JP2018131784A - 道路機械 - Google Patents

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雅嘉 藤谷
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Abstract

【課題】新設舗装体の端部における不具合の発生を防止できるアスファルトフィニッシャを提供すること。【解決手段】アスファルトフィニッシャ100は、トラクタ1と、トラクタ1の前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパ2と、ホッパ2内の舗装材をトラクタ1の後側へ給送するコンベアCVと、コンベアCVにより給送された舗装材をトラクタ1の後側で敷き拡げるスクリュSCと、スクリュSCにより敷き拡げられた舗装材PVをスクリュSCの後側で敷き均すスクリード3と、スクリード3の端部から前方に延びるサイドプレート40と、サイドプレート40に取り付けられ且つ舗装材PVを塞き止める塞き止めプレート41と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、舗装材を敷き拡げるスクリュを備えた道路機械に関する。
アスファルトフィニッシャは、ダンプトラックが運んできた舗装材をトラクタの前側に設置されているホッパ内に受け入れる。ホッパ内の舗装材は、コンベアによってトラクタの後側へ給送され、トラクタの後側へ給送された舗装材は、スクリュによって敷き拡げられる。そして、スクリュによって敷き拡げられた舗装材は、スクリードによってスクリュの後側で敷き均される(特許文献1参照。)。
特開平6−294105号公報
スクリュによって敷き拡げられる舗装材は、スクリードの前方で山を形成する。舗装材に含まれる骨材(例えば石、砂利等)は、粗い程、すなわちサイズが大きい程、山の斜面を転がり落ち易い。また、舗装材の山の斜面は、スクリュの端部から、スクリュの延長方向に向かって下方に傾斜している。そのため、山の斜面を転がり落ちる粗い骨材は、スクリュの延長方向における斜面の下端のところに多く集まってしまう。その結果、斜面の下端のところに形成される舗装体、すなわち、新設舗装体の端部は、粗い骨材を多く含み、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こすおそれがある。
上述に鑑み、新設舗装体の端部における不具合の発生を抑制し或いは防止できる道路機械を提供することが望まれる。
本発明の実施例に係る道路機械は、トラクタと、前記トラクタの前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後側へ給送するコンベアと、前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後側で敷き拡げるスクリュと、前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後側で敷き均すスクリードと、前記スクリードの端部から前方に延びるサイドプレートと、前記サイドプレートに取り付けられ且つ前記舗装材を塞き止める塞き止めプレートと、を備える。
上述の手段により、新設舗装体の端部における不具合の発生を抑制し或いは防止できる道路機械が提供される。
アスファルトフィニッシャの概略図である。 塞き止めプレートが取り外された状態にある比較例としてのアスファルトフィニッシャの概略図である。 塞き止めプレートによる効果を説明する図である。 塞き止めプレートによる効果を説明する図である。 右サイドプレートに取り付けられた角度調整機構に関する図である。
図1は、本発明の実施例に係る道路機械の一例であるアスファルトフィニッシャ100の概略図である。具体的には、図1(A)はアスファルトフィニッシャ100の側面図であり、図1(B)はその上面図である。
アスファルトフィニッシャ100は、主に、トラクタ1、ホッパ2、及びスクリード3で構成される。以下では、トラクタ1から見たホッパ2の方向(+X方向)を前方とし、トラクタ1から見たスクリード3の方向(−X方向)を後方とする。
トラクタ1は、アスファルトフィニッシャ100を走行させるための機構である。本実施例では、トラクタ1は、後輪走行用モータを用いて後輪5を回転させ、且つ、前輪走行用モータを用いて前輪6を回転させてアスファルトフィニッシャ100を移動させる。後輪走行用モータ及び前輪走行用モータは油圧ポンプから作動油の供給を受けて回転する。後輪5及び前輪6はクローラで置き換えられてもよい。
コントローラ50は、アスファルトフィニッシャ100を制御する制御装置である。本実施例では、コントローラ50は、CPU及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、トラクタ1に搭載されている。コントローラ50の各種機能は、内部メモリに格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。
ホッパ2は、舗装材を受け入れるための機構である。本実施例では、トラクタ1の前側に設置され、ホッパシリンダ24L、24RによってY軸方向(車幅方向)に開閉可能に構成される。アスファルトフィニッシャ100は、通常、ホッパ2を全開状態にしてダンプトラックの荷台から舗装材(例えばアスファルト混合物である。)を受け入れる。図1はホッパ2が全開状態であることを示す。ホッパ2内の舗装材が減少するとホッパ2が閉じられ、ホッパ2の内壁付近にあった舗装材がホッパ2の中央部に集められる。ホッパ2の中央部にあるコンベアCVがトラクタ1の後側に舗装材を給送できるようにするためである。また、トラクタ1の後側に給送された舗装材は、スクリュSCによってトラクタ1の後側且つスクリード3の前側で車幅方向に敷き拡げられる。図1の例では、スクリュSCは、エクステンションスクリュが左右に連結された状態にある。
スクリード3は、舗装材を敷き均すための機構である。本実施例では、スクリード3は、主に、前側スクリード30、及び、後側スクリード31を含む。また、スクリード3は、トラクタ1によって牽引される浮動スクリードであり、レベリングアーム3A(左レベリングアーム3AL、右レベリングアーム3AR)を介してトラクタ1と連結される。また、スクリード3は、スクリードリフトシリンダ25L、25Rの伸縮によってレベリングアーム3Aと共に上下動される。
前側スクリード30は左前側スクリード30L及び右前側スクリード30Rを含み、後側スクリード31は左後側スクリード31L及び右後側スクリード31Rを含む。左後側スクリード31Lはスクリード伸縮シリンダ26Lを用いて車幅方向に伸縮され、右後側スクリード31Rはスクリード伸縮シリンダ26Rを用いて車幅方向に伸縮される。
舗装面を締め固めるため、左前側スクリード30Lは左前側バイブレータ27Lによって振動させられ、右前側スクリード30Rは右前側バイブレータ27Rによって振動させられる。また、左後側スクリード31Lは左後側バイブレータ28Lによって振動させられ、右後側スクリード31Rは右後側バイブレータ28Rによって振動させられる。
レベリングシリンダ23L、23Rは、アスファルト混合物の敷き均し厚さを調整するためにレベリングアーム3AL、3ARの前端部分を上下動させる油圧シリンダである。
スクリード3の端部にはサイドプレート40が取り付けられている。サイドプレート40は、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVの車幅方向への過度の拡がりを制限する。図1は、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVをドットパターンで示している。図1の例では、サイドプレート40は、右後側スクリード31Rから前方に延びる右サイドプレート40Rと、左後側スクリード31Lから前方に延びる左サイドプレート40Lとを含む。
サイドプレート40には塞き止めプレート41が取り付けられている。塞き止めプレート41は、サイドプレート40によって車幅方向への拡がりが制限された舗装材PVが前方に拡がろうとするのを塞き止める。図1の例では、塞き止めプレート41は、右サイドプレート40Rに取り付けられる右塞き止めプレート41Rと、左サイドプレート40Lに取り付けられる左塞き止めプレート41Lとを含む。
塞き止めプレート41は、サイドプレート40の前端からトラクタ1に向かって延びるようにサイドプレート40に固定されている。図1の例では、塞き止めプレート41は、トラクタ1側に斜め前方に延びるようにサイドプレート40に固定されている。塞き止めプレート41の下端は、図1(A)に示すように、路盤RBから所定高さH1の位置にある。塞き止めプレート41の下端からは、通過抑制部材41Aが垂れ下がっている。通過抑制部材41Aは、塞き止めプレート41の下端と路盤RBとの間の隙間GPを舗装材PVが通過するのを抑制する。図1(A)の例では、通過抑制部材41Aは、複数の金属製の鎖で構成されている。複数の金網片、複数の耐熱シート片、複数の耐熱布片等で構成されていてもよい。通過抑制部材41Aは、アスファルトフィニッシャ100の前進中に、路盤RBから突き出たマンホール等の地物に接触した場合には、後方に押しやられるように構成されている。アスファルトフィニッシャ100の前進を妨げないようにするためである。また、マンホール等の地物を損傷しないようにするためである。そのため、所定高さH1は、路盤RBから突き出たマンホール等の地物の高さより高くなるように設定されている。
塞き止めプレート41は、サイドプレート40と塞き止めプレート41との間に形成される角度を調整できるようにサイドプレート40に取り付けられていてもよい。例えば、塞き止めプレート41は、サイドプレート40に対して回動可能で且つ複数の姿勢で固定可能に取り付けられていてもよい。
トラクタ1の側部にはリテーニングプレート42が取り付けられている。リテーニングプレート42は、スクリュSCの回転によってトラクタ1(特に後輪5)の近傍で舗装材PVが前方に飛び散るのを防止する。図1の例では、リテーニングプレート42は、トラクタ1の右側面に取り付けられる右リテーニングプレート42Rと、トラクタ1の左側面に取り付けられる左リテーニングプレート42Lとを含む。左リテーニングプレート42Lは、図1(B)の点線矢印AR1で示すように、トラクタ1の左側面に回動可能(折り畳み可能)に取り付けられている。右リテーニングプレート42Rについても同様である。
スクリード3の前部にはモールドボード43が取り付けられている。モールドボード43は、スクリード3の前方に滞留する舗装材PVの量を調整する。舗装材PVは、モールドボード43の下端と路盤RBとの間の隙間を通ってスクリード3の下に至る。図1の例では、モールドボード43は、右後側スクリード31Rの前方に取り付けられた右モールドボード43Rと、左後側スクリード31Lの前方に取り付けられた左モールドボード43Lとを含む。左モールドボード43Lは、左サイドプレート40L、及び、左後側スクリード31Lとは無関係に、Z軸方向に高さ調節ができるように構成されている。左モールドボード43Lを上下に移動させることで、左後側スクリード31Lの前方に滞留する舗装材の量を調整できるようにするためである。右モールドボード43Rについても同様である。
上述の構成により、アスファルトフィニッシャ100は、塞き止めプレート41により、サイドプレート40の近く、すなわち、歩道、型枠、既設舗装体等の表面APと路盤RBの表面との間の段差の近くに粗い骨材が集まるのを抑制し或いは防止できる。そのため、新設舗装体NPの端部(ジョイント部)における不具合の発生を抑制し或いは防止できる。
具体的には、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVの山は、塞き止めプレート41とリテーニングプレート42との間の隙間CL1から前方に向かって扇状に拡がる下り斜面を形成する。そのため、山の斜面にある粗い骨材は、破線矢印で示すように転がり落ち、破線で囲まれた領域R1に至る。サイドプレート40の近くに粗い骨材が集まることはない。その結果、サイドプレート40の近くに形成される舗装体、すなわち、新設舗装体NPの端部は、粗い骨材を過度に多く含むことはなく、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こし難い。
また、塞き止めプレート41の下端から垂れ下がる通過抑制部材41Aは、舗装材PV(特に粗い骨材)が、塞き止めプレート41の下端と路盤RBとの間の隙間GPを通り抜けてしまうのを抑制する。そのため、サイドプレート40の近くに粗い骨材が集まってしまうのを更に抑制できる。その結果、サイドプレート40の近くに形成される舗装体、すなわち、新設舗装体NPの端部における密度不足、強度不足等の不具合が発生するのを更に抑制し或いは防止できる。
次に、図1と図2を参照し、塞き止めプレート41の効果について詳説する。図2は、塞き止めプレート41が取り外された状態で舗装体を敷設する比較例としてのアスファルトフィニッシャ100Aの概略図であり、図1に対応する。
塞き止めプレート41が取り外された場合、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVは、スクリード3の前方で山を形成する。舗装材PVの山は、スクリュSCの端部から、スクリュSCの延長方向に向かう下り斜面を形成する。また、舗装材PVの山は、サイドプレート40とリテーニングプレート42との間の隙間CL2から前方に向かって扇状に拡がる下り斜面を形成する。そのため、山の斜面にある粗い骨材は、破線矢印で示すように転がり落ち、破線で囲まれた領域R2に至る。領域R2は、サイドプレート40から比較的近いところにある領域R2aと、サイドプレート40から比較的遠いところにある領域R2bとを含む。領域R2aに転がり落ちた粗い骨材は、結果的に、新設舗装体NPの端部を構成する。その結果、新設舗装体NPの端部は、粗い骨材を多く含み、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こし易い。図1のアスファルトフィニッシャ100は、塞き止めプレート41を備えることで、このような不具合の発生を抑制し或いは防止できる。
次に、図3及び図4を参照し、塞き止めプレート41の効果について更に詳説する。図3は、舗装材PVを塞き止める右塞き止めプレート41Rの周囲を前方から見た図である。図4は、右塞き止めプレート41Rが取り外された状態で舗装体を敷設する図2のアスファルトフィニッシャ100AにおけるスクリュSCの周囲に形成される舗装材PVの山を斜め前方から見た図である。図3及び図4の例では、右リテーニングプレート42Rは折り畳まれた状態にある。
図3に示すように、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVの山は、右塞き止めプレート41Rと右リテーニングプレート42Rとの間の隙間CL1から前方に向かって扇状に拡がる下り斜面を形成する。そのため、山の斜面にある粗い骨材は前方に転がり落ち、破線で囲まれた領域R1に至る。右サイドプレート40Rの近くに粗い骨材が集まることはない。その結果、右サイドプレート40Rの近くに形成される舗装体、すなわち、新設舗装体の端部は、粗い骨材を過度に多く含むことはなく、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こし難い。
右塞き止めプレート41Rの下端からは通過抑制部材41Aが垂れ下がっている。通過抑制部材41Aは、右塞き止めプレート41Rの下端と路盤RBとの間の隙間GPを舗装材PVが通過するのを抑制する。図3の例では、通過抑制部材41Aは、複数の金属製の鎖で構成されている。通過抑制部材41Aは、右塞き止めプレート41Rの下端のところで舗装材PVを滞留させ、右塞き止めプレート41Rの下の隙間GPのところで下り斜面が形成されてしまうのを抑制し或いは防止できる。そのため、車幅方向の外側に向かって粗い骨材が転がり落ちてしまうのを抑制し或いは防止できる。その結果、新設舗装体の端部における密度不足、強度不足等の不具合が発生するのを更に抑制し或いは防止できる。
一方、右塞き止めプレート41Rが取り外された場合には、図4に示すように、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVの山は、スクリュSCの端部からスクリュSCの延長方向に向かう下り斜面を形成する。また、舗装材PVの山は、右サイドプレート40Rと右リテーニングプレート42Rとの間の隙間CL2から前方に向かって扇状に拡がる下り斜面を形成している。そのため、山の斜面にある粗い骨材は、スクリュSCの延長方向及び前方に転がり落ち、破線で囲まれた領域R2a、R2bに至る。例えば、スクリュSCの延長方向に向かう下り斜面における破線で囲まれた領域R3にある粗い骨材は、破線矢印で示すように、右サイドプレート40Rの下に向かって転がり落ちて領域R2aに至る。領域R2aに転がり落ちた粗い骨材は、結果的に、新設舗装体の端部を構成する。その結果、新設舗装体の端部は、粗い骨材を多く含み、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こし易い。
このように、塞き止めプレート41が取り外された場合には、サイドプレート40の下端のところに粗い骨材が多く集まってしまい、新設舗装体NPの端部は、粗い骨材を多く含み、密度不足、強度不足等の不具合を引き起こし易くなってしまう。
以上から明らかなように、塞き止めプレート41は、サイドプレート40の近くで比較的多くの舗装材PVを抱え込むことができる。すなわち、サイドプレート40の下端に向かう下り斜面が形成されてしまうのを防止できる。そのため、サイドプレート40の下端に向かって粗い骨材が転がり落ちてしまうのを抑制し或いは防止できる。
通過抑制部材41Aも同様に、塞き止めプレート41の下端のところで舗装材PVを滞留させ、塞き止めプレート41の下の隙間GPのところで下り斜面が形成されてしまうのを抑制し或いは防止できる。そのため、車幅方向の外側に向かって粗い骨材が転がり落ちてしまうのを抑制し或いは防止できる。その結果、新設舗装体NPの端部における密度不足、強度不足等の不具合が発生するのを更に抑制或いは防止できる。
このように、図1のアスファルトフィニッシャ100は、塞き止めプレート41及び通過抑制部材41Aを備えることで、新設舗装体NPの端部における密度不足、強度不足等の不具合が発生するのを更に抑制或いは防止できる。
次に、図5を参照し、右サイドプレート40Rと右塞き止めプレート41Rとの間に形成される角度αを調整する角度調整機構45について説明する。図5は、右サイドプレート40Rに取り付けられた角度調整機構45に関する図である。具体的には、図5(A)〜図5(C)は角度調整機構45の上面図である。図5(A)は、角度αが角度α1(例えば90°)のときの状態を示す。図5(B)は、角度αが角度α2(例えば130°)のときの状態を示す。図5(C)は、角度αが角度α3(例えば170°)のときの状態を示す。図5(D)は、角度調整機構45を構成する棒部材45bの側面図である。
角度調整機構45は、右サイドプレート40Rと右塞き止めプレート41Rとの間に形成される角度αを調整する機構であり、保持部材45a及び棒部材45bを含む。
保持部材45aは、棒部材45bの一端を着脱可能に保持する保持構造を複数備えた部材である。図5の例では、保持部材45aは、棒部材45bの一端を保持する3つの保持孔45a1、45a2、45a3を備えた板状部材であり、右塞き止めプレート41Rに固定されている。保持構造は、保持溝、保持リング等の他の構造であってもよい。
棒部材45bは、一端が右サイドプレート40Rで保持され、且つ、他端が右塞き止めプレート41Rで保持される。図5の例では、棒部材45bは、一端が右サイドプレート40Rに形成された保持構造としての保持孔40Hで保持され、他端が保持部材45aに形成された3つの保持孔45a1、45a2、45a3の何れかで保持される。棒部材45bは、例えば、図5(D)に示すようなΠ字(逆U字)形状を有し、保持孔に保持された状態から鉛直上方に引き抜くことで取り外しできるように構成されている。
保持部材45aは、右サイドプレート40Rに固定されていてもよい。この場合、右塞き止めプレート41Rには棒部材45bの一端を保持するための少なくとも1つの保持構造が形成される。
上述の構成により、角度調整機構45は角度αの3段階の調整を可能にする。角度調整機構45は、角度αの2段階又は4段階以上の調整が可能となるように構成されていてもよい。作業者は、角度調整機構45を用いて角度αを調整することで、新設舗装体NPの端部に含まれる粗い骨材の量を調整できる。新設舗装体NPの端部に含まれる粗い骨材の量は、角度αが大きいほど多くなる傾向を有する。そのため、作業者は、例えば、舗装材PVの特性(例えば粗い骨材の混入率)に応じて角度αを調整することで、新設舗装体NPの端部における密度不足、強度不足等の不具合の発生を適切に抑制し或いは防止できる。
このように、アスファルトフィニッシャ100は、トラクタ1と、トラクタ1の前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパ2と、ホッパ2内の舗装材をトラクタ1の後側へ給送するコンベアCVと、コンベアCVにより給送された舗装材をトラクタ1の後側で敷き拡げるスクリュSCと、スクリュSCにより敷き拡げられた舗装材PVをスクリュSCの後側で敷き均すスクリード3と、スクリード3の端部から前方に延びるサイドプレート40と、サイドプレート40に取り付けられ且つ舗装材PVを塞き止める塞き止めプレート41とを備える。そして、塞き止めプレート41により、サイドプレート40の近くに粗い骨材が集まるのを防止できる。その結果、新設舗装体NPの端部における不具合の発生を抑制し或いは防止できる。
塞き止めプレート41は、例えば、サイドプレート40の前端から車体側に斜め前方に延びるようにサイドプレート40に固定されている。そのため、スクリュSCによって敷き拡げられる舗装材PVの山は、塞き止めプレート41とリテーニングプレート42との間の隙間CL1から前方に向かって扇状に拡がる下り斜面を形成する。そのため、山の斜面にある粗い骨材は前方に転がり落ち、サイドプレート40の近くに粗い骨材が集まることはない。その結果、新設舗装体NPの端部における不具合の発生を抑制し或いは防止できる。
塞き止めプレート41の下端は、例えば、路盤RBから所定高さH1の位置にあり、下端からは、下端と路盤RBとの間の隙間GPを舗装材PVが通過するのを抑制する通過抑制部材41Aが垂れ下がっていてもよい。通過抑制部材41Aは、サイドプレート40の近くに粗い骨材が集まってしまうのを抑制し或いは防止できる。その結果、新設舗装体NPの端部における不具合の発生を更に抑制或いは防止できる。
所定高さH1は、例えば、路盤RBから突き出たマンホールの高さより高い。この場合、通過抑制部材41Aは、アスファルトフィニッシャ100の前進中に、路盤RBから突き出たマンホールと接触した場合に後方に押しやられる。そのため、アスファルトフィニッシャ100の前進を妨げることはなく、マンホールを損傷することもない。
アスファルトフィニッシャ100は角度調整機構45を備えていてもよい。角度調整機構45は、サイドプレート40と塞き止めプレート41との間に形成される角度αの調整を可能にする。そのため、新設舗装体NPの端部に含まれる粗い骨材の量は、舗装材PVの特性(例えば粗い骨材の混入率)に応じて適切に調整され得る。
角度調整機構45は、サイドプレート40と塞き止めプレート41との間に配置される棒部材45bと、棒部材45bの一端を保持する複数の保持孔が形成された保持部材45aとで構成されていてもよい。保持部材45aは、サイドプレート40及び塞き止めプレート41の少なくとも一方に取り付けられ得る。保持部材45aと棒部材45bで構成される角度調整機構45は、手作業による角度αの簡易且つ迅速な調整を可能にする。そのため、新設舗装体NPの端部に含まれる粗い骨材の量は、より容易に且つより迅速に調整され得る。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、塞き止めプレート41の下端には通過抑制部材41Aが垂れ下がっているが、例えば、マンホール等の地物が存在しないことが明らかな場合には、通過抑制部材41Aは省略されてもよい。塞き止めプレート41の下端と路盤RBとの隙間GPを小さくできるためである。
1・・・トラクタ 2・・・ホッパ 3・・・スクリード 3A・・・レベリングアーム 3AL・・・左レベリングアーム 3AR・・・右レベリングアーム 5・・・後輪 6・・・前輪 23L、23R・・・レベリングシリンダ 24L、24R・・・ホッパシリンダ 25L、25R・・・スクリードリフトシリンダ 26L、26R・・・スクリード伸縮シリンダ 27L・・・左前側バイブレータ 27R・・・右前側バイブレータ 28L・・・左後側バイブレータ 28R・・・右後側バイブレータ 30・・・前側スクリード 31・・・後側スクリード 40・・・サイドプレート 40H・・・保持孔 41・・・塞き止めプレート 41A・・・通過抑制部材 42・・・リテーニングプレート 43・・・モールドボード 45・・・角度調整機構 45a・・・保持部材 45a1、45a2、45a3・・・保持孔 45b・・・棒部材 50・・・コントローラ 100・・・アスファルトフィニッシャ

Claims (6)

  1. トラクタと、
    前記トラクタの前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、
    前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後側へ給送するコンベアと、
    前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後側で敷き拡げるスクリュと、
    前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後側で敷き均すスクリードと、
    前記スクリードの端部から前方に延びるサイドプレートと、
    前記サイドプレートに取り付けられ且つ前記舗装材を塞き止める塞き止めプレートと、を備える、
    道路機械。
  2. 前記塞き止めプレートは、前記サイドプレートの前端から車体側に斜め前方に延びるように前記サイドプレートに固定される、
    請求項1に記載の道路機械。
  3. 前記塞き止めプレートの下端は、路盤から所定高さの位置にあり、
    前記下端からは、前記下端と前記路盤との間の隙間を前記舗装材が通過するのを抑制する通過抑制部材が垂れ下がっている、
    請求項1又は2に記載の道路機械。
  4. 前記所定高さは、前記路盤から突き出たマンホールの高さより高い、
    請求項3に記載の道路機械。
  5. 前記サイドプレートと前記塞き止めプレートとの間に形成される角度を調整する角度調整機構を備える、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の道路機械。
  6. 前記角度調整機構は、前記サイドプレートと前記塞き止めプレートとの間に配置される棒部材と、前記サイドプレート及び前記塞き止めプレートの少なくとも一方に取り付けられる、前記棒部材の一端を保持する複数の保持孔が形成された保持部材とで構成されている、
    請求項5に記載の道路機械。
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