JP2018132519A - 機構モジュール、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

機構モジュール、ムーブメントおよび時計 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュールを提供する。
【解決手段】機構モジュール21は、時針および分針が取り付けられる第1出力軸81と、表示針が取り付けられ、第1出力軸81の第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線P1回りに回転する第2出力軸82と、第1出力軸81を駆動する第1ステッピングモータおよび第2ステッピングモータと、第2出力軸82を駆動する第3ステッピングモータと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、機構モジュール、ムーブメントおよび時計に関するものである。
アナログ式の電子時計として、モジュールの基板を構成する地板と、地板に組み込まれたステップモータと、地板に組み込まれ、ステップモータの作動に基づいて回転する輪列と、輪列の少なくとも一部を回転可能に支持するための輪列受と、を含む機構モジュールを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された機構モジュールでは、秒針が四番車に取付けられ、分針が二番車に取付けられ、時針が筒車に取付けられる。
特開2000−81491号公報
ところで、近年では、アナログ式の電子時計に対し、文字板上に明示された文字または記号と針とにより、時刻以外の情報を表示させたいという要望がある。しかしながら、上記特許文献1に機構モジュールでは、針が取り付けられる四番車、二番車および筒車が同軸に設けられ、1つのモータにより同期して回転するように構成されている。このため、上述した機構モジュールを備える時計においては、複数の情報を同時に表示させることが困難である。
そこで本発明は、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュール、ムーブメントおよび時計を提供するものである。
本発明の機構モジュールは、第1針が取り付けられる第1出力軸と、第2針が取り付けられ、前記第1出力軸の中心軸線とは異なる軸線回りに回転する第2出力軸と、前記第1出力軸を駆動する第1モータと、前記第2出力軸を駆動する第2モータと、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、第2出力軸は、第1出力軸を駆動する第1モータとは異なる第2モータにより駆動され、第1出力軸とは異なる軸線回りに回転するので、第1出力軸に取り付けられる第1針が指示する情報とは異なる情報を第2針により指示させることが可能となる。したがって、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュールを提供できる。
上記の機構モジュールにおいて、前記第1出力軸は、同軸に複数設けられている、ことが望ましい。
本発明によれば、複数の第1針をそれぞれ第1出力軸に取り付けることができる。このため、例えば時針および分針により時分を指示する場合等、同一の軸線回りで回転する複数の針により特定の情報を指示する場合に好適である。
上記の機構モジュールにおいて、前記第2モータの駆動力を前記第2出力軸に伝達する輪列と、前記輪列を支持する地板と、を備え、前記輪列は、前記第2出力軸に固定された歯車を含み、前記地板の縁部には、前記第1出力軸の径方向の外側に向かって突出した突部が形成され、前記突部は、前記第1出力軸の軸方向から見て、前記歯車の少なくとも一部に重なるように形成されている、ことが望ましい。
第1出力軸の軸方向から見た機構モジュールは、第1出力軸と第2出力軸との距離が大きくなるに従い大型化する傾向にある。本発明によれば、地板の縁部に形成された突部が第2出力軸に固定された歯車の少なくとも一部に重なるので、地板の外形形状が歯車の形状に沿うように形成される。このため、突部が形成されていない地板が歯車を支持する構成と比較して、第1出力軸の軸方向から見た地板の面積を小さくすることができる。したがって、機構モジュールの大型化を抑制することができる。
上記の機構モジュールにおいて、前記第1出力軸に固定された第1歯車と、前記第2出力軸に固定された第2歯車と、を備え、前記第2歯車は、前記第1出力軸の軸方向から見て、前記第1歯車に重なるように設けられている、ことが望ましい。
本発明によれば、第1出力軸に固定された第1歯車と、第2出力軸に固定された第2歯車と、が重なるように設けられているので、第1出力軸と第2出力軸とが近接する構成に好適である。
上記の機構モジュールにおいて、第3針が取り付けられ、前記第1出力軸の中心軸線および前記第2出力軸の中心軸線と異なる軸線回りに回転する第3出力軸と、前記第3出力軸を駆動する第3モータと、を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、第3出力軸は、第1出力軸を駆動する第1モータ、および第2出力軸を駆動する第2モータとは異なる第3モータにより駆動され、第1出力軸および第2出力軸とは異なる軸線回りに回転するので、第1出力軸に取り付けられる第1針が指示する情報、および第2出力軸に取り付けられる第2針が指示する情報とは異なる情報を、第3針により指示させることが可能となる。したがって、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュールを提供できる。
本発明のムーブメントは、上記の機構モジュールを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述した機構モジュールを備えているので、複数の情報を同時に表示させることが可能なムーブメントとすることができる。
本発明の時計は、上記のムーブメントと、前記第1針と、前記第2針と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述したムーブメントを備えているので、第1針と第2針とにより複数の情報を同時に表示することができる。
上記の時計において、前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、前記第2針の回動範囲は、扇形状に設定されている、ことが望ましい。
本発明によれば、第2針を第1出力軸と接触しない範囲で回動させることができる。これにより、回動範囲が360°に設定された第2針を用いる場合と比較して、より長い第2針により第1針が指示する情報とは異なる情報を指示することが可能な時計を提供できる。
上記の時計において、前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも短く設定され、前記第2針の回動範囲は、円形状に設定されている、ことが望ましい。
本発明によれば、第2針を360°回転させることができるので、第2モータによる正転駆動のみにより第2針を任意の位置に向けて回転移動させることができる。つまり、第2モータがステッピングモータの場合、第2モータに対して正転パルスの入力のみにより、第2針を任意の位置に向けて回転移動させることが可能となる。したがって、第2針の回動範囲が360°未満に設定されている構成と比較して、第2モータの制御を容易に行うことができる。
本発明の時計は、上記の機構モジュールを備えるムーブメントと、前記第1針と、前記第2針と、前記第3針と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述したムーブメントを備えているので、第1針と第2針と第3針とにより複数の情報を同時に表示することができる。
上記の時計において、前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、前記第3出力軸の中心軸線から前記第3針の先端までの距離は、前記第3出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、前記第2針の回動範囲および前記第3針の回動範囲は、扇形状に設定され、前記第2針の回動範囲の中心角と前記第3針の回動範囲の中心角との和は、360°より大きい、ことが望ましい。
本発明によれば、回動範囲が360°に設定された針を用いる場合と比較して、より長い第2針および第3針により第1針が指示する情報とは異なる情報を視認しやすく指示することが可能となる。さらに、第2針の回動範囲の中心角と第3針の回動範囲の中心角との和が360°より大きいので、回動範囲が360°以下の針を1つ用いて第1針が指示する情報とは異なる情報を指示する場合と比較して、より多くの情報を指示することが可能となる。したがって、より多くの情報を視認しやすく表示できる時計を提供できる。
本発明によれば、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュールを提供できる。
第1実施形態の時計の平面図である。 第1実施形態の時計の断面図である。 第1実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第1実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第1実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第1実施形態の機構モジュールの断面図である。 第1実施形態の機構モジュールの断面図である。 第1実施形態の機構モジュールの断面図である。 第1実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。 第2実施形態の時計の平面図である。 第2実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第2実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第2実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第2実施形態の機構モジュールの断面図である。 第2実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。 第3実施形態の時計の平面図である。 第3実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第3実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第3実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第3実施形態の機構モジュールの断面図である。 第3実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。 第4実施形態の時計の平面図である。 第4実施形態の時計の断面図である。 第4実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第4実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第4実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第4実施形態の機構モジュールの断面図である。 第4実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。 第5実施形態の時計の平面図である。 第5実施形態の時計の断面図である。 第5実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第5実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第5実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第5実施形態の機構モジュールの断面図である。 第5実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。 第6実施形態の時計の平面図である。 第6実施形態の時計の断面図である。 第6実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。 第6実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。 第6実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。 第6実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、時計の一例として、スマートフォン等の外部機器との間で通信可能に形成されたアナログクォーツ式の電子時計を例に挙げて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
[第1実施形態]
最初に第1実施形態の時計1、ムーブメント10および機構モジュール21について説明する。
(時計)
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板、指針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。また、時計の基板を構成する地板に対する時計ケースのガラス側、すなわち、文字板側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板に対する時計ケースのケース裏蓋側、すなわち、文字板とは反対側をムーブメントの「表側」と称する。
図1は、第1実施形態の時計の平面図である。
図1に示すように、時計1のコンプリートは、ケース裏蓋(不図示)およびガラス3を含む時計ケース4の内部に、ムーブメント10、文字板11、時針12、分針13および表示針14を備える。時針12および分針13は、時刻を指示する。時針12および分針13は、後述する機構モジュール21が備える第1出力軸81(図2参照)に取り付けられ、第1回転軸線O(第1出力軸81の中心軸線)回りに回転する。表示針14は、時計1が実行しているモードの種類等、時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を指示する。表示針14は、機構モジュール21が備える第2出力軸82(図2参照)に取り付けられ、第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線P1(第2出力軸82の中心軸線)回りに回動する。第2回転軸線P1は、第1回転軸線Oと平行に設けられている。
第2回転軸線P1から表示針14の先端までの距離は、第2回転軸線P1から第1出力軸81(図2参照)までの距離よりも長くなっている。このため、表示針14の回動範囲は、360°未満であって、第1出力軸81を避けた扇形状に設定されている。
文字板11は、円板状に形成されている。文字板11は、時針12および分針13に対応する主表示領域15と、表示針14に対応する副表示領域16と、を有する。主表示領域15には、時針12および分針13の先端により指示される目盛りが、文字板11の外周に沿って円周状に設けられている。副表示領域16には、表示針14の先端により指示される目盛りや文字等が、表示針14の回動範囲に対応して、第2回転軸線P1を中心とする円弧状に設けられている。本実施形態では、副表示領域16は、表示針14との組み合わせにより、例えば活動量計の目標値に対する達成率や、時計1が実行しているモードの種類等を表示可能となっている。文字板11、時針12、分針13および表示針14は、ガラス3を通じて視認可能に配置されている。
時計ケース4の側面のうち、2時に位置する部分、および4時に位置する部分のそれぞれにはボタン17が設けられている。ボタン17は、時針12および分針13が示す時刻を修正する時刻修正や、時計1が実行するモードの切り替え等に用いられる。
(ムーブメント)
図2は、第1実施形態の時計の断面図である。
図2に示すように、ムーブメント10は、文字板11とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント10は、時針12、分針13および表示針14が取り付けられる機構モジュール21と、機構モジュール21の表側に配置され機構モジュール21の駆動を制御する回路ブロック23と、機構モジュール21と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24と、機構モジュール21および回路ブロック23を保持するモジュール枠25と、を備えている。
なお、以下の説明では、時針12および分針13の回転中心である第1回転軸線Oの延在方向を軸方向といい、軸方向に直交して第1回転軸線Oから放射状に延びる方向を径方向という。
(機構モジュール)
図3は、第1実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図3に示すように、機構モジュール21は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板51および筒車押さえ53)から突出する第1出力軸81および第2出力軸82を備えている。第1出力軸81および第2出力軸82は、互いに異なる位置において、平行に設けられている。第1出力軸81は、第1回転軸線O回りに回転する。第2出力軸82は、第2回転軸線P1回りに回転する。
図4は、第1実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図5は、第1実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図4および図5では、機構モジュール21に中継基板24が配置された状態を示している。
図4および図5に示すように、機構モジュール21は、第1輪列30A、第2輪列30Bおよび第3輪列30Cと、第1輪列30Aを駆動する第1ステッピングモータ40A(第1モータ)と、第2輪列30Bを駆動する第2ステッピングモータ40B(第1モータ)と、第3輪列30Cを駆動する第3ステッピングモータ40C(第2モータ)と、各輪列30A〜30C等を支持する地板51および輪列受52と、地板51に固定された筒車押さえ53(図3参照)と、地板51と輪列受52との間に配置された二番受54と、を備えている。
図4に示すように、地板51は、機構モジュール21の基板を構成している。地板51は、例えば樹脂材料等により、軸方向を厚み方向とする板状に形成されている。地板51は、軸方向から見た平面視で六角形状に形成されている(図5参照)。
輪列受52は、地板51の表側に配置されている。輪列受52は、例えば樹脂材料等により、軸方向を厚み方向とする板状に形成されている。
図3に示すように、筒車押さえ53は、地板51の裏側に固定されている。筒車押さえ53は、例えば金属材料等により、軸方向を厚み方向とする平板状に形成されている。
図5に示すように、二番受54は、地板51に固定されている。二番受54は、例えば金属材料等により軸方向を厚み方向とする平板状に形成されている。
各ステッピングモータ40A〜40Cは、地板51に支持されている。各ステッピングモータ40A〜40Cは、それぞれ地板51の表側において、第1回転軸線O回りに並んで配置されている。各ステッピングモータ40A〜40Cは、表側から見て第1回転軸線Oを中心とした反時計回りに、第1ステッピングモータ40A、第2ステッピングモータ40B、第3ステッピングモータ40Cの順に略90°間隔で並んでいる。つまり、第1ステッピングモータ40Aと第3ステッピングモータ40Cとは、第1回転軸線Oを挟んで対向するように配置されている。また、第2ステッピングモータ40Bは、第1回転軸線Oを挟んで第2回転軸線P1とは反対側に配置されている。なお、各ステッピングモータ40A〜40Cはそれぞれ同様に形成されているので、各ステッピングモータ40A〜40Cの構成に関する以下の説明では第1ステッピングモータ40Aを例に挙げて説明する。
第1ステッピングモータ40Aは、磁心42および磁心42に巻いたコイルワイヤ43を含むコイルブロック41と、コイルブロック41の磁心42の両端部分と接触するように配置されたステータ44と、ステータ44のロータ孔44aに配置されたロータ45と、を有している。
コイルブロック41は、磁心42およびコイルワイヤ43と、磁心42の一端部に固定されたコイルリード基板46と、を備えている。
磁心42は、軸方向および径方向に直交する方向に沿うように延在している。磁心42は、その両端部においてネジ56により地板51に対して固定されている。
コイルリード基板46は、プリント基板である。コイルリード基板46は、磁心42の一端部の表側に配置され、ネジ56により磁心42とともに共締めされている。コイルリード基板46は、磁心42の一端部に対する固定部から、軸方向から見て地板51の中央部に向かって延びている。
コイルリード基板46の表面には、一対の配線47が形成されている。各配線47は、コイルリード基板46の延在方向に沿って延びている。各配線47における磁心42側の一端部には、それぞれコイルワイヤ43の端部が溶接される溶接端子47aが形成されている。各配線47の他端部には、第1ステッピングモータ40Aを駆動する電気信号を受信する受信端子47b(図2参照)が形成されている。
ステータ44は、磁心42よりも径方向内側に配置されている。ステータ44は、一対のネジ56により磁心42とともに共締めされている。
ロータ45は、地板51と輪列受52(図4参照)とにより回転可能に支持されている。
図6から図8は、第1実施形態の機構モジュールの断面図である。
図6に示すように、第1輪列30Aは、第1ステッピングモータ40Aの駆動力を第1出力軸81に伝達する。第1輪列30Aは、第1時中間車31と、第2時中間車32と、筒車33と、を有する。第1時中間車31は、第1時中間歯車31aと第1時中間かな31bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。第1時中間歯車31aは、第1ステッピングモータ40Aのロータ45のかな45aに噛み合っている。第2時中間車32は、第2時中間歯車32aと第2時中間かな32bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。第2時中間歯車32aは、第1時中間車31の第1時中間かな31bに噛み合っている。
筒車33は、地板51の裏側において中心パイプ62に回転可能に外挿されている。中心パイプ62は、地板51に保持されている。中心パイプ62は、第1回転軸線Oと同軸に延在し、地板51から裏側へ突出している。つまり、筒車33は、第1回転軸線Oと同軸に配置されている。筒車33は、第2時中間車32の第2時中間かな32bに噛み合う筒歯車33a(第1歯車)を有する。筒車33は、筒車押さえ53に押さえられている。筒車33は、筒車押さえ53と筒歯車33aとの間に配置された第1針座63により、地板51側に向かって付勢されている。筒車33の裏側の端部は、筒車押さえ53から裏側へ突出している。つまり、筒車33は、第1出力軸81である。筒車33の裏側の端部には、時針12が取り付けられる(図2参照)。
図7に示すように、第2輪列30Bは、第2ステッピングモータ40Bの駆動力を第1出力軸81に伝達する。第2輪列30Bは、第1二番中間車34と、第2二番中間車35と、二番車36と、を有する。第1二番中間車34は、第1二番中間歯車34aと第1二番中間かな34bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。第1二番中間歯車34aは、第2ステッピングモータ40Bのロータ45のかな45aに噛み合っている。第2二番中間車35は、第2二番中間歯車35aと第2二番中間かな35bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。第2二番中間歯車35aは、第1二番中間車34の第1二番中間かな34bに噛み合っている。
二番車36は、中心パイプ62内に軸方向の表側から回転可能に挿通されている。つまり、二番車36は、第1回転軸線Oと同軸に配置されている。二番車36の表側の端部は、二番受54に支持されている。二番車36は、第2二番中間車35の第2二番中間かな35bに噛み合う二番歯車36a(第1歯車)を有する。二番車36は、二番受54と二番歯車36aとの間に配置された第2針座64により、地板51側に向かって付勢され、中心パイプ62の表側開口端に接触している。二番車36の裏側の端部は、筒車押さえ53から裏側へ突出している。つまり、二番車36は、第1出力軸81である。二番車36の裏側の端部には、分針13が取り付けられる(図2参照)。
図8に示すように、第3輪列30Cは、第3ステッピングモータ40Cの駆動力を第2出力軸82に伝達する。第3輪列30Cは、六番車37と、五番車38と、表示車39と、を有する。六番車37は、六番歯車37aと六番かな37bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。六番歯車37aは、第3ステッピングモータ40Cのロータ45のかな45aに噛み合っている。五番車38は、五番歯車38aと五番かな38bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。五番歯車38aは、六番車37の六番かな37bに噛み合っている。
表示車39は、第2回転軸線P1と同軸に配置されている。表示車39は、車軸39aと、車軸39aに固定された表示歯車39b(第2歯車)と、を有する。車軸39aは、地板51に回転可能に支持されている。車軸39aの表側の端部は、輪列受52に設けられた第1ブッシュ52aに軸支されている。車軸39aの裏側の端部は、地板51から裏側へ突出している。つまり、車軸39aは、第2出力軸82である。車軸39aの裏側の端部には、表示針14が取り付けられる(図2参照)。表示歯車39bは、五番車38の五番かな38bに噛み合っている。表示歯車39bは、軸方向から見て筒車33の筒歯車33a、および二番車36の二番歯車36aに重なるように配置されている(図5参照)。表示車39は、輪列受52と表示歯車39bとの間に配置された第3針座65により、地板51側に向かって付勢されている。
ここで、輪列受52について詳述する。図6および図7に示すように、輪列受52には、凹部58が形成されている。凹部58は、輪列受52における地板51と対向する主面上に形成されている。凹部58は、軸方向から見て二番車36と重なる箇所に形成されている。つまり、凹部58は、第1回転軸線Oの周囲に形成されている。凹部58の底面と二番受54との間には、空間が形成されている。凹部58の中心部には、第2ブッシュ59が設けられている。第2ブッシュ59は、第1回転軸線Oと同軸に設けられている。第2ブッシュ59の表側の端部は、輪列受52に支持されている。第2ブッシュ59の裏側の端部は、二番車36の表側の端部に対して軸方向で僅かに離間して対向している。
(回路ブロック)
図2に示すように、回路ブロック23は、プリント基板である基板本体71に、図示しないICや水晶ユニット等が実装されたものである。基板本体71は、軸方向から見て円形状に形成されている。基板本体71における機構モジュール21と対向する面には、プリント配線からなる3系統の送信端子75(図2には1系統のみ図示)が形成されている。各系統の送信端子75には、中継基板24を介して、各ステッピングモータ40A〜40C(図5参照)の受信端子47bに電気的に接続される。送信端子75は、各ステッピングモータ40A〜40Cを駆動するための電気信号(駆動パルス)を受信端子47bに送信する。
(中継基板)
図4に示すように、中継基板24は、機構モジュール21と回路ブロック23の基板本体71(図2参照)との間に3個配置されている。具体的に、各中継基板24は、各ステッピングモータ40A〜40Cのコイルリード基板46上にそれぞれ配置されている。
各中継基板24には、それぞれ一対の中継配線28が形成されている。一対の中継配線28は、それぞれ中継基板24の裏面から、中継基板24を軸方向に貫通する貫通孔内を通って、中継基板24の表面に亘って連なっている。図2に示すように、一対の中継配線28は、中継基板24の裏面においてそれぞれ各ステッピングモータ40A〜40Cの受信端子47bに接触するとともに、中継基板24の表面においてそれぞれ基板本体71の送信端子75に接触している。これにより、中継基板24は、コイルリード基板46の受信端子47bと、基板本体71の送信端子75と、を電気的に接続している。
(モジュール枠)
図9は、第1実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図9に示すように、モジュール枠25は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図2参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠25には、モジュール配置孔25aが形成されている。モジュール配置孔25aは、モジュール枠25の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔25aは、軸方向から見て機構モジュール21に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔25aには、機構モジュール21が配置される。図2に示すように、機構モジュール21は、複数のネジ60により回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠25に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール21は、時針12および分針13が取り付けられる第1出力軸81(筒車33および二番車36)と、表示針14が取り付けられ、第1出力軸81の中心軸線である第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線P1回りに回転する第2出力軸82(車軸39a)と、を備える。さらに、機構モジュール21は、第1出力軸81を駆動する第1ステッピングモータ40Aおよび第2ステッピングモータ40Bと、第2出力軸82を駆動する第3ステッピングモータ40Cと、を備える。
また、本実施形態のムーブメント10は、機構モジュール21を備える。
この構成によれば、第2出力軸82は、第1出力軸81を駆動する第1ステッピングモータ40Aとは異なる第3ステッピングモータ40Cにより駆動され、第1出力軸81とは異なる軸線回りに回転するので、第1出力軸81に取り付けられる時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を表示針14により指示させることが可能となる。したがって、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュール21およびムーブメント10を提供できる。
また、機構モジュール21は、第1出力軸81と、第1出力軸81とは異なる軸線回りに回転する第2出力軸82と、を備えるので、2つの機構モジュールを用いて一対の出力軸を設ける構成と比較して、機構モジュールが占有するスペースを削減することができる。したがって、機構モジュール21が搭載される時計を小型化することが可能となる。
また、第1出力軸81に固定された筒歯車33aおよび二番歯車36aと、第2出力軸82に固定された表示歯車39bと、が軸方向から見て重なるように設けられているので、第1出力軸81と第2出力軸82とを近接させることができる。
また、本実施形態の時計1は、ムーブメント10と、時針12および分針13と、表示針14と、を備えているので、複数の情報を同時に表示させることが可能な時計とすることができる。
また、第2回転軸線P1から表示針14の先端までの距離は、第2回転軸線P1から第1出力軸81までの距離よりも長く設定され、表示針14の回動範囲は、扇形状に設定されているので、表示針14を第1出力軸81と接触しない範囲で回動させることができる。これにより、回動範囲が360°に設定された表示針を用いる場合と比較して、より長い表示針14により時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を指示することが可能な時計1を提供できる。
また、輪列受52には、二番車36と軸方向で対向する位置に凹部58が形成されているので、第2ブッシュ59をおよび表示車39を取り外し、五番車38と噛み合う四番車を凹部58の底面と二番受54との間に配置できる(後述する第5実施形態参照)。そして、四番車の軸部を二番車36の内部に挿通させることで、時針12および分針13と同軸で回転する3つ目の針を設けることが可能となる。したがって、出力軸が1箇所に設けられた構成と、出力軸が2箇所に設けられた構成と、を容易に変更できる機構モジュール21とすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の時計101、ムーブメント110および機構モジュール121について説明する。第2実施形態の時計101は、表示針114の回動範囲が360°に設定されている点で、第1実施形態の時計1と異なっている(図1および図10参照)。また、第2実施形態の機構モジュール121は、地板151に突部151bが形成されている点で、第1実施形態の機構モジュール21と異なっている(図4および図12参照)。
(時計)
図10は、第2実施形態の時計の平面図である。
図10に示すように、時計101のコンプリートは、ムーブメント110、文字板111、時針12、分針13および表示針114を備える。表示針114は、時計101が実行しているモードの種類等、時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を指示する。表示針114は、機構モジュール121が備える第2出力軸182(図11参照)に取り付けられ、第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線P2(第2出力軸182の中心軸線)回りに回転する。第2回転軸線P2は、第1回転軸線Oと平行に設けられている。
第2回転軸線P2から表示針114の先端までの距離は、第2回転軸線P2から第1出力軸81(図11参照)までの距離よりも短くなっている。このため、表示針114は、第2回転軸線P2として360°回転することができる。つまり、表示針114の回動範囲は、第2回転軸線P2を中心とする円形状に設定されている。
文字板111は、主表示領域15と、表示針114に対応する副表示領域116と、を有する。副表示領域116には、表示針114の先端により指示される目盛りや文字等が、表示針114の回動範囲に対応して、第2回転軸線P2を中心とする円周状に設けられている。本実施形態では、副表示領域116は、第1実施形態の副表示領域16と同様に、表示針114との組み合わせにより、例えば活動量計の目標値に対する達成率や、時計1が実行しているモードの種類等を表示可能となっている。
(ムーブメント)
ムーブメント110は、文字板111とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント110は、時針12、分針13および表示針114が取り付けられる機構モジュール121と、機構モジュール121の表側に配置され機構モジュール121の駆動を制御する回路ブロック23(図2参照)と、機構モジュール121と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24(図2参照)と、機構モジュール121および回路ブロック23を保持するモジュール枠125(図15参照)と、を備えている。
(機構モジュール)
図11は、第2実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図11に示すように、機構モジュール121は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板151および筒車押さえ53)から突出する第1出力軸81および第2出力軸182を備えている。第1出力軸81および第2出力軸182は、互いに異なる位置において、平行に設けられている。第2出力軸182は、第2回転軸線P2回りに回転する。
図12は、第2実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図13は、第2実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図12および図13では、機構モジュール121に中継基板24が配置された状態を示している。
図12および図13に示すように、機構モジュール121は、第1輪列30A、第2輪列30Bおよび第3輪列130Cと、第1輪列30Aを駆動する第1ステッピングモータ40Aと、第2輪列30Bを駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第3輪列130Cを駆動する第3ステッピングモータ40Cと、各輪列30A,30B,130C等を支持する地板151および輪列受152と、地板151に固定された筒車押さえ53(図11参照)と、地板151と輪列受152との間に配置された二番受54と、を備えている。
地板151は、機構モジュール121の基板を構成している。地板151の縁部には、径方向の外側に向かって突出した突部151bが形成されている。つまり、地板151は、軸方向から見て六角形状に形成された主部151aと、軸方向から見て直線状に延びる主部151aの端縁から径方向の外側に向かって突出した突部151bと、を備えている。主部151aは、第1実施形態における地板51と略同様に形成されている。突部151bは、軸方向から見て第2回転軸線P2を中心とする半円形状に形成されている。
輪列受152は、地板151の表側に配置されている。
図14は、第2実施形態の機構モジュールの断面図である。
図14に示すように、第3輪列130Cは、第3ステッピングモータ40Cの駆動力を第2出力軸182に伝達する。第3輪列130Cは、六番車37と、五番車138と、表示車139と、を有する。五番車138は、五番歯車138aを有し、地板151と輪列受152とにより回転可能に支持されている。五番歯車138aは、六番車37の六番かな37bに噛み合っている。
表示車139は、第2回転軸線P2と同軸に配置されている。表示車139は、車軸139aと、車軸139aに固定された表示歯車139b(歯車)と、を有する。車軸139aは、地板151に回転可能に支持されている。車軸139aの表側の端部は、輪列受152に設けられた第1ブッシュ52aに軸支されている。車軸139aの裏側の端部は、地板151から裏側へ突出している。つまり、車軸139aは、第2出力軸182である。車軸139aの裏側の端部には、表示針114(図10参照)が取り付けられる。表示歯車139bは、軸方向から見て一部が突部151bに重なるように配置されている(図13参照)。表示歯車139bは、五番車138の五番歯車138aに噛み合っている。表示車139は、輪列受152と表示歯車139bとの間に配置された第3針座165により、軸方向の裏側に向かって付勢されている。
(モジュール枠)
図15は、第2実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図15に示すように、モジュール枠125は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図2参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠125には、モジュール配置孔125aが形成されている。モジュール配置孔125aは、モジュール枠125の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔125aは、軸方向から見て機構モジュール121に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔125aには、機構モジュール121が配置される。機構モジュール121は、回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠125に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール121は、時針12および分針13が取り付けられる第1出力軸81(筒車33および二番車36)と、表示針114が取り付けられ、第2回転軸線P2回りに回転する第2出力軸182(車軸139a)と、を備える。さらに、機構モジュール121は、第1出力軸81を駆動する第1ステッピングモータ40Aおよび第2ステッピングモータ40Bと、第2出力軸182を駆動する第3ステッピングモータ40Cと、を備える。また、本実施形態のムーブメント110は、機構モジュール121を備える。このため、本実施形態によれば、第1実施形態の機構モジュール21およびムーブメント10と同様の作用効果を奏することができる。
また、軸方向から見た機構モジュール121は、第1出力軸81と第2出力軸182との距離が大きくなるに従い大型化する傾向にある。本実施形態によれば、地板151の縁部に形成された突部151bが表示歯車139bの少なくとも一部に重なるので、地板151の外形形状が表示歯車139bの形状に沿うように形成される。このため、突部151bが形成されていない地板が表示歯車139bを支持する構成と比較して、軸方向から見た地板151の面積を小さくすることができる。したがって、機構モジュール121の大型化を抑制することができる。
また、第2回転軸線P2から表示針114の先端までの距離は、第2回転軸線P2から第1出力軸81までの距離よりも短く設定され、表示針114の回動範囲は、円形状に設定されている。このため、表示針114を360°回転させることができるので、第3ステッピングモータ40Cによる正転駆動のみにより表示針114を任意の位置に向けて回転移動させることができる。つまり、第3ステッピングモータ40Cに対して正転パルスの入力のみにより、表示針114を任意の位置に向けて回転移動させることが可能となる。したがって、表示針の回動範囲が360°未満に設定されている構成と比較して、第3ステッピングモータ40Cの制御を容易に行うことができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の時計201、ムーブメント210および機構モジュール221について説明する。第1実施形態の機構モジュール21は、筒車33および二番車36を第1ステッピングモータ40Aおよび第2ステッピングモータ40Bにより駆動している。これに対して、第3実施形態の機構モジュール221は、筒車33および二番車36を第2ステッピングモータ40Bのみにより駆動している点で、第1実施形態の機構モジュール21と異なっている。
(時計)
図16は、第3実施形態の時計の平面図である。
図16に示すように、時計201のコンプリートは、ムーブメント210、文字板11、時針12、分針13および表示針14を備える。
(ムーブメント)
ムーブメント210は、文字板11とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント210は、時針12、分針13および表示針14が取り付けられる機構モジュール221と、機構モジュール221の表側に配置され機構モジュール221の駆動を制御する回路ブロック23(図2参照)と、機構モジュール221と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24(図2参照)と、機構モジュール221および回路ブロック23を保持するモジュール枠225(図21参照)と、を備えている。
(機構モジュール)
図17は、第3実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図17に示すように、機構モジュール221は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板251および筒車押さえ253)から突出する第1出力軸81および第2出力軸82を備えている。
図18は、第3実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図19は、第3実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図18および図19では、機構モジュール221に中継基板24が配置された状態を示している。
図18および図19に示すように、機構モジュール221は、第1輪列230Aおよび第3輪列30Cと、第1輪列230Aを駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第3輪列30Cを駆動する第3ステッピングモータ40Cと、各輪列230A,30C等を支持する地板251および輪列受252と、地板251に固定された筒車押さえ253(図17参照)と、地板251と輪列受252との間に配置された二番受54と、を備えている。
地板251は、機構モジュール221の基板を構成している。地板251は、第1実施形態の地板51に対し、第1ステッピングモータ40Aを支持する箇所の一部が省略された構成を有している。
輪列受252は、地板251の表側に配置されている。
筒車押さえ253は、地板251の裏側に固定されている。
図20は、第3実施形態の機構モジュールの断面図である。
図20に示すように、第1輪列230Aは、第2ステッピングモータ40Bの駆動力を第1出力軸81に伝達する。第1輪列230Aは、第1二番中間車34と、第2二番中間車35と、二番車236と、日の裏車61と、筒車33と、を有する。
二番車236は、中心パイプ62内に軸方向の表側から回転可能に挿通されている。つまり、二番車236は、第1回転軸線Oと同軸に配置されている。二番車236の表側の端部は、二番受54に支持されている。二番車236は、二番歯車36aと二番かな236bとを有している。二番車236は、二番受54と二番歯車36aとの間に配置された第2針座64により、地板251側に向かって付勢され、中心パイプ62の表側開口端に接触している。二番車236の裏側の端部は、筒車押さえ253から裏側へ突出している。つまり、二番車236は、第1出力軸81である。二番車236の裏側の端部には、分針13(図16参照)が取り付けられる。
日の裏車61は、日の裏歯車61aと日の裏かな61bとを有し、地板251と輪列受252とにより回転可能に支持されている。日の裏歯車61aは、二番車236の二番かな236bに噛み合っている。日の裏かな61bは、筒車33の筒歯車33aに噛み合っている。
(モジュール枠)
図21は、第3実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図21に示すように、モジュール枠225は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図2参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠225には、モジュール配置孔225aが形成されている。モジュール配置孔225aは、モジュール枠225の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔225aは、軸方向から見て機構モジュール221に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔225aには、機構モジュール221が配置される。機構モジュール221は、回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠225に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール221は、時針12および分針13が取り付けられる第1出力軸81(筒車33および二番車236)と、表示針14が取り付けられ、第2回転軸線P1回りに回転する第2出力軸82(車軸39a)と、を備える。さらに、機構モジュール221は、第1出力軸81を駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第2出力軸82を駆動する第3ステッピングモータ40Cと、を備える。また、本実施形態のムーブメント210は、機構モジュール221を備える。このため、本実施形態によれば、第1実施形態の機構モジュール21およびムーブメント10と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態では、同軸に設けられた筒車33および二番車236を1つの第2ステッピングモータ40Bにより駆動する。このため、筒車および二番車を2つのステッピングモータにより駆動する構成と比較して、機構モジュール221を構成する部品点数を削減でき、機構モジュール221を小型化することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の時計301、ムーブメント310および機構モジュール321について説明する。第1実施形態の機構モジュール21は、2つの出力軸(第1出力軸81および第2出力軸82)を備えている。これに対して、第4実施形態の機構モジュール321は、3つの出力軸(第1出力軸81、第2出力軸382および第3出力軸383)を備える点で、第1実施形態の機構モジュール21と異なっている。
(時計)
図22は、第4実施形態の時計の平面図である。
図22に示すように、時計301のコンプリートは、ムーブメント310、文字板311、時針12、分針13、第1表示針314A(第2針)および第2表示針314B(第3針)を備える。第1表示針314Aおよび第2表示針314Bは、それぞれ時計301が実行しているモードの種類等、時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を指示する。第1表示針314Aは、機構モジュール321が備える第2出力軸382(図23参照)に取り付けられ、第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線P3(第2出力軸382の中心軸線)回りに回転する。第2表示針314Bは、機構モジュール321が備える第3出力軸383(図23参照)に取り付けられ、第1回転軸線Oおよび第2回転軸線P3とは異なる第3回転軸線P4(第3出力軸383の中心軸線)回りに回転する。第2表示針314Bは、軸方向における第1表示針314Aと同じ位置に設けられている。第2回転軸線P3および第3回転軸線P4は、それぞれ第1回転軸線Oと平行に設けられている。
第2回転軸線P3から第1表示針314Aの先端までの距離は、第2回転軸線P3から第1出力軸81(図23参照)までの距離よりも長くなっている。このため、第1表示針314Aの回動範囲は、360°未満であって、第1出力軸81を避けた扇形状に設定されている。本実施形態では、第1表示針314Aの回動範囲は、100°程度に設定されている。第3回転軸線P4から第2表示針314Bの先端までの距離は、第3回転軸線P4から第1出力軸81(図23参照)までの距離よりも長くなっている。このため、第2表示針314Bの回動範囲は、360°未満であって、第1出力軸81を避けた扇形状に設定されている。本実施形態では、第2表示針314Bの回動範囲は、290°程度に設定されている。第1表示針314Aの回動範囲と第2表示針314Bの回動範囲との和は、360°より大きくなっている。
文字板311は、主表示領域15と、第1表示針314Aに対応する第1副表示領域316Aと、第2表示針314Bに対応する第2副表示領域316Bと、を有する。第1副表示領域316Aには、第1表示針314Aの先端により指示される文字等が、第1表示針314Aの回動範囲に対応して、第2回転軸線P3を中心とする円弧状に並んで設けられている。本実施形態では、第1副表示領域316Aは、第1表示針314Aとの組み合わせにより、例えば時計301が実行しているモードの種類や曜日等を表示可能となっている。第2副表示領域316Bには、第2表示針314Bの先端により指示される目盛りが、第2表示針314Bの回動範囲に対応して、第3回転軸線P4を中心とする円弧状に並んで設けられている。本実施形態では、第2副表示領域316Bは、第2表示針314Bとの組み合わせにより、例えば活動量計の目標値に対する達成率や、タイマーの残り時間、日付等を表示可能となっている。
(ムーブメント)
図23は、第4実施形態の時計の断面図である。
図23に示すように、ムーブメント310は、文字板311とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント310は、時針12、分針13、第1表示針314Aおよび第2表示針314Bが取り付けられる機構モジュール321と、機構モジュール321の表側に配置され機構モジュール321の駆動を制御する回路ブロック23と、機構モジュール321と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24と、機構モジュール321および回路ブロック23を保持するモジュール枠325と、を備えている。
(機構モジュール)
図24は、第4実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図24に示すように、機構モジュール321は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板51および筒車押さえ53)から突出する第1出力軸81、第2出力軸382および第3出力軸383を備えている。第1出力軸81、第2出力軸382および第3出力軸383は、互いに異なる位置において、平行に設けられている。第1出力軸81は、第1回転軸線O回りに回転する。第2出力軸382は、第2回転軸線P3回りに回転する。第3出力軸383は、第3回転軸線P4回りに回転する。
図25は、第4実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図26は、第4実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図25および図26では、機構モジュール321に中継基板24が配置された状態を示している。
図26に示すように、機構モジュール321は、第1輪列330A、第2輪列330Bおよび第3輪列330Cと、第1輪列330Aを駆動する第1ステッピングモータ40Aと、第2輪列330Bを駆動する第2ステッピングモータ40B(第2モータ)と、第3輪列330Cを駆動する第3ステッピングモータ40C(第3モータ)と、各輪列330A〜330C等を支持する地板51および輪列受52(図25参照)と、地板51に固定された筒車押さえ53(図24参照)と、地板51と輪列受52との間に配置された二番受54と、を備えている。
図27は、第4実施形態の機構モジュールの断面図である。
図27に示すように、第1輪列330Aは、第1ステッピングモータ40Aの駆動力を第2出力軸382に伝達する。第1輪列330Aは、表示中間車331と、第1表示車332と、を有する。表示中間車331は、表示中間歯車331aと表示中間かな331bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。表示中間歯車331aは、第1ステッピングモータ40Aのロータ45のかな45aに噛み合っている。
第1表示車332は、第2回転軸線P3と同軸に配置されている。第1表示車332は、車軸332aと、車軸332aに固定された表示歯車332bと、を有する。車軸332aは、地板51に回転可能に支持されている。車軸332aの表側の端部は、輪列受52に設けられた第3ブッシュ52cに軸支されている。車軸332aの裏側の端部は、地板51から裏側へ突出している。つまり、車軸332aは、第2出力軸382である。車軸332aの裏側の端部には、第1表示針314Aが取り付けられる(図23参照)。表示歯車332bは、表示中間車331の表示中間かな331bに噛み合っている。第1表示車332は、輪列受52と表示歯車332bとの間に配置された第4針座66により、地板51側に向かって付勢されている。
図26に示すように、第2輪列330Bは、第3実施形態における第1輪列230Aと同様に構成されている。
図23および図26に示すように、第3輪列330Cは、第3ステッピングモータ40Cの駆動力を第3出力軸383に伝達する。第3輪列330Cは、第1実施形態における第3輪列30Cと同様に構成されている。第3輪列330Cの表示車39は、第3回転軸線P4と同軸に配置されている。つまり、表示車39の車軸39aは、第3出力軸383である。表示車39の車軸39aの裏側の端部には、第2表示針314Bが取り付けられる。
図26に示すように、表示車39の表示歯車39bは、軸方向から見て筒車33の筒歯車33a(図27参照)、および二番車236の二番歯車36aに重なるように配置されている。表示歯車39bは、軸方向から見て、第2輪列330Bを構成する車、および第3輪列330Cを構成する車のうち表示車39を除く全ての車の回転軸線同士を結ぶ線分により囲まれた領域Rの内側に、一部が重なるように配置されている。
(モジュール枠)
図28は、第4実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図28に示すように、モジュール枠325は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図23参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠325には、モジュール配置孔325aが形成されている。モジュール配置孔325aは、モジュール枠325の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔325aは、軸方向から見て機構モジュール321に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔325aには、機構モジュール321が配置される。図23に示すように、機構モジュール321は、複数のネジ60により回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠325に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール321は、時針12および分針13が取り付けられる第1出力軸81(筒車33および二番車236)と、第1表示針314Aが取り付けられ、第2回転軸線P3回りに回転する第2出力軸382(車軸332a)と、第2表示針314Bが取り付けられ、第3回転軸線P4回りに回転する第3出力軸383(車軸39a)と、を備える。さらに、機構モジュール321は、第1出力軸81を駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第2出力軸382を駆動する第1ステッピングモータ40Aと、第3出力軸383を駆動する第3ステッピングモータ40Cと、を備える。また、本実施形態のムーブメント310は、機構モジュール321を備える。このため、本実施形態によれば、第1出力軸81に取り付けられる時針12および分針13が指示する情報、および第2出力軸382に取り付けられる第1表示針314Aが指示する情報とは異なる情報を、第2表示針314Bにより指示させることが可能となる。したがって、複数の情報を同時に表示させることが可能な機構モジュール321を提供できる。
また、機構モジュール321は、第1出力軸81と、第1出力軸81とは異なる軸線回りに回転する第2出力軸382と、第1出力軸81および第2出力軸382とは異なる軸線回りに回転する第3出力軸383と、を備えるので、3つの機構モジュールを用いて3つの出力軸を設ける構成と比較して、機構モジュールが占有するスペースを削減することができる。したがって、機構モジュール321が搭載される時計を小型化することが可能となる。
また、本実施形態では、同軸に設けられた筒車33および二番車236を1つの第2ステッピングモータ40Bにより駆動する。このため、筒車および二番車を2つのステッピングモータにより駆動する構成と比較して、機構モジュール321を構成する部品点数を削減でき、機構モジュール321を小型化することができる。
また、第1出力軸81に固定された筒歯車33aおよび二番歯車36aと、第3出力軸383に固定された表示歯車39bと、が軸方向から見て重なるように設けられているので、第1出力軸81と第3出力軸383とを近接させることができる。よって、軸方向から見た機構モジュール321の外形を小さくすることができる。
また、第2回転軸線P3から第1表示針314Aの先端までの距離は、第2回転軸線P3から第1出力軸81までの距離よりも長く設定され、第1表示針314Aの回動範囲は、扇形状に設定されているので、第1表示針314Aを第1出力軸81と接触しない範囲で回動させることができる。第2表示針314Bについても同様である。これにより、回動範囲が360°に設定された表示針を用いる場合と比較して、より長い第1表示針314Aおよび第2表示針314Bにより時針12および分針13が指示する時刻情報とは異なる情報を指示することが可能となる。
さらに、第1表示針314Aの回動範囲の中心角と第2表示針314Bの回動範囲の中心角との和が360°より大きいので、回動範囲が360°以下の針を1つ用いて時針12および分針13が指示する情報とは異なる情報を指示する場合と比較して、より多くの情報を指示することが可能となる。したがって、より多くの情報を視認しやすく表示できる時計301を提供できる。
なお、本実施形態では、第1表示針314Aおよび第2表示針314Bが軸方向の同じ位置に設けられ、第1副表示領域316Aおよび第2副表示領域316Bが軸方向から見て互いに重ならないように設けられている。しかしながら、第1表示針314Aおよび第2表示針314Bが軸方向の異なる位置に設けられ、第1副表示領域および第2副表示領域が軸方向から見て重なるように設けられていてもよい。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態の時計401、ムーブメント410および機構モジュール421について説明する。第5実施形態の時計401は、秒針18を備える点で、第1実施形態の時計1と異なっている。
(時計)
図29は、第5実施形態の時計の平面図である。
図29に示すように、時計401のコンプリートは、ムーブメント410、文字板411、時針12、分針13、秒針18および第1表示針314Aを備える。本実施形態では、第1表示針314Aの回動範囲は、150°程度に設定されている。文字板411は、主表示領域15と、第1副表示領域316Aと、を有する。
(ムーブメント)
図30は、第5実施形態の時計の断面図である。
図30に示すように、ムーブメント410は、文字板411とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント410は、時針12、分針13、秒針18および第1表示針314Aが取り付けられる機構モジュール421と、機構モジュール421の表側に配置され機構モジュール421の駆動を制御する回路ブロック23と、機構モジュール421と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24と、機構モジュール421および回路ブロック23を保持するモジュール枠425と、を備えている。
(機構モジュール)
図31は、第5実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図31に示すように、機構モジュール421は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板51および筒車押さえ53)から突出する第1出力軸481および第2出力軸382を備えている。第1出力軸481および第2出力軸382は、互いに異なる位置において、平行に設けられている。第1出力軸481は、第1回転軸線O回りに回転する。
図32は、第5実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図33は、第5実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図32および図33では、機構モジュール421に中継基板24が配置された状態を示している。
図33に示すように、機構モジュール421は、第1輪列330A、第2輪列430Bおよび第3輪列430Cと、第1輪列330Aを駆動する第1ステッピングモータ40Aと、第2輪列430Bを駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第3輪列430Cを駆動する第3ステッピングモータ40Cと、各輪列330A,430B,430C等を支持する地板51および輪列受52(図32参照)と、地板51に固定された筒車押さえ53(図31参照)と、地板51と輪列受52との間に配置された二番受54と、を備えている。
第2輪列430Bは、第2ステッピングモータ40Bの駆動力を第1出力軸481(図30参照)に伝達する。第2輪列430Bは、第3実施形態における第1輪列230Aと同様に構成されている。筒車33および二番車236は、第1出力軸481である(図30参照)。
図34は、第5実施形態の機構モジュールの断面図である。
図34に示すように、第3輪列430Cは、第3ステッピングモータ40Cの駆動力を第1出力軸481に伝達する。第3輪列430Cは、六番車437と、五番車438と、四番車439と、を有する。六番車437は、六番歯車437aと六番かな437bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。六番歯車437aは、第3ステッピングモータ40Cのロータ45のかな45aに噛み合っている。五番車438は、五番歯車438aと五番かな438bとを有し、地板51と輪列受52とにより回転可能に支持されている。五番歯車438aは、六番車437の六番かな437bに噛み合っている。
四番車439は、第1回転軸線Oと同軸に配置されている。四番車439は、車軸439aと、車軸439aに固定された四番歯車439bと、を有する。車軸439aは、二番車236に挿通され、二番車236に回転可能に支持されている。車軸439aの表側の端部は、輪列受52に設けられた第4ブッシュ52dに軸支されている。車軸439aの裏側の端部は、地板51から裏側へ突出している。つまり、車軸439aは、第1出力軸481である。車軸439aの裏側の端部には、秒針18が取り付けられる(図30参照)。四番歯車439bは、五番車438の五番かな438bに噛み合っている。四番車439は、輪列受52と四番歯車439bとの間に配置された第5針座67により、地板51側に向かって付勢されている。
(モジュール枠)
図35は、第5実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図35に示すように、モジュール枠425は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図30参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠425には、モジュール配置孔425aが形成されている。モジュール配置孔425aは、モジュール枠425の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔425aは、軸方向から見て機構モジュール421に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔425aには、機構モジュール421が配置される。図30に示すように、機構モジュール421は、複数のネジ60により回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠425に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール421は、時針12、分針13および秒針18が取り付けられる第1出力軸481(筒車33、二番車236および車軸439a)と、第1表示針314Aが取り付けられ、第2回転軸線P3回りに回転する第2出力軸382(車軸332a)と、を備える。さらに、機構モジュール421は、第1出力軸481を駆動する第2ステッピングモータ40Bおよび第3ステッピングモータ40Cと、第2出力軸382を駆動する第1ステッピングモータ40Aと、を備える。また、本実施形態のムーブメント410は、機構モジュール421を備える。このため、本実施形態によれば、第1実施形態の機構モジュール21およびムーブメント10と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態では、同軸に設けられた筒車33および二番車236を1つの第2ステッピングモータ40Bにより駆動する。このため、筒車および二番車を2つのステッピングモータにより駆動する構成と比較して、機構モジュール221を構成する部品点数を削減でき、機構モジュール421を小型化することができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態の時計501、ムーブメント510および機構モジュール521について説明する。第6実施形態では、時計501が秒針18を備えず、機構モジュール521が第3ステッピングモータ40Cおよび第3輪列430Cを備えていない点で、第5実施形態と異なっている。
(時計)
図36は、第6実施形態の時計の平面図である。
図36に示すように、時計501のコンプリートは、ムーブメント510、文字板411、時針12、分針13および第1表示針314Aを備える。
(ムーブメント)
図37は、第6実施形態の時計の断面図である。
図37に示すように、ムーブメント510は、文字板411とケース裏蓋(不図示)との間に配置されている。ムーブメント510は、時針12、分針13および第1表示針314Aが取り付けられる機構モジュール521と、機構モジュール521の表側に配置され機構モジュール521の駆動を制御する回路ブロック23と、機構モジュール521と回路ブロック23とを電気的に接続する中継基板24と、機構モジュール521および回路ブロック23を保持するモジュール枠525と、を備えている。
(機構モジュール)
図38は、第6実施形態の機構モジュールを裏側から見た斜視図である。
図38に示すように、機構モジュール521は、その外郭を形成する部材(本実施形態では後述する地板551および筒車押さえ553)から突出する第1出力軸81および第2出力軸382を備えている。
図39は、第6実施形態の機構モジュールを表側から見た斜視図である。図40は、第6実施形態の機構モジュールの内部構成を表側から見た平面図である。なお、図39および図40では、機構モジュール521に中継基板24が配置された状態を示している。
図40に示すように、機構モジュール521は、第1輪列330Aおよび第2輪列330Bと、第1輪列330Aを駆動する第1ステッピングモータ40Aと、第2輪列330Bを駆動する第2ステッピングモータ40Bと、各輪列330A,330B等を支持する地板551および輪列受552(図39参照)と、地板551に固定された筒車押さえ553(図38参照)と、地板551と輪列受552との間に配置された二番受54と、を備えている。
地板551は、機構モジュール521の基板を構成している。地板551は、第5実施形態の地板51に対し、第3ステッピングモータ40Cを支持する箇所の一部が省略された構成を有している。
図39に示すように、輪列受552は、地板551の表側に配置されている。
図38に示すように、筒車押さえ553は、地板551の裏側に固定されている。
(モジュール枠)
図41は、第6実施形態のムーブメントを裏側から見た底面図である。
図41に示すように、モジュール枠525は、例えば樹脂材料等により、回路ブロック23(図37参照)と略同径の円盤状に形成されている。モジュール枠525には、モジュール配置孔525aが形成されている。モジュール配置孔525aは、モジュール枠525の中央部において軸方向に貫通している。モジュール配置孔525aは、軸方向から見て機構モジュール521に対応する形状に形成されている。モジュール配置孔525aには、機構モジュール521が配置される。図37に示すように、機構モジュール521は、複数のネジ60により回路ブロック23に固定された状態で、モジュール枠525に取り付けられる。
このように、本実施形態の機構モジュール521は、時針12および分針13が取り付けられる第1出力軸81(筒車33および二番車236)と、第1表示針314Aが取り付けられ、第2回転軸線P3回りに回転する第2出力軸382(車軸332a)と、を備える。さらに、機構モジュール521は、第1出力軸81を駆動する第2ステッピングモータ40Bと、第2出力軸382を駆動する第1ステッピングモータ40Aと、を備える。また、本実施形態のムーブメント510は、機構モジュール521を備える。このため、本実施形態によれば、第1実施形態の機構モジュール21およびムーブメント10と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態では、同軸に設けられた筒車33および二番車236を1つの第2ステッピングモータ40Bにより駆動する。このため、筒車および二番車を2つのステッピングモータにより駆動する構成と比較して、機構モジュール521を構成する部品点数を削減でき、機構モジュール521を小型化することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、アナログクォーツ式の時計に本発明を適用した例を説明したが、アナログ表示およびデジタル表示を備えたコンビネーションクォーツ式の時計に本発明を適用してもよい。
また、上記各実施形態においては、機構モジュールが2個または3個のステッピングモータを備える場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、4個以上のステッピングモータを備えていてもよい。
また、上記各実施形態においては、第1回転軸線Oとは異なる第2回転軸線回りに回転(回動)する第2出力軸が1箇所に設けられているが、これに限定されるものではなく、第2出力軸が複数箇所に設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1,101,201,301,401,501…時計 10,110,210,310,410,510…ムーブメント 12…時針(第1針) 13…分針(第1針) 14,114…表示針(第2針) 21,121,221,321,421,521…機構モジュール 130C…第3輪列(輪列) 33…筒車(第1出力軸) 33a…筒歯車(第1歯車) 36,236…二番車(第1出力軸) 36a…二番歯車(第1歯車) 39a,139a…車軸(第2出力軸) 39b…表示歯車(第2歯車) 40A…第1ステッピングモータ(第1モータ、第2モータ) 40B…第2ステッピングモータ(第1モータ) 40C…第3ステッピングモータ(第2モータ、第3モータ) 81,481…第1出力軸 82,182,382…第2出力軸 139b…表示歯車(歯車) 151…地板 151b…突部 314A…第1表示針(第2針) 314B…第2表示針(第3針) 383…第3出力軸

Claims (11)

  1. 第1針が取り付けられる第1出力軸と、
    第2針が取り付けられ、前記第1出力軸の中心軸線とは異なる軸線回りに回転する第2出力軸と、
    前記第1出力軸を駆動する第1モータと、
    前記第2出力軸を駆動する第2モータと、を備える、
    ことを特徴とする機構モジュール。
  2. 前記第1出力軸は、同軸に複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機構モジュール。
  3. 前記第2モータの駆動力を前記第2出力軸に伝達する輪列と、
    前記輪列を支持する地板と、を備え、
    前記輪列は、前記第2出力軸に固定された歯車を含み、
    前記地板の縁部には、前記第1出力軸の径方向の外側に向かって突出した突部が形成され、
    前記突部は、前記第1出力軸の軸方向から見て、前記歯車の少なくとも一部に重なるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の機構モジュール。
  4. 前記第1出力軸に固定された第1歯車と、
    前記第2出力軸に固定された第2歯車と、を備え、
    前記第2歯車は、前記第1出力軸の軸方向から見て、前記第1歯車に重なるように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の機構モジュール。
  5. 第3針が取り付けられ、前記第1出力軸の中心軸線および前記第2出力軸の中心軸線と異なる軸線回りに回転する第3出力軸と、
    前記第3出力軸を駆動する第3モータと、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の機構モジュール。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の機構モジュールを備えることを特徴とするムーブメント。
  7. 請求項6に記載のムーブメントと、
    前記第1針と、
    前記第2針と、
    を備えることを特徴とする時計。
  8. 前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、
    前記第2針の回動範囲は、扇形状に設定されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の時計。
  9. 前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも短く設定され、
    前記第2針の回動範囲は、円形状に設定されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の時計。
  10. 請求項5に記載の機構モジュールを備えるムーブメントと、
    前記第1針と、
    前記第2針と、
    前記第3針と、
    を備えることを特徴とする時計。
  11. 前記第2出力軸の中心軸線から前記第2針の先端までの距離は、前記第2出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、
    前記第3出力軸の中心軸線から前記第3針の先端までの距離は、前記第3出力軸の中心軸線から前記第1出力軸までの距離よりも長く設定され、
    前記第2針の回動範囲および前記第3針の回動範囲は、扇形状に設定され、
    前記第2針の回動範囲の中心角と前記第3針の回動範囲の中心角との和は、360°より大きい、
    ことを特徴とする請求項10に記載の時計。
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