JP2018135846A - 軸流回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーク流れの分岐による損失を抑制し、高性能な軸流回転機械を提供する。
【解決手段】ケーシング2は、動翼の動翼シュラウド41に向かって突出して動翼シュラウド41との間に微小隙間を形成するケーシング側フィン42を有し、動翼には、動翼シュラウド41における上流側を向く端面に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜面45が設けられ、ケーシング2には、動翼シュラウド41の上流側に配置されて、動翼シュラウド41に蒸気の主流MFが流れる方向に対向する位置に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜内壁面22が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸流回転機械に関する。
従来から、軸流回転機械である蒸気タービンの一種として、ケーシングと、ケーシングに対して回転自在に設けられた回転軸と、ケーシングの内周部に固定された静翼と、この静翼の下流側において回転軸に放射状に設けられた動翼とを複数段備えたものが知られている。
この蒸気タービンは、作動方式の違いによって、衝動タービンと反動タービンとに大別される。衝動タービンでは静翼がノズル形状を有し、この静翼を通過した蒸気が動翼に噴射され、蒸気から受ける衝撃力だけによって動翼が回転する。一方、反動タービンでは静翼の形状は動翼と同様であって、この静翼を通過した蒸気から受ける衝撃力と、動翼を通過する際に生じる蒸気の膨張に対する反動力とによって動翼が回転する。
ところで、このような蒸気タービンでは、動翼の先端部とケーシングとの間に、径方向に所定幅の隙間が形成されており、また静翼の先端部と回転軸との間にも、径方向に所定幅の隙間が形成されている。そして、回転軸の回転軸線に沿って流れる蒸気の一部が、これら動翼や静翼の先端部の隙間を通って下流側へリークする。
ここで、動翼とケーシングとの間の隙間から下流側へリークする蒸気は、動翼に対して衝撃力も反動力も付与しないので動翼を回転させる駆動力にはならない。また静翼と軸体との間の隙間から下流側へリークする蒸気も、静翼を越えてもその速度が変化せず、また膨張も生じないため下流側の動翼を回転させるための駆動力とはならない。従って、蒸気タービンの性能向上のためには動翼や静翼の先端部の隙間における蒸気のリーク量を低減させることが重要である。
そこで、動翼や静翼の先端部の隙間から蒸気がリークすることを防止する手段としてシールフィンが用いられている。ここでシールフィンの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1のシールフィンはケーシングから動翼のシュラウドに向かって延びるように設けられており、さらに、動翼のシュラウドはステップ形状となっている。
特開2012−72689号公報
ところで特許文献1では、シールフィンとシュラウドのステップとの間のキャビティの入口部では、主流から分岐してリーク流れが主流の流れと直交する方向に流入する。即ち、主流からリーク流れが全く異なる方向に分岐し、リーク流れが分岐する際の損失が発生する可能性がある。
そこで本発明は、リーク流れの分岐による損失を抑制し、高性能な軸流回転機械を提供する。
本発明の第一の態様に係る軸流回転機械は、流体の主流が流れる流路に配置され、先端部にシュラウドを有するブレードと、該ブレードの先端側に隙間を介して設けられ、前記ブレードに対して相対回転する構造体と、を備え、前記構造体は、前記シュラウドに向かって突出して前記シュラウドとの間に微小隙間を形成する縮流部材を有し、前記ブレードには、前記シュラウドにおける上流側を向く端面に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜面が設けられ、前記構造体には、前記シュラウドの上流側に配置されて、該シュラウドに前記主流が流れる方向に対向する位置に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜内壁面が設けられている。
このような軸流回転機械によれば、構造体とブレードとの間のキャビティの入口で、シュラウドに上流側傾斜面が設けられ、構造体に上流側傾斜内壁面が設けられている。このため、主流から分岐してキャビティに流入しようとするリーク流れは径方向に真っ直ぐではなく、これら上流側傾斜面及び上流側傾斜内壁面に沿って下流側に向って斜めに流れ込む。従って、主流からリーク流れが分岐する際のリーク流れが全く異なる方向に分岐することがなくなる。さらに上流側傾斜面及び上流側傾斜内壁面によってキャビティ内に角部が形成されることを回避できるため死水域の発生を抑えることができる。この結果、流体の剥離を抑えて損失を低減することができる。
さらに上流側傾斜面に沿って流れる流体が縮流部材に接触し、上流側に向って押戻されるように流れ、その結果、キャビティ内で縮流部材の上流側には渦が形成される。そしてこの渦は、上流側傾斜面及び上流側傾斜内壁面に沿って斜めに延びるように形成されるため、主流から分岐するリーク流れの流れ方向に沿って渦が形成されることになる。よってこの渦の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転機械に振動が生じることを抑制できる。
また、本発明の第二の態様に係る軸流回転機械では、上記第一の態様において、前記ブレードと前記構造体との相対回転の中心軸に対する前記上流側傾斜面の傾斜角度は、前記中心軸に対する前記上流側傾斜内壁面の傾斜角度よりも大きくともよい。
このように傾斜角度を設定することで、シュラウドの上流側傾斜面に沿って流れる流体の剥離をできるだけ促進し、剥離させた流体を縮流部材の根元に案内して接触させることができる。この結果、縮流部材の先端部の微小隙間にリーク流れがそのまま流れ込んでしまうことがなく、リーク流れの流量低減が可能である。
また、本発明の第三の態様に係る軸流回転機械では、上記第一又は第二の態様において、前記上流側傾斜面の径方向内側の端部位置は、前記上流側傾斜内壁面の径方向内側の端部位置よりも径方向外側に位置していてもよい。
このように上流側傾斜面及び上流側傾斜内壁面を形成することで、構造体とブレードとの間のキャビティの入口部で縮流部材の上流側に形成される渦を、主流から分岐するリーク流れの流れ方向に沿って大きく形成でき、この渦の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転機械に振動が生じることを抑制できる。
また、本発明の第四の態様に係る軸流回転機械では、上記第一から第三のいずれかの態様において、前記上流側傾斜面は、下流側に向って凹状をなす湾曲凹面を有していてもよい。
上流側傾斜面に湾曲凹面を形成することで、構造体とブレードとの間のキャビティの入口部に形成される渦の形状に上流側傾斜面を沿わせることができる。従って渦と上流側傾斜面との間の摩擦損失を低減することができる。
また、本発明の第五の態様に係る軸流回転機械では、上記第一から第四のいずれかの態様において、前記ブレードには、前記シュラウドにおける下流側を向く端面に径方向内側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する下流側傾斜面が設けられ、前記構造体には、前記シュラウドの下流側に配置されて、該シュラウドに前記主流が流れる方向に対向する位置に径方向内側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する下流側傾斜内壁面が設けられていてもよい。
このように、構造体とブレードとの間のキャビティの出口部で、シュラウドに下流側傾斜面が設けられ、構造体に下流側傾斜内壁面が設けられている。このため、リーク流れが主流に合流しようとする際、径方向に真っ直ぐではなくこれら下流側傾斜面及び下流側傾斜内壁面に沿って下流側に向って斜めに主流に流れ込む。従って、リーク流れが主流へ合流する際、その流れ方向をできるだけ近づけることができる。さらに下流側傾斜面及び下流側傾斜内壁面によってキャビティ内に角部が形成されることを回避できるため、死水域の発生を抑えることができる。この結果、流体の剥離を抑えて損失を低減することができる。
また、本発明の第六の態様に係る軸流回転機械では、上記第五の態様において、前記下流側傾斜面の径方向外側の端部位置は、前記下流側傾斜内壁面の径方向内側の端部位置よりも径方向外側に位置していてもよい。
このように下流側傾斜面及び下流側傾斜内壁面を形成することで、構造体とブレードとの間のキャビティの出口部で縮流部材の下流側に形成される渦が、主流へ合流するリーク流れの流れ方向に沿って渦を大きく形成でき、この渦の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転機械に振動が生じることを抑制できる。
また、本発明の第七の態様に係る軸流回転機械では、上記第五又は第六の態様において、前記下流側傾斜面は、下流側に向って凸状をなすと湾曲凸面を有していてもよい。
このような湾曲凸面によって、シュラウドの表面に沿って流れるリーク流れが、構造体とブレードとの間のキャビティの出口部でシュラウドの表面から剥離し、下流側に向って真っすぐに流れることなく、ある程度までは湾曲凸面から剥離することなく径方向に斜めに向かって流れた後に、主流に合流させることができる。従って、湾曲凸面の形状を適宜設計することで、下流側の隣接したブレードに直接リーク流れを流入させてしまうことを回避しつつ、主流の流れ方向に沿うようにリーク流れを主流に合流させることができる。よって主流へのリーク流れの混合損失を低減することが可能となる。
また、本発明の第八の態様に係る軸流回転機械では、上記第七の態様において、前記湾曲凸面はR面であり、該R面の曲率半径は、前記シュラウドにおける下流側を向く端面の径方向の寸法の1/2よりも小さくともよい。
このようにR面の曲率半径を設定することで、リーク流れが下流側に向って真っすぐに流れることなく、ある程度までは湾曲凸面から剥離することなく径方向に斜めに向かって流れ、主流に合流させることができる。従って、下流側にブレードに直接リーク流れを流入させてしまうことを回避しつつ、主流の流れ方向に沿うようにリーク流れを主流に合流させ、主流へのリーク流れの混合損失を低減することが可能となる。
上記の軸流回転機械によれば、構造体とブレードとの間のキャビティの入口部での上流側傾斜面及び上流側傾斜内壁面によって、主流からのリーク流れの分岐による損失を抑制し、高性能化が可能となる。
本発明の第一実施形態の蒸気タービンの概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの要部を示す図であって、図1のX部を示す。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンの要部を示す図であって、図1のX部に相当する位置を示す。 本発明の第三実施形態に係る蒸気タービンの要部を示す図であって、図1のX部に相当する位置を示す。 本発明の実施形態の変形例に係る蒸気タービンの要部を示す図であって、図1のX部に相当する位置を示す。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態の蒸気タービン(軸流回転機械)100について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る蒸気タービン100は、回転軸(構造体)1と、ケーシング(構造体)2と、複数の動翼(ブレード)4を有する動翼段3と、複数の静翼(ブレード)7を有する静翼段6と、を備えている。
回転軸1は、中心軸Acに沿って延びる円柱状をなしている。回転軸1は、中心軸Acに沿った中心軸方向Daの両端部が、軸受装置5によって中心軸Ac回りに回転自在に支持されている。軸受装置5は、回転軸1の中心軸方向Da両側に1つずつ設けられたジャーナル軸受5Aと、中心軸方向Daの第一側のみに設けられたスラスト軸受5Bと、を有している。ジャーナル軸受5Aは、回転軸1による径方向Drへの荷重を支持する。スラスト軸受5Bは、回転軸1による中心軸方向Daへの荷重を支持する。
ケーシング2は、中心軸方向Daに延びる筒状をなしている。ケーシング2は、回転軸1を外周側から覆っており、回転軸1に対して相対回転する。
ケーシング2は、吸気口10と、排気口11と、を備えている。吸気口10は、ケーシング2の中心軸方向Daの第一側に形成され、外部からケーシング2内に蒸気(作動流体)を取り入れる。排気口11は、ケーシング2の中心軸方向Daの第二側に形成され、ケーシング2内部を通過した蒸気を外部に排気する。
以降の説明では、排気口11から見て吸気口10が位置する側を上流側と呼び、吸気口10から見て排気口11が位置する側を下流側と呼ぶ。
動翼段3は、回転軸1の外周面1Sに、中心軸方向Daの第一側から第二側に向かって間隔をあけて、複数段が設けられている。各動翼段3は、回転軸1の外周面1S上で、中心軸Ac回りの周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼4を有している。
図2に示すように、動翼4は、回転軸1の外周面1Sに設けられたプラットフォーム43と、動翼本体40と、動翼シュラウド41と、を有している。
詳しくは図示しないが、動翼本体40は、プラットフォーム43から径方向外側に向かって延びるよう形成されている。動翼本体40は、径方向Drから見て翼型の断面を有している。
動翼シュラウド41は、動翼本体40の径方向外側の端部に設けられている。動翼シュラウド41は、中心軸方向Daにおける寸法が、同中心軸方向Daにおける動翼本体40の寸法よりも大きく設定されている。
ケーシング2の内周側であって、動翼シュラウド41と径方向Drで対向する領域には、動翼シュラウド41を収容するための動翼収容凹部20が形成されている。動翼収容凹部20は、ケーシング2の内周面2Sから径方向Dr外側に向かって窪み、中心軸Ac回りの周方向に連続する溝状をなしている。
動翼収容凹部20の底面23(径方向Drの内側を向く面)には、ケーシング2から動翼シュラウド41に向かって突出するケーシング側フィン(縮流部材)42が、本実施形態では2つ、中心軸方向Daに離れて並んで設けられている。これらケーシング側フィン42は、ケーシング2から径方向Drの内側に向かって延びる薄板状をなしている。ケーシング側フィン42の先端部と、動翼シュラウド41との間には、径方向Drにクリアンランス(微小隙間)が形成されている。なおケーシング側フィン42の形状は薄板状に限定されず、例えばブロック状であってもよい。
また、動翼収容凹部20には、動翼シュラウド41の中心軸方向Daの中央部からケーシング2に向かって突出するシュラウド側フィン44が本実施形態では1つ、中心軸方向Daの上流側と下流側からケーシング側フィン42に挟まれるようにして設けられている。シュラウド側フィン44は、動翼シュラウド41から径方向Drの外側に向かって延びる薄板状をなしている。シュラウド側フィン44の先端部と、ケーシング2との間には、径方向Drにクリアンランス(微小隙間)が形成されている。
図1に示すように、静翼段6は、ケーシング2の内周面に、中心軸方向Daに沿って間隔をあけて、複数段が設けられている。各静翼段6は、各動翼段3の上流側に配置されている。各静翼段6は、中心軸Ac回りの周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼7を有している。
静翼7は、静翼本体70と、静翼シュラウド71と、を備えている。
静翼本体70は、ケーシング2の内周面2Sから径方向Drの内側に向かって延びるよう設けられている。静翼本体70は、径方向Drから見て翼型の断面を有している。
静翼シュラウド71は、静翼本体70の径方向Drの内側の端部に取り付けられている。
回転軸1の径方向Dr外側を向く外周面1S上において、各動翼段3の上流側には、回転軸1の外周面1Sから径方向Dr内側に向かって窪み、中心軸Ac回りの周方向に連続する溝状の静翼収容凹部8が形成されている。各静翼7の静翼シュラウド71は、静翼収容凹部8内に収容されている。
次に図2を参照して、動翼収容凹部20及び動翼シュラウド41について詳細に説明する。
動翼収容凹部20は、動翼シュラウド41とケーシング2との間に形成されたいわゆるキャビティである。このキャビティには、回転軸1の周りを中心軸方向Daに流通する蒸気の主流MFから径方向に分岐したリーク流れLFが流入する。動翼収容凹部20における下流側を向く面と、動翼シュラウド41の上流側を向く端面とは径方向に離れて隙間をあけて配置されており、即ち、動翼収容凹部20の下流側を向く面は、動翼シュラウド41の上流側を向く端面の上流側に、動翼シュラウド41と対向するように配置されている。そしてこの隙間がキャビティの入口部となっている。
そして、ケーシング2の内面である動翼収容凹部20は、下流側を向く面として、径方向Drの内側に中心軸Acに直交して径方向Drに延びる平面21と、平面21の径方向Drの外側に連続して径方向Drの外側に向かうに従って下流側に向うように傾斜する上流側傾斜内壁面22とを有している。上流側傾斜内壁面22と平面21との接続部分は角がなく円弧状に滑らかに接続されている。また動翼収容凹部20の上記底面23と上流側傾斜内壁面22との接続部分にも角がなく、円弧状に滑らかに接続されている。
ここで上流側傾斜内壁面22は、動翼収容凹部20に別部材を取り付けて形成してもよいし、動翼収容凹部20の表面を傾斜面状に形成することで設けてもよい。
動翼シュラウド41の上流側を向く端面は、径方向Drの外側に向かうに従って下流側に向うように傾斜する平面状の上流側傾斜面45となっている。
本実施形態では、中心軸Acに対する上流側傾斜内壁面22の傾斜角度α1よりも中心軸Acに対する上流側傾斜面45の傾斜角度α2の方が大きい。また、上流側傾斜面45の径方向Drの内側の端部位置P1、即ち、動翼シュラウド41の径方向Drの内側の端部位置P1は、上流側傾斜内壁面22の径方向内側の端部位置P2よりも径方向外側に位置している。
以上説明したように、本実施形態の蒸気タービン100によれば、ケーシング2と動翼シュラウド41との間のキャビティの入口部で、動翼シュラウド41に上流側傾斜面45が設けられ、ケーシング2に上流側傾斜内壁面22が設けられている。このため、蒸気の主流MFから分岐してキャビティに流入しようとするリーク流れLFは径方向Drの外側に向かってに真っ直ぐではなく、これら上流側傾斜面45及び上流側傾斜内壁面22に沿って下流側に向って斜めに流れ込む。
従って、主流MFからリーク流れLFが分岐する際のリーク流れLFが主流MFから全く異なる方向に分岐することがなくなる。さらに上流側傾斜面45及び上流側傾斜内壁面22によって、動翼収容凹部20内に角部が形成されることを回避できるため、死水域の発生を抑えることができる。この結果、蒸気の剥離を抑えて損失を低減することができる。これにより、リーク流れLFの主流MFからの分岐による損失を抑制し、蒸気タービン100の高性能化を達成できる。
さらに上流側傾斜面45に沿って流れる蒸気がケーシング側フィン42に接触し、上流側に向って押戻されるように流れる。その結果、キャビティ内でケーシング側フィン42の上流側には渦V1(図2参照)が形成される。そしてこの渦V1は、上流側傾斜面45及び上流側傾斜内壁面22に沿って、径方向Drの外側に向かうに従って下流側に向って斜めに延びるように形成される。このため、主流MFから分岐するリーク流れLFの流れ方向に沿って渦V1が形成されることになる。よってこの渦V1の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転軸1に軸振動が生じること等を抑制できる。
また、本実施形態では、上流側傾斜内壁面22の傾斜角度:α1<上流側傾斜面45の傾斜角度:α2となっている。このため動翼シュラウド41の上流側傾斜面45に沿って流れる蒸気の径方向成分を確保しつつ斜めに流通させることで、上流側傾斜面45の径方向Drの外側の端部での蒸気の剥離を促進できる。
また剥離させた蒸気を最も上流側のケーシング側フィン42の根元に案内して接触させることができる。この結果、ケーシング側フィン42の先端部の微小隙間にリーク流れLFがそのまま流れ込んでしまうことがなく、ケーシング側フィン42によって上流側にリーク流れLFを押し返すことで、キャビティを通過してキャビティの下流側(出口部)から主流MFへ合流するリーク流れLFの流量を低減することができる。
また、本実施形態では、上流側傾斜面45の径方向内側の端部位置は、上流側傾斜内壁面22の径方向外側の端部位置よりも径方向外側に位置している。このためキャビティの入口部に形成される上記の渦V1を、主流MFから分岐するリーク流れLFの流れ方向に沿って大きく形成できる。よってこの渦V1の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転軸1に軸振動が生じることを抑制できる。
ここで仮に動翼収容凹部20の下流側を向く面に平面21が設けられず、動翼収容凹部20の下流側を向く面が上流側傾斜内壁面22のみからなる場合、渦V1が径方向Drの内側まで延びてしまい(図2のZ部参照)、前段側の静翼7まで渦V1が発達して、静翼での主流MFに影響を及ぼす可能性がある。上流側傾斜内壁面22に接続された平面21が設けられていることで、このような現象の発生を抑制できる。しかしながら、必ずしも平面21は設けられていなくともよい。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態の蒸気タービン(軸流回転機械)200について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態と上流側傾斜面45Aが異なるのみであるため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図3に示すように、動翼シュラウド41の上流側を向く端面は、径方向Drの外側に向かうに従って下流側に向うように傾斜する上流側傾斜面45Aとなっている。また、この上流側傾斜面45Aは、下流側に向って凹状をなす湾曲凹面である。この湾曲凹面の曲率は、渦V1の形状に沿うように決定するとよい。
以上説明した本実施形態の蒸気タービン200によれば、上流側傾斜面45Aとして湾曲凹面を形成することで、キャビティの入口に形成される渦V1の形状に上流側傾斜面を沿わせることができる。従って、渦V1と上流側傾斜面45Aとの間の摩擦損失を低減することができ、リーク流れLFの分岐による損失を抑制し、蒸気タービン200の高性能化を達成できる。
〔第三実施形態〕
次に、本発明の第三実施形態の蒸気タービン(軸流回転機械)300について説明する。以下に説明する第三実施形態においては、第一実施形態と動翼収容凹部20Bと動翼シュラウド41Bの形状が異なるのみであるため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図4に示すように、動翼収容凹部20Bにおける上流側を向く面と、動翼シュラウド41Bの下流側を向く端面とは径方向に離れて隙間をあけて配置されており、即ち、動翼収容凹部20Bの下流側を向く面は、動翼シュラウド41の下流側を向く端面の下流側の位置で、動翼シュラウド41に対向するように配置されている。そしてこの隙間がキャビティの出口部となっている。キャビティの出口部では、最も下流側に配置されたケーシング側フィン42と動翼シュラウド41Bとの間に形成された微小隙間を通過した蒸気であるリーク流れLFが、主流MFへ合流する。
そして、ケーシング2の内面である動翼収容凹部20は上流側を向く面として、径方向Drの内側に中心軸Acに直交して径方向Drに延びる平面81と、径方向Drの内側に向かうに従って下流側に向うように傾斜して平面81の径方向Drの外側に連続する下流側傾斜内壁面82とを有している。
下流側傾斜内壁面82と平面81との接続部分は角がなく円弧状に滑らかに接続されている。また動翼収容凹部20の上記底面23と下流側傾斜内壁面82との接続部分にも角がなく円弧状に滑らかに接続されている。
ここで、下流側傾斜内壁面82は、動翼収容凹部20Bに別部材を取り付けて形成してもよいし、動翼収容凹部20の表面を傾斜面状に形成して設けてもよい。
動翼シュラウド41Bは、下流側を向く端面に、径方向Drの外側に向かうに従って下流側に向うように傾斜する曲面状の下流側傾斜面85と、下流側傾斜面85の径方向Drの内側に連続して径方向Drに延びる平面86とを有している。下流側傾斜面85は、R面状に形成されている。
また本実施形態では、下流側傾斜面85の径方向外側の端部位置P3は、下流側傾斜内壁面82の径方向内側の端部位置P4よりも径方向外側に位置している。
また下流側傾斜内壁面82の径方向外側の端部位置P5は、動翼シュラウド41Bの下流側を向く端面よりも下流側に位置している。
また、下流側傾斜面85は、下流側に向って凸状をなす湾曲凸面85aと、湾曲凸面85aの径方向Drの内側に連続して径方向Drに延びる平面85bとを有する。湾曲凸面85aに代えて平面状の傾斜面を形成してもよい。
また本実施形態では湾曲凸面はR面であり、R面の曲率半径は動翼シュラウド41における下流側を向く端面の径方向の寸法Hの1/2よりも小さくともよい。
以上説明した本実施形態の蒸気タービン300によれば、キャビティの出口で、動翼シュラウド41Bに下流側傾斜面85が設けられ、ケーシング2に下流側傾斜内壁面82が設けられている。このため、リーク流れLFが主流MFに合流しようとする際、径方向に真っ直ぐではなく、リーク流れLFは下流側傾斜面85及び下流側傾斜内壁面82に沿って下流側に向って径方向Drの内側に向かって斜めに主流MFに流れ込む。
従って、リーク流れLFが主流MFへ合流する際、リーク流れLFの流れ方向と主流MFの流れ方向とをできるだけ近づけることができる。さらに下流側傾斜面85及び下流側傾斜内壁面82によって動翼収容凹部20内に角部が形成されることを回避できるため、死水域の発生を抑えることができる。この結果、蒸気の剥離を抑えて損失を低減することができる。これにより、リーク流れLFの主流MFへの合流による損失を抑制し、蒸気タービン300の高性能化を達成できる。この結果、リーク流れLFの主流MFへの合流による損失を抑制し、蒸気タービン300の高性能化が可能となる。
さらに本実施形態では、最も下流側に配置されたケーシング側フィン42と動翼シュラウド41Bとの間の微小隙間を通過して噴流となったリーク流れLFによって、キャビティの出口部でケーシング側フィン42の下流側に渦V2が形成される。この渦V2は、下流側傾斜面85及び下流側傾斜内壁面82に沿って、径方向Drの内側に向かうに従って下流側に向って斜めに延びるように形成される。
そして本実施形態では、下流側傾斜面85の径方向外側の端部位置は、下流側傾斜内壁面82の径方向内側の端部位置よりも径方向外側に位置している。このため、キャビティの出口部で、主流へ合流するリーク流れの流れ方向に沿って渦V2を大きく形成でき、この渦V2の周りに細かな渦が形成されてしまうことを抑制でき、回転軸1に軸振動が生じることを抑制できる。
また、キャビティの出口部で動翼シュラウド41Bの表面から剥離する。この際、動翼シュラウド41Bの表面に沿って流れるリーク流れLFが、下流側に向って径方向に真っすぐに主流MFに向かって流れることなく、ある程度までは湾曲凸面85aから剥離することなく径方向に斜めに向かって流れた後にリーク流れLFを主流MFに合流させることができる。
従って、湾曲凸面85aの形状を適宜設計することで、特に湾曲凸面85aの曲率半径が寸法Hの1/2よりも小さくなっている場合には、キャビティ出口部からリーク流れLFを後段側に位置する静翼7に直接流入させてしまうことを回避しつつ、主流MFの流れ方向に沿うようにリーク流れLFを主流MFに合流させることができる。よって主流MFへのリーク流れLFの混合損失を低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば動翼シュラウドの形状は上記の実施形態の場合に限定されない。即ち、図5に示すように、動翼シュラウド41Cは、下流側に向うに従って、径方向Drの外側を向く面の径方向Drの位置が段階的に変化するようなステップ形状をなしていてもよい。この場合、フィンは全てケーシング側フィン42となる。
また、上記の実施形態では、動翼収容凹部20へ上流側傾斜内壁面22(及び下流側傾斜内壁面82)を設け、動翼シュラウド41に上流側傾斜面45(45A)(及び下流側傾斜面85)を設けたが、これに限られない。即ち、静翼収容凹部8に上流側傾斜内壁面(及び下流側傾斜内壁面)を設け、静翼シュラウド71に上流側傾斜面(及び下流側傾斜面)を設けてもよい。
また、上記各実施形態およびその変形例では、軸流回転機械として蒸気タービンを適用した例に基づいて説明した。しかしながら、軸流回転機械の態様は蒸気タービンに限定されず、ガスタービンや航空機用のジェットエンジン等、他の装置を軸流回転機械として適用することが可能である。
また、各実施形態の構成は適宜組み合わせてよい。
1…回転軸(構造体)
1S…外周面
2…ケーシング(構造体)
2S…内周面
3…動翼段
4…動翼(ブレード)
5…軸受装置
5A…ジャーナル軸受
5B…スラスト軸受
6…静翼段
7…静翼(ブレード)
8…静翼収容凹部
20、20B…動翼収容凹部
21…平面
22…上流側傾斜内壁面
23…底面
40…動翼本体
41、41B、41C…動翼シュラウド
42…ケーシング側フィン(縮流部材)
43…プラットフォーム
44…シュラウド側フィン
45、45A…上流側傾斜面
70…静翼本体
71…静翼シュラウド
81…平面
82…下流側傾斜内壁面
85…下流側傾斜面
85a…湾曲凸面
85b…平面
100、200、300…蒸気タービン(軸流回転機械)
V1、V2…渦
Ac…中心軸
Da…中心軸方向
Dr…径方向
MF…主流
LF…リーク流れ

Claims (8)

  1. 流体の主流が流れる流路に配置され、先端部にシュラウドを有するブレードと、該ブレードの先端側に隙間を介して設けられ、前記ブレードに対して相対回転する構造体と、を備え、
    前記構造体は、前記シュラウドに向かって突出して前記シュラウドとの間に微小隙間を形成する縮流部材を有し、
    前記ブレードには、前記シュラウドにおける上流側を向く端面に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜面が設けられ、
    前記構造体には、前記シュラウドの上流側に配置されて、該シュラウドに前記主流が流れる方向に対向する位置に径方向外側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する上流側傾斜内壁面が設けられている軸流回転機械。
  2. 前記ブレードと前記構造体との相対回転の中心軸に対する前記上流側傾斜面の傾斜角度は、前記中心軸に対する前記上流側傾斜内壁面の傾斜角度よりも大きい請求項1に記載の軸流回転機械。
  3. 前記上流側傾斜面の径方向内側の端部位置は、前記上流側傾斜内壁面の径方向内側の端部位置よりも径方向外側に位置している請求項1又は2に記載の軸流回転機械。
  4. 前記上流側傾斜面は、下流側に向って凹状をなす湾曲凹面を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の軸流回転機械。
  5. 前記ブレードには、前記シュラウドにおける下流側を向く端面に径方向内側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する下流側傾斜面が設けられ、
    前記構造体には、前記シュラウドの下流側に配置されて、該シュラウドに前記主流が流れる方向に対向する位置に径方向内側に向かうに従って上流側から下流側に向うように傾斜する下流側傾斜内壁面が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の軸流回転機械。
  6. 前記下流側傾斜面の径方向外側の端部位置は、前記下流側傾斜内壁面の径方向内側の端部位置よりも径方向外側に位置している請求項5に記載の軸流回転機械。
  7. 前記下流側傾斜面は、下流側に向って凸状をなす湾曲凸面を有する請求項5又は6に記載の軸流回転機械。
  8. 前記湾曲凸面はR面であり、該R面の曲率半径は、前記シュラウドにおける下流側を向く端面の径方向の寸法の1/2よりも小さい請求項7に記載の軸流回転機械。
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