JP6477191B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の制御装置に関し、より詳細には、排気還流を行う内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特開2013−189907号公報には、LPL−EGR管に設けたEGRバルブと、過給機のコンプレッサをバイパスするバイパス管にABV(エアバイパスバルブ)とを設けた内燃機関において、コンプレッサによる過給とEGRガスの導入とが行われている場合に当該内燃機関を減速運転させるときは、当該EGRバルブを閉じると共に、当該ABVを開く制御を行う制御装置が開示されている。
EGRバルブを閉じればコンプレッサの上流側に新たなEGRガスが導入されるのを停止して、コンプレッサ上流側のEGRガス量を減らすことができる。また、ABVを開けばコンプレッサの下流側から上流側に吸気を戻し、EGRガス量の少ないコンプレッサ上流側の吸気と混合させてから筒内に向けて徐々に流入させることができる。従って、上記の制御を行わない場合と比較して、コンプレッサ下流側の吸気管内のEGR率を減らすことができる。よって、コンプレッサ下流側に残存するEGRガスによって筒内の燃焼性が悪化するのを抑制できる。
特開2013−189907号公報 特開2014−240610号公報 特開2007−198310号公報 特開2012−067609号公報
しかし、上記の制御は、吸気管におけるLPL−EGR管の出口から気筒までの容量が大きいLPL−EGRシステムにおいて、吸気管内に残存するEGRガスを筒内経由で排気管に流すものであるため、吸気管内の掃気に時間を要するという問題がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、コンプレッサによる過給とLPL−EGR管を経由させたEGRガスの導入とが行われている内燃機関を減速運転させる場合において、EGRガスが残存する吸気管内を短時間で掃気することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の吸気管に設けられた過給機のコンプレッサと、
前記内燃機関の排気管に設けられた前記過給機のタービンと、
前記排気管の前記タービンよりも下流側と、前記吸気管の前記コンプレッサよりも上流側とを接続するEGR管と、
前記EGR管を開閉するEGRバルブと、
前記吸気管において、前記コンプレッサをバイパスするエアバイパス管と、
前記エアバイパス管を開閉するエアバイパスバルブと、
前記コンプレッサによる過給と前記EGR管によるEGRガスの導入とが行われている場合に前記内燃機関を減速運転させるときは、前記EGR管を閉じるように前記EGRバルブを操作し、尚且つ、前記EGR管を閉じた後の前記内燃機関の運転条件が、前記EGR管において前記EGRバルブよりも前記吸気管側の圧力が前記EGRバルブよりも前記排気管側の圧力よりも高くなる所定運転条件に移行した場合には、前記EGR管を再び開くように前記EGRバルブを操作すると共に、前記エアバイパス管を開くように前記エアバイパスバルブを操作するバルブ操作手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンプレッサによる過給とLPL−EGR管を経由させたEGRガスの導入とが行われている内燃機関を減速運転させる場合において、LPL−EGR管を閉じた後の当該内燃機関の運転条件が、LPL−EGR管においてEGRバルブよりも吸気管側の圧力が当該EGRバルブよりも排気管側の圧力よりも低くなる所定運転条件に移行した場合に、LPL−EGR管を再び開くと共に、エアバイパス管を開くことができる。EGR管においてEGRバルブよりも吸気管側の圧力が排気管側の圧力よりも高い場合にLPL−EGR管を開くことで、本来であればLPL−EGR管の排気管側から吸気管側に流れるはずのEGRガスを逆流させることができる。また、このときにエアバイパス管を開くことで、コンプレッサよりも上流側の吸気管内の圧力を上昇させて上述したEGRガスの逆流を促進できる。また、コンプレッサよりも下流側に残存するEGRガスをコンプレッサの下流側に引き戻すこともできる。よって、EGRガスが残存する吸気管内を短時間で掃気できる。
本発明の各実施の形態のシステム構成を説明するための図である。 特定の低負荷かつ低回転速度条件における三元触媒後と、コンプレッサ前の差圧を示す図である。 低負荷時におけるエンジン回転速度とEGR率との関係を示す図である。 実施の形態1の効果を説明する図である。 実施の形態1においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態2の効果を説明する図である。 実施の形態2においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態3においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。 所定運転条件における排気弁の開弁時期とEGR率との関係を示す図である。 実施の形態4の効果を説明する図である。 実施の形態4においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、内燃機関としての過給エンジンを備えている。この過給エンジンは、4つの気筒1(図1には、4つの気筒のうちの一つを示している)と、各気筒1に吸気を供給するための吸気管3と、各気筒1から排気を排出するための排気管4と、排気管4から吸気管3に向けて排気ガス(つまりEGRガス)を還流させる外部EGR装置2と、排気のエネルギを利用して回転駆動される駆動タービン52およびこの駆動タービン52と同軸で連結されて連動するコンプレッサ51を備えた排気ターボ過給機5と、吸気管3におけるコンプレッサ51の上流側と下流側を接続するエアバイパス装置6と、を備えている。
各気筒1には、気筒1内に燃料を直接噴射するインジェクタ11と、気筒1内の混合気に点火する点火プラグ12と、吸気ポートを開閉する吸気弁13と、排気ポートを開閉する排気弁14と、が配置されている。但し、インジェクタ11が気筒1の吸気ポートに配置されていてもよく、気筒1とその吸気ポートの両方に配置されていてもよい。
吸気管3は、外部から空気を取り入れて気筒1の吸気ポートへと導くものである。吸気管3には、エアクリーナ31と、吸気絞り弁36と、排気ターボ過給機5のコンプレッサ51と、電子制御式のスロットルバルブ33と、サージタンク34と、吸気マニホールド35とが、上流からこの順に配置されている。
排気管4は、気筒1内で燃料を燃焼させることで発生した排気を気筒1の排気ポートから外部へと導くものである。排気管4には、排気マニホールド42と、排気ターボ過給機5の駆動タービン52と、排気を浄化するための三元触媒41と、消音のためのマフラ43と、が配置されている。
排気ターボ過給機5は、上述したように駆動タービン52とコンプレッサ51とを同軸で連結し連動するように構成したものである。そして、駆動タービン52を排気のエネルギを利用して回転駆動し、その回転力を以てコンプレッサ51にポンプ作用を営ませることにより、吸気を加圧圧縮(過給)して気筒1に送り込む。
外部EGR装置2は、所謂LPL−EGRシステムを構成している。外部EGR装置2は、排気管4における駆動タービン52の下流側と吸気管3におけるコンプレッサ51の上流側とを接続するLPL−EGR管21と、LPL−EGR管21上に設けたEGRクーラ22と、LPL−EGR管21を開閉しLPL−EGR管21を流れるEGRガスの流量を制御するEGRバルブ23とを備えている。LPL−EGR管21の入口は、排気管4における三元触媒41の下流かつマフラ43の上流の所定箇所に接続している。一方、LPL−EGR管21の出口は、吸気管3における吸気絞り弁36の下流かつコンプレッサ51の上流の所定箇所に接続している。LPL−EGRシステムは、大気圧に近い低圧のEGRガスをLPL−EGR管21経由で吸気管3に導入するものである。そのため、EGRガスの導入に際してはLPL−EGR管21の出口の上流にある吸気絞り弁36を絞り、LPL−EGR管21の出口の周囲を負圧化している。
エアバイパス装置6は、吸気管3においてコンプレッサ51をバイパスするエアバイパス管61と、エアバイパス管61を開閉するABV62とを備えている。吸気の過給中にABV62を操作してエアバイパス管61を開くと、エアバイパス管61経由でコンプレッサ51の下流側から上流側に向けて吸気を還流させることができる。
また、図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)7を備えている。ECU7は、少なくとも入出力インタフェースとメモリとCPUとを有している。入出力インタフェースは、過給エンジンおよび車両に取り付けられた各種センサからセンサ信号を取り込むとともに、過給エンジンが備えるアクチュエータに対して操作信号を出力するために設けられる。ECU7が信号を取り込むセンサには、吸入空気量Gaを検出するエアフローメータ71、アクセルペダル(図示しない)の踏込量またはスロットルバルブ33の開度をアクセル開度として検出するためのアクセル開度センサ72、エンジン回転速度を検出するためのクランク角センサ73、吸気管3内の掃気状態を検出する掃気センサ74が含まれる。ECU7が操作信号を出すアクチュエータには、上述したインジェクタ11、点火プラグ12、EGRバルブ23、スロットルバルブ33、吸気絞り弁36、ABV62が含まれる。メモリには、過給エンジンを制御するための各種の制御プログラムが記憶されている。CPUは、制御プログラムをメモリから読み出して実行し、取り込んだセンサ信号に基づいて操作信号を生成する。
[実施の形態1の特徴]
本実施の形態において、ECU7は、過給エンジンの運転条件に基づいてEGRバルブ23を操作し、LPL−EGR管21を開いてEGRガスを吸気管3に導入するEGR制御を実行する。例えば、過給エンジンの運転条件が高回転条件(負荷率によらず、エンジン回転速度が所定速度以上となる運転条件)、高負荷条件(エンジン回転速度によらず、負荷率が所定負荷率以上となる運転条件)や中回転・中負荷条件にある場合、EGR制御が実行される。EGR制御を実行すれば、EGRバルブ23の操作量(LPL−EGR管21の開度)に応じた量のEGRガスが吸気管3に導入される。
しかし、このEGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされると、気筒1内の燃焼性が不安定になるという問題がある。EGR制御の実行中に減速要求がなされると、EGRバルブ23が操作されてLPL−EGR管21が閉じられるが、コンプレッサ51の上流側の吸気管3にEGRガスを導入するLPL−EGRシステムが故に、LPL−EGR管21の出口から気筒1の燃焼室までの容量が大きい。そのため、減速要求時に即EGRバルブ23を閉じたとしても、吸気管3内の掃気が遅くなり、失火のリスクが大きくなる。
これに関し、本発明者によれば、この失火のリスクが大きい減速後の低負荷条件(低空気量条件)下では、LPL−EGR管21の入口と出口の差圧が小さくなるため、EGRガスの通過に対して排気脈動の影響が大きくなり、特定の低回転速度条件下では、EGRガスがLPL−EGR管21の出口側から入口側に逆流することが明らかとなった。図2は、特定の低負荷かつ低回転速度条件における三元触媒(SC)後と、コンプレッサ(Comp)前の差圧を示す図であり、図3は、低負荷時(例えばGa=10g/s)におけるエンジン回転速度とEGR率との関係を示す図である。図2に示すように、本来であればSC後側(つまり、LPL−EGR管21の入口側)の方がComp前側(つまり、LPL−EGR管21の出口側)よりも圧力が高く、差圧が正の値となるはずであるが、排気脈動の影響を受けることで差圧が頻繁に負の値を示すことがある。また、図3に示すように、本来であればEGR率が正の値となるはずであるが、エンジン回転速度が低い領域では、EGR率が負の値を示すことがある。
このような知見に基づき、本実施の形態では、EGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされた場合において、LPL−EGR管21を閉じた後の過給エンジンの運転条件が、上述した特定の低負荷かつ低回転速度条件(以下、「所定運転条件」ともいう)に移行した場合は、EGRバルブ23を操作してLPL−EGR管21を再び開く制御を行う。所定運転条件下でLPL−EGR管21を再び開けば、吸気管3内に残存するEGRガスをLPL−EGR管21を逆流させて排気管4に戻すことができるので、吸気管3内の掃気を早めて失火のリスクを軽減できる。また、本実施の形態では、LPL−EGR管21を再び開く制御に併せて、エアバイパス管61を開く制御を行う。エアバイパス管61を開けば、コンプレッサ51よりも上流側の吸気管3内の圧力を上昇させて上述したEGRガスの逆流を促進できる。また、コンプレッサ51よりも下流側に残存するEGRガスをコンプレッサ51の下流側に引き戻すこともできる。よって、吸気管3内を短時間で掃気できる。
図4は、実施の形態1の効果を説明する図である。図4に示すように、時刻tの時点で減速要求に相当するアクセル開度の減少が始まると、EGRバルブ23の操作によってLPL−EGR管21が閉じられて吸気管3への新たなEGRガスの導入が停止される。但し、吸気管3内には減速要求以前に吸気管3に導入されたEGRガスが残存しているので、この残存ガスが気筒1内に流入し続ける。よって、時刻t後の暫くの間は、筒内EGR率は減速要求前と殆ど変わらない値を示すことになる。
LPL−EGR管21を閉じ続ける場合は(本発明無し)、筒内EGR率の低下が時刻tの時点で始まることになる。この筒内EGR率の低下は、LPL−EGR管21を閉じるためのEGRバルブ23の操作に伴うものである。これに対し、時刻tよりも前の時刻tの時点でEGRバルブ23とABV62を操作してLPL−EGR管21とエアバイパス管61を開いた場合(本発明有り)は、時刻tの時点から筒内EGR率を低下させることができる。つまり、吸気管3内を短時間で掃気できる。
[具体的処理]
図5は、実施の形態1においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図5の制御ルーチンは、過給エンジンの運転中に一定間隔で繰り返し実行されるものとする。
図5に示すルーチンにおいては、先ず、ステップS1において、EGR領域からの減速中で、尚且つ、LPL−EGR管21が閉じられたか否かが判定される。具体的に、ステップS1では、上述したEGR制御の実行中であるか否か、EGR制御の実行中であればアクセル開度の減少が検出されるか否か、アクセル開度の減少が検出された場合は更に検出後の経過時間が所定時間を上回るか否かが判定される。ステップS1において、EGR制御の実行中でないと判定された場合、または、EGR制御の実行中であると判定された場合であってもアクセル開度の減少が検出されない場合は、本ルーチンが終了される。EGR制御の実行中であると判定され、尚且つ、アクセル開度の減少が検出された場合において、当該検出後の経過時間が所定時間を上回ると判定されたときには、LPL−EGR管21が閉じられたと判断できるので、ステップS2に進む。
ステップS2では、吸気管3内が掃気されたか否かが判定される。具体的に、ステップS2では、吸気管3内が掃気されたか否かが掃気センサ74の検出値に基づいて判定される。減速要求の直前のEGR制御においてLPL−EGR管21を開いていた時間が短い場合や、LPL−EGR管21の開度を小さくしていたような場合には、減速要求後の短時間で吸気管3内が掃気されることがある。ステップS2において、吸気管3内が掃気されていると判定された場合は、本ルーチンを終了する。一方、吸気管3内が掃気されていないと判定された場合には、吸気管3内を掃気する必要があると判断できるので、ステップS3に進む。
ステップS3では、過給エンジンの運転条件が、EGRガスがLPL−EGR管21を逆流する運転条件に移行したか否かが判定される。この運転条件は、図2や図3で説明した所定運転条件に相当する。ステップS3において、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行したと判定された場合、ステップS4に進み、LPL−EGR管21を開くべくEGRバルブ23が操作され、ステップS5に進む。
ステップS5ではエアバイパス管61が閉状態であるか否かが判定され、閉状態であると判定された場合は、ステップS6に進み、エアバイパス管61を開くべくABV62が操作される。
以上、図5に示したルーチンによれば、EGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされた場合において、LPL−EGR管21を一旦閉じた後に過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行したときには、LPL−EGR管21とエアバイパス管61を開くことができる。従って、吸気管3内を短時間で掃気できる。
なお、上記実施の形態1においては、ECU7が図5のステップS3〜S6の処理を実行することにより本発明の「バルブ操作手段」が実現されている。
実施の形態2.
[実施の形態2の特徴]
本発明の実施の形態2は、図1に示したシステム構成を前提とし、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に、EGRバルブ23とABV62を操作してLPL−EGR管21とエアバイパス管61を開くと共に、吸気絞り弁36を全開状態にすることを特徴としている。
上述したように、EGRガスの導入に際して吸気絞り弁36は絞られている。そのため、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に吸気絞り弁36を全開状態にすれば、LPL−EGR管21の出口の周囲の圧力を吸気絞り弁36よりも上流側の吸気管3内の圧力と等しくできる。そのため、EGRガスがLPL−EGR管21側から吸気管3側に導入され易い状態を解消して、上述したEGRガスの逆流を促進できる。
図6は、実施の形態2の効果を説明する図であり、基本的には図4と同様である。但し、時刻tの時点でLPL−EGR管21とエアバイパス管61を開くのに加えて、吸気絞り弁36を全開状態とした場合(本発明有り(実施の形態2))は、LPL−EGR管21とエアバイパス管61を開く場合(本発明有り(実施の形態1))に比べて、筒内EGR率をより短時間で低下させることができる。
[具体的処理]
図7は、実施の形態2においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図7の制御ルーチンは、図5の制御ルーチン同様、過給エンジンの運転中に一定間隔で繰り返し実行されるものとする。
図7に示すルーチンにおいては、ステップS7において、吸気絞り弁36が全開状態であるか否かが判定され、全開状態でないと判定された場合は、ステップS8に進み、吸気絞り弁36が全開状態とされる。なお、図7のステップS1〜S6の処理については、図5の説明を参照されたい。
以上、図7に示したルーチンによれば、EGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされた場合において、LPL−EGR管21を一旦閉じた後に過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行したときには、LPL−EGR管21とエアバイパス管61を開き、併せて吸気絞り弁36を全開状態にできる。従って、実施の形態1に比べてより短時間で吸気管3内を掃気できる。
実施の形態3.
[実施の形態3の特徴]
本発明の実施の形態3は、図1に示したマフラ43が、排気管4内の圧力(背圧)を変更可能な流量制御弁(図示しない)を備える可変マフラであることを前提とし、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に、EGRバルブ23とABV62を操作してLPL−EGR管21とエアバイパス管61を開くと共に、排気管4内の圧力が最も低くなるように流量制御弁を操作することを特徴としている。
過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に排気管4内の圧力が最も低くなるように流量制御弁を操作すれば、LPL−EGR管21の入口と出口の差圧を大きくできるので、上述したEGRガスの逆流を促進できる。よって、上記実施の形態2同様、実施の形態1に比べてより短時間で吸気管3内を掃気できる。
[具体的処理]
図8は、実施の形態3においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図3の制御ルーチンは、図5の制御ルーチン同様、過給エンジンの運転中に一定間隔で繰り返し実行されるものとする。
図8に示すルーチンにおいては、ステップS9において、可変背圧が最低値に設定されているか否かが判定され、最低値に設定されていない場合には、ステップS10に進み、流量制御弁が操作される。なお、可変背圧が最低値に設定されているか否かは、例えば、排気管内の圧力と流量制御弁の開度との関係を定めたECUマップに基づいて判定される。図8のステップS1〜S6の処理については、図5の説明を参照されたい。
以上、図8に示したルーチンによれば、EGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされた場合において、LPL−EGR管21を一旦閉じた後に過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行したときには、LPL−EGR管21とエアバイパス管61を開き、併せて流量制御弁を操作できる。従って、実施の形態1に比べてより短時間で吸気管3内を掃気できる。
実施の形態4.
[実施の形態4の特徴]
本発明の実施の形態4は、排気弁14の開弁時期を変更可能な可変動弁機構(図示しない)を備えるシステム構成を前提とし、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に、EGRバルブ23とABV62を操作してLPL−EGR管21とエアバイパス管61を開くと共に、排気弁14の開弁時期を変更することを特徴としている。
上記実施の形態1で説明したように、所定運転条件下では、LPL−EGR管21の入口と出口の差圧が小さくなるため、EGRガスの通過に対して排気脈動の影響が大きくなり、EGRガスがLPL−EGR管21の出口側から入口側に逆流する。これに関し、本発明者によれば、排気脈動に影響を及ぼす排気弁14の開弁時期によっては、このEGRガスの逆流を促進できることが明らかとなった。図9は、所定運転条件における排気弁の開弁時期(EX−VVT)とEGR率との関係を示す図である。図9に示すように、排気弁の開弁時期によってはEGR率の負の値が大きくなる。
このような知見に基づき、本実施の形態では、過給エンジンの運転条件が所定運転条件に移行した場合に、EGRガスの逆流量が最大となるタイミングに排気弁14の開弁時期を変更する。図10は、実施の形態4の効果を説明する図である。図10に示すように、排気弁14の開弁時期を変更する場合は(本発明有り)、排気弁14の開弁時期を変更しない場合(本発明無し)に比べて、EGRガスの逆流が生じる運転領域を拡大して効率的にEGRガスの逆流を行うことが可能となる。なお、このような排気弁14の開弁時期については、過給エンジンの運転条件に対応させて設定したECUマップとしてECU7のメモリに記憶されているものとする。また、本実施の形態では、このようにして拡大された後の過給エンジンの運転領域に基づいて、所定運転条件が設定されているものとする。
[具体的処理]
図11は、実施の形態4においてECU7が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図11の制御ルーチンは、図5の制御ルーチン同様、過給エンジンの運転中に一定間隔で繰り返し実行されるものとする。
図11に示すルーチンにおいては、ステップS11において、LPL−EGR管21を逆流するEGRガス量が最大となる排気弁14の開弁時期と、EGRガス通過流量と、内部EGRガス量とが算出される。具体的に、ステップS11では、過給エンジンの運転条件とECUマップに基づいてLPL−EGR管21を逆流するEGRガス量が最大となる排気弁14の開弁時期が算出され、更に、EGR通過流量とその開弁時期での内部EGRガス量とが算出される。
ステップS12では、EGRガスの逆流が内部EGRガス量を増やさずに行われるか否かが判定される。具体的に、ステップS12では、過給エンジンの運転条件が所定運転条件であるか否か、および、内部EGRガス量が増加する運転条件であるか否かが判定される。内部EGRガス量が増えてしまうような場合には、LPL−EGR管21経由でEGRガスを逆流させたにも関わらず、排気管4から気筒1内に流入してしまい、その結果として吸気管3の掃気を妨げる可能性がある。そのため、ステップS12において、過給エンジンの運転条件が所定運転条件でないと判定された場合、または、内部EGRガス量が増えると判定された場合は、本ルーチンを終了する。一方、過給エンジンの運転条件が所定運転条件であり、尚且つ、内部EGRガス量が増えることはないと判定された場合は、ステップS13に進み、排気弁14の開弁時期がステップS11で算出したタイミングに設定され、ステップS4に進む。なお、図11のステップS1,S2,S4〜S6の処理については、図5の説明を参照されたい。
以上、図11に示したルーチンによれば、EGR制御の実行中に車両に対する減速要求がなされた場合において、EGRガスの逆流量が最大となるタイミングに排気弁14の開弁時期を変更し、更に、EGRガスの逆流が内部EGRガス量を増やさずに行われるか否かを判定した上で、EGRガスを逆流させることができる。よって、EGRガスの逆流を効率的に行わせることができる。
2 外部EGR装置
3 吸気管
4 排気管
5 排気ターボ過給機
6 エアバイパス装置
7 ECU
21 LPL−EGR管
23 EGRバルブ
51 コンプレッサ
52 駆動タービン
61 エアバイパス管
62 ABV(エアバイパスバルブ)

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸気管に設けられた過給機のコンプレッサと、
    前記内燃機関の排気管に設けられた前記過給機のタービンと、
    前記排気管の前記タービンよりも下流側と、前記吸気管の前記コンプレッサよりも上流側とを接続するEGR管と、
    前記EGR管を開閉するEGRバルブと、
    前記吸気管において、前記コンプレッサをバイパスするエアバイパス管と、
    前記エアバイパス管を開閉するエアバイパスバルブと、
    前記コンプレッサによる過給と前記EGR管によるEGRガスの導入とが行われている場合に前記内燃機関を減速運転させるときは、前記EGR管を閉じるように前記EGRバルブを操作し、尚且つ、前記EGR管を閉じた後の前記内燃機関の運転条件が、前記EGR管において前記EGRバルブよりも前記吸気管側の圧力が前記EGRバルブよりも前記排気管側の圧力よりも高くなる所定運転条件に移行した場合には、前記EGR管を再び開くように前記EGRバルブを操作すると共に、前記エアバイパス管を開くように前記エアバイパスバルブを操作するバルブ操作手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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