JP2018136362A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンを高速で移動させることにより生じる振動を、表示画像の視認性を損なうことなく円滑に取り除くことが可能な画像表示装置を提供する。【解決手段】画像表示装置は、光源と、光源からの光が照射されることにより画像が形成されるスクリーン301と、多段の走査ラインに沿って光源からの光でスクリーンを走査するための走査部と、スクリーン301からの光により虚像を生成する光学系と、スクリーン301を光軸方向に移動させる駆動部300と、駆動部300を支持する支持ベース306と、ダンパーを介して支持ベース306を支持する固定ベース310と、を備える。支持ベース306は、スクリーン301の移動に伴い表示画像の視距離を変化させる方向の支持剛性が、その他の方向の支持剛性よりも高くなるように、固定ベース310に支持されている。【選択図】図5

Description

本発明は、画像表示装置に関し、たとえば、乗用車等の移動体に搭載して好適なものである。
近年、ヘッドアップディスプレイと称される画像表示装置の開発が進められ、乗用車等の移動体に搭載されている。乗用車に搭載されるヘッドアップディスプレイでは、画像情報により変調された光がウインドシールド(フロントガラス)に向けて投射され、その反射光が運転者の目に照射される。これにより、運転者は、ウインドシールドの前方に、画像の虚像を見ることができる。たとえば、車速や外気温等が、虚像として表示される。最近では、ナビゲーション画像や、通行人を注意喚起する画像を虚像として表示することも検討されている。
上記ヘッドアップディスプレイでは、虚像を生成するための光源として、半導体レーザ等のレーザ光源が用いられ得る。この構成では、映像信号に応じてレーザ光が変調されつつ、レーザ光がスクリーンを走査する。スクリーンでは、レーザ光が拡散され、運転者の目に照射される光の領域が広げられる。これにより、運転者が多少頭を動かしても、目が照射領域から外れなくなり、運転者は、良好かつ安定的に画像(虚像)を見ることができる。
以下の特許文献1には、スクリーンを光軸方向に移動させて、虚像の結像位置を前後方向に変化させる構成が記載されている。この構成では、モータ、送りネジおよびラックを用いて、スクリーンが駆動される。
特開2009−150947号公報
スクリーンの位置を光軸方向に高速で変化させながら、スクリーンに一連の画像を描画することにより、運転者に、奥行き方向に広がる画像を視認させることができる。これにより、たとえば、車両の進行方向を示す矢印等の奥行き方向に広がった画像(以下、「奥行き画像」という)を交差点に重ねて表示することが可能となる。この場合、奥行き画像を1つの画像として運転者に視認させるためには、少なくとも50フレーム/秒から60フレーム/秒のフレームレートで画像を表示する必要があり、50Hzから60Hzの周波数に対して、1倍から3倍の速度でスクリーンを高速で光軸方向に移動させる必要がある。上記特許文献1の構成では、このようにスクリーンを高速で移動させることが困難である。
また、このようにスクリーンを高速で移動させると、スクリーンの移動に伴い振動が発生し、この振動によって共鳴音等が生じることが起こり得る。したがって、上記のようにスクリーンを高速で移動させて奥行き画像を表示する場合には、表示画像の視認性を損なうことなく、スクリーンの移動によって生じる振動を円滑に取り除く必要がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、スクリーンを高速で移動させることにより生じる振動を、表示画像の視認性を損なうことなく円滑に取り除くことが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る画像表示装置は、光源と、前記光源からの光が照射されることにより画像が形成されるスクリーンと、多段の走査ラインに沿って前記光源からの光で前記スクリーンを走査するための走査部と、前記スクリーンからの光により虚像を生成する光学系と、前記スクリーンを光軸方向に移動させる駆動部と、前記駆動部を支持する支持ベースと、ダンパーを介して前記支持ベースを支持する固定ベースと、を備える。前記支持ベースは、前記スクリーンの移動に伴い表示画像の視距離を変化させる方向の支持剛性が、その他の方向の支持剛性よりも高くなるように、前記固定ベースに支持されている。
本態様に係る画像表示装置によれば、支持ベースが固定ベースにダンパーを介して支持されているため、スクリーンを高速で移動させることにより振動が生じても、この振動は、固定ベースに伝播する前に、ダンパーで吸収される。よって、振動を円滑に取り除くことができる。また、視距離を変化させる方向において、固定ベースに対する支持ベースの支持剛性が高められているため、振動に伴いスクリーンが視距離を変化させる方向に変位することが抑制される。このため、振動に伴い表示画像の視距離が変化することを抑制できる。よって、表示画像の視認性が損なわれることを抑制できる。
以上のとおり、本発明によれば、スクリーンを高速で移動させることにより生じる振動を、表示画像の視認性を損なうことなく円滑に取り除くことが可能な画像表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)、(b)は、実施形態に係る画像表示装置の使用形態を模式的に示す図、図1(c)は、実施形態に係る画像表示装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、実施形態に係る画像表示装置の照射光生成部および照射光生成部に用いる回路の構成を示す図である。 図3(a)は、実施形態に係るスクリーンの構成を模式的異示す斜視図である。図3(b)は、実施形態に係るスクリーンに対するレーザ光の走査方法を模式的に示す図である。 図4(a)は、実施形態に係るスクリーンの駆動例を示すグラフである。図4(b)は、実施形態に係る画像の表示例を模式的に示す図である。 図5(a)は、実施形態に係る駆動部の構成を示す斜視図である。図5(b)は、実施形態に係る、カバーを取り外した状態の駆動部の構成を示す斜視図である。 図6(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る支持ベースの構成を示す斜視図である。 図7(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る磁気回路の構成を示す斜視図である。 図8(a)は、実施形態に係る、支持部材とサスペンションとを組み立てた状態の構成を示す斜視図である。図8(b)は、図8(a)の構成にさらにスクリーンとスクリーンホルダを装着した構成を示す斜視図である。 図9は、実施形態に係る、支持ベースと固定ベースの組み立て過程を示す分解斜視図である。 図10(a)は、実施形態に係る、支持ベースを固定ベースに組み付けた状態を示す斜視図である。図10(b)は、実施形態に係るダンパーの構成を示す斜視図、図10(c)は、実施形態に係る、支持ベースが固定ベースに装着された状態にあるときのダンパーの圧縮状態を模式的に示す斜視図である。図10(d)は、実施形態に係る、支持ベースが固定ベースに装着された状態にあるときのダンパーの状態を支持ベースの裏側から見た斜視図である。 図11(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る、支持ベースを固定ベースに組み付けた構成体を異なる方向に切断した断面図である。 図12(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る、ダンパー付近を異なる方向に切断した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。便宜上、各図には、適宜、互いに直交するX、Y、Z軸が付記されている。本実施の形態は、車載用のヘッドアップディスプレイに本発明を適用したものである。
図1(a)、(b)は、画像表示装置20の使用形態を模式的に示す図である。図1(a)は、乗用車1の側方から乗用車1の内部を透視した模式図、図1(b)は、乗用車1の内部から走行方向前方を見た図である。
図1(a)に示すように、画像表示装置20は、乗用車1のダッシュボード11の内部に設置される。
図1(a)、(b)に示すように、画像表示装置20は、映像信号により変調されたレーザ光を、ウインドシールド12下側の運転席寄りの投射領域13に投射する。レーザ光は、投射領域13で反射され、運転者2の目の位置周辺の横長の領域(アイボックス領域)に照射される。これにより、運転者2の前方の視界に、虚像として所定の画像30が表示される。運転者2は、ウインドシールド12の前方の景色上に、虚像である画像30を重ね合わせて見ることができる。すなわち、画像表示装置20は、虚像である画像30をウインドシールド12の投射領域13の前方の空間に結像させる。
図1(c)は、画像表示装置20の構成を模式的に示す図である。
画像表示装置20は、照射光生成部21と、ミラー22とを備える。照射光生成部21は、映像信号により変調されたレーザ光を出射する。ミラー22は曲面状の反射面を有し、照射光生成部21から出射されたレーザ光をウインドシールド12に向けて反射する。ウインドシールド12で反射されたレーザ光は、運転者2の目2aに照射される。照射光生成部21の光学系とミラー22は、ウインドシールド12の前方に虚像による画像30が所定の大きさで表示されるように設計されている。
図2は、画像表示装置20の照射光生成部21の構成および照射光生成部21に用いる回路の構成を示す図である。
照射光生成部21は、光源101と、コリメータレンズ102a〜102cと、ミラー103と、ダイクロイックミラー104、105と、走査部106と、補正レンズ107と、スクリーン301と、駆動部300とを備える。
光源101は、3つのレーザ光源101a〜101cを備える。レーザ光源101a〜101cは、それぞれ、赤色波長帯、緑色波長帯および青色波長帯のレーザ光を出射する。本実施形態では、画像30としてカラー画像を表示するために、光源101が3つのレーザ光源101a〜101cを備えている。画像30として単色の画像を表示する場合、光源101は、画像の色に対応する1つのレーザ光源のみを備えていてもよい。レーザ光源101a〜101cは、たとえば、半導体レーザからなっている。
レーザ光源101a〜101cから出射されたレーザ光は、それぞれ、コリメータレンズ102a〜102cによって略平行光に変換される。このとき、レーザ光源101a〜101cから出射されたレーザ光は、それぞれ、図示しないアパーチャによって、円形のビーム形状に整形される。なお、コリメータレンズ102a〜102cに代えて、レーザ光を円形のビーム形状でスクリーン301に整形し且つ平行光化する整形レンズを用いてもよい。この場合、アパーチャは省略され得る。
その後、レーザ光源101a〜101cから出射された各色のレーザ光は、ミラー103と2つのダイクロイックミラー104、105によって光軸が整合される。ミラー103は、コリメータレンズ102aを透過した赤色レーザ光を略全反射する。ダイクロイックミラー104は、コリメータレンズ102bを透過した緑色レーザ光を反射し、ミラー103で反射された赤色レーザ光を透過する。ダイクロイックミラー105は、コリメータレンズ102cを透過した青レーザ光を反射し、ダイクロイックミラー104を経由した赤色レーザ光および緑色レーザ光を透過する。ミラー103と2つのダイクロイックミラー104、105は、レーザ光源101a〜101cから出射された各色のレーザ光の光軸を整合させるように配置されている。
走査部106は、ダイクロイックミラー105を経由した各色のレーザ光を反射する。走査部106は、たとえば、MEMS(micro electro mechanical system)ミラーからなっており、ダイクロイックミラー105を経由した各色のレーザ光が入射されるミラー106aを、駆動信号に応じて、Y軸に平行な軸とY軸に垂直な軸の周りに回転させる構成を備える。このようにミラー106aを回転させることにより、レーザ光の反射方向が、X−Z平面の面内方向およびY−Z平面の面内方向において変化する。これにより、後述のように、各色のレーザ光によってスクリーン301が走査される。
なお、ここでは、走査部106が、2軸駆動方式のMEMSミラーにより構成されたが、走査部106は、他の構成であってもよい。たとえば、Y軸に平行な軸の周りに回転駆動されるミラーと、Y軸に垂直な軸の周りに回転駆動されるミラーとを組み合わせて走査部106が構成されてもよい。
補正レンズ107は、走査部106によるレーザ光の振り角に拘わらず、各色のレーザ光をZ軸正方向に向かわせるように設計されている。スクリーン301は、レーザ光が走査されることにより画像が形成され、入射したレーザ光を運転者2の目2aの位置周辺の領域(アイボックス領域)に拡散させる作用を有する。スクリーン301は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明な樹脂からなっている。
駆動部300は、スクリーン301をレーザ光の進行方向に平行な方向(Z軸方向)に往復移動させる。駆動部300の構成は、追って、図5(a)〜図12(b)を参照して説明する。
画像処理回路201は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理ユニットやメモリを備え、入力された映像信号を処理してレーザ駆動回路202、ミラー駆動回路203およびスクリーン駆動回路204を制御する。レーザ駆動回路202は、画像処理回路201からの制御信号に応じて、レーザ光源101a〜101cの出射強度を変化させる。ミラー駆動回路203は、画像処理回路201からの制御信号に応じて、走査部106のミラー106aを駆動する。スクリーン駆動回路204は、画像処理回路201からの制御信号に応じて、スクリーン301を駆動する。画像表示動作時における画像処理回路201における制御については、追って、図3(b)および図4(a)を参照して説明する。
図3(a)は、スクリーン301の構成を模式的に示す斜視図である。図3(b)は、スクリーン301に対するレーザ光の走査方法を模式的に示す図である。
図3(a)に示すように、スクリーン301のレーザ光入射側の面(Z軸負側の面)には、レーザ光をX軸方向に発散させるための複数の第1のレンズ部301aが、X軸方向に並ぶように形成されている。Y軸方向に見たときの第1のレンズ部301aの形状は略円弧形状である。第1のレンズ部301aのX軸方向の幅は、たとえば、50μmである。
また、スクリーン301のレーザ光出射側の面(Z軸正側の面)には、レーザ光をY軸方向に発散させるための複数の第2のレンズ部301bが、Y軸方向に並ぶように形成されている。X軸方向に見たときの第2のレンズ部301bの形状は略円弧形状である。第2のレンズ部301bのY軸方向の幅は、たとえば、70μmである。
上記構成を有するスクリーン301の入射面(Z軸負側の面)が、図3(b)に示すように、各色のレーザ光が重ねられたビームB1によって、X軸正方向に走査される。スクリーン301の入射面に対して、予め、ビームB1が通る走査ラインL1〜Lnが、Y軸方向に一定間隔で設定されている。走査ラインL1〜Lnの開始位置と終了位置は、X軸方向において一致している。ビームB1の径は、たとえば、50μm程度に設定される。
映像信号により各色のレーザ光が変調されたビームB1により走査ラインL1〜Lnが高周波で走査されることにより、画像が構成される。こうして構成される画像が、スクリーン301と、ミラー22およびウインドシールド12(図1(c)参照)を介して、運転者2の目2aの位置周辺の領域(アイボックス)に投射される。これにより、運転者2は、ウインドシールド12の前方の空間に、虚像として画像30を視認する。
図4(a)は、実施形態に係るスクリーン301の移動工程の一例を示す図であり、図4(b)は、実施形態に係る画像表示装置20においてスクリーン301を移動させることにより表示される画像の一例を示す図である。
図4(a)に示すように、スクリーン301は、時刻t0〜t4を1サイクルとして移動が繰り返される。時刻t0〜t1の間に、スクリーン301は、初期位置Ps0から最遠位置Ps1へと移動され、時刻t1〜t4の間に、スクリーン301は、最遠位置Ps1から初期位置Ps0へと戻される。スクリーン301の移動周期、すなわち、時刻t0〜t4の時間は、たとえば、1/60秒である。
時刻t0〜t1は、図4(b)において、奥行き方向に広がる奥行き画像M1を表示するための期間であり、時刻t1〜t4は、図4(b)において、鉛直方向に広がる鉛直画像M2を表示するための期間である。図4(b)の例において、奥行き画像M1は、ナビゲーション機能により乗用車1が道路R1を曲がるべき方向を運転者2に示唆するための矢印であり、鉛直画像M2は、歩行者H1が居ることを運転者2に注意喚起するためのマーキングである。たとえば、奥行き画像M1と鉛直画像M2は、互いに異なる色で表示される。
時刻t0〜t1において、スクリーン301は、初期位置Ps0から最遠位置Ps1まで線形に移動される。スクリーン301が移動すると、これに伴い、ウインドシールド12前方の虚像が結像する位置が奥行き方向に移動する。したがって、奥行き画像M1の奥行き方向の各位置にスクリーン301が在るときに、奥行き画像M1に対応する走査ライン上の、奥行き画像M1に対応するタイミングにおいて、レーザ光源101a〜101cを発光させることにより、ウインドシールド12の投射領域13の前方に、図4(b)に示すような奥行き画像M1を虚像として表示させることができる。
一方、鉛直画像M2は、奥行き方向には変化せず、鉛直方向のみに広がっているため、スクリーン301を、鉛直画像M2に対応する位置に固定して、虚像の生成を行う必要がある。図4(a)の停止位置Ps2は、鉛直画像M2の奥行き位置に対応するスクリーン301の位置である。スクリーン301は、最遠位置Ps1から初期位置Ps0に戻る間に、停止位置Ps2において、時刻t2〜時刻t3の間、停止される。この間に、鉛直画像M2に対応する走査ライン上の、鉛直画像M2に対応するタイミングにおいて、レーザ光源101a〜101cを発光させることにより、ウインドシールド12の投射領域13の前方に、図4(b)に示すような鉛直画像M2を虚像として表示させることができる。
以上の制御は、図2に示す画像処理回路201によって行われる。この制御により、時刻t0〜時刻t4の間に、奥行き画像M1と鉛直画像M2が虚像として表示される。上記の制御では、奥行き画像M1の表示タイミングと鉛直画像M2の表示タイミングにずれが生じるが、このずれは極めて短時間であるため、運転者2は、奥行き画像M1と鉛直画像M2を重ねた画像を認識する。こうして、運転者2は、投射領域13の前方に、映像信号に基づく画像(奥行き画像M1、鉛直画像M2)を、道路R1および歩行者H1を含む風景に重ねて見ることができる。
なお、図4(b)では、鉛直画像M2が1つであったため、図4(a)の工程において、スクリーン301の停止位置Ps2が1つに設定されたが、鉛直画像M2が複数あれば、それに応じて、図4(a)の工程において、停止位置が複数設定される。ただし、図4(a)の工程において、時刻t0〜t4の時間は一定であり、時刻t4は不変であるため、停止位置の数の増減に応じて、停止位置前後のスクリーン301の移動速度(図4(a)の波形の傾き)が変更されることになる。
以上のようにスクリーン301をZ軸方向に移動させながら、スクリーン301をレーザ光で走査する場合、走査位置が走査ラインL1から走査ラインLnに向かうに従って、徐々に、スクリーン301がZ軸正方向(ミラー22に接近する方向)に移動する。したがって、各走査ラインで描画される画像部分(虚像)の運転者2の視点からの視距離は、走査位置が走査ラインL1から走査ラインLnに向かうに従って、運転者2の視点に対し前方向(奥行き方向)に変化する。すなわち、上記の制御のもとでは、図3(a)、(b)に示すスクリーン301の短辺方向、すなわち、Y軸方向が、スクリーン301の移動に伴い表示画像の視距離を変化させる方向となる。
ところで、上記のように、奥行き画像M1を1つの画像として運転者2に視認させるためには、図4(a)の時刻t0から時刻t4までの1周期が、たとえば、1/60秒程度となるように、スクリーン301を高速で往復移動させる必要がある。このようにスクリーン301を高速で往復移動させると、スクリーン301の移動に伴い振動が発生し、この振動がケース等に伝搬して共鳴音等が生じることが起こり得る。したがって、上記のようにスクリーン301を高速で移動させて画像(奥行き画像M1、鉛直画像M2)を表示する場合には、これら画像の視認性を損なうことなく、スクリーン301の移動によって生じる振動を円滑に取り除く必要がある。
そこで、本実施形態では、表示画像の視認性を損なうことなく、スクリーン301の移動によって生じる振動を円滑に取り除くための構成が、駆動部300に設けられている。以下、駆動部300の構成について、図5(a)〜図12(b)を参照して説明する。
図5(a)は、駆動部300の構成を示す斜視図であり、図5(b)は、カバー308を取り外した状態の駆動部300の構成を示す斜視図である。図5(a)、(b)には、駆動部300が支持ベース306および固定ベース310に支持された状態が示されている。
なお、以下では、XYZ軸により方向を規定する他、便宜上、平面視において、駆動部300の中心に近い方を内側とし、駆動部300の中心から離れた方を外側として構成の説明を行う。
図5(a)、(b)に示すように、スクリーン301は、スクリーンホルダ302により傾斜して保持された状態で支持部材303に設置されている。支持部材303は、4つのサスペンション304によって、Z軸方向に移動可能に、2つの支持ユニット305に支持されている。支持ユニット305は、支持ベース306に設置されている。こうして、スクリーン301は、スクリーンホルダ302、支持部材303、サスペンション304および支持ユニット305を介して、Z軸方向に移動可能に支持ベース306に支持されている。支持部材303およびサスペンション304の構成は、追って、図8(a)、(b)を参照して説明する。また、支持ベース306の構成は、追って、図6(a)、(b)を参照して説明する。
支持ベース306には、さらに、磁気回路307が設置されている。磁気回路307は、支持部材303に装着されたコイル(図5(a)、(b)には図示せず)に磁界を付与するためのものである。コイルに駆動信号(電流)を印加することにより、コイルにZ軸方向の電磁力が励起され、コイルと共に支持部材303がZ軸方向に駆動される。これにより、スクリーン301が、Z軸方向に移動する。磁気回路307の構成は、追って、図7(a)、(b)を参照して説明する。
磁気回路307の上面に、カバー308が載せられる。カバー308は、磁性材料からなっており、磁気回路307のヨークとして機能する。磁気回路307の上面にカバー308が載せられると、カバー308が磁気回路307に吸着される。これにより、カバー308が駆動部300に設置される。
支持ベース306は、ダンパーユニット309を介して、固定ベース310に設置されている。ダンパーユニット309は、固定ベース310に対して支持ベース306をZ軸正方向に浮かせた状態で、支持ベース306を支持する。ダンパーユニット309は、支持部材303の駆動により生じた振動が支持ベース306から固定ベース310に伝搬する前に、振動を吸収する。ダンパーユニット309および固定ベース310の構成は、追って、図9を参照して説明する。
固定ベース310には、さらに、位置検出ユニット400が設置されている。位置検出ユニット400は、支持部材303のX軸正側の側面に対向するエンコーダ401を備え、このエンコーダ401によって、支持部材303のZ軸方向の位置を検出する。エンコーダ401による支持部材303の位置検出方法については、追って、図8(b)を参照して説明する。
図6(a)、(b)は、それぞれ、支持ベース306をZ軸正側およびZ軸負側から見たときの支持ベース306の構成を示す斜視図である。
図6(a)に示すように、支持ベース306は、平面視において略長方形の輪郭を有する。支持ベース306は、剛性の高い金属材料からなっている。支持ベース306の中央には、レーザ光を通すための開口311が形成されている。また、支持ベース306の四隅には、それぞれ、ダンパーユニット309を設置するための円形の孔313が形成されている。
さらに、支持ベース306のY軸正側の端部とY軸負側の端部には、X軸方向の中央位置に、それぞれ、支持ユニット305を設置するための開口312が形成されている。また、支持ベース306の上面(Z軸正側の面)には、磁気回路307や支持ユニット305を位置決めするための複数のボス314が形成されている。
図6(b)に示すように、支持ベース306の下面(Z軸負側の面)の四隅に、それぞれ、均一な深さの凹部315が形成されている。各凹部315は、それぞれ、X軸方向の幅よりもY軸方向の幅の方が狭くなっている。各凹部315の略中央位置にそれぞれ孔313が位置付けられている。各凹部315は、Y軸方向に対向する一対の壁部315aを有する。一対の壁部315aは、何れも、X軸方向に平行に延びている。一対の壁部315aの間隔は、孔313のY軸方向の幅よりもやや大きい。
図7(a)、(b)は、それぞれ、磁気回路307の構成を示す斜視図である。
磁気回路307は、Y軸方向に並ぶように配置された2つのヨーク321を備える。X軸方向に見たときのヨーク321の形状はU字状である。2つのヨーク321は、それぞれ、内側の壁部321bが2つに分かれている。各ヨーク321の外側の壁部321aの内側に磁石322が設置される。また、各ヨーク321の内側の2つの壁部321bの外側に、それぞれ、磁石322に対向するように磁石323が設置される。互いに対向する磁石322と磁石323との間には、後述するコイルが挿入される隙間が生じている。
さらに、磁気回路307は、X軸方向に並ぶように配置された2つのヨーク324を備える。Y軸方向に見たときのヨーク324の形状はU字状である。2つのヨーク324は、それぞれ、外側の壁部324aが2つに分かれており、内側の壁部324bも2つに分かれている。各ヨーク324の外側の2つの壁部324aの内側にそれぞれ磁石325が設置される。また、各ヨーク324の内側の2つの壁部324bの外側に、それぞれ、磁石325に対向するように磁石326が設置される。互いに対向する磁石325と磁石326との間には、後述するコイルが挿入される隙間が生じている。磁石326のY軸方向の端部は、隣り合うヨーク321の内側の壁部321bに側面に重なっている。
2つのヨーク321の下面と2つのヨーク324の下面には、それぞれ、図6(a)に示した支持ベース306のボス314が嵌まり込む位置に孔(図示せず)が形成されている。ヨーク321、324の下面に形成された孔にボス314が嵌まり込むようにして、ヨーク321、324が支持ベース306の上面に設置される。これにより、図7(b)に示すように、磁気回路307が、支持ベース306の上面に設置される。
図8(a)は、支持部材303とサスペンション304とを組み立てた状態の構成を示す斜視図である。図8(b)は、図8(a)の構成にさらにスクリーン301とスクリーンホルダ302を装着した構成を示す斜視図である。
図8(a)に示すように、支持部材303は、枠状の形状を有する。支持部材303は、樹脂等の非磁性材料により形成されている。支持部材303は、それぞれ平面視において略長方形の内枠部303aと外枠部303bとを備える。平面視において内枠部303aの中心と外枠部303bの中心が互いに一致するように、4つの梁部303cによって、内枠部303aと外枠部303bが連結されている。内枠部303aは、外枠部303bに対して上方(Z軸正方向)にシフトした位置に持ち上げられている。
内枠部303aの上面に、スクリーンホルダ302が設置される。また、外枠部303bの下面に、コイル331が装着される。コイル331は、外枠部303bの下面に沿うように、長方形の角が丸められた形状に周回している。
外枠部303bの四隅に、放射状に延びる連結部303dが形成されている。これら連結部303dは、上端および下端にそれぞれ鍔部を有する。連結部303dの上側の鍔部の上面に上側のサスペンション304の端部が固定具303eにより固着される。また、連結部303dの下側の鍔部の下面に下側のサスペンション304の端部が固定具303eにより固着される。こうして、サスペンション304が、支持部材303に装着される。
サスペンション304は、薄板状の部材であり、可撓性のある金属材料で一体形成されている。サスペンション304の形状は、X軸方向に対称である。サスペンション304は、X軸方向の中央位置に、サスペンション304を支持ユニット305に装着するための3つの孔304aを有する。また、サスペンション304は、3つの孔304aの両側に、クランク形状の伸縮構造304bを有する。
さらに、支持部材303は、Y軸方向に隣り合う連結部303dを繋ぐ橋部303fを備える。橋部303fは、Y軸方向の両端を除く部分がY軸方向に平行に延びており、この部分の中央に、Y−Z平面に平行な設置面303gを有する。
図8(b)に示すように、支持部材303の内枠部303aの上面に、スクリーン301を支持したスクリーンホルダ302が装着される。また、支持部材303のX軸正側の橋部303fの設置面303gに、スケール332が設置される。この状態で、Y軸正側の2つのサスペンション304と、Y軸負側の2つのサスペンション304が、それぞれ、図5(b)に示すように、支持ユニット305に装着される。このとき、外枠部303bの下面に装着されたコイル331が、図7(b)に示した磁気回路307の互いに対向する磁石間の隙間に挿入される。また、支持部材303のX軸正側の橋部303fの設置面303gに設置されたスケール332が、位置検出ユニット400のエンコーダ401に対向する。
なお、磁気回路307の磁石322、323、325、326は、コイル331に駆動信号(電流)が印加されることによりコイルにZ軸方向に平行な一方向の駆動力が生じるように、磁極が調整されている。
位置検出ユニット400のエンコーダ401は、スケール332に光を照射するとともに、スケール332からの反射光を受光する光学センサを備え、この光学センサによってZ軸方向におけるスケール332の移動を光学的に検出する。エンコーダ401からの検出信号に基づいて、支持部材303およびスクリーン301のZ軸方向の位置が検出される。これにより、スクリーン301の駆動が制御される。
図9は、支持ベース306と固定ベース310の組み立て過程を示す分解斜視図である。
図9に示すように、ダンパーユニット309は、ダンパー351と、ワッシャー352と、ネジ353と、を備える。固定ベース310は、レーザ光を通すための開口341と、ネジ353をネジ留めするためのネジ孔342と、位置検出ユニット400を設置するための開口343と、位置検出ユニット400を位置決めするためのボス344と、を備える。固定ベース310は、剛性の高い金属材料で一体形成されている。
ダンパー351は、制振性に優れた材料により一体形成されている。たとえば、ダンパー351は、アルファゲルや、ゴム等の粘性減衰が大きい材料から形成される。後述のように、ダンパー351の中心に形成された孔に、円筒状のスリーブが嵌められている。支持ベース306の四隅に形成された孔313に、それぞれ、ダンパー351が嵌められる。この状態で、ワッシャー352がダンパー351の上面に載せられる。さらに、ネジ353がワッシャー352に通されて、固定ベース310のネジ孔342にネジ留めされる。これにより、ダンパー351を介して、支持ベース306が固定ベース310に支持される。
図10(a)は、支持ベース306を固定ベース310に組み付けた状態を示す斜視図である。
支持ベース306には、図5(b)に示すように、2つの支持ユニット305が設置され、これら支持ユニット305に、スクリーン301、スクリーンホルダ302、支持部材303およびサスペンション304からなる駆動部300が装着される。また、固定ベース310に位置検出ユニット400が設置される。
図10(b)は、ダンパー351の構成を示す斜視図であり、図10(c)は、支持ベース306が固定ベース310に装着された状態にあるときのダンパー351の圧縮状態を模式的に示す斜視図である。また、図10(d)は、支持ベース306が固定ベース310に装着された状態にあるときのダンパー351の状態を支持ベース306の裏側から見た斜視図である。
図10(b)に示すように、ダンパー351は、平面視において円形の上鍔部351aおよび下鍔部351bと、これら上鍔部351aおよび下鍔部351bを同軸に連結する円柱状の胴部351cと、を有する。下鍔部351bのZ軸方向の厚みは、上鍔部351aのZ軸方向のZ軸方向の厚みよりも数段大きい。また、下鍔部351bの外径は、上鍔部351aの外径よりも大きい。すなわち、下鍔部351bの体積は、上鍔部351aの体積よりもかなり大きくなっている。
ダンパー351の中心には、上下(Z軸方向)に貫通する円形の孔351dが形成されている。この孔351dに、金属材料からなる円筒形状のスリーブ351eが嵌められている。スリーブ351eの上下方向の幅は、孔351dの上下方向の幅よりもやや小さい。
ダンパー351は、上鍔部351aと下鍔部351bが、それぞれ、図9に示した支持ベース306の上面および下面に位置づけられ、胴部351cが孔313に嵌るようにして、支持ベース306の四隅に装着される。その後、ワッシャー352を介してネジ353が固定ベース310にネジ留めされて、図10(a)のように、支持ベース306が固定ベース310に装着される。
図10(a)の状態において、ダンパー351は、ワッシャー352がスリーブ351eに規制される高さ位置まで固定ベース310にネジ留めされることにより、Z軸方向にやや圧縮される。このとき、下鍔部351bのY軸正側およびY軸負側の端部が、図6(b)に示した凹部315の外側にはみ出して、図10(d)に示すように、下鍔部351bが凹部315の2つの壁部315aの間に圧入される。これにより、下鍔部351bは、図10(c)のように変形して、Y軸方向にさらに圧縮される。他方、凹部315はX軸方向に長いため、下鍔部351bはX軸方向の規制を受けない。このため、下鍔部351bは、図10(a)の状態において、X軸方向に延伸し、X軸方向には圧縮されない。
なお、図10(c)は、下鍔部351bが壁部315aによって圧縮された状態を模式的に示しており、実際のダンパー351の形状は、下鍔部351bおよびその周囲に、圧縮による起伏や伸縮が生じた形状となる。
図11(a)は、X−Z平面に平行な平面で、図10(a)の構成体を、Y軸正側の2つのダンパー351の中心位置において切断した断面図、図11(b)は、Y−Z平面に平行な平面で、図10(a)の構成体を、X軸正側の2つのダンパー351の中心位置において切断した断面図である。
また、図12(a)は、図11(a)の断面図のX軸正側のダンパー351付近を拡大した断面図であり、図12(b)は、図11(b)の断面図のY軸負側のダンパー351付近を拡大した断面図である。
図12(b)に示すように、ネジ353が留められた状態において、ダンパー351の下鍔部351bは、支持ベース306下面の凹部315の壁部315aに規制されて、Y軸方向に圧縮される。これに対し、ダンパー351の下鍔部351bは、図12(a)に示すように、X軸方向の規制を受けないため、X軸方向には圧縮されることがない。
このように、支持ベース306が固定ベース310に装着された状態において、ダンパー351は、Y軸方向に大きく圧縮される。これにより、支持ベース306は、Y軸方向の支持剛性が、X軸方向の支持剛性よりも高くなるように、固定ベース310に支持される。ここで、Y軸方向は、図3(b)に示す走査ラインL1〜Lnが並ぶ方向であり、スクリーン301の移動に伴い表示画像の視距離を変化させる方向である。すなわち、支持ベース306は、表示画像の視距離を変化させる方向において支持剛性が高くなるように、固定ベース310に支持される。
このように支持ベース306の支持剛性が調整されているため、上記のようにスクリーン301が高速で往復移動して駆動部300に振動が生じた場合に、この振動によって、支持ベース306が、Y軸方向、すなわち、表示画像の視距離を変化させる方向に変位することが抑制される。これにより、表示画像の視認性が低下することが抑制される。
すなわち、仮に、上記振動により支持ベース306がY軸方向に変位すると、これに伴いスクリーン301がY軸方向に変位する。この場合、スクリーン301は傾斜しているので、スクリーン301上において、k番目の走査ラインLkの描画高さにずれが生じ、表示画像の視距離、すなわち、右目と左目の視差により運転者2が感じる距離感が変化する。これにより、運転者2が視認する表示画像に歪みが生じ、運転者2に違和感を与える結果となってしまう。
これに対し、本実施形態では、上記のように、支持ベース306が、Y軸方向、すなわち、表示画像の視距離を変化させる方向において支持剛性が高くなるように、固定ベース310に支持されているため、スクリーン301の移動により生じる振動によって、支持ベース306およびスクリーン301がY軸方向に変位することが抑制される。これにより、表示画像の視距離が変化することを抑制でき、表示画像の視認性を良好に保つことができる。
なお、本実施形態では、上記のように、支持ベース306の支持剛性がX軸方向には高められていないため、上記振動によってスクリーン301がX軸方向に変位することが起こり得る。しかし、このようにスクリーン301がX軸方向に変位したとしても、スクリーンはX軸方向に傾斜していないため、レーザ光が走査する各走査ラインL1〜Lnの描画高さが変化することがない。このため、表示画像に視距離の変化が生じることがない。この場合、表示画像は、スクリーン301のX軸方向の変位に拘わらず、同様の状態で視認される。
また、このように、支持ベース306の支持剛性をX軸方向において高めないことにより、ダンパー351に本来の制振作用を発揮させることができる。すなわち、上記のように、ダンパー351は、X軸方向には圧縮されていないため、ダンパー351がY軸方向に圧縮されていても、本来の粘性減衰の作用を適切に発揮し得る。したがって、上記振動をダンパー351により適正に吸収できる。よって、スクリーン301の高速移動で生じた振動が固定ベース310に伝搬することを、確実に抑止できる。
<実施形態の効果>
上記実施形態によれば、以下の効果が奏される。
支持ベース306が固定ベース310にダンパー351を介して支持されているため、スクリーン301を高速で移動させることによって振動が生じても、この振動は、固定ベース310に伝播する前に、ダンパー351で吸収される。よって、振動を円滑に取り除くことができる。また、視距離を変化させる方向において、固定ベース310に対する支持ベース306の支持剛性が高められているため、振動に伴いスクリーン301が視距離を変化させる方向に変位することが抑制される。このため、振動に伴い表示画像の視距離が変化することを抑制できる。よって、表示画像の視認性が損なわれることを抑制できる。
図10(a)〜(c)等を参照して説明したとおり、視距離を変化させる方向においてダンパー351を圧縮させることで、ダンパー351の支持剛性が高められている。このため、特に、ダンパー351に支持剛性を高めるための部材等を付加することなく、支持ベース306に対する支持剛性を高め得る。なお、図10(b)に示すように、下鍔部351bの体積が上鍔部351aの体積よりも大きいため、上記のように下鍔部351bを圧縮させることにより、ダンパー351の支持剛性を効果的に高めることができる。
図10(d)に示すように、支持ベース306の固定ベース310側の面に、視距離を変化させる方向(Y軸方向)の間隔がダンパー351の下鍔部351bの幅よりも小さい一対の壁部315aが設けられている。そして、ダンパー351を介して支持ベース306を固定ベース310に支持させる際に、ダンパー351の下鍔部351bが一対の壁部315aの間に圧入されることにより、ダンパー351が視距離を変化させる方向(Y軸方向)に圧縮されて、当該方向におけるダンパー351の支持剛性が高められる。このような構成により、図10(a)に示すようにネジ353で支持ベース306を固定ベース310に組み付ける作業によって、ダンパー351の下鍔部351bが視距離を変化させる方向(Y軸方向)に圧縮され、当該方向におけるダンパー351の支持剛性が高められる。よって、支持ベース306の組み付け作業とダンパー351の圧縮を、同時に、行うことができる。
図10(d)に示すように、視距離を変化させる方向(Y軸方向)以外の方向(X軸方向)において、ダンパー351は圧縮されずに延伸可能な構成となっている。これにより、ダンパー351は、Y軸方向に圧縮されても、本来の粘性減衰の作用を適切に発揮し得る。よって、振動を支持ベース306から固定ベース310に伝搬する前にダンパー351で確実に吸収できる。
図5(a)、(b)に示すように、光軸方向におけるスクリーン301の位置を検出するための位置検出ユニット400が、固定ベース310に設置されている。これにより、可動部を搭載する支持ベース306に振動に伴う位置の変化が生じても、位置検出ユニット400が位置の変化を検出し、フィードバック制御により補正されるため、スクリーン301の位置を正しく保つことができる。よって、位置検出ユニット400によってスクリーン301のZ軸方向の位置を精度良く検出できる。
図5(a)、(b)に示すように、駆動部300は、コイル331と、コイル331に磁界を付与する磁気回路307と、を備え、コイル331に電流を印加することにより生じる電磁力によって、スクリーン301を光軸方向に移動させる構成となっている。これにより、スクリーン301を高速かつ円滑にZ軸方向に往復移動させることができる。
上記実施形態では、視距離を変化させる方向が、走査ラインL1〜Lnが並ぶ方向(Y軸方向)となっている。このように、走査ラインL1〜Lnごとに視距離を設定することにより、画像の表示処理を円滑に行うことができる。
<その他の変更例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施形態では、視距離を変化させる方向(Y軸方向)における支持ベース306の支持剛性が、同一種類の4つのダンパー351の圧縮状態を同様に調整することにより高められたが、支持ベース306の支持剛性を高める方法はこれに限られるものではない。たとえば、X軸、Y軸、Z軸の各方向において個別に支持ベース306を支持する3種類のダンパーを設け、Y軸方向(視距離を変化させる方向)に対応するダンパーの材質を他のダンパーと相違させて、Y軸方向の支持剛性を高める構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ダンパー351の下鍔部351bがX軸方向には規制されなかったが、ダンパー351の下鍔部351bが、延伸した状態でX軸方向にもやや規制を受ける構成であってもよい。また、X軸方向とY軸方向の圧縮率を相違させることにより、Y軸方向、すなわち、視距離を変化させる方向の支持剛性を高めるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、スクリーン301がZ軸に垂直な状態からやや傾けられて駆動部300に設置されたが、スクリーン301がZ軸に垂直な状態で駆動部300に設置されてもよい。
また、上記実施形態では、支持ベース306と固定ベース310が板状の構成であったが、支持ベース306と固定ベース310は、必ずしも板状でなくてもよく、たとえば、枠形状であってもよい。
また、上記実施形態では、本発明を乗用車1に搭載されるヘッドアップディスプレイに適用した例を示したが、本発明は、車載用に限らず、他の種類の画像表示装置にも適用可能である。
また、画像表示装置20および照射光生成部21の構成は、図1(c)および図2に記載された構成に限られるものではなく、適宜、変更可能である。また、スクリーン301を移動させる駆動部300の構成も、実施形態に示した構成に限られるものではなく、適宜、変更可能である。たとえば、圧電式や静電式の駆動部でスクリーン301を駆動する構成であってもよい。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
20 … 画像表示装置
22 … ミラー(光学系)
101 … 光源
300 … 駆動部
301 … スクリーン
306 … 支持ベース
307 … 磁気回路
310 … 固定ベース
351 … ダンパー
315 … 凹部
315a … 壁部
311 … 位置検出ユニット
331 … コイル
L1〜Ln … 走査ライン

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源からの光が照射されることにより画像が形成されるスクリーンと、
    多段の走査ラインに沿って前記光源からの光で前記スクリーンを走査するための走査部と、
    前記スクリーンからの光により虚像を生成する光学系と、
    前記スクリーンを光軸方向に移動させる駆動部と、
    前記駆動部を支持する支持ベースと、
    ダンパーを介して前記支持ベースを支持する固定ベースと、を備え、
    前記支持ベースは、前記スクリーンの移動に伴い表示画像の視距離を変化させる方向の支持剛性が、その他の方向の支持剛性よりも高くなるように、前記固定ベースに支持されている、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記視距離を変化させる方向において前記ダンパーを圧縮させて前記ダンパーの支持剛性を高める構成を備える、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記支持ベースの前記固定ベース側に、前記視距離を変化させる方向の間隔が前記ダンパーの前記固定ベース側の幅よりも小さい一対の壁部を設け、前記ダンパーを介して前記支持ベースを前記固定ベースに支持させる際に、前記ダンパーの前記固定ベース側を前記一対の壁部の間に圧入することにより、前記ダンパーを前記視距離を変化させる方向に圧縮させて、当該方向における前記ダンパーの支持剛性を高める、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像表示装置において、
    前記視距離を変化させる方向以外の方向において、前記ダンパーは圧縮されずに延伸可能な構成となっている、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の画像表示装置において、
    前記光軸方向における前記スクリーンの位置を検出するための位置検出ユニットが、前記固定ベースに設置されている、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像表示装置において、
    前記駆動部は、コイルと、前記コイルに磁界を付与する磁気回路と、を備え、前記コイルに電流を印加することにより生じる電磁力によって、前記スクリーンを前記光軸方向に移動させる、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の画像表示装置において、
    前記視距離を変化させる方向は、前記走査ラインが並ぶ方向となっている、
    ことを特徴とする画像表示装置。
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