JP2018134920A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプールの引出方向への回転力が第2回転力伝達手段を経由して第1回転力伝達手段へ伝達されて出力されることを抑制できるウェビング巻取装置を得る。【解決手段】本ウェビング巻取装置では、スプール18の引出方向への回転力の大きさが、スプール18から出力ギヤ132までの回転伝達の変速比と、出力ギヤ132と第2クラッチスプリング120との間の最大摩擦力との積である所定の大きさ未満の場合には、モータ40のコギングトルクによって回転力の伝達が抑制され、上記の所定の大きさ以上の場合には、出力ギヤ132が第2クラッチスプリング120に対して滑って回転され、回転力の伝達が遮断される。【選択図】図1

Description

本発明は、モータが駆動されることによってスプールを巻取方向へ回転可能なウェビング巻取装置に関する。
モータとスプールとの間に正転駆動力伝達手段と逆転駆動力伝達手段の2系統の回転力の伝達経路が設けられ、モータが正転駆動された際には、スプールが巻取方向へ高速回転され、モータが逆転駆動された際には、スプールが巻取方向へ低速回転されるウェビング巻取装置がある(下記特許文献1を参照)。
このような構成のウェビング巻取装置では、例えば、逆転駆動力伝達手段を構成する摩擦クラッチが回転力を伝達できる状態でスプールが引出方向へ回転されると、このスプールの引出方向への回転力は、逆転駆動力伝達手段を介して正転駆動力伝達手段へ伝達されて出力される可能性がある。
特開2014−4853号公報
本発明は、上記事実を考慮して、スプールの引出方向への回転力が第2回転力伝達手段を経由して第1回転力伝達手段へ伝達されて出力されることを抑制できるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、 巻取方向へ回転されることによってウェビングを巻取り、前記ウェビングが引出されることによって巻取方向とは反対の引出方向へ回転されるスプールと、駆動されることによってモータ出力軸を回転させるモータと、前記モータ出力軸と前記スプールとの間で回転力を伝達可能とされ、第1方向への前記モータ出力軸の回転力が入力されることによって前記スプールを巻取方向へ回転可能な第1回転力伝達機構と、前記モータ出力軸と前記スプールとの間で回転力を伝達可能とされ、第1方向とは反対の第2方向への前記モータ出力軸の回転が入力されることによって前記スプールを巻取方向へ回転可能な第2回転力伝達機構と、前記スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ以上になることによって前記第1回転力伝達機構を経由する前記第2回転力伝達機構から前記スプールへの回転力伝達経路における前記回転荷重の伝達を遮断する遮断手段と、前記回転荷重が伝達された際に前記回転荷重に抵抗し、前記回転荷重が所定の大きさ未満の場合には前記回転力伝達経路における前記回転荷重の伝達を抑制する抵抗手段と、を備えている。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、スプールの引出方向への回転荷重が第2回転力伝達機構に入力され、この回転荷重が第2回転力伝達機構からモータ出力軸へ伝達されると、モータ出力軸は、第1方向へ回転される。このモータ出力軸の回転方向は、第1回転力伝達機構を介してスプールを巻取方向へ回転させる方向になる。
ここで、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ以上の場合には、第1回転力伝達機構を経由する第2回転力伝達機構からスプールへの回転力伝達経路での回転荷重の伝達が遮断手段によって遮断される。このため、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ以上の場合には、このような回転荷重が第2回転力伝達機構に入力されても、この回転荷重が第1回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
一方、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ未満の場合には、抵抗手段がこの回転荷重に抵抗し、上記の回転力伝達経路における回転荷重の伝達が抵抗手段によって抑制される。このため、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ未満の場合には、このような回転荷重が第2回転力伝達機構に入力されても、この回転が第1回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
このように、本ウェビング巻取装置では、スプールの引出方向への回転が第2回転力伝達機構に入力された場合に、この回転がモータ出力軸を介して第1回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、 前記抵抗手段は、前記モータとされ、前記回転荷重の前記所定の大きさは、前記第2回転力伝達機構を経由した前記スプールから前記モータ出力軸までの回転力の伝達の変速比と前記モータのコギングトルクの最大値との積とされている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、抵抗手段としてのモータにおいてスプールの引出方向への回転荷重の伝達が抑制されるための回転荷重の所定の大きさは、第2回転力伝達機構を経由したスプールからモータ出力軸までの回転力の伝達の変速比とモータのコギングトルクの最大値との積とされている。
このため、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ未満である場合には、この回転荷重がモータ出力軸へ伝達されても、モータ出力軸の回転は、モータのコギングトルクによって抑制される。これによって、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ未満の場合に、この回転荷重が第1回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記遮断手段は、前記第2回転力伝達機構に設けられ、作動状態ではスプール側部分とモータ出力軸側部分との間に生じる摩擦力によって前記モータ出力軸と前記スプールとの間での回転力の伝達を可能にされる摩擦クラッチとされ、前記回転荷重の前記所定の大きさは、前記スプールから前記スプール側部分までの回転力の伝達の変速比と前記スプール側部分と前記モータ出力軸側部分との間の最大摩擦力との積とされ、前記所定の大きさ以上の前記回転荷重が前記スプール側部分へ伝達されることによって前記スプール側部分が前記モータ出力軸側部分に対して相対回転される。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、摩擦クラッチが第2回転力伝達機構に設けられ、摩擦クラッチの作動状態では、摩擦クラッチのモータ出力軸側部分とスプール側部分との間の摩擦力によってモータ出力軸側部分とスプール側部分との間で回転力が伝達される。ここで、遮断手段としての摩擦クラッチにおいてスプールの引出方向への回転の伝達が遮断されるための回転荷重の所定の大きさは、スプールから摩擦クラッチのスプール側部分までの回転荷重の伝達の変速比と摩擦クラッチのスプール側部分とモータ出力軸側部分との間の最大摩擦力との積とされる。
このため、スプールの引出方向への回転荷重の大きさが所定の大きさ以上である場合には、摩擦クラッチのスプール側部分がモータ出力軸側部分に対して相対回転される。これによって、スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ以上の場合に、この回転荷重がモータ出力軸を介して第2回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項3に記載のウェビング巻取装置において、前記摩擦クラッチは、前記モータの第2方向への回転力が伝達されることで回転され、当該回転の遠心力によって移動されると共に前記遠心力による移動方向とは反対側へ付勢された移動体を備え、前記移動体の前記遠心力による移動によって前記モータ出力軸側部分が前記スプール側部分へ接触され、前記モータ出力軸側部分から前記スプール側部分へ回転力が伝達される。
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、モータの第2方向への回転力が摩擦クラッチへ伝達されることによって摩擦クラッチの移動体が回転されると、この回転の遠心力によって移動体が移動され、これによって、摩擦クラッチのモータ出力軸側部分がスプール側部分へ接触され、モータ出力軸側部分からスプール側部分へ回転力が伝達される。
ここで、本ウェビング巻取装置では、摩擦クラッチの移動体を遠心力による移動方向とは反対側へ付勢する付勢力が小さくなり、これによって、遠心力が移動体に作用されていない状態で摩擦クラッチのモータ出力軸側部分がスプール側部分へ接触された場合でも、スプールの引出方向への回転荷重がモータ出力軸を介して第2回転力伝達機構へ伝達されて第1回転力伝達機構からスプールへ出力されることを抑制できる。
以上、説明したように、本発明に係るウェビング巻取装置では、スプールの引出方向への回転力が第2回転力伝達手段を経由して第2回転力伝達手段へ伝達されて出力されることを抑制できる。
本発明の一実施の形態に係るウェビング巻取装置の分解斜視図である。 第2ギヤ列の第3クラッチの車両前側からの分解斜視図である。 第2ギヤ列の第3クラッチの車両後側からの分解斜視図である。 (A)は、第2ギヤ列の第3クラッチのベース、レバー、リターンスプリング、第2クラッチスプリングを示す第3クラッチの側面図であり、(B)は、第2クラッチスプリングの自然状態での側面図であり、(C)は、第2クラッチスプリングの一端部から他端部へのコイル部の巻き方向へ第2クラッチスプリングの一端部が回動された状態を示す側面図である。
次に、図1から図4の各図に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において矢印FRは、本ウェビング巻取装置10が適用された車両の前側を示し、矢印OUTは、車幅方向外側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。また、図1において、矢印Aは、本ウェビング巻取装置10のスプール18の回転方向の一方である巻取方向を示し、矢印Bは、巻取方向とは反対の引出方向を示す。
(本実施の形態の構成)
図1に示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10は、フレーム12を備えている。フレーム12は、車両の車体としてのセンターピラー(図示省略)の車両下側部分に固定されている。また、フレーム12は、脚板14、16を備えており、脚板14と脚板16とは、略車両前後方向に対向されている。
また、本ウェビング巻取装置10は、スプール18を備えている。スプール18は、略円筒形状に形成されており、フレーム12の脚板14と脚板16との間に配置されている。スプール18の中心軸線方向は、脚板14と脚板16との対向方向(すなわち、略車両前後方向)に沿っており、スプール18は、中心軸線周りに回転可能とされている。
スプール18には、長尺帯状のウェビング20の長手方向基端部が係止されており、スプール18が巻取方向へ回転されると、ウェビング20が長手方向基端側からスプール18に巻取られる。また、ウェビング20の長手方向先端側は、スプール18から車両上側へ延びており、ウェビング20の長手方向先端側は、フレーム12の車両上側でセンターピラーに支持されたスルーアンカ(図示省略)に形成されたスリット孔を通って車両下側へ折返されている。
さらに、ウェビング20の長手方向先端部は、アンカプレート(図示省略)に係止されている。アンカプレートは、鉄等の金属板材によって形成されており、車両の床部(図示省略)又は本ウェビング巻取装置10に対応するシート(図示省略)の骨格部材等に固定されている。
また、本ウェビング巻取装置10が適用された車両用のシートベルト装置は、バックル装置(図示省略)を備えている。バックル装置は、本ウェビング巻取装置10が適用されるシートの車幅方向内側に設けられている。シートに着座した乗員の身体にウェビング20が掛回された状態で、ウェビング20に設けられたタング(図示省略)がバックル装置に係合されることによって、ウェビング20が乗員の身体に装着される。
一方、フレーム12の脚板14の車両前側には、ロック機構22を構成するカバー部材24が設けられており、カバー部材24の内側には、VSIR機構やWSIR機構を構成する各種部品が設けられている。VSIR機構は車両衝突時等における車両急減速状態で作動される。これに対して、WSIR機構はスプール18の引出方向への回転加速度が所定の大きさを越えることによって作動される。VSIR機構又はWSIR機構が作動されることによって、ロック機構22を構成するロック部材(図示省略)が作動されて、スプール18の引出方向への回転が制限される。
また、脚板14の車両前側には、プリテンショナ26が設けられている。プリテンショナ26は、車両衝突時等の車両緊急時に作動される。プリテンショナ26が作動されることによって、スプール18は、巻取方向へ強制的に回転される。さらに、スプール18には、フォースリミッタ機構が設けられている。スプール18の引出方向の回転がロック機構22のロック部材によって阻止された状態で、スプール18の引出方向の回転力が所定の大きさを越えると、フォースリミッタ機構のエネルギー吸収部材が変形されながらスプール18が引出方向へ回転される。このスプール18の引出方向への回転量だけウェビング20がスプール18から引出されると共に、スプール18の回転力の一部がエネルギー吸収部材の変形に供されて吸収される。
一方、フレーム12の脚板16の車両後側には、スプリングハウジング28が設けられており、スプリングハウジング28の内側には、スプール付勢手段としてのぜんまいばね30が設けられている。ぜんまいばね30の渦巻き方向外側端部は、スプリングハウジング28に直接又は間接的に係止されている。また、スプリングハウジング28の内側には、軸部材32が設けられており、ぜんまいばね30の渦巻き方向内側端部は、軸部材32に直接又は間接的に係止されている。軸部材32は、スプール18に対する同軸上に配置されており、スプリングハウジング28に回転自在に支持されている。
また、スプリングハウジング28とフレーム12の脚板16との間には第1ギヤハウジング34が設けられている。スプリングハウジング28は、第1ギヤハウジング34に支持されている。第1ギヤハウジング34とフレーム12の脚板16との間には第2ギヤハウジング36が設けられている。第2ギヤハウジング36は、ねじ等の締結部材によってフレーム12の脚板16に固定されており、また、第1ギヤハウジング34は、脚板16又は第2ギヤハウジング36に支持されている。第1ギヤハウジング34と第2ギヤハウジング36との間には、プレート38が設けられており、プレート38は、第1ギヤハウジング34に支持されている。
一方、本ウェビング巻取装置10は、抵抗手段としてのモータ40を備えている。モータ40は、フレーム12の脚板14と脚板16との間におけるスプール18の車両下側に設けられている。モータ40は、車両に搭載されたバッテリー(図示省略)に電気的に接続されていると制御手段としてのECU(図示省略)に電気的に接続されている。ECUは、車両前方を監視する前方監視装置(図示省略)に電気的に接続されている。
前方監視装置では、例えば、車両前方へ発信されたミリ波レーダ等の電波が車両前方の障害物等によって反射されると、前方監視装置によって受信され、車両から車両前方の障害物までの距離が前方監視装置によって算出される。このようにして算出された車両から車両前方の障害物までの距離が所定値未満の場合には、前方監視装置からECUへ出力される障害物検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わる。ECUに入力された障害物検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わると、モータ40がECUによって高速で正転駆動される。
また、ECUは、バックルスイッチ(図示省略)に電気的に接続されている。バックルスイッチは、シートベルト装置を構成する上述したバックルに設けられており、タングがバックルに係合されると、バックルスイッチからECUへ出力されるタング検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わり、タングとバックルとの係合が解除されると、バックルスイッチから出力されるタング検出信号がHighレベルからLowレベルに切替わる。ECUに入力されたタング検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わると、モータ40がECUによって低速で正転駆動される。これに対して、ECUに入力されたタング検出信号がHighレベルからLowレベルに切替わると、モータ40がECUによって逆転駆動される。
さらに、モータ40の出力軸42は、モータ40の本体部分から車両後側へ延びており、モータ40の出力軸42は、フレーム12の脚板16を通って第2ギヤハウジング36に入っている。
また、本ウェビング巻取装置10は、第1回転力伝達手段として第1の伝達経路を構成する第1ギヤ列44を備えている。第1ギヤ列44は、第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52を備えており、これらの第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52は、第2ギヤハウジング36に回転可能に設けられている。第1ギヤ列44の第1ギヤ46は、モータ40の出力軸42に係合されており、モータ40が駆動されることによってモータ40の回転力が出力軸42を介して第1ギヤ46に入力されると、モータ40の回転力は、第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50を介して第2クラッチ52へ伝達され、第2クラッチ52が回転される。
第1ギヤ列44の第2クラッチ52は、スプール18に対する同軸上に配置されている。また、第1ギヤ列44の第2クラッチ52の内側には、ラチェットホイール54が設けられている。ラチェットホイール54は、スプール18及び第2クラッチ52に対する同軸上に配置されている。また、ラチェットホイール54は、スプール18と一体に回転されると共に、第2クラッチ52に対しては相対回転可能とされている。
さらに、第1ギヤ列44の第2クラッチ52は、クラッチパウル56を備えている。モータ40が正転駆動された場合のモータ40の回転力が第2クラッチ52に伝達され、これによって、第2クラッチ52の本体部分が巻取方向へ回転されると、クラッチパウル56は、第2クラッチ52の本体部分と共に巻取方向へ回転されると共に、ラチェットホイール54に係合される。これによって、ラチェットホイール54は、第2クラッチ52と一体に巻取方向へ回転され、スプール18が巻取方向へ回転される。
このように、第1ギヤ列44は、第2クラッチ52を備えているため、第2クラッチ52のクラッチパウル56がラチェットホイール54に係合されていない状態から第2クラッチ52が引出方向へ回転されたり、ラチェットホイール54が巻取方向又は引出方向へ回転されたりしても第2クラッチ52とラチェットホイール54との間で回転力が伝達されることはない。
これに対して、第1ギヤ列44の第2クラッチ52のクラッチパウル56がラチェットホイール54に係合された状態では、ラチェットホイール54の引出方向への回転がクラッチパウル56を介して第2クラッチ52へ伝達される。ここで、モータ40の正転駆動の回転力が第1ギヤ46を介して第1クラッチ48に伝達された場合の第1クラッチ48の回転に抗する所定の大きさ以上の回転力が、第2クラッチ52から第1ギヤ列44の第2ギヤ50を介して第1クラッチ48に入力されると、第1クラッチ48が作動され、第1ギヤ列44の第1ギヤ46と第2ギヤ50との間での回転力の伝達が第1クラッチ48によって遮断されるようになっている。
一方、本ウェビング巻取装置10は、第2回転力伝達手段として第2ギヤ列58を備えている。第2ギヤ列58は、摩擦クラッチとして遮断手段を構成する第3クラッチ60、第3ギヤ62、第4ギヤ64を備えており、これらの第3クラッチ60、第3ギヤ62、第4ギヤ64は、第1ギヤハウジング34に回転可能に設けられている。第2ギヤ列58の第3クラッチ60は、第1ギヤ列44の第1クラッチ48に係合されており、第1クラッチ48の回転力は、第2ギヤ50のみならず第3クラッチ60へ伝達可能とされている。さらに、第3クラッチ60へ伝達された回転力は、第3ギヤ62を介して第4ギヤ64へ伝達可能とされている。
第4ギヤ64は、スプール18に対する同軸上に配置されており、スプリングハウジング28の内側に設けられた軸部材32に連結され、第4ギヤ64の軸部材32に対する相対回転が制限されている。また、第4ギヤ64は、連結軸66に連結されている。連結軸66は、ラチェットホイール54のスプール18とは反対側(車両後側)に設けられている。連結軸66は、ラチェットホイール54及びスプール18に対する同軸上に配置され、スプール18に対する相対回転が制限されている。さらに、連結軸66は、第2ギヤ列58の第4ギヤ64に対する相対回転が制限されている。このため、スプール18と第4ギヤ64との間で回転力が伝達される。
一方、図2及び図3に示されるように、第3クラッチ60は、ベース68を備えている。ベース68は、円板形状の円板部70を備えている。円板部70の車両前側には、ロータ板72が設けられている。ロータ板72は、円板形状とされており、円板部70に対する同軸上に設けられている。また、ロータ板72は、円板部70に対して車両前側へ離れた位置で円板部70に連結されており、円板部70に対する相対回転及び車両前後方向への相対移動が制限されている。
ロータ板72の略中央には、支持孔74が形成されている。ロータ板72の支持孔74には、入力ギヤ76のギヤ軸部78が挿入されており、入力ギヤ76は、ロータ板72に対する同軸上で、ロータ板72に対して相対回転可能に支持されている。入力ギヤ76のギヤ軸部78の車両前側にはギヤ部80が設けられている。ギヤ部80は、ギヤ軸部78に対する同軸上に配置され、ギヤ部80は、ギヤ軸部78と一体にされている。
入力ギヤ76のギヤ部80は、第1ギヤ列44の第1クラッチ48に係合されている。このため、モータ40が正転駆動された際の回転力が第1クラッチ48を介して入力ギヤ76へ伝達されると、入力ギヤ76は、その中心軸周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)へ回転され、モータ40が逆転駆動された際の回転力が第1クラッチ48を介して入力ギヤ76へ伝達されると、入力ギヤ76は、その中心軸周り他側(図2及び図3の矢印D方向側)へ回転される。
入力ギヤ76には、第1クラッチスプリング82が設けられている。第1クラッチスプリング82は、コイルばねとされており、第1クラッチスプリング82のコイル部84の内側には、入力ギヤ76のギヤ軸部78が配置されている。第1クラッチスプリング82のコイル部84は、入力ギヤ76のギヤ軸部78の外周面に接しており、入力ギヤ76が回転されると、入力ギヤ76のギヤ軸部78と第1クラッチスプリング82のコイル部84との間の摩擦によって第1クラッチスプリング82が入力ギヤ76と共に回転される。また、第1クラッチスプリング82のコイル部84の一端からは係合部86が延びており、第1クラッチスプリング82の係合部86は、ロータ板72に係合されている。これによって、入力ギヤ76の回転力が第1クラッチスプリング82を介してロータ板72へ伝達され、更に、ベース68に伝達される。
一方、ベース68の円板部70の車両前側には、ベース軸部88が設けられている。ベース軸部88は、円柱形状に形成されており、円板部70に対する同軸上に配置され、円板部70に対して一体とされている。ベース軸部88には、レバー90が設けられている。レバー90は、リング状のリング部92を備えており、リング部92は、ベース軸部88周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)及び他側(図2及び図3の矢印D方向側)へ回動自在にベース軸部88に支持されている。レバー90のリング部92には一対のレバー部94がリング部92に対して一体に設けられている。一方のレバー部94は、リング部92の径方向外側に配置され、他方のレバー部94は、リング部92を挟んで一方のレバー部94とは反対側に配置されている。
また、レバー90の両レバー部94の車両後側には、係合突起96が設けられている。これらの係合突起96は、円柱状に形成されており、これらの係合突起96の車両前側端は、レバー90のレバー部94に繋がってレバー部94と一体にされている。さらに、これらの係合突起96は、ベース68の円板部70に形成された孔部98を通って円板部70の車両後側へ突出されている。
一方、ベース68の円板部70の車両後側には、一対のウエイト100が設けられている。これらのウエイト100は板状に形成されており、ウエイト100の厚さ方向は、車両前後方向に沿っている。また、図3に示されるように、ベース68の円板部70の車両後側には、一対の支持軸102が設けられている。これらの支持軸102は、ベース68の円板部70の車両後側面における円板部70の外周縁部の近傍部分から車両後側へ突出形成されており、一方の支持軸102は、円板部70の中心を挟んで他方の支持軸102とは反対側に配置されている。
上述した一対のウエイト100の一方は、ベース68の円板部70の一方の支持軸102に支持され、この一方の支持軸102周りに回動可能とされている。これに対して、他方のウエイト100は、ベース68の円板部70の他方の支持軸102に支持され、この他方の支持軸102周りに回動可能とされている。このため、これらのウエイト100は、ベース68と共に回転され、更に、ベース68のベース軸部88周り他側(図2及び図3の矢印D方向側)への回転による遠心力によってウエイト100は、支持軸102周りの一方(図2及び図3の矢印E方向)へ回動される。
また、これらのウエイト100には、係合爪104が形成されている。一方のウエイト100の係合爪104は、レバー90の一方のレバー部94の係合突起96に係合され、他方のウエイト100の係合爪104は、レバー90の一方のレバー部94の係合突起96に係合されている。ウエイト100が支持軸102周りの他方(図2及び図3の矢印E方向)へ回動されると、レバー90の両レバー部94の係合突起96がウエイト100の係合爪104によって引張られ、これによって、レバー90がベース軸部88周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)へ回動される。
一方、ベース68には、リターンスプリング106が設けられている。リターンスプリング106は、圧縮コイルばねとされており、ベース68の円板部70の車両前側に配置されている。図4(A)に示されるように、リターンスプリング106の一方の端部の内側には、レバー90の一方のレバー部94に設けられた第1係止突起110が入っている。第1係止突起110は、レバー90の一方のレバー部94におけるベース軸部88周り一側(図4(A)の矢印C方向側)の面に繋がって、一方のレバー部94に一体にされている。
これに対して、図4に示されるように、リターンスプリング106の他方の端部の内側には、ベース68に設けられた第2係止突起114が入っている。第2係止突起114は、ベース68に設けられたブロック部116に形成されている。ブロック部116は、ベース68の円板部70の車両前側に形成されており、第2係止突起114は、ブロック部116におけるベース軸部88周り他側(図4(A)の矢印D方向側)の面に繋がって、ブロック部116に一体にされている。このように、リターンスプリング106が設けられることによって、レバー90は、ベース68の円板部70に対してベース軸部88周り他側へ付勢されていると共に、リターンスプリング106の付勢力に抗することによって、ベース軸部88周り一側(図2から図4(A)の矢印C方向側)へ回動できる。
また、ベース68の円板部70には、スプリング装着部118が形成されている。スプリング装着部118は、円板部70よりも小径の略円板形状とされており、円板部70の車両前側で円板部70に対する同軸上で円板部70に一体に形成されている。ベース68の円板部70のスプリング装着部118には、摩擦クラッチのモータ出力軸側部分又はクラッチ部材としての第2クラッチスプリング120が設けられている。第2クラッチスプリング120は、捻りコイルばねとされている。スプリング装着部118は、第2クラッチスプリング120のコイル部122の内側に入っており、第2クラッチスプリング120は、スプリング装着部118に保持されている。
第2クラッチスプリング120の一端部124は、レバー90の一対のレバー部94の他方に形成された第1係止溝126の内側に入っている。これに対して、第2クラッチスプリング120の他端部128は、ベース68の円板部70のブロック部116に形成された第2係止溝130に入っている。
第2クラッチスプリング120の一端部124から他端部128へのコイル巻き方向は、ベース68のベース軸部88周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)とされている。このため、レバー90がベース68に対してベース軸部88周り一側へ回動されると、第2クラッチスプリング120の一端部124は、他端部128に対してコイル部122の巻き方向へ接近され、これによって、第2クラッチスプリング120は、コイル部122の半径方向外側へ膨らむ(変位する)ように弾性変形される(図4(B)、(C)参照)。
また、第2クラッチスプリング120のコイル部122の径方向外側には、摩擦クラッチのスプール側部分又は回転部材としての出力ギヤ132が設けられている。出力ギヤ132は、円筒形状に形成されている。出力ギヤ132は、ベース68に対する同軸上に配置されており、ベース68に対する相対回転が可能にベース68に支持されている。
但し、上述したように、ベース68に設けられた第2クラッチスプリング120の一端部124が他端部128に対して第2クラッチスプリング120のコイル部122の巻き方向へ接近され、これによって、第2クラッチスプリング120がコイル部122の半径方向外側へ膨らむ(変位する)ように弾性変形され、第2クラッチスプリング120が出力ギヤ132の内側部分に当接され、第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の摩擦力によってベース68の回転が出力ギヤ132に伝達される。これによって、出力ギヤ132が回転されるようになっている。
すなわち、モータ40(図1参照)が逆転駆動された際の回転力が、第1クラッチ48を介して第3クラッチ60へ入力されると、第3クラッチ60の出力ギヤ132がベース68のベース軸部88周り他側へ回転される。しかしながら、モータ40が正転駆動された際の回転力が、第1クラッチ48を介して第3クラッチ60へ入力されても、第3クラッチ60の出力ギヤ132は、回転されない。
第3クラッチ60の出力ギヤ132の外周部には、外歯が形成されており、出力ギヤ132の外周部の外歯は、第2ギヤ列58の第3ギヤ62へ係合されている。これによって、第1ギヤ列44の第1クラッチ48から第2ギヤ列58の第3クラッチ60へ伝達された回転力は、第3ギヤ62、第4ギヤ64を介してスプール18へ伝達されるようになっている。
また、モータ40(図1参照)が正転駆動された際の回転力は、第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52を介してスプール18に伝達され、これによって、スプール18が巻取方向へ回転される。これに対して、モータ40が逆転駆動された際の回転力は、第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ列58の第3クラッチ60、第3ギヤ62、第4ギヤ64を介してスプール18に伝達され、これによって、スプール18が巻取方向へ回転される。しかも、第2ギヤ列58における第3クラッチ60の出力ギヤ132と第4ギヤ64との間の減速比は、第1ギヤ列44の第2ギヤ50と第2クラッチ52との間の減速比よりも大きくされている。
ここで、上述したモータ40は、直流電動機とされている。直流電動機であるモータ40は、回転子である電機子を備えており、電機子の径方向外側には永久磁石が配置されている。また、電機子は、積層鉄心等の鉄心を備えている。鉄心には、スロットが形成されている。スロットは、鉄心の外周面で開口されており、スロットの開口は、電機子の中心軸線方向一側から他側への方向に長いスリット状とされている。また、鉄心において鉄心の周方向に隣合うスロットの間の部分は、ティースとされている。ティースには巻線が巻かれており、巻線に直流電流が流れることによって電機子が回転される。また、モータ40の極数は、例えば、3極とされている。また、モータ40の電機子のスロットの開口の長手方向は、電機子の中心軸線方向と同じ又は電機子の中心軸線方向に対する傾き(所謂「スキュー角」)が小さくされている。
このようなモータ40では、モータ40の非通電状態(上記の巻線の非通電状態)で出力軸42が回転されると、この出力軸42に回転力に抗するトルク、所謂「コギングトルク」が生じる。このコギングトルクの大きさは、出力軸42の回転(すなわち、電機子の回転)によって略周期的に変動される。
ここで、本実施の形態では、モータ40のコギングトルクの最大値は、上述した第2ギヤ列58の第3クラッチ60においてレバー90がベース軸部88周り一側(図2から図4(A)の矢印C方向側)へ回動され、これによって、第2クラッチスプリング120が出力ギヤ132の内側部分に当接された際の第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力(例えば、最大静止摩擦力)と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積以上とされている。
(本実施の形態の作用、効果)
本実施の形態では、ウェビング20が車両のシートに着座した乗員の身体に装着される際には、ウェビング20が乗員によって引張られ、これによって、ウェビング20がスプール18から引出される。スプール18から引出されたウェビング20は、乗員によって乗員の身体の車両前側へ掛回され、この状態で、ウェビング20に設けられたタングがシートベルト装置のバックルに係合される。
タングがシートベルト装置のバックルに係合されると、バックルに設けられたバックルスイッチから出力されてECUに入力されるタング検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わり、モータ40がECUによって低速で正転駆動される。モータ40の正転駆動の回転力は、モータ40の出力軸42から第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52を介してラチェットホイール54へ伝達され、ラチェットホイール54を低速で巻取方向へ回転させる。これによって、スプール18が低速で巻取方向へ回転され、ウェビング20がスプール18に巻取られる。これによって、乗員の身体に掛回されたウェビング20の弛みが除去され、乗員の身体にウェビング20が装着される。
このような乗員の身体へのウェビング20の装着状態で、走行中の車両の前方の障害物までの距離が一定値未満になると、前方監視装置から出力されてECUへ入力される障害物検出信号がLowレベルからHighレベルに切替わり、モータ40がECUによって高速で正転駆動される。モータ40の正転駆動の回転力は、第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52、ラチェットホイール54を介してスプール18に伝達され、これによって、スプール18は、巻取方向へ高速回転される。これによって、ウェビング20がスプール18に巻取られ、乗員の身体に掛回されたウェビング20の弛みが更に除去されて、乗員の身体をウェビング20によって強く拘束できる。
一方、シートベルト装置のバックルが乗員等によって操作されて、タングとバックルとの係合が解除されると、バックルに設けられたバックルスイッチから出力されてECUに入力されるタング検出信号がHighレベルからLowレベルに切替わり、モータ40がECUによって逆転駆動される。モータ40の逆転駆動の回転力は、モータ40の出力軸42から第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48を介して第2ギヤ列58の第3クラッチ60の入力ギヤ76に伝達される。これによって、入力ギヤ76がベース68のベース軸部88周り他側(図2及び図3の矢印D方向側)へ回転される。
第3クラッチ60の入力ギヤ76の回転力は、第3クラッチ60を構成する第1クラッチスプリング82、ロータ板72を介して第3クラッチ60のベース68に伝達され、これによって、ベース68がベース軸部88周り他側(図2及び図3の矢印D方向側)へ回転される。このベース68の回転により第3クラッチ60のウエイト100に遠心力が作用されると、ウエイト100は、支持軸102周りの一方(図2及び図3の矢印E方向)へ回動される。
このウエイト100の回動によって、第3クラッチ60のレバー90がリターンスプリング106の付勢力に抗して第3クラッチ60のベース68のベース軸部88周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)へ回動されると、第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120の一端部124から他端部128へのコイル部122の巻き方向へ第2クラッチスプリング120の一端部124が回動されて、第2クラッチスプリング120の一端部124が他端部128へ接近される。
これによって、第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120のコイル部122が径方向外側へ膨らむように変位され、第2クラッチスプリング120のコイル部122が第3クラッチ60の出力ギヤ132の内側部分へ当接される。これにより、第3クラッチ60の入力ギヤ76のベース軸部88周り他側への回転が、第3クラッチ60のベース68及び第2クラッチスプリング120のコイル部122を介して第3クラッチ60の出力ギヤ132へ伝達され、出力ギヤ132がベース軸部88周り他側(図2及び図3の矢印D方向側)へ回転される。
この第3クラッチ60の出力ギヤ132の回転力は、第2ギヤ列58の第3ギヤ62、第4ギヤ64、連結軸66を介してスプール18へ伝達され、スプール18が巻取方向へ回転される。これによって、ウェビング20がスプール18に巻取られて格納される。このように、本ウェビング巻取装置10では、モータ40の逆転駆動の回転力によってウェビング20がスプール18に巻取られて格納されるため、スプリングハウジング28の内側に設けられたぜんまいばね30の付勢力を弱くできる。このため、乗員の身体へのウェビング20の装着状態で、ぜんまいばね30の付勢力に起因して乗員がウェビング20から受ける締付感を弱くできる。
ところで、例えば、ウェビング20が車両のシートに着座した乗員によって引張られ、これによって、スプール18において引出方向への回転力(回転荷重)が生じると、スプール18の引出方向への回転力は、連結軸66、第2ギヤ列58の第4ギヤ64、第2ギヤ列58の第3ギヤ62を介して第2ギヤ列58の第3クラッチ60の出力ギヤ132へ伝達される。これによって、出力ギヤ132では、第3クラッチ60のベース68のベース軸部88周り一側(図2及び図3の矢印C方向側)への回転力が生じる。
このようにスプール18に引出方向への回転力が生じた状態で、第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120のコイル部122が径方向外側へ膨らむように変位されていると、出力ギヤ132の内側部分と第2クラッチスプリング120のコイル部122との間の摩擦力によって出力ギヤ132は、第2クラッチスプリング120のコイル部122をベース軸部88周り一側へ回転させようとする。
ここで、スプール18の引出方向への回転力の大きさが、スプール18から出力ギヤ132までの回転伝達の変速比と、出力ギヤ132と第2クラッチスプリング120のコイル部122との間の最大摩擦力(例えば、最大静止摩擦力)との積未満であると、出力ギヤ132において生じた回転力は、第2クラッチスプリング120、第3クラッチ60のベース68、第3クラッチ60のロータ板72、第3クラッチ60の第1クラッチスプリング82を介して第3クラッチ60の入力ギヤ76へ伝達される。さらに、入力ギヤ76へ伝達された回転力は、第1ギヤ列44の第1クラッチ48を介してモータ40の正転駆動の回転力と同じ方向の回転力として第1ギヤ列44の第2ギヤ50へ伝達される。
一方、このように第1クラッチ48へ伝達されたスプール18の引出方向への回転力は、第1ギヤ列44の第1ギヤ46を介してモータ40の出力軸42へ伝達される。ここで、モータ40は、鉄心を備えた直流電動機とされ、モータ40のコギングトルクの最大値は、第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力(例えば、最大静止摩擦力)と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積以上とされている。
このため、上記のように、スプール18の引出方向への回転力の大きさが、スプール18から出力ギヤ132までの回転伝達の変速比と出力ギヤ132と第2クラッチスプリング120のコイル部122との間の最大摩擦力との積未満の場合には、モータ40のコギングトルクが出力軸42の回転の抵抗になり、この回転力による出力軸42の回転が抑制される。したがって、このような大きさの引出方向への回転力がスプール18で生じた場合には、スプール18の引出方向への回転が抑制される。このため、このような場合には、スプール18の引出方向への回転力が、第2ギヤ列58を経由して第1ギヤ列44の第2クラッチ52へ伝達されることを抑制でき、第2クラッチ52のクラッチパウル56がラチェットホイール54へ係合されることを抑制できる。
これに対して、スプール18の引出方向への回転力の大きさが、スプール18から第3クラッチ60の出力ギヤ132までの回転伝達の変速比と、出力ギヤ132と第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120のコイル部122との間の最大摩擦力との積以上の場合、このような回転力が出力ギヤ132へ伝達されると、出力ギヤ132は、第2クラッチスプリング120に対して滑って回転される。このため、この状態では、出力ギヤ132から第2クラッチスプリング120への回転力の伝達が遮断される。これによって、このような大きさのスプール18の引出方向への回転力が第2ギヤ列58を経由して第1ギヤ列44の第2クラッチ52へ伝達されることを抑制でき、第2クラッチ52のクラッチパウル56がラチェットホイール54へ係合されることを抑制できる。
このように、本実施の形態では、第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120のコイル部122が径方向外側へ膨らむように変位され、コイル部122が第3クラッチ60の出力ギヤ132の内側部分へ当接された状態でスプール18に引出方向への回転力が生じても、第2クラッチ52のクラッチパウル56がラチェットホイール54へ係合されることを抑制できる。このため、第2クラッチスプリング120のコイル部122が出力ギヤ132の内側部分へ当接された状態で乗員がウェビング20を引出そうとした場合のフィーリングの低下を抑制できる。
また、本実施の形態は、モータ40のコギングトルクの最大値を第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120と第3クラッチ60の出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力(例えば、最大静止摩擦力)と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積以上とすることで上述したような効果を得ることができる。このため、ウェビング巻取装置10の部品点数の増加を抑制できる。
なお、本実施の形態では、モータ40のコギングトルクの最大値が第3クラッチ60の第2クラッチスプリング120と第3クラッチ60の出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力(例えば、最大静止摩擦力)と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積以上とされた構成であった。しかしながら、第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積がモータ40のコギングトルクの最大値以下になるように、第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力及び第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比の少なくとも一方が設定される構成であってもよい。
また、本実施の形態では、モータ40の鉄心のスロットの開口の長手方向は、電機子の中心軸線方向と同じ又は電機子の中心軸線方向に対する傾き(所謂「スキュー角」)が小さくされている構成であった。しかしながら、これは、モータ40のコギングトルクを大きくするための構成の一例であり、モータ40のコギングトルクの最大値が、第2クラッチスプリング120と出力ギヤ132の内側部分との間の最大摩擦力と、第3クラッチ60からモータ40の出力軸42までの変速比との積以上になる構成であれば、モータ40の具体的な構成に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、抵抗手段がモータ40とされた構成であった。しかしながら、例えば、第1ギヤ列44の第1ギヤ46、第1クラッチ48、第2ギヤ50、第2クラッチ52、第2ギヤ列58の第3ギヤ62、第4ギヤ64等の回転力伝達部材の少なくとも1つが、出力ギヤ132が第2クラッチスプリング120に対して滑って回転する大きさ未満の回転力では回転しないように回転力伝達部材の少なくとも1つの質量を設定してもよい。
10 ウェビング巻取装置
18 スプール
20 ウェビング
40 モータ(抵抗手段)
42 出力軸(モータ出力軸)
44 第1ギヤ列(第1回転力伝達手段)
58 第2ギヤ列(第2回転力伝達手段)
60 第3クラッチ(摩擦クラッチ、遮断手段)
120 第2クラッチスプリング(摩擦クラッチのモータ出力軸側部分)
132 出力ギヤ(摩擦クラッチのスプール側部分)

Claims (4)

  1. 巻取方向へ回転されることによってウェビングを巻取り、前記ウェビングが引出されることによって巻取方向とは反対の引出方向へ回転されるスプールと、
    駆動されることによってモータ出力軸を回転させるモータと、
    前記モータ出力軸と前記スプールとの間で回転力を伝達可能とされ、第1方向への前記モータ出力軸の回転力が入力されることによって前記スプールを巻取方向へ回転可能な第1回転力伝達機構と、
    前記モータ出力軸と前記スプールとの間で回転力を伝達可能とされ、第1方向とは反対の第2方向への前記モータ出力軸の回転が入力されることによって前記スプールを巻取方向へ回転可能な第2回転力伝達機構と、
    前記スプールの引出方向への回転荷重が所定の大きさ以上になることによって前記第1回転力伝達機構を経由する前記第2回転力伝達機構から前記スプールへの回転力伝達経路における前記回転荷重の伝達を遮断する遮断手段と、
    前記回転荷重が伝達された際に前記回転荷重に抵抗し、前記回転荷重が所定の大きさ未満の場合には前記回転力伝達経路における前記回転荷重の伝達を抑制する抵抗手段と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  2. 前記抵抗手段は、前記モータとされ、
    前記回転荷重の前記所定の大きさは、前記第2回転力伝達機構を経由した前記スプールから前記モータ出力軸までの回転力の伝達の変速比と前記モータのコギングトルクの最大値との積とされた請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記遮断手段は、前記第2回転力伝達機構に設けられ、作動状態ではスプール側部分とモータ出力軸側部分との間に生じる摩擦力によって前記モータ出力軸と前記スプールとの間での回転力の伝達を可能にされる摩擦クラッチとされ、
    前記回転荷重の前記所定の大きさは、前記スプールから前記スプール側部分までの回転力の伝達の変速比と前記スプール側部分と前記モータ出力軸側部分との間の最大摩擦力との積とされ、前記所定の大きさ以上の前記回転荷重が前記スプール側部分へ伝達されることによって前記スプール側部分が前記モータ出力軸側部分に対して相対回転される請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記摩擦クラッチは、前記モータの第2方向への回転力が伝達されることで回転され、当該回転の遠心力によって移動されると共に前記遠心力による移動方向とは反対側へ付勢された移動体を備え、前記移動体の前記遠心力による移動によって前記モータ出力軸側部分が前記スプール側部分へ接触され、前記モータ出力軸側部分から前記スプール側部分へ回転力が伝達される請求項3に記載のウェビング巻取装置。
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