JP2018131267A - 梱包材、表示装置、テレビジョン受信機および梱包方法 - Google Patents

梱包材、表示装置、テレビジョン受信機および梱包方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示部の縁に設けた突出部の損傷を防止する梱包材等を提供すること。【解決手段】梱包材は、一面に表示面を有する表示部71の縁を囲む長方形枠状の額縁部と、該額縁部の第1辺から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部73とを有する表示装置70を梱包する梱包材において、前記額縁部の前記第1辺の前記突出部73を含まない一部と、前記第1辺に隣接する第2辺と、該第2辺に隣接する第3辺の一部とを覆い、厚さ方向の寸法が前記突出部73の突出量よりも大きい保護板31と、前記保護板31を前記表示装置に固定する固定部材33とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、梱包材、表示装置、テレビジョン受信機および梱包方法に関する。
映像を表示する表示パネルを備える薄型の表示装置が使用されている。輸送中の振動、転倒、落下等による表示装置の損傷を防ぐために、表示装置は輸送用の箱、および、箱と表示装置との間に入れる保護材等を組み合わせた梱包材に梱包した状態で出荷される。
表示装置の表示部にスポンジ板を当接させ、スポンジ板および表示装置の周囲に段ボール板を巻き回す梱包材が開示されている(特許文献1)。表示部をスポンジ板により与圧することにより、輸送中の振動等による表示部の損傷を防止できる。
特開2006−232360号公報
しかしながら、特許文献1には、表示部の縁にユーザインターフェイス等に用いる突出部を設けた場合に、突出部の損傷を防止可能な梱包材は開示されていない。
一つの側面では、表示部の縁に設けた突出部の損傷を防止する梱包材等を提供することを目的とする。
本発明にかかる梱包材は、一面に表示面を有する表示部の縁を囲む長方形枠状の額縁部と、該額縁部の第1辺から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部とを有する表示装置を梱包する梱包材において、前記額縁部の前記第1辺の前記突出部を含まない一部と、前記第1辺に隣接する第2辺と、該第2辺に隣接する第3辺の一部とを覆い、厚さ方向の寸法が前記突出部の突出量よりも大きい保護板と、前記保護板を前記表示装置に固定する固定部材とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる梱包材は、前記保護板と貼り合わされており、該保護板と前記表示面との間に配置され、縁が前記表示面の反対側に折り返される保護シートを備えることを特徴とする。
本発明にかかる梱包材は、前記保護板は、前記表示面に当接する当接体を備えることを特徴とする。
本発明にかかる梱包材は、前記当接体は柱状であり、長手方向が前記第2辺に平行に配置されていることを特徴とする。
本発明にかかる梱包材は、前記保護板は、前記第2辺側の縁と前記当接体との間に、前記縁に平行な谷折部および山折部の2本の折り目を備えることを特徴とする。
本発明にかかる表示装置は、長方形の保護板により、第2辺と該第2辺に隣接する第1辺および第3辺のそれぞれ一部とが覆われた長方形枠状の額縁部と、一面に表示面を有し、前記額縁部により周縁を囲まれた表示部と前記第1辺の前記保護板に覆われていない部分から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかるテレビジョン受信機は、上述の表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明にかかる梱包方法は、一面に表示面を有する表示部の縁を囲む長方形枠状の額縁部と、該額縁部の第1辺から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部とを有する表示装置を梱包する梱包方法において、前記額縁部の前記第1辺の前記突出部を含まない一部と、該第1辺に隣接する第2辺と、該第2辺に隣接する第3辺の一部とを、厚さ方向の寸法が前記突出部の突出量よりも大きい保護板で覆い、前記保護板を前記表示装置に固定することを特徴とする。
一つの側面では、表示部の縁に設けた突出部の損傷を防止する梱包材等を提供することが可能となる。
梱包材の構成を示す分解斜視図である。 表示装置の斜視図である。 保護体の平面図である。 保護シートの正面図である。 保護体の取り付け方を示す説明図である。 保護体を取り付けた表示装置の断面図である。 図6におけるA部の拡大図である。 実施の形態2の保護体を取り付けた表示装置の正面図である。 図8のIX−IX線による断面図である。 図9におけるB部の拡大図である。 実施の形態3の保護体を取り付けた表示装置の正面図である。 実施の形態3の保護体を取り付けた表示装置の断面図である。 図12におけるC部の拡大図である。 実施の形態3の保護体の正面図である。 実施の形態3の保護板および保護シートの展開図である。 実施の形態3の当接体の斜視図である。 実施の形態4の保護体の斜視図である。 大型の表示装置と保護体とを示す説明図である。 中型の表示装置と保護体とを示す説明図である。 小型の表示装置と保護体とを示す説明図である。 保護体30の拡大側面図である。 大型、中型および小型の表示装置に取り付けた保護体を示す説明図である。
[実施の形態1]
図1は、梱包材の構成を示す分解斜視図である。以下の説明では、各図中に矢印で示す前、後、左、右、上および下のそれぞれの向きを使用する。本実施の形態の梱包材10は、図中に二点鎖線で示す略長方形板状の表示装置70の梱包に使用される。
梱包材10は、上箱11、下箱21および2個の保護体30を含む。下箱21は、長方形の底の長辺から立ち上がる2枚の長側壁221および2枚の短側壁222を有する段ボール製の箱である。下箱21の中に、発泡スチロール製の下側保持体42が入れられている。下側保持体42は、表示装置70の下部の形状に合わせた窪み44を有する皿状である。表示装置70は、窪み44に保持されている。下側保持体42は、複数のブロックに分かれていてもよい。
2枚の長側壁221には、それぞれ2個の下固定孔29が設けられている。下側保持体42の下固定孔29に対応する部分は、保持体孔43が設けられている。
上箱11は、前壁12、右壁14、後壁13および左壁15により四方を囲まれた段ボール製の箱である。上箱11の上側は、上蓋17により開閉自在に覆われている。上蓋17は前壁12および後壁13のそれぞれの上側に連続して設けられている。図1では、上蓋17は開いた状態と閉じた状態の中間の状態で示されている。前壁12および後壁13には、下固定孔29と対応する位置に上固定孔19が設けられている。
上箱11は、下箱21に上側からかぶせられる。上固定孔19、下固定孔29および保持体孔43に固定具41が挿入される。以上により、下箱21と上箱11とが連結される。
上箱11の上部から、表示装置70を床の上等に支持するスタンド79(図2参照)、表示装置70の取扱説明書、およびケーブル等の付属品、ならびに、これらの付属品を所定の位置に保持する上側保持体が、所定の位置に配置される。その後、上蓋17が閉じられて、テープ等により固定される。
以上のようにして、表示装置70を梱包した梱包材10は、たとえば右壁14および左壁15に設けられた持ち手孔18を利用して運搬することができる。
図2は、表示装置70の斜視図である。表示装置70は、液晶表示パネル等の長方形板状の表示部71を前側に備える。表示装置70は、後面に取り付けられたスタンド79により、床または机等の平面の上に横長に立てた状態に支持される。なお、前述のようにスタンド79と表示装置70とは分離した状態で梱包材10に同梱されて、設置場所まで輸送された後に、組み付けられる。
表示部71の周縁部は、長方形枠状の額縁部72により覆われている。額縁部72は、表示部71の下側の長辺に沿う第1辺721、表示部71の左右の短辺に沿う第2辺722および表示部71の上側の長辺に沿う第3辺723を含む。第1辺721の中央部分から、前向きに突出部73が突出する。突出量は、たとえば9ミリメートル程度である。
突出部73は、たとえばユーザによるリモコン操作等に連動して、斜め上前方に光を放射する発光部を備える。突出部73が放射する光は、表示部71に映り込まずに直接ユーザの眼に入るため、表示部71に表示される映像の品位を低下させることなく、光による演出を行うユーザインターフェイスを提供することができる。
突出部73は、表示装置70の周囲にいる人間を検出する人感センサ、テレビ会議用のカメラ、または、音声を取得するマイク等の機器を備えても良い。
表示装置70は、内部にテレビジョン放送を受信する受信部75を有するテレビジョン受信機76であっても良い。テレビジョン受信機76の表示部71は、受信部75が受信したテレビジョン放送を表示する。
図3は、保護体30の平面図である。保護体30は、保護板31と保護シート32とを備える。保護板31と保護シート32とは、重ねあわされている。図1から図3を使用して、保護体30の構造を説明する。
保護板31は、長辺が表示装置70の短辺と略同一長さ、短辺が表示装置70の短辺と突出部73との間の距離の半分程度の長さの、長方形の板である。保護板31の一面は、保護シート32により覆われている。保護シート32の構造の詳細については後述する。
保護板31の素材は特に限定されないが、軽量で安価な段ボール板が望ましい。保護板31の素材は、ボール紙、樹脂製の板等であっても良い。保護板31の厚さ方向の寸法は、突出部73の突出量よりも十分に大きく、たとえば17ミリメートル程度である。
ここで、十分に大きくとは、平板上に配置した保護体30の上に表示装置70を載せて、表示装置70の重量により厚さ方向に圧縮した場合であっても、保護体30の厚さ方向の寸法が突出部73の突出量よりも大きいままであることを意味する。
図4は、保護シート32の正面図である。保護シート32は、長辺、短辺ともに保護板31よりも長い長方形のシートである。図4に示すように、保護シート32は保護板31と同一寸法の貼合部34と、その周囲を囲む外周部35とを有する。貼合部34の長辺と、保護シート32の一方の長辺との間の距離は、保護板31の厚さと同程度である。
保護シート32の厚さは、1ミリメートル程度である。保護シート32の材質は、たとえば発泡ポリエチレンまたは発泡ポリプロピレン等の、柔軟で、表示部71の表面を傷つけにくい材料である。貼合部34に、両面テープまたは接着剤により保護板31が固定される。
図5は、保護体30の取り付け方を示す説明図である。図6は、保護体30を取り付けた表示装置70の断面図である。図6においては、表示装置70の内部構造は図示を省略する。図7は、図6におけるA部の拡大図である。図7においては、表示部71および額縁部72を除く表示装置70の内部構造は図示を省略する。図5から図7を使用して、保護体30の取り付け方を説明する。
図5に示すように保護シート32を表示部71側に向けた保護体30により表示装置70の左右の縁の額縁部72の前側の面をそれぞれ覆う。保護板31の一方の長辺を表示部71の短辺に、両方の短辺を表示部71の長辺にそれぞれ合わせる。外周部35を表示装置70の後面に折り返し、粘着テープ等の固定部材33により固定する。
保護体30が取り付けられた表示装置70は、図6に二点鎖線で示す下側保持体42に設けた窪み44に保持される。なお、保護体30が固定された表示装置70は、薄くて柔軟な保護袋に包まれた状態で、窪み44に保持されても良い。
図7に示すように、額縁部72は表示部71よりも前側に突出しているので、保護体30は表示部71に接触しない。仮に、輸送中の振動、外力等により表示装置70または保護体30が変形し、両者が接触した場合であっても、保護シート32は柔らかな材料製であるので表示部71を傷つけない。
以上のように梱包材10により梱包され、輸送された表示装置70の開梱および設置について説明する。
表示装置70が収納された梱包材10を、平坦な床等の上に上蓋17を上側に向けて置く。上蓋17を開き、スタンド79、取扱説明書およびケーブル等の付属品、ならびに、これらの付属品を所定の位置に保持する上側保持体を取り出す。固定具41を外し、上箱11と下箱21との連結を解除する。上箱11を図1における上方向に引き上げて、取り外す。
表示装置70の側面等、表示部71以外の部分を掴んで、下側保持体42および下箱21から取り外す。誤って図2にPで示す表示部71の上面を掴んだ場合であっても、表示部71の前側には保護板31が配置されているので、表示部71の損傷を防止できる。
表示装置70を、机等の作業台の上に表示部71側を下にして伏せ置きする。保護板31および保護シート32は、表示装置70の重量により圧縮される。前述のとおり、保護板31の厚さ方向の寸法は、圧縮された場合であっても突出部73の突出量よりも大きいままである。
表示装置70は、保護板31および保護シート32の厚さの分、作業台から浮かんだ状態に保持される。突出部73は作業台に触れない。以上により、伏せ置きした際の突出部73の損傷を防止できる。
表示装置70の後面に設けた固定部に、スタンド79を固定する。その後、スタンド79を下にして、表示装置70を立てた状態に設置する。保護体30を表示装置70から取り外す。電源ケーブル、映像信号の入力ケーブル、テレビジョン用のアンテナ等を接続して、表示装置70の設置が完了する。
本実施の形態によると、スタンド79の取り付け等のために表示部71を下にして表示装置70を伏せ置きした場合に、表示部71の縁に設けた突出部73の損傷を防止することができる。また、本実施の形態によると、開梱時に表示部71を掴んだ場合に、表示部71の損傷を防止することもできる。
[実施の形態2]
本実施の形態は、保護体30に、表示部71の中央部に当接する当接体51を備える梱包材10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図8は、実施の形態2の保護体30を取り付けた表示装置70の正面図である。図9は、図8のIX−IX線による断面図である。図9においては、表示装置70の内部構造は図示を省略する。図10は、図9におけるB部の拡大図である。図10においては、表示部71以外の表示装置70の内部構造は図示を省略する。
本実施の形態の保護体30は、保護板31、保護シート32および当接体51を備える。保護板31は、長辺が表示装置70の短辺と略同一長さ、短辺が表示装置70の短辺と突出部73との間の距離の8割程度の長さの、長方形の段ボール板である。
保護板31の保護シート32が貼付された側の面に、保護板31の長辺に沿って角柱状の当接体51が取り付けてある。なお、当接体51を取り付ける部分では、図10に示すように保護シート32に当接体51よりも一回り大きい孔が設けられており、保護板31に当接体51が直接固定される。
保護体30は、図8に示すように当接体51を表示部71の中央付近に向けた状態で、表示装置70に固定される。当接体51の厚さは、図10に示すように表示装置70に取り付けた際に表示部71の表面に当接する程度である。
当接体51は、たとえば発泡スチロール、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレンまたはシリコーン等の柔らかな材料製の厚肉のテープを所定の厚さに切断したものである。当接体51は、粘着材または接着剤等により、保護板31に固定されている。
本実施の形態によると、表示部71の中央部に2本の当接体51が当接する。輸送中に強い振動等が表示装置70に加わった場合であっても、当接体51および保護板31が存在することにより、表示部71が前側に過度に撓むことが抑制される。これにより、表示部71の損傷を防止できる。
なお、図10においては、当接体51を固定する部分では保護シート32に孔を設けてあるが、保護シート32に孔を設けずに、保護シート32の表面に当接体51が固定されていても良い。
保護板31に当接体51を固定した後に、両者の上を覆うように保護シート32を貼付しても良い。この場合、当接体51にたとえば段ボール板等の硬い材料を使用することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態は、実施の形態2とは異なる構成の当接体51を備える梱包材10に関する。実施の形態2と共通する部分については、説明を省略する。
図11は、実施の形態3の保護体30を取り付けた表示装置70の正面図である。図12は、実施の形態3の保護体30を取り付けた表示装置70の断面図である。図13は、図12におけるC部の拡大図である。図14は、実施の形態3の保護体30の正面図である。
本実施の形態の保護体30は、角柱状の当接体51を備える。当接体51は、保護板31の一方の長辺に沿って配置されており、保護板31を貫通して固定されている。当接体51の構成の詳細は後述する。
保護板31の、当接体51が固定された部分の近傍は、長辺に平行な山折部56および谷折部57で折り曲げられて表示部71から離れており、当接体51の一面が表示部71に当接した状態に保持されている。
図14に示すように、保護シート32は、図14における谷折部57の左側の部分の裏側に固定された貼合部34および貼合部34を囲む外周部35を有する。
図15は、実施の形態3の保護板31および保護シート32の展開図である。図15において、一点鎖線は山折線を示し、破線は谷折線を示す。保護板31は、図15における左側の長辺に沿って長方形の保持孔52を備える。保持孔52の右側の縁に、保持孔52の内側に向けて突出する保持突起54が設けられている。保持孔52の上側に、保持孔52の左右の縁に連続する切れ込みに挟まれた保持片53が設けられている。
図16は、実施の形態3の当接体51の斜視図である。前述のとおり当接体51は角柱状であり、両端面に保持溝55が設けられている。二つの保持溝55同士は同一の平面に沿っている。保持溝55の幅は、保護板31の厚さと略同一である。
当接体51は、たとえば発泡スチロール、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレンまたはスポンジ等の柔らかな材料製である。
図14から図16を使用して、保護体30の製作手順を説明する。保護板31には、あらかじめ山折線および谷折線に沿って折り曲げやすくする、いわゆる罫線加工が行われている。保護シート32の貼合部34と保護板31とを両面テープまたは接着剤等により固定する。
片方の保持溝55に保持片53の先端を差し込む。保持溝55の奥まで保持片53の先端を押し込みながら、当接体51を保持孔52の中に挿入する。反対側の保持溝55と、保持孔52の短辺の縁とを係合させる。以上により、当接体51が保護板31に固定される。
罫線加工された線に沿って、保護板31を山折りおよび谷折りする。以上により、保護体30が完成する。
本実施の形態の梱包材10により梱包され、輸送された表示装置70の開梱および設置について説明する。上箱11を取り外す工程までは、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
当接体51を下向きにスライドさせて、保持片53と保持溝55との係合を外す。その後当接体51を上向きに引き抜いて、保護板31から取り外す。
表示装置70の側面等、表示部71以外の部分を掴んで、下側保持体42および下箱21から取り外す。表示装置70を、机等の作業台の上に表示部71側を下にして伏せ置きする。表示装置70の下面または後面に、スタンド79を固定する。その後、スタンド79を下にして、表示装置70を立てた状態に設置する。保護体30を表示装置70から取り外す。電源ケーブル、映像信号の入力ケーブル等を接続して、表示装置70の設置が完了する。
本実施の形態によると、角柱状の当接体51および保護板31を折り曲げた部分の弾性により、輸送時の振動等による表示部71の損傷を防止する効果が高い梱包材10を提供することが可能である。
なお、保護板31を山折部56または谷折部57に沿って切り離し可能にしておき、切り離すことにより当接体51を取り外しても良い。保護シート32の外周部35が、図14の左側に広がっていて、当接体51と表示部71との間に配置されても良い。
[実施の形態4]
本実施の形態は、表示装置70の後面の一部も覆う保護板31を備える梱包材10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図17は、実施の形態4の保護体30の斜視図である。本実施の形態の保護体30は、保護板31および保護シート32を備える。保護板31は、長辺が表示装置70の短辺と略同一長さ、短辺が表示装置70の短辺と突出部73との間の距離の半分程度の長さの前面部311の両方の短辺に連続して、同一方向に突出する側面部312、および、互いに向き合う方向に突出する後面部313を備える。
側面部312は前面部311の短辺と同じ長さの長辺と、表示装置70の前後方向の寸法と略同一長さの短辺とを有する。後面部313は、前面部311の短辺と同じ長さの長辺を有する。保護板31の一面に、保護シート32が固定されている。
保護板31は、一面に保護シート32を固定した長方形の段ボール板を、短辺に平行な4本の山折線により折り曲げて作成されている。
本実施の形態によると、図6を使用して説明したように窪み44に表示装置70を保持する際に、表示装置70の底面に当接する部分の保護板31が表示装置70と下側保持体42との間に挟みこまれる。そのため、輸送中等に位置ずれしにくい保護体30を備える梱包材10を提供することが可能である。
[実施の形態5]
本実施の形態は、複数の寸法の表示装置に共通して使用できる保護体30に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図18は、大型の表示装置70と保護体30とを示す説明図である。図19は、中型の表示装置70と保護体30とを示す説明図である。図20は、小型の表示装置70と保護体30とを示す説明図である。以後の説明では特に区別する図21は、保護体30の拡大側面図である。
図21に示すように、保護板31は、2枚の表面紙315で中芯316を挟んだ構造の段ボール板である。なお、図示を省略するが保護板31は複数の段ボール板を所定の厚さに積層した構造であり、中芯316は多層構造である。保護板31の目方向、すなわち中芯316の中空部分が流れる方向は、上下方向である。
保護板31は、前側の表面紙315および中芯316を切断し、後側の表面紙315および保護シート32を切断しない切込部38を有する。切込部38は、長方形の保護板31の短辺に平行に複数設けられている。保護体30は、切込部38に沿って保護シート32側に容易に折り曲げることができる。切込部38は、保護板31の目方向と垂直であるので、中芯の波形状の影響を受けずに保護板31を折り曲げることができる。
図18に示すように、保護板31の長辺の長さは、大型の表示装置70の額縁部72の短辺側の外寸と略同一である。図19に示すように、保護板31の下辺から、中型の表示装置70の額縁部72の短辺側の外寸と略同一の位置に、切込部38が設けられている。図20に示すように、保護板31の下辺から、小型の表示装置70の額縁部72の短辺側の外寸と略同一の位置に、切込部38が設けられている。
図22は、大型、中型および小型の表示装置70に取り付けた保護体30を示す説明図である。図22においては、保護シート32を省略し、表示装置70と保護板31との関係を示す。
図22の左端は、大型の表示装置70と保護板31との関係を示す。保護板31は、折り曲げられていない。表示装置70に取り付けられた状態では、切込部38を折り曲げる力は働かないので、保護板31は前述の実施の形態1の保護板31と同様に機能する。
図22の中央は、中型の表示装置70と保護板31との関係を示す。保護板31は、上側の2本の切込部38で後側に折り曲げられている。図22の右端は、小型の表示装置70と保護板31との関係を示す。保護板31は、上側の4本の切込部38で後側に折り曲げられている。保護板31のうち、表示装置70の上下方向の寸法に比べて大きすぎる余剰の部分は、表示装置70の上面を通って後面に折り曲げられる。表示装置70の上下方向の大きさの差よりも細かい刻みで切込部38を設けることにより、折り曲げられた部分を、表示装置70の外形に沿わせることができる。
一般的に、表示装置の上部は下部に比べて薄いので、図22に示すように保護板31を折り曲げて取り付けた場合であっても、図1を使用して説明した梱包材10に保護体30を取り付けた表示装置70を収容することができる。
本実施の形態によると、複数の大きさの表示装置70に共通して使用可能な保護体30を提供することができる。保護板31は、使用する可能性がある表示装置70それぞれの寸法に応じた切込部38を有することができる。切込部38の近傍に、表示装置70の機種ごとの折り曲げ位置を示す記号等を印刷しておくことにより、表示装置70に保護体30を取り付ける作業を容易に行うことができる。
保護板31は、例えば上側の三分の一程度の部分に、たとえば5ミリメートル刻みに切込部38を有しても良い。将来の製品も含めた任意の寸法の表示装置70に共通して使用可能な保護体30を提供することができる。保護体30は、突出部73を備えない表示装置を梱包する際にも使用することができる。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明にかかる梱包材10は、一面に表示面を有する表示部71の縁を囲む長方形枠状の額縁部72と、該額縁部72の第1辺721から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部73とを有する表示装置70を梱包する梱包材10において、前記額縁部72の前記第1辺721の前記突出部73を含まない一部と、前記第1辺721に隣接する第2辺722と、該第2辺722に隣接する第3辺723の一部とを覆い、厚さ方向の寸法が前記突出部73の突出量よりも大きい保護板31と、前記保護板31を前記表示装置70に固定する固定部材33とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、スタンド79の取り付け等のために表示部71を下にして表示装置70を伏せ置きした場合に、表示部71の縁に設けた突出部73の損傷を防止することができる。また、本発明によると、開梱時に誤って表示部71を掴んだ場合であっても、表示部71の損傷を防止することもできる。
本発明にかかる梱包材10は、前記保護板31と貼り合わされており、該保護板31と前記表示面との間に配置され、縁が前記表示面の反対側に折り返される保護シート32を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、仮に、輸送中の振動、外力等により表示装置70または保護体30が変形し、両者が接触した場合であっても、保護シート32により表示部71が保護される。
本発明にかかる梱包材10は、前記保護板31は、前記表示面に当接する当接体51を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、輸送中に振動等が表示装置70に加わった場合であっても、当接体51および保護板31が存在することにより、表示部71が前側に撓むことが抑制される。これにより、表示部71の損傷を防止できる。
本発明にかかる梱包材10は、前記当接体51は柱状であり、長手方向が前記第2辺722に平行に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、輸送中に強い振動等が表示装置70に加わった場合であっても、当接体51および保護板31が存在することにより、表示部71が前側に過度に撓むことが抑制される。これにより、表示部71の損傷を防止できる。
本発明にかかる梱包材10は、前記保護板31は、前記第2辺722側の縁と前記当接体51との間に、前記縁に平行な谷折部57および山折部56の2本の折り目を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、輸送中に非常に強い振動等が表示装置70に加わった場合であっても、当接体51および保護板31が存在することにより、表示部71が前側に過度に撓むことが抑制される。これにより、表示部71の損傷を防止できる。
本発明にかかる表示装置70は、長方形の保護板31により、第2辺722と該第2辺722に隣接する第1辺721および第3辺723のそれぞれ一部とが覆われた長方形枠状の額縁部72と、一面に表示面を有し、前記額縁部72により周縁を囲まれた表示部71と前記第1辺721の前記保護板31に覆われていない部分から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部73とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、表示部71の縁に設けた突出部73を有し、スタンド79の取り付け等のために表示部71を下にして伏せ置きした場合に、突出部73の損傷を防止する表示装置70を提供することができる。
本発明にかかるテレビジョン受信機76は、上述の表示装置70と、テレビジョン放送を受信する受信部75とを備え、前記受信部75にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置70に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、表示部71の縁に設けた突出部73を有し、スタンド79の取り付け等のために表示部71を下にして伏せ置きした場合に、突出部73の損傷を防止するテレビジョン受信機76を提供することができる。
本発明にかかる梱包方法は、一面に表示面を有する表示部71の縁を囲む長方形枠状の額縁部72と、該額縁部72の第1辺721から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部73とを有する表示装置70を梱包する梱包方法において、前記額縁部72の前記第1辺721の前記突出部73を含まない一部と、該第1辺721に隣接する第2辺722と、該第2辺722に隣接する第3辺723の一部とを、厚さ方向の寸法が前記突出部73の突出量よりも大きい保護板31で覆い、前記保護板31を前記表示装置70に固定することを特徴とする。
本発明にあっては、スタンド79の取り付け等のために表示部71を下にして表示装置70を伏せ置きした場合に、表示部71の縁に設けた突出部73の損傷を防止する梱包方法を提供できる。
10 梱包材
11 上箱
12 前壁
13 後壁
14 右壁
15 左壁
17 上蓋
18 持ち手孔
19 上固定孔
21 下箱
221 長側壁
222 短側壁
29 下固定孔
30 保護体
31 保護板
311 前面部
312 側面部
313 後面部
315 表面紙
316 中芯
32 保護シート
33 固定部材
34 貼合部
35 外周部
38 切込部
41 固定具
42 下側保持体
43 保持体孔
44 窪み
51 当接体
52 保持孔
53 保持片
54 保持突起
55 保持溝
56 山折部
57 谷折部
70 表示装置
71 表示部
72 額縁部
721 第1辺
722 第2辺
723 第3辺
73 突出部
75 受信部
76 テレビジョン受信機
79 スタンド

Claims (8)

  1. 一面に表示面を有する表示部の縁を囲む長方形枠状の額縁部と、該額縁部の第1辺から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部とを有する表示装置を梱包する梱包材において、
    前記額縁部の前記第1辺の前記突出部を含まない一部と、前記第1辺に隣接する第2辺と、該第2辺に隣接する第3辺の一部とを覆い、厚さ方向の寸法が前記突出部の突出量よりも大きい保護板と、
    前記保護板を前記表示装置に固定する固定部材と
    を備えることを特徴とする梱包材。
  2. 前記保護板と貼り合わされており、該保護板と前記表示面との間に配置され、縁が前記表示面の反対側に折り返される保護シートを備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記保護板は、前記表示面に当接する当接体を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の梱包材。
  4. 前記当接体は柱状であり、長手方向が前記第2辺に平行に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の梱包材。
  5. 前記保護板は、前記第2辺側の縁と前記当接体との間に、前記縁に平行な谷折部および山折部の2本の折り目を備えることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の梱包材。
  6. 長方形の保護板により、第2辺と該第2辺に隣接する第1辺および第3辺のそれぞれ一部とが覆われた長方形枠状の額縁部と、
    一面に表示面を有し、前記額縁部により周縁を囲まれた表示部と
    前記第1辺の前記保護板に覆われていない部分から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置と、
    テレビジョン放送を受信する受信部と
    を備え、
    前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とするテレビジョン受信機。
  8. 一面に表示面を有する表示部の縁を囲む長方形枠状の額縁部と、該額縁部の第1辺から前記表示面に垂直な向きに突出する突出部とを有する表示装置を梱包する梱包方法において、
    前記額縁部の前記第1辺の前記突出部を含まない一部と、該第1辺に隣接する第2辺と、該第2辺に隣接する第3辺の一部とを、厚さ方向の寸法が前記突出部の突出量よりも大きい保護板で覆い、
    前記保護板を前記表示装置に固定する
    ことを特徴とする梱包方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113753416A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 苏州佳世达电通有限公司 用于显示设备的包装结构及应用其的包装箱结构
WO2022009826A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 株式会社喜多俊之デザイン研究所 ディスプレイ装置

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