JP2018133655A - 検出装置、監視システム及び監視方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、無線通信の利用を控えつつ、通信の確実性を高めることができる検出装置、監視システム及び監視方法を提供することを目的とする。
《全体構成》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る監視システム1は、複数の検出装置10と、複数の中央制御装置50とを備える。第1の実施形態に係る監視システム1は、船舶に設けられ、当該船舶における災害の有無を監視する。
中央制御装置50は、検出装置10から受信した検出値情報に基づいて、災害発生の有無、または災害対処の要否を判定する。中央制御装置50は、災害対処が必要な場合、管理者、または災害対処等の処置を実行する処置装置に指令を送信する。中央制御装置50は、船舶内に分散して配置される。例えば、中央制御装置50は、船舶の船首と船尾とに分散して配置される。
中央制御装置50と検出装置10とは、有線通信路N1および無線通信路N2を介して接続される。なお、無線通信路N2の例としては無線LAN(Local Area Network)が挙げられる。無線通信路N2は、複数の検出装置10および複数の中央制御装置50どうしの直接通信により構成されるピアツーピアネットワークである。
検出装置10は、画像検知器11、温度検知器12、湿度検知器13、炎検知器14、超音波検知器15、音声検知器16、煙検知器17、人体状態検知器18、取得部19、第1通信部20、第2通信部21、通信判定部22、バッテリ30を備える。検出装置10は、船舶内の電源装置に接続され、電源装置から供給される電力により動作する。
温度検知器12は、周囲環境における温度を検出して温度の値を示す温度データを生成する。温度データは取得部19に取り込まれる。温度の値は、周囲環境の状態の一例である。
湿度検知器13は、周囲環境における湿度を検出して湿度の値を示す湿度データを生成する。湿度データは取得部19に取り込まれる。湿度の値は、周囲環境の状態の一例である。
炎検知器14は、周囲環境における炎を検出して炎の有無を示す炎データを生成する。炎データは取得部19に取り込まれる。炎の有無は、周囲環境の状態の一例である。
超音波検知器15は、周囲環境における超音波を検出して超音波の大きさを示す超音波データを生成する。超音波データは取得部19に取り込まれる。超音波の大きさは、周囲環境の状態の一例である。例えば、超音波は、物が振動することによって発生するために、超音波を検出することで災害現場の異常を推定することができる。
音声検知器16は、周囲環境における音声を検出して音声の波形を示す音声データを生成する。音声データは取得部19に取り込まれる。ここで、音声データは、人の存在の有無を認識するのに用いられる。音声の波形は、周囲環境の状態の一例である。
煙検知器17は、周囲環境における煙を検出して煙の有無を示す煙データを生成する。煙データは取得部19に取り込まれる。煙の有無は、周囲環境の状態の一例である。
人体状態検知器18、周囲環境に存在する人体を検出して、当該人体の状態を示す人体データを生成する。人体データは取得部19に取り込まれる。なお、人体状態検知器18としては、人感センサやハートビートセンサを用いることができる。人体の状態は、周囲環境の状態の一例である。
第2通信部21は、取得部19から取得した検出値情報を、無線通信路N2を介して送信する。第2通信部21は、他の検出装置10から取得した検出値情報を無線通信路N2を介して中央制御装置50に転送する。
図2は、第1の実施形態に係る検出値情報の送信方法を示すフローチャートである。
検出装置10は、所定の送信周期に係るタイミングにおいて、各検知器から取得したデータを中央制御装置50に送信する。送信周期に係るタイミングなると、まず取得部19は、画像検知器11、温度検知器12、湿度検知器13、炎検知器14、超音波検知器15、音声検知器16、煙検知器17および人体状態検知器18からデータを取り込み、検出値情報を生成する(ステップS101)。次に、第1通信部20は、有線通信路N1を介して取得部19が生成した検出値情報を中央制御装置50へ送信する(ステップS102)。
これにより、検出装置10は、有線通信路N1を介した通信が可能な限り、無線通信によらずに検出値情報を送信することができる。
検出装置10は、第2通信部21を介して他の検出装置10から検出値情報を受信したか否かを判定する(ステップS111)。他の検出装置10から検出値情報を受信していない場合(ステップS111:NO)、検出装置10は、処理を終了する。他方、他の検出装置10から検出値情報を受信した場合(ステップS111:YES)、第1通信部20は、有線通信路N1を介して取得部19が生成した検出値情報を中央制御装置50へ転送する(ステップS112)。
これにより、検出装置10は、断線等により有線通信路N1を介した通信ができなくなった他の検出装置10から受信した検出値情報を、可能な限り無線通信によらずに転送することができる。なお、通信判定部22は、一度送信したことのある検出値情報を再度受信した場合には、これを転送しなくてもよい。送信したことのある検出値情報は、例えば当該検出値情報を生成した検出装置10のIDと検出時刻の組み合わせなどによって特定される。
これにより、中央制御装置50は、有線通信路N1の一部に障害が生じたとしても、可能な限り多くの検出装置10から、可能な限り無線通信によらずに、検出値情報を受信することができる。これにより、監視システム1は、無線通信の利用を控えつつ、検出値情報の通信の確実性を高めることができる。
第1の実施形態に係る監視システム1においては、検出装置10と中央制御装置50とが常時有線通信路N1および無線通信路N2を介して接続されており、送信の経路を切り替えるものである。一方で、無線通信路N2を確立するためには、データのやりとりを行っていない間も、検出装置10および中央制御装置50が電波を発しておく必要がある。そのため、計器への影響がないとはいえず、また当該無線通信路N2が、内部の情報網への不正侵入の入口になる可能性がある。
第2の実施形態に係る監視システム1は、可能な限り無線通信を遮断し、必要なときだけ無線通信路N2を確立するものである。
図4は、第2の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る監視システム1は、第1の実施形態と検出装置10の構成が異なる。
第2の実施形態に係る検出装置10は、第1の実施形態の構成に加え、無線通信制御部23をさらに備える。無線通信制御部23は、無線通信路N2の確立および遮断を制御する。
図5は、第2の実施形態に係る検出値情報の送信方法を示すフローチャートである。
検出装置10は、初期状態において、無線通信路N2は遮断されている。つまり、検出装置10は、初期状態において、図示しないアンテナを介した電波の送受信を行わない。送信周期に係るタイミングなると、まず取得部19は、画像検知器11、温度検知器12、湿度検知器13、炎検知器14、超音波検知器15、音声検知器16、煙検知器17および人体状態検知器18からデータを取り込み、検出値情報を生成する(ステップS201)。次に、第1通信部20は、有線通信路N1を介して取得部19が生成した検出値情報を中央制御装置50へ送信する(ステップS202)。
これにより、検出装置10は、有線通信路N1を介した通信が可能な限り、無線通信路N2を遮断しておくことができる。
検出装置10の通信判定部22は、有線通信路N1を介して、全ての他の検出装置10との通信が可能であるか否かを判定する(ステップS211)。全ての他の検出装置10との通信が可能である場合(ステップS211:YES)、無線通信制御部23は、図示しないアンテナを介した電波の送受信を終了し、無線通信路N2を遮断し(ステップS212)、検出装置10は処理を終了する。
これにより、検出装置10は、断線等により他の検出装置10との通信ができなくなるまで無線通信路N2を遮断し、他の検出装置10との通信ができなくなった場合に、当該他の検出装置10から検出値情報を受信できるよう無線通信路N2を確立する。
このように、第2の実施形態に係る監視システム1によれば、検出装置10と中央制御装置50とは、基本的に有線通信路N1にのみ接続されており、有線通信路N1を介した通信の一部に障害が発生したときに無線通信路N2を確立する。これにより、監視システム1は、計器への影響を最小限にとどめ、かつ内部の情報網への不正侵入の可能性をさらに低減することができる。
例えば、上述した実施形態に係る無線通信路N2はピアツーピアネットワークであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る無線通信路N2は、アクセススポットを介した通信であってもよい。一方、この場合、アクセススポットの故障等により検出装置10と中央制御装置50との通信ができなくなる可能性がある。
図7は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、CPU91、主記憶装置92、補助記憶装置93、インタフェース94を備える。
上述の検出装置10は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置93に記憶されている。CPU91は、プログラムを補助記憶装置93から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
10 検出装置
19 取得部
20 第1通信部
21 第2通信部
22 通信判定部
50 中央制御装置
N1 有線通信路
N2 無線通信路
Claims (7)
- 周囲環境の状態の検出値を取得する取得部と、
有線通信路を介して前記検出値の送信を試みる第1通信部と、
前記第1通信部による送信ができない場合に、無線通信路を介して前記検出値の送信を試みる第2通信部と
を備える検出装置。 - 前記第1通信部による前記検出値の送信ができない場合に、前記無線通信路を確立する無線通信制御部をさらに備える
請求項1に記載の検出装置。 - 前記無線通信制御部は、複数の他の検出装置の少なくとも1つと前記第1通信部による通信ができない場合に、前記無線通信路を確立する
請求項2に記載の検出装置。 - 前記第2通信部は、他の検出装置から前記検出値を受信した場合に、無線通信により当該検出値を転送する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の検出装置。 - 複数の検出装置と中央制御装置とを備え、
前記複数の検出装置のそれぞれは、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の検出装置である
監視システム。 - 複数の中央制御装置をさらに備え、
前記複数の中央制御装置のそれぞれは、前記中央制御装置である
請求項5に記載の監視システム。 - 周囲環境の状態の検出値を取得することと、
有線通信路を介して前記検出値の送信を試みることと、
前記第1通信部による送信ができない場合に、無線通信路を介して前記検出値の送信を試みることと
を有する監視方法。
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JP2020181498A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | キヤノン株式会社 | 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08149582A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Toshiba Corp | 遠方監視制御システム |
JP2011250301A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 遠隔検針システム |
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