JP2018134852A - 3次元造形物製造システム及び3次元造形物製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元造形物と3次元造形物を保護する部材を簡単に製造することができる3次元造形物製造システム及び3次元造形物製造方法を提供する。
【解決手段】3次元造形物の造形データに基づいて、3次元造形物を製造する3次元構造物製造装置と、3次元造形物の周囲に配置され、3次元造形物に着脱可能な緩衝材を製造する梱包材製造装置と、3次元造形物の造形データに基づいて、緩衝材の形状を算出する制御装置と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元造形物製造システム及び3次元造形物製造方法に関する。
近年、いわゆる3Dプリンタと呼ばれる3次元造形物を製造する3次元プリンタが開発されている。3Dプリンタとしては、例えば、吐出したインクなどの造形材を積層していくことによって3次元の造形物を形作る3次元プリンタ及び3次元造形物製造方法が知られている。例えば、下記の特許文献1に記載の3次元プリンタは、造形物の3次元データを複数の層に分割し、その最下層から順に吐出部から造形材を吐出し硬化して積層していくことによって、その3次元データに合わせた造形物を形作る。3次元造形装置は、造形材としてのインクを吐出するインクジェット式のヘッドを備えている。特許文献1に記載の3次元プリンタは、造形材として紫外線硬化インクを使用しており、吐出されて着弾した紫外線硬化インクに対して硬化部から紫外線を照射することで、この紫外線硬化インクを硬化させる。3Dプリンタには、硬化型インクを用いるインクジェット方式以外にも、フィラメントを溶解して造形する(FDM)、粉末の石膏を接着剤で硬化させる石膏方式、光造形樹脂の液槽に対して硬化する光を照射する光造形方式等がある。
特許第4420685号公報
ここで、3Dプリンタで製造した3次元造形物は、厚みが薄い部分等が破損しやすい状態となる。そのため、3次元構造物を箱に入れて、緩衝材等の保護部材を周囲に配置しても、保護部材の配置が不均一になった場合、一部に大きな力が入り、破損してしまう場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、3次元造形物と3次元造形物を保護する部材を簡単に製造することができる3次元造形物製造システム及び3次元造形物製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3次元造形物製造システムであって、3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物を製造する3次元構造物製造装置と、前記3次元造形物の周囲に配置され、前記3次元造形物に着脱可能な緩衝材を製造する梱包材製造装置と、前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記緩衝材の形状を算出する制御装置と、を有することを特徴とする。
このように、3次元造形物を製造する3次元データに基づいて、3次元造形物を保護する保護部材を作成することで、3次元構造物を適切に保護することが可能となる。これにより、3次元造形物の形状を維持したまま搬送することができる。
前記制御装置は、前記緩衝材の形状を、前記3次元造形物の全周を覆う形状とすることが好ましい。
これにより、緩衝材で3次元造形物を確実に保護することができる。
前記制御装置は、前記3次元造形物の形状データに基づいて、前記3次元造形物から設定された距離の第1外形形状を算出し、前記第1外形形状に対してスムージング処理を行い、第2外形形状を算出し、前記第2外形形状に基づいて前記緩衝材の形状を算出することが好ましい。
これにより、緩衝材を製造しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記緩衝材の形状を前記緩衝材の一部と前記3次元構造物とが接触する形状とすることが好ましい。
これにより、緩衝材で3次元造形物を確実に支持することができ、3次元造形物をより確実に保護することができる。
前記制御装置は、前記緩衝材の形状は、板状の緩衝材を複数積層させた形状とし、各層の板状の緩衝材の形状を算出し、前記梱包材製造装置は、前記制御装置で算出した前記緩衝材の形状に基づいて、板状の緩衝材を複数層分製造することが好ましい。
これにより、緩衝材を製造しやすくすることができ、3次元造形物の周囲に緩衝材を配置しやすくすることができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3次元造形物製造方法であって、3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物を製造する3次元構造物製造ステップと、前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物の周囲に配置され、前記3次元造形物に着脱可能な緩衝材の形状を算出する算出ステップと、算出した前記緩衝材の形状に基づいて前記緩衝材を製造する緩衝材製造ステップと、を有することを特徴とする。
このように、3次元造形物を製造する3次元データに基づいて、3次元造形物を保護する保護部材を作成することで、3次元構造物を適切に保護することが可能となる。これにより、3次元造形物の形状を維持したまま搬送することができる。
本発明によれば、3次元造形物を製造する3次元データに基づいて、3次元造形物を保護する保護部材を作成することで、3次元構造物を適切に保護することが可能となる。これにより、3次元造形物の形状を維持したまま搬送することができるという効果を奏する。
図1は、3次元造形物製造システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、インクジェットプリンタの概略の構成を示す模式図である。 図3は、梱包材製造装置の概略構成を示す模式図である。 図4は、梱包材製造装置の各部の構成を示す模式図である。 図5は、制御装置の概略構成を示す模式図である。 図6は、3次元造形物製造システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、3次元造形物の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、緩衝材の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、緩衝材の製造方法を説明するための説明図である。 図10は、緩衝材の製造方法を説明するための説明図である。 図11は、緩衝材の製造方法を説明するための説明図である。 図12は、梱包箱の製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る3次元造形物製造システム及び3次元造形物製造方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、3次元造形物製造システムの概略構成を示す模式図である。図1に示す3次元造形物製造システム1は、3次元造形物と、製造した3次元造形物を梱包する梱包材との両方を製造するシステムである。梱包材は、3次元造形物を収納する梱包箱と、梱包箱と3次元造形物との間に配置する緩衝材(保護部材)と、を有する。緩衝材は、3次元造形物よりも軟らかい材料であり、例えばスポンジである。また、緩衝材は、板状で各位置に3次元造形物に対応する切り欠き、空間が形成された緩衝材を積層することで、3次元造形物に対応する凹部を設ける。
3次元造形物製造システム1は、3次元プリンタ10と、梱包材製造装置12と、制御装置14と、を有する。3次元プリンタ10は、3次元造形物を製造する。梱包材製造装置12は、3次元造形物を梱包する梱包材を製造する。制御装置14は、3次元プリンタ10と梱包材製造装置12との両方と通信を行い、3次元プリンタ10で3次元造形物の製造に使用したデータに基づいて梱包材製造装置12で製造する梱包材のデータを作成する。なお、制御装置14は、3次元プリンタ10または梱包材製造装置12と一体つまり、3次元プリンタ10または梱包材製造装置12の制御機能と同じ処理装置としてもよい。以下、各部について順番に説明する。
図2を用いて、3次元プリンタ10である、インクジェットプリンタ10の一例を説明する。図2は、インクジェットプリンタの概略の構成を示す模式図である。図2に示す実施形態に係る3次元プリンタとしてのインクジェットプリンタ10は、いわゆるインクジェット法を用いて、3次元の立体造形物である造形物を製造する立体造形装置である。このインクジェットプリンタ10は、典型的には、造形物の3次元データに基づいて当該造形物を上下方向に複数の層に分割し、その造形物Wの層毎の形状データに基づいて造形材(インクを硬化させたもの)を下側の層から順に積層していくことで、その3次元データに合わせた造形物を形成するものである。
インクジェットプリンタ10は、図2に示すように、上面が作業面22aをなす載置台22と、主走査方向に設けたYバー23と、キャリッジ24と、キャリッジ駆動部25(往復移動部に相当)と、載置台駆動部26と、印刷制御部27と、入力装置28と、を備える。
載置台22の作業面22aは、水平方向(図2に示すX軸とY軸との双方と平行な方向)に平坦に形成され、その上に造形材としてのインクが下側の層から順に積層される平面である。載置台22は、例えば、略矩形状に形成されるがこれに限らない。
Yバー23は、載置台22の鉛直方向上側に所定の間隔をあけて設けられる。Yバー23は、水平方向(Y軸)と平行な主走査方向に沿って直線状に設けられる。Yバー23は、キャリッジ24の主走査方向に沿った往復移動をガイドする。
キャリッジ24は、Yバー23に保持され、当該Yバー23に沿って主走査方向に往復移動可能である。キャリッジ24は、主走査方向に移動制御される。キャリッジ24は、鉛直方向に対して載置台22と対向する面に、図示しないホルダ等を介して吐出部24aと紫外線照射器24bとが設けられる。
吐出部24aは、露光することで硬化度が変化する造形材としてのインクを作業面22aに吐出するものである。実施形態の吐出部24aは、少なくとも、露光することで硬化度が変化するインクとして、造形物を形成するインクを吐出する。吐出部24aは、キャリッジ24に設けられかつ図示しないインクタンクに貯留されているインクを作業面22aに吐出可能な吐出ノズル(図示せず)を複数備えている。複数の吐出ノズルは、Yバー23の長手方向、即ち主走査方向に沿って並べられている。
吐出部24aは、キャリッジ24の主走査方向に沿った移動に伴って主走査方向に沿って往復移動可能である。吐出部24aの吐出ノズルは、各種インク流路、レギュレータ、ポンプ等を介してインクタンクと接続されている。吐出部24aの吐出ノズルは、インクタンクの数、言い換えれば、同時に印刷可能なインクの種類の数等に応じて単数、あるいは複数が設けられる。吐出部24aの吐出ノズルは、インクタンク内のインクを作業面22aに向けてインクジェット方式で吐出することができるインクジェットヘッドである。ここで、露光することで硬化度が変化するインクとしては、例えば、紫外線を照射することで硬化するUV(紫外線)硬化インクを用いることができ、例えば、製造する造形物の色彩に応じて、白色インク、着色インク、透明インク等を適宜用いることができる。吐出部24aは、印刷制御部27と電気的に接続され、印刷制御部27によってその駆動が制御される。
紫外線照射器24bは、作業面22aに吐出されたインクに対して露光可能なものである。紫外線照射器24bは、例えば、紫外線を照射可能なLEDモジュール等により構成される。紫外線照射器24bは、キャリッジ24に設けられ、キャリッジ24の主走査方向に沿った移動に伴って主走査方向に沿って往復移動可能である。紫外線照射器24bは、印刷制御部27と電気的に接続され、印刷制御部27によってその駆動が制御される。
キャリッジ駆動部25は、Yバー23に対してキャリッジ24即ち吐出部24aを主走査方向に相対的に往復移動させる(走査する)駆動装置である。キャリッジ駆動部25は、例えば、キャリッジ24に連結された搬送ベルト等の伝達機構、搬送ベルトを駆動する電動機等の駆動源を含んで構成され、駆動源が発生させた動力を、伝達機構を介してキャリッジ24を主走査方向に沿って移動させる動力に変換し、当該キャリッジ24を主走査方向に沿って往復移動させる。キャリッジ駆動部25は、印刷制御部27と電気的に接続され、印刷制御部27によってその駆動が制御される。
載置台駆動部26は、図2に示すように、鉛直方向移動部26aと、副走査方向移動部26bとを備える。鉛直方向移動部26aは、載置台22をZ軸と平行な鉛直方向に沿って上下移動することで、載置台22に形成された作業面22aを吐出部24aに対して相対的に鉛直方向に沿って上下移動させるものである。これにより、載置台駆動部26は、吐出部24a、紫外線照射器24b等に対して、作業面22aを鉛直方向に沿って接近離間させることができる。つまり、載置台駆動部26は、吐出部24a、紫外線照射器24bに対して作業面22aを鉛直方向に沿って相対移動可能とする。
副走査方向移動部26bは、載置台22を主走査方向に対して直交するX軸と平行な副走査方向に移動させることで、載置台22に形成された作業面22aを吐出部24aに対して相対的に副走査方向に沿って往復移動させるものである。これにより、載置台駆動部26は、吐出部24a、紫外線照射器24b等に対して、作業面22aを副走査方向に沿って往復移動させることができる。つまり、副走査方向移動部26bは、吐出部24a及び紫外線照射器24bと、作業面22aとを副走査方向に相対的に往復移動可能とする。実施形態では、副走査方向移動部26bは、載置台22を副走査方向に移動させるが、本発明では、これに限定されることなく、Yバー23ごと、吐出部24a及び紫外線照射器24bを副走査方向に移動させてもよい。
印刷制御部27は、吐出部24a、紫外線照射器24b、キャリッジ駆動部25、載置台駆動部26等を含むインクジェットプリンタ10の各部を制御する。印刷制御部27は、造形物の一方の縁部から他方の縁部に向かう一方向に吐出部24aを移動(走査)して吐出造形する際には、着弾したインク密度が一方の縁部から他方の縁部に向かうにしたがって(沿って)小さくなるように吐出して一方の縁部を造形する。さらに、印刷制御部27は、一方向と反対方向の他方向に吐出部24aを移動(走査)して吐出造形する際には、着弾したインク密度が他方の縁部から一方の縁部に向かうにしたがって(沿って)小さくなるように吐出して他方の縁部を造形するものである。即ち、印刷制御部27は、造形物の未造形の外表面の外側から内側に向かって吐出部24aを主走査方向を移動させながらインクを吐出させて、外表面を含む縁部を造形するものである。
印刷制御部27は、演算装置、メモリ等のハードウェア及びこれらの所定の機能を実現させるプログラムから構成される。印刷制御部27は、吐出部24aを制御し、インク(造形インク)の吐出量、吐出タイミング、吐出期間等を制御する。印刷制御部27は、紫外線照射器24bを制御し、照射する紫外線の強度、露光タイミング、露光期間等を制御する。印刷制御部27は、キャリッジ駆動部25を制御し、キャリッジ24の主走査方向に沿った相対移動を制御する。印刷制御部27は、載置台駆動部26を制御し、載置台22の鉛直方向、副走査方向に沿った相対移動を制御する。
入力装置28は、印刷制御部27に接続され、造形物の形状に関する3次元データを入力するものである。入力装置28は、例えば、印刷制御部27に有線/無線で接続されるPC、種々の端末等によって構成される。
次に、図3及び図4を用いて、梱包材製造装置12について説明する。図3は、梱包材製造装置の概略構成を示す模式図である。図4は、梱包材製造装置の各部の構成を示す模式図である。梱包材製造装置12は、カッティング装置であり、板状のメディアMを加工し、一部に空洞や切り欠きを設けることで、3次元造形物の周囲に配置する緩衝材を製造する。また、梱包材製造装置12は、メディアMを加工し、加工した後に組み立てることで梱包箱となる部材を製造する。つまり、梱包材製造装置12は、組立前の梱包箱と、積層することで、3次元造形物を保護する保護部材となる板状の緩衝材を製造する。
梱包材製造装置12は、カッティングプロッタ32と、このカッティングプロッタ32に接続したコンピュータ34とを有する。カッティングプロッタ32は、各種の刃54を取り付けるホルダー48を有するカッターユニット41を備える。このカッターユニット41は、メディアMの支持台となるプラテン42に対して、Z軸方向において対向して設けられている。つまり、カッターユニット41は、プラテン42の上部に設けられ、プラテン42の上面から離れた位置に設けられている。プラテン42は、X軸及びY軸方向に平行な面であり、メディアMが上面に置かれる。
カッターユニット41は、刃54の向きを調整する機構(タンデンシャル機構)と、刃54をZ軸方向の上下に振動させることによりメディアMを切断する機構(レシプロ機構)と、メディアMと刃54とのクリアランスを調整するために刃54をZ軸方向の上下に上げ下げする機構と、を有する。また、カッターユニット41は、X軸駆動機構及びY軸駆動機構を有する。Y軸駆動機構は、図3のユニット43内に内蔵され、図3の左右方向(Y軸方向)に亘って延びるガイドレール45に平行に配置されたタイミングベルト44によって、カッターユニット41を図3の左右方向(Y軸方向)に移動させる。Y軸駆動機構のタイミングベルトは、伝達機構を介して接続されたモータ等で駆動される。また、X軸駆動機構は、図3のユニット43内に内蔵され、タイミングベルト(図示省略)によって、図3の前後方向(奥行き方向、X軸方向)に、ガイドレール45及びカッターユニット41を移動させる。よって、カッターユニット41は、X軸駆動機構及びY軸駆動機構を同時動作させることで、プラテン42上の斜めの移動を実現できる。
ホルダー48は、Z軸方向における上下の移動がラックアンドピニオン機構46によって制御されることで動作する。ホルダー48は、カッターユニット41の移動方向に刃54の刃先部が向くように制御する機構49を有する。ホルダー48は、刃54をZ軸方向の上下に振動させることによりメディアMを切断する機構は、刃54に接する偏心カムと刃54を偏心カムに付勢するバネと偏心カムを回転させる駆動源を備える。刃54の上下動は、偏心カムを回転させることでホルダー48を支点として刃54に伝達する上下方向の動力によって行う。カッターユニット41は、X軸駆動機構及びY軸駆動機構でカッターユニット41を移動させつつ、カッターユニット41の刃54の刃先部を移動方向に向けた状態で上下動させることで、メディアMを切断する。
本実施形態のカッターユニット41は、機構49を設け、モータ等の回転機構により、刃54の向きを制御し、進行方向に刃先の方向を制御しつつ、メディアMを切断するタンデンシャル式のカッター(タンデンシャルカッター)としたが、刃54の向きを制御する駆動源を備えていない構造としてもよい。また、本実施形態のカッターユニット41は、刃54の角度を所定の角度で固定して高速上下動させるレシプロカッターを用いたが、刃54の角度を所定の角度で固定せず、メディアMと刃54とを相対的に移動させてメディアMを切断する引きずり式カッターを用いることもできる。この場合、ホルダー48は、Z軸を中心として回転自在となる構造を有し、カッターユニット41のXY方向の移動に追従して回転する。係る構造のホルダー48では、刃54をカット方向に向けるために、いわゆる捨て切りと呼ばれる操作を行う必要がある。捨て切りは、メディアMの隅等の不使用箇所において5mm前後の直線状のカット線をカットすることで、そのカット線の方向に刃54を向ける操作である。本実施の形態において刃54の方向は、当該捨て切りの操作により行われるものとする。
カッティングプロッタ32には、当該カッティングプロッタ32を制御するコントローラ36が設けられている。このコントローラ36およびコンピュータ34は、一体となって梱包材製造装置12の情報処理を行い、当該コントローラ36及びコンピュータ34のハードウェアに所定のプログラムが格納されることで、メディアMにカット対象物を作図する作図部34aと、加工パスに従ってメディアMの加工を行うカット制御部34bと、カット対象物Sの加工パスを生成する加工パス生成部34cと、登録された複数の刃からカットに用いる刃を選択するための刃選択部34dと、非切断部を線分に設定する非切断部設定部と、非切断部の選択した刃54による加工パスを生成する非切断部加工パス生成部と、を構成する。また、前記カット制御部34bは、図3のユニット43に内蔵されているX軸駆動機構、Y軸駆動機構及びホルダー48の向き、振動を制御するドライバユニット51に接続されている。
なお、コンピュータ34は、カッティングプロッタ32とUSBケーブルやRS−232C等の専用ケーブル、ネットワーク、無線近距離通信により接続される。なお、コンピュータ34は、インターネット空間で構築されるリソース形態を取るものであっても良い。
次に、図5を用いて、制御装置14の構成について説明する。図5は、制御装置の概略構成を示す模式図である。制御装置14は、通信部62と、入力部64と、出力部66と、制御部68と、記憶部70と、を有する。通信部62は、有線、無線で、3次元プリンタ10、梱包材製造装置12と通信し、データの送受信を行う。入力部64は、キーボード、タッチパネル、マウス等、ユーザが操作を入力する機器である。入力部64は、記録媒体を読み取る読み取り装置を含んでもよい。出力部66は、液晶ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等、ユーザに操作結果、入力画面、演算結果等を出力する機器である。
制御部68は、CPUを有し、各種演算処理を行う演算装置である。制御部68は、スライスデータ作成部68aと、緩衝領域カットライン生成部68bと、押さえポイント生成部68cと、梱包箱カットライン生成部68dと、を有する。スライスデータ作成部68aは、3次元造形物の形状データである3次元データに対して、切断面を切断面に直交する方向に移動させつつ、分断する処理を行い、3次元造形物を平行な切断面で分断したデータを作成する。3次元プリンタ10は、切断面で分断した各層を、形成する1つの層の形状とし、各層の形状を順番に作成することで、3次元造形物を製造する。なお、スライスデータ作成部68aは、3次元プリンタ10からスライスデータを取得してもよい。緩衝領域カットライン生成部68bは、3次元データまたはスライスデータ、本実施形態ではスライスデータに基づいて、緩衝材を切断するラインである緩衝領域カットラインを生成する。緩衝領域カットラインは、3次元造形物の形状に対応して決定される緩衝材の内側の輪郭線となる。緩衝材は、3次元造形物を梱包する際に、内側の輪郭線が3次元造形物と対面する。押さえポイント生成部68cは、緩衝領域カットラインのうち、3次元造形物を梱包する際に、3次元造形物と接触する押さえポイント(押さえ位置)を追加する。梱包箱カットライン生成部68dは、緩衝材に覆われた3次元造形物を収納する箱である梱包箱を製造するためのカットラインを生成する。つまり、梱包箱カットライン生成部68dは、緩衝材及び3次元造形物の大きさに基づいて、組み立てると梱包箱となる形状の板材のカットラインを生成する。
記憶部70は、データを記憶する記憶装置であり、3Dデータ(3次元データ)70aと、制御プログラム70bと、条件データ70cと、を記憶する。3Dデータ(3次元データ)70aは、3次元造形物の形状データである。3Dデータ70aは、3次元プリンタ10で製造する複数の3次元造形物の形状データを記憶している。3Dデータ70aは、スライスデータも含めて記憶していてもよい。制御プログラム70bは、制御部68の各部の演算処理を実行するプログラムである。制御部68は、制御プログラム70bを記憶部70から読み出し実行することで、各種処理を実現することができる。条件データ70cは、制御プログラム70bで実行する演算の閾値や処理条件が記憶されている。
次に、図6から図12を用いて、3次元造形物製造システムの処理動作、つまり、3次元造形物製造方法の一例について説明する。図6は、3次元造形物製造システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。図7は、3次元造形物の製造方法の一例を示すフローチャートである。図8は、緩衝材の製造方法の一例を示すフローチャートである。図9から図11は、それぞれ緩衝材の製造方法を説明するための説明図である。図12は、梱包箱の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図6を用いて、処理全体を説明する。3次元造形物製造システム1は、3次元プリンタ10で3次元造形物を作成する(ステップS12)。次に、3次元造形物製造システム1は、梱包材製造装置12で緩衝材を作成する(ステップS14)。次に、3次元造形物製造システム1は、梱包材製造装置12で梱包箱を作成する(ステップS16)。なお、ステップS12、ステップS14、ステップS16の処理は、順番が前後してもよい。また、緩衝材と梱包箱は、同じ梱包材製造装置12で作成しても、別の梱包材製造装置12で作成してもよい。3次元造形物と緩衝材と梱包箱を作成したら、梱包箱を組み立て、梱包箱に緩衝材を配置しつつ3次元造形物を収納する(ステップS18)。これにより、3次元造形物を製造し、製造した3次元造形物を緩衝材で保護しつつ、梱包箱に収納することができる。
以下、各処理について説明する。図7を用いて、3次元造形物の製造方法の一例について説明する。3次元プリンタ10は、製造する3次元造形物の3次元データ(3Dデータ)を取得する(ステップS22)。3次元プリンタ10は、取得した3次元データに基づいて、スライスデータを作成する(ステップS24)。スライスデータは、上述したように製造する3次元造形物を平行な切断面で切断し、製造時の各層に分離したデータである。3次元プリンタ10は、スライスデータに基づいて、3次元造形物を作成する(ステップS26)。
次に、図8から図11を用いて、緩衝材の製造方法について説明する。図8に示す処理は、梱包材製造装置12と制御装置14とが処理を実行することで実現することができる。制御装置14は、3次元造形物のスライスデータを取得する(ステップS32)。制御装置14は、3次元造形物の3次元形状のデータからスライスデータを作成しても、3次元プリンタで作成したスライスデータを取得してもよい。制御装置14は、取得したスライスデータに基づいて、緩衝材の形状、具体的には、3次元造形物を囲む側の領域の形状を決定する。
制御装置14は、スライスデータに基づいて輪郭線を抽出する(ステップS34)。具体的には、図9に示すように、3次元造形物100を基準とし、3次元造形物100から距離a離れた位置を繋げ、3次元造形物100の外周の全周を覆う輪郭線102を作成する。これにより、輪郭線102は、3次元造形物100から距離aを維持し、3次元造形物100との距離が一定の線となる。ここで、制御装置14は、緩衝材の厚み方向における輪郭線102の位置は、同じ位置とする。また、制御装置14は、スライスデータのうち、緩衝材の厚み方向における最も外側の位置に基づいて、輪郭線102を算出する。制御装置14は、スライスデータの各層に対して同様の処理を行い、3次元造形物100の周囲を囲む複数層の輪郭線102を作成する。
制御装置14は、輪郭線102を作成したら、3次元造形物100を収納可能か判定する(ステップS36)。制御装置14は、輪郭線102を作成した緩衝材が、3次元造形物に対して配置可能であるかを判定する。例えば、1つの層の緩衝材を3次元造形物に配置する場合、3次元造形物の、緩衝材の輪郭線の内径よりも径が大きい部分を通過する必要があると3次元造形物を収容できないと判定する。制御装置14は、3次元造形物を収納できない(ステップS36でNo)と判定した場合、ステップS32に戻り、3次元造形物に対する切断面の向きを変えたスライスデータを作成し、ステップS32からステップS36の処理を行う。
制御装置14は、3次元造形物100を収容できる(ステップS36でYes)と判定した場合、輪郭線102に対してスムージング処理を実行する(ステップS38)。具体的には、輪郭線102に対してスムージング処理を行い、図10に示すように、滑らかな線でつながれた輪郭線102aを作成する。制御装置14は、スムージング処理を行ったら、輪郭線102aに押さえ位置を追加する(ステップS40)。押さえ位置は、3次元造形物と緩衝材が接触する位置である。制御装置14は、図11に示すように、3次元造形物100の周囲の複数個所に押さえ位置104を設けた輪郭線102bを作成する。押さえ位置104は、3次元造形物100の厚みが厚い場所、つまり損傷しにくい場所に設けることが好ましい。また、制御装置14は、押さえ位置104を輪郭線102bに分散して設け、緩衝材が3次元造形物100を複数の方向から支持できる状態とすることが好ましい。制御装置14は、3次元造形物100の3次元データを解析し、損傷しにくい場所で3次元造形物100を周囲の複数の方向から支持できる位置104に押さえ位置を設ける。また、押さえ位置は、複数の層の緩衝材で繋がっていることが好ましい。これにより、好適に3次元造形物100を支持することができる。ここで、スムージング処理は、梱包作業時における3次元造形物100の微細表現部の緩衝材への引っ掛かりを防ぎ、3次元造形物100の損傷を抑制するために実施することが好ましいが、スムージング処理を実施しなくてもよい。
制御装置14は、押さえ位置を追加した後、作成した輪郭線102bに基づいて、緩衝材のカットラインデータを作成する(ステップS42)。つまり、各層で算出した輪郭線102bを緩衝材のカットラインデータとする。
梱包材製造装置12は、作成した緩衝材のカットラインデータに基づいて緩衝材を作成する(ステップS44)。つまり、板状の緩衝材の元材料を、緩衝材のカットラインデータに基づいて切断し、緩衝材のカットラインデータに対応する外周形状となる緩衝材を作成する。梱包材製造装置12は、複数層分の緩衝材の形状に対応する緩衝材のカットラインデータに基づいて、各層の緩衝材を作成する。これにより、3次元造形物の周囲を囲む緩衝材を製造することができる。
ここで、本実施形態では、3次元造形物100と緩衝材との距離を離すことができるため、3次元造形物100のスライスデータを基準とし、3次元造形物100から距離a離れた位置を繋げた輪郭線102に基づいて緩衝材のカットラインデータを作成したが、これに限定されない。梱包材製造装置12は、3次元造形物100のスライスデータをカットラインデータとして用いてもよい。また、梱包材製造装置12は、3次元造形物100のスライスデータを基準とし、スライスデータよりも所定距離小さい3次元造形物100側に移動した位置をカットラインとするカットラインデータを作成してもよい。また、梱包材製造装置12は、スライスデータを基準として、スライスデータよりも所定距離離れた位置を輪郭線とする部分と、スライスデータの位置を輪郭線とする部分と、スライスデータよりも所定距離3次元造形物100側に移動した位置を輪郭線とする部分と、の少なくとも2つを位置によって組み合わせたカットラインデータを作成してもよい。
次に、図12を用いて、梱包箱の製造方法について説明する。図12に示す処理は、梱包材製造装置12と制御装置14とが処理を実行することで実現することができる。制御装置14は、緩衝材の外形寸法のデータを取得する(ステップS52)。緩衝材の外形寸法は、3次元造形物の表面に重ねた状態の多層の緩衝材の外形の寸法である。制御装置14は、外形寸法に基づいて、梱包箱のカットラインデータを作成する(ステップS54)。具体的には、緩衝材の外形寸法に基づいて、緩衝材を収納できる梱包箱を設計し、梱包箱の展開図を作成する。展開図は、梱包箱を組み立てる際に重なり、接着面となる領域も形成される。梱包材製造装置12は、カットラインデータに基づいて、梱包箱を作成する(ステップS56)。具体的には、梱包材製造装置12は、カットラインデータに基づいて、梱包箱を展開した状態の部材を作成する。梱包材製造装置12で作成した部材を折り曲げ組み立てることで、梱包箱を作成することができる。
3次元造形物製造システム1は、以上のように、3次元造形物を製造する際に使用する3次元データに基づいて、緩衝材の形状を決定し、決定した緩衝材の形状に基づいて、緩衝材を作成することで、3次元造形物の形状に沿った緩衝材を作成することができる。これにより、緩衝材を3次元造形物の周囲に好適に配置することができ、3次元造形物を緩衝材で保護することができる。これにより、3次元造形物の一部に負荷が集中することを抑制することができ、かつ、3次元造形物を保護することができる。また、3次元造形物製造システム1は、3次元データを用いて緩衝材の形状を算出することで、緩衝材の形状を自動的に算出できるため、3次元造形物を好適に保護できる緩衝材を簡単に作成することができる。
また、3次元造形物製造システム1は、緩衝材を3次元造形物の外周の全周を覆う形状とすることで、3次元造形物を緩衝材で好適に保護することができる。
また、3次元造形物製造システム1は、3次元造形物のスライスデータを用いることで、多層の緩衝材のそれぞれの層の形状を適切に算出することができる。また、制御装置14は、3次元プリンタで作成したスライスデータ、つまり3次元造形物の製造に用いるスライスデータを取得することで、スライスデータを効率よく取得することができ全体の演算量を少なくすることができる。
また、制御装置14は、輪郭線に対してスムージング処理を行うことで、輪郭線を滑らかな形状とすることができる。これにより、緩衝材を製造しやすくすることができる。
また、制御装置14は、緩衝材に3次元造形物と接触する押さえ位置(当接部)を設けることで、緩衝材で3次元造形物をより適切に支持することができる。また、制御装置14は、強度が高い位置を押さえ位置とすることで、緩衝材が3次元造形物に接触した状態でも接触している位置の損傷を抑制することができる。これにより、緩衝材で3次元造形物を保護することができる。
また、制御装置14は、緩衝材に3次元造形物と接触する押さえ位置(当接部)を設けることで、3次元造形物をより確実に支持することができるが、押さえ位置となる突出部を設けなくてもよい。また、3次元造形物製造システム1は、押さえ位置の緩衝材を別部材としてもよい。つまり、輪郭線に沿った緩衝材を3次元造形物の周囲に設置した後、別の緩衝材を輪郭線に沿った緩衝材と3次元造形物との間に配置してもよい。この場合、制御装置14は、押さえ位置に対応する部分を表示し、別の部材を挿入する位置を示すことが好ましい。
また、制御装置14は、スライスデータに基づいて、加工する緩衝材に加え、積層方向の上端と下端に、それぞれスライスデータのない緩衝材を設けることが好ましい。このように、緩衝材の積層方向にスライスデータを挟み込む緩衝材を設けることで、緩衝材で3次元造形物を挟み込むことができ、より安全に3次元造形物を保護することができる。
また、3次元造形物製造システム1は、緩衝材のデータに基づいて梱包箱の形状を算出することで、梱包箱で緩衝材を好適に保護することができる。これにより、積層構造の緩衝材を梱包箱で支持することができ、緩衝材で3次元造形物を好適に支持する凹部形状を作ることができる。
また、3次元造形物製造システム1は、3次元造形物の形状のデータに基づいて、緩衝材の形状を作成したが、3次元構造物の形状データに基づいて作成された種々の3次元データである造形データを用いればよい。ここで、造型データには、3次元造形物の形状データに加え、3次元造形物の形状に基づいて作成されたサポート層(3次元構造物の周囲に配置される部材)の形状データ等、3次元造形物の形状に基づいて作成される種々の3次元の形状データが含まれる。
また、3次元造形物製造システム1は、梱包材製造装置12で、梱包箱と緩衝材を製造したが、緩衝材を製造すればよく、梱包箱は製造しなくてもよい。梱包箱は、例えば、市販の箱を用いることができる。この場合、梱包材製造装置12は、梱包箱の形状データを取得し、緩衝材の外周側の幅や、積層した緩衝材の厚みを、梱包箱の形状に合わせて設計することで、梱包箱の中に緩衝材を適切に配置することができる。
なお、本実施形態では、3次元プリンタ10を、紫外線硬化型のインクをインクジェットで吐出させる方式としたが、これに限定されない。3次元プリンタ10は、3次元造形物を製造する各種方式の製造装置を用いることができる。例えば、3次元プリンタ10は、フィラメントを溶解して造形する(FDM)、粉末の石膏を接着剤で硬化させる石膏方式、光造形樹脂の液槽に対して硬化する光を照射する光造形方式等がある。
1 3次元造形物製造システム
10 3次元プリンタ(インクジェットプリンタ)
12 梱包材製造装置
14 制御装置
22 載置台
22a 作業面
23 Yバー
24 キャリッジ
25 キャリッジ駆動部
26 載置台駆動部
26a 鉛直方向移動部
26b 副走査方向移動部
27 印刷制御部
28 入力装置
32 カッティングプロッタ
34 コンピュータ
34a 作図部
34b カット制御部
34c 加工パス生成部
34d 刃選択部
36 コントローラ
41 カッターユニット
42 プラテン
43 ユニット
45 ガイドレール
46 ラックアンドピニオン機構
48 ホルダー
49 機構
51 ドライバユニット
54 刃
62 通信部
64 入力部
66 出力部
68 制御部
68a スライスデータ作成部
68b 緩衝領域カットライン生成部
68c 押さえポイント生成部
68d 梱包箱カットライン生成部
70 記憶部
70a 3Dデータ
70b 制御プログラム
70c 条件データ

Claims (6)

  1. 3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物を製造する3次元構造物製造装置と、
    前記3次元造形物の周囲に配置され、前記3次元造形物に着脱可能な緩衝材を製造する梱包材製造装置と、
    前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記緩衝材の形状を算出する制御装置と、を有することを特徴とする3次元造形物製造システム。
  2. 前記制御装置は、前記緩衝材の形状を、前記3次元造形物の全周を覆う形状とすることを特徴とする請求項1に記載の3次元造形物製造システム。
  3. 前記制御装置は、前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物から設定された距離の第1外形形状を算出し、前記第1外形形状に対してスムージング処理を行い、第2外形形状を算出し、前記第2外形形状に基づいて前記緩衝材の形状を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の3次元造形物製造システム。
  4. 前記制御装置は、前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記緩衝材の形状を前記緩衝材の一部と前記3次元構造物とが接触する形状とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の3次元造形物製造システム。
  5. 前記制御装置は、前記緩衝材の形状は、板状の緩衝材を複数積層させた形状とし、各層の板状の緩衝材の形状を算出し、
    前記梱包材製造装置は、前記制御装置で算出した前記緩衝材の形状に基づいて、板状の緩衝材を複数層分製造することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の3次元造形物製造システム。
  6. 3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物を製造する3次元構造物製造ステップと、
    前記3次元造形物の造形データに基づいて、前記3次元造形物の周囲に配置され、前記3次元造形物に着脱可能な緩衝材の形状を算出する算出ステップと、
    算出した前記緩衝材の形状に基づいて前記緩衝材を製造する緩衝材製造ステップと、を有することを特徴とする3次元造形物製造方法。
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