JP2018122243A - 電気集塵装置およびそれを備えた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てにあたって作業効率の向上を図りながら、十分に集塵電極の変形を抑制することができる電気集塵装置を提供する。
【解決手段】電気集塵装置51は、接地されつつ第1支持体54aおよび第2支持体54bの間の空間に配置されてイオン化線64に平行に広がるグラウンド板69と、グラウンド板69から連続して、気流の流通方向にイオン化線64の下流に配置される集塵電極72と、グラウンド板69の上流で気流の吸込口56を区画するアッパーフレーム57と、イオン化線64に交差する仮想平面に平行な姿勢でイオン化線64の線方向に一定の間隔で配列されて吸込口56を横切る複数の縦桟63と、複数のうちから選ばれた縦桟63aごとに一体に形成されて、ロワーフレーム55に向かってグラウンド板69に押し当てられる加圧片89とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば空気調和機に組み込まれる電気集塵装置に関する。
特許文献1は空気清浄装置を開示する。空気清浄装置は相互に結合される樹脂製のアッパーフレームおよびロアーフレームを備える。アッパーフレームには横方向に並んで2つの吸込口が区画される。個々の吸込口ごとに集塵電極が配置される。アッパーフレームには、イオン化線の中央付近に接触する押え片が設けられている。
特許第3597405号公報
特許文献1に開示の空気清浄装置では、2つの集塵電極が個別にロアーフレームに取り付けられるので、組み立て作業時の作業効率が悪い。2つの吸込口に対して集塵電極を1つに繋げて成形すれば、作業効率は高まるものの集塵電極がたわむため、グラウンド板とイオン化線との間隔は一定に維持されることができなくなってしまう。アッパーフレームに押し当て部を設けてロアーフレームに対して集塵電極を押し当てれば、集塵電極の変形を抑制できる。
一般的に、空気中の塵埃の抵抗値は樹脂の抵抗値よりも低い。そのため、空気清浄装置のアッパーフレームのイオン化線側の面に塵埃が多く付着すると、アッパーフレームの押し当て部とイオン化線に接触する押え片との間の、アッパーフレームのイオン化線側の面の絶縁抵抗が低くなる。集塵電極を押える押し当て部とイオン化線に接触する押え片との間のアッパーフレームのイオン化線側の面で、短絡が発生してしまう。
本発明は、組み立てにあたって作業効率の向上を図りながら、集塵電極の変形を抑制しつつ、押し当て部と押え片との間の絶縁抵抗を従来より高くすることができる電気集塵装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る電気集塵装置は、第1フレームと、前記第1フレームに設けられ、空気中の微粒子に電荷を与えるためのイオン化線を支持する第1支持体および第2支持体と、接地されつつ前記第1フレームに支持され、前記第1支持体および前記第2支持体の間の空間に配置されて前記イオン化線に平行に広がって気流の流通方向を規定するグラウンド板と、前記グラウンド板から電気的に連続して、前記流通方向に前記イオン化線の下流に配置され、前記イオン化線に交差する仮想平面に平行な姿勢で前記イオン化線の線方向に一定の間隔で配列される複数枚の第1電極板を有する集塵電極と、前記第1電極板の板面に向き合いつつ一定の間隔で配列される複数枚の第2電極板を有する非集塵電極と、前記第1フレームに結合されて前記グラウンド板の上流で気流の吸込口を区画し、前記第1支持体および前記第2支持体の間で前記イオン化線に接触する押さえ片を有する第2フレームと、前記第2フレームに一体に形成されて、前記イオン化線に交差する仮想平面に平行な姿勢で前記イオン化線の線方向に一定の間隔で配列されて前記吸込口を横切る複数の縦桟と、複数のうちから選ばれた前記縦桟ごとに一体に形成されて、前記第1フレームに向かって前記グラウンド板に押し当てられる加圧片とを備える。
イオン化線に電圧が印加されると、イオン化線からグラウンド板に向かって放電が実現される。グラウンド板に沿って流れる気流中の微粒子は放電で帯電する。非集塵電極にイオン化線と同極性の電圧が印加されると、帯電した微粒子は、第1電極板と第2電極板との間を通過する際に、第2電極板に反発して第1電極板に向かって進路を曲げる。こうして微粒子は集塵電極に効率的に捕獲される。第1フレームに第2フレームが結合されると、加圧片は第1フレームに向かってグラウンド板および集塵電極を押し付ける。集塵電極の変形は抑制される。加圧片は選ばれた縦桟だけに形成されるので、全ての縦桟がグラウンド板に接触する場合に比べて、第2フレームとグラウンド板との接触面積は著しく抑制される。したがって、第2フレームのイオン化線側の面において、第2フレームに形成されるイオン化線に接触する押さえ片と集塵電極に接触する加圧片の間の絶縁抵抗を高くすることができる。イオン化線とグラウンド板との間で高い絶縁抵抗は維持されることができる。
電気集塵装置は、前記第1フレームに形成されて、前記イオン化線の線方向に前記集塵電極の両端に連結される2つの係り止め片を有してもよい。集塵電極は長手方向に両端で第1フレームに係り止めされる。加圧片は長手方向に両端の間の任意の位置で第1フレームに向かって集塵電極を押し当てる。したがって、たとえ集塵電極が長く形成されても、集塵電極の変形は確実に抑制されることができる。
電気集塵装置では、前記第2フレームは、前記イオン化線の線方向に前記吸込口を2つに分割する位置で前記押さえ片を支持する仕切りを有してもよく、前記集塵電極は、前記イオン化線の線方向に前記仕切りの両側でそれぞれ個別に前記グラウンド板を支持すればよく、前記加圧片は前記イオン化線の線方向に個々の前記グラウンド板ごとに配置されればよい。イオン化線の線方向に並んで2つの吸込口が区画される。仕切りの位置でグラウンド板は途切れることから、集塵電極の剛性は仕切りの位置で弱まる。それでも、仕切りの両側で個々のグラウンド板ごとに加圧片は配置されることから、集塵電極の変形は抑制される。
以上のような電気集塵装置は空気調和機に用いられることができる。空気調和機は空気の吸込口に電気集塵装置を備えればよい。こうして空気調和機は空気清浄機の機能を有することができる。
以上のように開示の電気集塵装置によれば、組み立てにあたって作業効率の向上を図りながら、集塵電極の変形を抑制しつつ、押し当て部と押え片との間の絶縁抵抗を従来より高くすることができる電気集塵装置は提供される。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の構成を概略的に示す概念図である。 一実施形態に係る室内機の外観を概略的に示す斜視図である。 室内機の本体の構成を概略的に示す斜視図である。 室内機の構造を概略的に示す分解斜視図である。 第2フレーム(アッパーフレーム)を取り外した状態で電気集塵ユニットを概略的に示す拡大斜視図である。 第2フレームを除いた電気集塵ユニットの分解斜視図である。 電気集塵ユニットの断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
(1)空気調和機の構成
図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機11の構成を概略的に示す。空気調和機11は室内機12および室外機13を備える。室内機12は例えば建物内の室内空間の壁面の上部に設置される。その他、室内機12は室内空間に相当する空間に設置されればよい。室内機12には室内熱交換器14が組み込まれる。室外機13には圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18が組み込まれる。室内熱交換器14、圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18は冷凍回路19を形成する。室外機13は、室外空気との熱交換が可能な屋外に設置されればよい。
冷凍回路19は第1循環経路21を備える。第1循環経路21は四方弁18の第1口18aおよび第2口18bを相互に結ぶ。第1循環経路21には圧縮機15が組み込まれる。圧縮機15の吸入管15aは四方弁18の第1口18aに冷媒配管を介して接続される。第1口18aからガス冷媒は圧縮機15の吸入管15aに供給される。圧縮機15は低圧のガス冷媒を所定の圧力まで圧縮する。圧縮機15の吐出管15bは四方弁18の第2口18bに冷媒配管を介して接続される。圧縮機15の吐出管15bからガス冷媒は四方弁18の第2口18bに供給される。冷媒配管は例えば銅管であればよい。
冷凍回路19は第2循環経路22をさらに備える。第2循環経路22は四方弁18の第3口18cおよび第4口18dを相互に結ぶ。第2循環経路22には、第3口18c側から順番に室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14が組み込まれる。室外熱交換器16は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。室内熱交換器14は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。
室外機13には送風ファン23が組み込まれる。送風ファン23は室外熱交換器16に通風する。送風ファン23は例えば羽根車の回転に応じて気流を生成する。送風ファン23の働きで気流は室外熱交換器16を通り抜ける。室外の空気は室外熱交換器16を通り抜け冷媒と熱交換する。熱交換された冷気または暖気の気流は室外機13から吹き出される。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
室内機12には送風ファン24が組み込まれる。送風ファン24は室内熱交換器14に通風する。送風ファン24は羽根車の回転に応じて気流を生成する。送風ファン24の働きで室内機12には室内空気が吸い込まれる。室内空気は室内熱交換器14を通り抜け冷媒と熱交換する。熱交換された冷気または暖気の気流は室内機12から吹き出される。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
冷凍回路19で冷房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第3口18cを相互に接続し第1口18aおよび第4口18dを相互に接続する。したがって、圧縮機15の吐出管15bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器16に供給される。冷媒は室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14を順番に流通する。室外熱交換器16では冷媒から外気に放熱する。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室内熱交換器14で周囲の空気から吸熱する。冷気が生成される。冷気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。
冷凍回路19で暖房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第4口18dを相互に接続し第1口18aおよび第3口18cを相互に接続する。圧縮機15から高温高圧の冷媒が室内熱交換器14に供給される。冷媒は室内熱交換器14、膨張弁17および室外熱交換器16を順番に流通する。室内熱交換器14では冷媒から周囲の空気に放熱する。暖気が生成される。暖気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室外熱交換器16で周囲の空気から吸熱する。その後、冷媒は圧縮機15に戻る。
(2)室内機の構成
図2は一実施形態に係る室内機12の外観を概略的に示す。室内機12は本体25を備える。本体25に室内熱交換器14が支持される。本体25の正面(前面)にはアウターパネル26が開閉自在に覆い被さる。
本体25の底板27には吹出口28が形成される。吹出口28は室内に向けて開口される。本体25は背面で例えば室内の壁面に固定されることができる。吹出口28は、室内熱交換器14で生成される冷気または暖気の気流を吹き出す。
吹出口28には前後1対の上下風向板29a、29bが配置される。上下風向板29a、29bはそれぞれ水平軸線31a、31b回りに回転することができる。回転に応じて上下風向板29a、29bは吹出口28を開閉することができる。上下風向板29a、29bの角度に応じて、吹き出される気流の方向は変えられる。
図3に示されるように、本体25の天板32には吸込口33が形成される。室内熱交換器14に流入する空気は吸込口33から取り込まれる。本体25には天板32の下方で室内熱交換器14の前方に複数のエアフィルタアセンブリ34が着脱自在に装着される。エアフィルタアセンブリ34は水平軸線31a、31bの軸方向に横並びに並べられる。個々のエアフィルタアセンブリ34はエアフィルタ35およびフィルタ清掃ユニット36を備える。エアフィルタ35はフィルタ清掃ユニット36上に支持され保持される。フィルタ清掃ユニット36は支持枠37で本体25に固定される。支持枠37が本体25の定位置に装着されると、エアフィルタ35は室内熱交換器14の収容空間と吸込口33に接する空間とに本体25内の空間を分割する。吸込口33側の空間の空気はエアフィルタ35を通過して室内熱交換器14の収容空間に進入する。
支持枠37には前側フィルタレール38が形成される。前側フィルタレール38はエアフィルタ35の左右両側に相互に平行に延びる。前側フィルタレール38の延長線上で本体25には左右の後側フィルタレール39が形成される。後側フィルタレール39はエアフィルタ35の左右両側に相互に平行に延びる。エアフィルタ35は左右両側でスライド自在にフィルタレール38、39に保持される。フィルタレール38、39は水平軸線31a、31bに直交する垂直面に沿って形成される。エアフィルタ35は、図示しないフィルタ駆動用モータによってフィルタレール38、39に沿って前後移動する。
図4に示されるように、個々のフィルタ清掃ユニット36は上ダストボックス42および下ダストボックス43を備える。上ダストボックス42および下ダストボックス43は支持枠37を形成する。上ダストボックス42および下ダストボックス43は前後に配置されて相互に重ねられる。上ダストボックス42および下ダストボックス43の間にエアフィルタ35が配置される。エアフィルタ35の清掃時、概ねエアフィルタ35の前面の塵埃は上ダストボックス42のボックス本体45に回収され、エアフィルタ35の後面の塵埃は下ダストボックス43に回収される。
フィルタ清掃ユニット36は第1従動ギア46および第2従動ギア47を備える。第1従動ギア46は上ダストボックス42に取り付けられる。第1従動ギア46は水平軸48回りで回転する。第1従動ギア46は、上ダストボックス42内の清掃ブラシ(図示されず)を回転駆動する。第1従動ギア46の歯は上ダストボックス42の外面から部分的に露出する。同様に、第2従動ギア47は下ダストボックス43に取り付けられる。第2従動ギア47は水平軸49回りで回転する。第2従動ギア47は、下ダストボックス43の両端に配置されエアフィルタ35を駆動する。第2従動ギア47の歯は下ダストボックス43の外面から部分的に露出する。エアフィルタアセンブリ34が本体25にセットされると、第1従動ギア46は本体25に搭載の第1駆動ギア(図示されず)に噛み合い、同様に第2従動ギア47は本体25に搭載の第2駆動ギア(図示されず)に噛み合う。個々の駆動ギアには個別に電動モータといった駆動源(図示されず)が連結される。個々の駆動源から供給される駆動力に応じて第1従動ギア46および第2従動ギア47は個別に回転する。
本体25には電気集塵ユニット51が着脱自在に装着される。ここでは、電気集塵ユニット51は一方のエアフィルタアセンブリ34の背後に収納される。吸込口33から取り込まれた空気は、電気集塵ユニット51を通過したのち室内熱交換器14に流入する。花粉などの細かな塵埃は電気集塵ユニット51で捕獲される。電気集塵ユニット51はユニット本体52を備える。ユニット本体52には前面から後面に抜ける空気の流通路としての通路52aが区画される。ユニット本体52は水平軸線31a、31bに平行に長手方向DRを有する。
図5に示されるように、電気集塵ユニット51のユニット本体52は、長手方向(水平方向)DRに振り分けられる第1支持体54aおよび第2支持体54bを支持する第1フレーム(ロワーフレーム)55と、第1フレーム55に結合されて、第1支持体54aおよび第2支持体54bの間の空間に面する吸込口56を区画する第2フレーム(アッパーフレーム)57とを有する。第2フレーム57は、長手方向DRに延びて上下から第1フレーム55を挟み込む1対の側壁58を有する。第2フレーム57の側壁58は第1フレーム55の側面55aに重なる。第2フレーム57の側壁58には長手方向DRに複数の小開口59が配列される。第1フレーム55の側面55aには係り爪61が一体に形成される。係り爪61は小開口59内に進入して、第1フレーム55から離れる方向に対して第2フレーム57の変位を規制する。第1フレーム55および第2フレーム57の結合にあたって側壁58の弾性変形に基づき小開口59の周囲で側壁58は係り爪61を乗り越える。
第2フレーム57は、ユニット本体52の長手方向DRに吸込口56を2つに分割する仕切り62を有する。ユニット本体52の長手方向DRに仕切り62の両側で、第2フレーム57には、ユニット本体52の長手方向DRに直交する仮想平面に平行な姿勢でユニット本体52の長手方向DRに一定の間隔で配列され、吸込口56を横切る複数の縦桟63が一体に形成される。仕切り62は、ユニット本体52の長手方向DRに縦桟63よりも大きい寸法(横幅)を有して、縦桟63に比べて変形しづらい剛性を有する。
第1支持体54aおよび第2支持体54bには1本のイオン化線64が張られる。第1支持体54aは第1連結部65aと第1巻き掛け部66aとを備える。第2支持体54bは第2巻き掛け部66bと第2連結部65bとを備える。第1連結部65aにイオン化線64の一端が連結される。第2連結部65bにイオン化線64の他端が連結される。イオン化線64は、第1支持体54aの第1連結部65aからユニット本体52の長手方向DRに第2支持体54bに向かって延び、第2巻き掛け部66bに巻き掛けられユニット本体52の長手方向DRに反対向きに第1支持体54aに向かって延び、第1巻き掛け部66aに巻き掛けられ再びユニット本体52の長手方向DRに第2支持体54bに向かって延び、第2連結部65bで第2支持体54bに連結される。イオン化線64は、第1連結部65aおよび第2巻き掛け部66bの間と、第2巻き掛け部66bおよび第1巻き掛け部66aの間と、第1巻き掛け部66aおよび第2連結部65bの間とに相互に平行に延びる放電部64aを有する。イオン化線64の放電部64aは、後述する板片73あるいは板片74に対して放電を行うイオン化線64の部分を指す。放電部64aは、気流の流通方向に直交する仮想平面内に位置する。放電部64aは、後述する板片73あるいは板片74に対して平行に配置されている。イオン化線64の線方向はユニット本体52の長手方向DRに一致する。
ユニット本体52内にはアースブロック67およびホットブロック68が組み込まれる。アースブロック67およびホットブロック68は、後述されるように、第1フレーム55に結合される。アースブロック67は、第1支持体54aおよび第2支持体54bの間の空間に配置されてイオン化線64に平行に広がって気流の流通方向を規定するグラウンド板69と、グラウンド板69から連続して、気流の流通方向にイオン化線64の放電部64aの下流に配置され、イオン化線64の放電部64aに直角に交差する仮想平面に平行な姿勢でイオン化線64の線方向に一定の間隔で配列される複数枚の第1電極板71からなる集塵電極72とを備える。アースブロック67は接地されつつ第1フレーム55に定位置に支持される。アースブロック67は例えば半絶縁性樹脂の樹脂成形体で構成される。第2フレーム57はグラウンド板69の上流で気流の吸込口56を区画する。
グラウンド板69は、ユニット本体52の長手方向DRに配置される第1板片群69aおよび第2板片群69bを有する。第1板片群69aは、相互に平行に広がって等間隔に配置される4枚の板片73を含む。個々の板片73の板面は対応するイオン化線64の放電部64aに対して等距離に位置する。同様に、第2板片群69bは、相互に平行に広がって等間隔に配置される4枚の板片74を含む。個々の板片74の板面は対応するイオン化線64の放電部64aに対して等距離に位置する。第1板片群69aおよび第2板片群69bは連結板75で相互に連結される。連結板75は第1フレーム55に支持される。連結板75の貫通孔(別途付番)には、第1フレーム55に一体の支柱76が進入する。集塵電極72は、ユニット本体52の長手方向DRに仕切り62の両側でそれぞれ個別に第1板片群69aの板片73および第2板片群69bの板片74を支持する。
イオン化線64には、第1フレーム55の外面で露出する接点(図示されず)から放電電圧が印加される。イオン化線64の放電部64aからグラウンド板69の板片73、74に向かって放電する。こうしてグラウンド板69の板片73、74同士の間に区画される気流の流通路52aで気流に含まれる塵埃はイオン化される。
第1フレーム55には、ユニット本体52の長手方向DRに集塵電極72の両端に連結される2つの係り止め片77が一体に形成される。図6に示されるように、個々の係り止め片77は爪77aを備える。爪77aは、係り止め片77の弾性変形に応じて、集塵電極72に一体に形成される板片78の表面に係り合う。
ホットブロック68は非集塵電極79を備える。非集塵電極79は、第1電極板71の板面に向き合いつつ一定の間隔で配列される複数枚の第2電極板81を有する。第2電極板81はユニット本体52の長手方向DRに直交する仮想平面に平行な姿勢で一列に並べられる。第1電極板71と第2電極板81とは長手方向DRに沿って交互に配置される。隣り合う第1電極板71と第2電極板81とは均等な間隔で隔てられればよい。空気流はグラウンド板69の間を通過して第1電極板71および第2電極板81の間を通り抜ける。
第2電極板81同士は、ユニット本体52の長手方向DRに平行に延びる2本の連結体82で連結される。ここでは、連結体82は連続する枠体83を構成する。枠体83の内側に第2電極板81は配置される。枠体83は第1フレーム55に連結される。第1フレーム55には、枠体83から外向きに広がる板片84に係り合う爪85が一体に形成される。爪85は、第1フレーム55から離れる方向に非集塵電極79の変位を規制する。ホットブロック68は例えば半絶縁性樹脂の樹脂成形体で構成される。ホットブロック68には、第1フレーム55の外面で露出する接点(図示されず)からイオン化線64に供給される電位と同極の電位が供給される。
ホットブロック68の第2電極板81はアースブロック67のグラウンド板69から電気的に隔てられる。すなわち、第2電極板81の上縁にはグラウンド板69との短絡を回避するための切り欠き86が形成される。個々の第2電極板81は切り欠き86でグラウンド板69に向き合わせられる。
イオン化線64の両端にはばね部材87が連結される。イオン化線64の両端はばね部材87を介して第1フレーム55に連結される。ばね部材87はそのばねの弾性力に応じてイオン化線64に張力を与える。
第1フレーム55には第2フレーム57の吸込口56に対応して窓孔91が区画される。吸込口56と窓孔91との間でグラウンド板69は配列される。グラウンド板69は吸込口56から窓孔91に向かって気流の向きを規制する。
図7に示されるように、第2フレーム57の仕切り62にはアースブロック67の連結板75に向かって突き出る押さえ片88が支持される。ここでは、押さえ片88は仕切り62に一体に形成される。押さえ片88は、第1支持体54aおよび第2支持体54bの間でイオン化線64に接触してイオン化線64の張力を生む。押さえ片88の働きでイオン化線64の振動は抑制される。
複数の縦桟63のうちから選ばれた縦桟63aにはグラウンド板69に向かって膨らむ加圧片89が一体に形成される。加圧片89は縦桟63aごとに対応する4枚の板片73、74に接触する。こうして加圧片89は第1フレーム55に向かってグラウンド板69に押し当てられる。加圧片89は、第1フレーム55からグラウンド板69および集塵電極72の浮き上がりを防止する。
ここでは、イオン化線64の線方向(長手方向DR)に、第1支持体54aと仕切り62との間に2つの加圧片89は配置され、同様に仕切り62と第2支持体54bとの間に2つの加圧片89が配置される。イオン化線64の線方向に、押さえ片88から1つ目の加圧片89までの距離Aは、押さえ片88から2つ目の加圧片89から吸込口56の縁までの距離Cよりも大きく設定される。こうして、吸込口56のうち通風量が多く汚れやすい中央部分(仕切り62近傍)の領域で、イオン化線64とグラウンド板69との間の第2フレーム57の距離は十分に確保されることができる。
(3)室内機の動作
送風ファン24が動作すると、本体25内では吸込口33から吹出口28に向かって気流が生成される。吸込口33から吸引された空気はエアフィルタ35を通過して室内熱交換器14を通過する。冷房運転時には空気は室内熱交換器14で冷却されて吹出口28から吹き出される。暖房運転時には空気は室内熱交換器14で暖められて吹出口28から吹き出される。
電気集塵ユニット51ではイオン化線64に電圧が印加される。電圧の印加に応じてイオン化線64からグラウンド板69に向かって放電が実現される。グラウンド板69に沿って流れる気流中の微粒子は放電で帯電する。非集塵電極79にイオン化線64と同極性の電圧が印加されると、帯電した微粒子は、集塵電極72の第1電極板71と非集塵電極79の第2電極板81との間を通過する際に、第2電極板81に反発して第1電極板71に向かって進路を曲げる。こうして微粒子は効率的に集塵電極72に捕獲される。
電気集塵ユニット51では第1フレーム55に第2フレーム57が結合されると、加圧片89は第1フレーム55に向かってグラウンド板69および集塵電極72を押し付ける。集塵電極72の変形は抑制される。グラウンド板69の変位は抑制される。このとき、加圧片89は選ばれた縦桟63aだけに形成されるので、全ての縦桟63がグラウンド板69に接触する場合に比べて、第2フレーム57とグラウンド板69との接触面積は著しく抑制される。したがって、イオン化線64に接触する押さえ片88とグラウンド板69との間で高い絶縁抵抗は維持されることができる。たとえ第2フレーム57に埃や汚れが付着し第2フレーム57表面の絶縁抵抗が低下しても、イオン化線64とグラウンド板69との短絡は回避されることができる。
前述のように、集塵電極72はユニット本体52の長手方向DRに両端で第1フレーム55に係り止めされる。加圧片89は長手方向DRに両端の間の任意の位置で第1フレーム55に向かってグラウンド板69および集塵電極72を押し当てる。したがって、たとえ集塵電極72が長く形成されても、集塵電極72の変形は確実に抑制されることができる。
押さえ片88を支持する仕切り62はイオン化線64の線方向に吸込口56を2つに分割する。加圧片89はイオン化線64の線方向にグラウンド板69の個々の板片73、74ごとに配置される。仕切り62の位置でグラウンド板69は途切れることから、集塵電極72の剛性は仕切り62の位置で弱まる。それでも、仕切り62の両側で個々の板片73、74ごとに加圧片89は配置されることから、集塵電極72の変形は確実に抑制される。
11…空気調和機、51…電気集塵装置(電気集塵ユニット)、54a…第1支持体、54b…第2支持体、55…第1フレーム、56…吸込口、57…第2フレーム、62…仕切り、63…縦桟、63a…(選ばれた)縦桟、64…イオン化線、69…グラウンド板、71…第1電極板、72…集塵電極、77…係り止め片、79…非集塵電極、81…第2電極板、88…押さえ片、89…加圧片、DR…線方向(長手方向)。

Claims (4)

  1. 第1フレームと、
    前記第1フレームに設けられ、空気中の微粒子に電荷を与えるためのイオン化線を支持する第1支持体および第2支持体と、
    接地されつつ前記第1フレームに支持され、前記第1支持体および前記第2支持体の間の空間に配置されて前記イオン化線に平行に広がって気流の流通方向を規定するグラウンド板と、
    前記グラウンド板から電気的に連続して、前記流通方向に前記イオン化線の下流に配置され、前記イオン化線に交差する仮想平面に平行な姿勢で前記イオン化線の線方向に一定の間隔で配列される複数枚の第1電極板を有する集塵電極と、
    前記第1電極板の板面に向き合いつつ一定の間隔で配列される複数枚の第2電極板を有する非集塵電極と、
    前記第1フレームに結合されて前記グラウンド板の上流で気流の吸込口を区画し、前記第1支持体および前記第2支持体の間で前記イオン化線に接触する押さえ片を有する第2フレームと、
    前記第2フレームに一体に形成されて、前記イオン化線に交差する仮想平面に平行な姿勢で前記イオン化線の線方向に一定の間隔で配列されて前記吸込口を横切る複数の縦桟と、
    複数のうちから選ばれた前記縦桟ごとに一体に形成されて、前記第1フレームに向かって前記グラウンド板に押し当てられる加圧片と
    を備えることを特徴とする電気集塵装置。
  2. 請求項1に記載の電気集塵装置において、前記第1フレームに形成されて、前記イオン化線の線方向に前記集塵電極の両端に連結される2つの係り止め片を有することを特徴とする電気集塵装置。
  3. 請求項2に記載の電気集塵装置において、
    前記第2フレームは、前記イオン化線の線方向に前記吸込口を2つに分割する位置で前記押さえ片を支持する仕切りを有し、
    前記集塵電極は、前記イオン化線の線方向に前記仕切りの両側でそれぞれ個別に前記グラウンド板を支持し、
    前記加圧片は前記イオン化線の線方向に個々の前記グラウンド板ごとに配置されることを特徴とする電気集塵装置。
  4. 請求項1〜3に記載の電気集塵装置を備えることを特徴とする空気調和機。
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