JP2018125990A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石にスリーブを設けたモータ構造において、永久磁石の破損の問題を抑制する。【解決手段】電動モータ100のロータ140は、ロータシャフト150と、前記ロータシャフトの外周側に設けられた永久磁石162と、前記永久磁石の内周に設けられた内周側スリーブ164と、前記永久磁石の外周に設けられた外周側スリーブ166と、を備える。前記内周側スリーブは、前記永久磁石が取り付けられる取付面165を有し、前記ロータの中心軸Cに垂直な断面における前記取付面の形状が、前記中心軸を中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、永久磁石を用いた電動モータに関する。
特許文献1では、円筒形の磁石ハウジングと円筒形の保持スリーブとの間に永久磁石を保持した状態で、ロータシャフトの周囲に永久磁石を配置した電動モータが開示されている。この電動モータでは、ロータシャフトを磁石ハウジングに嵌め込む際の嵌め代(「締め代」とも呼ぶ)によって、保持スリーブから永久磁石に対して先行荷重が印加される。この先行荷重は、ロータの回転時の遠心力に対して永久磁石を保持する働きを有する。なお、永久磁石の内周側に設けられる磁石ハウジングを「内周側スリ−ブ」とも呼び、永久磁石の外周側に設けられる保持スリーブを「外周側スリーブ」とも呼ぶ。
特開2015−119628号公報
高速で回転する電動モータの場合に、遠心力による永久磁石の破損を防止するために、ロータシャフトと内周側スリーブの締め代を大きくしたいという要望がある。しかしながら、従来は、内周側スリーブの外周面と永久磁石の内周面がいずれも円筒形状に形成されていたので、締め代を大きくすると、嵌め込み後に内周側スリーブの外周面と永久磁石の内周面の形状に不整合が生じてしまい、永久磁石に大きな曲げ応力が発生して破損してしまうという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、ステータ(120)とロータ(140,140A)とを備えた電動モータ(100)が提供される。この電動モータにおいて、前記ロータは、ロータシャフト(150)と、前記ロータシャフトの外周側に設けられたN個(Nは4以上の偶数)の永久磁石(162,162A)と、前記N個の永久磁石の内周に設けられた内周側スリーブ(164,164A)と、前記N個の永久磁石の外周に設けられた外周側スリーブ(166)と、を備える。前記内周側スリーブは、前記N個の永久磁石が取り付けられるN個の取付面(165,165A)を有し、前記ロータシャフトの中心軸(C)に垂直な断面における各取付面の形状が、前記中心軸を中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されている。
この形態の電動モータによれば、ロータシャフトの中心軸に垂直な断面における各取付面の形状が、ロータシャフトの中心軸を中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されているので、ロータシャフトと内周側スリーブの締め代を大きくした場合にも、永久磁石に生じる曲げ応力を緩和することができ、永久磁石の破損を抑制できる。換言すれば、永久磁石の破損を抑制しつつ、ロータシャフトと内周側スリーブの締め代を大きくすることが可能である。
第1実施形態としての電動モータの構成を示す説明図。 第1実施形態のロータの斜視図。 第1実施形態のロータの断面図。 磁石アッセンブリとロータシャフトの組み立て前の状態を示す説明図。 磁石アッセンブリとロータシャフトを組み立てる様子を示す説明図。 組立後のロータシャフトと磁石アッセンブリに働く力を示す説明図。 円筒状の内周側スリーブを用いた比較例を示す説明図。 第2実施形態のロータの断面図。
A.第1実施形態:
図1に示すように、第1実施形態の電動モータ100は、モータケース110と、ステータ120と、ロータ140と、軸受け170とを備える。ステータ120は、モータケース110内に収容されており、複数の電磁コイル124と、図示しないステータコアとを有する。ロータ140は、ステータ120の内側にギャップを介して配置されており、モータケース110の両端に設けられた軸受け170によって支持されている。
図2に示すように、ロータ140は、ロータシャフト150と、ロータシャフト150の外周に設けられた磁石アッセンブリ160とを有する。磁石アッセンブリ160は、複数の永久磁石162と、永久磁石162の内周に設けられた内周側スリーブ164と、永久磁石162の外周に設けられた外周側スリーブ166とを有する。ロータシャフト150は、その中心にある円柱部154と、円柱部154の外側に設けられた磁石設置部152とを有する。本実施形態では、磁石設置部152は、六角柱形状を有している。但し、磁石設置部152の形状としては、これ以外の種々の形状を採用可能である。
永久磁石162の個数N(すなわち、電動モータ100の極数)は、4以上の偶数とすることが好ましい。本実施形態では、N=6である。なお、個々の永久磁石162は、通常はロータシャフト150の中心軸Cから外側に向かう方向(放射方向)に沿って磁化されており、また、隣接する永久磁石162の磁化方向は互いに逆向きである。なお、永久磁石162の個数と極数は必ずしも一致しない。例えば、6個の永久磁石162を用いた場合に、隣接する3個の永久磁石162をN極とし、他の3個の永久磁石162をS極とすれば、電動モータ100の極数は2となる。
内周側スリーブ164と外周側スリーブ166は、N個の永久磁石162を内周側及び外周側から保持する機能を有する。内周側スリーブ164は、例えば鉄系金属部材などの磁性材で形成されることが好ましい。一方、外周側スリーブ166は、例えば繊維強化樹脂材料で形成されることが好ましい。繊維強化樹脂材料としては、例えば炭素繊維強化樹脂材料(CFRP)を使用することが可能である。但し、スリーブ164,166の材料としては、これら以外の任意の材料を利用可能である。外周側スリーブ166は、ロータシャフト150が高速に回転する際に、永久磁石162が破損することを防止する保護部材として機能する。外周側スリーブ166は、また、仮に永久磁石162が破損した場合にその破片が飛散することを防止する機能も有する。
図3は、ロータシャフト150の中心軸Cに垂直な断面におけるロータ140の構造を示している。この断面において、ロータシャフト150の外面150o(すなわち、磁石設置部152の外面)は、正六角形形状を有している。また、内周側スリーブ164の内面164iは、ロータシャフト150の外面150oに接しており、正六角形形状を有している。この例から理解できるように、ロータシャフト150の外面150oの形状は、永久磁石162の数Nに応じて、正N角形とすることができる。内周側スリーブ164の外面164oも、正N角形形状を有している。なお、図3の例では、内周側スリーブ164の厚みは一様である。内周側スリーブ164の外面164oには、N個の永久磁石162が取り付けられている。内周側スリーブ164の外面164oのうち、個々の永久磁石162が取り付けられる部分を取付面165と呼ぶ。取付面165は、永久磁石162の個数N(ここでは、N=6)と同じ個数存在する。なお、本実施形態において、個々の取付面165は単一の平面である。
永久磁石162の内面162iは、内周側スリーブ164の取付面165と接している。従って、この例では、永久磁石162の内面162iは単一の平面である。永久磁石162は、例えば接着剤を用いて内周側スリーブ164の取付面165に固定される。永久磁石162の外面162oは、ロータシャフト150の中心軸Cを中心とした円弧形状を有している。従って、N個の永久磁石162の全体の外周形状は、円形となる。
なお、第1実施形態では、ロータシャフト150の外面150o(磁石設置部152の外面)は、平面で構成されている。同様に、内周側スリーブ164の内面164iと外面164oもそれぞれ平面で構成されており、永久磁石162の内面162iも平面で構成されている。
図4は、磁石アッセンブリ160とロータシャフト150とを組み立てる前の状態を示している。室温では、ロータシャフト150の外寸法D150は、内周側スリーブ164の内寸法D164よりも大きい。なお、本実施形態では、ロータシャフト150の外面150oは正六角形なので、その外寸法D150は、正六角形の対向する辺同士の距離に相当する。内周側スリーブ164の内寸法D164も同様である。
磁石アッセンブリ160は、内周側スリーブ164の外周にあるN個の取付面165にそれぞれ永久磁石162を取付けて固定し、それらを外周側スリーブ166の中に嵌め込むことによって組み立てられる。この組立には、焼き嵌めや、冷し嵌め、圧入などの組立方法が利用される。なお、典型的な繊維強化樹脂材料は熱膨張係数が小さいので、外周側スリーブ166を繊維強化樹脂材料で形成した場合には、冷し嵌めを利用することが好ましい。冷し嵌めを行う場合には、永久磁石162が取り付けられた内周側スリーブ164を冷却してその外寸法を小さくした状態で、外周側スリーブ166の内部に挿入する。
図5に示すように、ロータシャフト150は、磁石アッセンブリ160の内部に嵌め込まれる。このときのロータシャフト150と内周側スリーブ164の締め代は、室温における両者の寸法D150,D164(図4)の差の半分であり、(D150−D164)/2で与えられる。ロータシャフト150と磁石アッセンブリ160の組立には、焼き嵌めや、冷し嵌め、圧入等の組立方法が利用される。なお、前述したように、典型的な繊維強化樹脂材料は熱膨張係数が小さいので、外周側スリーブ166を繊維強化樹脂材料で形成した場合には、冷し嵌めを利用することが好ましい。冷し嵌めでは、ロータシャフト150を冷却してその外寸法D150を小さくした状態で、内周側スリーブ164の内部に挿入する。ロータシャフト150を内周側スリーブ164(すなわち、磁石アッセンブリ160)に挿入した後は、ロータシャフト150が室温になると、ロータシャフト150が熱膨張してその外寸法D150が内周側スリーブ164の内寸法D164よりも大きくなる。この結果、ロータシャフト150と磁石アッセンブリ160との間に、締め代に応じた応力が発生する。
図6は、組立後のロータシャフト150と磁石アッセンブリ160との間に働く力を示している。磁石アッセンブリ160は、ロータシャフト150によって外側に押し広げられた状態となる。ロータシャフト150と内周側スリーブ164の間には、締め代の大きさに応じた応力F1が発生する。この応力F1の一部は、内周側スリーブ164から永久磁石162に向けた外側向きの応力F2となる。また、外周側スリーブ166から永久磁石162に対しては、内側向きの応力F3が発生する。この結果、永久磁石162は、これらの応力F2,F3によって挟持される。本実施形態では、内周側スリーブ164の取付面165が平面になっているので、締め代により発生する応力F2,F3によって、永久磁石162に大きな曲げ応力が掛かることが無い。従って、ロータシャフト150と内周側スリーブ164の締め代を大きくした場合にも、永久磁石162に生じる曲げ応力を緩和することができ、永久磁石162の破損を抑制できる。
図7には、円筒状の内周側スリーブ164cを用いた比較例を示している。この比較例において、磁石アッセンブリ160cは、円筒状の内周側スリーブ164cと、円筒状の外周側スリーブ166cとの間に、複数の永久磁石162cを挟持した構造を有する。この磁石アッセンブリ160cの中に、円柱状のロータシャフト150cを嵌め込むと、磁石アッセンブリ160cは、ロータシャフト150cによって外側に押し広げられる。このとき、内周側スリーブ164cの外面と永久磁石162cの内面は何れも円筒形状を有しているので、磁石アッセンブリ160cが押し広げられると、内周側スリーブ164cの外面と永久磁石162cの内面との間に不整合が生じる。この結果、個々の永久磁石162cは、その両端点EP1,EP2において、内周側スリーブ164cと接した状態となる。一方、永久磁石162cの外周の中央には、外周側スリーブ166cから内側に応力FTが働くので、この応力FTによって永久磁石162の端点EP1,EP2の間に大きな曲げ応力が発生する。従って、ロータシャフト150cと内周側スリーブ164cの締め代を大きくした場合には、永久磁石162cに生じる曲げ応力が過大となって、永久磁石162が破損してしまう可能性がある。
一方、図6で説明したように、第1実施形態では、内周側スリーブ164の取付面165が平面になっているので、ロータシャフト150と内周側スリーブ164の締め代を大きくした場合にも、永久磁石162に生じる曲げ応力を緩和することができ、永久磁石162の破損を抑制できる。換言すれば、永久磁石162の破損を抑制しつつ、ロータシャフト150と内周側スリーブ164の締め代を大きくすることが可能である。このような効果を得るためには、内周側スリーブ164の取付面165が平面になっている必要は無いが、ロータシャフト150の中心軸Cに垂直な断面における内周側スリーブ164の各取付面165の形状が、中心軸Cを中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されていることが好ましい。特に、第1実施形態では、内周側スリーブ164の取付面165が平面を含むように形成されているので、このような破損抑制効果を高めることができる。
なお、永久磁石162の破損抑制効果を更に高めるためには、更に、ロータシャフト150の中心軸Cに垂直な断面における内周側スリーブ164の内面164iの形状とロータシャフト150の外面150oの形状も、中心軸Cを中心とする円弧と異なる形状を有するように形成されていることが好ましい。特に、第1実施形態では、内周側スリーブ164の内面164iとロータシャフト150の外面150oがそれぞれ平面を含むように形成されているので、内周側スリーブ164の取付面165の平面度を上げることができ、上述した破損抑制効果を一層高めることが可能である。
B.第2実施形態:
図8に示すように、第2実施形態の電動モータは、ロータ140Aの内周側スリーブ166A及び永久磁石162Aの構造が第1実施形態と異なり、他の構造は第1実施形態と同じである。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態の内周側スリーブ164Aは、ロータシャフト150の中心軸Cに垂直な断面において、永久磁石162Aが取り付けられる取付面165Aが、一つの平面でなく、ゼロで無い角度を成す2つの平面で形成された形状(山型形状)を有する。図8の例では、内周側スリーブ164Aの外面164Aoの形状は、2N角形(N=6)である。また、内周側スリーブ164Aの内面164Aiの形状は、第1実施形態と同様に、正N角形(N=6)である。永久磁石162Aの内面162Aiは、取付面165Aに整合する谷状の形状を有している。なお、永久磁石162Aの外面162Aoは、第1実施形態と同様に、中心軸Cを中心とする円弧状の形状を有する。
このような内周側スリーブ164Aの取付面165Aの形状は、中心軸Cを中心とする円弧と異なる形状の一種である。また、この取付面165Aは、平面を含む点でも第1実施形態の取付面165と共通する。このような取付面165Aを有する内周側スリーブ164Aを用いることによっても、第1実施形態と同様に、永久磁石162に生じる曲げ応力を緩和することができ、永久磁石162の破損を抑制できる。但し、第1実施形態のように、取付面165の全体が1つの平面で構成されている方が、永久磁石162に生じる曲げ応力をより緩和することができる点で好ましい。
なお、第2実施形態の取付面165Aは、ロータシャフト150の中心軸Cを中心とする円弧よりも平坦な形状の一種である。ここで、「ロータシャフト150の中心軸Cを中心とする円弧よりも平坦な形状」か否かは、以下のように判定することができる。まず、取付面165Aの中心点P165と、ロータシャフト150の中心軸Cを結ぶ線分CLを想定し、また、取付面165Aの中心点P165を通り線分CLに垂直な直線TL165を想定する。そして、取付面165A上の各点と直線TL165との間の距離(線分CLの方向に測った距離)の絶対値の平均値(以下、「平均距離」と呼ぶ)を計算する。一方、ロータシャフト150の中心軸Cを中心とし、取付面165Aの中心点P165を通る円弧を想定し、この円弧上の各点と直線TL165との間の平均距離を同様に計算する。この際、円弧の角度は、中心軸Cから1つの取付面165Aを見込む角度(図8の例では60度)と同一とする。なお、「取付面165A上の各点」とは、図8において、取付面165Aの線上に設定される複数の点のそれぞれを意味する。これらの複数の点の位置は、任意に設定可能であるが一定間隔で設定することが好ましい。「(中心点P165を通る)円弧上の各点」も同様である。このように計算された2つの平均距離のうち、取付面165Aに関して得られた平均距離の方が小さい場合には、取付面165Aが、ロータシャフト150の中心軸Cを中心とする円弧よりも平坦な形状を有するものと判定できる。
以上のように、第2実施形態においても、ロータシャフト150の中心軸Cに垂直な断面における内周側スリーブ164Aの各取付面165Aの形状が、中心軸Cを中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されているので、永久磁石162Aに生じる曲げ応力を緩和することができ、永久磁石162Aの破損を抑制できる。
なお、図8の断面において、取付面165Aは、その中心点P165を中心として左右対称の形状を有する。この点は、第1実施形態の取付面165も同様である。このように、取付面は、その中心点を中心として左右対称(すなわち、線分CLに対して鏡面対称)の形状を有することが好ましい。
C.変形例
本発明は上述した実施形態やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態では、内周側スリーブの取付面165,165Aは、平面を含む形状としたが、平面を含まない形状としてもよい。例えば、凸面や凹面等の曲面のみで取付面を構成してもよい。但し、取付面が平面を含む形状である場合には、取付面が平面を含まない場合に比べて永久磁石162に生じる曲げ応力を緩和する効果が大きい点で好ましい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
100…電動モータ、110…モータケース、120…ステータ、124…電磁コイル、140,140A…ロータ、150,150c…ロータシャフト、150o…ロータシャフトの外面、152…磁石設置部、154…円柱部、160,160c…磁石アッセンブリ、162,162A,162c…永久磁石、162i,162Ai…永久磁石の内面、162o…永久磁石の外面、164,164A,164c…内周側スリーブ、164o,164Ao…内周側スリーブの外面、164i,164Ai…内周側スリーブの内面、165,165A…内周側スリーブの取付面、166,166c…外周側スリーブ、166o…外周側スリーブの外面、170…軸受け

Claims (6)

  1. ステータ(120)とロータ(140,140A)とを備えた電動モータ(100)であって、
    前記ロータは、
    ロータシャフト(150)と、
    前記ロータシャフトの外周側に設けられたN個(Nは4以上の偶数)の永久磁石(162,162A)と、
    前記N個の永久磁石の内周に設けられた内周側スリーブ(164,164A)と、
    前記N個の永久磁石の外周に設けられた外周側スリーブ(166)と、
    を備え、
    前記内周側スリーブは、前記N個の永久磁石が取り付けられるN個の取付面(165,165A)を有し、前記ロータシャフトの中心軸(C)に垂直な断面における各取付面の形状が、前記中心軸を中心とする円弧と異なる形状を有するように構成されている、電動モータ。
  2. 請求項1に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータシャフトの中心軸に垂直な断面における各取付面の形状が、前記中心軸を中心とする円弧よりも平坦な形状を有する、電動モータ。
  3. 請求項1又は2に記載の電動モータにおいて、
    前記取付面(165,165A)は、平面を含む、電動モータ。
  4. 請求項3に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータシャフトの中心軸に垂直な断面における前記内周側スリーブの外面(164o,164Ao)の形状が、正多角形である、電動モータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータシャフトの中心軸に垂直な断面における前記内周側スリーブの内面(164i)の形状と前記ロータシャフトの外面(150o)の形状が、前記中心軸を中心とする円弧と異なる形状をそれぞれ有する、電動モータ。
  6. 請求項5に記載の電動モータにおいて、
    前記内周側スリーブの内面と前記ロータシャフトの外面が、それぞれ平面を含む、電動モータ。
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