JP2007321721A - 軸流タービン段落および軸流タービン - Google Patents
軸流タービン段落および軸流タービン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007321721A JP2007321721A JP2006155922A JP2006155922A JP2007321721A JP 2007321721 A JP2007321721 A JP 2007321721A JP 2006155922 A JP2006155922 A JP 2006155922A JP 2006155922 A JP2006155922 A JP 2006155922A JP 2007321721 A JP2007321721 A JP 2007321721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- outer ring
- stationary blade
- shroud
- turbine stage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/22—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
- F01D5/225—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations by shrouding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
【解決手段】軸流タービン段落11は、庇部1aを有するとともに外方に位置する静翼外輪1と、内方に位置する静翼内輪2と、静翼外輪1と静翼内輪2とに固設された静翼3と、回転軸4に取り付けられるとともに庇部1aに覆われた動翼5とを有している。また、動翼先端部5aにシュラウド6が取り付けられ、複数のフィン7は、静翼外輪1とシュラウド6との間において静翼外輪1の庇部1aに固設されている。シュラウド6と複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成され、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の静翼外輪1の庇部1aに、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9が取り付けられている。
【選択図】図1
Description
一般に蒸気タービン等の軸流タービンは、図16に示すように、静翼外輪1および静翼内輪2間に円周方向に列状に配列された複数枚の静翼3と、回転軸4に固設され静翼3に隣接して配置された動翼5とからタービン段落11を形成している。
そして、このタービン段落11は、静翼外輪1の側面から蒸気流の下流側に突出して設けた庇部1aと動翼5先端部5aに設けたシュラウド6との間から蒸気の漏洩を防ぐためにシュラウド6の外周部に複数の突起6aを、庇部1aの内周面にフィン7をそれぞれ設け、また、静翼内輪2と回転軸4との間隙を通る漏洩蒸気を減少させるために、静翼内輪2の内周面にラビリンスフィン8をそれぞれ設けている。
まず、タービン通路部12に発生する損失は、大きく分けて、
(1)静翼3または動翼5の翼形状に起因する翼型損失、
(2)静翼3または動翼5の内外端壁部分に発生する二次損失、
(3)各フィン7とシュラウド6との間に形成される間隙から蒸気が漏洩して(以下、この蒸気を漏れ蒸気という)有効な仕事が減ぜられるために生ずるバイパス損失、および
(4)タービン通路部12を流れる主流蒸気13と漏れ蒸気14とが混合することにより発生する混合損失、が存在する。
漏れ蒸気14は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15において軸流方向(図19参照)に向けられる。次に、クリアランス部15を通過した漏れ蒸気14は、下流側のフィン7またはシュラウド6の突起6aの面にぶつかり、これにより、隣接するフィン7、7間に形成された空間で拡散する。この拡散した漏れ蒸気14は、回転するシュラウド6外面端より剥離されるため、漏れ蒸気14の相対速度ベクトルはシュラウド6の回転方向(図19参照)とは逆の向きとなる。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1の実施の形態を示す子午面断面図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態を示す軸方向断面図である。また、図3は、図1のX−X線断面図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
図1に示すように、軸流タービン10は、静翼外輪1および静翼内輪2間に円周方向に列状に配列された複数枚の静翼3と、回転軸4に固設され静翼3に隣接して配置された動翼5とからタービン段落11を形成している。
そして、このタービン段落11は、静翼外輪1の側面から蒸気流の下流側に突出して設けた庇部1aと動翼5先端部5aに設けたシュラウド6との間から蒸気の漏洩を防ぐためにシュラウド6の外周部に複数の突起6aを、庇部1aの内周面にフィン7をそれぞれ設け、また、静翼内輪2と回転軸4との間隙を通る漏洩蒸気を減少させるために、静翼内輪2の内周面にラビリンスフィン8をそれぞれ設けている。
図1に示すように、左方向から軸流タービン段落11に進入した主流蒸気13は、各静翼3間を通過した後、動翼5を回転させる。その後各動翼5間を通過した主流蒸気13は、次の軸流タービン段落11’の各静翼3’間に進入する。このようにして、主流蒸気13は、動翼5を介して回転軸4を回転させ、これにより発電機ロータ(図示せず)を回転させて発電を行なう。
図2において、漏れ蒸気14の流線(相対速度ベクトル)を実線で示し、各動翼間5から流出する主流蒸気13の流線(相対速度ベクトル)を破線で示す。また、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流後における蒸気19の流線(相対速度ベクトル)を太実線で示す。併せて、図19に示す従来例における流線と比較しながら説明する。
このようにして、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図5乃至図7を参照して説明する。
ここで、図5は、本発明の第2の実施の形態を示す子午面断面図であり、図6は、本発明の第2の実施の形態を示す軸方向断面図であり、図7は、図5のX−X線断面図である。
図5乃至図7に示す第2の実施の形態は、案内板の取り付け位置が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図5乃至図7において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。さらに、この漏れ蒸気14の流路出口18a側のシュラウド6に、漏れ蒸気14を案内して、半径方向(図1のY方向)外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。また、図6に示すように、これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。これら各案内板9は、それぞれがシュラウド6の端部外周面に、所定間隔を空けて設けられている。
図5に示すように、各静翼3間を通過した主流蒸気13のうち一部は、漏れ蒸気14となって、シュラウド6と複数のフィン7との間に形成された流路18を経由して流路出口18a側に流出する。この際、この漏れ蒸気14は、流路出口18a側のシュラウド6に取り付けられた案内板9により、半径方向(図5のY方向)外方からみて主流蒸気13の方向に誘導される。その後、漏れ蒸気14は、各動翼5間を通過した主流蒸気13と合流する。
図6において、漏れ蒸気14の流線(相対速度ベクトル)を実線で示し、各動翼5間から流出する主流蒸気13の流線(相対速度ベクトル)を破線で示す。また、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流後における蒸気19の流線(相対速度ベクトル)を太実線で示す。併せて、図19に示す従来例における流線と比較しながら説明する。
このようにして、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図8および図9を参照して説明する。
ここで、図8および図9は、本発明の第3の実施の形態を示す子午面断面図である。
図8および図9に示す第3の実施の形態は、漏れ蒸気の流路出口部分18aにおいて、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口18a側に向かって傾斜している点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図8および図9において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。このシュラウド6と複数のフィン7との間の漏れ蒸気14の流路出口18a部分において、シュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
図9において、漏れ蒸気14は、半径方向に角度を持ったシュラウド6外面を流れて主流蒸気13と混合する。この際、主流蒸気13の半径方向の角度と漏れ蒸気14の半径方向の角度との相違が小さくなっており、これにより、混合損失の発生を低減できるとともに軸流タービン段落11を高効率化することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図10および図11を参照して説明する。
ここで、図10および図11は、本発明の第4の実施の形態を示す子午面断面図である。
図10および図11に示す第4の実施の形態は、漏れ蒸気の流路出口部分18aにおいて、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口18a側に向かって傾斜している点が異なるものであり、他の構成は上述した第2の実施の形態と略同一である。図10および図11において、図5および図6に示す第2の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。このシュラウド6と複数のフィン7との間の漏れ蒸気14の流路出口18a部分において、シュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
各案内板9は、流路出口18aから軸流方向へ流出する漏れ蒸気14のジェット流れの方向を、動翼5間からの主流蒸気13の方向と同じ向きにすることを目的として取り付けられている。このため、各案内板9の高さ(MH)は、ジェット流れである漏れ蒸気14が、下流側でクリアランス部15の幅CLより膨張することを考慮し、上述のように各案内板9のシュラウド6外面からの高さ(MH)をクリアランス部15の間隙CLと同等または大きく設定されている。
図11において、漏れ蒸気14は、半径方向に角度を持ったシュラウド6外面を流れて主流蒸気13と混合する。この際、主流蒸気13の半径方向の角度と漏れ蒸気14の半径方向の角度との相違が小さくなっており、これにより、混合損失の発生を低減できるとともに軸流タービン段落11を高効率化することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について図12および図13を参照して説明する。
ここで、図12および図13は、本発明の第5の実施の形態を示す子午面断面図である。
図12および図13に示す第5の実施の形態は、第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図12および図13において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、軸流タービン10は、回転軸4と、各々が回転軸4に固着された動翼5を含む第1軸流タービン段落21および第2軸流タービン段落22とを含んでいる。
これら第1軸流タービン段落21および第2軸流タービン段落22は、それぞれ庇部1aを有するとともに外方に位置する静翼外輪1、1’と、内方に位置する静翼内輪2、2’と、静翼外輪1、1’と静翼内輪2、2’に固着された静翼3、3’と、回転軸4に固着され主流蒸気13により回転する動翼5とを含んでいる。このうち動翼5は、上述のように回転軸4に取り付けられるとともにそれぞれ庇部1aに覆われている。また、動翼5の先端部5aには、静翼外輪1の庇部1a側に突出する複数の突起6aを有するシュラウド6が取り付けられている。さらに、それぞれが回転軸4に向かって設けられた複数のフィン7は、静翼外輪1とシュラウド6との間において静翼外輪1の庇部1aに固設されている。
図13において、第1軸流タービン段落21の流路18を経由して、流路出口18aから流出した漏れ蒸気14は、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう。本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOは、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されている。したがって、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう漏れ蒸気14が各動翼5間からの主流蒸気13と混合する際、漏れ蒸気14の半径方向への運動量の変化を小さくすることができる。これにより漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が更に低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
次に、本発明の第6の実施の形態について図14および図15を参照して説明する。
ここで、図14および図15は、本発明の第6の実施の形態を示す子午面断面図である。
図14および図15に示す第6の実施の形態は、案内板の取り付け位置が異なるものであり、他の構成は上述した第5の実施の形態と略同一である。図14および図15において、図12および図13に示す第5の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、第1軸流タービン段落21のシュラウド6と第1軸流タービン段落21の複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成されている。また、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の第1軸流タービン段落21のシュラウド6に、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。また、各案内板9は、それぞれシュラウド6の端部内周面に、所定間隔を空けて設けられている。
図15において、第1軸流タービン段落21の流路18を経由して、流路出口18aから流出した漏れ蒸気14は、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう。本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOは、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されている。したがって、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう漏れ蒸気14が各動翼5間からの主流蒸気13と混合する際、漏れ蒸気14の半径方向への運動量の変化を小さくすることができる。これにより漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が更に低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
1a 庇部
2、2’ 静翼内輪
3、3’ 静翼
4 回転軸
5 動翼
5a 動翼先端部
6 シュラウド
6a 突起
7 フィン
8 ラビリンスフィン
9 案内板
10 軸流タービン
11 軸流タービン段落
12 タービン通路部
13 主流蒸気
14 漏れ蒸気
15 クリアランス部
16 拡大通路部
17 空間部分
18 流路
18a 流路出口
21 第1軸流タービン段落
22 第2軸流タービン段落
Claims (6)
- 主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落。 - 主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落。 - シュラウドと複数のフィンとの間の漏れ蒸気の流路出口部分において、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の軸流タービン段落。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の軸流タービン段落を複数段落組み合わせて含むことを特徴とする軸流タービン。
- 隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、
第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、
主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、前記第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービン。 - 隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、
第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、
主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155922A JP2007321721A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 軸流タービン段落および軸流タービン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155922A JP2007321721A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 軸流タービン段落および軸流タービン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011048045A Division JP2011106474A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 軸流タービン段落および軸流タービン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007321721A true JP2007321721A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38854753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006155922A Pending JP2007321721A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | 軸流タービン段落および軸流タービン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007321721A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2096262A1 (en) * | 2008-02-26 | 2009-09-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Axial flow turbine with low shroud leakage losses |
EP2292897A1 (en) * | 2009-09-02 | 2011-03-09 | Alstom Technology Ltd | Axial flow turbine |
WO2011054341A3 (de) * | 2009-11-07 | 2011-07-07 | Mtu Aero Engines Gmbh | Dichtanordnung für eine gasturbine und eine derartige gasturbine |
WO2011148899A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | 三菱重工業株式会社 | シール構造、これを備えたタービン機械およびこれを備えた発電プラント |
WO2012036068A1 (ja) | 2010-09-17 | 2012-03-22 | 三菱重工業株式会社 | タービン |
CN102705019A (zh) * | 2011-03-25 | 2012-10-03 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于旋转的涡轮叶片的密封装置 |
JP2013181543A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | General Electric Co <Ge> | 先端漏洩流れガイドを有する回転ターボ機械部品 |
JP2016044568A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
EP3147460A1 (en) * | 2015-09-23 | 2017-03-29 | General Electric Technology GmbH | Axial flow turbine |
US20170130588A1 (en) * | 2015-11-11 | 2017-05-11 | Rolls-Royce Plc | Shrouded turbine blade |
JP2017227159A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 三菱重工業株式会社 | 可変ノズルベーン及び可変容量型ターボチャージャ |
JP2019100204A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | 三菱重工業株式会社 | タービン、動翼 |
US10626739B2 (en) | 2015-10-27 | 2020-04-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Rotary machine |
WO2020158104A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
WO2020158105A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
WO2020158106A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
US10738640B2 (en) | 2014-03-13 | 2020-08-11 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Shroud, blade member, and rotary machine |
US11898461B2 (en) | 2019-07-31 | 2024-02-13 | Mitsubish Heavy Industries, Ltd. | Axial flow turbine |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993712A (ja) * | 1972-10-21 | 1974-09-06 | ||
JPS5015914A (ja) * | 1973-05-22 | 1975-02-20 | ||
JPS578302A (en) * | 1980-06-19 | 1982-01-16 | Hitachi Ltd | Internal stage structure of multistage axial-flow machine |
JPS59168202A (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-21 | エム・テ−・ウ−・モト−レン−・ウント・ツルビ−ネン−ウニオ−ン・ミユンヘン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 多段式タ−ビン |
JP2006138259A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 軸流タービン |
-
2006
- 2006-06-05 JP JP2006155922A patent/JP2007321721A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993712A (ja) * | 1972-10-21 | 1974-09-06 | ||
JPS5015914A (ja) * | 1973-05-22 | 1975-02-20 | ||
JPS578302A (en) * | 1980-06-19 | 1982-01-16 | Hitachi Ltd | Internal stage structure of multistage axial-flow machine |
JPS59168202A (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-21 | エム・テ−・ウ−・モト−レン−・ウント・ツルビ−ネン−ウニオ−ン・ミユンヘン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 多段式タ−ビン |
JP2006138259A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 軸流タービン |
Cited By (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2096262A1 (en) * | 2008-02-26 | 2009-09-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Axial flow turbine with low shroud leakage losses |
EP2292897A1 (en) * | 2009-09-02 | 2011-03-09 | Alstom Technology Ltd | Axial flow turbine |
WO2011054341A3 (de) * | 2009-11-07 | 2011-07-07 | Mtu Aero Engines Gmbh | Dichtanordnung für eine gasturbine und eine derartige gasturbine |
CN102822450A (zh) * | 2010-05-26 | 2012-12-12 | 三菱重工业株式会社 | 密封结构、具备该密封结构的涡轮机、以及具备该涡轮机的发电设备 |
WO2011148899A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | 三菱重工業株式会社 | シール構造、これを備えたタービン機械およびこれを備えた発電プラント |
JP2011247158A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シール構造、これを備えたタービン機械およびこれを備えた発電プラント |
KR101506379B1 (ko) * | 2010-05-26 | 2015-03-27 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 시일 구조, 이것을 구비한 터빈 기계 및 이것을 구비한 발전 플랜트 |
CN102822450B (zh) * | 2010-05-26 | 2015-03-11 | 三菱重工业株式会社 | 密封结构、具备该密封结构的涡轮机、以及具备该涡轮机的发电设备 |
US20130149124A1 (en) * | 2010-09-17 | 2013-06-13 | Yoshihiro Kuwamura | Turbine |
JP2012062863A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タービン |
WO2012036068A1 (ja) | 2010-09-17 | 2012-03-22 | 三菱重工業株式会社 | タービン |
US9726027B2 (en) | 2010-09-17 | 2017-08-08 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Turbine |
KR101491971B1 (ko) * | 2010-09-17 | 2015-02-11 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 터빈 |
CN103097666A (zh) * | 2010-09-17 | 2013-05-08 | 三菱重工业株式会社 | 透平机 |
US9062551B2 (en) | 2011-03-25 | 2015-06-23 | Alstom Technology Ltd | Sealing device for rotating turbine blades |
CN102705019A (zh) * | 2011-03-25 | 2012-10-03 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于旋转的涡轮叶片的密封装置 |
CN102705019B (zh) * | 2011-03-25 | 2015-10-21 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于旋转的涡轮叶片的密封装置 |
JP2013181543A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | General Electric Co <Ge> | 先端漏洩流れガイドを有する回転ターボ機械部品 |
US10738640B2 (en) | 2014-03-13 | 2020-08-11 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Shroud, blade member, and rotary machine |
JP2016044568A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
EP3147460A1 (en) * | 2015-09-23 | 2017-03-29 | General Electric Technology GmbH | Axial flow turbine |
US10626739B2 (en) | 2015-10-27 | 2020-04-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Rotary machine |
US20170130588A1 (en) * | 2015-11-11 | 2017-05-11 | Rolls-Royce Plc | Shrouded turbine blade |
WO2017221839A1 (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 三菱重工業株式会社 | 可変ノズルベーン及び可変容量型ターボチャージャ |
JP2017227159A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 三菱重工業株式会社 | 可変ノズルベーン及び可変容量型ターボチャージャ |
JP2019100204A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | 三菱重工業株式会社 | タービン、動翼 |
CN113383147A (zh) * | 2019-01-31 | 2021-09-10 | 三菱动力株式会社 | 旋转机械 |
JP7145774B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-10-03 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
WO2020158105A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
JP2020122445A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
JP2020122444A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
JP2020122446A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
KR20210100726A (ko) * | 2019-01-31 | 2021-08-17 | 미츠비시 파워 가부시키가이샤 | 회전 기계 |
KR20210102434A (ko) * | 2019-01-31 | 2021-08-19 | 미츠비시 파워 가부시키가이샤 | 회전 기계 |
WO2020158104A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
CN113631797A (zh) * | 2019-01-31 | 2021-11-09 | 三菱动力株式会社 | 旋转机械 |
JP7145775B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-10-03 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
WO2020158106A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
US11519287B2 (en) | 2019-01-31 | 2022-12-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Rotating machine |
CN113383147B (zh) * | 2019-01-31 | 2023-01-13 | 三菱重工业株式会社 | 旋转机械 |
CN113631797B (zh) * | 2019-01-31 | 2023-01-20 | 三菱重工业株式会社 | 旋转机械 |
KR102526821B1 (ko) | 2019-01-31 | 2023-04-27 | 미츠비시 파워 가부시키가이샤 | 회전 기계 |
JP7267022B2 (ja) | 2019-01-31 | 2023-05-01 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械 |
US11655723B2 (en) | 2019-01-31 | 2023-05-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Rotating machine |
US11702947B2 (en) | 2019-01-31 | 2023-07-18 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Rotating machine |
KR102579622B1 (ko) | 2019-01-31 | 2023-09-15 | 미츠비시 파워 가부시키가이샤 | 회전 기계 |
US11898461B2 (en) | 2019-07-31 | 2024-02-13 | Mitsubish Heavy Industries, Ltd. | Axial flow turbine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007321721A (ja) | 軸流タービン段落および軸流タービン | |
US10316679B2 (en) | Seal structure and rotating machine | |
US20170016342A1 (en) | Axial Flow Turbine | |
US8727713B2 (en) | Rotor oscillation preventing structure and steam turbine using the same | |
JP2011106474A (ja) | 軸流タービン段落および軸流タービン | |
KR20080020478A (ko) | 축류 터빈 | |
JP2009085185A (ja) | 軸流タービンおよび軸流タービン段落構造 | |
JP5972374B2 (ja) | 軸流流体機械 | |
JP2006104952A (ja) | 流体機械の旋回流防止装置 | |
JP2010159667A (ja) | 軸流タービン | |
JP2014234714A (ja) | 軸流タービン | |
US10982719B2 (en) | Seal fin, seal structure, and turbo machine | |
US11136897B2 (en) | Seal device and turbomachine | |
US11519287B2 (en) | Rotating machine | |
CN110431286B (zh) | 用于涡轮机的尖端平衡狭缝 | |
JP2018040282A (ja) | 軸流タービン及びそのダイヤフラム外輪 | |
JPH09317696A (ja) | 軸流圧縮機の静翼構造 | |
JP2018105221A (ja) | ディフューザ、タービン及びガスタービン | |
JP5852191B2 (ja) | 端壁部材及びガスタービン | |
JP6924233B2 (ja) | 回転機械 | |
JP6662661B2 (ja) | シール構造及びターボ機械 | |
JP5404187B2 (ja) | 端壁部材及びガスタービン | |
JP2010169047A (ja) | 軸流タービン | |
JP2005127198A (ja) | タービン及び静翼根元部,動翼根元部のシール構造 | |
JP2005146977A (ja) | 軸流タービンの静動翼間構造及びこれを用いた軸流タービン機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081031 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110304 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110715 |