JP2018117523A - 電力管理装置、電力管理システム、及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、電力管理システム、及び電力管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力管理装置における電流計の割当を適切に設定する。
【解決手段】電力管理装置10は複数の検出器19〜21が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能である。電力管理装置10は制御部15を有する。制御部15は、複数の通信インタフェース11〜13が取得する電力情報を測定対象ごとに区別して蓄積し、複数の検出器19〜21のうちのいずれかの割当を複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する。複数の検出器19〜21は、複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器21を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、需要家に設けられる負荷機器および分散電源などの機器に流れる電流を管理する電力管理装置、電力管理システム、及び電力管理方法に関する。
近年、需要家ごとに設けられる電力管理装置(例えば、HEMS:Home Energy Management System)によって、需要家に設けられる負荷機器および分散電源などを制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−309928号公報
電力管理装置は、制御のために負荷機器の消費電力および分散電源の発電電力を算出する必要がある。電力管理装置は、電力の算出のために、複数の電流計によって、複数の負荷機器および分散電源それぞれに流れる電流を取得する。しかし、各電流計に測定させる電流値の割当方法が定められていなかった。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、各電流計の割当を適切に定めた電力管理装置、電力管理システム、及び電力管理方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による電力管理装置は、
複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置であって、
複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する制御部を備え、
前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有する、
ことを特徴とするものである。
また、第2の観点による電力管理装置は、
前記制御部において、前記特定の検出器の割当が、発電装置の単相3線の測定用に1組に定められるか、それぞれ個別の測定対象に定められるかを設定変更可能である
ことを特徴とするものである。
また、第3の観点による電力管理装置は、
前記制御部は、前記特定の検出器の測定値に対し、現在設定されている測定対象を識別する情報を付して外部に対して出力する
ことを特徴とするものである。
また、第4の観点による電力管理装置は、
前記特定の検出器以外の検出器であって、前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに固定されている固定の検出器をさらに有し、
前記制御部は、前記固定の検出器を分電盤の主幹用途および前記分電盤の支幹用途に割り当てており、前記分電盤の主幹および前記分電盤の支幹用に割当てられた検出器から、前記分電盤の主幹および前記分電盤の支幹における消費電力を取得する
ことを特徴とするものである。
また、第5の観点による電力管理装置は、
前記特定の検出器の割当てには特定の負荷機器を含む
ことを特徴とするものである。
また、第6の観点による電力管理装置は、
前記特定の検出器の割当てを発電装置又は特定の負荷機器に設定する
ことを特徴とするものである。
また、第7の観点による電力管理装置は、
前記検出器が内蔵されている
ことを特徴とするものである。
また、第8の観点による電力管理システムは、
複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置と、前記電力管理装置と通信を行い、電力情報に基づく画面を表示可能な通信端末とを含む電力管理システムであって、
前記電力管理装置は、
複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する制御部を備え、
前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有し、
前記通信端末は、
前記複数の検出器の測定値を前記電力管理装置から受信し、受信した測定値に基づいて測定対象の電力情報を表示する、
ことを特徴とするものである。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
また、本発明の第9の観点を方法として実現させた電力管理方法は、
複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置と、前記電力管理装置と通信を行い、電力情報に基づく画面を表示可能な通信端末とを含む電力管理システムにおける電力管理方法であって、
前記電力管理装置が、複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する第1のステップと、
前記通信端末が、前記複数の検出器の測定値を前記電力管理装置から受信する第2のステップと、
前記通信端末が、受信した測定値に基づいて測定対象の電力情報を表示する第3のステップとを有し、
前記第1のステップにおいて、前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有する、
ことを特徴としている。
上記のように構成された本発明に係る電力管理装置、電力管理システム、及び電力管理方法によれば、各電流計の割当を適切に設定可能である。
本発明の一実施形態に係る電力管理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の電力管理システムの概略構成を示す通信システム図である。 第2の電力管理システムの概略構成を示す通信システム図である。 第3の電力管理システムの概略構成を示す通信システム図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電力管理装置の内部構成を示す機能ブロック図である。電力管理装置10は、第1の通信I/F(Inter Face)11、第2の通信I/F12、第3の通信I/F13、第4の通信I/F14、および制御部15を含んで構成される。
第1の通信I/F11は、第1の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第1のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いる通信用のI/Fである。第1の規格は、例えばRS232Cである。第1のプロトコルは、例えば独自の通信プロトコルである。第1の通信I/F11は後述するPV(PhotoVoltanic Power Generation) PCS(Power Conditioning System)16と通信可能であり、通信により太陽光発電装置の発電電力を取得する。
第2の通信I/F12は、第2の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第2のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いる通信用のI/Fである。第2の規格は、例えばRS485である。第2のプロトコルは、独自の通信プロトコルである。第2の通信I/F12は後述する蓄電部PCS17と通信可能であり、通信により蓄電部の充放電の電力を取得する。
第3の通信I/F13は、第3の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第3のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いる通信用のI/Fである。第3の規格は、例えばI2Cである。第3のプロトコルは、例えばECHNET Lite(登録商標)、ZigBee(登録商標)のSEP2.0、およびKNXである。第3の通信I/F13は、スマートセンサ18と通信する。
スマートセンサ18は、例えばCT(Current Transformer)などの第1の電流計19、第2の電流計20、および第3の電流計21などの検出器が測定する電流値を別々に取得する。第1の電流計19は、例えば2個であり、後述する分電盤の主幹の単相3線の電線に取付けられ、主幹に供給される電流を測定する。第2の電流計20は、例えば16個であり、分電盤の支幹に取付けられ、支幹それぞれに供給される電流を測定する。第3の電流計21は、例えば2個であり、例えば燃料電池装置などの発電装置の単相3線または個別に負荷機器に取付けられ、発電装置から供給される電流または負荷機器に供給される電流を測定する。また、スマートセンサ18は、例えばVT(Voltage Transformer)などの電圧計が測定する電圧値を取得する。また、スマートセンサ18は、測定した電流値および電圧値に基づいて、主幹および支幹における消費電力と、第3の電流計21による計測対象の電力値を算出する。なお、図1から4の記載を含む本実施形態において、スマートセンサ18は電力管理装置10の外部に設けられる構成であるが、電力管理装置10に内蔵される構成であってもよい。
第4の通信I/F14は、第4の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第3のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いる通信用のI/Fである。第4の規格は、例えばイーサーネットである。第4の通信I/F14は、有線・無線ルータ22を介して無線端末23と通信する。
制御部15は、第1の通信I/F11、第2の通信I/F12、および第3の通信I/F13が取得する情報を蓄積する。制御部15は取得した情報を蓄積するために、記憶媒体24を有する。記憶媒体24は、電力管理装置10の外部に接続される構成であっても、電力管理装置10に内蔵される構成であってもよい。
制御部15は、取得する情報の種類を区別して蓄積する。例えば、制御部15は、第1の通信I/F11がPV PCS16から情報を取得したときには当該情報を太陽光発電装置の発電電力として蓄積する。また、制御部15は、第2の通信I/F12が蓄電部PCS17から情報を取得したときには当該情報を蓄電部が充放電する電力として蓄積する。また、制御部15は、第3の通信I/F13がスマートセンサ18から取得する情報を、第1の電流計19、第2の電流計20、および第3の電流計21に割当てられた用途に対応する電力値として蓄積する。
制御部15では、第1の電流計19は2個1組で分電盤の主幹の単相3線の電流の測定用に割当てられている。また、制御部15では、各第2の電流計20は個別に分電盤の分岐回路の電流の測定用に割当てられている。また、制御部15では、第3の電流計21の割当を、2個1組で任意の発電装置が発電して供給する単相3線の電流の測定、個別に分岐回路または負荷機器の電流の測定用途に変更可能である。
以上のような本実施形態の電力管理装置10は、分散電源の設置態様の異なる多様な電力管理システムに適用可能である。例えば、図2に示すような第1の電力管理システムに、電力管理装置10を適用可能である。以下に、第1の電力管理システム25について説明する。図2は、第1の電力管理システムの概略構成を示す通信システム図である。
電力管理システム25は、太陽光発電装置26、PV PCS16、蓄電部27、蓄電部PCS17、燃料電池装置28、分電盤29、スマートセンサ18、電力管理装置10、無線ルータ22、および無線端末23を含んで構成される。
電力管理装置10は、第1の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第1のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いて、PV PCS16と通信する。また、電力管理装置10は、第2の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第2のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いて、蓄電部PCS17と通信する。また、電力管理装置10は、第3の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第3のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いて、スマートセンサ18と通信する。また、電力管理装置10は、第4の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第3のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いて、有線・無線ルータ22を介して無線端末23と通信する。
太陽光発電装置26は、太陽光を利用して発電する。このため、太陽光発電装置26は、太陽電池を備えており、太陽光のエネルギーを直流の電力に変換する。本実施形態において、太陽光発電装置26は、例えば家の屋根などにソーラパネルを設置して、太陽光を利用して発電するような態様を想定している。しかしながら、本発明において、太陽光発電装置26は、太陽光のエネルギーを電力に変換できるものであれば、風力発電装置など任意のものを採用することができる。
PV PCS16は太陽光発電装置26から供給される直流の電力を交流の電力に変換する。PV PCS16は変換した交流の電力を分電盤29に供給する。PV PCS16は太陽光発電装置26の発電電力を測定する。PV PCS16は、測定した太陽光発電装置26の発電電力を電力管理装置10に通知する。
蓄電部27は、蓄電池を備えており、この蓄電池に充電された電力を放電することにより、電力を供給可能である。また、蓄電部27は、商用電源または太陽光発電装置26から供給される電力を充電可能である。
蓄電部PCS17は、蓄電部27から放電される直流の電力を交流の電力に変換して、分電盤29に供給する。また、蓄電部PCS17は、商用電源から供給される交流の電力を直流の電力に変換して、蓄電部27に充電する。また、蓄電部PCS17は、蓄電部27に充放電される電力を測定する。また、蓄電部PCS17は、測定した蓄電部27に充放電された電力を電力管理装置10に通知する。
燃料電池装置28は燃料電池を備えており、水素を用いて空気中の酸素との化学反応により直流の電力を発電する。また、燃料電池装置28はインバータを備えており、燃料電池が発電する直流の電力を交流の電力に変換して分電盤29に供給する。
分電盤29は、商用系統、PV PCS16、蓄電部PCS17、および燃料電池装置28から供給される交流の電力を複数の支幹(分岐回路)に分岐させて各負荷機器に分配する。ここで、各支幹には、消費電力の大きい代表的な負荷機器が直接接続されるものと、部屋ごとにまとめられたものとがある。前者における負荷機器は、例えばエアコン、冷蔵庫、IHクッキングヒータなどであって、支幹電力がすなわち該当カテゴリ機器の消費電力に相当する。後者における負荷機器は、各部屋にいくつか設けられているコンセントの組であって、支幹電力がすなわち該当部屋におけるコンセントの全体消費電力に相当する。ここで、コンセントに対し、どのような負荷機器が接続されるかは不定である。
無線ルータ22は電力管理装置10および無線端末23と通信し、電力管理装置10および無線端末23間において、情報および指令を伝達する。
無線端末23はディスプレイおよび入力部を有する端末であり、例えばパソコン、スマートフォン、またはタブレット型コンピュータである。無線端末23は、無線ルータ22を介して電力管理装置10から、太陽光発電装置26の発電電力、蓄電部27の充放電した電力、燃料電池装置28の発電電力、および主幹および支幹における消費電力などの第1の電力管理システム25における多様な情報を取得する。無線端末23は、取得した多様な情報を数値、表、グラフなどの多様な表示態様で表示する。また、無線端末23は、無線ルータ22を介して電力管理装置10に多様な情報を要求する。
図2に示す第1の電力管理システム25においては、電力管理装置10の設置者が、制御部15において、第3の電流計21の割当を燃料電池装置28の単相3線の電流の測定用途に設定する。そして、この第3の電流計21が2つ一組で燃料電池装置28の単相3線の電流の測定を行っているという設定情報が、記憶媒体24に保存される。以降、第1の電力管理システム25は、第3の電流計21の測定値の組と燃料電池装置28の単相3線の電流値とを対応づけて管理する。第3の電流計21の割当をこのように設定することにより、電力管理装置10は第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、燃料電池装置28の発電電力として蓄積する。その後、電力管理装置10は無線端末23などに電力情報を出力する際に、燃料電池装置28の単相3線の電流値としてのヘッダなどを付して、第3の電流計21の1組の測定値を出力する。
したがって、無線端末23ではヘッダなどから判別し、電力管理装置10から取得する第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、燃料電池装置28の発電電力として表示可能である。なお、このヘッダなどは、無線端末23と電力管理装置10との間の通信プロトコル、特に上位側の層の第4のプロトコルにおいて、規定されているヘッダ情報を利用することが望ましい。
また、本実施形態の電力管理装置10は、例えば図3に示すような第2の電力管理システムに適用可能である。第2の電力管理システム30は、第1の電力管理システム25と異なり、燃料電池装置を含まず、2つの太陽光発電装置26、31を含む。
一方の太陽光発電装置26の発電電力を測定するPV PCS16は、第1の電力管理システム25と同様に、第1の規格を通信プロトコルの物理層を含む下位側の層に、第1のプロトコルを通信プロトコルの上位側の層に用いて、電力管理装置10と通信する。他方の太陽光発電装置31の発電電力を測定するPV PCS32は、第1の規格および第1のプロトコルの少なくとも一方に対応していないため、第1の通信I/F11を用いて電力管理装置10と通信ができない。そこで、他方の太陽光発電装置31の発電電力を測定するPV PCS32には第3の電流計21が取付けられ、第3の電流計21はPV PCS32から供給される電流を測定する。
図3に示す第2の電力管理システム30においては、電力管理装置10の設置者が、制御部15において、第3の電流計21の割当を他方のPV PCS32の単相3線の電流の測定用途に設定する。そして、この第3の電流計21が2つ一組で他方のPV PCS32の単相3線の電流の測定を行っているという設定情報が、記憶媒体24に保存される。以降、電力管理システム30は、第3の電流計21の測定値の組と他方のPV PCS32の単相3線の電流値とを対応づけて管理する。第3の電流計21の割当をこのように設定することにより、電力管理装置10は第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、他方の太陽光発電装置31の発電電力として蓄積する。その後、電力管理装置10は無線端末23などに電力情報を出力する際に、他方のPV PCS32の単相3線の電流値としてのヘッダなどを付して、第3の電流計21の1組の測定値を出力する。
したがって、無線端末23ではヘッダなどから判別し、電力管理装置10から取得する第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、太陽光発電装置31の発電電力として表示可能である。無線端末23では、同じ種類の機器における消費電力、発電電力、および充放電の電力を合算して表示可能であり、一方の太陽光発電装置26の発電電力と他方の太陽光発電装置31の発電電力を合算して表示可能である。
また、本実施形態の電力管理装置10は、例えば図4に示すような第3の電力管理システムに適用可能である。第3の電力管理システム33は、第1の電力管理システム25と異なり、燃料電池装置を含まず、第1の電力管理システム25よりも多くの負荷機器34またはより多くの支幹を有する分電盤29を含む。第3の電流計21は特定の負荷機器34および/または支幹に取付けられ、第3の電流計21は特定の負荷機器34および/または支幹に供給される電流を測定する。
図4に示す第3の電力管理システム33においては、電力管理装置10の設置者が、制御部15において、第3の電流計21の割当を特定の負荷機器34および/または支幹の電流の測定用途に設定する。そして、この第3の電流計21がそれぞれ個別に負荷機器34および/または支幹の電流の測定を行っているという設定情報が、記憶媒体24に保存される。以降、電力管理システム30は、第3の電流計21の個々の測定値と負荷機器34および/または支幹の電流値とを対応づけて管理する。第3の電流計21の割当をこのように設定することにより、電力管理装置10は第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、特定の負荷機器34および/または支幹における消費電力として蓄積する。その後、電力管理装置10は無線端末23などに電力情報を出力する際に、第3の電流計21それぞれにおける測定値ごとに、設定として対応づけた負荷機器34あるいは支幹の電流値としてのヘッダなどを付して出力する。
したがって、無線端末23ではヘッダなどから判別し、電力管理装置10から取得する第3の電流計21の測定値に基づいて算出される電力を、特定の負荷機器34および/または支幹の消費電力として表示可能である。前述のように、無線端末23では、同じ種類の機器における消費電力、発電電力、および充放電の電力を合算して表示可能である。例えば、任意の支幹が特定の種類の機器、例えばエアコンへの電流供給用に用いられており、第3の電流計21が別のエアコンの電流を測定した場合に、無線端末23は両者の消費電流を合算して表示可能である。
以上のような構成の本実施形態の電力管理装置によれば、第3の電流計の割当が発電装置の電流値の測定用途を含む複数の用途のいずれかに変更可能となるように、電流計の割当が適切に定められている。それゆえ、例えば燃料電池装置28などの発電装置が設けられていない電力管理システムにおいて、第3の電流計21を他の用途に割当て可能であり、第3の電流計21が使用されない状況を防ぐことが可能である。
また、本実施形態の電力管理装置によれば、割当を変更可能な第3の電流計21以外の第1の電流計19および第2の電流計20の割当てが、それぞれ主幹および支幹の電流測定用に定まっている。それゆえ、設置者による電力管理装置10および第1の電流計19、第2の電流計20、および第3の電流計21の設置時における、取付けや設定の煩雑さを低減化させることが可能である。
また、本実施形態の電力管理装置によれば、第3の電流計21の割当が第1の通信I/F11〜第3の通信I/F13で情報を取得する特定の機器と同じ機器である場合に、当該特定の機器の電力値を合計可能である。このような構成により、特定の機器全体の電力値の把握が容易になる。
また、検出器を電流計とし、電流値の測定を例として各実施形態を説明したが、検出器が電圧計や電力計であってもよい。つまり本発明は電流値の測定に限定されるものではなく、電圧値あるいは電力値などの電力情報の測定であれば置換可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、通信の物理層およびプロトコルは、本実施形態に記載された物理層およびプロトコル以外の物理層およびプロトコルであってもよい。
10 電力管理装置
11 第1の通信I/F(Inter Face)
12 第2の通信I/F
13 第3の通信I/F
14 第4の通信I/F
15 制御部
16 PV(PhotoVoltanic Power Generation) PCS(Power Conditioning System)
17 蓄電部PCS
18 スマートセンサ
19 第1の電流計
20 第2の電流計
21 第3の電流計
22 無線ルータ
23 無線端末
24 記憶媒体
25 第1の電力管理システム
26 太陽光発電装置
27 蓄電部
28 燃料電池装置
29 分電盤
30 第2の電力管理システム
31 太陽光発電装置
32 PV PCS
33 第3の電力管理システム
34 負荷機器

Claims (9)

  1. 複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置であって、
    複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する制御部を備え、
    前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有する、
    ことを特徴とする電力管理装置。
  2. 請求項1に記載の電力管理装置であって、前記制御部において、前記特定の検出器の割当が、発電装置の単相3線の測定用に1組に定められるか、それぞれ個別の測定対象に定められるかを設定変更可能であることを特徴とする電力管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電力管理装置であって、前記制御部は、前記特定の検出器の測定値に対し、現在設定されている測定対象を識別する情報を付して外部に対して出力することを特徴とする電力管理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の電力管理装置であって、
    前記特定の検出器以外の検出器であって、前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに固定されている固定の検出器をさらに有し、
    前記制御部は、前記固定の検出器を分電盤の主幹用途および前記分電盤の支幹用途に割り当てており、前記分電盤の主幹および前記分電盤の支幹用に割当てられた検出器から、前記分電盤の主幹および前記分電盤の支幹における消費電力を取得することを特徴とする電力管理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の電力管理装置であって、前記特定の検出器の割当てには特定の負荷機器を含むことを特徴とする電力管理装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の電力管理装置であって、前記特定の検出器の割当てを発電装置又は特定の負荷機器に設定することを特徴とする電力管理装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の電力管理装置であって、前記検出器が内蔵されていることを特徴とする電力管理装置。
  8. 複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置と、前記電力管理装置と通信を行い、電力情報に基づく画面を表示可能な通信端末とを含む電力管理システムであって、
    前記電力管理装置は、
    複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する制御部を備え、
    前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有し、
    前記通信端末は、
    前記複数の検出器の測定値を前記電力管理装置から受信し、受信した測定値に基づいて測定対象の電力情報を表示する、
    ことを特徴とする電力管理システム。
  9. 複数の検出器が計測する複数の測定対象の電力情報を取得可能な電力管理装置と、前記電力管理装置と通信を行い、電力情報に基づく画面を表示可能な通信端末とを含む電力管理システムにおける電力管理方法であって、
    前記電力管理装置が、複数の通信インタフェースが取得する前記電力情報を前記測定対象ごとに区別して蓄積し、前記複数の検出器のうちのいずれかの割当を前記複数の測定対象の測定用途のいずれかに設定する第1のステップと、
    前記通信端末が、前記複数の検出器の測定値を前記電力管理装置から受信する第2のステップと、
    前記通信端末が、受信した測定値に基づいて測定対象の電力情報を表示する第3のステップとを有し、
    前記第1のステップにおいて、前記複数の検出器は、前記複数の測定対象のうちいずれかの電力情報の測定用途に個別に設定変更可能である特定の検出器を有する、
    ことを特徴とする電力管理方法。
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