JP3182878U - コンクリート舗装機 - Google Patents

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龍二 金山
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株式会社佐藤渡辺
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Abstract

【課題】アタッチメントを替えることで、縦取り機と、スプレッダと、横取り機として、三種類の機能を使い分けることができるコンクリート舗装機を提供する。
【解決手段】道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車8と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラ9からなる自走台車1に、縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5を取り外し可能に設け、また、スクリュウスプレッダ10と横取り用アタッチメント7により横取り機としての使用も可能とした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、コンクリート舗装機に関するものである。
コンクリート舗装においては、舗装版中にクラック防止等を主目的として鉄網(以下、メッシュ)を敷設するのが一般的である。このようなコンクリート舗装においては、セメントコンクート材料をフィニッシャ(敷き均し機械)に供給するには、主に次のような方法が採られている。
施工幅員の両側若しくは片側に余裕があり、ダンプトラック(セメントミキサー車)が走行可能であれば、ダンプトラックから供給される材料を横取りする材料横取り機械等を使用する。
トンネル等のように施工幅員の両側にも片側にも余裕がない場合は、フィニッシャの前方にコンクリートポンプ車を配置し、材料を圧送供給しながら、その中間部でメッシュを敷設する。或いは、舗装を下層と上層に分けて、ボックススプレッダにて材料を運搬しながら、下層に施工し、その後メッシュを敷設し、上層を仕上げる方法も採られる。或いは、施工全幅を半分にして片側ずつ施工する方法を採る場合もある。
下記特許文献1にもあるが、道路をコンクリート舗装する場合、トンネルや鉄橋のように、舗装を行っている道路の横から打設場所へセメントコンクリート材料を搬送することができない場合は、縦取り機が使用される。
特開2001−200506号公報
図7に示すように、鉄筋を組む作業を行う作業場αの頭越しにセメントコンクリート材料を搬送する搬送用ベルトコンベア300を設置し、作業場αの前方から打設場所βまでセメントコンクリート材料を搬送している。
そして、作業場αの前方には、ダンプトラック200からセメントコンクリート材料を受け取り、そのセメントコンクリート材料を搬送用ベルトコンベア300に送出する縦取機100を設置している。
この縦取機100は、セメントコンクリート材料をダンプトラック200から受け取るホッパー110と、ホッパー110内のセメントコンクリート材料を搬送用ベルトコンベア300に送出する送出用ベルトコンベア120とを備えている。
このように構成された縦取機100では、ホッパー110内にセメントコンクリート材料を投入すると、そのセメントコンクリート材料がロータにより掬取場所γに送り込まれ、そしてその掬取場所γに送りこまれたセメントコンクリート材料が送出用ベルトコンベア120の掬取片121で掬い取られて搬送用ベルトコンベア300まで送出される。
ところで、下記特許文献2にも記載があるが、コンクリートの舗装工法に関し、スリップフォームペーバを使用するスリップフォーム工法が知られている。
特開2010−203163号公報
スリップフォームペーバは、ダンプトラックなどの材料搬送車両から路盤上に供給されたコンクリートなどの材料を広げて所定の高さに敷き均し、締め固めて、舗装表面を整える機能を備えている。1台でコンクリートを敷き均して締め固め、表面を整えることができるので、効率的にコンクリート舗装を行うことができる。
スリップフォームペーバを使用するコンクリート舗装工法、スリップフォーム工法は、まず、材料搬送車両から下層分のコンクリートを路盤上に供給し、サイドフィーダなどで敷き均す。そして、下層コンクリートの上に鉄網および縁部補強鉄筋を設置して、直ちに上層分のコンクリートを供給してスリップフォームペーバで敷き均し、下層および上層コンクリートの締め固め、形成をまとめて行う。上層コンクリートの供給は、例えば舗装範囲の路盤の側方を走行するダンプトラックに収容されたコンクリートをバックホウなどで路盤の所定の位置に供給して行う。
また、下記特許文献3では、主に施工幅員の両側または片側に余裕がないトンネルなどで、施工範囲の側方を材料運搬車両が走行できない場合などに採用されるメッシュ敷設式連続舗装工法が提案されている。
特開2000−257012号公報
このメッシュ敷設式連続舗装工法では、鉄網の敷設と材料の供給および形成を連続的に行っており、舗装を行う路盤上を走行するコンクリートを収容した材料搬送車両から、材料搬送車両の後方を走行するコンクリートスタッカにコンクリートを供給する。そして、コンクリートをコンクリートスタッカのコンベアによって後方へ移送し、コンクリートスタッカの後方を走行するスリップフォームペーバの前の路盤に供給する。
前記コンクリートスタッカは、ダンプトラックからの材料をホッパで受け取ると共に、第1のコンベヤを介して第2のコンベヤに乗せ代え、後方に位置する後述のコンクリートフィニッシャとしてのスリップフォームペーバの前に材料を移送する。
コンクリートスタッカのコンベアは走行方向に長く、下方の路盤との間には空間ができる構造である。そして、このコンクリートスタッカの進路を妨げない路盤上に、事前に複数枚のメッシュ(鉄網)を重ねて仮置きしておき、コンベアでコンクリートを移送している間に、仮置きされたメッシュを一枚ずつ順次持ち上げて、コンベアの下方の路盤上に移動し並べている。
そして、路盤上のメッシュの上にコンクリートスタッカのコンベアからコンクリートを供給し、コンクリートをスリップフォームペーバで敷き均している。
しかしながら、スリップフォームペーバを用いた従来のスリップフォーム工法では、材料搬送車両や機械類の輻輳が多く、安全管理や、材料搬送車両や機械類の管理が煩雑になり、また、スリップフォームペーバが稼働しながら鉄筋を組み立てる作業を同時並行するのは作業スペースが少なく難しいという問題があった。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、アタッチメントを替えることで、縦取り機と、スプレッダと、横取り機として、三種類の機能を使い分けることができるコンクリート舗装機を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1記載の本考案は、道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラからなる自走台車に、縦取り用のベルトコンベアアタッチメントを取り外し可能に設け、また、スクリュースプレッダと横取り用アタッチメントを取り付けて横取り機としての使用も可能としたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本考案によれば、縦取り用のベルトコンベアアタッチメントを取り付けた場合は、縦取り機としての使用が可能となり、主に施工幅員の両側または片側に余裕がないトンネルなどで、施工範囲の側方を材料運搬車両が走行できない場合などに施工ができる。
ベルトコンベアアタッチメントを取り外し、スクリュースプレッダによりスリップフォーム機に先行して、スプレッダとしてコンクリートの粗均しが可能となる。
さらに、平面スプレッダとして、スリップフォーム機に先行してコンクリートの粗均しができるため、メッシュを用いる場合にワンパスの施工が可能であり、また、均一な締固めが可能である。
また、横取り用アタッチメントにより横取り機として使用可能である。
請求項3記載の本考案は、ベルトコンベアアタッチメントは、送出用ベルトコンベアと、カウンタウェイトのついた支持アームと、自走台車から大きく張り出す搬送用ベルトコンベアからなり、4脚で前記支持アームを自走台車上に支え、搬送用ベルトコンベアを前記支持アーム端から吊支することを要旨とするものである。
請求項3記載の本考案によれば、搬送用ベルトコンベア下のクリアランスが長く、また、機械本体の下部にクリアランス(作業場α)があることから、コンクリートを供給しながら同時に鉄筋組みの作業を行うことができ、作業効率が高い。
機械本体を4脚で支える構造となっていること、ホイールベース、トレッドが長くなっていることから機械本体の安定性が良く、搬送用ベルトコンベアが片持ちの張り出す構造と異なり、カウンタウェイトのついたアームからバランスを取りながら吊り下げる構造となっているため、機械本体の安定性が良い。
以上述べたように本考案のコンクリート舗装機は、アタッチメントを替えることで、縦取り機と、スプレッダと、横取り機として、三種類の機能を使い分けることができるもので、材料搬送車両や機械類の輻輳が多く、安全管理や、材料搬送車両や機械類の管理が煩雑になるという問題に対処することができる。
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示す側面図で、図中1は、道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車8と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラ9からなる自走台車を示す。
この自走台車1は、スリップフォームペーバで使用されるものを利用できる。なお、スリップフォームペーバは各種あるがそのうちの1つの基本構造を図4、図5に示す。
自走台車1には、コンクリート巻だし用のスクリュウスプレッダ10、コンクリート締固め用のバイブレータ12、スムーザ18を備え、均し、締固め、仕上げができるようになっている。また、図1、図6に示すように、横取り用アタッチメント7を取り付けてスクリュウスプレッダ10と組み合わせて横取り機として使用できるようになっている。
図6に示すようにこの横取り用アタッチメント7はホッパ7aにベルトコンベア7bを装着してなるもので、アジテータトラックまたはダンプトラックより受けたコンクリートをベルトコンベア7bによって路盤の中央部に送り込む。横に張り出したホッパは蝶番構造により折りたたみ開閉されるか、スライドして内部に収められ、アジテータトラックまたはダンプトラックの片側通行や障害物の回避を可能としている。
図4、図5中11はメータリングゲート、13はモールドフレーム、14は表面整形用のスクリードとしてのダウエルバーインサータ、15はサイドタイバーインサータ、16はディーブモールドボード、17はオシレーションビームである。
前記スリップフォームペーバからコンクリート締固め用のバイブレータ12を撤去し、図3に示すように、スリップフォームペーバにはインナーバイブ19、コレクティングビーム20が備わっているが、図2に示すようにこれらも撤去し、モールドフレーム13の下部をカットし、更に表面整形用のスクリードを取り外し、機械長を短くし、機械の構造を簡単にする改造を行った。図中21はフロープレートである。
図1に示すように、前記自走台車1に、縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5を取り外し可能に設けた。
このベルトコンベアアタッチメント5は、斜めに上昇する送出用ベルトコンベア4と、端にカウンタウェイト22のついた支持アーム2と、自走台車1から大きく張り出す搬送用ベルトコンベア3からなる。
自走台車1上に4つの脚柱23で前記支持アーム2を大きく架け渡すように水平に支え、前記搬送用ベルトコンベア3は一端を自走台車1に軸着し、他端は鋼棒24とワイヤー25により支持アーム2端から吊支した。ワイヤー25は安全のためのもので、支持アーム2から搬送用ベルトコンベア3が離脱しても落下することがなく安全に作業が可能となる。
送出用ベルトコンベア4はその先端が支持アーム2に至り、支持アーム2の下方に架設される搬送用ベルトコンベア3に搬送材料を渡す。
このようにして本考案のコンクリート舗装機は、縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5を装着することで縦取り機としての使用が可能となり、また、この縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5である送出用ベルトコンベア4、支持アーム2、搬送用ベルトコンベア3を取り外し、スクリュウスプレッダ10を取り付けると、横取り用アタッチメント7による横取り機としての利用が可能となる。
平面スプレッダとして、スリップフォーム機に先行してコンクリートの粗均しができるため、メッシュを用いる場合にワンパスの施工が可能であること、また、均一な締固めが可能である。
本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示す側面図である。 本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示すスリップフォームペーバの改良後の説明図である。 本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示すスリップフォームペーバの改良前の説明図である。 スリップフォームペーバの側面図である。 スリップフォームペーバの平面図である。 横取り用アタッチメントを設けたスリップフォームペーバの平面図である。 従来例を示す説明図である。
1…自走台車 2…支持アーム
3…搬送用ベルトコンベア 4…送出用ベルトコンベア
5…ベルトコンベアアタッチメント
7…横取り用アタッチメント 7a…ホッパ
7b…ベルトコンベア
8…台車 9…クローラ
10…スクリュウスプレッダ 11…メータリングゲート
12…コンクリート締固め用のバイブレータ
13…モールドフレーム 14…ダウエルバーインサータ
15…サイドタイバーインサータ
16…ディーブモールドボード 17…オシレーションビーム
18…スムーザ 19…インナーバイブ
20…コレクティングビーム 21…フロープレート
22…カウンタウェイト 23…脚柱
24…鋼棒 25…ワイヤー
100…縦取機 110…ホッパー
200…ダンプトラック 300…ベルトコンベア
α…作業場 β…打設場所
γ…掬取場所
本考案は、コンクリート舗装機に関するものである。
コンクリート舗装においては、舗装版中にクラック防止等を主目的として鉄網(以下、メッシュ)を敷設するのが一般的である。このようなコンクリート舗装においては、セメントコンクート材料をフィニッシャ(敷き均し機械)に供給するには、主に次のような方法が採られている。
施工幅員の両側若しくは片側に余裕があり、ダンプトラック(セメントミキサー車)が走行可能であれば、ダンプトラックから供給される材料を横取りする材料横取り機械等を使用する。
トンネル等のように施工幅員の両側にも片側にも余裕がない場合は、フィニッシャの前方にコンクリートポンプ車を配置し、材料を圧送供給しながら、その中間部でメッシュを敷設する。或いは、舗装を下層と上層に分けて、ボックススプレッダにて材料を運搬しながら、下層に施工し、その後メッシュを敷設し、上層を仕上げる方法も採られる。或いは、施工全幅を半分にして片側ずつ施工する方法を採る場合もある。
下記特許文献1にもあるが、道路をコンクリート舗装する場合、トンネルや鉄橋のように、舗装を行っている道路の横から打設場所へセメントコンクリート材料を搬送することができない場合は、縦取り機が使用される。
特開2001−200506号公報
図7に示すように、鉄筋を組む作業を行う作業場αの頭越しにセメントコンクリート材料を搬送する搬送用ベルトコンベア300を設置し、作業場αの前方から打設場所βまでセメントコンクリート材料を搬送している。
そして、作業場αの前方には、ダンプトラック200からセメントコンクリート材料を受け取り、そのセメントコンクリート材料を搬送用ベルトコンベア300に送出する縦取機100を設置している。
この縦取機100は、セメントコンクリート材料をダンプトラック200から受け取るホッパー110と、ホッパー110内のセメントコンクリート材料を搬送用ベルトコンベア300に送出する送出用ベルトコンベア120とを備えている。
このように構成された縦取機100では、ホッパー110内にセメントコンクリート材料を投入すると、そのセメントコンクリート材料がロータにより掬取場所γに送り込まれ、そしてその掬取場所γに送りこまれたセメントコンクリート材料が送出用ベルトコンベア120の掬取片121で掬い取られて搬送用ベルトコンベア300まで送出される。
ところで、下記特許文献2にも記載があるが、コンクリートの舗装工法に関し、スリップフォームペーバを使用するスリップフォーム工法が知られている。
特開2010−203163号公報
スリップフォームペーバは、ダンプトラックなどの材料搬送車両から路盤上に供給されたコンクリートなどの材料を広げて所定の高さに敷き均し、締め固めて、舗装表面を整える機能を備えている。1台でコンクリートを敷き均して締め固め、表面を整えることができるので、効率的にコンクリート舗装を行うことができる。
スリップフォームペーバを使用するコンクリート舗装工法、スリップフォーム工法は、まず、材料搬送車両から下層分のコンクリートを路盤上に供給し、サイドフィーダなどで敷き均す。そして、下層コンクリートの上に鉄網および縁部補強鉄筋を設置して、直ちに上層分のコンクリートを供給してスリップフォームペーバで敷き均し、下層および上層コンクリートの締め固め、形成をまとめて行う。上層コンクリートの供給は、例えば舗装範囲の路盤の側方を走行するダンプトラックに収容されたコンクリートをバックホウなどで路盤の所定の位置に供給して行う。
また、下記特許文献3では、主に施工幅員の両側または片側に余裕がないトンネルなどで、施工範囲の側方を材料運搬車両が走行できない場合などに採用されるメッシュ敷設式連続舗装工法が提案されている。
特開2000−257012号公報
このメッシュ敷設式連続舗装工法では、鉄網の敷設と材料の供給および形成を連続的に行っており、舗装を行う路盤上を走行するコンクリートを収容した材料搬送車両から、材料搬送車両の後方を走行するコンクリートスタッカにコンクリートを供給する。そして、コンクリートをコンクリートスタッカのコンベアによって後方へ移送し、コンクリートスタッカの後方を走行するスリップフォームペーバの前の路盤に供給する。
前記コンクリートスタッカは、ダンプトラックからの材料をホッパで受け取ると共に、第1のコンベヤを介して第2のコンベヤに乗せ代え、後方に位置する後述のコンクリートフィニッシャとしてのスリップフォームペーバの前に材料を移送する。
コンクリートスタッカのコンベアは走行方向に長く、下方の路盤との間には空間ができる構造である。そして、このコンクリートスタッカの進路を妨げない路盤上に、事前に複数枚のメッシュ(鉄網)を重ねて仮置きしておき、コンベアでコンクリートを移送している間に、仮置きされたメッシュを一枚ずつ順次持ち上げて、コンベアの下方の路盤上に移動し並べている。
そして、路盤上のメッシュの上にコンクリートスタッカのコンベアからコンクリートを供給し、コンクリートをスリップフォームペーバで敷き均している。
しかしながら、スリップフォームペーバを用いた従来のスリップフォーム工法では、材料搬送車両や機械類の輻輳が多く、安全管理や、材料搬送車両や機械類の管理が煩雑になり、また、スリップフォームペーバが稼働しながら鉄筋を組み立てる作業を同時並行するのは作業スペースが少なく難しいという問題があった。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、アタッチメントを替えることで、縦取り機と、スプレッダと、横取り機として、三種類の機能を使い分けることができるコンクリート舗装機を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1記載の本考案は、道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラからなる自走台車に、縦取り用のベルトコンベアアタッチメントを取り外し可能に設け、また、スクリュースプレッダと横取り用アタッチメントを取り付けて横取り機としての使用も可能としたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本考案によれば、縦取り用のベルトコンベアアタッチメントを取り付けた場合は、縦取り機としての使用が可能となり、主に施工幅員の両側または片側に余裕がないトンネルなどで、施工範囲の側方を材料運搬車両が走行できない場合などに施工ができる。
ベルトコンベアアタッチメントを取り外し、スクリュースプレッダによりスリップフォーム機に先行して、スプレッダとしてコンクリートの粗均しが可能となる。
さらに、平面スプレッダとして、スリップフォーム機に先行してコンクリートの粗均しができるため、メッシュを用いる場合にワンパスの施工が可能であり、また、均一な締固めが可能である。
また、横取り用アタッチメントにより横取り機として使用可能である。
請求項記載の本考案は、ベルトコンベアアタッチメントは、送出用ベルトコンベアと、カウンタウェイトのついた支持アームと、自走台車から大きく張り出す搬送用ベルトコンベアからなり、4脚で前記支持アームを自走台車上に支え、搬送用ベルトコンベアを前記支持アーム端から吊支することを要旨とするものである。
請求項記載の本考案によれば、搬送用ベルトコンベア下のクリアランスが長く、また、機械本体の下部にクリアランス(作業場α)があることから、コンクリートを供給しながら同時に鉄筋組みの作業を行うことができ、作業効率が高い。
機械本体を4脚で支える構造となっていること、ホイールベース、トレッドが長くなっていることから機械本体の安定性が良く、搬送用ベルトコンベアが片持ちの張り出す構造と異なり、カウンタウェイトのついたアームからバランスを取りながら吊り下げる構造となっているため、機械本体の安定性が良い。
以上述べたように本考案のコンクリート舗装機は、アタッチメントを替えることで、縦取り機と、スプレッダと、横取り機として、三種類の機能を使い分けることができるもので、材料搬送車両や機械類の輻輳が多く、安全管理や、材料搬送車両や機械類の管理が煩雑になるという問題に対処することができる。
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示す側面図で、図中1は、道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車8と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラ9からなる自走台車を示す。
この自走台車1は、スリップフォームペーバで使用されるものを利用できる。なお、スリップフォームペーバは各種あるがそのうちの1つの基本構造を図4、図5に示す。
自走台車1には、コンクリート巻だし用のスクリュウスプレッダ10、コンクリート締固め用のバイブレータ12、スムーザ18を備え、均し、締固め、仕上げができるようになっている。また、図1、図6に示すように、横取り用アタッチメント7を取り付けてスクリュウスプレッダ10と組み合わせて横取り機として使用できるようになっている。
図6に示すようにこの横取り用アタッチメント7はホッパ7aにベルトコンベア7bを装着してなるもので、アジテータトラックまたはダンプトラックより受けたコンクリートをベルトコンベア7bによって路盤の中央部に送り込む。横に張り出したホッパは蝶番構造により折りたたみ開閉されるか、スライドして内部に収められ、アジテータトラックまたはダンプトラックの片側通行や障害物の回避を可能としている。
図4、図5中11はメータリングゲート、13はモールドフレーム、14は表面整形用のスクリードとしてのダウエルバーインサータ、15はサイドタイバーインサータ、16はディーブモールドボード、17はオシレーションビームである。
前記スリップフォームペーバからコンクリート締固め用のバイブレータ12を撤去し、図3に示すように、スリップフォームペーバにはインナーバイブ19、コレクティングビーム20が備わっているが、図2に示すようにこれらも撤去し、モールドフレーム13の下部をカットし、更に表面整形用のスクリードを取り外し、機械長を短くし、機械の構造を簡単にする改造を行った。図中21はフロープレートである。
図1に示すように、前記自走台車1に、縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5を取り外し可能に設けた。
このベルトコンベアアタッチメント5は、斜めに上昇する送出用ベルトコンベア4と、端にカウンタウェイト22のついた支持アーム2と、自走台車1から大きく張り出す搬送用ベルトコンベア3からなる。
自走台車1上に4つの脚柱23で前記支持アーム2を大きく架け渡すように水平に支え、前記搬送用ベルトコンベア3は一端を自走台車1に軸着し、他端は鋼棒24とワイヤー25により支持アーム2端から吊支した。ワイヤー25は安全のためのもので、支持アーム2から搬送用ベルトコンベア3が離脱しても落下することがなく安全に作業が可能となる。
送出用ベルトコンベア4はその先端が支持アーム2に至り、支持アーム2の下方に架設される搬送用ベルトコンベア3に搬送材料を渡す。
このようにして本考案のコンクリート舗装機は、縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5を装着することで縦取り機としての使用が可能となり、また、この縦取り用のベルトコンベアアタッチメント5である送出用ベルトコンベア4、支持アーム2、搬送用ベルトコンベア3を取り外し、スクリュウスプレッダ10を取り付けると、横取り用アタッチメント7による横取り機としての利用が可能となる。
平面スプレッダとして、スリップフォーム機に先行してコンクリートの粗均しができるため、メッシュを用いる場合にワンパスの施工が可能であること、また、均一な締固めが可能である。
本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示す側面図である。 本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示すスリップフォームペーバの改良後の説明図である。 本考案のコンクリート舗装機の1実施形態を示すスリップフォームペーバの改良前の説明図である。 スリップフォームペーバの側面図である。 スリップフォームペーバの平面図である。 横取り用アタッチメントを設けたスリップフォームペーバの平面図である。 従来例を示す説明図である。
1…自走台車 2…支持アーム
3…搬送用ベルトコンベア 4…送出用ベルトコンベア
5…ベルトコンベアアタッチメント
7…横取り用アタッチメント 7a…ホッパ
7b…ベルトコンベア
8…台車 9…クローラ
10…スクリュウスプレッダ 11…メータリングゲート
12…コンクリート締固め用のバイブレータ
13…モールドフレーム 14…ダウエルバーインサータ
15…サイドタイバーインサータ
16…ディーブモールドボード 17…オシレーションビーム
18…スムーザ 19…インナーバイブ
20…コレクティングビーム 21…フロープレート
22…カウンタウェイト 23…脚柱
24…鋼棒 25…ワイヤー
100…縦取機 110…ホッパー
200…ダンプトラック 300…ベルトコンベア
α…作業場 β…打設場所
γ…掬取場所

Claims (3)

  1. 道路幅員にわたって横方向に延びる方形状の台車と、台車の機械進行方向の前後部の底部に夫々設けられた夫々左右一対のクローラからなる自走台車に、
    縦取り用のベルトコンベアアタッチメントを取り外し可能に設け、
    また、スクリュースプレッダと横取り用アタッチメントにより横取り機としての使用も可能としたことを特徴とするコンクリート舗装機。
  2. スリップフォームペーバを改造してなる請求項1記載のコンクリート舗装機。
  3. ベルトコンベアアタッチメントは、送出用ベルトコンベアと、カウンタウェイトのついた支持アームと、自走台車から大きく張り出す搬送用ベルトコンベアからなり、4脚で前記支持アームを自走台車上に支え、搬送用ベルトコンベアを前記支持アーム端から吊支する請求項1記載のコンクリート舗装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113062194A (zh) * 2021-03-02 2021-07-02 重庆望高工程项目管理有限公司 一种建筑施工用路面台车

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CN113062194A (zh) * 2021-03-02 2021-07-02 重庆望高工程项目管理有限公司 一种建筑施工用路面台车
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