JP2018121553A - 飲食物の風味改善剤、飲食物の風味改善方法、及び飲食物 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、飲食物が有機酸含有飲食物の場合、その有機酸含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物の含量が0.003〜30.0質量部であることが好ましく、0.01〜30.0質量部であることがより好ましく、0.6〜30.0質量部であることが特に好ましい。ヘチマ及び/又はその加工物の含量が有機酸含量1質量部に対して上記範囲未満であると有機酸を含有する飲食物の風味を改善する効果に乏しく、上記範囲を超えるとヘチマ及び/又はその加工物自体の苦味、渋味、臭い等が強く出てしまうことがある。
例えば、飲食物が乳蛋白質含有飲食物の場合、その乳蛋白質含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物の含量が0.0002〜0.12質量部であることが好ましく、0.002〜0.12質量部であることがより好ましく、0.03〜0.12質量部であることが特に好ましい。ヘチマ及び/又はその加工物の含量が乳蛋白質含量1質量部に対して上記範囲未満であると乳蛋白質を含有する飲食物の風味を改善する効果に乏しく、上記範囲を超えるとヘチマ及び/又はその加工物自体の苦味、渋味、臭い等が強く出てしまうことがある。
例えば、飲食物がコラーゲン及び/又はその部分分解物含有飲食物の場合、そのコラーゲン及び/又はその部分分解物含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物の含量が0.0002〜0.12質量部であることが好ましく、0.02〜0.06質量部であることがより好ましい。ヘチマ及び/又はその加工物の含量がコラーゲン及び/又はその部分分解物含量1質量部に対して上記範囲未満であるとコラーゲン及び/又はその部分分解物を含有する飲食物の風味を改善する効果に乏しく、上記範囲を超えるとヘチマ及び/又はその加工物自体の苦味、渋味、臭い等が強く出てしまうことがある。
沖縄産ヘチマ200kgを1cmにダイスカット後、搾汁してヘチマエキス(搾汁液)を調製した。これに賦形剤を添加して適量にまで濃縮した後、スプレードライすることによって、ヘチマエキス含有粉体組成物16.6kgを得た。
調製例1で調製したヘチマエキス含有粉体組成物を使用し、そのヘチマエキスとクエン酸とを各所定濃度で水に溶解し、ヘチマエキスを添加しない場合と比べた風味の変化を評価した。評価では、8名の専門パネラーにより表1に示す基準で点数をつけて、その平均点を求めた。
調製例1で調製したヘチマエキス含有粉体組成物を使用し、そのヘチマエキスとホエイプロテインとを各所定濃度で水に溶解し、ヘチマエキスを添加しない場合と比べた風味の変化を評価した。評価では、8名の専門パネラーにより表3に示す基準で点数をつけて、その平均点を求めた。
調製例1で調製したヘチマエキス含有粉体組成物を使用し、そのヘチマエキスとコラーゲンペプチドとを各所定濃度で水に溶解し、ヘチマエキスを添加しない場合と比べた風味の変化を評価した。評価では、8名の専門パネラーにより表5に示す基準で点数をつけて、その平均点を求めた。
Claims (14)
- ヘチマ及び/又はその加工物を有効成分とする飲食物の風味改善剤。
- 酸味抑制、乳臭さ軽減、及びコラーゲン臭軽減から選ばれた風味改善のために用いられる、請求項1記載の風味改善剤。
- 前記飲食物が有機酸含有飲食物であって、その有機酸含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.003〜30.0質量部になるようにして使用される、請求項2記載の風味改善剤。
- 前記飲食物が乳蛋白質含有飲食物であって、その乳蛋白質含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.0002〜0.12質量部になるようにして使用される、請求項2記載の風味改善剤。
- 前記飲食物がコラーゲン及び/又はその部分分解物含有飲食物であって、そのコラーゲン及び/又はその部分分解物含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.0002〜0.12質量部になるようにして使用される、請求項2記載の風味改善剤。
- 飲食物にヘチマ及び/又はその加工物を添加することにより、前記飲食物の酸味抑制、乳臭さ軽減、及びコラーゲン臭軽減から選ばれた風味改善をもたらすことを特徴とする飲食物の風味改善方法。
- 前記飲食物が、有機酸含有飲食物、乳蛋白質含有飲食物、又はコラーゲン及び/又はその部分分解物含有飲食物である、請求項6記載の風味改善方法。
- 前記飲食物が有機酸含有飲食物であって、その有機酸含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.003〜30.0質量部になるようにする、請求項7記載の風味改善方法。
- 前記飲食物が乳蛋白質含有飲食物であって、その乳蛋白質含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.0002〜0.12質量部になるようにする、請求項7記載の風味改善方法。
- 前記飲食物がコラーゲン及び/又はその部分分解物含有飲食物であって、そのコラーゲン及び/又はその部分分解物含量1質量部に対して、ヘチマ及び/又はその加工物が0.0002〜0.12質量部になるようにする、請求項7記載の風味改善方法。
- 有機酸、乳蛋白質、コラーゲン及び/又はその部分分解物からなる群から選ばれた1種又は2種以上と、ヘチマ及び/又はその加工物を含有することを特徴とする飲食物。
- 有機酸を含有し、その有機酸含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物を0.003〜30.0質量部含有する請求項11記載の飲食物。
- 乳蛋白質を含有し、その乳蛋白質含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物を0.0002〜0.12質量部含有する請求項11記載の飲食物。
- コラーゲン及び/又はその部分分解物を含有し、そのコラーゲン及び/部分分解物含量1質量部に対してヘチマ及び/又はその加工物を0.0002〜0.12質量部含有する請求項11記載の飲食物。
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2017
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