JP2018123815A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気通路とコンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するEGR通路を備える過給機付き内燃機関において、フューエルカットの直前に例えば過給圧が高い状態が続いていた場合であっても、フューエルカットの実行中にEGR装置の異常診断処理の開始を早められるようにする。【解決手段】内燃機関10のフューエルカットの実行中にEGR取り出し口38における排気圧PegrとEGR導入口40における吸気圧Pinとの差圧Pdifが検出可能差圧Preq(判定値)よりも大きくなったことを条件として、EGRバルブ34の開度変化に伴う吸気圧Pinの変化量に基づくEGR装置30の異常診断処理が実行される。フューエルカットの実行中に差圧Pdifが検出可能差圧Preq未満である場合には、筒内吸気量が増加されるように吸気バルブの閉じ時期が進角され、かつ、EGRバルブ34の開度が増やされる。【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関し、より詳細には、排気通路とコンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するEGR通路を備える内燃機関を制御する装置として好適な内燃機関の制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、EGR装置の故障診断装置が開示されている。この故障診断装置は、内燃機関のフューエルカットの実行中にEGR診断条件が成立したことを条件として、故障診断処理を実行する。具体的には、この故障診断処理によれば、EGR診断条件が成立した後に、予め定められた継続時間が経過するまでEGRバルブの開度が微小開度に制御され、その後にEGRバルブの開度が最大開度に制御される。そのうえで、上記継続時間の経過中の吸気パラメータと当該継続時間の経過後の吸気パラメータとに基づいて(より詳細には、例えば、吸気圧の差圧に基づいて)、EGR装置の故障の有無が判定される。
特開2015−124725号公報
上記特許文献1に記載の技術のように、フューエルカットの実行中にEGRバルブの開度変化に伴う吸気圧の変化量に基づいてEGR装置の異常診断処理を行うためには、EGR取り出し口における排気圧とEGR導入口における吸気圧との差圧が適切に確保されていることが必要とされる。しかしながら、排気通路とコンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するEGR通路を備える過給機付き内燃機関では、フューエルカットの直前に例えば過給圧が高い状態が続いていた場合には、フューエルカットの開始後に異常診断処理を適切に行える差圧が得られるようになるまで上記吸気圧が低下するのに時間を要する場合がある。そのような場合には、異常診断処理の実施機会が制限されてしまう可能性がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、排気通路とコンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するEGR通路を備える過給機付き内燃機関において、フューエルカットの直前に例えば過給圧が高い状態が続いていた場合であっても、フューエルカットの実行中にEGR装置の異常診断処理の開始を早められるようにした内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、吸気通路に設けられたコンプレッサを備える過給機と、排気通路に設けられたEGR取り出し口と前記吸気通路において前記コンプレッサよりも下流側に位置するEGR導入口とを接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられ前記EGR通路を開閉するEGRバルブと、を備えるEGR装置と、吸気バルブの閉じ時期を可変とする可変動弁装置と、を備える内燃機関を制御する。前記制御装置は、前記内燃機関のフューエルカットの実行中に前記EGR取り出し口における排気圧と前記EGR導入口における吸気圧との差圧が判定値よりも大きくなったことを条件として、前記EGRバルブの開度変化に伴う前記吸気圧の変化量に基づく前記EGR装置の異常診断処理を実行する。前記制御装置は、前記フューエルカットの実行中に前記差圧が前記判定値未満である場合には、筒内吸気量が増加されるように前記吸気バルブの閉じ時期を進角させ、かつ、前記EGRバルブの開度を大きくする。
本発明によれば、フューエルカットの実行中にEGR取り出し口における排気圧とEGR導入口における吸気圧との差圧が判定値未満である場合には、筒内吸気量が増加されるように吸気バルブの閉じ時期が進角され、かつ、EGRバルブの開度が増やされる。これにより、上記吸気圧の低下が促進される。これにより、フューエルカットの直前に例えば過給圧が高い状態が続いていた場合であっても、フューエルカットの実行中にEGR装置の異常診断処理の開始を早められるようになる。
本発明の実施の形態1に係るシステム構成を概略的に説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るEGR装置の異常診断処理および吸気圧低下促進制御に関する処理のルーチンを示すフローチャートである。 EGR取り出し口における排気圧Pegrの推定手法の一例を説明するための図である。 EGR取り出し口における排気圧Pegrの推定手法の他の例を説明するための図である。 差圧Pdifの他の取得手法の実現の前提となるシステム構成を概略的に説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
1.実施の形態1に係るシステム構成
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム構成を概略的に説明するための図である。本実施形態のシステムは、内燃機関(一例として火花点火式ガソリンエンジン)10を備えている。内燃機関10の各気筒には、吸気通路12および排気通路14が連通している。
吸気通路12の入口近傍には、エアクリーナ16が取り付けられている。エアクリーナ16の下流近傍には、吸気通路12を流れる空気の流量に応じた信号を出力するエアフローセンサ18が設けられている。内燃機関10は、過給機の一例として、ターボ過給機20を備えている。エアフローセンサ18の下流には、ターボ過給機20のコンプレッサ20aが設置されている。コンプレッサ20aは、排気通路14に配置されたタービン20bと連結軸20cを介して連結されている。
コンプレッサ20aの下流には、電子制御式のスロットルバルブ22が設けられている。吸気通路12におけるスロットルバルブ22よりも下流側の部位(一例として、サージタンク12a)には、この部位での吸気圧(吸気管圧力)Pinに応じた信号を出力する吸気圧センサ24が取り付けられている。
タービン20bよりも下流側の排気通路14には、排気の浄化のために、上流側触媒26および下流側触媒28が直列に配置されている。
図1に示す内燃機関10は、EGR装置30を備えている。EGR装置30は、EGR通路32と、EGRバルブ34と、EGRクーラ36とを備える。EGR通路32は、排気通路14においてタービン20bよりも下流側に位置するEGR取り出し口38と、吸気通路12においてコンプレッサ20aよりも下流側に位置するEGR導入口40とを接続する。より詳細には、EGR取り出し口38は、上流側触媒26と下流側触媒28との間の部位において排気通路14に設けられている。また、EGR導入口40は、スロットルバルブ22よりも下流側の吸気通路12に設けられている。
EGRバルブ34は、一例として、電動式であり、EGR通路32に設けられ、EGR通路32を開閉する。EGRクーラ36は、EGR通路32を流れるEGRガスを冷却する。なお、本発明の対象となるEGR取り出し口は、図1に示すEGR取り出し口38の例とは異なり、タービン20bの上流側の排気通路14に設けられてもよい。
また、内燃機関10は、各気筒の吸気バルブ(図示省略)を開閉駆動する可変動弁装置42を備えている。可変動弁装置42は、一例として、吸気バルブの開閉時期を作用角固定の下で変更可能な可変バルブタイミング機構である。なお、本発明に係る可変動弁装置は、吸気バルブの閉じ時期を可変とするものであれば、上述の機構に限られない。
さらに、本実施形態に係るシステムは、電子制御ユニット(ECU)50を備えている。ECU50には、各種センサと各種アクチュエータとが電気的に接続されている。
上記の各種センサは、上述したエアフローセンサ18および吸気圧センサ24に加え、クランク角に応じた信号を出力するクランク角センサ52を含む。ECU50は、クランク角センサ52を用いてエンジン回転速度を取得できる。また、上記の各種アクチュエータは、上述したスロットルバルブ22、EGRバルブ34および可変動弁装置42に加え、燃料噴射弁54と点火装置56とを含む。燃料噴射弁54としては、各気筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁、および、各気筒の吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射弁のうちの少なくとも一方を用いることができる。点火装置56は、各気筒に配置された点火プラグを用いて、気筒内の混合気に点火する。
ECU50は、プロセッサ、メモリおよび入出力インターフェースを備えている。入出力インターフェースは、上記の各種センサからセンサ信号を取り込むとともに、上記の各種アクチュエータに対して操作信号を出力する。メモリには、各種アクチュエータを制御するための各種の制御プログラムおよびマップが記憶されている。プロセッサは、制御プログラムをメモリから読み出して実行する。これにより、本実施形態に係る「内燃機関の制御装置」の機能が実現される。
2.実施の形態1に係るエンジン制御
ECU50は、内燃機関10の運転中に、以下に説明するEGR装置30の異常診断処理を実行する。また、ECU50が行うエンジン制御には、内燃機関10のフューエルカットの実行中に上記の異常診断処理に先立って実行される後述の吸気圧低下促進制御が含まれている。
2−1.EGR装置の異常診断処理
EGR装置30の異常診断処理は、フューエルカットの実行中に実行される。この異常診断処理では、フューエルカットの実行中にEGRバルブ34を開閉させる開/閉アクティブ操作が実行される。そして、異常診断処理では、開/閉アクティブ操作によるEGRバルブ34の開度変化に伴う吸気圧Pinの変化量に基づいてEGR装置30の異常の有無が判定される。より具体的には、ここでいうEGR装置30の異常には、EGRバルブ34の作動不良(例えば、EGRバルブ34の固着)またはEGR通路32の詰まりなどが該当する。
2−2.過給機付き内燃機関における異常診断処理に関する課題
上述の異常診断処理を行うためには、EGR取り出し口38における排気圧PegrとEGR導入口40における吸気圧Pinとの差圧Pdifが適切に確保されていることが必要とされる。しかしながら、本実施形態の内燃機関10のように、排気通路とコンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するEGR通路を備える過給機付き内燃機関では、フューエルカットの直前に例えば過給圧が高い状態が続いていた場合には、フューエルカットの開始後に異常診断処理を適切に行える差圧Pdifが得られるようになるまで吸気圧Pinが低下するのに時間を要する場合がある。そのような場合には、異常診断処理の実施機会が制限されてしまう可能性がある。
2−3.異常診断処理に先立つ吸気圧低下促進制御
本実施形態では、上記の課題に鑑み、次のような吸気圧低下促進制御が必要に応じて実行される。具体的には、前提として、異常診断処理は、当該異常診断処理が未完了である状況下において、フューエルカットの実行中に差圧Pdifが判定値(後述の検出可能差圧Preq)よりも大きくなったことを条件として実行される。本実施形態では、差圧Pdifが判定値以下となる場合には、異常診断処理の開始が延期されるとともに、吸気圧低下促進制御が実行される。
吸気圧低下促進制御は、筒内吸気量が増加されるように吸気バルブの閉じ時期IVCを進角させるIVC進角制御と、EGRバルブ34の開度を大きくするEGR開き制御との組み合わせに相当する。フューエルカットの実行中に差圧Pdifが判定値以下となる場合には、このような吸気圧低下促進制御によって、吸気圧Pin(サージタンク圧にも相当)の低下が促進される。
2−4.実施の形態1に係るEGR装置の異常診断処理および吸気圧低下促進制御に関するECUの処理
図2は、本発明の実施の形態1に係るEGR装置30の異常診断処理および吸気圧低下促進制御に関する処理のルーチンを示すフローチャートである。なお、本ルーチンは、内燃機関10の運転中に繰り返し実行される。
図2に示すルーチンでは、ECU50は、まず、フューエルカットの実行中であって異常診断処理が未完了であるか否かを判定する(ステップS100)。異常診断処理は、フューエルカットの実行中に実施されることが予定されている。
ECU50は、フューエルカットの実行中ではない場合、または、フューエルカットの実行中であっても異常診断処理が既に完了している場合には、ステップS100の判定が不成立となる。この場合には、今回のルーチン起動時の処理が速やかに終了される。
一方、ステップS100の判定が成立する場合には、ECU50は、(1)吸気圧Pinの取得、(2)EGR取り出し口38における排気圧Pegrの取得(推定)、および(3)EGRバルブ34の前後での差圧に相当する上記差圧Pdifの算出を実行する(ステップS102)。吸気圧Pinは、吸気圧センサ24を用いて検出される。排気圧Pegrは、一例として、以下に図3を参照して説明する手法によって推定される。差圧Pdifは、排気圧Pegrから吸気圧Pinを引いて得られる値である。
図3は、EGR取り出し口38における排気圧Pegrの推定手法の一例を説明するための図である。図3は、EGR取り出し口38におけるガスの流量(質量流量)と圧力との関係を表している。図3に示すように、EGR取り出し口38では、流量が多くなるにつれ、圧力が高くなる。ECU50には、図3に示すようなEGR取り出し口38におけるガスの流量と圧力との関係を定めたマップを記憶している。ステップS102では、上記ガスの流量がエアフローセンサ通過空気流量に等しいものとして扱われ、上記マップを参照してエアフローセンサ通過空気流量に対応する圧力の値がEGR取り出し口38の推定圧力(すなわち、Pegr)として取得される。
次に、ECU50は、ステップS102において算出した差圧Pdifが、上記判定値に相当する検出可能差圧Preq(例えば、20kPa)よりも大きいか否かを判定する(ステップS104)。検出可能差圧Preqは、異常診断処理を適切に(精度良く)実行可能な差圧Pdifの下限値として事前に決定された値である。
ステップS104の判定が成立する場合、すなわち、差圧Pdifが異常診断処理を適切に行える大きさになっていると判断できる場合には、ECU50は、EGRバルブ34の開/閉アクティブ操作を実施することにより異常診断処理を実行する(ステップS106)。
一方、ステップS104の判定が不成立となる場合、すなわち、差圧Pdifが異常診断処理を適切に行える大きさになっていないと判断できる場合には、ECU50は、異常診断処理を行わずに、吸気圧低下促進制御(IVC進角制御とEGRバルブ開き制御)を実行する(ステップS108)。
具体的には、IVC進角制御によって筒内吸気量が増加されるように吸気バルブの閉じ時期IVCを進角させるために、可変動弁装置42を用いて吸気バルブの開閉時期が所定量だけ進角される。このようなIVC進角制御によれば、1サイクル中の筒内吸気量の増加によりサージタンク12a内の掃気を促進できるので、吸気圧Pinの低下を促進できる。また、EGRバルブ開き制御によれば、過給により吸気圧Pinが排気圧Pegrよりも高いときにサージタンク12a内の空気(新気)をEGR通路32を介して排気通路14側に流すことができるので、吸気圧Pinの低下を促進できる。
2−5.実施の形態1に係る吸気圧低下促進制御の効果
以上説明した図2に示すルーチンによれば、ステップS104の判定が不成立となる状況下(Pdif≦Preq)においては、ステップS108の処理によって吸気圧Pinの低下が促進される。このため、ステップS104の処理による異常診断処理の実施可能判定の成立に要する時間の短縮が可能となる。つまり、フューエルカットの実行中にステップS104の判定が早期に成立し易くなるようにできる。これにより、フューエルカットの実行中にEGR装置30の異常診断処理の実施機会をより多く確保できるようになる。
その他実施の形態.
(EGR取り出し口における排気圧Pegrの他の推定手法)
図4は、EGR取り出し口38における排気圧Pegrの推定手法の他の例を説明するための図である。より詳細には、図4(A)は、内燃機関10の各気筒の筒内容積と吸気バルブの閉じ時期(IVCタイミング)との関係を表している。図4(B)は、筒内に吸入される空気の密度(g/cm3)とサージタンク圧(吸気圧Pin)との関係を表している。図4(C)は、図3と同様に、EGR取り出し口38におけるガスの流量(質量流量)と圧力との関係を表している。本推定手法を用いる場合には、図4(A)〜図4(C)に示す関係がそれぞれマップとしてECU50に記憶される。
あるサイクルにおいて筒内に空気が充填し終えた時の筒内容積はIVCタイミングによって特定される。このため、本推定手法では、図4(A)に示すような関係を有するマップを参照して、IVCタイミングから上記筒内容積が取得される。また、図4(B)に示すような関係を有するマップを参照することで、筒内に吸入される空気の密度をサージタンク圧(吸気圧Pin)から取得することができる。そして、これらの筒内容積と空気密度の積を算出することで、1サイクル中の筒内吸気量を取得することができる。
1サイクル中の筒内吸気量が上記のように分かれば、当該筒内吸気量とエンジン回転速度との積に基づいて、単位時間当たりに内燃機関10を流通する空気流量(質量流量)を算出することができる。本推定手法では、このように算出される単位時間当たりの空気流量と、図4(C)に示すような関係を有するマップとを用いて、EGR取り出し口38の推定圧力(すなわち、Pegr)が推定される。以上説明した推定手法が、図3を参照して説明した推定手法に代えて用いられてもよい。
(差圧Pdifの他の取得手法)
図5は、差圧Pdifの他の取得手法の実現の前提となるシステム構成を概略的に説明するための図である。なお、図5において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図5に示す内燃機関60は、EGRバルブ34の前後の差圧に応じた信号を出力する差圧センサ62を備えている。上述のステップS104の判定に用いられる差圧Pdifは、このような差圧センサ62により取得されるEGRバルブ34の前後の差圧を用いて取得されてもよい。
10、60 内燃機関
12 吸気通路
12a サージタンク
14 排気通路
18 エアフローセンサ
20 ターボ過給機
20a コンプレッサ
20b タービン
22 スロットルバルブ
24 吸気圧センサ
26 上流側触媒
28 下流側触媒
30 EGR装置
32 EGR通路
34 EGRバルブ
38 EGR取り出し口
40 EGR導入口
42 可変動弁装置
50 電子制御ユニット(ECU)
52 クランク角センサ
54 燃料噴射弁
56 点火装置
62 差圧センサ

Claims (1)

  1. 吸気通路に設けられたコンプレッサを備える過給機と、
    排気通路に設けられたEGR取り出し口と前記吸気通路において前記コンプレッサよりも下流側に位置するEGR導入口とを接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられ前記EGR通路を開閉するEGRバルブと、を備えるEGR装置と、
    吸気バルブの閉じ時期を可変とする可変動弁装置と、
    を備える内燃機関を制御する、内燃機関の制御装置であって、
    前記制御装置は、前記内燃機関のフューエルカットの実行中に前記EGR取り出し口における排気圧と前記EGR導入口における吸気圧との差圧が判定値よりも大きくなったことを条件として、前記EGRバルブの開度変化に伴う前記吸気圧の変化量に基づく前記EGR装置の異常診断処理を実行するものであって、
    前記制御装置は、前記フューエルカットの実行中に前記差圧が前記判定値未満である場合には、筒内吸気量が増加されるように前記吸気バルブの閉じ時期を進角させ、かつ、前記EGRバルブの開度を大きくする
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2583336A (en) * 2019-04-23 2020-10-28 Delphi Automotive Systems Lux Method of determining a fault in an engine with EGR
CN112041553A (zh) * 2018-03-13 2020-12-04 爱三工业株式会社 发动机系统

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