシニアもやはり、キトオリゴ糖およびブドウ種子抽出物に比べてα‐アミラーゼ活性阻害効果が微々たるものであることを確認することができた。
[実験例2]
前記実験例1と同一の方法で進行し、ただし、ブドウ種子抽出物100ppmおよびキトオリゴ糖100ppm以外に、ブドウ種子抽出物50ppmおよびキトオリゴ糖50ppmを含む合計100ppmの場合、ならびにブドウ種子抽出物100ppmおよびキトオリゴ糖100ppmを含む合計200ppmの場合のα‐アミラーゼ活性を測定した。
その結果を図3に示した。図3から見られるように、ブドウ種子抽出物およびキトオリゴ糖の混合処方が、各成分の単独使用時に比べて顕著に優れたα‐アミラーゼ活性阻害効能を有することを確認することができた。すなわち、ブドウ種子抽出物およびキトオリゴ糖は、シナジー効果を有することが分かった。
[実験例3]
前記実験例1と同一の方法で進行し、ただし、ブドウ種子抽出物50ppm、緑茶抽出物50ppmおよびキトオリゴ糖50ppm以外に、それぞれの成分2種または3種を混合してα‐アミラーゼ活性を測定した。混合成分およびそれによる結果は、図4および図5のとおりである。図5において、「キ」はキトオリゴ糖、「ブ」はブドウ種子抽出物、「緑」は緑茶抽出物を意味する。
図4および図5から見られるように、各成分の混合処方が、成分それぞれの使用に比べて著しく優れたα‐アミラーゼ活性阻害効能を有することを確認することができた。すなわち、ブドウ種子抽出物、緑茶抽出物およびキトオリゴ糖は、シナジー効果を有することが分かった。

Claims (8)

  1. キトオリゴ糖を有効成分として含有するアミラーゼ活性阻害用組成物。
  2. 前記組成物は、有効成分としてブドウ種子抽出物をさらに含有するものである、請求項1に記載のアミラーゼ活性阻害用組成物。
  3. 前記組成物は、有効成分として緑茶抽出物をさらに含有するものである、請求項1に記載のアミラーゼ活性阻害用組成物。
  4. 前記組成物は、組成物全体のうち前記キトオリゴ糖を1〜99.9重量%含有するものである、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記組成物は、組成物全体のうち前記ブドウ種子抽出物を1〜50重量%含有するものである、請求項2に記載の組成物。
  6. 前記組成物は、組成物全体のうち前記緑茶抽出物を1〜50重量%含有するものである、請求項3に記載の組成物。
  7. 前記組成物は、散剤、錠剤、カプセル剤、粉末剤、軟膏組成物、溶液剤、ゲル、ペースト、貼付剤および顆粒状からなる群から選択される1つ以上の剤形である、請求項1に記載の組成物。
  8. 請求項1から7のいずれか一項によるアミラーゼ活性阻害用組成物を含む抗肥満製。
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