JP6725106B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、撮像装置関し、特に、デジタルカメラの画像補正に関する。
特許文献1のように、デジタルカメラにおいて、デジタルカメラの傾きに応じて画像補正をすることによって、水平方向が正しく描写されるようにする技術が知られている。
特開2013−214947号公報
上記先行技術においては、加速度センサで重力方向を検出することでデジタルカメラの姿勢を推定している。しかし、加速度センサは速度変化を伴う並進移動も検出するため、デジタルカメラに並進移動が発生すると姿勢の誤推定を起こす問題がある。この問題に対し本願発明者は、並進移動による姿勢の誤推定を抑制しながら、実際の回転による姿勢変化を精度良く推定することの意義を認識した。
上記課題を解決するための例示的実施形態は、例えば以下のように実現され得る。撮像装置は、光学系と光学系を通して入射する画像を画像データとして出力する撮像素子とを備えた撮像装置であって、該撮像装置に生じる3軸方向の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサと、前記撮像装置に生じる3軸の周りの角速度を検出して角速度信号を出力する角速度センサと、前記加速度センサから出力される加速度信号のうち低周波成分を通過させるローパスフィルタと、前記角速度センサから出力される角速度信号のうち高周波成分を通過させるハイパスフィルタと、を備え、前回の撮像装置の姿勢状態から重力方向を算出し、該重力方向と前記ローパスフィルタを通過した加速度信号から重力方向の誤差を算出し、該重力方向の誤差に基づいて、前記ハイパスフィルタを通過した角速度信号を補正し、現在の撮像装置の姿勢状態を算出する姿勢状態算出手段と、前記姿勢状態算出手段で得た現在の撮像装置の姿勢状態に基づいて、前記撮像素子から得られる画像データを補正して出力する画像制御手段と、を有する
並進移動による姿勢の誤推定を抑制しながら、実際の回転による姿勢変化を精度良く推定できる。
本開示の例示的実施形態による撮像装置の概略図である。 撮像装置を上から見たときの断面図である。 撮像装置のハードウェアの構造を示すブロック図である。 撮像装置の機能ブロック図である。 姿勢算出部及び姿勢補正量算出部の機能ブロック図である。 姿勢算出部及び姿勢補正量算出部の処理を示すフロー図である。 角速度センサが出力するx,y,z軸の周りの角速度と、加速度センサが出力するx,y,z軸方向の加速度と、重力加速度との関係を示す図である。 静止時の加速度センサの出力を示す図である。 並進加速時の加速度センサの出力を示す図である。 並進加速時の加速度センサの出力を示す図である。 並進加速時のLPFの出力を示す図である。 並進加速時の角速度センサの出力を示す図である。 回転時の角速度センサの出力を示す図である。 撮像装置が並進加速している状態での速度V、加速度a、角速度g、及び図4〜6の補正を施さない状態の画像を示す図である。
以下の説明において同じ参照番号は同一の構成要素を示す。
システムの全体構成
図1は、本開示の例示的実施形態による撮像装置100の概略図である。撮像装置100は、例えば、実質的に全天球の撮像を行う、いわゆる全天球カメラである。撮像装置100は、典型的には撮影者が手で持って撮影できる形状及び大きさを有する筐体110を備える。筐体110の平行な2つの主平面のそれぞれの上には、光学系120が設けられる。図1では光学系120は、1つしか見えないが、筐体110の反対側に光学系120に対応するもう一つの光学系が存在する。筐体110には、典型的には銘板130が設けられる。本明細書では銘板130が設けられる面を表(おもて)面という。
図2は、撮像装置100を上から見たときの断面図である。光学系120及び122は、典型的には全天球の実質的に半分であり、互いに実質的に重複しない領域の画像を、それぞれ撮像素子220及び222上で結像させる。すなわち、光学系120及び撮像素子220の組合せ、及び光学系122及び撮像素子222の組合せによって得られる画像の画角は、それぞれ実質的に180°である。例えば、撮像素子220は、筐体110の上から見た角度θが0°〜180°の半球を撮像し、撮像素子222は、筐体110の上から見た角度θが180°〜360°の半球を撮像する。撮像素子220及び222によって撮像された画像を合成すれば全天球の画像が得られる。光学系120及び撮像素子220の組合せ、及び光学系122及び撮像素子222の組合せによって得られる画像の領域は、全天球の半分より、微小量、大きくても小さくてもよい。光学系120及び撮像素子220の組合せ、及び光学系122及び撮像素子222の組合せによって得られる画像の領域を全天球の半分より、微小量、大きくすれば、得られた2つの領域の画像を合成する(つなぎ合わせる、スティッチするともいう)ときに有利であり得る。撮像素子220及び222は、例えばCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサ又はCCD(電荷結合素子)のようなエリア型の蓄積型光電変換素子である。
ハードウェア
図3は、撮像装置100のハードウェアの構造を示すブロック図である。撮像装置100は、CPU(central processing unit)310、ROM(read-only memory)312、RAM(random access memory)314、外部メモリ316、図4を参照して後述する加速度センサ430、角速度センサ440を備え、これらの要素は、バス318を介して動作可能に接続される。
信号処理回路320は、撮像素子220によって出力された画像信号Aを受け取る。信号処理回路320は、受け取られた画像信号Aに必要な画像補正を行い、評価回路330に転送する。評価回路330は、自動露出及び自動ホワイトバランスのうちの少なくとも1つを行うための、画像信号Aについての評価Aを生成し、CPU310に転送する。
信号処理回路322は、撮像素子222によって出力された画像信号Bを受け取る。信号処理回路322は、受け取られた画像信号Bに必要な画像補正を行い、評価回路332に転送する。評価回路332は、自動露出及び自動ホワイトバランスのうちの少なくとも1つを行うための、画像信号Bについての評価Bを生成し、CPU310に転送する。
CPU310は、評価Aに基づいて画像信号Aの画像補正のためのパラメータAを生成し、評価Bに基づいて画像信号Bの画像補正のためのパラメータBを生成する。
信号処理回路320は、パラメータAを受け取り、パラメータAに基づいてレベルを補正する。信号処理回路322は、パラメータBを受け取り、パラメータBに基づいてレベルを補正する。
合成処理回路350は、補正された画像信号A及びBを受け取り、一つの画像に合成し、合成された画像を例えば外部メモリ316に出力する。すなわち画像信号A及びBのレベルは、必要に応じて調整されてから合成処理がなされる。
評価回路330は、画像を評価領域に分割し、その明るさ(自動露出の場合)又は色調(自動ホワイトバランスの場合)を評価する。評価回路は、画像を評価領域に分割し、その明るさ(自動露出の場合)又は色調(自動ホワイトバランスの場合)を評価する。
明るさの評価としては、順光及び逆光がある。例えば領域のうち、画像中央領域の明るさと、画像上部領域の明るさとがほぼ等しいときには、順光であると判断できる。逆に、例えば領域のうち、画像中央領域の明るさに対して、画像上部領域の明るさが大幅に大きいときには、例えば空に対応する領域に太陽があるとみなして、逆光であると判断できる。色調の評価としては、太陽光、白熱電球光、蛍光灯光等のうちどの種類の光であるかに基づいて、撮影モードを変更できる。これらの明るさ又は色調についての評価は、評価回路330及び332が同様に行うことができる。
評価A、B及びパラメータA、Bは、上述の例に限定されず、任意の適切な評価及びパラメータであり得る。
図4は、撮像装置100の機能ブロック図である。図4のイメージセンサ420及びイメージセンサ422は、図2の撮像素子220及び222にそれぞれ対応する。以下の記載で「カメラ」とは、より具体的には全天球カメラを指し、撮像装置100の一例である。画像合成部426は、イメージセンサ420及びイメージセンサ422からの出力を合成することによって、全天球の画像を出力する。画像合成部426は、合成処理回路350によって実現され得る。
撮像装置100は、姿勢算出部450、姿勢補正量算出部460、及び姿勢補正量記録部470を有する。姿勢算出部450、姿勢補正量算出部460、及び姿勢補正量記録部470は、典型的にはCPU310と、ソフトウェアとの組み合わせによって実現され得るが、これには限定されずハードウェアだけで実現してもよい。
角速度センサ430は、x,y,z軸の周りの角速度gx, gy, gz [rad/sec]を出力する。加速度センサ440は、x,y,z軸方向の加速度ax, ay, az [G](1[G]≒9.8[m/s2]
)を出力する。角速度センサ430及び加速度センサ440は、筐体110内に設けられる。
撮像装置100が静止している状態では、加速度センサ440は、重力加速度を各軸方向に分解した成分を出力する。これによって撮像装置100の姿勢を正確に推定することができる。
これに対して撮像装置100が、速度変化がある(すなわち加速度が非ゼロであるか、又は微小ではない)並進移動をしている状態では、加速度センサ440の出力は、重力加速度と並進加速度が合わさったものとなる。その結果、加速度センサ440の出力だけを用いても、正確に撮像装置100の姿勢を推定することができない。
図5は、姿勢算出部450の機能ブロック図である。姿勢算出部450は、ハイパスフィルタ(HPF)530、ローパスフィルタ(LPF)540、重力方向誤差算出部550、加算要素560、姿勢クオータニオン算出部570を有する。姿勢算出部450は、上述の場合においても、角速度センサ430の出力と、加速度センサ440の出力とを併用することによって撮像装置100の姿勢を推定する。
具体的には、加速度センサ440の並進加速度成分を低減するために、加速度センサ440の出力にはLPF540を適用し、加速度センサ440の出力に基づいて大局的な姿勢推定を行う。微小時間における撮像装置100姿勢変化は、角速度センサ430の出力を積算することで推定する。各センサ出力を併用するために、角速度センサ430による姿勢推定の積算誤差を、LPF540を通った加速度センサ440の出力によって補正する。角速度センサ430の出力には、ドリフト成分による積算誤差を低減するために、HPF530を適用する。本明細書及び特許請求の範囲において「低減する」という語は、除去する、すなわちある量をゼロにする場合も含む。
アルゴリズム
図6は、姿勢算出部450の処理600を示すフロー図である。
610において、角速度センサ430の出力gx, gy, gz [rad/sec]にHPF530を適用することで、角速度センサ430のドリフト成分(オフセット成分)を低減する。
620において、加速度センサ440の出力ax, ay, az [G]にLPF540を適用することで、並進移動による並進加速度成分を低減する。
630において、前回のカメラ姿勢を表すクオータニオンから重力方向を算出する。クオータニオンをq=[q0,q1,q2,q3]Tで表すと、重力方向ベクトルv=[vx,vy,vz]Tは、次式で
算出できる。
Figure 0006725106
640において、クオータニオンから算出された重力方向ベクトルvと、加速度センサ
出力のベクトルa=[ax,ay,az]Tの誤差を算出する。誤差ベクトルe=[ex,ey,ez]Tは、ベクトルの外積を用いてe=a×vによって求められる。ここで、誤差ベクトルeの成分は、ベクト
ルa及びvがなす角度成分を表す。
650において、数2によって、誤差成分に基づいて角速度センサ430の出力を補正する。
Figure 0006725106
ここで、Δt [sec]は角速度センサ430のサンプリング周期であり、kは補正係数である。補正係数kは、誤差に対してどの程度補正を行うかを表す。例えば補正係数k=0.001等の値が用いられ得る。
660において、数3によって、時刻tにおけるクオータニオンをq(t)、角速度センサ
のサンプリング周期をΔt [sec]として、時刻(t+Δt)のカメラ姿勢クオータニオンを算出し、得られた姿勢量を姿勢補正量算出部460に出力する。
Figure 0006725106
姿勢補正量算出部460は、算出された姿勢量から、撮像装置100の傾きに基づく画像の傾きを実際に補正する量を算出する。
姿勢補正量記録部470は、例えば撮像装置100に有線又は無線によって結合された外部デバイスに、全天球画像と併せて、姿勢補正量を記録する。これによりユーザは、姿勢補正量が適用された全天球画像をビューワーソフトウェア等で鑑賞することができる。
システムの動作
図7は、角速度センサ430が出力するx,y,z軸の周りの角速度gx, gy, gz [rad/sec]と、加速度センサ440が出力するx,y,z軸方向の加速度ax, ay, az [G]と、重力加速度との関係を示す図である。図8は、静止時の加速度センサ440の出力を示す図である。加速度センサ440の出力は、重力加速度と一致する。
図9は、並進加速時の加速度センサ440の出力を示す図である。加速度センサ440は、x軸方向の加速度axとして並進加速度apを出力し、z軸方向の加速度azとして重力加速度Gを出力する。合成加速度acは、加速度axと加速度azとが合成されたものなので、合成加速度acは、重力加速度Gそのものとは、向き及び大きさにおいて異なる。本明細書において並進加速とは、並進加速度が負である場合も含む。すなわち並進加速という語は、撮像装置が減速する場合も含む。
並進加速時には、カメラの姿勢を加速度センサ440の出力だけによって推定し、画像の水平を補正すると、イメージセンサ420及び422の水平方向が重力加速度の向きと垂直であるにもかかわらず、画像に不必要な回転補正が行われてしまう。このような現象を本明細書では「並進加速時の姿勢の誤推定」又は単に「誤推定」という。図4〜6を用いて上述した装置及び方法は、この誤推定の影響を低減することによって、撮像装置100の姿勢の変化をより良い精度で推定できる。
図10は、並進加速時の加速度センサ440の出力を示す図である。並進移動により加速度成分axが発生するのがわかる。
図11は、並進加速時のLPF540の出力を示す図である。LPF540は、並進移動により発生した加速度成分axの大きさを低減し、加速度成分axLを重力方向誤差算出部
550に出力する。
図12は、並進加速時の角速度センサ430の出力を示す図である。並進移動時は、角速度センサ430の出力は比較的、小さい。図13は、回転時の角速度センサ430の出力を示す図である。回転時は、角速度センサ430の出力は比較的、大きい。よって例えば手ブレに起因する比較的、細かい揺れは、角速度センサ430の出力に基づいて補正を行うことが妥当である。ここで、角速度センサによる傾き補正は、時間経過で誤差が蓄積するため、加速度センサにLPFを適用した出力値を用いて角速度センサの蓄積誤差を補正する。
図14は、撮像装置100が並進加速している状態での速度V、並進加速度成分a、角速度g、図4〜6の補正を施さない状態の画像、及び補正を施した状態の画像を示す図であ
る。このような並進加速は、例えばカメラを水平にパンニングするとき等に起こる。カメラが水平に並進移動する場合は、並進加速度成分aは、例えばx軸方向の加速度aである。
時刻t1〜t2(期間1410)においては、パンニング開始に該当し、撮像装置100は加速するので、並進加速度成分aは、正の値a1を有し、この値a1に基づいて姿勢が推定されると、上述の補正なしでは画像1412のように、本来は水平な線が角度1414だけ斜めになるよう、姿勢が誤推定されてしまう。
時刻t3〜t4(期間1420)においては、パンニング終了に該当し、撮像装置100は減速するので、並進加速度aは、負の値a2を有し、この値a2に基づいて姿勢が推定されると、上述の補正なしでは画像1422のように、本来は水平な線が角度1424だけ斜めになるよう、姿勢が誤推定されてしまう。画像1412の状態では加速度が正なので、水平の線は、例えば反時計回りの向きに角度1414だけ誤推定される。画像1422の状態では加速度が負なので、水平の線は、例えば時計回りの向きに角度1424だけ誤推定される。
補正前の画像1412及び1422には、並進移動による誤推定に加えて、図13に示されるような手ブレによる角速度(例えばy軸の周りの角速度)の変化も反映されている。すなわち、画像1412においては、誤推定された角度1414に加えて、比較的、細かい揺れ1416が写ってしまう。画像1422においては、誤推定された角度1424に加えて、比較的、細かい揺れ1426が写ってしまう。
姿勢算出部450は、図14に示されるように、角速度gの大きさが小さい場合(ゼロを含む)、すなわち角速度gの絶対値が所定値thより小さい場合には、数3で算出される姿勢クオータニオンが加速度センサの出力方向と一致するように次第に変化させていく。ここで所定値thは、ゼロに近い正の数である。補正前の画像1412は、姿勢算出部450によって補正され、画像1462となる。同様に、補正前の画像1422は、姿勢算出部450によって補正され、画像1472となる。上述の動作によって姿勢算出部450は、加速度aと角速度gとに基づいて、撮像装置100の傾きに基づく画像の傾きを補正することができる。
姿勢算出部450は、LPF540を通して加速度を表す信号のうち低域成分(例えば周波数1Hz以下)を受け取り、HPF530を通して角速度を表す信号のうち高域成分(例えば周波数5〜10Hz)を受け取ることによって、加速度に基づいて画像の傾きの低域成分(主に誤推定に起因する)を補正し、角速度に基づいて画像の傾きの高域成分(主に手ブレに起因する)を補正することができる。
例示的な実施形態において、HPF530の遮断周波数は、好ましくは0.1Hzである。これにより主に手ブレに起因する回転による画像の揺れをより効果的に低減できる。
例示的な実施形態において、LPF540の遮断周波数は、好ましくは1Hzである。これにより並進加速時の誤推定をより効果的に低減できる。上記具体的な遮断周波数を採用するのが好ましいが、これらには限定されない。主に図4〜6を参照して説明された装置又は方法は、カメラの並進加速時の誤推定と、手ブレとの両方を効果的に低減できる。すなわち、並進移動による姿勢の誤推定を抑制しながら、実際の回転による姿勢変化を精度良く推定できる。
上述のようにある実施形態によれば、手振れのような短い期間(第一期間)における補正は、角速度に基づき行い、手振れの補正誤差が蓄積されるような長い期間(第二期間)における補正は、加速度に基づき行う。
本発明(またはその任意の部分(群)または機能(群))は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを用いて実現され得て、1つ以上のコンピュータシステムまたは他の処理システムにおいて実現され得る。
上に説明されてきたものには、本発明のさまざまな例が含まれる。本発明を記載する目的では、要素や手順の考えられるあらゆる組み合わせを記載することは当然のことながら不可能であるが、当業者なら本発明の多くのさらなる組み合わせおよび順列が可能であることがわかるだろう。したがって本発明は、特許請求の範囲の精神および範囲に入るそのような改変、変更および変形例を全て含むよう意図される。
450 姿勢算出部
460 姿勢補正量算出部
530 ハイパスフィルタ(HPF)
540 ローパスフィルタ(LPF)
550 重力方向誤差算出部550
560 加算要素
570 姿勢クオータニオン算出部

Claims (3)

  1. 光学系と光学系を通して入射する画像を画像データとして出力する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
    該撮像装置に生じる3軸方向の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサと、
    前記撮像装置に生じる3軸の周りの角速度を検出して角速度信号を出力する角速度センサと、
    前記加速度センサから出力される加速度信号のうち低周波成分を通過させるローパスフィルタと、
    前記角速度センサから出力される角速度信号のうち高周波成分を通過させるハイパスフィルタと、を備え、
    前回の撮像装置の姿勢状態から重力方向を算出し、該重力方向と前記ローパスフィルタを通過した加速度信号から重力方向の誤差を算出し、該重力方向の誤差に基づいて、前記ハイパスフィルタを通過した角速度信号を補正し、現在の撮像装置の姿勢状態を算出する姿勢状態算出手段と、
    前記姿勢状態算出手段で得た現在の撮像装置の姿勢状態に基づいて、前記撮像素子から得られる画像データを補正して出力する画像制御手段と、を有する
    撮像装置。
  2. 前記撮像装置は、全天球の撮像を行うものである、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ローパスフィルタの遮断周波数は1Hzであり、
    前記ハイパスフィルタの遮断周波数は0.1Hzである、
    請求項1又は2に記載の撮像装置。
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