JP2018133509A - プリント配線板とプリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 実装信頼性の高いプリント配線板の提供【解決手段】 実施形態のプリント配線板は、第1面を有する最外の樹脂絶縁層と、前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている複数の第1パッドと複数の第2パッドとを有する最外の導体層と、前記複数の第1パッドを露出する第1開口と、前記第2パッドを個々に露出する第2開口とを有し、前記最外の樹脂絶縁層と前記最外の導体層上に形成されている第1のソルダーレジスト層と、を有する。そして、第1開口から露出する前記最外の樹脂絶縁層の第1面の高さは、前記第1パッドの上面の高さより低い。【選択図】 図1
Description
本発明は、第1パッドと第2パッドとを有するプリント配線板、及び、その製造方法に関する。
特許文献1は、電子部品を実装するための第1パッドと上基板を搭載するための第2パッドとを有するプリント配線板を開示している。
[特許文献の課題]
特許文献1では第2パッドは最上の層間樹脂絶縁層上に形成されている。そして、特許文献1は、その第2パッド上に金属ポストを形成している。そのため、金属ポストの上面の位置が高いと考えられる。上面の位置が高いと、金属ポストと第2パッドの界面に大きなストレスが働くと予想される。例えば、そのストレスでソルダーレジスト層の剥がれが発生すると考えられる。
特許文献1では第2パッドは最上の層間樹脂絶縁層上に形成されている。そして、特許文献1は、その第2パッド上に金属ポストを形成している。そのため、金属ポストの上面の位置が高いと考えられる。上面の位置が高いと、金属ポストと第2パッドの界面に大きなストレスが働くと予想される。例えば、そのストレスでソルダーレジスト層の剥がれが発生すると考えられる。
本発明に係るプリント配線板は、第1面を有する最外の樹脂絶縁層と、前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている複数の第1パッドと複数の第2パッドとを有する最外の導体層と、前記複数の第1パッドを露出する第1開口と、前記第2パッドを個々に露出する第2開口とを有し、前記最外の樹脂絶縁層と前記最外の導体層上に形成されている第1のソルダーレジスト層と、を有する。そして、前記第1開口から露出する前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さは前記第1パッドの上面の高さより低く、前記第2開口より露出する前記第2パッドの上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低く、前記最外の導体層は、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分と前記第1のソルダーレジスト層から露出する部分を含み、前記最外の導体層中の前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分の上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低い。
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、支持板を用意することと、支持板上に金属箔を形成することと、金属箔上に複数の第1パッドと複数の第2パッドとを有する最外の導体層を形成することと、第1面を有する最外の樹脂絶縁層を前記金属箔及び前記最外の導体層上に前記1面と前記金属箔が対向するように形成することと、前記支持板と前記金属箔とを分離することと、前記金属箔を除去することで、前記第1面と前記第1面から露出する前記最外の導体層の露出面を露出することと、前記露出面を前記第1面より低くすることと、前記第1面と前記露出面上に第1のソルダーレジスト層を形成することと、ブラスト加工により前記第1のソルダーレジスト層に、前記複数の第1パッドを露出する第1開口を形成することと、前記第1のソルダーレジスト層に前記第2パッドを個々に露出する第2開口を形成すること、とを有する。そして、前記第1開口を形成することは、前記第1開口から露出する前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さを低くすることを含み、前記第2開口を形成することは、前記第2開口から露出する前記第2パッドの高さを低くすることを含み、前記第2開口より露出する前記第2パッドの上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低く、前記最外の導体層の内、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分の上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低い。
本発明の実施形態によれば、第1パッドの上面の高さは、最外の樹脂絶縁層の第1面の高さより高い。即ち、第1パッドは最外の樹脂絶縁層の第1面から突出している。このため、第1パッド上に電子部品を容易に実装することができる。また、第1パッド上に実装される電子部品と第1パッドとの間の接続信頼性が高い。第2パッド(POPパッド)は、第1のソルダーレジスト層で覆われている部分と第1のソルダーレジスト層から露出する部分を有する。そして、覆われている部分の高さと露出している部分の高さは異なる。このため、第2パッドは段差を有する。従って、第2パッドの接続面積が大きくなる。第2パッドを介して、プリント配線板に搭載されるパッケージとプリント配線板との間の接続信頼性が高い。また、第1のソルダーレジスト層が第2パッドから剥離し難い。
[実施形態]
図1(A)は実施形態に係るプリント配線板10を示す。
プリント配線板10は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有する。第1面F上に電子部品が実装され、第2面Sを介してプリント配線板10はマザーボードに搭載される。プリント配線板10は、第1樹脂絶縁層50と第2樹脂絶縁層150と第3樹脂絶縁層250を有する。図1(A)では、第1樹脂絶縁層50と第2樹脂絶縁層150、第3樹脂絶縁層250はガラスクロスなどの補強材を有していない。各樹脂絶縁層50、150、250は補強材を有してもよい。第1樹脂絶縁層50の第1面F側に導体層34が形成され、第2面S側に第1導体層58が形成されている。第1樹脂絶縁層50が最外の樹脂絶縁層であり、導体層34が最外の導体層である。第1樹脂絶縁層50は上面を有し、第1樹脂絶縁層の上面Fとプリント配線板10の第1面Fは同一面である。また、第1樹脂絶縁層の上面は最外の樹脂絶縁層の第1面Fである。第2樹脂絶縁層150の第2面S側に第2導体層158が形成されている。第3樹脂絶縁層250の第2面S側に第3導体層258が形成されている。第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)50の上面Fと導体層34上に第1のソルダーレジスト層70Fが形成されている。第1のソルダーレジスト層70Fは中央部に第1開口70Foを有し、第1開口70Foから露出する第1樹脂絶縁層50の上面F上に複数の第1パッド34Pが形成されている。第1パッド34PはFC(フリップチップ)パッドを形成する。第1開口70Foの周囲に形成されている第1のソルダーレジスト層70Fは、複数の第2開口71Fを有し、第2開口71Fにより露出される導体層34が第2パッド34Bを形成する。第2パッド34BはPOP(Package on Package)パッドを形成する。第1開口70Foは1つのみ存在し、各第2パッド34Bはそれぞれの第2開口71Fで露出される。1つの第1開口70Foで複数の第1パッド34Pが露出される。全ての第1パッド34Pが1つの第1開口70Foで露出される。第3樹脂絶縁層250の第2面Sと第3導体層258上に第2のソルダーレジスト層70Sが形成されている。第3樹脂絶縁層の第2面Sとプリント配線板10の第2面Sは同じ面で有る。第2のソルダーレジスト層70Sは開口71Sを有し、開口71Sにより露出される第3導体層258がパッド258Pを形成する。導体層(最外の導体層)34と第1導体層58は第1樹脂絶縁層50に形成されている第1ビア導体60を介して接続される。第1導体層58と第2導体層158は第2樹脂絶縁層150に形成されている第2ビア導体160を介して接続される。第2導体層158と第3導体層258は第3樹脂絶縁層250に形成されている第3ビア導体260を介して接続される。
図1(A)は実施形態に係るプリント配線板10を示す。
プリント配線板10は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有する。第1面F上に電子部品が実装され、第2面Sを介してプリント配線板10はマザーボードに搭載される。プリント配線板10は、第1樹脂絶縁層50と第2樹脂絶縁層150と第3樹脂絶縁層250を有する。図1(A)では、第1樹脂絶縁層50と第2樹脂絶縁層150、第3樹脂絶縁層250はガラスクロスなどの補強材を有していない。各樹脂絶縁層50、150、250は補強材を有してもよい。第1樹脂絶縁層50の第1面F側に導体層34が形成され、第2面S側に第1導体層58が形成されている。第1樹脂絶縁層50が最外の樹脂絶縁層であり、導体層34が最外の導体層である。第1樹脂絶縁層50は上面を有し、第1樹脂絶縁層の上面Fとプリント配線板10の第1面Fは同一面である。また、第1樹脂絶縁層の上面は最外の樹脂絶縁層の第1面Fである。第2樹脂絶縁層150の第2面S側に第2導体層158が形成されている。第3樹脂絶縁層250の第2面S側に第3導体層258が形成されている。第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)50の上面Fと導体層34上に第1のソルダーレジスト層70Fが形成されている。第1のソルダーレジスト層70Fは中央部に第1開口70Foを有し、第1開口70Foから露出する第1樹脂絶縁層50の上面F上に複数の第1パッド34Pが形成されている。第1パッド34PはFC(フリップチップ)パッドを形成する。第1開口70Foの周囲に形成されている第1のソルダーレジスト層70Fは、複数の第2開口71Fを有し、第2開口71Fにより露出される導体層34が第2パッド34Bを形成する。第2パッド34BはPOP(Package on Package)パッドを形成する。第1開口70Foは1つのみ存在し、各第2パッド34Bはそれぞれの第2開口71Fで露出される。1つの第1開口70Foで複数の第1パッド34Pが露出される。全ての第1パッド34Pが1つの第1開口70Foで露出される。第3樹脂絶縁層250の第2面Sと第3導体層258上に第2のソルダーレジスト層70Sが形成されている。第3樹脂絶縁層の第2面Sとプリント配線板10の第2面Sは同じ面で有る。第2のソルダーレジスト層70Sは開口71Sを有し、開口71Sにより露出される第3導体層258がパッド258Pを形成する。導体層(最外の導体層)34と第1導体層58は第1樹脂絶縁層50に形成されている第1ビア導体60を介して接続される。第1導体層58と第2導体層158は第2樹脂絶縁層150に形成されている第2ビア導体160を介して接続される。第2導体層158と第3導体層258は第3樹脂絶縁層250に形成されている第3ビア導体260を介して接続される。
図1(B)は、半田バンプ76Fi、76Fo、76Sを有するプリント配線板10を示している。
第1パッド34P上に電子部品実装用の第1半田バンプ76Fiが形成されている。第2パッド34B上に第2プリント配線板搭載用の第2半田バンプ76Foが形成されている。パッド258P上にマザーボード等の外部基板搭載用の半田バンプ76Sが形成されている。
第1パッド34P上に電子部品実装用の第1半田バンプ76Fiが形成されている。第2パッド34B上に第2プリント配線板搭載用の第2半田バンプ76Foが形成されている。パッド258P上にマザーボード等の外部基板搭載用の半田バンプ76Sが形成されている。
図1(C)は、プリント配線板10の応用例110を示す。応用例110はプリント配線板10とプリント配線板10に実装されている電子部品92とプリント配線板10に搭載されている第2プリント配線板320で形成されている。
プリント配線板の第1パッド34P上に形成されている第1半田バンプ76Fiを介してICチップ等の電子部品92がプリント配線板10に実装される。第2パッド34B上に形成されている第2半田バンプ76Foを介して第2プリント配線板320がプリント配線板10に搭載される。第2プリント配線板320上にメモリー322が実装されていて、メモリー322はモールド樹脂324で封止されている。
プリント配線板の第1パッド34P上に形成されている第1半田バンプ76Fiを介してICチップ等の電子部品92がプリント配線板10に実装される。第2パッド34B上に形成されている第2半田バンプ76Foを介して第2プリント配線板320がプリント配線板10に搭載される。第2プリント配線板320上にメモリー322が実装されていて、メモリー322はモールド樹脂324で封止されている。
実施形態では、プリント配線板の第1面F側が上側であり、第2面S側が下側である。また、上側が高く、下側が低い。図1(A)に示されるように、第1パッド34Pは第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)50の第1凹部53Pに部分的に埋まっている。第2パッド34Bは第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)50の第2凹部53Bに埋まっている。図5(A)に示されるように、第1のソルダーレジスト層70Fの第1開口70Foにより露出される第1樹脂絶縁層50の露出面50Iuは、高さH1を有する。露出面50Iuは第1樹脂絶縁層50の第1面(上面)Fを形成する。第1のソルダーレジスト層70Fで被覆されている第1樹脂絶縁層50の上面50Auは高さH2を有する。上面50Auは第1樹脂絶縁層50の第1面(上面)Fを形成する。高さH2は高さH1より高い。そして、第1パッド34Pは、第1樹脂絶縁層50の露出面50Iuから突出している。即ち、第1パッド34Pの上面34Puは高さH3を有し、高さH3は高さH1より高い。高さH3と高さH1との差は2〜5μmである。図1(D)は第2パッド34Bの拡大図である。図5(A)に示されるように、第2開口71Fにより露出される第2パッド34Bの上面34Buは高さH4を有する。また、第2開口71Fにより露出される第2パッド34Bは第1のソルダーレジスト層70Fで覆われている導体部分(周囲の導体部分)34BOで囲まれている。第2パッド34Bは第2開口71Fから露出する部分(露出部分)34BUと周囲の導体部分34BOで形成される。そして、周囲の導体部分34BOは高さH5を有する。第2パッド34Bの内、第2開口71Fから露出している部分34BUの上面34Buの高さH4は、周囲の導体部分34BOの上面34Boの高さH5より低い。高さH5と高さH4の差d2は1μm程度である。周囲の導体部分34BOの高さH5は、第1のソルダーレジスト層で覆われている最外の樹脂絶縁層50の上面50Auの高さH2より低い。高さH2と高さH5の差d1は2〜4μmである。
第1のソルダーレジスト層70Fで完全に覆われている導体層34が図5(B)に示されている。図5(B)の第1のソルダーレジスト層で完全に覆われている導体層34は上面34uを有し、上面34uは高さH5を有する。高さH5は一定であり、高さH2より低い。上面34uの高さと周囲の導体部分34BOの上面34Boの高さと略等しい。
実施形態のプリント配線板によれば、第1開口70Foにより露出される樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)50の上面(露出面50Iu)の高さH1は第1パッド(FCパッド)34Pの上面34Puの高さH3より低い。即ち、第1パッド34Pは最外の樹脂絶縁層50から突出している。このため、実施形態では、第1パッド間の絶縁信頼性が高い。また、第1パッド34Pが突出しているので、第1パッド34P上に電子部品92を容易に実装することができる。第1パッド34Pと電子部品92との間の接続信頼性を高くすることができる。図5(A)に示されるように、第2パッド(POPパッド)34Bの露出部分34BUの上面34Buの高さH4は、周囲の導体部分34BOの上面34Boの高さH5より低い。即ち、第2パッド34Bの露出部分34BUは、周囲の導体部分34BOから凹んでいる。もし、第2パッド34B上に半田バンプ76Fo等が形成されると、半田バンプ76Foとプリント配線板10は、第2パッド34Bの露出部分34BUの上面34Buと周囲の導体部分34BOの側壁を介して接続される。このため、半田バンプ76Foと第2パッド34B間の接続面積が大きくなる。搭載される第2プリント配線板(パッケージ)320と半田バンプ76Fo間の応力を緩和することができる。接続信頼性を高くすることができる。また、周囲の導体部分34BOの高さH5は、第1のソルダーレジスト層70Fで覆われている最外の樹脂絶縁層50の上面50Auの高さH2より低い。第2パッド34Bの周囲で第1のソルダーレジスト層70Fは、周囲の導体部分34BOの低い位置34Boから最外の樹脂絶縁層50の高い位置50Auへ延びている。そのため、パッドに加わる応力を最外の樹脂絶縁層50で緩和することができる。従って、第1のソルダーレジスト層70Fが第2パッド34Bから剥離し難い。
[実施形態の製造方法]
実施形態のプリント配線板の製造方法が図2〜図4に示される。
支持板20と金属箔21が準備される。支持板20上に金属箔21が形成される。図2(A)では、支持板20は樹脂基板20であり、樹脂基板20上に積層されている金属箔21は、キャリア付き銅箔21である。キャリア付き銅箔21はキャリア21Aとキャリア21A上の銅箔22で形成されている。金属箔21上にめっきレジスト12が形成される。めっきレジストから露出する銅箔21上に電解銅めっきにより導体層34を形成する電解銅めっき膜14が形成される(図2(B))。めっきレジストが除去される(図2(C))。
実施形態のプリント配線板の製造方法が図2〜図4に示される。
支持板20と金属箔21が準備される。支持板20上に金属箔21が形成される。図2(A)では、支持板20は樹脂基板20であり、樹脂基板20上に積層されている金属箔21は、キャリア付き銅箔21である。キャリア付き銅箔21はキャリア21Aとキャリア21A上の銅箔22で形成されている。金属箔21上にめっきレジスト12が形成される。めっきレジストから露出する銅箔21上に電解銅めっきにより導体層34を形成する電解銅めっき膜14が形成される(図2(B))。めっきレジストが除去される(図2(C))。
導体層34と金属箔21上に第1面Fを有する第1樹脂絶縁層50が形成される(図2(D))。第1樹脂絶縁層50の第1面Fは銅箔22と対向している。第1樹脂絶縁層50は、粒子と樹脂で形成される。粒子は、シリカなどの無機粒子を含む。図2(D)の第1樹脂絶縁層50は補強材を有していない。しかしながら、第1樹脂絶縁層50は補強材を有してもよい。CO2ガスレーザにて第1樹脂絶縁層50に導体層34へ至る開口51が形成される(図2(E))。
第1樹脂絶縁層50上と開口51の内壁に無電解銅めっき膜52が形成される。無電解銅めっき膜52上にめっきレジスト54が形成される(図3(A))。めっきレジスト54から露出する無電解銅めっき膜52上に、電解銅めっき膜56が形成される。この時、開口51は電解銅めっき膜56で充填される。開口51に導体層34と接続する第1ビア導体60が形成される(図3(B))。めっきレジストが除去される。電解銅めっき膜56から露出する無電解銅めっき膜52が除去される。第1導体層58が形成される(図3(C))。
図2(D)〜図3(C)の工程が繰り返され、第1樹脂絶縁層50と第1導体層58上に第2樹脂絶縁層150と第2導体層158、第2ビア導体160が形成される。その後、第2樹脂絶縁層150と第2導体層158上に第3樹脂絶縁層250と第3導体層258、第3ビア導体260が形成される(図3(D))。
支持板30と金属箔21を形成している銅箔22が機械的に分離される。その後、金属箔21を形成している銅箔22がエッチングで除去される。導体層34の露出面が露出する。図4(A)では、第1面Fが上に示されている。この時、導体層34の露出面がエッチングで除去される。導体層34の厚みが薄くなる。第1パッド34Pの上面と第2パッド34Bの上面が、第1樹脂絶縁層50の第1面Fより凹む。第1樹脂絶縁層50と導体層34、第1導体層58、第1ビア導体60、第2樹脂絶縁層150、第2導体層158、第2ビア導体160、第3樹脂絶縁層250、第3導体層258、第3ビア導体260を有する中間基板1100が完成する(図4(A))。中間基板1100は、第1面Fと、第1面Fと反対側の第2面Sとを有する。中間基板1100の第1面とプリント配線板10の第1面は同じであり、中間基板1100の第2面とプリント配線板10の第2面は同じである。
第1樹脂絶縁層50の第1面Fと第1パッド34P、第2パッド34B上に熱硬化性樹脂から成る第1のソルダーレジスト層70Fが形成される。第3樹脂絶縁層250と第3導体層258上に感光性樹脂からなる第2のソルダーレジスト層70Sが形成される。露光と現像により第2のソルダーレジスト層70Sに開口71Sが形成される(図4(B))。
第1のソルダーレジスト層70F上に、第1開口形成用の第1開口80Pと第2開口形成用の第2開口80Bを有するマスク80が置かれる(図4(C))。レジストからなるマスク80が第1のソルダーレジスト層70F上に形成されてもよい。ブラスト加工により、第1開口形成用の第1開口80Pから露出する第1のソルダーレジスト層70Fが除去される。第1のソルダーレジスト層70Fに第1開口70Foが形成される。この時、第1樹脂絶縁層50Fの上面(露出面50Iu)の高さが第1パッド(FCパッド)34Pの上面34Puより低くなるように第1開口70Fo内の第1樹脂絶縁層50の上面が除去される。また、第2開口形成用の第2開口80Bから露出する第1のソルダーレジスト層70Fが除去される。第1のソルダーレジスト層70Fに第2開口71Fが形成される。この時、第2開口71Fから露出する導体層34の上面が除去される。第2パッド34Bの上面34Buの高さが、第1のソルダーレジスト層70Fで覆われる導体部分34BOの高さより低くなる(図4(D))。
マスク80が取り除かれる(図1(A))。第1パッド34Pと第2パッド34B、パッド258P上に半田ボールが搭載される。リフローにより、第1パッド34P上に第1半田バンプ76Fiが形成される。第2パッド34B上に第2半田バンプ76Foが形成される。パッド258P上に半田バンプ76Sが形成される。半田バンプを有するプリント配線板10が完成する(図1(B))。
第1パッド34P上の第1半田バンプ76Fiを介してICチップ等の電子部品92がプリント配線板10上に実装される。第2パッド34B上の第2半田バンプ76Foを介してプリント配線板10上に第2プリント配線板320が搭載される。第2プリント配線板320上にメモリー322が実装されている。メモリー322はモールド樹脂324で封止されている。そして、プリント配線板10が半田バンプ76Sを介してマザーボード等の外部基板330に搭載される。
第1のソルダーレジスト層70Fを感光性樹脂で形成することができる。第2のソルダーレジスト層70Sを熱硬化性樹脂で形成することができる。
10 プリント配線板
34 導体層(最外の導体層)
34P 第1パッド
34B 第2パッド
50 第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)
70F 第1のソルダーレジスト層
70Fo 第1開口
71F 第2開口
34 導体層(最外の導体層)
34P 第1パッド
34B 第2パッド
50 第1樹脂絶縁層(最外の樹脂絶縁層)
70F 第1のソルダーレジスト層
70Fo 第1開口
71F 第2開口
Claims (8)
- 第1面を有する最外の樹脂絶縁層と、
前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている複数の第1パッドと複数の第2パッドとを有する最外の導体層と、
前記複数の第1パッドを露出する第1開口と、前記第2パッドを個々に露出する第2開口とを有し、前記最外の樹脂絶縁層と前記最外の導体層上に形成されている第1のソルダーレジスト層と、を有するプリント配線板であって、
前記第1開口から露出する前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さは前記第1パッドの上面の高さより低く、
前記第2開口より露出する前記第2パッドの上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低く、
前記最外の導体層は、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分と前記第1のソルダーレジスト層から露出する部分を含み、前記最外の導体層中の前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分の上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低い。 - 請求項1のプリント配線板であって、前記最外の樹脂絶縁層は前記最外の導体層用の凹部を有し、前記最外の導体層は、前記凹部に形成されている。
- 請求項1のプリント配線板であって、前記第1のソルダーレジスト層は熱硬化性樹脂で形成されている。
- 請求項2のプリント配線板であって、前記第2パッドは前記第2開口から露出する部分と前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分で形成され、前記覆われている部分の上面の高さは前記露出する部分の上面の高さより高い。
- 請求項2のプリント配線板であって、前記第2パッドは前記凹部内に完全に形成されていて、前記第1パッドの上面は前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面から突出している。
- 支持板を用意することと、
支持板上に金属箔を形成することと、
金属箔上に複数の第1パッドと複数の第2パッドとを有する最外の導体層を形成することと、
第1面を有する最外の樹脂絶縁層を前記金属箔及び前記最外の導体層上に前記1面と前記金属箔が対向するように形成することと、
前記支持板と前記金属箔とを分離することと、
前記金属箔を除去することで、前記第1面と前記第1面から露出する前記最外の導体層の露出面を露出することと、
前記露出面を前記第1面より低くすることと、
前記第1面と前記露出面上に第1のソルダーレジスト層を形成することと、
ブラスト加工により前記第1のソルダーレジスト層に、前記複数の第1パッドを露出する第1開口を形成することと、
前記第1のソルダーレジスト層に前記第2パッドを個々に露出する第2開口を形成すること、とを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記第1開口を形成することは、前記第1開口から露出する前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さを低くすることを含み、前記第2開口を形成することは、前記第2開口から露出する前記第2パッドの高さを低くすることを含み、前記第2開口より露出する前記第2パッドの上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低く、前記最外の導体層の内、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている部分の上面の高さは、前記第1のソルダーレジスト層で覆われている前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面の高さより低い。 - 請求項6のプリント配線板の製造方法であって、前記第1のソルダーレジスト層は熱硬化性樹脂で形成されている。
- 請求項6のプリント配線板の製造方法であって、前記最外の導体層の露出面を露出することと前記露出面を前記最外の樹脂絶縁層の前記第1面より低くすることは同時に行われる。
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JP2017027649A JP2018133509A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | プリント配線板とプリント配線板の製造方法 |
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CN114900994A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-08-12 | 广州广芯封装基板有限公司 | 一种埋入线路式电路板及其制备方法 |
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2017
- 2017-02-17 JP JP2017027649A patent/JP2018133509A/ja active Pending
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