JP2015089257A - インナーロータ型ブラシレスモータ - Google Patents

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藤田 和彦
Kazuhiko Fujita
和彦 藤田
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Abstract

【課題】 ロータコアの変形等がなく、ロータコアの外周面に形成されるマグネットの割れを回避したインナーロータ型ブラシレスモータを提供する。【解決手段】 回転シャフト20と、前記回転シャフト20の周囲に形成されたロータ30と、前記ロータ30の周囲に配置されたステータ40と、を備え、前記ステータ40が、電磁鋼板の積層体からなるステータコア42と、前記ステータコア42の外周を絶縁するインシュレータ44と、前記インシュレータ44の周りに巻回された巻き線46と、を有し、前記ロータ30が、前記回転シャフト20が圧入されるロータコア32と、前記ロータコア32の周囲に射出成形によって形成されるマグネット34と、を有し、前記ロータコア32が、軸方向中央部の径R1が軸方向両端の径R2よりも大きく形成され、外周面において、軸方向に延在する凹み36が周方向に複数形成されている。【選択図】図1

Description

本発明はインナーロータ型ブラシレスモータに関する。
インナーロータ型ブラシレスモータとして、その回転シャフトの周囲に形成されるロータを、回転シャフトが圧入されるロータコアと、該ロータコアの周囲に射出成形によって形成されるマグネットとで構成することにより、ロータ全体の径を小さくして小型化を図ったものが知られている。
しかし、このような構成において、過酷な環境下では、ロータコアに装着されたマグネットが割れてしまうという不都合が生じていた。この原因としては、ロータコアの材料とマグネットの材料の熱膨張率(熱収縮率)の違いにより、急激な温度変化が生じたときに、相手の熱膨張・熱収縮に追従できず、ロータコアが筒状の場合、その周方向および軸方向で同一の外寸であるため熱膨張・熱収縮による応力が集中する箇所ができてしまうことが挙げられる。
それ故、この熱膨張(熱収縮)の違いによるマグネットの割れを回避した構成からなるインナーロータ型ブラシレスモータが、たとえば、下記特許文献1、特許文献2に開示がなされている。
特許文献1では、ロータコアの外周付近に複数の貫通孔を設けて薄肉部を形成し、応力を吸収できるようになっている。また、特許文献2では、ロータコアとマグネットを、特殊な接着剤で固定することにより、熱収縮による応力を吸収できるようになっている。
しかし、特許文献1に記載のロータコアは、薄肉部を形成することにより、外周に配置されたマグネットの熱膨張を吸収するため、膨張・収縮が繰り返されるとロータコアの変形や破損につながるという不都合を有する。また、特許文献2に記載のロータは、接着剤を使用しているので、燃料ポンプ用のモータなどにインナーロータ型ブラシレスモータを使用する場合、燃料による接着剤の劣化が発生し、モータの回転にロスが生じるばかりでなく、モータ自体の機能を失う不都合を有する。
特開2002−191144号公報 特開2004−135426号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロータコアの変形等がなく、該ロータコアの外周面に形成されるマグネットの割れを回避したインナーロータ型ブラシレスモータを提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のインナーロータ型ブラシレスモータは、回転シャフトと、前記回転シャフトの周囲に形成されたロータと、前記ロータの周囲に配置されたステータと、を備え、前記ステータが、電磁鋼板の積層体からなるステータコアと、前記ステータコアの外周を絶縁するインシュレータと、前記インシュレータの周りに巻回された巻き線と、を有し、前記ロータが、前記回転シャフトが圧入されるロータコアと、前記ロータコアの周囲に射出成形によって形成されるマグネットと、を有し、前記ロータコアが、軸方向中央部の径が軸方向両端の径よりも大きく形成され、外周面において、軸方向に延在する凹みが周方向に複数形成されていることを特徴とする。
(2)本発明のインナーロータ型ブラシレスモータは、(1)の構成において、前記ロータコアの軸方向両端がほぼ同径となっていることを特徴とする。
(3)本発明のインナーロータ型ブラシレスモータは、(1)又は(2)の構成において、前記ロータコアに形成された前記凹みが前記ロータコアの外周面と滑らかな曲面によってつながっていることを特徴とする。
(4)本発明のインナーロータ型ブラシレスモータは、(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記マグネットが前記ロータコアの前記凹み内に侵入していることを特徴とする。
このように構成されたインナーロータ型ブラシレスモータによれば、ロータコアの変形等がなく、ロータコアの外周面に形成されるマグネットの割れを回避できるようになる。
本発明のインナーロータ型ブラシレスモータの実施形態1を示す断面図である。 回転シャフトが圧入されたロータコアを示した斜視図である。 ロータコアの軸方向のほぼ中央において径方向に沿った断面を示す図である。 (a)は、回転シャフトが圧入されたロータコアの側面を示した図、(b)は、(a)の側面図に対応した図で図3のA−A線における断面図、(c)は、(a)の側面図に対応した図で図3のB−B線における断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明のインナーロータ型ブラシレスモータ(以下、モータと称する)の実施形態1を示す断面図である。
図1において、モータ10は、回転シャフト20と、回転シャフト20の両端を除くほぼ中央の周囲に形成されたロータ30と、ロータ30の周囲に配置されたステータ40と、を備えている。
ステータ40はハウジング50に固定され、回転シャフト20は、その両端部において、該ハウジング50に取付けられた軸受60A、60Bに軸支されている。これにより、回転シャフト20はロータ30とともにステータ40内で回転できるようになっている。
ステータ40は、電磁鋼板の積層体からなるステータコア42と、ステータコア42の外周を絶縁するインシュレータ44と、インシュレータ44の周りに巻回された巻き線46を有するようになっている。巻き線46は端子48を介してハウジング50の外に引き出され、該巻き線46に通電することによってステータ40に磁界が発生するようになっている。
ロータ30は、回転シャフト20が圧入されるロータコア32と、ロータコア32の周囲に射出成形(インジェクションモールド)によってロータコア32と一体に形成されるマグネット34と、を有するようになっている。ロータコア32はSUS(ステンレス)、SUM(硫黄複合快削鋼鋼材)、Al(アルミニウム)等の金属により形成されている。マグネット34は熱可塑性樹脂に磁性粉を練り込んで射出成形可能にしたプラスチックマグネットによって形成されている。巻き線46の通電によってステータ40に磁界が発生した場合、ロータ30のマグネット34の磁界との反発及び吸引の各作用によって、ロータ30が、すなわち回転シャフト20が回転するようになっている。
図2は、回転シャフト20が圧入されたロータコア32を示した斜視図である。このため、図2では、ロータコア32の周囲に形成されるマグネット34(図1参照)の図示は省略している。図2に示すように、ロータコア32は回転シャフト20と同じ中心軸をもつ樽型の形状をなしている。すなわち、ロータコア32は、軸方向中央部の径(図4(b)にてR1で示す)が軸方向両端の径(図4(b)にてR2で示す)よりも大きく形成され、外周面32Aは軸方向の一端Aから他端Bにかけて外方に凸となる円弧面となっている。そして、図2では、ロータコアの一端Aの中心から外周までの半径(図4(b)にてR2で示す)が他端Bの中心から外周までの半径(図4(b)にてR2で示す)とほぼ同径に形成されている。
そして、図2に示すように、ロータコア32には、その外周面32Aにおいて、軸方向に延在する凹み36が周方向にたとえば等間隔に複数(図では8個)形成されている。各凹み36は、たとえば、ロータコア32のほぼ中央部において、幅が大きく、ロータコア32の各端に向かうにつれ幅が小さくなるように形成されている。
図3は、ロータコア32の軸方向のほぼ中央において径方向に沿った断面を示す図である。なお、図3では、ロータコア32の周囲に形成されるマグネット34をも併せて描いている。図3から明らかになるように、ロータコア32の外周面32Aには、その周方向に等間隔で並設された複数(図では8個)の凹み36が形成されている。凹み36は、その断面形状がほぼU字状をなし、ロータコアの外周面と滑らかな曲面Cによってつながって形成されている。また、ロータコア32の外周面32Aの周方向において、凹み36の部分と凹み36の無い部分の比率がたとえば1対2に設定している。
なお、図4(a)は、回転シャフト20が圧入されたロータコア32を示した側面を示した図である。図4(a)から、ロータコア32は回転シャフト20と同じ中心軸をもつ樽型の形状をなしていることが明らかとなる。また、図4(b)は、図4(a)の側面図に対応した図で図3のA−A線における断面図である。図4(b)に示すように、ロータコア32は、その軸方向両端の径R2に対して軸方向中心の径R1をたとえば1.5倍程度の大きさに設定している。
さらに、図4(c)は、図4(a)の側面図に対応した図で図3のB−B線における断面図である。図4(c)に示すように、凹み36の軸方向の幅l1をロータコア32の全長l2のたとえば0.7程度の大きさに設定している。
このように構成されたロータコア32によれば、該ロータコア32の周囲に形成されるマグネット34の内周面もロータコア32の樽型の外周面に沿った形状となる。このことは、マグネット34の軸方向における肉厚が変化し、マグネット34とロータコア32の熱収縮および熱膨張による応力が分散されるようになる。したがって、マグネット34に、応力が集中する個所が無くなり、割れが発生し難くなる。さらに、ロータコア32の外周面に凹み36が形成されていることによって、マグネット34の周方向において肉厚が変化し、同様に、マグネット34とロータコア32の熱収縮および熱膨張による応力が分散されるようになり、割れが発生し難くなる。
また、ロータコア32の周囲に射出成形によって形成されるマグネット34が、ロータコア32の外周面に形成された凹み36に侵入することにより、該マグネット34の周り止めと固着強度の向上を図ることができる効果を奏する。
(実施形態2)
実施形態1に示したロータコア32は、その軸方向両端の径R2(図4(b)参照)に対して軸方向中心の径R1(図4(b)参照)を1.5倍程度にしたものである。しかし、これに限定されることはなく、ロータコアの中心の径と両端の径の比率は、ロータコアの材質や大きさ、使用される環境によって随時シミュレーション等により、割り出すのが好ましい。
(実施形態3)
実施形態1に示したロータコア32の凹み36は、外周に8個設け、凹み36の部分と凹み36の無い部分の周方向の比率が1対2に設定され、軸方向の幅l1(図4(c)参照)はロータコア全長の0.7程度に設定したものである。しかし、これに限定されることはなく、ロータコアの窪みの形状や数は、ロータコアの材質や大きさ、使用される環境によって随時シミュレーション等により、割り出すのが好ましい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 モータ(インナーロータ型ブラシレスモータ)
20 回転シャフト
30 ロータ
32 ロータコア
32A 外周面
34 マグネット
36 凹み
40 ステータ
42 ステータコア
44 インシュレータ
46 巻き線
48 端子
50 ハウジング
60A、60B 軸受

Claims (4)

  1. 回転シャフトと、
    前記回転シャフトの周囲に形成されたロータと、
    前記ロータの周囲に配置されたステータと、を備え、
    前記ステータが、
    電磁鋼板の積層体からなるステータコアと、
    前記ステータコアの外周を絶縁するインシュレータと、
    前記インシュレータの周りに巻回された巻き線と、を有し、
    前記ロータが、
    前記回転シャフトが圧入されるロータコアと、
    前記ロータコアの周囲に射出成形によって形成されるマグネットと、を有し、
    前記ロータコアが、軸方向中央部の径が軸方向両端の径よりも大きく形成され、外周面において、軸方向に延在する凹みが周方向に複数形成されていることを特徴とするインナーロータ型ブラシレスモータ。
  2. 前記ロータコアの軸方向両端がほぼ同径となっていることを特徴とする請求項1に記載のインナーロータ型ブラシレスモータ。
  3. 前記ロータコアに形成された前記凹みが前記ロータコアの外周面と滑らかな曲面によってつながっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーロータ型ブラシレスモータ。
  4. 前記マグネットが前記ロータコアの前記凹み内に侵入していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインナーロータ型ブラシレスモータ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017118772A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ミネベアミツミ株式会社 モータ及びモータを構成するロータの製造方法

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