JP2018117027A - 固体撮像素子、電子装置、および、固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

固体撮像素子、電子装置、および、固体撮像素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つのイメージセンサを接合した素子において、同一の明るさの画像データの撮像を容易にする。
【解決手段】固体撮像素子は、第1センサチップおよび第2センサチップを具備する。第1センサチップにおいて、第1表面に配線が形成され、その第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成される。また、第2センサチップにおいて、第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、その第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成される。
【選択図】図4

Description

本技術は、固体撮像素子、電子装置、および、固体撮像素子の製造方法に関する。詳しくは、2つのセンサを接合した固体撮像素子、電子装置、および、固体撮像素子の製造方法に関する。
従来より、カメラやスマートフォンなどの撮像装置において、画像データを撮像するためにイメージセンサが用いられている。例えば、表面照射型イメージセンサと裏面照射型イメージセンサとが半田付けによって接合された素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、裏面照射型イメージセンサは、配線された面を表面として、表面に対する裏面に光電変換素子が形成されたイメージセンサである。これに対して、表面照射型イメージセンサは、表面に配線および光電変換素子が形成されたイメージセンサである。配線を避けて光電変換素子を配置する必要がないため、一般に裏面照射型イメージセンサの方が、表面照射型イメージセンサよりも感度が高い。
米国特許出願公開第2013/0285183号明細書
上述の従来技術では、感度の異なる表面照射型イメージセンサおよび裏面照射型イメージセンサにより、明るさの異なる2枚の画像データを同時に撮像することができる。そして、これらの画像データの合成により、ダイナミックレンジを拡大した合成画像を生成することができる。このような合成処理は、ハイダイナミックレンジ合成と呼ばれる。しかしながら、アプリケーションの種類によっては、撮像された2枚の画像データに対し、ハイダイナミックレンジ合成以外の画像処理が実行されることがある。例えば、2枚の画像データを用いて、デプスマップを生成する処理やステレオマッチングを行う処理が実行される。これらの画像処理では、処理対象の2枚の画像データのそれぞれの明るさは同一であることが望ましい。上述の従来技術では、それぞれのイメージセンサの感度が異なるため、同じ明るさの画像データを撮像するには、それぞれの露光量を異なる値に制御しなければならず、撮像条件が限定されて撮像が困難になるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、2つのイメージセンサを接合した素子において、同一の明るさの画像データの撮像を容易にすることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと固体撮像素子、および、その製造方法である。これにより、第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップとを接合した固体撮像素子により撮像が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記第1裏面に前記第1マイクロレンズを保護する保護層とがさらに形成され、前記第2裏面に第2マイクロレンズがさらに形成されてもよい。これにより、第1マイクロレンズが保護されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1センサチップは、上記第1光電変換素子が形成された基板と第1配線層とを含み、上記第2センサチップは、上記第2光電変換素子が形成された基板と第2配線層とを含んでもよい。これにより、基板に形成された第1光電変換素子および第2光電変換素子により光電変換が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第2センサチップは、所定の支持基板をさらに含んでもよい。これにより、支持基板によって曲げ強度が高くなるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1配線層および第2配線層の一方は、所定の論理回路を含んでもよい。これにより、論理回路において信号処理が実行されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1センサチップおよび第2センサチップの一方は、所定の論理回路が形成されたロジック基板をさらに含み、上記ロジック基板は、上記第1配線層と上記第2配線層との間に配置されてもよい。これにより、ロジック基板において信号処理が実行されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記ロジック基板内に形成された貫通ビアをさらに具備してもよい。これにより、貫通ビアを介してロジック基板内で信号が伝送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記ロジック基板から上記第2配線層の内部までを貫通する貫通ビアをさらに具備してもよい。これにより、貫通ビアを介してロジック基板と第2配線層との間で画像信号が伝送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第2裏面には他の保護層がさらに形成されてもよい。これにより、第2マイクロレンズが保護されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記配線は銅配線であり、上記第1表面および上記第2表面のそれぞれの上記銅配線がCu−Cu接続により接合されていてもよい。これにより、第1表面および第2表面が密着するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1表面および上記第2表面は一酸化ケイ素を含み、上記第1表面と上記第2表面とがSiO−SiO接続により接合されていてもよい。これにより、第1表面および第2表面が密着するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1表面と上記第2表面とが接着剤により接合されていてもよい。これにより、第1表面および第2表面が密着するという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと、上記第1裏面に光を導く第1光学系と、上記第2裏面に光を導く第2光学系とを具備する電子装置である。これにより、第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップとを接合した固体撮像素子によって、第1光学系および第2光学系からの光が光電変換されるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、物体側レンズと、上記物体側レンズからの光を導くレンズ群とを備えてもよい。これにより、物体側レンズおよびレンズ群からの光が光電変換されるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、物体側レンズと、上記物体側レンズからの光を屈曲させるミラーとを備えてもよい。これにより、ミラーにより屈曲した光が光電変換されるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、上記屈曲した光を導くレンズ群をさらに備えてもよい。これにより、レンズ群からの光が光電変換されるという作用をもたらす。
本技術によれば、2つのイメージセンサを接合した素子において、同一の明るさの画像データの撮像を容易にすることができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における電子装置の外観図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における電子装置の断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップの構成を説明するための図である。 本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における接合前の右側裏面照射型センサとロジック基板との断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における接合後の右側裏面照射型センサとロジック基板との断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサとロジック基板と右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサとロジック基板と右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における高耐熱材料形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるガラス形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサの断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における半田付け前の両面イメージセンサチップの平面図および断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における半田付け後の両面イメージセンサチップおよびフレキシブルプリント基板の平面図および断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるカバーガラス取り付け後の両面イメージセンサチップおよびフレキシブルプリント基板の平面図および断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサと右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサと右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態における高耐熱材料形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態におけるガラス形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサの断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサと支持基板と右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における高耐熱材料形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態におけるガラス形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサの断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における両面イメージセンサチップの構成を説明するための図である。 本技術の第4の実施の形態における右側センサチップの平面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における左側センサチップの平面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における接合前の左側センサチップと右側センサチップとの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における接合後の左側センサチップと右側センサチップとの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における高耐熱材料形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態におけるガラス形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態における貫通ビア形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第4の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における接合前の右側裏面照射型センサとロジック基板との断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における接合後の右側裏面照射型センサとロジック基板との断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサとロジック基板と右側裏面照射型センサとの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における接合後の左側センサチップと右側センサチップとの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における高耐熱材料形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態におけるガラス形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態におけるマイクロレンズ等を形成した両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第5の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップの断面図の一例である。 本技術の第6の実施の形態における電子装置の断面図の一例である。 本技術の第6の実施の形態の変形例における電子装置の断面図の一例である。 本技術の第6の実施の形態における電子装置の断面図の一例である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(チップ同士を密着させて接合した例)
2.第2の実施の形態(ロジック基板を介さずにチップ同士を密着させて接合した例)
3.第3の実施の形態(支持基板を介してチップ同士を密着させて接合した例)
4.第4の実施の形態(ロジック基板を積層せずにチップ同士を密着させて接合した例)
5.第5の実施の形態(貫通ビアの長さを変更し、チップ同士を密着させて接合した例)
6.第6の実施の形態(リアレンズを配置し、チップ同士を密着させて接合した例)
7.第7の実施の形態(2眼カメラにおいてチップ同士を密着させて接合した例)
<1.第1の実施の形態>
[電子装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における電子装置100の外観図の一例である。この電子装置100の形状は、例えば、直方体である。また、電子装置100のある面には、フロントレンズ110および120と表示部130とが形成されている。電子装置100としては、例えば、スマートフォンが想定される。なお、電子装置100は、撮像機能を持つ装置であればスマートフォンに限定されず、例えば、デジタルカメラやパーソナルコンピュータなどであってもよい。
以下、電子装置100において表示部130が形成された面を「正面」と称し、正面の反対側の面を「背面」と称する。また、正面に垂直な4つの平面のうち、面積の大きな方の2つを「側面」と称する。正面および側面以外の2つの平面のうち、フロントレンズ110および120に近い方を「上面」と称し、上面の反対側の面を「下面」と称する。
フロントレンズ110および120は、光を集光して、電子装置100内部に導くものである。表示部130は、画像データなどの様々なデータを表示するものである。なお、フロントレンズ110および120は、特許請求の範囲に記載の物体側レンズの一例である。
図2は、本技術の第1の実施の形態における、上面から見た電子装置100の断面図の一例である。電子装置100の内部には、ミラー141および151と、レンズ群142および152と、両面イメージセンサチップ200と、フレキシブルプリント基板160と、カバーガラス170とが配置される。2つの側面のうち120に近い方を右側面として、右側から順に、ミラー151、レンズ群152、カバーガラス170、フレキシブルプリント基板160、両面イメージセンサチップ200、レンズ群142、ミラー141の順で配置される。
なお、フロントレンズ110、ミラー141およびレンズ群142からなる光学系は、特許請求の範囲に記載の第1光学系の一例である。また、フロントレンズ120、ミラー151およびレンズ群152からなる光学系は、特許請求の範囲に記載の第2光学系の一例である。
ミラー141は、フロントレンズ110からの光をレンズ群142の方に屈曲させるものである。レンズ群142は、ミラー141からの光を集光して両面イメージセンサチップ200に導くものである。
ミラー151は、フロントレンズ120からの光をレンズ群152の方に屈曲させるものである。レンズ群152は、ミラー151からの光を集光して両面イメージセンサチップ200に導くものである。ミラー141および151で光を屈曲させることにより、屈曲させない場合と比較して、電子装置100の正面から背面までの距離を短くすることができる。
両面イメージセンサチップ200は、光を光電変換して画像データを撮像するものである。この両面イメージセンサチップ200の両面の一方には、レンズ群142からの光が照射され、他方にはレンズ群152からの光が照射される。なお、両面イメージセンサチップ200は、特許請求の範囲に記載の固体撮像素子の一例である。
フレキシブルプリント基板160は、両面イメージセンサチップ200に接続された、柔軟性のあるプリント基板である。このフレキシブルプリント基板160は、両面イメージセンサチップ200により撮像された画像データを、表示部130やメモリ(不図示)などに供給する。また、フレキシブルプリント基板160の中央部(点線の部分)は開口されており、その開口部からの光が両面イメージセンサチップ200に照射される。
カバーガラス170は、両面イメージセンサチップ200を保護する部材である。このカバーガラス170は、フレキシブルプリント基板160の両面のうち、両面イメージセンサチップ200が接続されていない方の面に接着される。
[両面イメージセンサチップの構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の構成を説明するための図である。この両面イメージセンサチップ200は、左側センサチップ201と、左側センサチップ201の右側に位置する右側センサチップ202とから構成される。
左側センサチップ201は、左側裏面照射型センサ240を備える。右側センサチップ202は、右側裏面照射型センサ210およびロジック基板230を備える。なお、左側センサチップ201は、特許請求の範囲に記載の第1センサチップの一例である。また、右側センサチップ202は、特許請求の範囲に記載の第2センサチップの一例である。
右側裏面照射型センサ210は、回路を配置した面を表面として、表面に対する裏面にフォトダイオードが配置されたセンサである。この右側裏面照射型センサ210は、画像データを撮像してロジック基板230に供給する。また、右側裏面照射型センサ210の表面は、ロジック基板230の右側の面と接合される。
左側裏面照射型センサ240は、回路を配置した面を表面として、表面に対する裏面にフォトダイオードが配置されたセンサである。この左側裏面照射型センサ240は、画像データを撮像してロジック基板230に供給する。また、左側裏面照射型センサ240の表面は、ロジック基板230の左側の面と接合される。
ロジック基板230は、所定の論理回路が形成された基板である。この論理回路により、例えば、AF(After Focus)およびAE(Auto Exposure)などのカメラ制御処理やガンマ処理などの様々な信号処理が2つのセンサからの画像データに対して実行される。また、必要に応じて、デプスマップの生成やステレオマッチング処理などが行われる。右側裏面照射型センサ210および左側裏面照射型センサ240の両方からの画像データをロジック基板230が処理することにより、それらのセンサの画像データに対する信号処理のタイミングを容易に一致させることができる。なお、ロジック基板230で実行される上述の処理の一部は、ロジック基板230の代わりに、その後段の回路が実行することもできる。
図4は、本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図においては、左側裏面照射型センサ240が、同図の下側になるように記載されている。このため、同図においては、左側裏面照射型センサ240の方を下方、右側裏面照射型センサ210の方を上方として説明する。左側裏面照射型センサ240の上側の面には、配線層247が設けられる。配線層247には、Cu(銅)配線248により回路が形成される。また、配線層247は、ロジック基板230と密着して、例えば、Cu−Cu接合により接合される。ここで、Cu−Cu接続は、接合対象の2枚の基板を加熱しながら、それらの基板のそれぞれに圧力を加えて、基板のCu配線同士を直接接続させる接合方法である。なお、直接接続させる部材は、Cuに限定されず、一酸化ケイ素(SiO)などであってもよい。一酸化ケイ素同士を直接接続する際は、SiO−SiO接続と呼ばれる。また、製造装置は、基板同士を密着させて接合することができるのであれば、Cu−Cu接続以外の方法を用いて接合することができる。
配線層247の下側には基板245が設けられ、基板245内にフォトダイオード246が形成される。なお、配線層247は、特許請求の範囲に記載の第1配線層の一例であり、フォトダイオード246は、特許請求の範囲に記載の第1光電変換素子の一例である。
また、基板245の下側の面には、カラーフィルタ244が形成され、その下側にマイクロレンズ243が形成される。なお、マイクロレンズ243は、特許請求の範囲に記載の第1マイクロレンズの一例である。
そして、マイクロレンズ243の下側には高耐熱材料242が形成され、その高耐熱材料242の下側にはガラス241が形成される。高耐熱材料242として、熱により可逆的に形状が変化する透明部材(ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、塩化ビニルなど)が用いられる。
これらの高耐熱材料242およびガラス241により、マイクロレンズ243が保護される。なお、高耐熱材料242およびガラス241からなる層は、特許請求の範囲に記載の保護層の一例である。
上述のように、回路が配置された面(ロジック基板230側の面)を表面として、表面に対する裏面にフォトダイオード246を配置することにより、左側裏面照射型センサ240は、裏面に照射された光を光電変換することができる。このような裏面照射型のイメージセンサでは、照射面である裏面に配線がないため、表面照射型と比較して感度を向上させることができる。
ロジック基板230の下側の面には、一酸化ケイ素(SiO)などの酸化膜234が形成される。また、酸化膜234の上側には、基板233が形成される。基板233の上側には、配線層231が形成される。配線層231には、Cu配線232により回路が形成される。
また、ロジック基板230内には、酸化膜234から配線層231までを貫通する貫通ビア235が形成される。貫通ビア235の材料として、例えば、Al−Cu系合金が用いられる。この貫通ビア235を介して、例えば、画素信号が伝送される。
ここで、仮に、ロジック基板230の表面を突き抜けるまで貫通ビア235を長くすると、その表面に貫通ビア235のためのスペースを確保する必要がある。しかし、両面イメージセンサチップ200では、ロジック基板230の内部に貫通ビア235を形成しているため、ロジック基板230の表面に、貫通ビア235のためのスペースを設ける必要がなく、その分、表面積を小さくすることができる。
また、ロジック基板230の配線層231は、右側裏面照射型センサ210の表面と密着して、例えば、Cu−Cu接合により接合される。すなわち、右側裏面照射型センサ210の表面は、ロジック基板230を介して左側裏面照射型センサ240の表面と接合されている。
右側裏面照射型センサ210の下側の面には、配線層215が形成される。配線層215には、Cu配線216とAl−Cu系配線217とにより回路が形成される。なお、配線層215は、特許請求の範囲に記載の第2配線層の一例である。
また、配線層215の上側には、基板214が形成され、基板214内にフォトダイオード213が形成される。なお、フォトダイオード213は、特許請求の範囲に記載の第2光電変換素子の一例である。
また、基板214の上側の面には、カラーフィルタ212が形成され、その上側にマイクロレンズ211が形成される。なお、マイクロレンズ211は、特許請求の範囲に記載の第2マイクロレンズの一例である。
また、右側裏面照射型センサ210内には、裏面から配線層215までを貫通する貫通ビア221が形成される。貫通ビア221の材料として、例えば、Al−Cu系合金が用いられる。
上述のように、回路が配置された面(ロジック基板230側の面)を表面として、表面に対する裏面にフォトダイオード213を配置することにより、右側裏面照射型センサ210は、裏面に照射された光を光電変換することができる。
また、両側のセンサをいずれも裏面照射型としたため、それらの感度を同じ値に揃えることができる。これにより、両面イメージセンサチップ200は、同じ明るさの2枚の画像データを同時に撮像することができる。なお、両方のセンサの感度等の特性は、同一であることが望ましいが、それらのセンサの特性が異なる構成であってもよい。
また、製造装置が、ロジック基板230と左側裏面照射型センサ240の表面とをCu−Cu接続により密着させて接合することにより、半田付けで接合する場合よりも、半田ボールの分、厚みを小さくすることができる。
次に、両面イメージセンサチップ200の製造方法について説明する。
図5は、本技術の第1の実施の形態における接合前の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の右側裏面照射型センサ210の断面図の一例であり、同図におけるbは、接合前のロジック基板230の断面図の一例である。
両面イメージセンサチップ200を製造する際に、製造装置は、まず、図5におけるaに例示するように、表面を上にして右側裏面照射型センサ210を製造する。また、製造装置は、同図におけるbに例示するように、配線層231を上にしてロジック基板230を製造する。
そして、製造装置は、右側裏面照射型センサ210を反転して表面を下側にし、Cu−Cu接続によりロジック基板230と接合する。
図6は、本技術の第1の実施の形態における接合後の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。同図におけるaは、反転前の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例であり、同図におけるbは、反転後の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。
製造装置は、図6におけるaに例示する右側裏面照射型センサ210およびロジック基板230を反転して、貫通ビア235の長さに合わせて、基板233を研磨する。これにより、同図におけるbに例示するように、基板233の厚さが調整される。
図7は、本技術の第1の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサ240とロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の左側裏面照射型センサ240の断面図の一例であり、同図におけるbは、接合前のロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。
製造装置は、図7におけるaに例示するように、表面を上にして左側裏面照射型センサ240を製造する。また、製造装置は、同図におけるbに例示するように基板233上に、酸化膜234を成膜する。そして、製造装置は、ロジック基板230において貫通ビア235を貫通させ、その貫通ビア235の一端を配線層231内のCu配線232にコンタクトさせる。続いて製造装置は、左側裏面照射型センサ240を反転させて、ロジック基板230にCu−Cu接続により接合する。
図8は、本技術の第1の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサ240とロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において、製造装置は、左側裏面照射型センサ240を研磨し、その上に、カラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する。
図9は、本技術の第1の実施の形態におけるマイクロレンズ243等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、マイクロレンズ243上に、高耐熱材料242を形成する。
図10は、本技術の第1の実施の形態における高耐熱材料242形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、高耐熱材料242上に、マイクロレンズ243を保護するためのガラス241を形成する。
なお、高耐熱材料242によりマイクロレンズ243を保護しているが、高耐熱材料242の代わりにBGRシールにより保護することもできる。この他、UV(Ultra Violet)硬化型液体接着剤を使用したウェハーサポートシステムにより保護することもできる。また、その際、マイクロレンズ211形成後にガラス241を剥離することもできる。
また、製造装置は、研削加工、あるいは、ラップやポリッシュを用いた研磨により、ガラス241を50マイクロメートル(μm)程度の厚さにすることもできる。
図11は、本技術の第1の実施の形態におけるガラス241形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。製造装置は、同図の両面イメージセンサチップ200を反転させてガラス241を下側にし、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する。
図12は、本技術の第1の実施の形態におけるマイクロレンズ211等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は右側裏面照射型センサ210に貫通ビア221を貫通させ、その貫通ビア221の一端を配線層215内のAl−Cu系配線217にコンタクトさせる。これにより、図4に例示した両面イメージセンサチップ200が得られる。
上述したように製造装置は、左側センサチップ201および右側センサチップ202をCu−Cu接続により接合する。通常、半田付けでは、半田ボールによりチップ間に隙間が生じてしまうが、Cu−Cu接続によれば、製造装置は、チップ同士を密着させて接合することができる。このため、半田付けを行う場合と比較して両面イメージセンサチップ200の厚みを小さくすることができる。
ただし、Cu−Cu接続では、チップを加熱および加圧する必要があるため、仮に接合前にマイクロレンズを形成していた場合には、そのマイクロレンズが変形または損傷するおそれがある。そこで、製造装置は、図9に例示したようにCu−Cu接続により接合した後に、左側裏面照射型センサ240にマイクロレンズ243を形成する。これにより、接合時にマイクロレンズ243が損傷することを抑止することができる。
また、製造装置は、加熱を伴う接合の後にカラーフィルタ212および244を形成するため、熱に弱い材料(有機材料など)をカラーフィルタに利用することができる。
次に、製造装置は、両面イメージセンサチップ200を反転して右側裏面照射型センサ210にマイクロレンズ211を形成する必要がある。ここで、仮に、マイクロレンズ243が露出したままで反転すると、むき出しのマイクロレンズ243が下側になって、そのレンズが損傷するおそれがある。そこで、製造装置は、図10および11に例示したように、高耐熱材料242およびガラス241により、マイクロレンズ243を保護してから反転する。これにより、ガラス241が下側になるため、マイクロレンズ243の損傷を抑止することができる。
図13は、本技術の第1の実施の形態における半田付け前の両面イメージセンサチップ200の平面図および断面図の一例である。同図におけるaは、半田付け前の両面イメージセンサチップ200を右側面から見た平面図の一例である。同図におけるbは、半田付け前の両面イメージセンサチップ200を上面から見た断面図の一例である。
図13におけるaに例示するように、両面イメージセンサチップ200において、矩形の受光面205の周囲に、半田ボールを形成するための複数の矩形のパッドが形成される。右側面から見た場合の両面イメージセンサチップ200の一辺のサイズは、例えば、1ミリメール(mm)である。
製造装置は、図13におけるbに例示するように、パッドの部分に半田ボール206を形成する。半田ボール206の直径は、例えば、30マイクロメートルである。また、パッドの深さは、例えば、6マイクロメートル(μm)であり、パッドの一辺の長さは、例えば、50マイクロメートル(μm)である。また、両面イメージセンサチップ200の厚さは、例えば、320マイクロメートル(μm)である。そして、製造装置は、半田付けにより、両面イメージセンサチップ200をフレキシブルプリント基板160に接続する。
前述したように両面イメージセンサチップ200において、その片面のみに貫通ビアの一端を配置したため、フレキシブルプリント基板160はその面のみに接続すればよい。また、パッドの配置は、両面イメージセンサチップ200の片面のみでよい。これにより、両面イメージセンサチップ200にパッドを配置し、接続する構成と比較して、プロセスコストを低減することができる。
図14は、本技術の第1の実施の形態における半田付け後の両面イメージセンサチップおよびフレキシブルプリント基板160の平面図および断面図の一例である。同図におけるaは、半田付け後の両面イメージセンサチップ200およびフレキシブルプリント基板160を側面から見た平面図の一例である。同図におけるbは、半田付け後の両面イメージセンサチップ200およびフレキシブルプリント基板160を上面から見た断面図の一例である。
図14におけるaに例示するように、フレキシブルプリント基板160には、受光面205と略同一のサイズの開口部161が形成されている。製造装置は、その開口部161の位置に受光面205の位置を合わせてフレキシブルプリント基板160を半田付けし、同図におけるbに例示する素子を形成する。そして、製造装置は、カバーガラス170を、接着剤などによりフレキシブルプリント基板160の右側に取り付ける。
図15は、技術の第1の実施の形態におけるカバーガラス170取り付け後の両面イメージセンサチップ200およびフレキシブルプリント基板160の平面図および断面図の一例である。同図におけるaは、取付け後の両面イメージセンサチップ200およびフレキシブルプリント基板160を右側面から見た平面図の一例である。同図におけるbは、取付け後の両面イメージセンサチップ200およびフレキシブルプリント基板160を上面から見た断面図の一例である。
図16は、本技術の第1の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の製造方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの動作は、例えば、両面イメージセンサチップ200を製造するための基板が製造装置に載置されたときに開始される。
製造装置は、まず、右側裏面照射型センサ210とロジック基板230とを製造する(ステップS901)。製造装置は、その右側裏面照射型センサ210を反転してロジック基板230に接合する(ステップS902)。そして、製造装置は、ロジック基板230を研磨し(ステップS903)、ロジック基板230に貫通ビア235を形成する(ステップS904)。続いて製造装置は、左側裏面照射型センサ240を製造し、そのセンサをCu−Cu接続によりロジック基板230と接合する(ステップS905)。
製造装置は、左側裏面照射型センサ240を研磨し、カラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する(ステップS906)。そして、製造装置は、高耐熱材料242およびガラス241を形成してマイクロレンズ243を保護する(ステップS907)。製造装置は、両面イメージセンサチップ200を反転して、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する(ステップS908)。そして、製造装置は、右側裏面照射型センサ210に貫通ビア221を貫通させ(ステップS909)、両面イメージセンサチップ200の製造を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、右側裏面照射型センサ210と左側裏面照射型センサ240とを接合したことにより、同じ明るさの2枚の画像データを容易に撮像することができる。また、Cu−Cu接続により左側センサチップ201と右側センサチップ202とを密着させて接合することにより、半田付けする場合と比較して、素子を薄く形成することができる。
[変形例]
上述の第1の実施の形態では、右側裏面照射型センサ210のマイクロレンズ211を露出させていたが、この構成では、マイクロレンズ211に埃などが付着するおそれがある。このため、マイクロレンズ211も、マイクロレンズ243と同様に高耐熱材料などの保護層により保護することが望ましい。この第1の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211も保護する点により第1の実施の形態と異なる。
図17は、本技術の第1の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第1の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211の上側に高耐熱材料218が形成されている点において第1の実施の形態と異なる。
このように、本技術の第1の実施の形態の変形例によれば、マイクロレンズ211を高耐熱材料218によって保護することにより、埃の付着を防止することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、ロジック基板230をセンサに積層して、それらを積層しない場合と比較して、受光面(裏面)から見た両面イメージセンサチップ200のサイズを小型化していた。その代わりに、ロジック基板230の分、両面イメージセンサチップ200の厚さが増大してしまう。このため、両面イメージセンサチップ200の厚さをさらに小さくすることが求められた際に、その要求に応じることが困難である。この第2の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、両面イメージセンサチップ200をさらに薄く形成した点において第1の実施の形態と異なる。
図18は、本技術の第2の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第2の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、ロジック基板230を備えない点において第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態において右側裏面照射型センサ210と左側裏面照射型センサ240とは、ロジック基板230を介さずに接合される。また、左側裏面照射型センサ240の配線層247には、Al−Cu系配線249がさらに設けられる。また、貫通ビア222がさらに設けられる。
貫通ビア222は、右側裏面照射型センサ210を貫通して、配線層247内のAl−Cu系配線249にコンタクトする。
ロジック基板230は、両面イメージセンサチップ200の外部に設けられ、例えば、フレキシブルプリント基板160に接続される。あるいは、ロジック基板230は電子装置100内に設けられず、その基板上の回路と同じ回路がフレキシブルプリント基板160に設けられる。
次に、両面イメージセンサチップ200の製造方法について説明する。
図19は、本技術の第2の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサ240と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の左側裏面照射型センサ240の断面図の一例であり、同図におけるbは、接合前の右側裏面照射型センサ210の断面図の一例である。
製造装置は、まず、図19におけるaに例示するように、表面を上にして左側裏面照射型センサ240を製造する。また、製造装置は、同図におけるbに例示するように、表面を上にして右側裏面照射型センサ210を製造する。
そして、製造装置は、左側裏面照射型センサ240を反転して表面を下側にし、右側裏面照射型センサ210にロジック基板230をCu−Cu接続により接合する。
図20は、本技術の第2の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサ240と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図における両面イメージセンサチップ200において製造装置は、左側裏面照射型センサ240の裏面にカラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する。
図21は、本技術の第2の実施の形態におけるマイクロレンズ243等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、マイクロレンズ243上に、高耐熱材料242を形成する。
図22は、本技術の第2の実施の形態における高耐熱材料242形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、高耐熱材料242上に、マイクロレンズ243を保護するためのガラス241を形成する。
図23は、本技術の第2の実施の形態におけるガラス241形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。製造装置は、同図の両面イメージセンサチップ200を反転させて、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する。
図24は、本技術の第2の実施の形態におけるマイクロレンズ211等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は貫通ビア221および222を貫通させる。これにより、図18に例示した両面イメージセンサチップ200が得られる。
このように、本技術の第2の実施の形態では、ロジック基板230を積層せずにセンサ同士を接合することにより、ロジック基板230を積層する場合と比較して両面イメージセンサチップ200を薄く形成することができる。
[変形例]
上述の第2の実施の形態では、右側裏面照射型センサ210のマイクロレンズ211を露出させていたが、埃の影響を考慮すると、マイクロレンズ243と同様に保護層により保護することが望ましい。この第2の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211も保護する点により第2の実施の形態と異なる。
図25は、本技術の第2の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第2の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211の上側に高耐熱材料218が形成されている点において第2の実施の形態と異なる。
このように、本技術の第2の実施の形態の変形例では、マイクロレンズ211を高耐熱材料218によって保護することにより、埃の付着を防止することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、製造装置がロジック基板230を介さずに左側裏面照射型センサ240と右側裏面照射型センサ210とを接合することにより薄く形成していたが、薄く形成した分、曲げ強度が不足するおそれがある。この第3の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、曲げ強度を高くした点において第2の実施の形態と異なる。
図26は、本技術の第3の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第3の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、右側センサチップ202内に支持基板260をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
支持基板260は、ガラスなどの一定の強度を持つ部材である。この支持基板260の両面の一方は、右側裏面照射型センサ210と密着して接続され、他方は左側裏面照射型センサ240と密着して接合される。すなわち、右側裏面照射型センサ210の表面は、支持基板260を介して左側裏面照射型センサ240の表面と接合される。また、支持基板260と、それぞれのセンサとの接続には、例えば、SiO−SiO接続が用いられる。なお、製造装置は、SiO−SiO接続の代わりに、接着剤により、支持基板260を接合することもできる。
次に、両面イメージセンサチップ200の製造方法について説明する。製造装置は、左側裏面照射型センサ240と右側裏面照射型センサ210とを製造し、それらと支持基板260とを接合する。
図27は、本技術の第3の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサ240と支持基板260と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図における両面イメージセンサチップ200において製造装置は、左側裏面照射型センサ240の裏面にカラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する。
図28は、本技術の第3の実施の形態におけるマイクロレンズ243等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、マイクロレンズ243上に、高耐熱材料242を形成する。
図29は、本技術の第3の実施の形態における高耐熱材料242形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、高耐熱材料242上に、マイクロレンズ243を保護するためのガラス241を形成する。
図30は、本技術の第3の実施の形態におけるガラス241形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。製造装置は、同図の両面イメージセンサチップ200を反転させて、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する。
図31は、本技術の第2の実施の形態におけるマイクロレンズ211等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は貫通ビア221および222を貫通させる。これにより、図26に例示した両面イメージセンサチップ200が得られる。
このように、本技術の第3の実施の形態では、左側裏面照射型センサ240と右側裏面照射型センサ210との間に支持基板260を設けたため、支持基板260を設けない場合と比較して曲げ強度を高くすることができる。
[変形例]
上述の第3の実施の形態では、右側裏面照射型センサ210のマイクロレンズ211を露出させていたが、埃の影響を考慮すると、マイクロレンズ243と同様に保護層により保護することが望ましい。この第3の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211も保護する点により第3の実施の形態と異なる。
図32は、本技術の第3の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第3の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211の上側に高耐熱材料218が形成されている点において第3の実施の形態と異なる。
このように、本技術の第3の実施の形態の変形例では、マイクロレンズ211を高耐熱材料218によって保護することにより、埃の付着を防止することができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、ロジック基板230をセンサに積層して、受光面(裏面)から見た両面イメージセンサチップ200の面積を小さくしていたが、ロジック基板230の分、両面イメージセンサチップ200の厚さが増大してしまう。このため、電子装置100の小型化の際に両面イメージセンサチップ200をさらに薄く形成することが求められると、その要求に応じることが困難である。この第4の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、両面イメージセンサチップ200をさらに薄く形成した点において第1の実施の形態と異なる。
図33は、本技術の第4の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の構成を説明するための図である。右側センサチップ202において、同一の基板上に右側裏面照射型センサ210およびドライバ270が設けられる。また、左側センサチップ201において、同一の基板上に左側裏面照射型センサ240および論理回路280が設けられる。
ドライバ270は、垂直同期信号などに同期して、右側裏面照射型センサ210および左側裏面照射型センサ240を駆動するものである。このように、1つのドライバ270が右側裏面照射型センサ210および左側裏面照射型センサ240の両方を駆動することにより、それらのセンサの駆動タイミングを容易に一致させることができる。
論理回路280は、第1の実施の形態におけるロジック基板230に搭載されていた回路と同様の回路である。このように、第4の実施の形態では、ロジック基板230を積層せずに、その基板上の回路を同一平面上に配置するため、積層する場合と比較して両面イメージセンサチップ200を薄く形成することができる。
図34は、本技術の第4の実施の形態における右側面から見た右側センサチップ202の平面図の一例である。同図に例示するように、右側裏面照射型センサ210およびドライバ270のそれぞれの周囲に半田ボールを形成するためのパッドが配置される。
図35は、本技術の第4の実施の形態における左側面から見た左側センサチップ201の平面図の一例である。同図に例示するように、左側裏面照射型センサ240および論理回路280のそれぞれの周囲に半田ボールを形成するためのパッドが配置される。
次に、両面イメージセンサチップ200の製造方法について説明する。
図36は、本技術の第4の実施の形態における接合前の左側センサチップ201と右側センサチップ202との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の左側センサチップ201の断面図の一例である。同図におけるbは、接合前の右側センサチップ202の断面図の一例である。
図36におけるaに例示するように製造装置は、基板245上に配線層247を形成し、その配線層247においてフォトダイオード246の上部に、画素回路などを形成する。これにより、左側裏面照射型センサ240が製造される。また、製造装置は、配線層247において、左側裏面照射型センサ240とは異なる位置に、論理回路280を形成する。
また、図36におけるbに例示するように製造装置は、基板214上に配線層215を形成し、その配線層215においてフォトダイオード213の上部に、画素回路などを形成する。これにより、右側裏面照射型センサ210が製造される。また、製造装置は、配線層215において、右側裏面照射型センサ210とは異なる位置に、ドライバ270を形成する。そして、製造装置は、左側センサチップ201を反転して右側センサチップ202にCu−Cu接続により接合する。
図37は、本技術の第4の実施の形態における接合後の左側センサチップ201と右側センサチップ202との断面図の一例である。同図における両面イメージセンサチップ200において製造装置は、左側裏面照射型センサ240の裏面にカラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する。
図38は、本技術の第4の実施の形態におけるマイクロレンズ243等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、マイクロレンズ243上に、高耐熱材料242を形成する。
図39は、本技術の第4の実施の形態における高耐熱材料242形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、高耐熱材料242上に、マイクロレンズ243を保護するためのガラス241を形成する。
図40は、本技術の第4の実施の形態におけるガラス241形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。製造装置は、同図の両面イメージセンサチップ200を反転させて、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する。
図41は、本技術の第4の実施の形態におけるマイクロレンズ211等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は貫通ビア221および222を貫通させる。
図42は、本技術の第4の実施の形態における貫通ビア221および222の形成後の両面イメージセンサチップの断面図の一例である。貫通ビア221は、ドライバ270内まで貫通し、貫通ビア222は、右側裏面照射型センサ210内の配線層215まで貫通する。
このように、本技術の第4の実施の形態では、論理回路を設けたロジック基板230を積層せずに、その論理回路を同一基板上に配置することによりロジック基板230を積層する場合と比較して両面イメージセンサチップ200を薄く形成することができる。
[変形例]
上述の第4の実施の形態では、右側裏面照射型センサ210のマイクロレンズ211を露出させていたが、埃の影響を考慮すると、マイクロレンズ243と同様に保護層により保護することが望ましい。この第4の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211も保護する点により第4の実施の形態と異なる。
図43は、本技術の第4の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第4の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211の上側に高耐熱材料218が形成されている点において第4の実施の形態と異なる。
このように、本技術の第4の実施の形態の変形例では、マイクロレンズ211を高耐熱材料218によって保護することにより、埃の付着を防止することができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、ロジック基板内に貫通ビア235を配置していたが、この貫通ビアの長さをさらに長くして、右側裏面照射型センサ210内のAl−Cu系配線217とコンタクトさせることもできる。この第5の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、貫通ビアの長さが異なる点において第1の実施の形態と異なる。
図44は、本技術の第5の実施の形態における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第5の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、貫通ビア235の代わりに貫通ビア236を備える点において第1の実施の形態と異なる。
貫通ビア236は、Al−Cu系合金により形成され、酸化膜234から配線層215まで貫通して、Al−Cu系配線217にコンタクトする。
次に、両面イメージセンサチップ200の製造方法について説明する。
図45は、本技術の第5の実施の形態における接合前の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の右側裏面照射型センサ210の断面図の一例であり、同図におけるbは、接合前のロジック基板230の断面図の一例である。
製造装置は、まず、図45におけるaに例示するように、表面を上にして右側裏面照射型センサ210を製造する。また、製造装置は、同図におけるbに例示するように、配線層231を上にしてロジック基板230を製造する。
そして、製造装置は、右側裏面照射型センサ210を反転して表面を下側にし、ロジック基板230にCu−Cu接続により接合する。
図46は、本技術の第5の実施の形態における接合後の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。同図におけるaは、反転前の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例であり、同図におけるbは、反転後の右側裏面照射型センサ210とロジック基板230との断面図の一例である。
製造装置は、図46におけるaに例示する右側センサチップ202を反転して、貫通ビア236の長さに合わせて、基板233を研磨する。これにより、同図におけるbに例示するように、基板233の厚さが調整される。
図47は、本技術の第1の実施の形態における接合前の左側裏面照射型センサ240とロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図におけるaは、接合前の左側裏面照射型センサ240の断面図の一例であり、同図におけるbは、接合前のロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。
製造装置は、図47におけるaに例示するように、表面を上にして左側裏面照射型センサ240を製造する。また、製造装置は、同図におけるbに例示するように基板233上に、酸化膜234を成膜する。そして、製造装置は、ロジック基板230において貫通ビア236を貫通させ、その貫通ビア236の一端を配線層215内のAl−Cu系配線217にコンタクトさせる。続いて製造装置は、左側裏面照射型センサ240を反転させて、Cu−Cu接続によりロジック基板230と接合する。
図48は、本技術の第5の実施の形態における接合後の左側裏面照射型センサ240とロジック基板230と右側裏面照射型センサ210との断面図の一例である。同図の左側センサチップ201および右側センサチップ202において、製造装置は、左側裏面照射型センサ240を研磨し、その上に、カラーフィルタ244およびマイクロレンズ243を形成する。
図49は、本技術の第1の実施の形態におけるマイクロレンズ243を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、マイクロレンズ243上に、高耐熱材料242を形成する。
図50は、本技術の第5の実施の形態における高耐熱材料242形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は、高耐熱材料242上に、マイクロレンズ243を保護するためのガラス241を形成する。
図51は、本技術の第5の実施の形態におけるガラス241形成後の両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。製造装置は、同図の両面イメージセンサチップ200を反転させてガラス241を下側にし、右側裏面照射型センサ210にカラーフィルタ212およびマイクロレンズ211を形成する。
図52は、本技術の第5の実施の形態におけるマイクロレンズ211等を形成した両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。同図の両面イメージセンサチップ200において製造装置は右側裏面照射型センサ210に貫通ビア221を貫通させ、その貫通ビア221の一端を配線層215内のAl−Cu系配線217にコンタクトさせる。これにより、図44に例示した両面イメージセンサチップ200が得られる。
このように、本技術の第5の実施の形態によれば、貫通ビア236を長くして、その貫通ビア236により右側裏面照射型センサ210にロジック基板230を接続することにより貫通ビア236を介して、それらのセンサ、基板間で信号を伝送することができる。
[変形例]
上述の第5の実施の形態では、右側裏面照射型センサ210のマイクロレンズ211を露出させていたが、埃の影響を考慮すると、マイクロレンズ243と同様に保護層により保護することが望ましい。この第5の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211も保護する点により第5の実施の形態と異なる。
図53は、本技術の第5の実施の形態の変形例における両面イメージセンサチップ200の断面図の一例である。この第5の実施の形態の変形例の両面イメージセンサチップ200は、マイクロレンズ211の上側に高耐熱材料218が形成されている点において第4の実施の形態と異なる。
このように、本技術の第5の実施の形態の変形例では、マイクロレンズ211を高耐熱材料218によって保護することにより、埃の付着を防止することができる。
<6.第6の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、2つのレンズ(フロントレンズ110および120)を両方とも正面に配置していたが、正面のみにレンズを配置した構成では、360度のパノラマ画像を撮像することが困難である。このようなパノラマ画像を撮像するには、例えば、正面と背面との両方にレンズを配置すればよい。この第6の実施の形態の電子装置100は、レンズを正面と背面とに配置した点において第1の実施の形態と異なる。
図54は、本技術の第6の実施の形態における電子装置100の、上面から見た断面図の一例である。この第6の実施の形態の電子装置100は、フロントレンズ120の代わりにリアレンズ121を備える。このリアレンズ121は背面に配置される。ミラー151は、リアレンズ121からの光をレンズ群152の方に屈曲させる。両面イメージセンサチップ200は、例えば、正面の画像と背面の画像とを同時に撮像して、それらの画像データを合成し、360度のパノラマ画像を生成する。
このように、本技術の第6の実施の形態では、フロントレンズ110を正面に配置し、リアレンズ121を背面に配置することにより、正面の画像と背面の画像とを同時に撮像することができる。
[変形例]
上述の第6の実施の形態では、ミラー141および152により光を屈曲させていたが、それらのミラーの反射率が低いほど、光量が少なくなり、画像が暗くなるおそれがある。この第6の実施の形態の変形例の電子装置100は、ミラーを設けない点において第6の実施の形態と異なる。
図55は、本技術の第6の実施の形態の変形例における電子装置100の断面図の一例である。第6の実施の形態の変形例の電子装置100において、フロントレンズ110からの光は、ミラーを介さずにレンズ群142に導かれる。また、リアレンズ121からの光もミラーを介さずにレンズ群152に導かれる。
このように、本技術の第6の実施の形態の変形例では、フロントレンズ110およびリアレンズ121からの光をミラーで反射せずにレンズ群142および152に導くことにより、ミラーで反射する場合と比較して光量を増大させることができる。
<7.第7の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、スマートフォンに両面イメージセンサチップ200を配置していたが、スマートフォン以外の装置、例えば、2眼カメラに両面イメージセンサチップ200を設けることもできる。この第7の実施の形態の両面イメージセンサチップ200は、2眼カメラ内に配置した点において第1の実施の形態と異なる。
図56は、本技術の第6の実施の形態における2眼カメラ101の断面図の一例である。2眼カメラ101内には、ミラー141および151と、両面イメージセンサチップ200とが配置される。フロントレンズ110および120は、正面に配置される。2つの側面のうちフロントレンズ120に近い方を右側面として、右側から順に、ミラー151、両面イメージセンサチップ200、ミラー141の順で配置される。
ミラー141は、フロントレンズ110からの光を両面イメージセンサチップ200の方に屈曲させる。ミラー151は、フロントレンズ120からの光を両面イメージセンサチップ200の方に屈曲させる。両面イメージセンサチップ200の両面の一方には、ミラー141からの光が照射され、他方にはミラー151からの光が照射される。
このように、本技術の第7の実施の形態では、2眼カメラ101に、厚みの薄い両面イメージセンサチップ200を配置することにより、2眼カメラ101を容易に小型化することができる。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図57は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図57に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図57の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図58は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。図58では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図58には、撮像部12101乃至12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112、12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102、12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101乃至12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101乃至12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101乃至12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101乃至12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111乃至12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101乃至12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101乃至12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101乃至12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101乃至12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101乃至12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の両面イメージセンサチップ200は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、撮像部12031のサイズを小さくすることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、
前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと
を具備する固体撮像素子。
(2)前記第1裏面に前記第1マイクロレンズを保護する保護層とがさらに形成され、
前記第2裏面に第2マイクロレンズがさらに形成された
請求項1記載の固体撮像素子。
(3)前記第1センサチップは、前記第1光電変換素子が形成された基板と第1配線層とを含み、
前記第2センサチップは、前記第2光電変換素子が形成された基板と第2配線層とを含む
前記(1)または(2)に記載の固体撮像素子。
(4)前記第2センサチップは、所定の支持基板をさらに含む
前記(3)記載の固体撮像素子。
(5)前記第1配線層および第2配線層の一方は、所定の論理回路を含む
前記(3)記載の固体撮像素子。
(6)前記第1センサチップおよび第2センサチップの一方は、所定の論理回路が形成されたロジック基板をさらに含み、
前記ロジック基板は、前記第1配線層と前記第2配線層との間に配置される
前記(3)記載の固体撮像素子。
(7)前記ロジック基板内に形成された貫通ビアをさらに具備する
前記(6)記載の固体撮像素子。
(8)前記ロジック基板から前記第2配線層の内部までを貫通する貫通ビアをさらに具備する
前記(6)記載の固体撮像素子。
(9)前記第2裏面には他の保護層がさらに形成される
前記(1)から(8)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)前記配線は銅配線であり、
前記第1表面および前記第2表面のそれぞれの前記銅配線がCu−Cu接続により接合されている
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(11)前記第1表面および前記第2表面は一酸化ケイ素を含み、
前記第1表面と前記第2表面とがSiO−SiO接続により接合されている
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(12)前記第1表面と前記第2表面とが接着剤により接合されている
前記(1)記載の固体撮像素子。
(13)第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、
前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと、
前記第1裏面に光を導く第1光学系と、
前記第2裏面に光を導く第2光学系と
を具備する電子装置。
(14)前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、
物体側レンズと、
前記物体側レンズからの光を導くレンズ群と
を備える前記(13)記載の電子装置。
(15)前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、
物体側レンズと、
前記物体側レンズからの光を屈曲させるミラーと
を備える
前記(13)に記載の電子装置。
(16)前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、前記屈曲した光を導くレンズ群をさらに備える前記(15)記載の電子装置。
(17)第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップの前記第1表面と第2表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップの前記第2表面とを密着させて接合する接合手順と、
前記第1裏面に第1マイクロレンズを形成する第1マイクロレンズ形成手順と、
前記第1マイクロレンズが形成された前記第1裏面に保護層を形成する保護層形成手順と、
前記保護層を下側にして前記第2裏面に第2マイクロレンズを形成する第2マイクロレンズ形成手順と
を具備する固体撮像素子の製造方法。
100 電子装置
101 2眼カメラ
110、120 フロントレンズ
121 リアレンズ
130 表示部
141、151 ミラー
142、152 レンズ群
160 フレキシブルプリント基板
170 カバーガラス
200 両面イメージセンサチップ
201 左側センサチップ
202 右側センサチップ
210 右側裏面照射型センサ
211、243 マイクロレンズ
212、244 カラーフィルタ
213、246 フォトダイオード
214、233、245 基板
215、231、247 配線層
216、232、248 Cu配線
217、249 Al−Cu系配線
218、242 高耐熱材料
221、222、235、236 貫通ビア
230 ロジック基板
234 酸化膜
240 左側裏面照射型センサ
241 ガラス
260 支持基板
270 ドライバ
280 倫理回路
12031 撮像部

Claims (17)

  1. 第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、
    前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記第1裏面に前記第1マイクロレンズを保護する保護層とがさらに形成され、
    前記第2裏面に第2マイクロレンズがさらに形成された
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記第1センサチップは、前記第1光電変換素子が形成された基板と第1配線層とを含み、
    前記第2センサチップは、前記第2光電変換素子が形成された基板と第2配線層とを含む
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記第2センサチップは、所定の支持基板をさらに含む
    請求項3記載の固体撮像素子。
  5. 前記第1配線層および第2配線層の一方は、所定の論理回路を含む
    請求項3記載の固体撮像素子。
  6. 前記第1センサチップおよび第2センサチップの一方は、所定の論理回路が形成されたロジック基板をさらに含み、
    前記ロジック基板は、前記第1配線層と前記第2配線層との間に配置される
    請求項3記載の固体撮像素子。
  7. 前記ロジック基板内に形成された貫通ビアをさらに具備する
    請求項6記載の固体撮像素子。
  8. 前記ロジック基板から前記第2配線層の内部までを貫通する貫通ビアをさらに具備する
    請求項6記載の固体撮像素子。
  9. 前記第2裏面には他の保護層がさらに形成される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  10. 前記配線は銅配線であり、
    前記第1表面および前記第2表面のそれぞれの前記銅配線がCu−Cu接続により接合されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  11. 前記第1表面および前記第2表面は一酸化ケイ素を含み、
    前記第1表面と前記第2表面とがSiO−SiO接続により接合されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  12. 前記第1表面と前記第2表面とが接着剤により接合されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  13. 第1表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップと、
    前記第1表面に接合された第2表面に配線が形成され、前記第1表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップと、
    前記第1裏面に光を導く第1光学系と、
    前記第2裏面に光を導く第2光学系と
    を具備する電子装置。
  14. 前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、
    物体側レンズと、
    前記物体側レンズからの光を導くレンズ群と
    を備える請求項13記載の電子装置。
  15. 前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、
    物体側レンズと、
    前記物体側レンズからの光を屈曲させるミラーと
    を備える
    請求項13記載の電子装置。
  16. 前記第1光学系および第2光学系のそれぞれは、前記屈曲した光を導くレンズ群をさらに備える請求項15記載の電子装置。
  17. 第1表面に対する第1裏面に第1光電変換素子が形成された第1センサチップの前記第1表面と第2表面に対する第2裏面に第2光電変換素子が形成された第2センサチップの前記第2表面とを密着させて接合する接合手順と、
    前記第1裏面に第1マイクロレンズを形成する第1マイクロレンズ形成手順と、
    前記第1マイクロレンズが形成された前記第1裏面に保護層を形成する保護層形成手順と、
    前記保護層を下側にして前記第2裏面に第2マイクロレンズを形成する第2マイクロレンズ形成手順と
    を具備する固体撮像素子の製造方法。
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