JP2018114856A - フィラーパイプの取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、コストと手間を削減したフィラーパイプの取付方法を提供する。【解決手段】中空成形品1の外壁2にフィラーパイプ20の先端部21を取付ける方法であって、中空成形品1にフィラーパイプ取付部10を設け、フィラーパイプ取付部10は、フィラーパイプ溶着面12とフィラーパイプ挿入孔11を設ける。フィラーパイプ20の先端部21に、外面の幅方向にリング状に張り出し、断面形状が横U字形で突出するフランジ部24を形成する。フランジ部24のフィラーパイプ溶着面12と対向する面を加熱し、加熱したフランジ部24をフィラーパイプ溶着面12に押圧して溶着するとともに、フランジ部24の上下の壁の内面同士を密着させて溶着して、中空成形品1の外壁2にフィラーパイプ20の先端部21を取付ける。【選択図】図2

Description

本発明は、中空成形品の外壁にフィラーパイプを溶着して取付けるフィラーパイプの取付方法に関する。特に、ブロー成形により成形される自動車用燃料タンクに取付けるフィラーパイプの取付けに使用することができる。
自動車用燃料タンクには、燃料タンク内に燃料を注入するフィラーチューブが燃料タンクに取付けられている。
このような燃料タンクは、従来、金属製のものが用いられていたが、近年車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性樹脂製のものも用いられるようになってきた。
そして、その製造が容易なため、ブロー成形により製造された熱可塑性樹脂製のブロー成形品である燃料タンク1が使用されている。このような熱可塑性樹脂製のブロー成形品である燃料タンク1においても、図6に示すように、各種のホースやケーブルとともに、燃料タンク1に液体又は気体を注入又は排出するための各種のチューブやパイプを取付けるためのフィラーパイプ120が、燃料タンク1のタンク外壁2に取付けられている。
例えば、図7に示すように、燃料タンク101の外壁102にフィラーパイプ先端部材140を保持して、燃料タンク101にフィラーパイプ120を取付けるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、燃料タンク101の外壁102にフィラーパイプ挿入孔111を設けたフィラーパイプ取付面112を形成し、フィラーパイプ挿入孔111にフィラーパイプ先端部材140を挿入する。フィラーパイプ先端部材140の外周には、フィラーパイプ取付面112に当接するフランジ部141を形成して、フィラーパイプ先端部材140をフィラーパイプ取付面112に保持する。
フィラーパイプ120の先端にフィラーパイプフランジ部124を形成して、フィラーパイプフランジ部124がフィラーパイプ先端部材140のフランジ部141を覆い、フィラーパイプフランジ部124を燃料タンク101の外壁102のフィラーパイプ取付面112に溶着して取り付けて、フィラーパイプ先端部材140のフランジ部141を保持している。
また、図8に示すように、燃料タンク201の外壁202にフィラーパイプ挿入孔211を設けたフィラーパイプ取付面212を形成し、フィラーパイプ挿入孔211にフィラーパイプ取付部材240を挿入する。フィラーパイプ取付部材240の外周には、フィラーパイプ取付面212に当接するフランジ部241を形成して、フィラーパイプ取付部材240のフランジ部241をフィラーパイプ取付面212に溶着する。
その際、フィラーパイプ取付部材240の外筒部242には、あらかじめフィラーパイプ220を挿入して、外筒部242に設けた突条243でフィラーパイプ220を係止している。その場合に、突条243と突条243の間にシールリング244を設けて、シールするものがある。
しかしながら、いずれの場合にも、フィラーパイプ先端部材140、フィラーパイプ取付部材240を使用しており、部品点数が多くなり、コストと組み付けの手間が増加することとなる。
特開2014−231286号公報
そこで本発明は、部品点数が少なく、コストと手間を削減したフィラーパイプの取付方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、合成樹脂製の中空成形品の外壁にフィラーパイプを溶着して取付けるフィラーパイプの取付方法であって、
中空成形品にフィラーパイプを溶着するフィラーパイプ取付部を設け、フィラーパイプ取付部は、フィラーパイプを溶着するフィラーパイプ溶着面と、フィラーパイプの内筒部を挿入するフィラーパイプ挿入孔を設け、
フィラーパイプに、外面の幅方向にリング状に張り出し、断面形状が横U字形で突出するフランジ部を形成し、
フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱し、
加熱したフランジ部をフィラーパイプ溶着面に押圧して溶着するとともに、断面形状が横U字形で突出するフランジ部の上下の壁の内面同士を密着させて溶着して、中空成形品の外壁にフィラーパイプを取付けることを特徴とするフィラーパイプの取付方法である。
請求項1の本発明では、合成樹脂製の中空成形品の外壁にフィラーパイプを溶着して取付けるフィラーパイプの取付方法であって、中空成形品にフィラーパイプを溶着するフィラーパイプ取付部を設けている。このため、中空成形品の外壁のフィラーパイプ取付部にフィラーパイプを確実に溶着することができる。
中空成形品の外壁のフィラーパイプ取付部は、フィラーパイプを溶着するフィラーパイプ溶着面と、フィラーパイプの内筒部を挿入するフィラーパイプ挿入孔を設けている。このため、フィラーパイプ挿入孔にフィラーパイプの内筒部を挿入して、フィラーパイプ溶着面にフィラーパイプを溶着することにより、フィラーパイプを取付けることができる。
フィラーパイプに、外面の幅方向にリング状に張り出し、断面形状が横U字形で突出するフランジ部を形成している。このため、フィラーパイプを形成するときに、ブロー成形等により一体的にフランジ部を形成することができ、フランジ部を別部材で形成する必要がなく、部品点数を少なくして、組付けの手間を少なくすることができる。フランジ部をフィラーパイプ溶着面に溶着して、中空成形品の外壁にフィラーパイプを取付けることができる。
フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱し、加熱したフランジ部をフィラーパイプ溶着面に押圧して溶着している。このため、フランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱して中空成形品の外壁に押圧するのみで、フィラーパイプを中空成形品の外壁に溶着することができ、フィラーパイプの取付けが容易である。
フィラーパイプのフランジ部をフィラーパイプ溶着面に押圧するとともに、断面形状が横U字形で突出するフランジ部の上下の壁の内面同士を密着させて溶着して、中空成形品の外壁にフィラーパイプを取付けている。このため、断面形状が横U字形で突出するフランジ部の上下の壁を溶着して、フランジ部の剛性を向上させることができ、フランジ部と中空成形品の外壁との溶着強度を確保することができる。
請求項2の本発明は、フィラーパイプのフランジ部に近接して、フィラーパイプにジャバラ部を形成したフィラーパイプの取付方法である。
請求項2の本発明では、フィラーパイプのフランジ部に近接して、フィラーパイプにジャバラ部を形成した。このため、フィラーパイプの取付部付近の柔軟性を向上させて、フィラーパイプの振動等による中空成形品の外壁とフィラーパイプのフランジ部の溶着部分に応力が掛かることを防止することができる。また、フィラーパイプを車体に組み付けるときに、車体に沿ってフィラーパイプを撓ませることができる。
請求項3の本発明は、フランジ部は、ジャバラ部よりも外面の幅方向に突出して形成されたフィラーパイプの取付方法である。
請求項3の本発明では、フランジ部は、ジャバラ部よりも外面の幅方向に突出して形成されたため、フランジ部を中空成形品の外壁のフィラーパイプ取付部に溶着するための面積を広くすることができ、フランジ部と中空成形品の外壁との溶着強度を向上させることができる。フランジ部をフィラーパイプ溶着面に押圧するときに、フランジ部に押圧力を加えることが容易である。
請求項4の本発明は、中空成形品のフィラーパイプ溶着面と、フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱するフィラーパイプの取付方法である。
請求項4の本発明では、中空成形品のフィラーパイプ溶着面と、フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱する。このため、中空成形品のフィラーパイプ溶着面と、フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面の両方の面を溶融させて、より確実に溶着することができ、フランジ部と中空成形品の外壁との溶着強度を向上させることができる。
請求項5の本発明は、フィラーパイプは、複数の層から形成され、内部にバリヤ層を有するフィラーパイプの取付方法である。
請求項5の本発明では、フィラーパイプは、複数の層から形成されているため、内層をブロー成形品に注入される液体に対して耐久性に優れた材料を選択し、外層をブロー成形品の外壁と溶着しやすい材料や剛性の高い材料や耐候性の優れた材料等を選択することができる。
内部にバリヤ層を有するため、フィラーパイプから燃料ガスが外部に漏れることを防止できる。フィラーパイプのフランジ部では、バリヤ層を二重にすることができ、フランジ部からの燃料ガスの漏れを確実に防止できる。
請求項6の本発明は、中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、自動車用燃料タンクの外壁は、多層構造で形成されているフィラーパイプの取付方法である。
請求項6の本発明では、中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、自動車用燃料タンクの外壁は、多層構造で形成されている。このため、剛性の高い材料と、耐燃料油性の大きい材料を組み合わせて使用することができ、バリヤ層も設けることができる。
このため、自動車用燃料タンクの剛性を向上させるとともに、燃料タンクからの燃料の透過を防止することができる。
フィラーパイプのフランジ部のフィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱し、加熱したフランジ部をフィラーパイプ溶着面に押圧して溶着しているため、フィラーパイプを中空成形品の外壁に溶着することができ、取付けが容易である。
フィラーパイプの断面形状が横U字形で突出するフランジ部の内面同士を密着させて溶着しているため、断面形状が横U字形で突出するフランジ部の上下の壁を溶着して、フランジ部の剛性を向上させることができ、フランジ部と中空成形品の外壁との溶着強度を確保することができる。
本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの取付部の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプを燃料タンクの外壁に取付けた部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプを燃料タンクの外壁に取付ける工程を示す断面図である。 (a)は、熱板加熱する前の状態のフランジ部の断面図である。 (b)は、フランジ部を熱板加熱する状態のフランジ部の断面図である。(c)は、フランジ部をフィラーパイプ取付部に溶着した状態のフランジ部の断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの取付部付近にジャバラ部を設けた部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプを燃料タンクの外壁に取りつける工程を示す分解斜視図である。 燃料タンクの断面図である。 従来の燃料タンクのフィラーパイプ取付け部分の断面図である。 従来の他の燃料タンクのフィラーパイプ取付け部分の断面図である。
本発明を、中空成形品である燃料タンク1のタンク外壁2にフィラーパイプ20のフィラーパイプ先端部21を取付ける取付方法を例にとり説明するが、燃料タンク1以外の他の中空成形品にフィラーパイプ20を取付ける場合にも広く実施することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき説明する。
まず、本発明の実施の形態の燃料タンク1について図6に基づき説明する。
図6は本発明の実施の形態のフィラーパイプ20の取付方法に使用される燃料タンク1の断面図である。
図6に示すように、燃料タンク1は、ブロー成形で形成され、タンク外壁2は一体に形成されている。タンク外壁2は、熱可塑性合成樹脂の1層で形成することもできるし、熱可塑性合成樹脂の複数の層を有するように形成することもできる。また、ブロー成形以外の成形方法で成形された燃料タンク1及び中空成形品についても使用することができる。
複数の層で形成された場合は、剛性を有する層と、耐燃料油性の層と、燃料透過性の低い層を組み合わせて形成することができる。
複数の層で形成された場合は、例えば、中央の層がエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)又はナイロンで形成された燃料透過を防止するバリヤ層と、そのバリヤ層の上下に変性ポリエチレンから形成される接着層と、その接着層のそれぞれの外面に高密度ポリエチレン(HDPE)から形成される外層から構成される。
タンク外壁2の表層は、導電性材料で形成することができる。導電性材料とは例えば、合成樹脂にカーボン粉末を混入したものである。この場合には、燃料タンク1に生じる静電気をタンク外壁2から確実に外部に放出することができる。
タンク外壁2の上部には、図1に示すフィラーパイプ20のフィラーパイプ先端部21が設けられている。本発明では、フィラーパイプ先端部21をブロー成形品であるタンク外壁2に取付けるためのフィラーパイプ20の取付部材が不要であり、取付部材にフィラーパイプ20を取付ける手間も不要であるため、コストを削減することができる。
また、タンク外壁2の上部には、ブリーザポート取付部7も形成されている。ブリーザポート取付部7は、燃料給油時に燃料タンク1内のガスをタンク外に逃がすためブリーザホース(図示せず)を取付けるものである。また、8は燃料タンク1から車輌転倒時の燃料漏れを防ぐカットオフバルブである。
なお、タンク外壁2の上面には、燃料移送用ホース等の各種のホースを保持するホースクランプを設けてもよい。
タンク外壁2の上面には、さらに開口部6が形成され、開口部6からタンク外壁2の下部の内面にサブタンク5が取付けられる。開口部6は、蓋体60で塞がれて、蓋体60はロックプレート51で開口部6に周囲を螺着される。開口部6と蓋体60の間にはシールリング52が取付けられて、開口部6と蓋体60の間がシールされる。
そして、サブタンク5内に燃料ポンプユニット4が取付けられている。サブタンク5は、車両が傾いたり振動したりしたときに、燃料タンク1内の燃料を燃料ポンプユニット4が確実にエンジンに送り出すことができるように設けられている。燃料ポンプユニット4は蓋体60に取付けられて、修理やメンテナンスが行われる。燃料ポンプユニット4からパイプが延びて、タンク外壁2の上部の蓋体60にフューエルメインポート取付部9が接続している。フューエルメインポート取付部9にはエンジンに燃料を送る燃料パイプ(図示せず)が取付けられている。
図5に示すように、燃料タンク1のタンク外壁2の上部に、フィラーパイプ取付部10が形成されている。フィラーパイプ取付部10は、フィラーパイプ挿入孔11が形成されている。フィラーパイプ挿入孔11の周囲の外面は、フィラーパイプ先端部21が溶着される平面状のフィラーパイプ溶着面12を形成している。
フィラーパイプ取付部10は、燃料タンク1のタンク外壁2に、燃料タンク1をブロー成形するときに形成されている。
次に、図1に基づき、本発明の実施の形態に使用するフィラーパイプ20とフィラーパイプ先端部21について説明する。
フィラーパイプ20は、燃料タンク1とは別にブロー成形や押出成形等により成形される。その材料は、耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂が使用され、例えば変性ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド等の合成樹脂を使用することができるが、燃料タンク1を成形する材料と溶融可能な材料が使用される。
また、フィラーパイプ20は、異なる材料から構成される複数の層から形成することができる。この場合には、内層を燃料タンク1に注入される燃料に対して耐久性に優れた材料を選択し、外層を燃料タンク1のタンク外壁2と溶着しやすい材料や剛性の高い材料や耐候性の優れた材料等を選択することができる。
フィラーパイプ20を燃料タンク1のタンク外壁2に取付けるフィラーパイプ先端部21は、燃料タンク1のタンク外壁2の外側に位置する外筒部22と、燃料タンク1のタンク外壁2の内側に位置する内筒部23と、外筒部22と内筒部23の接続部分から外面の幅方向にリング状に張り出して一体的に形成されたフランジ部24を有する。
フランジ部24は、外面の幅方向にリング状に張り出した部分の断面形状が横U字形である。このため、溶着前はフランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bは、フランジ部屈曲部24cで連結されて、略平行に形成されている。フランジ部下側部24bは、燃料タンク1のタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12と平行に平面状に形成されているため、フィラーパイプ溶着面12とフランジ部下側部24bが密着して、溶着強度を向上させることができる。
図2に示すように、フランジ部24は、燃料タンク1のタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12に溶着されたのちは、フランジ部屈曲部24cは、潰れてフランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bは密着して、溶着している。
フランジ部24を燃料タンク1のタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12に溶着するときに、フランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bが密着しているため、フランジ部24を強くタンク外壁2の外面に押圧することができ、フランジ部24を確実に溶着させて、溶着強度を向上させることができる。
また、フランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bが密着して、フランジ部24の剛性を向上させて、フランジ部24がフィラーパイプ先端部21を保持する強度を向上させることができる。
次に、図4と図5に基づき、本発明の他の実施の形態であるフィラーパイプ20とフィラーパイプ先端部21について説明する。
この実施の形態は、フィラーパイプ20のフランジ部24に近接して、フィラーパイプ20にジャバラ部25が形成されている。ジャバラ部25は、図4に示すように、フランジ部24と隣接して形成しても、図5に示すように、フランジ部24から若干間隔を設けた部分でフランジ部24と近接した部分にジャバラ部25を設けてもよい。
ジャバラ部25を設けた場合には、ジャバラ部25が撓むことができるため、フィラーパイプ20のフィラーパイプ先端部21の付近の柔軟性を向上させて、フィラーパイプ20を燃料タンク1に取付ける場合や、取付後に自動車の振動等によりフィラーパイプ20が振動しても、燃料タンク1のタンク外壁2とフィラーパイプ20のフランジ部24の溶着部分に応力が掛かることを防止することができる。また、フィラーパイプ20を燃料タンク1や車体に組付けるときに、車体に沿ってフィラーパイプ20を撓ませることができる。
フィラーパイプ20にジャバラ部25を設ける場合に、フランジ部24をジャバラ部25よりも外面の幅方向に突出して形成することが好ましい。この場合には、フランジ部24を燃料タンク1のタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12に溶着するためのフランジ部24の面積を広くすることができ、フランジ部24と燃料タンク1のフィラーパイプ取付部10との溶着強度を向上させることができる。また、フランジ部24をフィラーパイプ溶着面12に押圧するときに、フランジ部24を押圧しやすい。
次に、図3〜図5に基づき、フィラーパイプ20のフィラーパイプ先端部21を燃料タンク1のフィラーパイプ取付部10に溶着する方法について説明する。
加熱前のフランジ部24は、図3(a)に示すように、断面形状が横U字形である。
次に、図3(b)に示すように、フィラーパイプ先端部21のフランジ部24のフランジ部下側部24bを熱板30に当接させて加熱する。
図3(b)の矢印に示すように、加熱中あるいは、加熱後にフランジ部24を押圧して、フランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bを密着させる。これにより、フランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bを溶着させる。なお、フランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bの溶着は、次のタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12にフランジ部24を押圧するときに行うこともできる。
このとき、フィラーパイプ20を複数の層で形成し、内部の層にバリヤ層を設ける場合には、内層を燃料タンク1に注入される液体に対して耐久性に優れた材料を選択し、外層を燃料タンク1のタンク外壁2と溶着しやすい材料や剛性の高い材料や耐候性の優れた材料等を選択に、内部に燃料を透過しないバリヤ層を設けることができる。
この場合には、フランジ部24もフランジ部上側部24aとフランジ部下側部24bが密着した二重層となり、内部にバリヤ層を有するため、フランジ部24から燃料ガスが外部に漏れることを防止できる。フランジ部24の先端のフランジ部屈曲部24cもバリヤ層を有しており、フランジ部24の先端からの燃料ガスの漏れを確実に防止できる。
次に、図5に示すように、フィラーパイプ先端部21の内筒部23をタンク外壁2のフィラーパイプ挿入孔11に挿入し、図3(c)に示すように、フランジ部下側部24bをタンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12に押圧して密着させる。この、押圧によりフィラーパイプ先端部21をタンク外壁2に溶着することができる。
なお、このとき、フランジ部下側部24bを加熱するとともに、タンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12も加熱することができる。この場合には、タンク外壁2のフィラーパイプ溶着面12と、フィラーパイプ20のフランジ部24のフランジ部下側部24bをより確実に溶着することができ、フランジ部24とフィラーパイプ取付部10との溶着強度を向上させることができる。
1 燃料タンク
2 タンク外壁
10 フィラーパイプ取付部
12 フィラーパイプ溶着面
20 フィラーパイプ
21 フィラーパイプ先端部
22 外筒部
23 内筒部
24 フランジ部
25 ジャバラ部

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の中空成形品の外壁にフィラーパイプを溶着して取付けるフィラーパイプの取付方法であって、
    上記中空成形品に上記フィラーパイプを溶着するフィラーパイプ取付部を設け、該フィラーパイプ取付部は、上記フィラーパイプを溶着するフィラーパイプ溶着面と、上記フィラーパイプの内筒部を挿入するフィラーパイプ挿入孔を設け、
    上記フィラーパイプに、外面の幅方向にリング状に張り出し、断面形状が横U字形で突出するフランジ部を形成し、
    上記フィラーパイプの上記フランジ部の上記フィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱し、
    加熱した上記フランジ部を上記フィラーパイプ溶着面に押圧して溶着するとともに、断面形状が横U字形で突出する上記フランジ部の上下の壁の内面同士を密着させて溶着して、上記中空成形品の外壁に上記フィラーパイプを取付けることを特徴とするフィラーパイプの取付方法。
  2. 上記フィラーパイプの上記フランジ部に近接して、上記フィラーパイプにジャバラ部を形成した請求項1に記載のフィラーパイプの取付方法。
  3. 上記フランジ部は、上記ジャバラ部よりも外面の幅方向に突出して形成された請求項2に記載のフィラーパイプの取付方法。
  4. 上記中空成形品の上記フィラーパイプ溶着面と、上記フィラーパイプの上記フランジ部の上記フィラーパイプ溶着面と対向する面を加熱する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプの取付方法。
  5. 上記フィラーパイプは、複数の層から形成され、内部にバリヤ層を有する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプの取付方法。
  6. 上記中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、該自動車用燃料タンクの外壁は、多層構造で形成されている請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプの取付方法。
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