JP2018121145A - 画像読取装置及びこれを備えた自動原稿搬送装置 - Google Patents

画像読取装置及びこれを備えた自動原稿搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】読取原稿の横ズレ量を安価且つ正確に検知し、検出された横ズレ量に応じて画像データを補正して出力する画像読取装置を提供する。【解決手段】ADF1にて搬送された原稿10の画像を読み取る読取手段30、31内の光源41を発光素子とし、搬送される原稿の搬送方向D1と直交する方向の片側端部位置に受光素子42を配置し、搬送位置の横ズレ量に応じた光量を検知し、画像データの横ズレ量を補正する。【選択図】図3

Description

本発明は画像読取装置及びこれを備えた自動原稿搬送装置に関するものである。
従来、複写機やプリンター等における画像読取装置にあっては、シートが斜行して横ズレが発生する場合がある。シートの横ズレが発生すると、シートに形成される画像が傾いたりズレたりする。そのため、横ズレをセンサーで検知し、その検知結果に基づいて画像のズレを補正することが一般に行われている。また、このようにシートの横ズレ量を検知して、その横ズレ量に応じて画像の書き出し位置を補正する場合には、一般に横ズレ検出センサーとして、フォトダイオードアレイや、CCDセンサー、CMOSセンサー、CISセンサーに代表されるラインセンサー、イメージセンサー等の多数の画素を持つ受光素子が使用され、画素一つ一つのON/OFFによって、シートの横ズレ位置が検出される(例えば、特許文献1参照)。この場合、発光側では受光側と同じ長さと同程度の発光エリアが必要である。
また、読取手段のイメージセンサーで原稿を読み込んで、原稿の端部を検知する場合には、原稿のエッジを検出するための手段が必要であり、原稿と原稿読取背面板との濃度差をつけたり、原稿端部エッジに影を発生させたりするなどの工夫が必要となる。
また、自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder,以下、「ADF」という)内に、拡散光を出射する発光素子とフォトダイオード等の光量を検知する受光素子とを配置し、原稿の横ズレ量を光量で検知し、横ズレ量を補正する装置が既に提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−187449号公報 特開2005−12782号公報
しかし、CCDセンサー、CMOSセンサー等は、高価であり、信号処理に専用の回路が必要となる。またイメージセンサーで原稿を読み込んで、原稿の端部を検知する場合、原稿のエッジ部を検出するため、余分に原稿読取範囲を読みこむ必要があるため、画像データを保存するメモリーが追加で必要となる。
また、受光素子と発光素子の両方をADF内に配置すると高価となり、光源が拡散光であるため、搬送経路内の隙間において原稿がばたつくと、原稿の位置によって光を遮光する量が変化し、受光素子での受光量が変化し、検出精度が低下するという課題がある。
本発明は、上記の事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、読取原稿の横ズレ量及び/又はスキュー量を安価且つ正確に検知し、検出された横ズレ量及び/又はスキュー量に応じて画像データを補正して出力する画像読取装置およびこれを備えた自動原稿搬送装置を提供するところにある。
上記目的を達成するために本発明は、ADFにて搬送された原稿の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段内の光源を発光素子とし、搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に受光素子を配置し、搬送位置の横ズレ量に応じた光量を検知し、画像データの横ズレ量を補正する。また、搬送経路内の原稿のばたつきによって発生する受光量の変化を低減させ、検出精度を向上するため、原稿に照射される読取手段部の光源からの拡散光をレンズ等により略平行光にすることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る画像読取装置は、給紙トレイ上に載置された原稿を搬送する搬送手段と、搬送された原稿の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段と、前記搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記読取手段が備える光源を発光素子とし搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子を有する光検知手段と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを一時的に格納する記憶手段と、前記光検知手段の出力信号に基づいて、前記原稿位置の横ズレ量を算出する演算手段とを備え、算出された前記横ズレ量に応じて前記記憶手段に格納された画像データの読み出し位置を補正して当該画像データを出力することを特徴とする。
上記の構成によると、読取原稿の横ズレ量を正確且つ安価に検出し、検出された横ズレ量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置を得ることができる。
また本発明は、給紙トレイ上に載置された原稿を搬送する搬送手段と、搬送された原稿の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段と、前記搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記読取手段が備える光源を発光素子とし、搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子を有する光検知手段と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを一時的に格納する記憶手段と、前記原稿を検知する間の前記光検知手段の出力信号変化量に基づいて、前記原稿のスキュー量を算出する演算手段とを備え、算出された前記スキュー量に応じて前記記憶手段に格納された画像データのスキューを補正して当該画像データを出力することを特徴としている。この構成によると、読取原稿のスキュー量を正確且つ安価に検出し、検出されたスキュー量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置を得ることができる。
また本発明は上記構成の画像読取装置において、前記読取手段の光源と搬送経路に搬送される原稿との間に、前記光源が発光する光を略平行光にする光平行化部材となる球面ミラー、レンズ、スリットのいずれかを備えることが好ましく、前記光源が発光する光が拡散光であれば、前記光平行化部材は、原稿搬送方向に相当する副方向とこれに直交する主方向の拡散光を共に略平行光にすることが好ましい。
また本発明は上記構成の画像読取装置において、前記搬送経路の前記読取手段の光源を挟んだ対面側にミラーを配置し、前記搬送経路を通過した光源からの光を反射させ、前記搬送経路の上流部に配置された前記受光素子に光を導く構成であってもよい。
また本発明は上記構成の画像読取装置において、前記受光素子はフォトダイオードであることが好ましく、前記受光素子にて、前記搬送手段により搬送された原稿の読取開始位置の検知を行うことが好ましく、前記光検知手段は前記読取手段による読取位置よりも上流側の位置で原稿を読み取ることが好ましい。
また本発明は上記構成の画像読取装置を備えた自動原稿搬送装置であってもよい。
本発明によれば、読取原稿の横ズレ量及び/又はスキュー量を正確且つ安価に検出し、検出された横ズレ量及び/又はスキュー量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置およびこれを備えた自動原稿搬送装置を得ることができる。
本発明に係る画像読取装置の概要を示す概略説明図である。 横ズレ検知センサーと原稿との位置関係を示す平面図である。 第1実施形態の横ズレ検知手段の構成を示す拡大説明図である。 本発明に係る画像読取装置の制御ブロックを示す図である。 拡散光を用いた場合の原稿位置による受光量変化を示す概略説明図である。 略平行光を用いた場合の原稿位置による受光量変化を示す概略説明図である。 第2実施形態の原稿の先端部に光を照射している状態を示す原稿搬送方向の断面図である。 第2実施形態の原稿の搬送方向に直交する方向の断面図である。 第2実施形態の変形例の原稿搬送方向の断面図である。 第2実施形態の変形例の原稿の搬送方向に直交する方向の断面図である。 第3実施形態の原稿の搬送方向の断面図である。 第3実施形態の原稿の搬送方向に直交する方向の断面図である。 第4実施形態のスリットを用いて平行光を生成して原稿に照射している状態を示す原稿主方向断面図である。 第5実施形態の原稿の搬送方向の断面図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。また、同一構成部材については同一の符号を用い、重複する説明は適宜省略する。
本発明に係る画像読取装置2はADF1(自動原稿搬送装置)から供給される原稿10を読み取るための装置であって、例えば、図1に示すようにADF1の下方に設置される。ADF1は、給紙トレイ20と供給ローラ21とレジストローラ対22と排出ローラ23と排紙トレイ24を備えている。また、第1読取手段30と第2読取手段31が設けられている。
給紙トレイ20は原稿搬送方向の上流から下流に向かって、すなわち図1において右方から左方に向かって下る傾斜を有する。
給紙トレイ20の原稿搬送方向下流部には原稿の押し上げ部(不図示)が設けられており、この押し上げ部を介して給紙トレイ20に載置された原稿を上方に向かって付勢して、最上層の原稿が供給ローラ21に接触するように構成される。
供給ローラ21は給紙トレイ20に積み上げられた原稿を最上層から1枚ずつ分離してADF1の内部へと供給し、搬送する。
原稿搬送路にはレジストローラ対22が設けられる。レジストローラ対22は原稿の斜め送りを矯正(スキュー補正)した後、原稿をさらに搬送方向下流へと送り出す。また、原稿搬送路の各所には搬送ローラ(不図示)が設けられる。
また、原稿搬送路には第1読取手段30と第2読取手段31とが設けられている。第1読取手段30において原稿10の第1面の画像データが読み取られ、第2読取手段31において第2面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路の下流端には原稿10を排出する排出ローラ23が設けられており、画像データの読み取りが済んだ原稿10は排出ローラ23を介して排紙トレイ24に排出される。
本発明は、読取原稿の横ズレ量を安価且つ正確に検知し、検出された横ズレ量に応じて画像データを補正して出力する画像読取装置を提供するために、読取手段が備える光源を利用して第1読取手段30または第2読取手段31において原稿10の横ズレを検出するようにしたものである。すなわち、本発明に係る画像読取装置2は読取手段が備える光源を利用して原稿10の横ズレを検知する横ズレ検知手段を有する。
第1読取手段30と第2読取手段31は、照明光を原稿面に照射して、原稿面からの画像データに応じた反射光を受光して画像データを読み取る原稿読取センサーをそれぞれ有する構成とされる。例えば、第1読取手段30と第2読取手段31は、照明光を発光する光源41と画像データを読み取る原稿読取センサー51を備えた構成とされる。
また、本実施形態においては、光源41が照射する照明光を用いて原稿10のズレを検出するために、原稿端部を検出するための受光素子42を設けた構成としている。受光素子42は光検知手段(横ズレ検知センサー)であり、本発明の横ズレ検知手段を構成する一部材である。
受光素子42は、例えば図2に示すように、搬送経路の片側、すなわち、搬送経路47に沿って搬送される原稿の搬送方向D1と直交する方向の片側端部位置に対向して配置され、搬送方向D1と直交する方向における原稿の片側端部の搬送位置の横ズレ量を光学的に検知する。
<第1実施形態>
次に、図3〜図6を用いて第1読取手段30に設ける光源41を用いて原稿10の位置ズレを検出するようにした一例を第1実施形態として説明する。図3は第1実施形態の横ズレ検知手段の構成を示す拡大説明図であり、図4は画像読取装置2の制御ブロックを示す図であり、図5は拡散光を用いた場合の原稿位置による受光量変化を示す概略説明図であり、図6は略平行光を用いた場合の原稿位置による受光量変化を示す概略説明図である。
図3に示すように、本実施形態の画像読取装置2では、横ズレ検知の発光部として、第1読取手段30の光源41を用いる。発光部である光源41は主に、発光ダイオード(以下、LEDという)を複数個ならべたLEDアレイ光源、もしくは、主方向の端部にLEDを配置し、そのLEDから照射される光を主方向に導き、主方向に均一に配光するライトガイド光源や蛍光灯光源からなる。ここで、主方向とは、LEDアレイ光源を複数個並べた発光部の配列方向に相当し、これに直交する方向を副方向という。また、副方向は原稿10の搬送方向に相当する。
光源41から照射された光L1は原稿10の原稿面に照射され、原稿面から反射された反射光R1がライン状のCCDからなる原稿読取センサー51によって読み取られ原稿画像としてメモリーに記憶される。
原稿端部を検出するための横ズレ検知センサーである受光素子42は、検出領域に応じた長さを有する1チップからなるフォトダイオードを備えている。そして、光源41から照射された光L2を用いて原稿10の横ズレを検知する構成にしている。
受光素子42は読取手段30の読取位置の上流側に、搬送経路47の光源41を挟んで、対面する位置に設けられている。この受光素子42は、図2に示されるように、搬送経路の片側、すなわち、搬送経路47に沿って搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に対向して配置され、前記搬送方向と直交する方向における原稿の前記片側端部の搬送位置の横ズレ量を光学的に検知する。
図4は、画像データを読み取って画像編集処理した後に、画像信号を出力するための制御ブロックを示す。コントローラー12は、ADF1の給紙トレイ20にセットされた原稿10を画像読取装置2の所定の読取位置に搬送し、スキャン終了後に排出トレイ24に排出するための原稿搬送制御を行うとともに、受光素子42を搬送タイミングに合わせて動作させ、原稿端部位置の検出信号を画像編集装置11に送る。コントローラー12は、画像読取装置2の所定の読取位置に搬送された原稿10に対して、コントローラー12を動作させて露光するための読取り制御を行うとともに、原稿10の画像情報を得るように、イメージセンサーを動作させ、画像情報を画像記録部に送る。
ズレ量演算部14は、受光素子42で検知された原稿端部位置情報に基づいて予め定めた端部位置との間に生ずる原稿の位置ズレから横ズレ量およびスキュー量を求める。
補正量算出部15は、ズレ量演算部14で求めた横ズレ量およびスキュー量に基づいて横ズレ量の補正値とスキュー量の補正値を求める。信号処理部17は、補正量算出部15によって求められた横ズレ量の補正値およびスキュー量の補正値に基づいて画像記憶部16にて記憶された画像情報を処理し、補正後の画像信号に基づいて画像を出力する。
次に、原稿が搬送経路内でばたつくことにより、検出精度が低下することを図5で示す。光源41は広指向性LEDであるため、図5で示すように拡散光となる。
光源41から原稿10の端部に照射される光が受光素子42の受光面に対して垂直な光である場合には、光源41と原稿10の相対距離に変化があっても、原稿10により遮光される領域は変わらないため、受光素子42での受光量に変化はない。しかし、光源41から原稿10の端部に照射される光が受光素子42の受光面に対して垂直な光でない場合には、搬送経路内で原稿が10aと10bのように、光源41と原稿10の相対位置が変化すると、原稿10aが遮る光L21と原稿10bが遮る光L22のようになって、光源41からの拡散光が原稿により遮られる量が変化する。このため、受光素子42での受光量が変化し検出精度が低下する。
この課題を解決する手段を図6で示す。光源41からの光を原稿10に照射する前に光平行化部材(例えば、レンズ46)を用いて略平行光とすることにより、光源41と原稿10の相対距離が10aと10bのように位置が変化しても、原稿に照射される光が略平行光であるため、原稿10aおよび原稿10bが遮る光は同じ光L23となる。従って、原稿により遮られる光の量が原稿10aと原稿10bの位置で変化しないため、受光素子42で受光する光量が変化せず検出精度が向上する。
図6は、原稿10の送り方向に直交する方向の断面図(主方向断面図)であり、原稿の側方一端部の様子を示しているが、これとは直交する方向(副方向)に対しても、同様に平行光となるようにしている。すなわち、光源41が照射する光が拡散光であれば、レンズ46は光源41が照射する光を、光平行化部材を介して主方向および副方向の両方に対して略平行光にすることが好ましい。
すなわち、本実施形態の画像読取装置2が備える横ズレ検知手段は、光源41と受光素子42と光源41からの光(拡散光)を略平行光にする光平行化部材(レンズ46)と、ズレ量演算部14と補正量算出部15と画像記憶部16と信号処理部17を含む画像編集装置11とを備えた構成とされる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図7、図8を用いて説明する。図7は、搬送中のコンタクトガラス43上にある原稿10の先端部に光を照射している状態を示す原稿搬送方向の断面図である。図8は、原稿の搬送方向D1に直交する方向の断面図(主方向断面図)であり、原稿の側方一端部の様子を示している。
図7に示すように、第1読取手段30の光源41から照射された拡散光LAは、第1読取手段30の光源41近傍に配置された球面ミラー45によって略平行光LBとされ、搬送経路47側に照射される。図8に示すように、光源41からの拡散光LAを球面ミラー45を介して略平行光LBにすることにより、光搬送経路47に搬送される原稿10へは略平行光が照射される。そのため、原稿10と光源41との相対距離が変化しても、原稿10によって遮光される量が変化せず、受光素子42で受光する光量が変化しないため、検出精度が向上する。
球面ミラー45は、図9、図10の変形例に示すように、搬送経路47の光源41を挟んだ対面の光が搬送経路47を通過した位置に配置して、搬送経路48に搬送される原稿10に略平行光LBを照射し、搬送経路48の球面ミラー45を挟んで対面する受光素子42で検知してもよい。
本実施形態においても、光源41が照射する光は拡散光LAであって、球面ミラー45は光源41が照射する拡散光LAを、主方向および副方向の両方に対して略平行光LBにする光平行化部材となる。
本実施形態の画像読取装置2が備える横ズレ検知手段は、光源41と受光素子42と拡散光LAを略平行光LBにする光平行化部材としての球面ミラー45と、ズレ量演算部14と補正量算出部15と画像記憶部16と信号処理部17を含む画像編集装置11とを備えた構成とされる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図11、図12を用いて説明する。図11は、光源41が照射する光をミラー44により反射して原稿の搬送方向D1の先端部に照射している状態を示す原稿搬送方向の断面図である。図12は、原稿の搬送方向D1に直交する方向の断面模式図(主方向断面図)であり、原稿の側方一端部の様子を示している。
図11に示すように、第1読取手段30の光源41から照射された拡散光LAは、搬送経路47側に照射され、搬送経路47の光源を挟んだ対面側に配置されたレンズ46によって略平行光LBとされ、略平行光LBはミラー44により反射されては搬送経路48側に導かれる。図12に示すように、搬送経路48に搬送される原稿10へは略平行光LBが照射される。前記の通り、略平行光LBは搬送される原稿10の光源41との相対位置による影響を受けず、搬送経路48の光源を挟んで対面する受光素子42にて受光するため、前記と同様の効果が得られる。
すなわち、本実施形態においても、原稿に照射される光が略平行光LBであるため、原稿により遮られる光の量が原稿の位置で変化しないため、受光素子42で受光する光量が変化せず横ズレ量およびスキュー量の検出精度が向上する。
本実施形態の画像読取装置2が備える横ズレ検知手段は、光源41と受光素子42と拡散光LAを略平行光LBにする光平行化部材としてのレンズ46とミラー44と、ズレ量演算部14と補正量算出部15と画像記憶部16と信号処理部17を含む画像編集装置11とを備えた構成とされる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について図13を用いて説明する。図13は、スリット49を用いて略平行光LBを生成して原稿10に照射している状態を示す原稿主方向断面図である。
図13に示すように、第1読取手段30の光源41から照射された拡散光LAは、搬送経路47側に照射される、搬送経路47の光源41と挟んで対面する位置にスリット49を備え、スリット49により拡散光LAが略平行光LBとされ、略平行光LBはミラー44により反射され搬送経路48側に導かれる。搬送経路48に搬送される原稿10へは略平行光LBが照射され、搬送経路48の光源41を挟んで対面する受光素子42にて受光するため、前記と同様の効果が得られる。
すなわち、本実施形態においても、原稿に照射される光が略平行光LBであるため、原稿により遮られる光の量が原稿の位置で変化しないため、受光素子42で受光する光量が変化せず横ズレ量およびスキュー量の検出精度が向上する。
本実施形態の画像読取装置2が備える横ズレ検知手段は、光源41と受光素子42と拡散光を略平行光LBにする光平行化部材としてのスリット49とミラー44と、ズレ量演算部14と補正量算出部15と画像記憶部16と信号処理部17を含む画像編集装置11とを備えた構成とされる。
<第5実施形態>
次にADF1内の第2読取手段31の光源41を用いた第5実施形態について図14を用いて説明する。図14は、ADF1に配設される第2読取手段31が有する光源41からの照明光をミラー44a、レンズ46、ミラー44bを介して受光素子42に導く様子を示す断面図である。
図14に示すように、第2読取手段31の光源41から照射された拡散光LAは、搬送経路50側に照射され、搬送経路50の光源41をはさんだ対面側に配置されたミラー44aによって反射されレンズ46に導かれる。レンズ46によって拡散光LAを略平行光LBとし、搬送経路50に導くように配置されたミラー44bを介し、搬送経路50側に搬送される原稿略10に略平行光LBが照射される。前記の通り、略平行光LBは搬送される原稿10の光源41との相対位置による影響を受けず、搬送経路50の光源を挟んで対面する受光素子42にて受光するため、前記と同様の効果が得られる。
すなわち、本実施形態においても、原稿10に照射される光が略平行光LBとなり、原稿10により遮られる光の量が原稿の位置で変化しないため、受光素子42での受光量が変化せず横ズレ量およびスキュー量の検出精度が向上する。
本実施形態の画像読取装置2が備える横ズレ検知手段は、光源41と受光素子42と拡散光LAを略平行光LBにする光平行化部材としてのレンズ46とミラー44a、44bと、ズレ量演算部14と補正量算出部15と画像記憶部16と信号処理部17を含む画像編集装置11とを備えた構成とされる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、拡散光LAを略平行光LBにする光平行化部材としてレンズ46、球面ミラー45、スリット49を用いる構成について説明したが、これらを複数用いても、また、それぞれを組み合わせて用いてもよいことは明らかである。いずれにしても、光源41が発光する拡散光LAを略平行光LBにして原稿10の横ズレ量およびスキュー量を検出することが好ましい。
上記した実施形態1〜3においては、画像読取装置2が備える第1読取手段30が有する光源41が照射する照明光を用いて原稿10の位置ズレを検出する構成にしており、実施形態4においては、画像読取装置2が備える第2読取手段31が有する光源41が照射する照明光を用いて原稿10の横ズレ量およびスキュー量を検出する構成にしているので、読取原稿の横ズレ量およびスキュー量を安価に且つ正確に検出できる。
上記したように本発明は、ADF1にて搬送された原稿10の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段内の光源41を発光素子とし、搬送される原稿10の搬送方向D1と直交する方向の片側端部位置に受光素子42を配置し、搬送位置の横ズレ量に応じた光量を検知し、画像データの横ズレ量を補正する。また、搬送経路内の原稿10のばたつきによって発生する受光量の変化を低減させ、検出精度を向上するため、原稿10に照射される読取手段(30、31)の光源41からの拡散光LAをレンズ等の光平行化部材(例えば、レンズ46等)により略平行光LBにすることを特徴にしている。
すなわち、本発明に係る画像読取装置2は、給紙トレイ20上に載置された原稿10を搬送する搬送手段と、原稿10に照射する光を発光する光源41と、原稿面からの反射光を受けて画像を読み取る原稿読取センサー51とを有し、搬送された原稿10の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段30,31と、前記搬送される原稿10の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記読取手段が備える光源41を発光素子とし搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子42を有する光検知手段と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿10の画像データを一時的に格納する記憶手段(画像記憶部16)と、前記光検知手段の出力信号に基づいて、前記原稿位置の横ズレ量を算出する演算手段(ズレ量演算部14と補正量算出部15)とを備え、算出された前記横ズレ量に応じて前記記憶手段に格納された画像データの読み出し位置を補正して当該画像データを出力することを特徴とする
上記の構成によると、読取手段が備える光源41を発光素子として利用して原稿10のズレを検知し、検知された横ズレ量に応じて記憶手段に格納された画像データの読み出し位置を補正して当該画像データを出力するので、読取原稿の横ズレ量を正確且つ安価に検出し、検出された横ズレ量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置2を得ることができる。
また本発明に係る画像読取装置2は、給紙トレイ20上に載置された原稿10を搬送する搬送手段と、搬送された原稿10の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段30、31と、前記搬送される原稿10の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記読取手段が備える光源41を発光素子とし、搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子42を有する光検知手段と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿10の画像データを一時的に格納する記憶手段(画像記憶部16)と、前記原稿を検知する間の前記光検知手段の出力信号変化量に基づいて、前記原稿10のスキュー量を算出する演算手段(ズレ量演算部14と補正量算出部15)とを備え、算出された前記スキュー量に応じて前記記憶手段に格納された画像データのスキューを補正して当該画像データを出力することを特徴としている。この構成によると、読取原稿のスキュー量を正確且つ安価に検出し、検出されたスキュー量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置2を得ることができる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記読取手段の光源41と搬送経路に搬送される原稿10との間に、前記光源41が発光する光を略平行光LBにする光平行化部材として、球面ミラー45、レンズ46、スリット49のいずれかを備えることを特徴としている。この構成によると、受光素子42で受光する光量が変化せず検出精度が向上して、読取原稿の横ズレ量をより正確に検知することが可能になる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記光源41が発光する光は拡散光LAであって、前記光平行化部材は、原稿搬送方向に相当する副方向とこれに直交する主方向の拡散光LAを共に略平行光LBにすることを特徴としている。この構成によると、受光素子42で受光する光量が主方向と副方向とのいずれの方向においても変化せず検出精度がさらに向上して、読取原稿の横ズレ量をより正確に検知することが可能になる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記搬送経路の前記読取手段の光源41を挟んだ対面側にミラー44を配置し、前記搬送経路を通過した光源41からの光を反射させ、前記搬送経路の上流部に配置された前記受光素子42に光を導くことを特徴としている。この構成によると、光源41の設置位置に拘らずに照明光を所望の方向に導くことができて、画像読取位置における原稿10の横ズレ量とスキュー量を正確に検出することが可能になる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記受光素子42はフォトダイオードであることを特徴としている。この構成によると、受光素子42で受光する光量の変化を容易に且つ正確に検出できる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記受光素子42にて、前記搬送手段により搬送された原稿10の読取開始位置の検知を行うことを特徴としている。この構成によると、読取開始位置における原稿10のエッジを検出でき、読取開始位置における原稿10の横ズレ量も検出できる。
また本発明は上記構成の画像読取装置2において、前記光検知手段は前記読取手段による読取位置よりも上流側の位置で原稿10を読み取ることを特徴としている。この構成によると、読取位置における原稿10の横ズレ量とスキュー量を正確に検出することができて、画像データを正確に補正して出力することが可能になる。
すなわち、本発明によれば、光源を有する読取手段を備えた画像読取装置において、読取原稿の横ズレ量を正確且つ安価に検出し、検出された横ズレ量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置2を実現することが可能になる。
また、本実施形態に係る画像読取装置2を備えた自動原稿搬送装置(ADF)であれば、読取原稿の横ズレ量を正確に検出して、検出された横ズレ量に応じて画像データを良好に補正できて、正確な画像データを出力可能な自動原稿搬送装置1を実現できる。
上記したように、本発明によれば、読取原稿の横ズレ量及び/又はスキュー量を正確且つ安価に検出し、検出された横ズレ量及び/又はスキュー量に応じて画像データを正確に補正して出力する画像読取装置およびこれを備えた自動原稿搬送装置を得ることができる。
そのために、本発明に係る画像読取装置は、自動的に原稿を搬送して画像データを読み取る画像形成装置などに好適に適用することができる。
1 自動原稿搬送装置(ADF)
2 画像読取装置
10 原稿
11 画像編集装置
12 コントローラー
14 ズレ量演算部
15 補正量算出部
16 画像記憶部
17 信号処理部
20 給紙トレイ
21 給紙ローラ
22 レジストローラ対
23 排出ローラ
24 排紙トレイ
30 第1読取手段
31 第2読取手段
41 光源
42 受光素子(光検知手段)
43 コンタクトガラス
44、44a、44b ミラー
45 球面ミラー(光平行化部材)
46 レンズ(光平行化部材)
47、48、50 搬送経路
49 スリット(光平行化部材)
51 原稿読取センサー
LA 拡散光
LB 略平行光

Claims (11)

  1. 給紙トレイ上に載置された原稿を搬送する搬送手段と、
    原稿に照射する光を発光する光源と、原稿面からの反射光を受けて画像を読み取る原稿読取センサーとを有し、搬送された原稿の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段と、
    前記搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記光源を発光素子とし搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子を有する光検知手段と、
    前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを一時的に格納する記憶手段と、
    前記光検知手段の出力信号に基づいて、前記原稿位置の横ズレ量を算出する演算手段と、
    を備え、
    算出された前記横ズレ量に応じて前記記憶手段に格納された画像データの読み出し位置を補正して当該画像データを出力することを特徴とする画像読取装置。
  2. 給紙トレイ上に載置された原稿を搬送する搬送手段と、
    原稿に照射する光を発光する光源と、原稿面からの反射光を受けて画像を読み取る原稿読取センサーとを有し、搬送された原稿の画像を所定の読取位置において読み取る読取手段と、
    前記搬送される原稿の搬送方向と直交する方向の片側端部位置に配置され、前記光源を発光素子とし、搬送位置の横ズレ量に応じた前記発光素子からの光量を検知するための受光素子を有する光検知手段と、
    前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを一時的に格納する記憶手段と、
    前記原稿を検知する間の前記光検知手段の出力信号変化量に基づいて、前記原稿のスキュー量を算出する演算手段と、
    を備え、
    算出された前記スキュー量に応じて前記記憶手段に格納された画像データのスキューを補正して当該画像データを出力することを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記光源と搬送経路に搬送される原稿との間に、前記光源が発光する光を略平行光にする光平行化部材となる球面ミラーを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記読取手段の光源と搬送経路に搬送される原稿との間に、前記光源が発光する光を略平行光にする光平行化部材となるレンズを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像読取装置。
  5. 前記読取手段の光源と搬送経路に搬送される原稿との間に、前記光源が発光する光を略平行光にする光平行化部材となるスリットを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像読取装置。
  6. 前記光源が発光する光は拡散光であって、前記光平行化部材は、原稿搬送方向に相当する副方向とこれに直交する主方向の拡散光を共に略平行光にすることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記搬送経路の前記読取手段の光源を挟んだ対面側にミラーを配置し、前記搬送経路を通過した光源からの光を反射させ、前記搬送経路の上流部に配置された前記受光素子に光を導くことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記受光素子はフォトダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記受光素子にて、前記搬送手段により搬送された原稿の読取開始位置の検知を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 前記光検知手段は前記読取手段による読取位置よりも上流側の位置で原稿を読み取ることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
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