JP2018118475A - スタンプ補助装置 - Google Patents

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田 智 也 塚
Tomoya Tsukada
田 智 也 塚
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Abstract

【課題】簡便な構造により、印面に適切な量のインクを均一に付着させることが可能な、スタンプ補助装置を提供する。
【解決手段】スタンプ補助装置10は、ベース11と、ベース11上に弾性体12を介して取り付けられた昇降板13と、昇降板13上に配置されたスタンプ台14と、スタンプ台14を覆うように設けられた装置カバー20を少なくとも備えている。装置カバー20は、高さ調節部21と、高さ調節部21に対して開閉自在に設けられたガイド部22とを有している。ガイド部22に、スタンプ装置1の印面4bを挿入可能なガイド穴25を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタンプ補助装置に関する。
従来より、金属板または台紙にインクを転写するためのスタンプ装置が知られている。このようなスタンプ装置は、スタンプ台のインク供給部(朱肉)にスタンプ装置の印面を当接させることにより、印面にインクを付着させ、インクが付着した印面を金属板等に押印し、金属板等にインクを転写している。
ところで、印面にインクを付着させる際、印面がインク供給部に対して傾く場合や、印面をインク供給部に押し込む際の押し込み量にばらつきが発生する場合がある。この場合、印面へのインクの付着量にばらつきが発生し、印字された印影にかすみや滲みが発生する原因となっている。このため、印面にインクを均一に付着させ、印面に付着するインク量を一定にすることが求められている。
一方、スタンプの印面にインクを均一に付着させるために、スタンプ台にガイド溝と、当該ガイド溝の側壁上縁の所要位置に同一深さの凹部とを設け、スタンプにスタンプ台の凹部と嵌合する凸部を設けることにより、印面をインク皿に平行な態勢としてインクを付着可能にするスタンプ装置が知られている(例えば特許文献1)。
実開平4−117769号公報
しかしながら、このようなスタンプ装置の場合、スタンプ台およびスタンプを加工する必要があり、加工作業に手間がかかってしまうといった問題がある。また、複数種類のスタンプを使用する場合、各々のスタンプにスタンプ台の凹部と嵌合する凸部を設ける必要があり、加工作業に非常に手間がかかってしまうとともに、汎用性が低いといった問題がある。さらに、このようなスタンプ装置には、スタンプ台に設けられたインクを覆うカバーが設けられておらず、インク成分が乾燥により劣化してしまうといった問題がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、簡便な構造により、印面に適切な量のインクを均一に付着させることが可能な、スタンプ補助装置を提供することを目的とする。
本発明は、スタンプ補助装置であって、ベースと、前記ベース上に弾性体を介して取り付けられた昇降板と、前記昇降板上に配置されたスタンプ台と、前記スタンプ台を覆うように設けられた装置カバーを少なくとも備え、前記装置カバーは、高さ調節部と、前記高さ調節部に対して開閉自在に設けられたガイド部とを有し、前記ガイド部に、スタンプ装置の印面を挿入可能なガイド穴を設けたことを特徴とするスタンプ補助装置である。
本発明は、前記ガイド穴の周囲に、前記スタンプ装置と当接する当接部が設けられていることを特徴とするスタンプ補助装置である。
本発明は、前記装置カバーは、前記ガイド部を閉状態に維持するロック手段を更に有していることを特徴とするスタンプ補助装置である。
本発明は、前記スタンプ台は、前記スタンプ装置にインクを供給するインク供給部と、前記インク供給部を開閉自在に覆うように設けられたスタンプ台カバーとを有していることを特徴とするスタンプ補助装置である。
本発明は、前記ベース上に、前記昇降板の上下方向の移動をガイドする昇降ガイドが設けられていることを特徴とするスタンプ補助装置である。
本発明によれば、簡便な構造により、印面に適切な量のインクを均一に付着させることができる。
図1は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程に使用されるスタンプ装置を示す概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程に使用されるスタンプ装置を示す側面図である。 図3は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を示す分解斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を示す断面図である(図2のIV−IV線断面図)。 図5(a)−(c)は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程を示す断面図である。 図6(a)−(c)は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程を示す断面図である。 図7(a)−(c)は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程を示す断面図である。 図8(a)−(b)は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置の片付工程を示す断面図である。 図9(a)−(c)は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置の片付工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図9を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。なお、本明細書中、「表面」とはスタンプ補助装置を設置したときに鉛直方向上方を向く面(図4の上方を向く面)のことをいい、「裏面」とはスタンプ補助装置を設置したときに鉛直方向下方を向く面(図4の下方を向く面)のことをいう。
(スタンプ装置の構成)
まず、図1及び図2により、本実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程に使用されるスタンプ装置について説明する。図1は、本実施の形態によるスタンプ補助装置を用いた押印工程に使用されるスタンプ装置を示す概略斜視図であり、図2は、スタンプ装置を示す側面図である。
スタンプ装置1は、例えば金属板に製品番号等を転写するためのものである。このスタンプ装置1は、基体2と、基体2上に設けられた把持部3と、基体2の裏面2aから突出するロール4とを備えている。このうち基体2は、略直方体形状に形成されており、ロール4の一部を収容している。
把持部3は、スタンプ装置1を使用する際に、使用者によって把持される部分であり、この把持部3を把持することにより、スタンプ装置1の使用を容易に行うことができ、作業性を向上させている。
ロール4は、図示しない回転軸を中心に回転自在に構成されている。このロール4は、例えばゴム等によって形成されており、後述する押印工程において、金属板等に当接する役割を果たす。図1に示すように、このロール4は、略円筒形状に形成された、例えば複数(3つ)の単位ロール4aを有しており、それぞれの単位ロール4aが互いに独立して回転自在に構成されている。また、図2に示すように、それぞれの単位ロール4aには、金属板等にインクを転写する複数の印面4bが設けられている。これらの印面4bは、文字、記号等を表示するように形成され、複数の印面4bには互いに異なる文字、記号等が形成されている。この場合、単位ロール4aを回転させることにより、所望の印面4bをロール4の最下方に移動させ、当該印面4bを金属板等に押印することができるようになっている。また、それぞれの印面4bのうち、最下方に位置する印面4bは、後述するスタンプ台14のインク供給部17に当接することにより、インクが供給されるようになっている。さらに、最下方に位置する印面4bは、基体2の裏面2aから所定の距離Dの位置に配置されるように構成されている。
(スタンプ補助装置の構成)
次に、図3及び図4により、本実施の形態によるスタンプ補助装置の概略について説明する。図3は、本実施の形態によるスタンプ補助装置を示す分解斜視図であり、図4は、本発明の実施の形態によるスタンプ補助装置を示す断面図である。
図3及び図4に示すスタンプ補助装置10は、スタンプ装置1のロール4の印面4bにインクを供給するためのものである。このスタンプ補助装置10は、ベース11と、ベース11上に弾性体12を介して取り付けられた昇降板13と、昇降板13上に配置されたスタンプ台14と、スタンプ台14を覆うように設けられた装置カバー20とを備えている。
このうちベース11は、昇降板13を支持するものであり、四角形状の平坦な板状の部材からなる。このベース11の表面は、作業スペースの床面と略平行になっている。また、ベース11上には、昇降板13の上下方向の移動をガイドする昇降ガイド15が設けられている。この昇降ガイド15は、例えばベース11の表面の4隅にそれぞれ設けられており、各々が平面視でL字形状に形成されている。なお、これに限らず、昇降ガイド15は平面視で任意の形状を有していても良い。また、昇降ガイド15の個数は任意であり、昇降ガイド15は任意の場所に設けられていても良い。この昇降ガイド15は、昇降板13が昇降ガイド15の内壁に対して摺動することにより、昇降板13の表面がベース11の表面に対して平行になるように昇降板13を移動させる。なお、図示はしないが、昇降ガイド15の内壁に対して昇降板13をスムーズに摺動させるために、昇降ガイド15の内壁に摩擦を低減させる摺動部材を設けていても良い。
弾性体12は、昇降板13を上方に付勢するためのものであり、例えばコイルスプリングを用いることができる。弾性体12が昇降板13を上方に付勢することで、昇降板13上に配置されたスタンプ台14の後述するインク供給部17を、装置カバー20の後述するガイド部22の裏面に当接させることができる。なお、弾性体12は、ガイド部22が後述する閉状態にある場合、ガイド部22により押圧されている。一方、弾性体12は、ガイド部22が後述する開状態にある場合、ガイド部22により押圧されていない。このため、ガイド部22が閉状態にある場合における弾性体12の変形量は、ガイド部22が開状態にある場合における弾性体12の変形量よりも大きくなっている。
昇降板13は、スタンプ台14を支持するためのものであり、平坦な板状の部材からなる。この昇降板13の表面は、ベース11の表面と略平行になっている。なお、図示はしないが、昇降板13には、上述した昇降ガイド15の内壁に対して摺動するローラ等が設けられていても良い。
スタンプ台14は、底板16と、底板16上に配置され、スタンプ装置1にインクを供給するインク供給部17と、インク供給部17を開閉自在に覆うように設けられたスタンプ台カバー18とを有している。このうち底板16は、インク供給部17およびスタンプ台カバー18を支持するためのものであり、平坦な板状の部材からなる。
インク供給部17は、スタンプ装置1のロール4の印面4bにインクを供給するためのものであり、例えばスポンジ状の材料からなる。インク供給部17には、印面4bに供給されるインクが染みこんでおり、インク供給部17の表面は、昇降板13の表面と略平行になっている。このインク供給部17は、スタンプ台カバー18が開状態にある場合、後述するガイド部22の裏面に当接するようになっている。なお、本明細書において、「開状態」とは、スタンプ台14の底板16の表面とスタンプ台カバー18の裏面とが接触することなく離間している状態、または後述するガイド部22の裏面とスタンプ台カバー18およびインク供給部17とが接触することなく離間している状態をいう。
スタンプ台カバー18は、例えば、図示しない蝶番によって底板16に取り付けられており、回動自在に構成されている(図4の仮想線(二点鎖線)参照)。このスタンプ台カバー18には、インク供給部17が収容される窪み19が設けられている。スタンプ台カバー18が閉状態にある場合、窪み19にインク供給部17が収容され、スタンプ台カバー18がインク供給部17を覆うことにより、インク供給部17に供給されたインクの乾燥を防止する役割を果たす。このスタンプ台カバー18は、スタンプ台カバーが閉状態にある場合、後述するガイド部22の裏面に当接するようになっている。また、スタンプ台カバー18には、底板16と係合することにより、スタンプ台カバー18を閉状態に維持する係合部が設けられていても良い。なお、本明細書において、「閉状態」とは、スタンプ台14の底板16の表面とスタンプ台カバー18の裏面とが接触している状態、または後述するガイド部22の裏面とスタンプ台カバー18またはインク供給部17とが接触している状態をいう。
装置カバー20は、高さ調節部21と、高さ調節部21上に配置され、高さ調節部21に対して開閉自在に設けられたガイド部22とを有している。このうち、高さ調節部21は、ガイド部22を支持するとともに、ガイド部22の高さを調節する役割を果たす。ガイド部22の高さを調節することにより、ガイド部22により押圧される弾性体12の変形量を調節することができる。すなわち、異なる種類のスタンプ台を使用する場合、スタンプ台の高さが異なる場合がある。この場合、ガイド部22によって押圧される弾性体12の変形量が異なり、ガイド部22に作用する付勢力が異なってくる。一方、ガイド部22の高さを調節することにより、ガイド部22により押圧される弾性体12の変形量を調節することができ、昇降板13およびスタンプ台14を介してガイド部22に作用する付勢力を調節することができる。これにより、後述するロック手段27をガイド部22の表面上からスライドさせたときに、弾性体12の付勢力によりガイド部22が上方に勢いよく跳ね上がることを抑制することができる。また、ガイド部22に作用する付勢力を調節することができ、スタンプ装置1を押し込む際の押圧力を調節することができる。
この高さ調節部21は、4つの昇降ガイド15のそれぞれの外側に設けられている。高さ調節部21のうち一対の高さ調節部21の側面には、図示しないボルト等により、ガイド部22を回動自在に支持する連結部23が取り付けられている。このような高さ調節部21は、例えば、シリンダ等により構成され、伸縮することによりガイド部22の高さを調節するように構成されていても良い。また、図示はしないが、高さ調節部21は、高さ調節部21の側面に取り付けられる連結部23の位置を変更することにより、ガイド部22の高さを調節するように構成されていても良い。なお、この場合、ガイド部22は、高さ調節部21上に配置されることなく、平面視で4つの高さ調節部21の内側に収まるように構成される。
ガイド部22は、連結部23を介して高さ調節部21に取り付けられている。すなわち、ガイド部22は、高さ調節部21の側面に取り付けられた連結部23に取り付けられている。ガイド部22は、蝶番24によって連結部23に取り付けられており、回動自在に構成されている(図4の仮想線(二点鎖線)参照)。
このガイド部22は、スタンプ装置1によるインク供給部17の押し込み量を調節するものであり、平坦な板状の部材からなる。このガイド部22の表面は、インク供給部17の表面と略平行になっている。これにより、スタンプ装置1の印面4bにインクを供給する際に、スタンプ装置1の印面4bがインク供給部17に対して傾くことを抑制できる。また、ガイド部22には、スタンプ装置1の印面4bを挿入可能なガイド穴25が設けられている。また、図3において、仮想線(二点鎖線)で示すように、ガイド穴25の周囲には、スタンプ装置1の基体2の裏面2aと当接する当接部26が設けられている。すなわち、スタンプ装置1の印面4bをガイド穴25に挿入した際に、スタンプ装置1の基体2の裏面2aが当接部26に当接する。このようにして、スタンプ装置1の印面4bがスタンプ台14のインク供給部17を押し込む量が一定となるように構成されている。
ガイド部22の厚みは、スタンプ装置1の基体2の裏面2aからロール4の最下方に位置する印面4bまでの距離D(図2参照)よりも小さくなっている。距離Dとガイド部22の厚みとの差は、例えば約0.5mmであることが好ましい。これにより、スタンプ装置1の押し込み量を約0.5mmとすることができる。
また、装置カバー20は、ガイド部22を閉状態に維持するロック手段27を有している。このロック手段27は、高さ調節部21に取り付けられた固定部28と、固定部28上に配置され、水平方向にスライド可能なロック部29(図4の破線及び仮想線(二点鎖線)参照)とを含んでいる。このうち、固定部28は、連結部23が取り付けられた高さ調節部21とは異なる高さ調節部21に取り付けられている。ロック手段27は、後述するように、ロック部29がガイド部22の表面上にスライドすることにより(図6(c)及び図9(c)参照)、ガイド部22を閉状態に維持する。これにより、スタンプ装置1の印面4bにインクを供給する際に、弾性体12の付勢力により装置カバー20のガイド部22が開くことを防止できる。このため、安定したインク供給作業を行うことができる。また、図示はしないが、ロック手段27は、例えば、ボルト等によりガイド部22を閉状態に維持するように構成されていても良い。
このような装置カバー20は、ベース11、弾性体12、昇降板13、スタンプ台14および昇降ガイド15を覆うように被せられていている。装置カバー20は、ベース11、弾性体12、昇降板13、スタンプ台14および昇降ガイド15上に被せられた際に、自重により弾性体12を変形させ、高さ調節部21を作業スペースの床面上に設置できる程度の重量を有していることが好ましい。これにより、スタンプ装置1の印面4bがスタンプ台14のインク供給部17を押し込む量を一定とすることができる。なお、装置カバー20は、図示しないボルト等により高さ調節部21がベース11に取り付けられるように構成されていても良い。
なお、本実施の形態において、図3及び図4に示すように、高さ調節部21に対して開閉自在に設けられたガイド部22の例を示したが、これに限られるものではなく、ガイド部22が高さ調節部21に対してボルト等により固定されていても良い。この場合、ガイド部22は、高さ調節部21上に配置されることなく、平面視で高さ調節部21の内側に収まるように構成される。また、この場合、高さ調節部21は、高さ調節部21の側面に取り付けられるガイド部22の位置を変更することにより、ガイド部22の高さを調節するように構成される。さらに、この場合、装置カバー20を、ベース11、弾性体12、昇降板13、スタンプ台14および昇降ガイド15を覆うように被せることにより、ガイド部22を閉状態に維持することができ、装置カバー20を取り外すことにより、ガイド部22を開状態にすることができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態における作用について説明する。ここでは、図3及び図4に示すスタンプ補助装置10を用いた押印工程について図5(a)−(c)、図6(a)−(c)及び図7(a)−(c)により説明する。
まず、スタンプ補助装置10を準備する(図5(a))。
次に、装置カバー20のガイド部22を開く(図5(b)−(c))。この場合、まず、ロック手段27のロック部29をガイド部22上からスライドさせる(図5(b))。その後、ガイド部22を回動させ、ガイド部22を開状態にする(図5(c))。ガイド部22が回動すると同時に、弾性体12の付勢力により、昇降板13が上昇する。なお、ロック部29をガイド部22の表面上からスライドさせる前に、高さ調節部21によりガイド部22の高さを調節しても良い。ガイド部22の高さを調節することにより、ガイド部22により押圧されている弾性体12の変形量を調節することができ、ガイド部22に作用する付勢力を調節することができる。これにより、ロック部29をガイド部22の表面上からスライドさせた際に、弾性体12の付勢力によりガイド部22が上方に勢いよく跳ね上がることを抑制することができる。
次いで、昇降板13上に配置されたスタンプ台14のスタンプ台カバー18を開き、インク供給部17を露出させる(図6(a))。
次に、装置カバー20のガイド部22を閉じる(図6(b)−(c))。この場合、まず、ガイド部22を回動させ、ガイド部22を閉状態にする(図6(b))。ガイド部22が回動する際、ガイド部22の裏面と、インク供給部17の表面とが当接し、弾性体12の付勢力に抗して、装置カバー20がスタンプ台14および昇降板13を下方に移動させる。この際、高さ調節部21によりガイド部22の高さを調節しても良い。すなわち、異なる種類のスタンプ台を使用する場合、スタンプ台の高さが異なる場合がある。この場合、ガイド部22を回動させ、ガイド部22を閉状態にする際に、ガイド部22によって押圧される弾性体12の変形量が異なり、ガイド部22に作用する付勢力が異なってくる。これにより、スタンプ装置1をインク供給部17に押し込む際に必要な押圧力が変化し、スタンプ装置1の印面4bに付着するインク量が一定にならない場合がある。一方、高さ調節部21によりガイド部22の高さを調節することにより、ガイド部22によって押圧される弾性体12の変形量を調節することができ、ガイド部22に作用する付勢力を調節することができる。このため、スタンプ装置1を押し込む際の押圧力を調節することができ、スタンプ装置1の印面4bに付着するインク量を一定にすることができる。この結果、後述するように、金属板等に印字された印影にかすみや滲みが発生することを抑制でき、印影の品質を確保することができる。なお、昇降板13が下方に移動する際、昇降板13は昇降ガイド15の内壁に対して摺動し、昇降板13の表面がベース11の表面に対して平行になるように移動する。
次いで、ロック手段27のロック部29をガイド部22の表面上にスライドさせ、ガイド部22を閉状態に維持する(図6(c))。これにより、スタンプ装置1の印面4bにインクを供給する際に、弾性体12の付勢力により装置カバー20のガイド部22が開くことを防止できる。このため、安定したインク供給作業を行うことができる。
次いで、スタンプ装置1を準備する(図7(a))。スタンプ装置1を準備する際、印面4bが所定の製品番号等を示すように、それぞれの単位ロール4aを回転させ、それぞれ所望の印面4bが最下方に移動するように調整する。
次に、スタンプ装置1の印面4bをガイド部22のガイド穴25に挿入する(図7(b))。この際、スタンプ装置1の基体2の裏面2aから印面4bまでの距離D(図2参照)は、ガイド部22の厚みよりも大きくなっている。このため、印面4bをスタンプ台14のインク供給部17に当接させることができる。その後、印面4bがインク供給部17に当接したスタンプ装置1を下方に押し込む。この場合、インク供給部17がスタンプ装置1によって押し込まれる距離は、基体2の裏面2aから印面4bまでの距離Dと、ガイド部22の厚みとの差に相当する距離となる。このようにして、スタンプ装置1の押し込み量を一定にすることができる。このため、印面4bに付着するインク量を一定にすることができる。また、スタンプ装置1を下方に押し込む際、昇降板13が下方に移動する。この際、昇降板13は昇降ガイド15の内壁に対して摺動し、昇降板13の表面がベース11の表面に対して平行になるように移動する。これにより、昇降板13上に配置されたスタンプ台14のインク供給部17とガイド部22の表面とを平行にすることができる。このため、インク供給部17が印面4bに対して傾くことを抑制し、印面4bにインクを均一に付着させることができる。
次いで、スタンプ装置1を引き上げることにより、スタンプ装置1の印面4bをガイド穴25から取り出す(図7(c))。
その後、スタンプ装置1の印面4bを図示しない金属板等に押印することにより、金属板等に製品番号を押印する。この際、スタンプ装置1の印面4bに付着するインク量が一定になっているため、金属板等に印字された印影にかすみや滲みが発生することを抑制でき、印影の品質を確保することができる。
次に、スタンプ装置1による押印が終了した後にスタンプ補助装置10を片付ける片付工程について図8(a)−(b)及び図9(a)−(c)により説明する。
スタンプ装置1による押印が終了した後、まず、装置カバー20のガイド部22を開く(図8(a)−(b))。この場合、まず、ロック手段27のロック部29をガイド部22の表面上からスライドさせる(図8(a))。その後、ガイド部22を回動させ、ガイド部22を開状態にする(図8(b))。
次に、昇降板13上に配置されたスタンプ台14のスタンプ台カバー18を閉じ、窪み19にインク供給部17を収容する(図9(a))。
次いで、装置カバー20のガイド部22を閉じる(図9(b)−(c))。この場合、まず、ガイド部22を回動させ、ガイド部22を閉状態にする(図9(b))。その後、ロック手段27のロック部29をガイド部22の表面上にスライドさせ、ガイド部22を閉状態に維持する(図6(c))。このようにして、スタンプ台カバー18がインク供給部17を覆う状態でスタンプ補助装置10を片付けることができ、インク供給部17に供給されたインクの乾燥が防止される。これにより、インクの劣化を防止することができ、インクの品質を確保することができる。このため、印字された印影にかすみや滲みが発生することを抑制でき、印影の品質を確保することができる。
このように本実施の形態によれば、昇降板13がベース11上に弾性体12を介して取り付けられ、スタンプ台14が昇降板13上に配置されている。これにより、弾性体12を介して昇降板13を上昇させ、スタンプ台14のインク供給部17をガイド部22に当接させることができる。このため、ガイド部22の表面からスタンプ台14のインク供給部17までの距離を一定にすることができる。また、装置カバー20が、高さ調節部21に対して開閉自在に設けられたガイド部22を有し、ガイド部22に、スタンプ装置1の印面4bを挿入可能なガイド穴25が設けられている。これにより、スタンプ装置1の印面4bをガイド穴25に挿入し、印面4bをスタンプ台14のインク供給部17に当接させることができる。この際、ガイド部22の表面からインク供給部17までの距離が一定となっているため、スタンプ装置1の印面4bに適切な量のインクを均一に付着させることができる。このため、印字された印影にかすみや滲みが発生することを抑制でき、印影の品質を確保することができる。
また、本実施の形態によれば、ガイド穴25の周囲に、スタンプ装置1の基体2の裏面2aと当接する当接部26が設けられている。これにより、スタンプ装置1の押し込み量を一定にすることができる。このため、一定量のインクをより正確に印面4bに付着させることができる。
また、本実施の形態によれば、装置カバー20が、ガイド部22を閉状態に維持するロック手段27を有している。これにより、ガイド部22を閉状態に維持することができ、スタンプ装置1の印面4bにインクを供給する際に、弾性体12の付勢力により装置カバー20が開くことを防止できる。このため、安定したインク供給作業を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、スタンプ台14が、インク供給部17を覆うように設けられたスタンプ台カバー18を有している。これにより、スタンプ補助装置10を使用しないときに、スタンプ台カバー18によりインク供給部17を覆うことができる。このため、インク供給部17のインクが乾燥することを防止し、インクの劣化を防止することができる。この場合においても、印字された印影にかすみや滲みが発生することを抑制でき、印影の品質を確保することができる。
さらに、本実施の形態によれば、ベース11上に、昇降板13の上下方向の移動をガイドする昇降ガイド15が設けられている。これにより、昇降板13の表面がベース11の表面に対して平行になるように昇降板13を移動させることができる。このため、昇降板13上に配置されたスタンプ台14のインク供給部17とガイド部22の表面とを平行にすることができる。この結果、インク供給部17が印面4bに対して傾くことを抑制し、印面4bにインクを更に均一に付着させることができる。
上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態および変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 スタンプ装置
4b 印面
10 スタンプ補助装置
11 ベース
12 弾性体
13 昇降板
14 スタンプ台
15 昇降ガイド
17 インク供給部
18 スタンプ台カバー
20 装置カバー
21 高さ調節部
22 ガイド部
25 ガイド穴
26 当接部
27 ロック手段

Claims (5)

  1. スタンプ補助装置であって、
    ベースと、
    前記ベース上に弾性体を介して取り付けられた昇降板と、
    前記昇降板上に配置されたスタンプ台と、
    前記スタンプ台を覆うように設けられた装置カバーを少なくとも備え、
    前記装置カバーは、高さ調節部と、前記高さ調節部に対して開閉自在に設けられたガイド部とを有し、
    前記ガイド部に、スタンプ装置の印面を挿入可能なガイド穴を設けたことを特徴とするスタンプ補助装置。
  2. 前記ガイド穴の周囲に、前記スタンプ装置と当接する当接部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスタンプ補助装置。
  3. 前記装置カバーは、前記ガイド部を閉状態に維持するロック手段を更に有していることを特徴とする請求項1または2に記載のスタンプ補助装置。
  4. 前記スタンプ台は、前記スタンプ装置にインクを供給するインク供給部と、前記インク供給部を開閉自在に覆うように設けられたスタンプ台カバーとを有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスタンプ補助装置。
  5. 前記ベース上に、前記昇降板の上下方向の移動をガイドする昇降ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスタンプ補助装置。
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JP2022039857A (ja) * 2020-08-27 2022-03-10 文明 神向 印鑑

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