JP2018131144A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Shigeaki Tamura
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Abstract

【課題】 自動運転中の走行行動を場面に適した形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供する。【解決手段】 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1の報知手段206と、この第1の報知手段206を動作させる制御手段Mとを備え、制御手段Mによる制御のもと、車両の自動運転制御実施時に、車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて第1の報知手段206を利用した予定外走行行動の情報提示を変える構成とした。【選択図】図6

Description

本発明は、車両の利用者に各種情報を表示(報知)する情報表示部(報知手段)を備えた車両用情報提供装置に関するものである。
従来より、この種の車両用情報提供装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1には、道路地図上における自車両の位置を検出しながら、その道路地図上に設定した目的地までの所定の経路上における車線変更の地点に係る予定の走行計画をもって道路上を自動走行する自動走行車にあって、道路地図上における自車両の位置が道路地図上に設定した車線変更の地点の所定距離手前に到ったことを判定して、自車両が次にとる走行計画に伴う車線変更を乗員に報知する手段をとり、車々間通信によって周囲を自動走行している他車両の位置の情報を受信して、自車両のマークと周囲の他車両のマークとの相対的な位置関係を自車両の画面(情報表示部)に表示する構成が開示されている。
特開平10−105885号公報
上記の特許文献1に記載の車両用情報提供装置によれば、自車両が次にとる走行計画に伴う車線変更を模擬的に事前表示するようにしているので、自動走行している自車両が不意に車線変更して乗員(車両の利用者)に不安や不快感を与えるようなことがなくなるという利点がある。
しかしながら、特許文献1に記載の車両用情報提供装置の場合、自動運転で車線変更を行う等、乗員にとって比較的理解し易い場面での情報表示の提示であるが、見通しの悪い交差点等で前方を見ていても気付かないような場面での情報表示の提示方法に関して改善の余地があった。例えば、自動運転中、他車両の飛び出しを予想して自車両が他車両との衝突を回避する回避行動をとるような場合、当該回避行動である走行行動を単に前記情報表示部に表示するだけでは、乗員が理解することが難しいことも起こり得ると考えられる。
そこで、本発明は前述した改善点に着目し、自動運転中の走行行動を場面に適した形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1の報知手段と、前記第1の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、前記制御手段は、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて前記第1の報知手段を利用した前記予定外走行行動の情報提示を変えるべく、前記第1の報知手段を動作させることを特徴とする。
また本発明は、自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1、第2の報知手段と、前記第1、第2の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、前記制御手段は、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を利用した前記予定外走行行動の情報提示を変えるべく、前記第1の報知手段を動作させることを特徴とする。
また本発明は、前記予定外走行行動を実行する場面の判定条件には、当該場面において、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測可能か否かが含まれることを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段による制御のもと、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測不可能と判定したとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段による制御のもと、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測不可能と判定してから前記予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間が所定時間を超えていないとき、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた前記理由の報知を抑止することを特徴とする。
本発明は、自動運転中の走行行動を場面に適した形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供できる。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置と各種電装品との接続状態を示すブロック図。 同実施形態による第1の車両搭載機器と第2の報知手段とを示す概略図。 同実施形態による第1の車両搭載機器のブロック図。 同実施形態による第2の車両搭載機器のブロック図。 同実施形態による第2の車両搭載機器の概略図。 同実施形態による制御手段の処理動作を示すフローチャート図。 同実施形態によるステップS1での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS7での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS8での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS9での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS1での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS5での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS6での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態によるステップS1での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 本発明の第2実施形態によるステップS1での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS7での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS8での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS9での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS1での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS5での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS6での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態によるステップS1での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。
(第1実施形態)以下、図1〜図14に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図であり、図1中、Cは自動運転制御を実施可能な車両を示している。また、100は車両Cに搭載された車両用情報提供装置であり、車両用情報提供装置100は、第1の車両搭載機器110(ここでは車両用計器とする)と、第2の車両搭載機器120(ここではヘッドアップディスプレイ装置とする)とを備えている。
また、車両用情報提供装置100は、車内に構築される伝送媒体としての車内LAN(多重通信ライン)130を介して、自動運転制御手段140と、主に車両の走行時に目的地への経路案内を行う機能を持つナビゲーション制御手段150と、主に音楽の再生を行うオーディオ160とに接続される。
図1中、周辺監視手段170は、自車両の周辺に存在する障害物を監視、検出する装置である。具体的には、周辺監視手段170は、カメラ、レーザー、ミリ波等を利用して、自車両の前方、後方、左側方、右側方の障害物の監視、検出を行うものである。各種アクチュエータ180は、自車両の加減速を制御するためのアクセルアクチュエータ、自車両の制動を制御するためのブレーキアクチュエータ、自車両の操舵方向を制御するための操舵用電動アクチュエータ等で構成される。路車間通信手段190は、道路上に設置されたDSSS(Driving Safety Support Systems)の路側装置と無線通信を行うことで、見通しの悪い交差点等で他車両や歩行者の情報の取得を行うものである。
自動運転制御手段140は、後述する操作手段からの自動運転機能のオン情報を入手(取得)すると、ナビゲーション制御手段150と連携して、地図情報、各種交通規制情報に基づいて、車両の利用者の設定した目的地までの走行ルートを選定する。そして、周辺監視手段170と各種アクチュエータ180を用いて、選定した走行ルートに従って車両の自動運転制御を行う。なお、自動運転制御は、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)で難易度に応じてレベル1からレベル4までの4段階に定義されており、本発明は基本的に全てのレベルに対応するものとする。
図2は、車両の運転席に着座する車両の利用者(乗員)側から、ユニット化された第1の車両搭載機器110と、この第1の車両搭載機器110とは分離した状態でユニット化された第2の車両搭載機器120(第2の車両搭載機器120に備えられる後述するコンバイナ)とを見たときの概略図を示している。
第1の車両搭載機器110は、少なくとも車両の各種状態を車両状態情報として表示する表示媒体(計器用ディスプレイ)である後述する第1の情報表示部204と、車両の走行速度を示すアナログ式の速度計111、エンジンの回転数を示すアナログ式の回転計112とを備え、速度計111、回転計112は、第1の情報表示部204の左右にそれぞれ設けられている。
速度計111は、例えば指針111aと、この指針111aが指示する目盛等の計測値表示部(図示せず)を有する速度計用文字板111bと、指針111aを回転駆動させるための駆動装置111cとから主に構成され、回転計112は、例えば指針112aと、この指針112aが指示する目盛等の計測値表示部(図示せず)を有する回転計用文字板112bと、指針112aを回転駆動させるための駆動装置112cとから主に構成される。
図3は、第1の車両搭載機器110のブロック図を示している。第1の車両搭載機器110は、車両の各種状態に関する各情報(車両状態信号)の入出力を行う第1車両情報端子(第1車両情報入力手段)210及び第1多重通信入出力端子(第1多重通信入出力手段)211と、所定の操作手段213からの操作指示信号を入力可能な操作情報端子212と、第1車両インターフェース(第1車両I/F)手段201と、第1の車両搭載機器110の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる第1の制御部202と、第1の制御部202の処理プログラムが格納されるフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリからなる第1の記憶手段203と、車両の各種状態を車両状態情報として視覚的に報知する第1の情報表示部204と車両の各種状態を車両状態情報として聴覚的に報知するスピーカ等の発音体205とからなる第1の報知手段206と、第1の情報表示部204と発音体205と各駆動装置111c、112cとの駆動制御を兼ねた第1の駆動手段207とを有している。
ここで、発音体205は、車両が自動二輪車である場合に、当該自動二輪車に搭乗する搭乗者(利用者)が装着するヘルメットに収められたヘルメットスピーカであってもよい。
また、操作手段213は、第1の車両搭載機器110の各種操作を行うための操作入力部からなり、例えば利用者の手が届くように車内の適宜箇所に設置されたカーソルボタンや決定ボタン等を含む略十字キー型の操作入力部を適用することができる。
第2の車両搭載機器120は、図4に示すように車両の各種状態に関する各情報(車両状態信号)の入出力を行う第2車両情報端子(第2車両情報入力手段)311及び第2多重通信入出力端子(第2多重通信入出力手段)312と、第2車両インターフェース(第2車両I/F)手段301と、第2の車両搭載機器120の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる第2の制御部302と、第2の制御部302の処理プログラムが格納されるフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリからなる第2の記憶手段303と、液晶表示パネル304と当該液晶表示パネル304に照明光を供給する光源305とから主に構成され、後述する表示光を発する液晶表示器306と、液晶表示パネル304の駆動制御を行う第2の駆動手段307と、第2の制御部302からの光源駆動信号に基づき光源305の発光制御を行うための光源駆動回路(図示せず)と、第2の車両搭載機器120の外装ケースを構成する筐体308(図5参照)とを有している。なお、この場合、筐体308は、上側筐体H1と下側筐体H2とで構成されている。
そして、第2の制御部302による光源305の点灯制御に伴い、液晶表示パネル304から発せられる表示光Lが、上側筐体H1に設けられた透光部H3を通じて透明な板状部材(反射板)からなるコンバイナ309に投影されることで、利用者(図5中、符号E参照)は、コンバイナ309越しに風景と重畳した状態の表示像(例えば後述する音楽情報表示部を表す虚像)を視認することができる。
なお、上述した第2の車両搭載機器120は、その筐体308が車両のインストルメントパネルの内部に埋設(配設)され、前記インストルメントパネルの上側に飛び出しているコンバイナ309は、少なくとも車両の各種状態を車両状態情報(前記表示像)として虚像表示(表示)する表示媒体からなる。
ここで、第1の車両搭載機器110とコンバイナ309との位置関係については、両者は、上下に並設された位置関係となり、本例では第1の車両搭載機器110の上側(真上)にコンバイナ309が位置する構成となっている。なお、本例の場合、基本的には液晶表示器306とコンバイナ309とで第2の報知手段(第2の情報表示部)310が構成されているものとするが、以下の説明では便宜上、第2の報知手段310がコンバイナ309単体を指すような説明となっている箇所もある。
また、本例の場合、第1の制御部202と第2の制御部302とで制御手段Mが構成されているものとし、当該制御手段Mは、第1の情報表示部204並びに第2の情報表示部310(液晶表示器306)の表示制御を行うものである。
次に、図6〜図14を用いて、車両の自動運転制御中の車両状態情報を第1の情報表示部204、発音体205を利用して報知する際の制御手段Mの処理動作について説明する。なお、このとき、コンバイナ309を利用した情報の表示は行われない。
制御手段Mは、図6に示すステップS1において、車両の利用者が操作手段213(例えば操作手段213に備えられる図示しない自動運転作動スイッチ)をオン操作することにより操作手段213から出力される操作指示信号(ここでは自動運転制御が作動していることを示す自動運転作動信号とする)を受信(取得)する。この自動運転作動信号は、車内LAN130を介して自動運転制御手段140へと伝送され、自動運転制御手段140による制御のもと、車両の自動運転制御が開始される。つまり、このとき、車両は自動運転制御が停止している自動運転停止状態から自動運転制御が作動している自動運転作動状態へと変化する。
そして、このように自動運転制御が開始されると、制御手段Mは、第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転関連情報(前記自動運転作動信号)とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信(検出)する。
すると、制御手段Mは、この自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図7に示すような第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記ように自動運転停止状態から自動運転作動状態へと変化することに伴い(つまり自動運転関連情報を検出すると)、目的地までの経路を案内するための経路案内情報であるナビゲーション情報(地図画像)400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204の表示制御を行う。
ナビゲーション情報400は、例えば自動運転中の自車両を模式的に示す自車両マークAと、自車両の進行方向を示す矢印画像401と、交差点名画像402と、目的地までの到達時間を示す時間画像403とを含むように構成されている。
なお、ナビゲーション情報400に地図画像を表示させるにあたって、自動運転制御手段140は、ナビゲーション制御手段150に対し、目的地までの地図画像の出力を指示する。そして、ナビゲーション制御手段150は、車内LAN130を介して地図画像を第1の車両搭載機器110に伝送するものとする。ここで、この地図画像の伝送は、車内LAN130を用いるものに限定されるものではなく、例えば第1の車両搭載機器110とナビゲーション制御手段150との間に地図画像伝送用の専用の伝送ラインを設けてもよい。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS2において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行する指示信号があるか否かを判定する指示信号有無判定処理を実行する。
制御手段Mは、前記指示信号を受信(検出)しないとき、ステップS1に戻り、予定走行行動に基づいて第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に継続表示されるように第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。そして、制御手段Mは、前記指示信号を受信(検出)したとき、図6に示すステップS3の処理を実行する。
次に、制御手段Mは、ステップS3において、ステップS2で受信(検出)した前記指示信号が車両の利用者によって予測可能か否かを判定する予測可否判定処理を実行する。そして、制御手段Mは、前記指示信号が車両の利用者によって予測不可能と判定したとき、図6に示すステップS4の処理を実行する。他方、制御手段Mは、前記指示信号が車両の利用者によって予測可能と判定したとき、図6に示すステップS5の処理を実行し、予測不可能と判定したときとは異なる情報提示がなされる。
ところで、本実施形態の場合、制御手段Mは、予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を利用した予定外走行行動の情報提示を変える(異ならせる)べく、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
さらに、ここでの予定外走行行動を実行する場面とは、車両の利用者が自動運転時に予定外走行行動を予測可能か否かという状況を想定している。つまり、このことは、予定外走行行動を実行する場面の判定条件には、予定外走行行動を実行する場面において、利用者が予定外走行行動を予測可能か否かが含まれていることを意味する。
なお、ここでは前記指示信号として、他車両の飛び出し情報を受信(検出)したものとする。ここで、自動運転制御手段140は、見通しの悪い交差点(ここでは図7中、符号402で示す駅前交差点とする)で、自車両がこれから通過しようとする駅前交差点に設置された駅前信号機が青信号にもかかわらず、道路上に設置された前記路側装置から(予測不可能な)他車両の飛び出し情報を受信して、制御手段Mへ他車両の飛び出し情報を送信する飛び出し情報送信処理を実行する。つまり、前記路側装置は、他車両が駅前交差点にさしかかってもアクセルペダルを踏み続けているため、前記駅前信号機の赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
従って、このとき、制御手段Mは、見通しの悪い交差点(前記駅前交差点)にて前記指示信号として(予測不可能な)他車両の飛び出し情報を受信したため、車両の利用者が前記指示信号を予測不可能と判定して、ステップS4の処理を実行する。
次に、制御手段Mは、ステップS4において、ステップS3で車両の利用者が予測不可能と判定してから自車両が予定走行行動とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避するための回避動作)を実行するまでに要する所要時間が、所定時間を超えているか否かを判定する。
ここで、制御手段Mは、ステップS2における自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報と一緒に、前記所要時間も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、前記所要時間が所定時間を超えているとき図6に示すステップS7の処理が行われ、前記所要時間が所定時間を超えていないとき図6に示すステップS5の処理が行われる。
ここでは、まずステップS7の処理について説明する。制御手段Mは、ステップS7において、自動運転制御手段140からの(予測不可能な)他車両の飛び出し情報に基づいて、図8に示すような第2の表示モードM2に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示され、且つ、(当該第2の表示モードM2の表示情報に対応する)聴覚情報が発音体205から吹鳴されるように第1の報知手段206を動作させる制御を行う。
具体的には、このとき制御手段Mによる制御のもと、車両の利用者が予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を予測不可能と判定し、予定外走行行動を実行する理由Rを第1の報知手段206を用いて報知する構成としている。
例えば、第1の報知手段206の第1の情報表示部204に表示される予定外走行行動を実行する理由Rには、図8に示すように「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告メッセージを採用することができる。
また、このとき、当該警告メッセージの表示と同時に「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告音声(聴覚情報)が発音体205から吹鳴される。警告メッセージと警告音声とを併用することで、車両の利用者に対して、注意喚起をより高めることができるという利点がある。
なお、本例では、警告メッセージと警告音声との双方で利用者に報知する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、警告メッセージのみまたは警告音声のみで報知する構成としてもよい。要は、第1の情報表示部204に表示される警告メッセージのみで利用者に報知する構成でもよいし、場合によっては発音体205から吹鳴される警告音声のみで利用者に報知する構成でもよい。
なお、制御手段Mは、ステップS2における自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報と一緒に、前記所要時間も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、前記所要時間が所定時間を超えていないとき、第1の報知手段206を用いた理由Rの報知を抑止(省略)することも可能である。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS8において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両との衝突回避情報を受信(取得)する。ここで、自動運転制御手段140は、道路上に設置された前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の他車両との衝突回避情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両が継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両との衝突回避情報に基づいて図9に示すような第3の表示モードM3に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動とは異なる予定外走行行動として「他車両との衝突を回避します」なる文字メッセージからなる第1の走行支援情報410(以下、単に走行支援情報410と言うこともある)が第1の情報表示部204に表示(情報提示)されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「他車両との衝突を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS9において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の制動制御情報を受信(検出)する。ここで、自動運転制御手段140は、前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の制動制御情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両がさらに継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの自車両の制動制御情報に基づいて図10に示すような第4の表示モードM4に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「自動ブレーキ」なる文字メッセージからなる第2の走行支援情報420が第1の情報表示部204に表示されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッピッピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS1に戻って、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転関連情報(前記自動運転作動信号)とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信(検出)する。そして、自動運転制御手段140は、前記路側装置からの他車両の飛び出し情報の受信は無くなるため(つまり前記赤信号を見落とした他車両が前記駅前交差点を通過したため)、自動運転中の自車両は予定していた予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、前記自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図11に示すような第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記のように予定していた予定走行行動(自動運転作動状態)を再び実行することに伴い、目的地までの経路を案内するために表示される経路案内情報としてのナビゲーション情報(地図画像)400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
ナビゲーション情報400は、例えば自車両マークAと、駅前交差点を通過した他車両を模式的に示す他車両マークBと、矢印画像401と、交差点名画像402と、時間画像403とを含むように構成されている。
次に、前記予測可否判定処理にて、前記指示信号が予測可能と判定した際の制御手段Mの処理動作について説明する。このとき、制御手段Mは、図6に示すステップS3にて「YES」と判定し、ステップS5の処理を実行する。
ここで制御手段Mは、前記指示信号として、自車両走行中の見通しのよい道路に他車両が駐車していることを示す障害物情報を受信(検出)したものとする。つまり、制御手段Mは、車両の利用者が駐車中の他車両(障害物)との衝突回避を予測可能と判定して、ステップS5の処理を実行する。
制御手段Mは、ステップS5において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両(障害物)との衝突回避情報を受信(検出)する。つまり、自動運転制御手段140は、周辺監視手段170からの道路に駐車中の他車両(障害物)があることと前記路側装置からの対向車のないこととを衝突回避情報として受信して、自車両が車線変更を行っても問題ないことを判定している。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両(障害物)との衝突回避情報に基づいて、図12に示すような第5の表示モードM5に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示され、且つ、(当該第5の表示モードM5の表示情報に対応する)聴覚情報が発音体205から吹鳴されるように第1の報知手段206を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「障害物を回避します」なる文字メッセージからなる第3の走行支援情報430(以下、単に走行支援情報430と言うこともある)が第1の情報表示部204に表示(情報提示)されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「障害物を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS6において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の操舵方向の制御情報を受信(検出)する。ここで、自動運転制御手段140は、周辺監視手段170からの道路に駐車中の他車両(障害物)があることと前記路側装置からの対向車のないこととを衝突回避情報として受信して、自車両が車線変更を行っても問題ないことを判定している。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの前記操舵方向の制御情報に基づいて図13に示すような第6の表示モードM6に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「自動ハンドル操作」なる文字メッセージからなる第4の走行支援情報440が第1の情報表示部204に表示(情報提示)されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS1に戻って、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの前記自動運転作動信号とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信する。そして、自動運転制御手段140は、衝突回避情報の受信はなくなり(例えば道路に駐車中の他車両があることを示す障害物情報は受信せず)、自動運転中の自車両は予定していた予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、前記自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図14に示すような第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動(自動運転作動状態)を再び実行することに伴い、自車両マークAと他車両マークBと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むように構成されたナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
以上のように本実施形態では、制御手段Mは、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する場面(例えば利用者が予定外走行行動を予測可能か否かという状況)を判定して、この判定結果に基づいて第1の報知手段206を利用した予定外走行行動の情報提示を変える構成としたものである。
従って、利用者は、予定外走行行動を予測不可能のときは走行支援情報410が情報提示される前に予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行する理由Rが第1の報知手段206を用いて報知され、一方、予定外走行行動を予測可能のときは当該理由Rの情報提示が行われずに走行支援情報430が情報提示されることから、自動運転中の走行行動を場面に適した形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
また本実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、車両の利用者が予定外走行行動(他車両との衝突を回避する回避行動)を予測不可能と判定したとき、当該予定外走行行動を実行する理由R(「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告メッセージ)を第1の報知手段206を用いて報知する構成としたことにより、利用者は予定外走行行動(前記回避行動)を実行する理由Rを、予定外走行行動(つまり当該回避行動)の実行時にて第1の情報表示部204に走行支援情報410が表示される前段階で把握することができる。よって、自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
また本実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、利用者が予定外走行行動(前記回避行動)を予測不可能と判定してから予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間が前記所定時間を超えていないとき、第1の報知手段206を用いた理由Rの報知を抑止することにより、利用者の時間的な余裕が小さい場合には、理由Rの報知が抑止されることになり、ヒューマン・マシン・インターフェイスの向上した車両用情報提供装置を提供することができる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図6、図15〜図22に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態では、車両の自動運転制御中において、理由Rや走行支援情報が第1の報知手段206ではなく、コンバイナ309(第2の報知手段310)に虚像表示される構成としている。
以下、図6、図15〜図22を用いて、車両の自動運転制御中の車両状態情報を第1、第2の報知手段206、310を利用して報知する際の制御手段Mの処理動作について説明する。
制御手段Mは、図6に示すステップS1において、利用者が操作手段213(前記自動運転作動スイッチ)をオン操作することにより操作手段213から出力される前記自動運転作動信号を受信する。この自動運転作動信号は、車内LAN130を介して自動運転制御手段140へと伝送され、自動運転制御手段140による制御のもと、車両の自動運転制御が開始される。
自動運転制御が開始されると、制御手段Mは、第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転作動信号とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報を受信する。
すると、制御手段Mは、当該自動運転作動信号と当該経路案内情報に基づいて図15に示すような第7の表示モードM7に対応する表示情報(ここでの表示情報とは前記第1実施形態におけるステップS1の場合と同様に自車両マークAと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むナビゲーション情報400であるものとする)が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を表示動作させる制御を行う。
また、このとき、制御手段Mは、第1多重通信入出力端子211を介して、オーディオ160から利用者の好みの音楽情報を取得するものとする。そして、制御手段Mによる制御のもと、第2の駆動手段307を介して液晶表示器306が駆動し、液晶表示パネル304からは音楽情報用表示光からなる表示光Lが発せられ、コンバイナ309(第2の報知手段310)には、図15に示すように音楽情報表示部500が表示(虚像表示)される。
ここでの音楽情報表示部500としては、例えばアーティスト名表示501と、曲名表示502とで構成される。なお、このとき、前記音楽情報に対応した聴覚情報(例えばアーティストの歌声)はオーディオ160に搭載された図示しないスピーカから吹鳴される。
次に、制御手段Mは、図6に示すステップS2において、前記第1実施形態と同様に、前記指示信号有無判定処理を実行する。ここで、制御手段Mは、前記指示信号を受信しないとき、ステップS1に戻り、予定走行行動に基づいて第7の表示モードM7に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に継続表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。そして、制御手段Mは、前記指示信号を受信(検出)したとき、図6に示すステップS3の処理を実行する。
次に、制御手段Mは、ステップS3において、前記第1実施形態と同様に、前記予測可否判定処理を実行する。そして、制御手段Mは、前記指示信号が利用者によって予測不可能と判定したときステップS4の処理を実行する。他方、制御手段Mは、前記指示信号が利用者によって予測可能と判定したときステップS5の処理を実行する。
ところで、この第2実施形態では、制御手段Mは、予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて第2の報知手段310を利用した予定外走行行動の情報提示を変える(異ならせる)べく、第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
なお、ここでは前記指示信号として、他車両の飛び出し情報を受信したものとする。ここで、自動運転制御手段140は、前記第1実施形態の場合と同様に前記飛び出し情報送信処理を実行する。つまり、前記路側装置は、他車両が前記駅前交差点にさしかかってもアクセルペダルを踏み続けているため、前記駅前信号機の赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
従って、このとき、制御手段Mは、前記駅前交差点にて前記指示信号として(予測不可能な)他車両の飛び出し情報を受信したため、利用者が前記指示信号を予測不可能と判定してステップS4の処理を実行する。
次に、制御手段Mは、ステップS4において、ステップS3で利用者が予測不可能と判定してから自車両が予定走行行動とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避するための回避動作)を実行するまでに要する前記所要時間が、所定時間を超えているか否かを判定する。
ここで、制御手段Mは、ステップS2における自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報と一緒に前記所要時間も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、前記所要時間が所定時間を超えているときステップS7の処理が行われ、前記所要時間が所定時間を超えていないとき示すステップS5の処理が行われる。
ここでは、まずステップS7の処理について説明する。制御手段Mは、ステップS7において、自動運転制御手段140からの(予測不可能な)他車両の飛び出し情報に基づいて、図16に示すような第8の表示モードM8に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示され、且つ、(当該第8の表示モードM8にてコンバイナ309に表示される表示情報に対応する)聴覚情報が発音体205から吹鳴されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
具体的には、このとき制御手段Mによる制御のもと、車両の利用者が予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を予測不可能と判定し、予定外走行行動を実行する理由Rを第2の報知手段310を用いて報知する構成としている。
例えば、第2の報知手段310に表示される予定外走行行動を実行する理由Rには、図16に示すように「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる虚像警告メッセージを採用することができる。
また、このとき、制御手段Mは、自車両マークAと前記駅前交差点をこれから通過しようとしている他車両を模式的に示す他車両マークBと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むように構成されたナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように第1の報知手段206を表示動作させる制御を行う。
さらに、この第8の表示モードM8では、虚像警告メッセージの表示と同時に「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告音声(聴覚情報)が発音体205から吹鳴される。虚像警告メッセージと警告音声とを併用することで、利用者に対して注意喚起をより高めることができるという利点がある。
なお、本第2実施形態では、虚像警告メッセージと警告音声との双方で利用者に報知する構成としているが、虚像警告メッセージのみまたは警告音声のみで報知する構成としてもよい。要は、第2の報知手段310に表示される虚像警告メッセージのみで利用者に報知する構成でもよいし、場合によっては第1の報知手段206の発音体205から吹鳴される警告音声のみで利用者に報知する構成でもよい。
また、制御手段Mは、ステップS2における自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報と一緒に前記所要時間も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、前記所要時間が所定時間を超えていないとき、第2の報知手段310を用いた理由Rの報知を抑止(省略)することも可能である。
次に、制御手段Mは、ステップS8において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両との衝突回避情報を受信する。ここで、自動運転制御手段140は、前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の他車両との衝突回避情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両が継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両との衝突回避情報に基づいて図17に示すような第9の表示モードM9に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動とは異なる予定外走行行動として「他車両との衝突を回避します」なる虚像文字メッセージからなる第1の走行支援情報510(以下、単に走行支援情報510と言うこともある)がコンバイナ309に表示(情報提示)されるにように第2の報知手段310を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「他車両との衝突を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。なお、この第9の表示モードM9において、第1の情報表示部204に表示される情報は第8の表示モードM8のときと同じである。
次に、制御手段Mは、ステップS9において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の制動制御情報を受信する。ここで、自動運転制御手段140は、前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の制動制御情報を制御手段Mへ送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの自車両の制動制御情報に基づいて図18に示すような第10の表示モードM10に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「自動ブレーキ」なる虚像文字メッセージからなる第2の走行支援情報520がコンバイナ309に表示されるにように第2の報知手段310を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッピッピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。なお、この第10の表示モードM10において、第1の情報表示部204に表示される情報は第8、第9の表示モードM8、M9のときと同じである。
次に、制御手段Mは、ステップS1に戻って、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、前記自動運転作動信号とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信する。そして、自動運転制御手段140は、前記路側装置からの他車両の飛び出し情報の受信は無くなるため、自動運転中の自車両は予定していた予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、前記自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図19に示すような第7の表示モードM7に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記のように予定していた予定走行行動を再び実行することに伴い、目的地までの経路を案内するために表示される経路案内情報としてのナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように第1の報知手段206を動作させる制御を行う。
ナビゲーション情報400は、例えば自車両マークAと、駅前交差点を通過した他車両を模式的に示す他車両マークBと、矢印画像401と、交差点名画像402と、時間画像403とを含むように構成されている。一方、コンバイナ309には第7の表示モードM7のときと同様に音楽情報表示部500が虚像表示される。
次に、前記予測可否判定処理にて、前記指示信号が予測可能と判定した際の制御手段Mの処理動作について説明する。このとき、制御手段Mは、ステップS3にて「YES」と判定し、ステップS5の処理を実行する。ここで制御手段Mは、前記指示信号として、前記第1実施形態と同様に前記障害物情報を受信したものとする。つまり、制御手段Mは、利用者が前記障害物との衝突回避を予測可能と判定してステップS5の処理を実行する。
制御手段Mは、ステップS5において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、前記障害物(他車両)との衝突回避情報を受信する。つまり、自動運転制御手段140は、周辺監視手段170からの道路に駐車中の他車両があることと前記路側装置からの対向車のないこととを受信して、自車両が車線変更を行っても問題ないことを判定している。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの障害物との衝突回避情報に基づいて、図20に示すような第11の表示モードM11に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示され、且つ、(当該第11の表示モードM11にてコンバイナ309に表示された表示情報に対応する)聴覚情報が発音体205から吹鳴されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「障害物を回避します」なる虚像文字メッセージからなる第3の走行支援情報530(以下、単に走行支援情報530と言うこともある)がコンバイナ309に表示(情報提示)されるにように第2の報知手段310を動作させる制御を行う。
また、このとき、制御手段Mは、自車両マークAと駐車中の他車両を模式的に示す他車両マークBと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むように構成されたナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように第1の報知手段206を表示動作させる制御を行う。
さらに、制御手段Mは、発音体205から「障害物を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、ステップS6において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の操舵方向の制御情報を受信する。ここで、自動運転制御手段140は、周辺監視手段170からの道路に駐車中の他車両があることと前記路側装置からの対向車のないこととを受信して、自車両が車線変更を行っても問題ないことを判定している。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの前記操舵方向の制御情報に基づいて図21に示すような第12の表示モードM12に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「自動ハンドル操作」なる虚像文字メッセージからなる第4の走行支援情報540がコンバイナ309に表示(情報提示)されるにように第2の報知手段310を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。なお、この第12の表示モードM12において、第1の情報表示部204に表示される情報は第11の表示モードM11のときと同じである。
次に、制御手段Mは、ステップS1に戻って、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの前記自動運転作動信号とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信する。そして、自動運転制御手段140は、衝突回避情報の受信はなくなり、自動運転中の自車両は予定していた予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、前記自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図22に示すような第7の表示モードM7に対応する表示情報が第1の情報表示部204とコンバイナ309に表示されるように第1、第2の報知手段206、310を動作させる制御を行う。
以上のように、この第2実施形態によれば、制御手段Mは、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する場面(例えば利用者が予定外走行行動を予測可能か否かという状況)を判定して、この判定結果に基づいて第2の報知手段310を利用した予定外走行行動の情報提示を変える構成としたものである。
従って、利用者は、予定外走行行動を予測不可能のときは走行支援情報510が情報提示される前に予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行する理由Rが第2の報知手段310を用いて報知され、一方、予定外走行行動を予測可能のときは当該理由Rの情報提示が行われずに走行支援情報530が情報提示されることから、自動運転中の走行行動を場面に適した形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。また、第2の報知手段310に理由Rや走行支援情報510、530を表示するので、利用者は視線をあまりそらさずに理由Rや走行支援情報510、530を視認することができ、視認性が向上するという利点もある。
また第2実施形態では、第1の情報表示部204にナビゲーション情報400が継続して表示されることから、利用者は見通しの悪い交差点において、他車両の動きを第1の情報表示部204を利用して視認することが可能となり、ヒューマン・マシン・インターフェイスが向上するという利点がある。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば、上述した第1、第2実施形態では、制御手段Mで利用者が前記指示信号を予測可能か否かの判定を行ったが、変形例として自動運転制御手段140で予測可能か否かの判定を行い、その判定結果を制御手段Mが受信してもよい。
さらには、第7の表示モードM7において、ナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示され、音楽情報表示部500が第2の情報表示部310に表示されたものであったが、これとは逆にナビゲーション情報400を第2の情報表示部310に表示し、音楽情報表示部500を第1の情報表示部204に表示してもよい。また、同様にして、第8〜第10の表示モードM8〜M10において、ナビゲーション情報400を第2の情報表示部310に表示し、理由Rや第1、第2の走行支援情報510、520を第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を用いて報知する構成としてもよい。
つまり、このことは、制御手段Mによる制御のもと、利用者が予定外走行行動を予測不可能と判定したとき、予定外走行行動を実行する理由Rを第1の報知手段206を用いて報知する構成としてもよく、さらには制御手段Mによる制御のもと、利用者が予定外走行行動を予測不可能と判定してから予定外走行行動を実行するまでに要する前記所要時間が所定時間を超えていないとき、第1の報知手段206を用いた理由Rの報知を抑止する構成でもよいことを意味している。
本発明は、各種情報を表示する2つの車両搭載機器を備えた車両用情報提供装置に関し、2つの車両搭載機器のうち少なくとも一方の車両搭載機器は、車両情報を表示する車両用メータ(車両用計器)のみならず、車両に搭載されるナビゲーション装置やマルチディスプレイ装置等にも適用可能である。
100 車両用情報提供装置
110 第1の車両搭載機器
120 第2の車両搭載機器
130 車内LAN(伝送媒体)
140 自動運転制御装置
202 第1の制御部
204 第1の情報表示部
205 発音体
206 第1の報知手段
302 第2の制御部
306 液晶表示器
309 コンバイナ
310 第2の情報表示部(第2の報知手段)
400 ナビゲーション情報
500 音楽情報表示部
410、510 第1の走行支援情報
420、520 第2の走行支援情報
430、530 第3の走行支援情報
440、540 第4の走行支援情報
M 制御手段
R 理由

Claims (5)

  1. 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1の報知手段と、前記第1の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、
    前記制御手段は、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて前記第1の報知手段を利用した前記予定外走行行動の情報提示を変えるべく、前記第1の報知手段を動作させることを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1、第2の報知手段と、前記第1、第2の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、
    前記制御手段は、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する場面を判定して、この判定結果に基づいて前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を利用した前記予定外走行行動の情報提示を変えるべく、前記第1の報知手段を動作させることを特徴とする車両用情報提供装置。
  3. 前記予定外走行行動を実行する場面の判定条件には、当該場面において、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測可能か否かが含まれることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記制御手段による制御のもと、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測不可能と判定したとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする請求項3記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記制御手段による制御のもと、前記車両の利用者が前記予定外走行行動を予測不可能と判定してから前記予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間が所定時間を超えていないとき、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた前記理由の報知を抑止することを特徴とする請求項4記載の車両用情報提供装置。
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