JP2018118204A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部にある空気を確実に抜き、かつ濾過対象の液体をタンクの外に漏らさないようすることができる。【解決手段】タンクの内部に突出するように設けられるケース10の内部に流入した液体は、上端面が蓋体30の裏面に当接するようにケース10の内部に設けられたフィルタエレメント20を通過し、濾材の内部の空間に流出する。蓋体30には、濾材の中部の空間と、タンク100の内部かつケース10の外部の空間とを連通する流出部35が形成される。フィルタエレメント20の上端面に形成された流出口と重なる位置に配置された第1開口H1から流出部35へと液体が流入し、流出部35を流れた液体は、タンク100の側面とケース10の側面との間に配置された第2開口H2から流出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
特許文献1には、ケースの側壁の内側にオイル導入口から導入されたオイルを濾過するフィルタを環状に配設し、オイルをフィルタの外側からフィルタ内を通し中央通路を経てオイル溜め部に流動するように構成されたフィルタ付きオイルタンクが開示されている。このフィルタ付きオイルタンクにおいては、フィルタの上部にフィルタ上部空間が、フィルタの下部にフィルタ下部空間が形成され、かつ、フィルタの中空部である中央通路に、フィルタ下部空間とフィルタ上部空間とを連通してフィルタ下部空間内の空気をフィルタ上部空間に抜き出すエア抜き管路が設けられる。
特開2007−296492号公報
特許文献1に記載の発明では、オイルタンク内の油面の位置がフィルタの下面よりも高くなった場合には、フィルタの中空部に空気が取り残されるおそれがある。また、特許文献1に記載の発明では、フィルタ上部空間に過剰なオイルが流れ込んだ場合には、上部のエア抜き穴から空気と一緒にオイルが漏れてしまうおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、内部にある空気を確実に抜き、かつ濾過対象の液体をタンクの外に漏らさないようすることができるフィルタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ装置は、例えば、上面に開口部が形成されたタンクに設けられるフィルタ装置であって、前記タンクの外側に、前記開口部を覆うように設けられた蓋体と、前記蓋体の下側に、前記タンクの内部に突出するように設けられる有底略筒形状のケースと、前記ケースの内部に液体を流入させる流入部であって、前記ケースの側面に形成された流入口を有する流入部と、前記ケースの内部に設けられる有底略筒形状のフィルタエレメントであって、略中空円筒形状の濾材を有し、底面と対向する上端面の平面視において前記濾材の中空部と重なる位置に形成された開口であって、前記液体が流出する開口である流出口が形成されたフィルタエレメントと、を備え、前記フィルタエレメントは、前記上端面が前記蓋体の裏面に当接し、前記蓋体には、前記濾材の中部の空間と、前記タンクの内部かつ前記ケースの外部の空間と、を連通する流出部が形成され、前記流出部は、前記蓋体の前記裏面に開口する第1開口及び第2開口を有する孔であり、前記第1開口は、平面視において前記流出口と重なる位置に配置され、前記第2開口は、平面視において前記タンクの側面と前記ケースの側面との間に配置されることを特徴とする。
本発明に係るフィルタ装置によれば、タンクの内部に突出するように設けられるケースの内部に流入した液体は、上端面が蓋体の裏面に当接するようにケースの内部に設けられたフィルタエレメントを通過して、濾材の内部の空間に流出する。蓋体には、濾材の中部の空間と、タンクの内部かつケースの外部の空間とを連通する流出部が形成されており、液体は、流出部を通って濾材の内部からフィルタ装置の外部へと流出する。したがって、動作前にフィルタ装置の内部にある空気(イニシャルエア)は、液体によって押し出され、流出部からフィルタ装置の外部へと排出される。これにより、フィルタ装置のイニシャルエアを確実に抜くことができる。また、本発明に係るフィルタ装置によれば、流出部は、平面視においてタンクの側面とケースの側面との間に配置された第2開口を有し、濾過後の液体は、第2開口からタンクの内部かつケースの外部の空間へと流出する。これにより、液体をタンクの外に漏らさないようすることができる。
ここで、前記流出部は、前記第2開口を複数有し、前記複数の第2開口は、平面視において、前記ケースの外側かつ前記ケースと隣接する円上に等間隔で配置されてもよい。これにより、タンクに液体を均等に流入させることができる。
ここで、前記蓋体又は前記タンクの前記上面の下側に、前記タンクの内部に突出するように設けられた略筒状の筒状部であって、前記ケースの外側に前記ケースに対して同心円状に設けられた筒状部を有し、前記第2開口は、平面視において、前記ケースの外側かつ前記筒状部の内側に配置されてもよい。これにより、流出部から流出する液体がタンク内に飛び散らないようにすることができる。
ここで、前記第2開口の面積の総和は、前記第1開口の面積以上であり、前記流出部は、上流側から下流側に向かうにつれて流路断面積が小さくならないように形成されてもよい。これにより、空気及び液体が流出部内を安定して流れるようにすることができる。
ここで、前記ケースの外周面に設けられる拡散板であって、略中央に前記ケースが挿入される略円形の孔が形成され、平面視における大きさが前記筒状部の外周面より大きい略板状の拡散板を備え、前記拡散板は、前記筒状部と前記拡散板との間に隙間を有するように前記筒状部の下側に設けられてもよい。これにより、濾過後の作動油の流れをサクションストレーナから遠ざけ、イニシャルエアがサクションストレーナに吸いこまれるおそれを減らすことができる。
本発明によれば、内部にある空気を確実に抜き、かつ濾過対象の液体をタンクの外に漏らさないようすることができる。
本発明の一実施形態であるリターンフィルタ1が設けられたタンク100の概略を示す要部透視図である。 リターンフィルタ1の概略を示す断面図である。 リターンフィルタ1の概略を示す斜視図であり、一部を拡大し、かつ断面表示した図である。 本発明の一実施形態であるリターンフィルタ2の概略を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。以下、本発明にかかるフィルタ装置を、作動油タンクの内部に設けられるリターンフィルタを例に説明するが、本発明は様々な種類のフィルタ装置に適用することができる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の一実施形態であるリターンフィルタ1が設けられたタンク100の概略を示す断面図である。なお、図1では、断面を示すハッチングを省略する。
タンク100は、図示しない作業機械(例えば、油圧装置)に設置されるものであり、この油圧装置へ供給する作動油の油圧回路内に設けられた、作動油を貯留するためのタンクである。ただし、タンク100は、油圧回路内に設けられるものに限られない。また、タンク100は、作動油以外の液体を貯留してもよい。
タンク100は、例えば箱形であり、内部が空洞である。タンク100は、主として、底面101と、底面101と対向する上面102と、底面101及び上面102と略直交する側面103(図1における紙面奥側の面)と、を有する。上面102には、開口部102aが形成される。
上面102の上側(+z側)には、リターンフィルタ1を取り付けるための取付板104が設けられる。取付板104には、貫通孔104aが形成される。タンク100の内部には、開口部102a、貫通孔104aからリターンフィルタ1が挿入される。開口部102a、貫通孔104aは、リターンフィルタ1の蓋体30(後に詳述)により覆われる。
ただし、取付板104は必須ではない。例えば、タンク100の上面102の厚さを厚くし、上面102が取付板104の機能を満たすようにすれば、取付板104は不要である。以下、タンク100には取付板104が含まれるものとする。
側面103には、作動油をリターンフィルタ1の内部へ流入させる流入管105が嵌挿される。流入管105は、タンク100の外部からリターンフィルタ1へと作動油を導く。リターンフィルタ1に導かれた作動油は、リターンフィルタ1で濾過されて、タンク100内に貯留される。
底面101近傍には、タンク100内の作動油を油圧ポンプ(図示せず)等へ流出させる図示しない流出口が形成される。タンク100の内側には、図示しないサクションストレーナが設けられ、サクションストレーナを通過した作動油は、流出口からタンク100の外側へと流出する。
以下、リターンフィルタ1について説明する。図2は、リターンフィルタ1の概略を示す断面図である。図2では、断面を示すハッチングを一部省略する。
リターンフィルタ1は、主として、ケース10と、フィルタエレメント20と、蓋体30と、筒状部40と、を有する。
ケース10は、耐腐食性の高い材料(例えば、ステンレス等の金属)により形成される。ケース10は、蓋体30の下側(−z側)に、タンク100の内部に突出するように設けられる(図1参照)。ケース10は、有底略筒形状であり、主として、下ケース11と、上ケース12とを有する。
下ケース11は、有底略筒形状であり、上ケース12の下側に設けられる。上ケース12は、略筒形状であり、蓋体30の下側に設けられる。下ケース11及び上ケース12は、内部が空洞であり、内部には、主としてフィルタエレメント20が設けられる。
下ケース11の側面11aには、ケース10の内部に作動油を流入させる流入口11bが形成される。流入口11bには、流入管105(図1参照)が連結される。流入管105及び流入口11bを通過した作動油は、ケース10の内部で螺旋を描くように流れる(図2の二点鎖線矢印参照)。
下ケース11の底面11cには、弾性部材15が設けられる。弾性部材15は、例えばコイルばねであり、フィルタエレメント20を上方(+z方向)に押圧する。その結果、フィルタエレメント20は、ケース10の内部に保持される。
また、底面11cには、パイプ11dが形成される。パイプ11dは、フィルタエレメント20の交換時に作動油がケース10からタンク100内へ落下しやすくする。
なお、本実施の形態では、蓋体30の裏面に設けられる取付板13を介して、上ケース12が蓋体30に設けられるが、取付板13は必須ではなく、蓋体30の裏面に直接上ケース12を設けてもよい。また、本実施の形態では、ケース10が下ケース11及び上ケース12を有したが、これらは一体でもよい。
筒状部40は、略筒状の部材であり、耐腐食性の高い材料(例えば、ステンレス等の金属)により形成される。筒状部40は、ケース10と同様、蓋体30の下側(−z側)に、タンク100の内部に突出するように設けられる(図1参照)。また、筒状部40は、ケース10の外側に、ケース10に対して同心円状に設けられる。筒状部40の上端近傍には、タンク100内の油面が高くなった場合に作動油を流すための孔40aが形成される。
なお、本実施の形態では、筒状部40は蓋体30の下側に設けられるが、筒状部40は上面102の下側に設けられてもよい。また、孔40aは必須ではない。
フィルタエレメント20は、有底略筒形状の部材であり、ケース10の内部に設けられる。また、フィルタエレメント20の上端面は、蓋体30の裏面に当接するように設けられる。
フィルタエレメント20は、主として、濾材21と、外筒22と、内筒23と、プレート24、25と、板状部26と、バルブ27と、を有する。
濾材21は、両端に開口を有する略中空円筒形状の部材である。濾材21は、合成樹脂や紙等を用いた濾紙をひだ折りにし、ひだ折りにした濾紙の両端を連結して円筒状にすることによって形成される。濾材21の外側には、略全域に作動油が通過する孔が形成された外筒22が設けられる。また、濾材21の内側には、略全域に作動油が通過する孔が形成された内筒23が設けられる。ただし、外筒22及び内筒23は必須ではない。
濾材21の下側の端にはプレート24が設けられ、上側の端にはプレート25が設けられる。プレート24は濾材21、外筒22及び内筒23の下端面を覆い、プレート25は濾材21、外筒22及び内筒23の上端面を覆う。
プレート24は、略円板形状又は有底略円筒形状の部材であり、樹脂又は金属により形成される。プレート24には、板状部26及びバルブ27が設けられる。プレート24、板状部26及びバルブ27は、フィルタエレメント20の底面を構成する。
プレート24の下面24aには、板状部26が設けられる。板状部26は、略円板形状の部材であり、樹脂又は金属により形成される。板状部26は、弾性部材15が設けられる凹部26aと、バルブ27が設けられる凸部26bと、を有する。凸部26bは、プレート24の中央部に形成された開口部24bに挿入される。
バルブ27は、ばね27aと、板状部27bと、を有する。通常は、図2に示すようにバルブ27が閉じているが、濾材21が目詰まりしてきてケース10内の圧力が高くなると、ばね27aの弾性力に抗して板状部27bが上方に移動し、バルブ27が開く。その結果、作動油が、ケース10の内部かつフィルタエレメント20の外部の空間(空間S1)から濾材21の内部の空間(空間S2)に流入し、リターンフィルタ1の破損が防止される。なお、バルブ27は必須ではない。
プレート25は、略円板形状又は有底略円筒形状の部材であり、樹脂又は金属を用いて形成される。プレート25は、フィルタエレメント20の底面と対向する上端面である。プレート25の略中央には、平面視において濾材21の中空部と重なる位置に開口部が形成される。この開口部は、作動油が流出する流出口25aである。
蓋体30は、タンク100の外側(本実施の形態では、タンク100の外側に設けられた取付板104の上側)に、開口部102a、貫通孔104aを覆うように設けられる(図1参照)。
蓋体30は、主として、第1蓋31と、第2蓋32と、第3蓋33と、を有する。第1蓋31及び第2蓋32は、略板状の部材であり、第3蓋33は、一端が覆われた略筒状の部材である。
蓋体30には、流出口25aを介して空間S2と連通する流出部35が形成される。流出部35は、空間S2と、タンク100の内部かつケース10の外部の空間(空間S3)とを連通する孔である。
以下、図3を用いて蓋体30について詳細に説明する。図3は、リターンフィルタ1の概略を示す斜視図であり、一部を拡大し、かつ断面表示した図である。図3では、断面を示すハッチングを一部省略する。
第1蓋31の上側には、第2蓋32が設けられる。第3蓋33は、第2蓋32を覆うように第1蓋31の上側に設けられる。第3蓋33は、ボルト34により第1蓋31に固定される。これにより、第1蓋31、第2蓋32、及び第3蓋33が一体化される。
第1蓋31と第3蓋33との間、第1蓋31と取付板13との間には、作動油が外部にもれないようにするシール部材36(例えば、Oリング)が設けられる。
第1蓋31は、取付板13を挟んで取付板104(図1参照)に固定される。これにより、蓋体30がタンク100に固定される。
第1蓋31(すなわち蓋体30)の下面には、上ケース12及び筒状部40が設けられる。本実施の形態では、第1蓋31の下面に設けられた取付板13に上ケース12及び筒状部40が設けられる。
第1蓋31の略中央には、上ケース12の直径以上の直径を有し、第1蓋31を厚さ方向(z方向)に貫通する孔31aが形成される。第2蓋32には、中央近傍に、孔31aに向けて下向きに突出する凸部32aが形成される。凸部32aには凹部32bが形成され、凹部32bにプレート25が挿入される。これにより、第2蓋32(すなわち蓋体30)の下側にフィルタエレメント20が設けられる。
なお、本実施の形態では、第1蓋31と第2蓋32とが別部品であるが、第1蓋31及び第2蓋32は一部品でもよい。
凸部32aの凹部32bより内周側の部分は、流出口25aの内部、すなわち濾材21及び内筒23の中空部(空間S2)に挿入される。凸部32aには流出部35の一端が開口し、これにより空間S2と流出部35とが連通する。
流出部35は、第1蓋31及び第2蓋32に形成される。以下、流出部35について説明する。
第2蓋32の略中央には、濾材21の内径より小さい直径を有し、第2蓋32を厚さ方向(z方向)に貫通する孔32cが形成される。孔32cの第2蓋32の裏面に露出する開口は、本発明の第1開口に相当する。孔32c(第1開口H1)は、平面視において流出口25aと重なる位置に配置される。
第1蓋31には、第1蓋31を厚さ方向(z方向)に貫通する孔31bが形成される。取付板13には、平面視(+z方向から見た場合)において孔31bと重なる位置に、孔13aが形成される。既に述べたように取付板13は必須ではないため、以下、孔31b及び孔13aを単に孔31bという。
孔31bの蓋体30の裏面に露出する開口は、本発明の第2開口に相当する。孔31b(第2開口H2)は、平面視において、ケース10(ここでは、上ケース12)の外側かつ筒状部40の内側に配置される。
孔31bは、孔31aの+x側、−x側、+y側(図示省略)、−y側(図示省略)に、合計4個形成される。4個の孔31bは、平面視において、ケース10の外側かつケース10と隣接する円Cに沿って配置される。また、4個の孔31bは、円C上に等間隔で並べられる。
第2蓋32には、孔32cと孔31bとを連結する溝32dが形成される。溝32dは、平面視において、孔32cを中心とした放射状に形成される。溝32dのうちの平面視において孔31bと重なる部分は、第2蓋32を厚さ方向(z方向)に貫通する孔となっている。
第2開口H2の面積の総和は、第1開口H1の面積(孔32cの内径)以上である。また、溝32dの断面積は、第2開口H2の面積と略同一である。つまり、流出部35の流路断面積を略一定にし、流出部35の流路断面積が上流側から下流側に向かうにつれて狭くならないようにしている。
次に、このように構成されたリターンフィルタ1の機能について説明する。図1、2の二点鎖線矢印は、作動油の流れを示す。
流入口11bから空間S1に流入した作動油は濾材21の外側から内側へ向って流れ、濾過後の作動油は濾材21の内側の空間S2に流出する。
リターンフィルタ1を用いて作動油を濾過する前においては、空間S1、S2内は、空気で満たされている。この空気をイニシャルエアという。流入口11bからケース10内へ作動油を流入させて、ケース10内の油面Aの位置が上昇(+z方向へ移動)するのに伴い、イニシャルエアが、流出部35を通って、空間S1、S2から空間S3へと排出される。
イニシャルエアが全てリターンフィルタ1の外部に排出され、ケース10の内部が作動油で満たされる(油面Aの位置が蓋体30の裏面と一致する)と、空間S2にある濾過後の作動油が、流出部35を通って空間S3へ排出される。
孔31bは、平面視において上ケース12と筒状部40との間に配置されているため、濾過後の作動油は、流出部35を通って空間S3へ排出されるときに、上ケース12と筒状部40との間を通って下方向(−z方向)へ落下する。筒状部40があるため、作動油がタンク100内に飛び散ることは無い。
孔31bは、平面視において円C(図3参照)上に等間隔で並べられているため、濾過後の作動油は、周方向において、上ケース12と筒状部40との間を均等に流れる。したがって、タンク100に作動油を均等に流入させることができる。
また、流出部35の流路断面積が略一定であるため、イニシャルエア及び作動油が流出部35内を安定して流れる。
本実施の形態によれば、リターンフィルタ1の内部にある空気(イニシャルエア)を確実に抜くことができる。また、平面視において、上ケース12の外側かつ筒状部40の内側に孔31bが配置されるため、外部に漏らすことなく、空気及び作動油を空間S3に流出させることができる。
なお、本実施の形態では、孔31b及び溝32dは、4個であるが、孔31b及び溝32dの数は4個に限られない。孔31b及び溝32dは、1個でもよいし、複数でもよい。ただし、イニシャルエア及び作動油を安定して流すためには、孔31b及び溝32dの数をできるだけ多くし、流出部35の流路断面積を広くすることが望ましい。同様の理由により、孔31b及び溝32dの内径の総和もできるだけ大きくすることが望ましい。
また、本実施の形態では、孔32cの内径が流出口25aの内径より小さいが、流出部35の流路断面積を大きくするため、孔32cの内径をできるだけ大きくし、流出部35の流路断面積を流出口25aの面積と略同一とすることが望ましい。
また、本実施の形態では、空気及び作動油が流れやすくなるように、流出部35の流路断面積を略一定にしているが、流出部35は、流路断面積が上流側から下流側に向かうにつれて小さくならないように形成されればよい。
また、本実施の形態では、ケース10の外側に筒状部40を設けるが、筒状部40は必須ではない。筒状部40を設けない場合には、孔31bは、平面視において、タンク100の側面とケース10(ここでは、上ケース12)の側面との間に配置されればよい。ただし、孔31bは、平面視において、ケース10の外周面にできるだけ近い位置に配置されることが望ましい。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、濾過後の作動油は、上ケース12と筒状部40との間を通って下向きに流れたが、濾過後の作動油の流れ方はこの形態に限られない。
本発明の第2の実施の形態は、上ケース12と筒状部40との間を通った濾過後の作動油を外側に向かって流す形態である。以下、本発明の第2の実施の形態にかかるリターンフィルタ2について説明する。なお、リターンフィルタ1と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4は、リターンフィルタ2の概略を示す断面図である。リターンフィルタ2は、主として、ケース10と、フィルタエレメント20と、蓋体30と、筒状部40と、拡散板41と、を有する。
拡散板41は、ケース10(ここでは、下ケース11)の外周面に設けられる略円板形状の部材である。拡散板41の略中央には、下ケース11が挿入される略円形の孔が形成される。拡散板41の外周部の直径は、筒状部40の外周面の直径より大きい。
なお、本実施の形態では、拡散板41が略円板形状であるが、拡散板41の形状はこれに限られない。拡散板41の平面視における大きさが筒状部40の外周面より大きければ、拡散板41はどのような形状でもよい。例えば、拡散板41は平面視略矩形形状でもよい。
拡散板41は、筒状部40の下面40bと拡散板41の上面41aとの間に隙間を有するように、筒状部40の下側に設けられる。言い換えると、−z方向から見たときに、拡散板41が筒状部40を覆う。
したがって、空間S2にある濾過後の作動油が、流出部35を通って空間S3へ排出されるときに、上ケース12と筒状部40との間を通って下方向(−z方向)へ落下した後で、上面41aに当たる。上面41aに当たった作動油は、上面41aに沿ってリターンフィルタ2の外側に向かって(タンク100の側面に向かって)流れる。
本実施の形態によれば、濾過後の作動油をタンク100の側面に向かって流すことで、濾過後の作動油の流れをサクションストレーナから遠ざけることができる。したがって、空間S1、S2から空間S3へと排出されたイニシャルエアがサクションストレーナに吸いこまれ、油圧ポンプ等に不具合が生じるおそれを減らすことができる。
なお、本実施の形態では、断面視(又は側面視)において拡散板41が略水平方向に設けられたが、断面視における拡散板41の形状はこれに限られない。例えば、断面視において、拡散板41は、中央部より周囲が低くなっていてもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成の追加、削除、置換等をすることが可能である。
また、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、「略円筒形状」とは、厳密に円筒形状の場合には限られず、例えば円筒形状と同一視できる場合を含む概念である。また、例えば、単に直交、平行、一致等と表現する場合において、厳密に直交、平行、一致等の場合のみでなく、略平行、略直交、略一致等の場合を含むものとする。
また、「近傍」とは、基準となる位置の近くのある範囲(任意に定めることができる)の領域を含むことを意味する。例えば、端近傍という場合に、端の近くのある範囲の領域であって、端を含んでもいても含んでいなくてもよいことを示す概念である。
1 :リターンフィルタ
10 :ケース
11 :下ケース
11a :側面
11b :流入口
11c :底面
11d :パイプ
12 :上ケース
13 :取付板
13a :孔
15 :弾性部材
20 :フィルタエレメント
21 :濾材
22 :外筒
23 :内筒
24、25 :プレート
24a :下面
24b :開口部
25a :流出口
26 :板状部
26a :凹部
26b :凸部
27 :バルブ
27a :ばね
27b :板状部
30 :蓋体
31 :第1蓋
31a、31b:孔
32 :第2蓋
32a :凸部
32b :凹部
32c :孔
32d :溝
33 :第3蓋
34 :ボルト
35 :流出部
40 :筒状部
40a :孔
40b :下面
41 :拡散板
41a :上面
100 :タンク
101 :底面
102 :上面
102a :開口部
103 :側面
104 :取付板
104a :貫通孔
105 :流入管

Claims (5)

  1. 上面に開口部が形成されたタンクに設けられるフィルタ装置であって、
    前記タンクの外側に、前記開口部を覆うように設けられた蓋体と、
    前記蓋体の下側に、前記タンクの内部に突出するように設けられる有底略筒形状のケースと、
    前記ケースの内部に液体を流入させる流入部であって、前記ケースの側面に形成された流入口を有する流入部と、
    前記ケースの内部に設けられる有底略筒形状のフィルタエレメントであって、略中空円筒形状の濾材を有し、底面と対向する上端面の平面視において前記濾材の中空部と重なる位置に形成された開口であって、前記液体が流出する開口である流出口が形成されたフィルタエレメントと、
    を備え、
    前記フィルタエレメントは、前記上端面が前記蓋体の裏面に当接し、
    前記蓋体には、前記濾材の中部の空間と、前記タンクの内部かつ前記ケースの外部の空間と、を連通する流出部が形成され、
    前記流出部は、前記蓋体の前記裏面に開口する第1開口及び第2開口を有する孔であり、
    前記第1開口は、平面視において前記流出口と重なる位置に配置され、前記第2開口は、平面視において前記タンクの側面と前記ケースの側面との間に配置される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ装置であって、
    前記流出部は、前記第2開口を複数有し、
    前記複数の第2開口は、平面視において、前記ケースの外側かつ前記ケースと隣接する円上に等間隔で配置される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタ装置であって、
    前記蓋体又は前記タンクの前記上面の下側に、前記タンクの内部に突出するように設けられた略筒状の筒状部であって、前記ケースの外側に前記ケースに対して同心円状に設けられた筒状部を有し、
    前記第2開口は、平面視において、前記ケースの外側かつ前記筒状部の内側に配置される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  4. 請求項2に記載のフィルタ装置であって、
    前記第2開口の面積の総和は、前記第1開口の面積以上であり、
    前記流出部は、上流側から下流側に向かうにつれて流路断面積が小さくならないように形成される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  5. 請求項3に記載のフィルタ装置であって、
    前記ケースの外周面に設けられる拡散板であって、略中央に前記ケースが挿入される略円形の孔が形成され、平面視における大きさが前記筒状部の外周面より大きい略板状の拡散板を備え、
    前記拡散板は、前記筒状部と前記拡散板との間に隙間を有するように前記筒状部の下側に設けられる
    ことを特徴とするフィルタ装置。
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