JP2007321721A - 軸流タービン段落および軸流タービン - Google Patents

軸流タービン段落および軸流タービン Download PDF

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崎 榮 川
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昭 博 小野田
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村 大 輔 野
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Abstract

【課題】漏れ蒸気と主流蒸気との合流時において発生する混合損失を低減することができ、効率の高い軸流タービン段落を提供する。
【解決手段】軸流タービン段落11は、庇部1aを有するとともに外方に位置する静翼外輪1と、内方に位置する静翼内輪2と、静翼外輪1と静翼内輪2とに固設された静翼3と、回転軸4に取り付けられるとともに庇部1aに覆われた動翼5とを有している。また、動翼先端部5aにシュラウド6が取り付けられ、複数のフィン7は、静翼外輪1とシュラウド6との間において静翼外輪1の庇部1aに固設されている。シュラウド6と複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成され、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の静翼外輪1の庇部1aに、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9が取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸流タービン段落および軸流タービンに係り、とりわけ、タービン効率を向上させることができる軸流タービン段落および軸流タービンに関する。
近年、発電プラントに用いられる軸流タービンは、環境問題や省エネルギーの観点により、材料資源の低減や製造時におけるエネルギーの省力化等、環境負荷を低減することが求められている。
まず、従来より用いられている一般の軸流タービン、例えば蒸気タービンについて図16を用いて説明する。
一般に蒸気タービン等の軸流タービンは、図16に示すように、静翼外輪1および静翼内輪2間に円周方向に列状に配列された複数枚の静翼3と、回転軸4に固設され静翼3に隣接して配置された動翼5とからタービン段落11を形成している。
そして、このタービン段落11は、静翼外輪1の側面から蒸気流の下流側に突出して設けた庇部1aと動翼5先端部5aに設けたシュラウド6との間から蒸気の漏洩を防ぐためにシュラウド6の外周部に複数の突起6aを、庇部1aの内周面にフィン7をそれぞれ設け、また、静翼内輪2と回転軸4との間隙を通る漏洩蒸気を減少させるために、静翼内輪2の内周面にラビリンスフィン8をそれぞれ設けている。
図16において、軸流タービン段落11のタービン通路部12における作動流体である蒸気は、図16の左方向から静翼3間に進入し、その後膨張して増速される。静翼3間において増速された蒸気は、動翼5にて向きを転換し、動翼5を介して回転軸4に回転力を与える。この回転軸4への回転力により、発電機ロータ(図示せず)を回転させて発電を行なう。
次に、図17を用いてタービン通路部12等において発生する損失を簡単に説明する。
まず、タービン通路部12に発生する損失は、大きく分けて、
(1)静翼3または動翼5の翼形状に起因する翼型損失、
(2)静翼3または動翼5の内外端壁部分に発生する二次損失、
(3)各フィン7とシュラウド6との間に形成される間隙から蒸気が漏洩して(以下、この蒸気を漏れ蒸気という)有効な仕事が減ぜられるために生ずるバイパス損失、および
(4)タービン通路部12を流れる主流蒸気13と漏れ蒸気14とが混合することにより発生する混合損失、が存在する。
また、上述したバイパス損失と混合損失とを併せて漏洩損失ともいう。この漏洩損失は、動翼先端部5a近傍において発生するチップ漏洩損失と、静翼内輪2に植設されたラビリンスフィン8と回転軸4との間隙8aから蒸気が漏洩するために発生するラビリンス漏洩損失とに分類される。
このうち、動翼先端部5a近傍における漏洩損失を低減させる対策としては、従来、例えば特許文献1に示されるようなタービンのシール構造が知られている。すなわち、この構造は、タービン動翼の外周を囲むケーシングにラビリンスフィンを軸方向に複数列配置し、また、シュラウド外面に凹凸を設けることにより、漏れ蒸気の通路部の抵抗を大きくして漏れ流量を減じ、これによりバイパス損失を低減させるものである。
特開平11−148307号公報
図17に示すように、動翼先端部5aに設けられたシュラウド6と各フィン7との間には、動翼5の回転時においてシュラウド6と各フィン7とが接触しないようにするため、それぞれ一定の幅CLからなるクリアランス部15が設けられている。したがって、主流蒸気13のうち一部の蒸気がこの各クリアランス部15を通過して漏洩する(漏れ蒸気14)。このような漏れ蒸気14は、動翼5に対して有効な仕事をしないため損失(バイパス損失)となる。
また、漏れ蒸気14は、動翼先端部5a付近を通過した後、動翼5間を通過した主流蒸気13と合流して、隣接する軸流タービン段落11’へ向けて流出する。この漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に混合損失が発生する。このような混合損失が発生するメカニズムは、ASME Journal of Turbomachinery, Vo1.115 1993の”Loss Mechanisms in Turbomachines ”のAPPENDIX5にモデル化して示されている。このような混合損失は、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合時における運動量変化に基づいて生じる。したがって、主流蒸気13と漏れ蒸気14との間において流れの向きが大きく相違したり、速度が大きく相違したりすると、混合損失が大きくなる。このように、動翼先端部5a付近における漏れ蒸気14は、蒸気自体が動翼5に流入せず有効な仕事をしないために発生するバイパス損失の発生原因となり、また、漏れ蒸気14が主流蒸気13と合流する際に発生する混合損失の発生原因となって軸流タービン10の性能低下を招いている。
一方、従来は、上述したように漏れ蒸気14自体の量を小さくすることに主眼がおかれ、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合による混合損失を低減させることに着目した技術は存在しない。
次に、漏れ蒸気14と主流蒸気13の混合部における流れを、図18および図19を用いて更に詳細に説明する。ここで、図18は、従来の軸流タービン段落11の子午面断面図である。また図19は、従来の軸流タービン段落11の軸方向断面図(図18におけるZ方向矢視図)である。
図18に漏れ蒸気14の流れを示す。漏れ蒸気14はシュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15で縮流され、下流側の隣接するフィン7方向へ流出する。この流出した漏れ蒸気14は、2つの互いに隣接するフィン7間の拡大通路部16で膨張され、下流側のクリアランス部15へ流入する。次に、下流側のクリアランス部15へ流入した漏れ蒸気14は、このクリアランス部15で縮流され更に下流側へ流出する。このような作用を繰り返し、最後に漏れ蒸気14は空間部分17において動翼5間から流出した主流蒸気13と合流する。
図19において、実線は漏れ蒸気14の流れの相対速度ベクトルを示し、破線は動翼5、5間を通過する主流蒸気13の相対速度ベクトルを示す。
漏れ蒸気14は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15において軸流方向(図19参照)に向けられる。次に、クリアランス部15を通過した漏れ蒸気14は、下流側のフィン7またはシュラウド6の突起6aの面にぶつかり、これにより、隣接するフィン7、7間に形成された空間で拡散する。この拡散した漏れ蒸気14は、回転するシュラウド6外面端より剥離されるため、漏れ蒸気14の相対速度ベクトルはシュラウド6の回転方向(図19参照)とは逆の向きとなる。
その後、漏れ蒸気14の流れは、フィン7に近づくに従って軸流方向へ向きが変化する。次に、シュラウド出口6b近傍において、漏れ蒸気14の流れはクリアランス部15でジェット流となってシュラウド6外面を流れる。この際、漏れ蒸気14は、粘性力により相対的に動翼5の向きと同方向へ移動して軸流方向へ流される。その後、漏れ蒸気14は、シュラウド出口6b端において次段落の静翼3近傍の空間部分17に放出され、動翼5、5間から流出する主流蒸気13と混合し、これにより急激に流れ方向が変化する。
一方、動翼5、5間の出口における主流蒸気13の流れ角と、主流蒸気13と漏れ蒸気14との混合後における蒸気19の流れ角とは相違する。すなわち、漏れ蒸気14と主流蒸気13は混合時の運動量変化により、自身の持つエネルギーが散逸され、これにより損失が発生する。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、漏れ蒸気と主流蒸気との合流時において発生する混合損失を低減することができ、これにより、軸流タービン段落の性能低下を防ぎ、効率の高い軸流タービンを提供することを目的とする。
本発明は、主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落である。
本発明は、主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落である。
本発明は、シュラウドと複数のフィンとの間の漏れ蒸気の流路出口部分において、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口側に向かって傾斜していることを特徴とする軸流タービン段落である。
本発明は、軸流タービン段落を複数段落組み合わせて含むことを特徴とする軸流タービンである。
本発明は、隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、前記第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービンである。
本発明は、隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービンである。
本発明によれば、漏れ蒸気と主流蒸気との合流時において発生する混合損失を低減することができる。
また、本発明によれば、軸流タービン段落の性能低下を防ぐことができ、軸流タービンの効率を高めることができる。
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1の実施の形態を示す子午面断面図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態を示す軸方向断面図である。また、図3は、図1のX−X線断面図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
まず、図1乃至図4により、本実施の形態による軸流タービンの概略について説明する。
図1に示すように、軸流タービン10は、静翼外輪1および静翼内輪2間に円周方向に列状に配列された複数枚の静翼3と、回転軸4に固設され静翼3に隣接して配置された動翼5とからタービン段落11を形成している。
そして、このタービン段落11は、静翼外輪1の側面から蒸気流の下流側に突出して設けた庇部1aと動翼5先端部5aに設けたシュラウド6との間から蒸気の漏洩を防ぐためにシュラウド6の外周部に複数の突起6aを、庇部1aの内周面にフィン7をそれぞれ設け、また、静翼内輪2と回転軸4との間隙を通る漏洩蒸気を減少させるために、静翼内輪2の内周面にラビリンスフィン8をそれぞれ設けている。
また、シュラウド6と複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成されている。さらに、この漏れ蒸気14の流路18出口18a側の静翼外輪1の庇部1aに、漏れ蒸気14を案内して、半径方向(図1のY方向)外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。図2に示すように、これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。また、図4に示すように、複数の案内板9は、それぞれが静翼外輪1の庇部1aの端部内周面に、所定間隔を空けて設けられている。
ところで、図1および図3に示すように、各案内板9内側端部とシュラウド6外面との間には、一定幅LHからなる間隔が設けられており、この幅(LH)は、各フィン7内側端部とシュラウド6外面との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(LH≧CL)。
この各フィン7内側端部とシュラウド6外面との間の幅(CL)は、軸流タービン10を構成する部材、静翼外輪1、ロータ(図示せず)、および動翼5等の熱変形、遠心力による伸び、ならびにロータおよび動翼5からなる軸系特性による危険速度域での振動を考慮して決定される。これにより、軸流タービン10の運転中に静止部側のフィン7と回転部側のシュラウド6とが接触しないようになっている。
一方、各案内板9内側端部とシュラウド6外面との間の幅LHを、フィン7内側端部とシュラウド6外面との間の幅CLよりも小さく設定した場合(LH<CL)、静止部(案内板9)と回転部(シュラウド6)とが接触して軸流タービン10の信頼性を損なうおそれがある。このため、上述したように、各案内板9内側端部とシュラウド6外面との間の幅LHは、フィン7内側端部とシュラウド6外面との間の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図1に示すように、左方向から軸流タービン段落11に進入した主流蒸気13は、各静翼3間を通過した後、動翼5を回転させる。その後各動翼5間を通過した主流蒸気13は、次の軸流タービン段落11’の各静翼3’間に進入する。このようにして、主流蒸気13は、動翼5を介して回転軸4を回転させ、これにより発電機ロータ(図示せず)を回転させて発電を行なう。
この間、上述したように各静翼3間を通過した主流蒸気13のうち一部は、漏れ蒸気14となって、シュラウド6と複数のフィン7との間に形成された流路18を経由して流路出口18a側に流出する。この際、この漏れ蒸気14は、流路出口18a側の静翼外輪1の庇部1aに取り付けられた案内板9により、半径方向(図1のY方向)外方からみて主流蒸気13の方向に誘導される。その後、漏れ蒸気14は、各動翼5間を通過した主流蒸気13と合流する。
次に、上述した漏れ蒸気14の挙動と案内板9の役割とを図2を用いて詳細に説明する。
図2において、漏れ蒸気14の流線(相対速度ベクトル)を実線で示し、各動翼間5から流出する主流蒸気13の流線(相対速度ベクトル)を破線で示す。また、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流後における蒸気19の流線(相対速度ベクトル)を太実線で示す。併せて、図19に示す従来例における流線と比較しながら説明する。
動翼5入口から最下流に設けられたフィン7近傍までの漏れ蒸気14の流れは、図19に示す場合と同様となる。すなわち、図2において、漏れ蒸気14は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されたクリアランス部15にて軸流方向に向けられ、クリアランス部15を通過する。その後、漏れ蒸気14は下流側のフィン7またはシュラウド6の突起6aの面に当たるためにフィン7、7間の空間部分で拡散する。この拡散した漏れ蒸気14は、回転するシュラウド6外面端より剥離され、漏れ蒸気14の相対速度ベクトルはシュラウド6の回転方向とは逆の向きとなる。
その後、漏れ蒸気14の流れの向きは、フィン7に近づくに従って軸流方向が変化する。次に、流路出口18a近傍において、漏れ蒸気14の流れはクリアランス部15でジェット流となってシュラウド6外面を流れる。この際、漏れ蒸気14は、粘性力により相対的に動翼5の向きと同方向へ移動するために軸流方向へ流される。
ところで、本実施の形態において、図19に示す従来技術の場合と異なり、静翼外輪1の庇部1aに案内板9が取り付けられている。このため、漏れ蒸気14は案内板9間に流入し、その後漏れ蒸気14は、案内板9に導かれて動翼5からの主流蒸気13と同じ方向へ流出する。この流出した漏れ蒸気14の方向は、動翼5内から流出した主流蒸気13と同じ方向を向いている。これにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合後における蒸気19の流れ角度α1は、主流蒸気13が動翼5出口から流出する流出角度α2と同等の角度となる。
このようにして、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9が静翼外輪1の庇部1aに取り付けられていることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、軸流タービン段落11の性能低下を防ぐことができ、軸流タービン10の効率を高めることができる。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図5乃至図7を参照して説明する。
ここで、図5は、本発明の第2の実施の形態を示す子午面断面図であり、図6は、本発明の第2の実施の形態を示す軸方向断面図であり、図7は、図5のX−X線断面図である。
図5乃至図7に示す第2の実施の形態は、案内板の取り付け位置が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図5乃至図7において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図5および図7により本実施の形態による軸流タービンの概略について説明する。
図5に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。さらに、この漏れ蒸気14の流路出口18a側のシュラウド6に、漏れ蒸気14を案内して、半径方向(図1のY方向)外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。また、図6に示すように、これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。これら各案内板9は、それぞれがシュラウド6の端部外周面に、所定間隔を空けて設けられている。
ところで、図5および図7に示すように、各案内板9のシュラウド6外面からの高さは、一定値MHとなっており、この高さ(MH)は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(MH≧CL)。
各案内板9は、後述するように、流路出口18aから軸流方向へ流出する漏れ蒸気14のジェット流れの方向を、動翼5間からの主流蒸気13の方向と同じ向きにすることを目的として取り付けられている。このため、各案内板9の高さ(MH)は、ジェット流れである漏れ蒸気14が、下流側でクリアランス部15の幅CLより高く膨張することを考慮し、上述のように各案内板9のシュラウド6外面からの高さ(MH)は、クリアランス部15の間隙CLと同等または大きく設定されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図5に示すように、各静翼3間を通過した主流蒸気13のうち一部は、漏れ蒸気14となって、シュラウド6と複数のフィン7との間に形成された流路18を経由して流路出口18a側に流出する。この際、この漏れ蒸気14は、流路出口18a側のシュラウド6に取り付けられた案内板9により、半径方向(図5のY方向)外方からみて主流蒸気13の方向に誘導される。その後、漏れ蒸気14は、各動翼5間を通過した主流蒸気13と合流する。
次に、上述した漏れ蒸気14の挙動と案内板9の役割とを図6を用いて詳細に説明する。
図6において、漏れ蒸気14の流線(相対速度ベクトル)を実線で示し、各動翼5間から流出する主流蒸気13の流線(相対速度ベクトル)を破線で示す。また、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流後における蒸気19の流線(相対速度ベクトル)を太実線で示す。併せて、図19に示す従来例における流線と比較しながら説明する。
動翼5入口より最下流のフィン7部までにおける漏れ蒸気14の流れは、図19や図2に示す場合と同様となる。すなわち、図6において、漏れ蒸気14は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されたクリアランス部15にて軸流方向に向けられ、クリアランス部15を通過する。その後、漏れ蒸気14は下流側のフィン7またはシュラウド6の突起6aの面に当たるためにフィン7、7間の空間部分で拡散する。この拡散した漏れ蒸気14は、回転するシュラウド6外面端より剥離され、漏れ蒸気14の相対速度ベクトルはシュラウド6の回転方向とは逆の向きとなる。
その後、漏れ蒸気14の流れの向きは、フィン7に近づくに従って軸流方向へ変化する。次に、流路出口18a近傍において、漏れ蒸気14の流れはクリアランス部15でジェット流となってシュラウド6外面を流れる。この際、漏れ蒸気14は、粘性力により相対的に動翼5の向きと同じ方向へ移動するために軸流方向へ流される。
ところで、本実施の形態において、図19に示す従来技術の場合と異なり、シュラウド6に案内板9が取り付けられている。このため、漏れ蒸気14は案内板9間に流入し、その後漏れ蒸気14は、案内板9に導かれて動翼5からの主流蒸気13と同じ方向へ流出する。この流出した漏れ蒸気14の方向は、動翼5内から流出した主流蒸気13と同じ方向を向いている。これにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合後における蒸気19の流れ角度α1は、主流蒸気13が動翼5出口から流出する流出角度α2と同等の角度となる。
このようにして、漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9がシュラウド6に取り付けられていることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、軸流タービン段落11の性能低下を防ぐことができ、軸流タービン10の効率を高めることができる。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について図8および図9を参照して説明する。
ここで、図8および図9は、本発明の第3の実施の形態を示す子午面断面図である。
図8および図9に示す第3の実施の形態は、漏れ蒸気の流路出口部分18aにおいて、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口18a側に向かって傾斜している点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図8および図9において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図8により本実施の形態による軸流タービン段落の概略について説明する。
図8に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。このシュラウド6と複数のフィン7との間の漏れ蒸気14の流路出口18a部分において、シュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
また、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の静翼外輪1の庇部1aに、漏れ蒸気14を案内して、半径方向(図1のY方向)外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。これら各案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられ、各案内板9は、それぞれが静翼外輪1の庇部1aの端部内周面に、所定間隔を空けて設けられている。また、各案内板9の内側の面は、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
ところで、図8に示すように、各案内板9内側端部とシュラウド6外面との間には、一定幅LHからなる間隔が設けられており、この幅(LH)は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(LH≧CL)。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図9において、漏れ蒸気14は、半径方向に角度を持ったシュラウド6外面を流れて主流蒸気13と混合する。この際、主流蒸気13の半径方向の角度と漏れ蒸気14の半径方向の角度との相違が小さくなっており、これにより、混合損失の発生を低減できるとともに軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9が静翼外輪1の庇部1aに取り付けられ、かつシュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜していることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態について図10および図11を参照して説明する。
ここで、図10および図11は、本発明の第4の実施の形態を示す子午面断面図である。
図10および図11に示す第4の実施の形態は、漏れ蒸気の流路出口部分18aにおいて、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口18a側に向かって傾斜している点が異なるものであり、他の構成は上述した第2の実施の形態と略同一である。図10および図11において、図5および図6に示す第2の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図10により本実施の形態による軸流タービン段落の概略について説明する。
図10に示すように、軸流タービン段落11のシュラウド6と複数のフィン7との間に、漏れ蒸気14の流路18が形成されている。このシュラウド6と複数のフィン7との間の漏れ蒸気14の流路出口18a部分において、シュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
また、この漏れ蒸気14の流路出口18a側のシュラウド6に、漏れ蒸気14を案内して、半径方向(図1のY方向)外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。これら各案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられ、各案内板9は、それぞれがシュラウド6の端部外周面に、所定間隔を空けて設けられている。また、各案内板9の内側面は、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜している。
ところで、図10に示すように、各案内板9のシュラウド6外面からの高さは、一定値MHとなっており、この高さ(MH)は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(MH≧CL)。
各案内板9は、流路出口18aから軸流方向へ流出する漏れ蒸気14のジェット流れの方向を、動翼5間からの主流蒸気13の方向と同じ向きにすることを目的として取り付けられている。このため、各案内板9の高さ(MH)は、ジェット流れである漏れ蒸気14が、下流側でクリアランス部15の幅CLより膨張することを考慮し、上述のように各案内板9のシュラウド6外面からの高さ(MH)をクリアランス部15の間隙CLと同等または大きく設定されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図11において、漏れ蒸気14は、半径方向に角度を持ったシュラウド6外面を流れて主流蒸気13と混合する。この際、主流蒸気13の半径方向の角度と漏れ蒸気14の半径方向の角度との相違が小さくなっており、これにより、混合損失の発生を低減できるとともに軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9がシュラウド6に取り付けられ、かつシュラウド6外面が、漏れ蒸気14の流路出口18a側に向かって傾斜していることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態について図12および図13を参照して説明する。
ここで、図12および図13は、本発明の第5の実施の形態を示す子午面断面図である。
図12および図13に示す第5の実施の形態は、第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図12および図13において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図12により本実施の形態による軸流タービン段落の概略について説明する。
図12に示すように、軸流タービン10は、回転軸4と、各々が回転軸4に固着された動翼5を含む第1軸流タービン段落21および第2軸流タービン段落22とを含んでいる。
これら第1軸流タービン段落21および第2軸流タービン段落22は、それぞれ庇部1aを有するとともに外方に位置する静翼外輪1、1’と、内方に位置する静翼内輪2、2’と、静翼外輪1、1’と静翼内輪2、2’に固着された静翼3、3’と、回転軸4に固着され主流蒸気13により回転する動翼5とを含んでいる。このうち動翼5は、上述のように回転軸4に取り付けられるとともにそれぞれ庇部1aに覆われている。また、動翼5の先端部5aには、静翼外輪1の庇部1a側に突出する複数の突起6aを有するシュラウド6が取り付けられている。さらに、それぞれが回転軸4に向かって設けられた複数のフィン7は、静翼外輪1とシュラウド6との間において静翼外輪1の庇部1aに固設されている。
また、第1軸流タービン段落21のシュラウド6と第1軸流タービン段落21の複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成されている。さらに、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の第1軸流タービン段落21の静翼外輪1の庇部1aに、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。また、各案内板9は、それぞれ静翼外輪1の庇部1aの端部内周面に、所定間隔を空けて設けられている。
さらに本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIより大きくなっている。
ところで、図12に示すように、各案内板9内側端部とシュラウド6外面との間には、一定幅LHからなる間隔が設けられており、この幅(LH)は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(LH≧CL)。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図13において、第1軸流タービン段落21の流路18を経由して、流路出口18aから流出した漏れ蒸気14は、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう。本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOは、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されている。したがって、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう漏れ蒸気14が各動翼5間からの主流蒸気13と混合する際、漏れ蒸気14の半径方向への運動量の変化を小さくすることができる。これにより漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が更に低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9が静翼外輪1の庇部1aに取り付けられ、かつ第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されていることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、軸流タービン段落11の性能低下を防ぐことができ、軸流タービン10の効率を高めることができる。
第6の実施の形態
次に、本発明の第6の実施の形態について図14および図15を参照して説明する。
ここで、図14および図15は、本発明の第6の実施の形態を示す子午面断面図である。
図14および図15に示す第6の実施の形態は、案内板の取り付け位置が異なるものであり、他の構成は上述した第5の実施の形態と略同一である。図14および図15において、図12および図13に示す第5の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図14により本実施の形態による軸流タービンの概略について説明する。
図12に示すように、第1軸流タービン段落21のシュラウド6と第1軸流タービン段落21の複数のフィン7との間に漏れ蒸気14の流路18が形成されている。また、この漏れ蒸気14の流路出口18a側の第1軸流タービン段落21のシュラウド6に、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に相対的に一致させる複数の案内板9が取り付けられている。これら複数の案内板9は、それぞれが動翼5より流出する主流蒸気13の相対角度方向を向いて設けられている。また、各案内板9は、それぞれシュラウド6の端部内周面に、所定間隔を空けて設けられている。
さらに、本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIより大きくなっている。
ところで、図14に示すように、各案内板9のシュラウド6外面からの高さは、一定値MHとなっており、この高さ(MH)は、シュラウド6外面とフィン7内側端部との間に形成されるクリアランス部15の幅CLと同等またはそれよりも大きく設定されている(MH≧CL)。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図15において、第1軸流タービン段落21の流路18を経由して、流路出口18aから流出した漏れ蒸気14は、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう。本実施の形態において、第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOは、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されている。したがって、第2軸流タービン段落22の静翼3’方向へ向かう漏れ蒸気14が各動翼5間からの主流蒸気13と混合する際、漏れ蒸気14の半径方向への運動量の変化を小さくすることができる。これにより漏れ蒸気14と主流蒸気13との混合により生じる混合損失が更に低減され、軸流タービン段落11を高効率化することができる。
このように、本実施の形態によれば、漏れ蒸気14を案内して、半径方向外方からみて漏れ蒸気14の方向を主流蒸気13の方向に一致させる案内板9がシュラウド6に取り付けられ、かつ第2軸流タービン段落22の静翼外輪1’の入口側内径DOが、第1軸流タービン段落21の案内板9の出口側内径GIよりも大きく設定されていることにより、漏れ蒸気14と主流蒸気13との合流時に発生する混合損失を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、軸流タービン段落11の性能低下を防ぐことができ、軸流タービン10の効率を高めることができる。
また、上述した第1の実施の形態乃至第6の実施の形態に示すタービン段落11、第1タービン段落21、および第2タービン段落22のうち複数段落を軸方向に組合せても良く、これにより軸流タービン10の高効率化を図ることもできる。
なお、上述した第1の実施の形態乃至第6の実施の形態では、シュラウド6の外周部に環状の突起6aを設けたが、この環状の突起6aは必ずしも必要ではない。
本発明による軸流タービン段落の第1の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第1の実施の形態を示す軸方向断面図。 図1のX−X線断面図。 本発明による軸流タービン段落の第1の実施の形態を示す斜視図。 本発明による軸流タービン段落の第2の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第2の実施の形態を示す軸方向断面図。 図5のX−X線断面図。 本発明による軸流タービン段落の第3の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第3の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第4の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第4の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第5の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第5の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第6の実施の形態を示す子午面断面図。 本発明による軸流タービン段落の第6の実施の形態を示す子午面断面図。 従来の軸流タービン段落を示す子午面断面図。 従来の軸流タービン段落を示す子午面断面図。 従来の軸流タービン段落を示す子午面断面図。 従来の軸流タービン段落を示す軸方向断面図。
符号の説明
1、1’ 静翼外輪
1a 庇部
2、2’ 静翼内輪
3、3’ 静翼
4 回転軸
5 動翼
5a 動翼先端部
6 シュラウド
6a 突起
7 フィン
8 ラビリンスフィン
9 案内板
10 軸流タービン
11 軸流タービン段落
12 タービン通路部
13 主流蒸気
14 漏れ蒸気
15 クリアランス部
16 拡大通路部
17 空間部分
18 流路
18a 流路出口
21 第1軸流タービン段落
22 第2軸流タービン段落

Claims (6)

  1. 主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
    この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
    これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
    回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
    この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
    前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
    前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落。
  2. 主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
    この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
    これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
    回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
    この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
    前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
    前記シュラウドと複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられていることを特徴とする軸流タービン段落。
  3. シュラウドと複数のフィンとの間の漏れ蒸気の流路出口部分において、シュラウド外面が漏れ蒸気の流路出口側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の軸流タービン段落。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の軸流タービン段落を複数段落組み合わせて含むことを特徴とする軸流タービン。
  5. 隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、
    第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、
    主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
    この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
    これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
    回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
    この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
    前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
    前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落の静翼外輪の庇部に、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、前記第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービン。
  6. 隣接して設置された第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とを含む軸流タービンにおいて、
    第1軸流タービン段落と第2軸流タービン段落とはそれぞれ、
    主流蒸気の下流側に庇部を有するとともに外方に位置する静翼外輪と、
    この静翼外輪の内方に位置する静翼内輪と、
    これら静翼外輪と静翼内輪とに固設された静翼と、
    回転軸に取り付けられるとともに前記静翼外輪の庇部に覆われ、主流蒸気により回転する動翼と、
    この動翼の先端部に取り付けられたシュラウドと、
    前記静翼外輪と前記シュラウドとの間において前記静翼外輪の庇部に固設され、それぞれが前記回転軸に向かって設けられた複数のフィンとを備え、
    前記第1軸流タービン段落のシュラウドと第1軸流タービン段落の複数のフィンとの間で漏れ蒸気の流路を形成するとともに、この漏れ蒸気の流路出口側の第1軸流タービン段落のシュラウドに、漏れ蒸気を案内して、漏れ蒸気の方向を前記動翼を流出した主流蒸気の方向に一致させる案内板が取り付けられ、第2軸流タービン段落の静翼外輪の入口側内径DOが第1軸流タービン段落の案内板の出口側内径GIより大きくなっていることを特徴とする軸流タービン。
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