JP2018129720A - 撮影装置、撮影方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影装置が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することが可能な撮影装置、撮影方法およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明の撮影装置は、加速度検出部と角速度検出部と算出部と生成部と変換部とを備える。加速度検出部は、3軸方向の加速度を検出する。角速度検出部は、3軸方向の角速度を検出する。算出部は、所定のタイミングごとに加速度および角速度を取得し、撮影装置の初期位置の算出に用いられた加速度と、初期位置を算出した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置の傾斜角を算出する。生成部は、算出部により算出された傾斜角に基づいて、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する。変換部は、射影変換パラメータを用いて全天球画像を射影変換する。【選択図】図5

Description

本発明は、撮影装置、撮影方法およびプログラムに関する。
デジタルカメラの傾きや方位を検出し、撮影画像の補正を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、加速度と角速度を考慮してカメラなどの撮影装置の姿勢を算出し、算出した姿勢に応じて、撮影装置により撮影された全天球画像(より具体的には撮影装置により撮影された撮影画像を元に生成された全天球画像)を補正する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、撮影装置の姿勢を精度良く算出することができないので、結果として、撮影装置が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することができないという問題がある。
本発明は、撮影装置が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することが可能な撮影装置、撮影方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、3軸方向の加速度を検出する加速度検出部と、3軸方向の角速度を検出する角速度検出部と、所定のタイミングごとに前記加速度および前記角速度を取得し、撮影装置の初期位置の算出に用いられた前記加速度と、前記初期位置を算出した前記所定のタイミングから継続的に取得された前記角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記傾斜角に基づいて、前記全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する生成部と、前記射影変換パラメータを用いて前記全天球画像を射影変換する変換部と、を備える撮影装置である。
本発明によれば、撮影装置が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することができる。
図1は、撮影装置の外観の模式図である。 図2は、撮影装置の使用形態の一例を示す図である。 図3は、撮影装置で撮影された画像の説明図である。 図4は、全天球画像の他の例を示す模式図である。 図5は、撮影装置が有する機能の一例を示す図である。 図6は、傾き角度を計測する加速度センサを模式的に説明する図である。 図7は、撮影装置の動作例を示すフローチャートである。 図8は、撮影装置のハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る撮影装置、撮影方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、撮影装置14の外観の模式図である。図1(A)は撮影装置14の側面図である。図1(B)は、撮影装置14の、図1(A)とは反対側の側面図である。図1(C)は、撮影装置14の平面図である。
撮影装置14は、例えば、人間が片手で持つことができる大きさである。なお、撮影装置14の大きさは、この大きさに限られない。
撮影装置14の上部には、後述する光学系や撮像素子を含む撮影部20が設けられている。撮影装置14の正面側には、ユーザによって操作される操作部24が設けられている。また、撮影装置14の側面側には、表示部26が設けられている。表示部26は、各種画像を表示する公知の表示機器である。表示部26は、例えば、液晶などである。なお、表示部26を、ユーザからの操作指示を受け付ける機能を備えた、タッチパネルとしてもよい。
また、撮影装置14は、制御部22、記憶部28、加速度検出部30、角速度検出部32、衝撃検出部34を備える。
制御部22は、撮影装置14の全体を制御する。制御部22は、CPU(Central Processing Unit)で構成してもよいし、回路で構成してもよい。
記憶部28は、各種データを記憶する。記憶部28は、撮影装置14の本体に対して取り外し可能な記憶媒体であってもよい。
加速度検出部30は、撮影装置14に搭載されており、撮影装置14の3軸方向の加速度を検出する。加速度検出部30は、3軸方向の加速度を検出可能な、公知の加速度センサを用いればよい。加速度検出部30は、例えば、ピエゾ抵抗型3軸加速度センサ、静電容量型3軸加速度センサ、熱検知型3軸加速度センサなどである。
これらの中でも、加速度検出部30には、より高速駆動する3軸加速度センサを用いることが特に好ましい。
角速度検出部32は、撮影装置14に搭載されており、撮影装置14の3軸方向の角速度を検出する。角速度検出部32は、3軸方向の角速度を検出可能な、公知の角速度センサ(ジャイロセンサ、または、ジャイロスコープと称される場合もある)を用いればよい。なお、角速度検出部32には、より高速駆動する3軸角速度センサを用いることが好ましい。
衝撃検出部34は、撮影装置14に搭載されており、撮影装置14に対する一定以上の衝撃を検出する。衝撃検出部34は、撮影装置14に対する一定以上の衝撃を検出可能な公知の様々な衝撃検知センサを用いればよい。
次に、本実施の形態の撮影装置14の使用形態の一例を説明する。図2は、撮影装置14の使用形態の一例を示す図である。撮影装置14は、ユーザが手に持ってユーザの周りの被写体を撮影するために用いられる。この場合、光学系20Aおよび光学系20B(図1参照)によって、ユーザの周りの被写体が撮影され、2つの半球画像が得られる。
次に、撮影装置14で撮影された画像を説明する。図3は、撮影装置14で撮影された画像の説明図である。図3(A)は撮影装置14で撮影された半球画像(前側)、図3(B)は撮影装置14で撮影された半球画像(後側)、図3(C)はメルカトル図法により表された全天球画像を示した図である。
図3(A)に示す、光学系20Aによって得られた画像は、光学系20Aに含まれる魚眼レンズ(図示省略)によって湾曲した半球画像(前側)となる。また、図3(B)に示すように、光学系20Bによって得られた画像は、光学系20Bに含まれる魚眼レンズ(図示省略)によって湾曲した半球画像(後側)となる。そして、半球画像(前側)と、半球画像(後側)は、撮影装置14によって合成され、図3(C)に示される、全天球画像とされる。図4は、全天球画像の他の例を示す模式図である。
全天球画像は、全方位(全天球と称される場合もある)、すなわち、360°の撮影によって得られる画像である。静止画像としての全天球画像を時系列に連続させた画像は、動画像となる。
次に、撮影装置14の機能的構成を説明する。
図5は、撮影装置14の機能ブロック図である。撮影装置14は、撮影部20と、加速度検出部30と、角速度検出部32と、衝撃検出部34と、制御部22と、操作部24と、表示部26と、記憶部28と、を備える。撮影部20、加速度検出部30、角速度検出部32、衝撃検出部34、および操作部24は、制御部22に信号およびデータ授受可能に接続されている。
撮影部20は、全天球画像を生成する画像(全天球画像を得るための画像)を撮影する。図5に示すように、撮影部20は、光学系20Aと、撮像素子21Aと、光学系20Bと、撮像素子21Bと、を含む。
撮像素子21A、および撮像素子21Bは、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、例えば、CMOSなどを用いる。撮像素子21Aは、光学系20Aを介して入射した光を受光し、受光した光による光電画像を光電変換した後に、制御部22へ出力する。撮像素子21Bは、光学系20Bを介して入射した光を受光し、受光した光による光電画像を光電変換した後に、制御部22へ出力する。この例では、撮像素子21Aから出力される半球画像(前側)と、撮像素子21Bから出力される半球画像(後側)が、全天球画像を得るための画像に相当する。
操作部24は、ユーザによる各種操作指示を受け付ける。また、例えば操作部24は、表示部26と一体的に構成したタッチパネルとしてもよい。
制御部22は、第1取得部22Aと、第2取得部22Bと、算出部22Cと、生成部22Dと、変換部22Eと、出力部22Fと、を含む。第1取得部22A、第2取得部22B、算出部22C、生成部22D、変換部22E、および出力部22Fの一部またはすべては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
第1取得部22Aは、全天球画像(デュアルフィッシュアイ)を取得する。具体的には、第1取得部22Aは、撮像素子21Aから取得した半球画像(前側)と、撮像素子21Bから取得した半球画像(後側)とを合成することで、全天球画像を取得する。なお、第1取得部22Aにより取得された全天球画像に、オプティカルブラック(OB)補正処理、欠陥画素補正処理、Linear補正処理、Shading補正処理、領域分割平均処理、ホワイトバランス(WB)処理、ガンマ(γ)補正処理、ベイヤー補間処理、YUV変換処理、YCFLT(エッジ強調)処理、および色補正処理などの処理を施してもよい。
第2取得部22Bは、加速度検出部30、および角速度検出部32の各々から、撮影部20で画像を撮影したときの、3軸方向の加速度、および3軸方向の角速度の各々を取得する。ここでは、加速度検出部30は、撮影部20による撮影が行われるたびに加速度を検出し、角速度検出部32は、撮影部20による撮影が行われるたびに角速度を検出する。すなわち、本実施の形態では、第2取得部22Bは、全天球画像の撮影時(第1取得部22Aにより全天球画像が取得されたとき)に検出された、3軸方向の加速度と、3軸方向の角速度とを取得する。
算出部22Cは、所定のタイミングごとに加速度および角速度を取得し、撮影装置14の初期位置の算出に用いられた加速度と、初期位置を算出した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮像部20の傾斜角を算出する。ここでは、算出部22Cは、所定のタイミングでサンプリングして、第2取得部22Bから最新の加速度および最新の角速度を取得する。本実施形態では、第2取得部22Bは、加速度および角速度を取得するたびに、その取得した加速度および角速度を算出部22Cへ渡す。つまり、この例では、算出部22Cは、撮像部20による撮像が行われるタイミング(この例では所定のタイミングに相当)ごとに、そのときの加速度および角速度を取得する。
また、この例では、算出部22Cは、動画像の1枚目の全天球画像の撮影時に検出された加速度に基づいて、撮影装置14の初期位置を算出する。その後、算出部22Cは、所定のタイミングごとに、初期位置の算出に用いられた加速度と、初期位置を算出した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。また、この例では、算出部22Cは、衝撃検出部34により衝撃が検出された場合、最新の加速度(第2取得部22Bにより取得された最新の加速度)を用いて撮影装置14の初期位置を算出し直し、該最新の加速度と最新の角速度(第2取得部22Bにより取得された最新の角速度)とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。その後は、上記と同様に、算出部22Cは、所定のタイミングごとに、初期位置を算出し直した際に用いられた加速度と、初期位置を算出し直した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。
天頂方向とは、天球上においてユーザの真上方向を示し、反鉛直方向と一致する方向である。天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角は、本実施形態では、天頂方向に対する、撮影装置14における光学系20Aと光学系20Bとに対向する対向面に沿った方向の傾きを示す。
ここで、傾き角度を測定する原理について図6を用いて説明する。図6は、傾き角度を計測する加速度センサを模式的に説明する図である。撮影装置14内に、図6に示すような加速度センサを内蔵させ、撮影装置14が鉛直方向からどの程度傾いているのかを重力加速度センサを用いて測定する。
図6では、簡単化のために、2眼構成でレンズ面の中心軸を含む平面内での傾きのみを取得することを表すため、1軸の加速度センサを用いた角度取得の概要を図示している。 ただし、実際にユーザが撮影を行う場合には、上述した平面から捩れた角度で撮影が行われることが想定される。そのため、加速度センサとしては、3軸の物を用いて、2つのレンズ中心面を含む平面からの捩れ角度も測定できるようにする。
図5に戻って説明を続ける。生成部22Dは、算出部22Cで算出した傾斜角に基づいて、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する。より具体的には、生成部22Dは、算出部22Cで算出した傾斜角に応じた角度で傾斜させるように、射影変換パラメータを生成する。生成部22Dは、公知の方法を用いて、射影変換パラメータを生成することができる。生成部22Dは、例えば、OpenGL(Open Graphics Library)を用いて、射影変換パラメータ(行列)を生成する。
変換部22Eは、生成部22Dにより生成された射影変換パラメータを用いて、第1取得部22Aにより取得された全天球画像を射影変換する。これにより、第1取得部22Aにより取得された全天球画像はデュアルフィッシュアイの画像からEqui画像に変換される。
なお、ここでは、変換部22Eは、時系列で取得された複数の全天球画像の各々を、複数の全天球画像の各々に応じて生成された複数の射影変換パラメータの各々を用いて射影変換することで、射影変換した複数の全天球画像からなる動画像を生成する。
出力部22Fは、変換部22Eで射影変換された全天球画像(静止画像、または動画像)を、表示部26へ出力する。表示部26への出力には、例えば、OpenGL等を用いればよい。なお、出力部22Fは、変換部22Eで射影変換された全天球画像(静止画像、または動画像)を、通信部等を介して、外部装置へ送信してもよい。また、出力部22Fは、変換部22Eで射影変換された全天球画像(静止画像、または動画像)を、記憶部28へ記憶してもよい。また、出力部22Fは、射影変換された全天球画像(静止画像、または動画像)に、公知の圧縮処理を施した後に、外部装置へ送信、または記憶部28へ記憶してもよい。
図7は、撮影装置14の動作例を示すフローチャートである。まず、第1取得部22Aは全天球画像を取得する(ステップS1)。次に、第2取得部22Bは、ステップS1で全天球画像が取得されたときに検出された加速度と角速度を取得する(ステップS2)。
次に、算出部22Cは、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する(ステップS3)。ここでは、このステップS3における算出部22Cの算出処理は、ステップS1で取得された全天球画像が、(A)動画像の1枚目である場合、(B)2枚目以降である場合、(C)衝撃検出部34により衝撃が検出された場合における最新の全天球画像である場合のそれぞれに応じて異なる処理となる。
(A)の場合、算出部22Cは、ステップS2で取得された加速度を用いて初期位置を算出し、初期位置における撮影装置14の傾斜角を算出する。この算出方法としては、公知の様々な技術を利用可能である。なお、初期位置とは、撮影開始の位置をさす。ただし、初期位置を撮影開始の位置として同じ加速度を使用し続ける誤差が生じるので、定期的に初期位置を設定し直してもよい。
(B)の場合、算出部22Cは、動画像の1枚目の全天球画像が取得されたときに検出された加速度、または、後述の初期位置を算出し直したときに検出された加速度(何れにせよ初期位置の算出に用いられた加速度)と、初期位置を算出した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。例えばステップS1で取得された全天球画像が6枚目の画像であり、後述する初期位置の変更が無い場合、算出部22Cは、1枚目の全天球画像が取得されたときに検出された加速度(初期位置の算出に用いられた加速度)と、1〜6枚目の全天球画像のそれぞれが取得されたときに検出された6つの角速度を累積した値と、に基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。
(C)の場合、算出部22Cは、ステップS2で取得された加速度を用いて(つまり最新の加速度を用いて)初期位置を算出し直す。例えば衝撃検出部34により衝撃が検出された場合における最新の全天球画像(ステップS1で取得された全天球画像)が動画像のn枚目の画像である場合、算出部22Cは、このn枚目の全天球画像が取得されたときに検出された加速度を用いて、初期位置を算出し直す。そして、n+1枚目以降の全天球画像が取得されると、算出部22Cは、n枚目の全天球画像が取得されたときに検出された加速度と、n枚目以降の全天球画像のそれぞれが取得されたときに検出された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出する。
以上のステップS3の後、生成部22Dは、ステップS3で算出した傾斜角に応じた角度で傾斜させるように、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する(ステップS4)。次に、変換部22Eは、ステップS4で生成された射影変換パラメータを用いて、ステップS1で取得された全天球画像を射影変換する(ステップS5)。次に、出力部22Fは、ステップS5で射影変換された全天球画像を出力する(ステップS6)。
以上に説明したように、本実施形態の撮影装置14は、所定のタイミングごとに加速度および角速度を取得し、撮影装置14の初期位置の算出に用いられた加速度と、初期位置を算出した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出するので、ノイズの影響を受けないロバストな算出結果(撮影装置14の傾斜角の算出結果)を得ることができる。そして、このように算出した傾斜角に応じた角度で傾斜させるように、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成し、その生成した射影変換パラメータを用いて全天球画像を射影変換するので、結果として、撮影装置14が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することができる。
また、本実施形態では、撮影装置14に対する一定以上の衝撃が検出された場合、最新の加速度を用いて撮影装置14の初期位置を算出し直し、それ以降は、初期位置を算出し直した際に用いられた加速度と、初期位置を算出し直した所定のタイミングから継続的に取得された角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する撮影装置14の傾斜角を算出するので、撮影装置14に対する衝撃を考慮したロバストな算出結果(撮影装置14の傾斜角の算出結果)を得ることができる。そして、このように算出した傾斜角に応じた角度で傾斜させるように、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成し、その生成した射影変換パラメータを用いて全天球画像を射影変換するので、結果として、撮影装置14が移動中または運動中に撮影された全天球画像を精度良く補正することができる。
次に、上述した撮影装置14のハードウェア構成について説明する。
図8は、撮影装置14のハードウェア構成図である。撮影装置14は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPU52と、各種データや各種プログラムを記憶するROM50と、各種データや各種プログラムを記憶するRAM54と、操作部24(図1参照)に相当する入力装置58と、表示部26(図1参照)に相当する表示装置56と、通信装置60と、撮影部20と、検出部62と、を主に備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。検出部62は、上述した、加速度検出部30、角速度検出部32、および衝撃検出部34を含む。
上記実施の形態の撮影装置14で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、上記実施の形態の撮影装置14で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施の形態の撮影装置14で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記実施の形態の撮影装置14で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上記実施の形態の撮影装置14で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、種々の変形が可能である。
14 撮影装置
20 撮影部
22A 第1取得部
22B 第2取得部
22C 算出部
22D 生成部
22E 変換部
22F 出力部
30 加速度検出部
32 角速度検出部
34 衝撃検出部
特開2016−42629号公報

Claims (7)

  1. 3軸方向の加速度を検出する加速度検出部と、
    3軸方向の角速度を検出する角速度検出部と、
    所定のタイミングごとに前記加速度および前記角速度を取得し、撮影装置の初期位置の算出に用いられた前記加速度と、前記初期位置を算出した前記所定のタイミングから継続的に取得された前記角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記傾斜角に基づいて、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する生成部と、
    前記射影変換パラメータを用いて前記全天球画像を射影変換する変換部と、を備える、
    撮影装置。
  2. 前記撮影装置は、前記全天球画像を生成する画像を撮影する撮影部を含み、
    前記加速度検出部は、前記撮影部による撮影が行われるたびに前記加速度を検出する、
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記角速度検出部は、前記撮影部による撮影が行われるたびに前記角速度を検出する、
    請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記撮影装置に対する一定以上の衝撃を検出する衝撃検出部をさらに備え、
    前記算出部は、前記衝撃検出部により衝撃が検出された場合、最新の前記加速度を用いて前記撮影装置の初期位置を算出し直し、該最新の前記加速度と最新の前記角速度とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する、
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記算出部は、前記初期位置を算出し直したときに用いられた前記加速度と、前記初期位置を算出し直した前記所定のタイミングから継続的に取得された前記角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する、
    請求項4に記載の撮影装置。
  6. 3軸方向の加速度を検出する加速度検出部と、3軸方向の角速度を検出する角速度検出部と、を備えた撮影装置で実行する撮影方法であって、
    所定のタイミングごとに前記加速度および前記角速度を取得し、前記撮影装置の初期位置の算出に用いられた前記加速度と、前記初期位置を算出した前記所定のタイミングから継続的に取得された前記角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された前記傾斜角に基づいて、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する生成ステップと、
    前記射影変換パラメータを用いて前記全天球画像を射影変換する変換ステップと、を含む、
    撮影方法。
  7. 3軸方向の加速度を検出する加速度検出部と、3軸方向の角速度を検出する角速度検出部と、を備えた撮影装置に搭載されたコンピュータに、
    所定のタイミングごとに前記加速度および前記角速度を取得し、前記撮影装置の初期位置の算出に用いられた前記加速度と、前記初期位置を算出した前記所定のタイミングから継続的に取得された前記角速度の累積値とに基づいて、天頂方向に対する前記撮影装置の傾斜角を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された前記傾斜角に基づいて、全天球画像を射影変換するための射影変換パラメータを生成する生成ステップと、
    前記射影変換パラメータを用いて前記全天球画像を射影変換する変換ステップと、を実行させるためのプログラム。
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