JP2018128964A - 地域情報管理システム - Google Patents

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八木 政彦
Masahiko Yagi
政彦 八木
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【課題】特定の地域に設置される利用者装置で音声により出力させることができる地域情報管理システムを提供する。【解決手段】地域情報管理システムが、複数の利用者の施設3に各別に設置されている利用者装置10と、複数の利用者装置10と情報通信網2を介して接続される地域情報管理装置20とを備え、地域情報管理装置20は、音声情報に関連付けられている住所に設置されている利用者装置10を特定し、その利用者装置10の宛先に音声情報を情報通信網2を介して送信し、利用者装置10は、入力受付部12が受け付けた利用者住所情報を、地域情報管理装置20の宛先に情報通信網2を介して送信し、及び、地域情報管理装置20から情報通信網2を介して受信した音声情報を、音声出力部11によって施設3で音声として出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、特定の地域の住民などに告知したい情報を管理する地域情報管理システムに関する。
従来、特定の地域の住民などに情報の告知を行う手法として、市町村などの自治体の防災無線などがあった。また、特許文献1には、防災無線用の拡声器を多数設置するためには多額の費用が必要になることを考慮して、自動販売機で無線による緊急放送を受信してその緊急放送の内容に応じた告知を行うシステムも提案されている。
このような無線による放送を前提としたシステムであれば、その放送の電波の電力の強さを制限することで、特定の地域に限定した告知を行える。
特開2016−110551号公報
従来からある防災無線の拡声器や特許文献1に記載の自動販売機は屋外に設置されるため、それらで情報を告知しても、屋内の住民には伝わらない又は明確に伝わりにくいという課題がある。また、それらは、無線による放送を前提としたシステムであるため、受信者側にはアンテナなどの受信装置が必要になるという課題がある。
尚、インターネットなどの情報通信網を介した情報伝達の手法であれば、アンテナなどの特別な受信装置がなくてもよい。但し、インターネットなどの情報通信網を介した情報伝達を行う場合、情報通信網における利用者装置の宛先(例えば、IPアドレスなど)から地理的な位置を知ることはできないため、情報送信者側では、伝達対象となる利用者の利用者装置がどの地域に設置されているのかを知ることができない。そのため、インターネットなどの情報通信網を介して利用者装置に情報伝達を行おうとしても、所望の地域に設置されている利用者装置に対して選択的に情報を伝達することは困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、音声情報を、特定の地域に設置される利用者装置で音声により出力させることができる地域情報管理システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る地域情報管理システムの特徴構成は、複数の利用者の施設に各別に設置されている利用者装置と、複数の前記利用者装置と情報通信網を介して接続される地域情報管理装置とを備え、
前記地域情報管理装置は、音声情報を受け付ける音声情報受付部と、前記音声情報受付部が受け付けた前記音声情報が音声として出力されるべき対象地域の住所を示す対象住所情報を受け付ける対象地域受付部と、前記音声情報受付部が受け付けた前記音声情報と前記対象地域受付部が受け付けた前記対象住所情報とを関連付けて記憶し、及び、複数の前記利用者装置毎に、前記情報通信網を介した情報通信を行うときの当該利用者装置の宛先と、当該利用者装置が設置されている施設の所在地住所を示す所在地住所情報とを関連付けて記憶する管理側記憶部とを有し、前記情報通信網を介して前記利用者装置から受信した利用者住所情報を参照して、当該利用者装置が設置されている施設の前記所在地住所情報を決定し、並びに、前記管理側記憶部に記憶されている情報を参照して、前記音声情報に関連付けられている前記対象住所情報が示す住所に設置されている前記利用者装置を特定し、当該利用者装置の宛先に前記音声情報を前記情報通信網を介して送信し、
前記利用者装置は、音声を出力する音声出力部と、利用者から当該利用者装置が設置されている施設の所在地住所を識別可能である前記利用者住所情報の入力を受け付ける入力受付部と、前記情報通信網を介した情報通信を行うときの前記地域情報管理装置の宛先を記憶する利用者側記憶部とを有し、前記入力受付部が受け付けた前記利用者住所情報を、前記地域情報管理装置の宛先に前記情報通信網を介して送信し、及び、前記地域情報管理装置から前記情報通信網を介して受信した前記音声情報を、前記音声出力部によって前記施設で音声として出力する点にある。
上記特徴構成によれば、利用者装置が、利用者から施設の所在地住所を識別可能な利用者住所情報の入力を受け付け、その利用者住所情報を情報通信網を介して地域情報管理装置へ送信する。その結果、地域情報管理装置は、利用者装置が設置されている施設の所在地住所(所在地住所情報)を決定できる。加えて、地域情報管理装置は、その所在地住所情報を参照することで、音声情報を受け付けたとき、その音声情報に関連付けられている住所(対象住所情報)に設置されている利用者装置を特定して、その利用者装置に対して音声情報を送信できる。
そして、音声情報を受信した利用者装置は、自身の所在地住所に関連した音声情報を、音声出力部から音声として出力できる。
従って、音声情報を、特定の地域に設置される利用者装置で音声により出力させることができる地域情報管理システムを提供できる。
本発明に係る地域情報管理システムの別の特徴構成は、音声を電気的な信号に変換して前記音声情報を生成する音声情報生成装置を備え、
前記地域情報管理装置の前記音声情報受付部は前記音声情報生成装置から前記音声情報を受け付ける点にある。
上記特徴構成によれば、マイクなどの音声情報生成装置を用いて、音声を電気的な信号に変換して音声情報を生成し、その音声情報を地域情報管理装置で受け付けて、管理側記憶部に記憶しておくことができる。
本発明に係る地域情報管理システムの更に別の特徴構成は、前記利用者装置の前記入力受付部が受け付ける前記利用者住所情報は郵便番号であり、
前記地域情報管理装置は、前記情報通信網を介して前記利用者装置から受信した前記郵便番号を参照して、当該利用者装置が設置されている施設の前記所在地住所情報を決定する点にある。
利用者住所情報が文字及び数字などの組み合わせで構成される場合、それらの入力を容易に受け付けるためには、入力受付部がキーボードなどの多数のスイッチなどを有している必要がある。
ところが本特徴構成では、利用者住所情報は数字だけで構成される郵便番号であるので、利用者装置は、複数の数字を受け付けるだけでよい。従って、利用者装置は、複雑な構成のスイッチを備えていなくてもよい。
本発明に係る地域情報管理システムの更に別の特徴構成は、前記利用者装置は、利用者の施設に設置されている警報器である点にある。
上記特徴構成によれば、警報器は、警報音などを出力する音声出力部を有しているので、警報器を利用者装置として兼用できる。また、警報器は、利用者に警報を与えることを前提として、警報音が利用者に聞こえるように設置されているので、出力される音声情報も利用者に聞こえることが期待できる。
本発明に係る地域情報管理システムの更に別の特徴構成は、前記警報器に設けられて利用者が押し操作できるスイッチが前記入力受付部として利用される点にある。
上記特徴構成によれば、何らかのスイッチが警報器に設けられていれば、その警報器に設けられているスイッチを入力受付部として利用できるので、警報器を利用者装置として容易に兼用できる。
地域情報管理システムの概略的な構成を示す図である。 地域情報管理システムの具体例を示す図である。 利用者装置としての警報器の具体例を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係る地域情報管理システムについて説明する。
図1は地域情報管理システムの概略的な構成を示す図であり、図2は地域情報管理システムの具体例を示す図であり警報器が利用者装置10として設置される場合を示す。
地域情報管理システムは、複数の利用者の施設3(3X〜3Z)に各別に設置されている利用者装置10(10X〜10Z)と、複数の利用者装置10と情報通信網2を介して接続される地域情報管理装置20とを備える。この地域情報管理システムは、地域毎に関連付けられた情報を管理するためのシステムであり、例えば、従来からある防災無線システムに代わるようなシステムである。本実施形態では、複数の地域に点在している各施設3の利用者(各家屋の住人など)に防災に関する情報などを知らせるために利用している。図1及び図2には、地域Aには利用者装置10Xが設置され、地域Bには利用者装置10Y,10Zが設置されている例を示す。
〔地域情報管理装置20〕
地域情報管理装置20は、音声情報受付部21と、対象地域受付部22と、管理側記憶部23とを有する。加えて、本実施形態では、地域情報管理装置20は、管理側制御部24を有する。例えば、地域情報管理装置20は、情報の記憶機能及び演算処理機能及び通信機能及び表示機能などを備え、インターネットなどの情報通信網2に接続される単数又は複数台のコンピュータを用いて実現できる。
音声情報受付部21は、音声情報を受け付ける。音声情報は、音声を電気信号に変換して得られるデータである。本実施形態では、音声情報は、地域情報管理装置20とは別の音声情報生成装置1で生成され、地域情報管理装置20に伝達される。そして、地域情報管理装置20の管理側制御部24は、音声情報受付部21が受け付けた音声情報を管理側記憶部23に記憶させる。音声情報生成装置1は、音声を電気的な信号に変換して音声情報を生成するマイクなどである。例えば、市町村の自治体などで防災無線放送を行うとき、その放送の録音をマイク(音声情報生成装置1)を用いて行うことができる。そして、地域情報管理装置20の音声情報受付部21はこの音声情報生成装置1から音声情報を受け付ける。
対象地域受付部22は、音声情報受付部21が受け付けた音声情報が音声として出力されるべき対象地域の住所を示す対象住所情報を受け付ける。図2に例示するように、地域情報管理装置20の管理側記憶部23には音声ファイル(音声情報)が記憶されており、地域情報管理装置20の操作者は、表示画面上に音声ファイルのリストを表示させることができる。そして、操作者は、マウスやキーボートなどの入力機器を用いて特定の音声ファイルを選択し、その音声ファイルが音声として出力されるべき対象地域の住所を示す情報を入力できる。例えば、対象住所情報は、住所を直接的に特定できる「○○市△△」などの情報や、住所を間接的に特定できる郵便番号などの情報である。このようにして、対象地域受付部22が、音声情報受付部21が受け付けた音声情報が音声として出力されるべき対象地域の住所を示す対象住所情報を受け付けることができる。そして、管理側記憶部23は、音声情報受付部21が受け付けた音声情報と対象地域受付部22が受け付けた対象住所情報とを関連付けて記憶する。
図2に示す例では、「音声ファイル1」に対して地域A及び地域Bという対象地域の住所が関連付けられ、「音声ファイル2」に対して地域Aという対象地域の住所が関連付けられている。つまり、「音声ファイル1」は地域A及び地域Bで設置されている利用者装置10X,10Y,10Zで音声として出力されるべき情報であり、「音声ファイル2」は地域Aで設置されている利用者装置10Xで音声として出力されるべき情報である。
加えて、図2に例示するように、管理側記憶部23は、複数の利用者装置10毎に、情報通信網2を介した情報通信を行うときの利用者装置10の宛先(例えば、IPアドレスなど)と、その利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を示す所在地住所情報とを関連付けて記憶する。例えば、所在地住所情報は、住所を直接的に特定できる「○○市△△」などの情報や、住所を間接的に特定できる郵便番号などの情報である。管理側記憶部23がこのような情報を記憶していることで、管理側制御部24は、管理側記憶部23に記憶されている情報を参照して、音声情報に関連付けられている対象住所情報が示す住所に設置されている利用者装置10を特定し、その利用者装置10の宛先に音声情報を情報通信網2を介して送信できる。
後述するように、地域情報管理装置は、情報通信網2を介して利用者装置10から受信した利用者住所情報(郵便番号など)を参照して、その利用者装置10が設置されている施設の所在地住所情報を決定できる。
図2に示す例では、「利用者装置10X」に対して「宛先X」及び所在地住所情報としての「地域A」が関連付けられ、「利用者装置10Y」に対して「宛先Y」及び所在地住所情報としての「地域B」が関連付けられ、「利用者装置10Z」に対して「宛先Z」及び所在地住所情報としての「地域B」が関連付けられている。
〔利用者装置10〕
利用者装置10は、音声出力部11と、入力受付部12と、利用者側記憶部13とを有する。加えて、本実施形態では、利用者装置10は、利用者側制御部14とを有する。例えば、図2に示すように、利用者装置10は、家屋や会社などの施設3に設置され、音声の出力機能、情報の記憶機能及び演算処理機能及び通信機能などを備え、インターネットなどの情報通信網2に接続される警報器を用いて実現できる。警報器としては、ガス漏れを検知して警報を発するガス漏れ警報器や、火災を検知して警報を発する火災警報器などの様々なタイプの機器を利用できる。
音声出力部11は、音声を出力するスピーカなどである。利用者装置10としての警報器の場合、音声情報としての様々な警報音及び警報メッセージが利用者側記憶部13に予め記憶されている。そして、利用者側制御部14は、例えばガス漏れが発生したと判定すると、利用者側記憶部13に記憶されている特定の音声情報(例えば「ガスが漏れていませんか」など)を読み出して、音声出力部11から音声として出力させる。また、利用者側制御部14は、ガス漏れが発生したことを示す警報情報を情報通信網2を介して、警備会社やガス事業者などに伝達することもできる。
入力受付部12は、利用者による操作入力を受け付けることができるスイッチを用いて実現される。利用者装置10としての警報器の場合、その警報器に設けられて利用者が押し操作できるスイッチ、例えば、警報器の音声出力部11から出力される警報音を停止させるために利用者が押し操作する警報停止スイッチを入力受付部12として利用できる。
後述するように、本実施形態では、入力受付部12は、利用者から利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を識別可能である利用者住所情報の入力を受け付ける。例えば、利用者住所情報は、所在地住所を特定できる郵便番号などの情報である。
利用者側記憶部13は、情報通信網2を介した情報通信を行うときの地域情報管理装置20の宛先(例えば、IPアドレスなど)も記憶している。
そして、利用者側制御部14は、入力受付部12が受け付けた利用者住所情報を、地域情報管理装置20の宛先に情報通信網2を介して送信し、及び、地域情報管理装置20から情報通信網2を介して受信した音声情報を、音声出力部11によって施設3で音声として出力する。
次に、利用者から、利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を識別可能である利用者住所情報の入力を受け付ける手法について説明する。本実施形態では、利用者装置10の入力受付部12が受け付ける利用者住所情報は郵便番号である。そして、地域情報管理装置20は、情報通信網2を介して利用者装置10から受信した郵便番号を参照して、その利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を示す所在地住所情報を決定する。
例えば、地域情報管理装置20が記憶している所在地住所情報が、住所を直接的に特定できる「○○市△△」などの情報である場合、地域情報管理装置20は、利用者装置10から受信した利用者住所情報としての郵便番号を、自身の管理側記憶部23に記憶している郵便番号情報(郵便番号と住所との対比表など)と照らし合わせて、各利用者装置10の所在地住所情報としての住所(「○○市△△」)を決定する。この場合、地域情報管理装置20が記憶している対象住所情報も、住所を直接的に特定できる「○○市△△」などの情報であることが好ましい。
或いは、地域情報管理装置20が記憶している所在地住所情報が、住所を間接的に特定できる郵便番号などの情報である場合、地域情報管理装置20は、利用者装置10から受信した利用者住所情報としての郵便番号を、そのまま各利用者装置10の所在地住所情報として決定する。この場合、地域情報管理装置20が記憶している対象住所情報も、住所を間接的に特定できる郵便番号などの情報であることが好ましい。
図3は、利用者装置10としての警報器の具体例を示す図である。警報器10は、筐体31の表面又は内部に各種の部品を備えている。具体的には、警報器10は、筐体31の内部に、警報器10の動作を制御するための警報制御部(利用者側制御部)14、CO及びガス(都市ガス)を検知するためのガス検知センサ、火災を検知するための火災検知センサ、警報器10で取り扱われる情報を記憶するメモリ(利用者側記憶部)13、外部の機器との間でインターネットなどの情報通信網2を介して通信するための通信ユニット、音声を出力するためのスピーカ(音声出力部)11などを備える。また、警報器10は、筐体31の表面に、電力供給が正常に行われている場合やCOが検知された場合及びガス(都市ガス)が検知された場合及び火災が検知された場合に点灯する表示ランプ33,34、スピーカ11から出力される警報音を停止させるために利用者が押し操作する警報停止スイッチ(入力受付部)12を備える。
〔警報器10による郵便番号の受け付け〕
以下に、利用者装置10としての警報器において、利用者から利用者住所情報としての郵便番号を受け付けるときの手順について説明する。尚、以下の例では、警報器を本発明の利用者装置10として説明し、スピーカを本発明の音声出力部11として説明し、警報停止スイッチを本発明の入力受付部12として説明し、メモリを本発明の利用者側記憶部13として説明し、警報制御部を本発明の利用者側制御部14として説明する。
先ず、警報制御部14は、警報を出力していない状態で警報停止スイッチ12が特殊操作(例えば、1秒以内にトリプルクリック)されると、郵便番号登録モードに移行し、スピーカ11から音声で「郵便番号登録モードです」と出力する。
次に、警報制御部14は、郵便番号の先頭から一桁目の数字を受け付ける。このとき、警報制御部14は、スピーカ11から音声で「郵便番号登録モードです」と出力すると共に、「郵便番号の先頭から一桁目の数字を入力してください」などの音声をスピーカ11から出力する。そして、警報制御部14は、利用者によって警報停止スイッチ12が押下される(通常押し操作)とスピーカ11から音声で「1」と通知し、再度押下されるとスピーカ11から「2」と通知するというように、警報停止スイッチ12が押下される度に数値をカウントアップする。そして、警報制御部14は、利用者が警報停止スイッチ12を設定時間以上連続して長押しすると郵便番号の先頭から一桁目の数字入力が終了したと判定すると共に、「ピピッ」等の音声をスピーカ11から出力する。そして、警報制御部14は、郵便番号の先頭から一桁目の数字をメモリ13に記憶する。
次に、警報制御部14は、郵便番号の先頭から二桁目の数字を受け付ける。このとき、警報制御部14は、「郵便番号の先頭から二桁目の数字を入力してください」などの音声をスピーカ11から出力する。この場合も、警報制御部14は、利用者によって警報停止スイッチ12が押下される度に数値をカウントアップする。そして、警報制御部14は、利用者が警報停止スイッチ12を設定時間以上連続して長押しすると郵便番号の先頭から二桁目の数字入力が終了したと判定すると共に、「ピピッ」等の音声をスピーカ11から出力する。そして、警報制御部14は、郵便番号の先頭から二桁目の数字をメモリ13に記憶する。
以上のような手順で、警報制御部14は、郵便番号の七桁全ての数字の入力を受け付けてメモリ13に記憶する。その後、警報制御部14は、「受け付けた郵便番号は△△△△△△△です」などのように、受け付けた七桁の数字(郵便番号)をスピーカ11から音声で出力し、郵便番号登録モードを終了する。このように、本実施形態では、警報器10は、一つの警報停止スイッチ12に対する利用者の複数種類の操作入力(上述したトリプルクリック、通常押し操作、長押し操作など)を判別して受け付けることで、複数桁の数字の受け付けを行っている。
そして、警報制御部14は、メモリ13に記憶されている、情報通信網2を介した情報通信を行うときの自身の警報器10の宛先(例えば、IPアドレスなど)を、利用者から受け付けた郵便番号と併せて、情報通信網2を介して地域情報管理装置20に送信する。そして、地域情報管理装置20の管理側制御部24は、その郵便番号を参照して、利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を示す所在地住所情報を決定し、図2に示したように、管理側記憶部23に、複数の利用者装置(警報器)10毎に、情報通信網2を介した情報通信を行うときの当該利用者装置10の宛先と、その利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を示す所在地住所情報とを関連付けて記憶する。
市町村の自治体などで防災無線放送が行われ、その放送内容が録音された音声情報が地域情報管理装置20で受け付けられたとき、管理側制御部24は、管理側記憶部23に記憶されている情報を参照して、音声情報に関連付けられている対象住所情報が示す住所に設置されている利用者装置(警報器)10を特定し、その利用者装置(警報器)10の宛先に音声情報を情報通信網2を介して送信できる。例えば、地域Aという住所を対象とする防災無線放送を録音した「音声ファイル2」であれば、地域情報管理装置20は、地域Aに設置されている利用者装置10Xのみにその「音声ファイル2」を送信し、利用者装置10Xで音声として出力させる。
以上のように、利用者装置10が、利用者から施設3の所在地住所を識別可能な利用者住所情報の入力を受け付け、その利用者住所情報を情報通信網2を介して地域情報管理装置20へ送信することで、地域情報管理装置20は、利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所(所在地住所情報)を決定できる。加えて、地域情報管理装置20は、その所在地住所情報を参照することで、音声情報を受け付けたとき、その音声情報に関連付けられている住所(対象住所情報)に設置されている利用者装置10を特定して、その利用者装置に対して音声情報を送信できる。そして、音声情報を受信した利用者装置10は、自身の所在地住所に関連した音声情報を、音声出力部11から音声として出力できる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明の地域情報管理システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、利用者装置10が、家屋や会社などの施設3に設置されている警報器である場合について説明したが、他の機器を利用者装置10として用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の地域情報管理システムを、防災無線システムに代わるものとして利用する例を説明したが、本発明の地域情報管理システムを他の用途に使用することもできる。
更に、上記実施形態の図1及び図2では、地域情報管理システムがマイクなどの音声情報生成装置1を含む例を示したが、地域情報管理システムが音声情報生成装置1を含まないシステムであってもよい。この場合、地域情報管理装置20は、任意の装置から音声情報を入手すればよい。
また更に、上記実施形態では、入力受付部12が、警報器の警報音を停止させるために利用者が押し操作する警報停止スイッチを用いて実現される場合について説明したが、利用者が押し操作できるスイッチであれば他のスイッチによって入力受付部12を実現することもできる。
<2>
上記実施形態では、利用者が利用者装置10としての警報器に利用者住所情報(複数桁の数字)を入力する手順例として、利用者が警報停止スイッチ(入力受付部)12に対してトリプルクリック、通常押し操作、長押し操作などを行う例を説明したが、警報停止スイッチ(入力受付部)12に対してどのような操作を行うことで利用者住所情報を入力するのかは適宜変更可能である。
<3>
上記実施形態では、情報通信網2を介して情報通信を行うときの利用者装置10及び地域情報管理装置20の宛先としてIPアドレスを例示したが、MACアドレスなどの情報を宛先として利用してもよい。
<4>
上記実施形態では、郵便番号を、利用者装置10が設置されている施設3の所在地住所を識別可能な利用者住所情報として用いる場合の例を説明したが、利用者住所情報は別の情報であってもよい。例えば、電話番号の市外局番及び市内局番の組み合わせを、施設3の利用者住所情報としてもよい。他にも、ガス、電気、水道などの事業者によって利用者毎に割り当てられた番号(ご使用番号、お客様番号など)を、施設3の利用者住所情報としてもよい。
<5>
上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、音声情報を、特定の地域に設置される利用者装置で音声により出力させることができる地域情報管理システムに利用できる。
1 音声情報生成装置
2 情報通信網
3 施設
10 利用者装置(警報器)
11 音声出力部(スピーカ)
12 入力受付部(警報停止スイッチ)
13 利用者側記憶部(メモリ)
20 地域情報管理装置
21 音声情報受付部
22 対象地域受付部
23 管理側記憶部

Claims (5)

  1. 複数の利用者の施設に各別に設置されている利用者装置と、複数の前記利用者装置と情報通信網を介して接続される地域情報管理装置とを備え、
    前記地域情報管理装置は、音声情報を受け付ける音声情報受付部と、前記音声情報受付部が受け付けた前記音声情報が音声として出力されるべき対象地域の住所を示す対象住所情報を受け付ける対象地域受付部と、前記音声情報受付部が受け付けた前記音声情報と前記対象地域受付部が受け付けた前記対象住所情報とを関連付けて記憶し、及び、複数の前記利用者装置毎に、前記情報通信網を介した情報通信を行うときの当該利用者装置の宛先と、当該利用者装置が設置されている施設の所在地住所を示す所在地住所情報とを関連付けて記憶する管理側記憶部とを有し、前記情報通信網を介して前記利用者装置から受信した利用者住所情報を参照して、当該利用者装置が設置されている施設の前記所在地住所情報を決定し、並びに、前記管理側記憶部に記憶されている情報を参照して、前記音声情報に関連付けられている前記対象住所情報が示す住所に設置されている前記利用者装置を特定し、当該利用者装置の宛先に前記音声情報を前記情報通信網を介して送信し、
    前記利用者装置は、音声を出力する音声出力部と、利用者から当該利用者装置が設置されている施設の所在地住所を識別可能である前記利用者住所情報の入力を受け付ける入力受付部と、前記情報通信網を介した情報通信を行うときの前記地域情報管理装置の宛先を記憶する利用者側記憶部とを有し、前記入力受付部が受け付けた前記利用者住所情報を、前記地域情報管理装置の宛先に前記情報通信網を介して送信し、及び、前記地域情報管理装置から前記情報通信網を介して受信した前記音声情報を、前記音声出力部によって前記施設で音声として出力する地域情報管理システム。
  2. 音声を電気的な信号に変換して前記音声情報を生成する音声情報生成装置を備え、
    前記地域情報管理装置の前記音声情報受付部は前記音声情報生成装置から前記音声情報を受け付ける請求項1に記載の地域情報管理システム。
  3. 前記利用者装置の前記入力受付部が受け付ける前記利用者住所情報は郵便番号であり、
    前記地域情報管理装置は、前記情報通信網を介して前記利用者装置から受信した前記郵便番号を参照して、当該利用者装置が設置されている施設の前記所在地住所情報を決定する請求項1又は2に記載の地域情報管理システム。
  4. 前記利用者装置は、利用者の施設に設置されている警報器である請求項1〜3の何れか一項に記載の地域情報管理システム。
  5. 前記警報器に設けられて利用者が押し操作できるスイッチが前記入力受付部として利用される請求項4に記載の地域情報管理システム。
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