JP2018114786A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2018114786A
JP2018114786A JP2017005387A JP2017005387A JP2018114786A JP 2018114786 A JP2018114786 A JP 2018114786A JP 2017005387 A JP2017005387 A JP 2017005387A JP 2017005387 A JP2017005387 A JP 2017005387A JP 2018114786 A JP2018114786 A JP 2018114786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
motor
motor housing
width direction
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017005387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6620763B2 (ja
Inventor
雄輔 沖
Yusuke Oki
雄輔 沖
慶明 野口
Yoshiaki Noguchi
慶明 野口
英樹 北村
Hideki Kitamura
英樹 北村
隆志 ▲濱▼田
隆志 ▲濱▼田
Takashi Hamada
庸介 澤田
Yosuke Sawada
庸介 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2017005387A priority Critical patent/JP6620763B2/ja
Publication of JP2018114786A publication Critical patent/JP2018114786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6620763B2 publication Critical patent/JP6620763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】車両の前突時に、モータハウジング72aの周壁部72bにおけるウォータジャケット63が形成された部分が、衝突荷重により破損することを抑制する。
【解決手段】電動車両のモータ72は、筒軸方向が車幅方向となるように配設された筒状のモータハウジング72aと、該モータハウジング72aの周方向に沿うように、モータハウジング72aの周壁部における車幅方向の所定範囲に形成され、モータ72を冷却するウォータジャケット63とを有し、モータハウジング72aの車両前側の部分における、上記所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、周壁部72bにおけるウォータジャケット63が設けられた部分の車両前端よりも車両前側に突出した突出部10がそれぞれ設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車輪を駆動する動力源としてのモータが、モータ出力軸が車幅方向に延びるように、車両前部に配設された電動車両に関する。
従来より、車輪を駆動する動力源としてのモータが、モータ出力軸が車幅方向に延びるように、車両前部に配設された電動車両が知られている。
特許文献1には、モータが内蔵されたトランスアクスルであって、モータの主軸(モータ出力軸)が車幅方向に延びるように車両前部に配設されたトランスアクスルを備え、上記トランスアクスル上に電力変換装置が配置され、電子機器を制御する制御基板の一部を収容する突出部が、上記電力変換装置の車両前側かつ上下方向における上記トランスアクスル側に設けられており、さらに上記突出部が、上記トランスアクスルの前端を含みかつ車両前後方向に直交する平面よりも車両後側に位置している車両が開示されている。
特開2016−55701号公報
ところで、電動車両に配設されるモータには、筒状のモータハウジング内に、ロータ及びステータが配設されて、上記モータハウジングと同軸上にモータ出力軸が配置されるとともに、上記モータハウジングの周壁部に、上記モータを冷却するためのウォータジャケットが、上記モータハウジングの周方向に沿って形成されたものがある。
上記のような構成のモータを、上記モータ出力軸が車幅方向に延びるように車両前部に配設した場合、上記周壁部の一部が車両前側を向くようになる。上記モータの車両前側には、上記ウォータジャケットに通水させる冷却水を冷却するためのラジエータ等の車載部品が配置されており、例えば、車両の前突時に、壁や他の車両等の障害物に衝突したときには、上記車載部品は車両後側に移動する。そのため、上記周壁部の一部が車両前側を向いていると、車両の前突時に、上記車載部品が上記周壁部に車両前側から当接し、該周壁部に衝突荷重が入力されて、上記モータハウジングが破損することがある。特に、上記周壁部におけるウォータジャケットが形成された部分が破損してしまうと、該ウォータジャケット内から冷却水が漏れて、該冷却水が、モータの周囲に配設された車載部品に影響を与えてしまうおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータをモータ出力軸が車幅方向に延びるように車両前部に配置した場合に、上記車両の前突時に、モータハウジングの周壁部におけるウォータジャケットが形成された部分が、衝突荷重により破損することを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、車輪を駆動する動力源としてのモータが、モータ出力軸が車幅方向に延びるように、車両前部に配設された電動車両を対象として、上記モータは、筒軸方向が車幅方向となるように配設された筒状のモータハウジングと、該モータハウジングの周方向に沿うように、上記モータハウジングの周壁部における車幅方向の所定範囲に形成され、上記モータを冷却するウォータジャケットとを有し、上記モータハウジングの車両前側の部分における、上記所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、上記周壁部における上記ウォータジャケットが設けられた部分の車両前端よりも車両前側に突出した突出部がそれぞれ設けられている、という構成とした。
この構成によると、上記車両の前突時に、壁や他の車両等の障害物に衝突して、モータハウジングに車両前側から衝突荷重が入力されたとしても、モータハウジングの周壁部におけるウォータジャケットが設けられた部分が破損することを抑制することができる。すなわち、モータハウジングの車両前側の部分における、上記所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、車両前側に向かって突出した突出部がそれぞれ設けられているため、上記車両の前突時に、モータよりも車両前側に配置された車載部品が車両後側に移動してきたときには、上記車載部品は突出部に当接する。そのため、上記衝突による衝突荷重は、突出部に入力される。これにより、車両前突時に、上記周壁部における上記ウォータジャケットが設けられた部分に衝突荷重が直接入力されることを抑制することができる。その結果、モータハウジングに設けられたウォータジャケットが、上記衝突荷重により破損することを抑制することができる。
上記電動車両の一実施形態では、上記モータの車幅方向の一方側の端に接続され、上記モータからの回転を減速するための減速機構をさらに備え、上記モータハウジングの上記減速機構側の端部には、該モータハウジングと上記減速機構のケースとを接合するための接合フランジが形成されており、上記2つの外側部分にそれぞれ設けられた突出部のうち、車幅方向において、上記減速機構に近い側の外側部分に設けられた突出部は、上記接合フランジによって構成されている。
この構成によると、モータハウジングと減速機構のケースとを接合するための接合フランジによって、上記突出部を構成することができるため、上記突出部を設けるための構成を簡単にすることができる。
上記電動車両において、上記各外側部分には、各外側部分において最も車両前側に突出した最大突出部がそれぞれ複数設けられており、上記各外側部分にそれぞれ設けられた上記複数の最大突出部は、互いに上下に離間している、ことが望ましい。
この構成によると、各外側部分に、上記最大突出部がそれぞれ複数設けられ、該複数の最大突出部が互いに上下に離間しているため、車両前突時における衝突荷重を、複数の最大突出部で適切に分散して受けることができる。これにより、上記衝突荷重に対する強度が向上されるため、モータハウジングに設けられたウォータジャケットが、上記衝突荷重により破損することを一層抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る電動車両によると、モータハウジングの車両前側の部分における、ウォータジャケットが形成された車幅方向の所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、モータハウジングの周壁部における上記ウォータジャケットが設けられた部分の車両前端よりも車両前側に突出した突出部がそれぞれ設けられているため、車両の前突時に、壁や他の車両等の障害物に衝突して、モータハウジングに車両前側から衝突荷重が入力されたとしても、上記周壁部における上記ウォータジャケットが設けられた部分に衝突荷重が入力されることを抑制することができる。これにより、モータハウジングの周壁部におけるウォータジャケットが設けられた部分が、上記衝突荷重により破損することを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る電動車両の前部のモータルーム内におけるパワーユニットの構成を示す、車両左前側かつ上側から見た斜視図である。 上記電動車両の前部のモータルーム内におけるパワーユニットの構成を示す、車両右後側かつ上側から見た斜視図である。 モータを、車幅方向に沿って切断して車両前側から見た断面図である。 上記パワーユニットを車両右前側から見た斜視図である。 上記パワーユニットを車両前側から見た正面図である。 上記パワーユニットを車両右側から見た右側側面図である。 上記パワーユニットを車両左側から見た左側側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る電動車両(本実施形態では電気自動車であり、以下、単に車両という)の前部のモータルーム内におけるパワーユニット71の構成を示し、図1は、パワーユニット71を含む車両前部の周辺を車両左前側かつ上側から見た図であり、図2は、パワーユニット71を含む車両前部の周辺を車両右後側かつ上側から見た図である。上記車両についての前、後、左、右、上及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上及び下という。
上記モータルーム内の車幅方向両端部には、左右一対のフロントサイドフレーム8が前後方向に延びるように配設されている。これら左右のフロントサイドフレーム8の間に、上記車両を駆動するためのパワーユニット71が配設されている。各フロントサイドフレーム8の後部は、その高さ位置が後側に向かって徐々に低くなるキック部とされており、このキック部と対応する前後位置には、上記モータルームと車室とを仕切るダッシュパネル(図示省略)が設けられている。
左右のフロントサイドフレーム8の前端には、フランジ8aがそれぞれ形成されており、各フランジ8aには、前端部がバンパービームに連結されるクラッシュカン(図示省略)の後端部が締結される。
左右のフロントサイドフレーム8の上記各キック部と略同じ前後位置には、車幅方向に延びかつ左右両端部にて左右の前輪(図示省略)をそれぞれ支持するサスペンションクロスメンバ31が配設されている。このサスペンションクロスメンバ31は、車幅方向に延びる本体部31aと、この本体部31aの左右両端部の前縁から前方へ延びる左右の前方延設部31bとを有している。本体部31aの後部の左右両端部には、前輪用のサスペンションアーム32がそれぞれ取付支持されており、各サスペンションアーム32を介して上記前輪がサスペンションクロスメンバ31にそれぞれ支持される。本体部31aの前部の左右両端部には、車幅方向外側かつ上方へ向かって延びる上方延設部31c(図2参照)がそれぞれ設けられており、左右の上方延設部31cは、左右のフロントサイドフレーム8の下面にそれぞれ固定されている。これにより、サスペンションクロスメンバ31と左右のフロントサイドフレーム8とが結合される。
左右の前方延設部31bの下面における前端部同士は、車幅方向に延びる連結クロスメンバ33によって連結されている。また、各前方延設部31bの前端には、結合部材36を介して、歩行者保護用のスティフナー25が前側に突出するように固定されている。また、スティフナー25と連結クロスメンバ33との間には、後述するウォータジャケット63内を流れる冷却水を冷却するためのラジエータ(図示省略)などの車載部品が配設される。
上記パワーユニット71は、モータ72と、該モータ72の駆動力を前輪へ伝達するための動力伝達機構(減速機構及び差動機構)を備えたトランスアクスル73とが車幅方向に並ぶように一体に結合されてなるものである。パワーユニット71は、パワーユニット71全体としての軸心が、車幅方向に延びるように上記車両の前部に配設されている。すなわち、モータ72は、モータ出力軸61a(図3参照)が車幅方向に延びるように、上記車両の前部に配設されている。本実施形態では、トランスアクスル73がモータ72の左側に位置する。
上記モータ72は、筒軸が車幅方向に延びる略円筒状のモータハウジング72aを有し、図3に示すように、このモータハウジング72a内に上記モータ60が配設されている。モータハウジング72aは、有底の筒状部材であって、底部72dが左側(つまり、トランスアクスル73側、図3では右側)に位置するように、上記モータルーム内に配設されている。
上記モータ60は、モータハウジング72a内に配設された、ロータ61とステータ62とを有している。ロータ61は、モータ出力軸61aの周囲に、永久磁石を保持するロータコア61bが固定されてなり、モータ出力軸61aはモータハウジング72aと同軸上に位置して、車幅方向に延びている。一方、上記ステータ62は、モータハウジング72aの内面に上記ロータコア61bの周囲を覆うように、モータハウジング72aの周方向に沿って配設されていて、コイルが巻かれている。
また、モータハウジング72aには、モータ72を冷却するための冷却水が流れるウォータジャケット63が形成されている。ウォータジャケット63は、モータハウジング72aの周壁部72bにおける、車幅方向の所定範囲に、モータハウジング72aの周方向全体に亘って形成されている。上記所定範囲は、ステータ62の車幅方向の幅よりも大きく、モータハウジング72aの車幅方向の幅よりも小さい。
モータハウジング72aの前部には、図1、図4及び図5に示すように、ウォータジャケット63に冷却水を流入させる流入部64と、ウォータジャケット63を通った後の冷却水を、該ウォータジャケット63から流出させるための流出部65とが設けられている。本実施形態では、流入部64が左側に位置しており、流出部65が右側に位置している。尚、図3では、ウォータジャケット63が形成される範囲のみを示しており、実際のウォータジャケット63の形状としては、種々の形状を採用することができる。例えば、流入部64から、モータハウジング72aの周方向及び筒軸方向に沿って螺旋状に延びて、流出部65に到達するような形状であってもよいし、上記所定範囲よりも車幅方向の幅が小さい複数の水路を有し、該複数の水路がモータハウジング72aの周方向の任意の箇所で互いに結合されたような形状であってもよい。
また、モータハウジング72aの前部には、ウォータジャケット63内を流れる冷却水の水温を検出する水温センサを、ウォータジャケット63内に挿入するためのセンサ挿入部66が形成されている。
図3に示すように、モータ72の右側(つまり、トランスアクスル73と反対側、図3では左側)の端部には、モータハウジング72aの右側に設けられた開口を塞ぐための閉塞部材74が取付固定されている。閉塞部材74は、図4〜図6に示すように、モータハウジング72aの右側の開口の周縁部に、複数のボルト105によって固定されている。この閉塞部材74には、上記モータ出力軸61aの右側端部を回転自在に支持する軸受67が設けられている。
一方、上記モータ出力軸61aの左側端部(図3では右側)は、モータハウジング72aの底部72dに設けられた軸受68に回転自在に支持されている。このモータ出力軸61aは、トランスアクスル73の減速機構の入力軸70(図3に二点鎖線で示している)に連結される。この入力軸70は、トランスアクスル73における後述のアクスルハウジング73aの減速機構収容部73bにおいて車幅方向に延びている。
トランスアクスル73は、アクスルハウジング73aを有し、このアクスルハウジング73aの右側端部と上記モータハウジング72aの左側端部とがボルト111により結合されている。このアクスルハウジング73aの右側端部は、その左側の部分よりも径が大きい接合フランジ76とされている一方、上記モータハウジング72aの左側端部は、その右側の部分よりも径が大きい接合フランジ69とされており、これら接合フランジ69,76同士が接合されることによりアクスルハウジング73aとモータハウジング72aとが結合されている。特に、接合フランジ69,76における、ボルト111がそれぞれ締結される2つの接合部13(図4参照)は、接合フランジ69,76の他の部分よりも前側に突出しており、後述する突出部10をそれぞれ構成している。
アクスルハウジング73aは、減速機構を収容する減速機構収容部73b(図2及び図7参照)と、該減速機構からモータ60の駆動力が伝達される差動機構を収容する差動機構収容部73c(図2及び図7参照)とを有する。差動機構収容部73cは、減速機構収容部73bの後側に位置している。差動機構収容部73cの左右両側側面からは、図2に示すように、トランスアクスル73の差動機構の出力軸(すなわち、パワーユニット71の出力軸)として、2本のジョイントシャフト51が車幅方向にそれぞれ延びている(図2では、左側のジョイントシャフト51は差動機構収容部73cと重複して見えていない)。すなわち、ジョイントシャフト51は、パワーユニット71の後側において車幅方向に延びている。右側のジョイントシャフト51は、その中間部に配設された等速ジョイント52によって内側部と外側部とに2分割され、外側部が等速ジョイント54を介して、右側前輪に連結された右側のドライブシャフト53に連結されている。同様に、左側のジョイントシャフト51も、その中間部に配設された等速ジョイント52によって内側部と外側部とに2分割され、外側部51bが等速ジョイント54を介して、左側前輪に連結された左側のドライブシャフト53に連結されている。
右側のジョイントシャフト51の内側部における右側端部(等速ジョイント52の近傍部)は、閉塞部材74の後側下部に設けられたシャフト支持ブラケット74bに回転自在に支持されている。このシャフト支持ブラケット74bは、2つのボルト112(右側のジョイントシャフト51よりも下側にあるボルト112については、図6参照)によって、閉塞部材74の後側下部に取付固定されている。
上記パワーユニット71の上方における、左右のフロントサイドフレーム8と同等の高さ位置には、車幅方向に延びるアッパクロスメンバ80が設けられている。
アッパクロスメンバ80の左右両端部は、図1及び図2に示すように、パワーユニット側ブラケット81と車体側ブラケット82を介して、左右のフロントサイドフレーム8にそれぞれ支持されている。
左右のパワーユニット側ブラケット81は、上側から見て、略五角形状をなした固定部81aと、車体側ブラケット82に設けられた枠状部82aに嵌合される嵌合部81b(左側の嵌合部81bは図1、右側の嵌合部81bは図2を参照)とをそれぞれ有している。左右のパワーユニット側ブラケット81のそれぞれの固定部81aは、3つのボルト100(左右合わせて6つのボルト100)と3つのナット110(左右合わせて6つのナット110)によって、アッパクロスメンバ80の上面における左右両端部にそれぞれ固定されている。具体的には、アッパクロスメンバ80の左右両端部には、それぞれ3つのボルト100が上方に向かって差し込まれており、アッパクロスメンバ80の上面から上側に突出した、ボルト100のボルト軸が、両固定部81aにそれぞれ形成されたボルト挿通孔に、それぞれ下側から上方に向かって挿通されている。そして、上記各ボルト軸における、両固定部81aの上面から上側に突出した部分に、ナット110がそれぞれ螺合されて、両固定部81aがアッパクロスメンバ80の上面にそれぞれ固定されている。左右のパワーユニット側ブラケット81のそれぞれの嵌合部81bは、直方体形状をなしており、上記固定部81aと一体に形成されている。両固定部81aがアッパクロスメンバ80に固定された状態では、両嵌合部81bは、それぞれ、アッパクロスメンバ80よりも車幅方向外側に位置するようになっている。
左右の車体側ブラケット82は、上記枠状部82aと、車体側ブラケット82を、フロントサイドフレーム8の上面にそれぞれ固定するためのサイドフレーム側固定部82bとをそれぞれ有している。枠状部82aは、左右方向から見て、矩形枠状をなしている。サイドフレーム側固定部82bは、車体側ブラケット82の前側の部分及び後側の部分にそれぞれ設けられており、前側のサイドフレーム側固定部82bは、枠状部82aの前側の下端部から前側に向かって延設されている一方、後側のサイドフレーム側固定部82bは、枠状部82aの後側の下端部から後側に向かって延設されている。そして、これら各サイドフレーム側固定部82bが、それぞれボルト109によって、フロントサイドフレーム8の上面に固定されることで、左側の車体側ブラケット82が、左側のフロントサイドフレーム8の上面に固定され、右側の車体側ブラケット82が、右側のフロントサイドフレーム8の上面に固定されている。
左側のパワーユニット側ブラケット81のそれぞれの嵌合部81bは、ゴムブッシュ(図示省略)を介して、左側の車体側ブラケット82の枠状部82a内に嵌合され、右側のパワーユニット側ブラケット81のそれぞれの嵌合部81bは、ゴムブッシュ(図示省略)を介して、右側の車体側ブラケット82の枠状部82a内に嵌合されており、これによって、アッパクロスメンバ80が、左右のフロントサイドフレーム8にマウント支持されるようになっている。
また、左右の車体側ブラケット82のそれぞれの枠状部82aの上端からは、車幅方向外側に向かって上方に傾斜して延びる、エプロン側固定部82cがそれぞれ形成されている。左側の車体側ブラケット82のエプロン側固定部82cの上端部は、左側に設けられたエプロンメンバ(図示省略)にボルト108によって固定され、右側の車体側ブラケット82のエプロン側固定部82cの上端部は、右側に設けられたエプロンメンバ(図示省略)にボルト108によって固定されている。
また、アッパクロスメンバ80の左右の端部における、左右のパワーユニット側ブラケット81の固定部81aよりも車幅方向内側にそれぞれ位置する2つの部分において、該2つの部分のうち右側の部分には、後述するモータ側支持装置78のモータ側マウントブラケット78bを配置するためのモータ側貫通孔83(図4参照)が形成され、上記2つの部分のうち左側の部分には、後述するアクスル側支持装置79のアクスル側マウントブラケット79bを配置するためのアクスル側貫通孔84が形成されている。
アッパクロスメンバ80上には、インバータ120及び車載充電器121が載置されている。
インバータ120は、不図示の主バッテリからの直流電力を交流電力に変換して、モータ60に該交流電力を供給するものである。インバータ120は、矩形箱状のインバータケース120aと、該インバータケース120a内に収容されたインバータ回路とを有していて、パワーユニット71におけるモータ72から閉塞部材74にかけての部分の上部に位置している。インバータ120と上記主バッテリとは、電力ケーブルによって接続されている。
車載充電器121は、上記車両の外部の電源(例えば、100V又は200Vの家庭用電源)から電力を入力して上記主バッテリを充電するものである。車載充電器121は、インバータ120と同様の略矩形箱状の充電器ケース121aと、該充電器ケース121a内に収容された充電回路とを有していて、パワーユニット71におけるモータ72から接合フランジ69,76にかけての部分の上部に位置している。車載充電器121と上記主バッテリとは電力ケーブルによって接続されている。
インバータ120及び車載充電器121の前後方向の大きさは、図6及び図7に示すように、アッパクロスメンバ80の前後方向の幅よりも大きく、インバータ120及び車載充電器121をアッパクロスメンバ80に載置したときには、その前端部が、アッパクロスメンバ80の前端面よりも前側に突出する。
次に、モータ72及びトランスアクスル73によって構成されるパワーユニット71を、車体にマウント支持するための支持構造について説明する。
図4に示すように、上記閉塞部材74の上部には、右側に突出する支持構造部77が一体的に設けられている。該支持構造部77には、モータ側支持装置78のモータ側固定部78aが3つのボルト101によって固定されている。該モータ側固定部78aは、図4及び図5に示すように、前側から見て、略T字状をなしており、T字の各端部がそれぞれボルト101によって上記支持構造部77に固定されている。モータ側固定部78aの上部には、左右方向から見て、リング状をなしたモータ側マウントブラケット78bが一体に形成されている(図6参照)。モータ側マウントブラケット78bは、ラバー78d(図6参照)を介してモータ側マウント軸78cと連結されており、該モータ側マウント軸78cは、図5に示すように、その左右両端部を、アッパクロスメンバ80にボルト102によって固定されている。つまり、モータ側マウントブラケット78bは、ラバー78d及びモータ側マウント軸78cを介して、アッパクロスメンバ80と連結されている。これにより、パワーユニット71のモータ72側の端部が、モータ側マウント支持装置78を介して、アッパクロスメンバ80と結合されている。
図4に示すように、アッパクロスメンバ80におけるモータ側マウント軸78cが配置される部分には、モータ側凹部86が形成されている。このモータ側凹部86は、前側が開放されており、モータ側マウント軸78cを、アッパクロスメンバ80に取り付けたり、アッパクロスメンバ80から取り外したりする際に、アッパクロスメンバ80とモータ側マウント軸78cとの締結位置に前側から工具を配置しやすくなっている。
一方で、図7に示すように、アクスルハウジング73aの上部には、アクスル側支持装置79のアクスル側固定部79aが4つのボルト103によって固定されている。アクスル側固定部79aの上部は、右側に向かって曲げられた接続部79e(図4及び図5参照)になっており、該接続部79eの右側端部には、左右方向から見て、リング状をなしたアクスル側マウントブラケット79bが一体に形成されている。アクスル側マウントブラケット79bは、ラバー79dを介してアクスル側マウント軸79cと連結されており、該アクスル側マウント軸78cは、図5に示すように、その左右両端部を、アッパクロスメンバ80にボルト104によって固定されている。つまり、アクスル側マウントブラケット79bは、ラバー79d及びアクスル側マウント軸79cを介して、アッパクロスメンバ80と連結されている。これにより、パワーユニット71のトランスアクスル73側の端部が、アクスル側マウント支持装置79を介して、アッパクロスメンバ80と結合されている。
図4に示すように、アッパクロスメンバ80におけるアクスル側マウント軸79cが配置される部分には、アクスル側凹部87が形成されている。このアクスル側凹部87は、モータ側凹部86と同様に前側が開放されており、アクスル側マウント軸79cを、アッパクロスメンバ80に取り付けたり、アッパクロスメンバ80から取り外したりする際に、アッパクロスメンバ80とアクスル側マウント軸79cとの締結位置に前側から工具を配置しやすくなっている。
パワーユニット71を車体(左右のフロントサイドフレーム8及び左右の上記エプロンメンバ)にマウント支持するためにアッパクロスメンバ80を車体に取り付ける際には、先ず、パワーユニット側ブラケット81と車体側ブラケット82とが連結されたものを左右にそれぞれ配置して、左側の車体側ブラケット82のサイドフレーム側固定部82aを、左側のサイドフレーム8にボルト109(図1及び図2参照)によって固定し、右側の車体側ブラケット82のサイドフレーム側固定部82aを、右側のサイドフレーム8にボルト109によって固定するとともに、左側の車体側ブラケット82のエプロン側固定部82c(図1及び図2参照)を、左側の上記エプロンメンバにボルト108によって固定し、右側の車体側ブラケット82のエプロン側固定部82cを、右側の上記エプロンメンバにボルト108によって固定する。次に、モータ側マウント支持装置78及びアクスル側マウント支持装置79によって、アッパクロスメンバ80とパワーユニット71を結合する。
その後、アッパクロスメンバ80の左右両端部にボルト100(図1及び図2参照)を上方に向かってそれぞれ差し込んで、ボルト100がそれぞれ差し込まれた状態で、パワーユニット71とアッパクロスメンバ80とが一体となったものを、パワーユニット側ブラケット81の固定部81aのボルト挿通孔に、各ボルト100のボルト軸が挿通されるように、下側から上記モータルーム内に配置する。次いで、図1及び図2に示すように、各ボルト100における、両固定部81aの上面から上側に突出した部分にナット110をそれぞれ螺合して、両固定部81aをアッパクロスメンバ80の左右両端部にそれぞれ固定する。
以上により、パワーユニット71ごとアッパクロスメンバ80を左右のフロントサイドフレーム8及び左右の上記エプロンメンバに取り付けることができ、パワーユニット71は、アッパクロスメンバ80を介して、車体(左右のフロントサイドフレーム8及び左右の上記エプロンメンバ)にマウント支持されるようになる。
尚、アッパクロスメンバ80の車体への取付順序は、先に、パワーユニット71とアッパクロスメンバ80とが一体となったものを、上記モータルーム内に配置し、次いで、パワーユニット側ブラケット81と車体側ブラケット82とが連結されたものを、アッパクロスメンバ80の左右両端部に上側からそれぞれ配置して、その後、車体側ブラケット82をフロントサイドフレーム8及び上記エプロンメンバに固定するとともに、パワーユニット側ブラケット81をアッパクロスメンバ80に固定するような取付順序としてもよい。
図4〜図7に示すように、モータハウジング72aの左側下部には、下側に突出した下側固定部40が形成されており、該下側固定部40には、図6及び図7に示すように、下側ブラケット41がボルト106によって固定されている。下側ブラケット41の後側の部分でかつ左右の部分には、2本のトルクロッド42の前端部がそれぞれボルト107(図6参照)によって固定されている。2本のトルクロッド42は、下側ブラケット41から、サスペンションクロスメンバ31の本体部31aの下側を後側に延びている。2本のトルクロッド42の後端部は、下側支持部43を介して互いに結合されており、該下側支持部43は、ゴムブッシュ及びボルトを介して、本体部31aに固定される。これにより、パワーユニット71が、車体(サスペンションクロスメンバ31)に支持されるようになる。尚、2本のトルクロッド42は、下側支持部43の後側を周回して互いに結合されて全体として一本となるように構成されていてもよい。
本実施形態では、モータハウジング72aの前側の部分における、上記所定範囲(車幅方向における、ウォータジャケット63が形成された範囲)の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、車両前側に向かって突出した突出部10がそれぞれ設けられている。
具体的には、上記2つの外側部分のうちトランスアクスル73から遠い側の外側部分(すなわち、右側の部分。以下単に、右側の外側部分という)には、突出部10として、2つのボス部11と、2つのボス部11を連結するように形成されたリブ12とが設けられている。2つのボス部11は、互いに上下に離間している。以下、相対的に上側に位置するボス部11を上側ボス部11aといい、相対的に下側に位置するボス部11を下側ボス部11bという。
上側ボス部11aと下側ボス部11bとは、図5に示すように、車幅方向の位置が互いに同等であり、図6に示すように、前端の位置も互いに同等である。また、上側ボス部11a及び下側ボス部11bの前端は、リブ12よりも前側に位置している。すなわち、上側ボス部11a及び下側ボス部11bは、右側の外側部分における最大突出部を構成している。
一方で、上記2つの外側部分のうちトランスアクスル73に近い側の外側部分(すなわち、左側の部分。以下単に、左側の外側部分ということがある)には、突出部10として、モータハウジング72aの接合フランジ69の前部と、モータハウジング72aの接合フランジ69とアクスルハウジング73aの接合フランジ76とを接続する2つの接合部13とが設けられている。2つの接合部13は、図4、図5及び図7に示すように、互いに上下に離間しており、接合フランジ69,76の前側の部分によって、互いに連結されている。以下、相対的に上側に位置する接合部13を上側接合部13aといい、相対的に下側に位置する接合部13を下側接合部13bという。
上側接合部13aと下側接合部13bとは、図5に示すように、車幅方向の位置が互いに同等であり、図7に示すように、前端の位置も互いに同等である。また、上述したように、上側接合部13a及び下側接合部13bの各前端は、接合フランジ69の前部よりも前側に位置している。すなわち、上側接合部13a及び下側接合部13bは、左側の外側部分における最大突出部を構成している。
また、図7に示すように、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bの各前端は、前後方向において、それぞれ略同じ位置である。すなわち、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bは、それぞれの前端が、1つの鉛直面内に含まれるようにそれぞれ形成されている。
さらに、図6及び図7に示すように、上側ボス部11a、下側ボス部11b、リブ12、上側接合部13a、下側接合部13b及び接合フランジ69の前部は、モータハウジング72aの周壁部72bにおけるウォータジャケット63が設けられた部分(以下、WJ壁部72cという)の前端よりも前側に突出している。詳しくは、上側ボス部11a、下側ボス部11b、リブ12、上側接合部13a、下側接合部13b及び接合フランジ69の前部は、WJ壁部72cの範囲内において、最も前側に突出した部分であるセンサ挿入部66よりも前側に突出している。
さらにまた、突出部10のうち、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bは、インバータ120の前端及び車載充電器121の前端よりも前側に突出している。
ここで、上記車両の前突時に、壁や他の車両等の障害物に衝突した時には、モータ72よりも前側に配置された車載部品(ラジエータなど)が後側に移動してくる。本実施形態のように、モータ72を、モータ出力軸61aが車幅方向に延びるように、上記車両の前部に配設した場合、モータハウジング72aの周壁部72bの一部が車両前側を向くようになる。上記周壁部72bの一部が車両前側を向いていると、上記車載部品が、上記周壁部72bに前側から当接し、該周壁部72bに衝突荷重が入力される。上記周壁部72bに衝突荷重が入力されると、該衝突荷重によって、上記周壁部72bが破損することがある。特に、WJ壁部72cが破損すると、該ウォータジャケット63内から冷却水が漏れてしまい、モータ72の周囲に設けられた車載部品に影響を与えてしまうおそれがある。
しかし、本実施形態では、上述したように、WJ壁部72cの前端よりも前側に突出した突出部10が設けられているため、上記車両が上記被衝突物に前突して、上記車載部品が前側から後側に移動してきたときには、上記車載部品は、突出部10、特に、4つの最大突出部(上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13b)に当接するため、上記前突による衝突荷重は、上記4つの最大突出部に入力される。これにより、WJ壁部72cには、上記衝突荷重が直接入力されないため、WJ壁部72cが上記衝突荷重によって破損することを防止することができる。
また、本実施形態では、上記2つの外側部分のうち右側の外側部分には、上側ボス部11a及び下側ボス部11bの2つの最大突出部が、互いに上下に離間して設けられている一方、上記2つの外側部分のうち左側の外側部分には、上側接合部13a及び下側接合部13bの2つの最大突出部が、互いに上下に離間して設けられている。すなわち、合計で4つの最大突出部が設けられており、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bの前端は、前後方向において、同等の位置であるため、上記車両の前突時における衝突荷重を上記4つの最大突出部で適切に分散して受けることができる。これにより、上記衝突荷重に対する強度が向上されるため、WJ壁部72cが、上記衝突荷重により破損することを一層抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上側ボス部11aと下側ボス部11bとは、リブ12によって連結され、上側接合部13aと下側接合部13bとは、接合フランジ69の前部によって連結されているため、上記車両の前突時における衝突荷重を上記4つの最大突出部で受けた際に、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bが破損しにくくなっている。これにより、上記衝突荷重に対する強度がより一層向上される。
ここで、突出部10のうち、上側ボス部11a、下側ボス部11b及びリブ12は、WJ壁部72cの破損を確実に防止することができるように、周壁部72bにおけるWJ壁72cの右外側の部分でかつWJ壁部72cに出来る限り近い部分に設けられている。これにより、モータ72よりも前側に設けられた車載部品の車幅方向の大きさが、モータハウジング72aの車幅方向全体よりも若干小さいときでも、上記車両の前突時に、上記車載部品が後側に移動してきたときに、上記車載部品をWJ壁部72cに直接当接させることなく、上記車載部品を上側ボス部11a、下側ボス部11b及びリブ12に当接させることができる。
また、本実施形態では、上記2つの外側部分のうち、トランスアクスル73(減速機構)に近い側の外側部分に設けられた突出部10である、上側接合部13a、下側接合部13b及び接合フランジ69の前部は、接合フランジ69(厳密には、上側接合部13a及び下側接合部13bは、トランスアクスル73の接合フランジ79も含む)によって構成されているため、上記2つの外側部分のうち、トランスアクスル73に近い側の外側部分については、突出部10を別途形成する必要がなく、突出部10を設けるための構成を簡単にすることができる。
さらに、本実施形態では、WJ壁部72cにセンサ挿入部66が設けられているが、突出部10は、センサ挿入部66よりも前側に突出しているため、上記車両の前突時に、モータ72よりも前側に設けられた車載部品が後側に移動してきたときに、該車載部品が、センサ挿入部66に当接しないようにすることができる。これにより、上記衝突荷重によりWJ壁部72cが破損することをより防止することができる。
また、本実施形態では、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bは、インバータ120の前端及び車載充電器121の前端よりも前側に突出しているため、上記車両の前突時に、モータ60よりも前側に設けられた車載部品が後側に移動してきたときに、上記車載部品を、インバータ120及び車載充電器121に当接させること無く、上側ボス部11a、下側ボス部11b、上側接合部13a及び下側接合部13bに当接させることができる。これにより、上記車両の前突時に、インバータ120及び車載充電器121に衝突荷重が入力されて、インバータ120及び車載充電器121が破損することも抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、モータハウジング72aの前側の部分における、上記所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分のうち、左側の外側部分に設けられた突出部10は、接合フランジ69によって構成されていたが、これに限らず、上記2つの外側部分のうち、左側の外側部分に、接合フランジ69とは別に、突出部10を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、最大突出部として、上記2つの外側部分のうち右側の外側部分には、上側ボス部11a及び下側ボス部11bの2つが設けられ、上記2つの外側部分のうち左側の外側部分には、上側接合部13a及び下側接合部13bの2つが設けられていたが、これに限らず、上記2つの外側部分にそれぞれ1つずつ最大突出部を設けたり、上記2つの外側部分にそれぞれ3つ以上の最大突出部を設けたりしてもよい。また、右側の外側部分は最大突出部を1つ、左側の外側部分は最大突出部を2つというように、右側及び左側の外側部分で、それぞれ最大突出部の数が異なっていてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、駆動軸が車幅方向に延びるように、車両前部に配設されたモータを備えた電動車両に有用である。
10 突出部
11a 上側ボス部(最大突出部)
11b 下側ボス部(最大突出部)
12 リブ
13a 上側接合部(最大突出部)
13b 下側接合部(最大突出部)
61a モータ出力軸(モータ出力軸)
63 ウォータジャケット
69 接合フランジ
72 モータ
72a モータハウジング
72b 周壁部
72c WJ壁部(周壁部におけるウォータジャケットが設けられた部分)
73 トランスアクスル(減速機構)
76 接合フランジ

Claims (3)

  1. 車輪を駆動する動力源としてのモータが、モータ出力軸が車幅方向に延びるように、車両前部に配設された電動車両であって、
    上記モータは、筒軸方向が車幅方向となるように配設された筒状のモータハウジングと、該モータハウジングの周方向に沿うように、上記モータハウジングの周壁部における車幅方向の所定範囲に形成され、上記モータを冷却するウォータジャケットとを有し、
    上記モータハウジングの車両前側の部分における、上記所定範囲の外側にそれぞれ位置する2つの外側部分には、上記周壁部における上記ウォータジャケットが設けられた部分の車両前端よりも車両前側に突出した突出部がそれぞれ設けられていることを特徴とする電動車両。
  2. 請求項1に記載の電動車両において、
    上記モータの車幅方向の一方側の端に接続され、上記モータからの回転を減速するための減速機構をさらに備え、
    上記モータハウジングの上記減速機構側の端部には、該モータハウジングと上記減速機構のケースとを接合するための接合フランジが形成されており、
    上記2つの外側部分にそれぞれ設けられた突出部のうち、車幅方向において、上記減速機構に近い側の外側部分に設けられた突出部は、上記接合フランジによって構成されていることを特徴とする電動車両。
  3. 請求項1又は2に記載の電動車両において、
    上記各外側部分には、各外側部分において最も車両前側に突出した最大突出部がそれぞれ複数設けられており、
    上記各外側部分にそれぞれ設けられた上記複数の最大突出部は、互いに上下に離間していることを特徴とする電動車両。
JP2017005387A 2017-01-16 2017-01-16 電動車両 Active JP6620763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005387A JP6620763B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005387A JP6620763B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018114786A true JP2018114786A (ja) 2018-07-26
JP6620763B2 JP6620763B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=62985054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005387A Active JP6620763B2 (ja) 2017-01-16 2017-01-16 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6620763B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069876A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
JP2020089167A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社デンソー 車両用動力伝達装置
JP2020183144A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 ダイハツ工業株式会社 パワーユニット懸架構造
JP2022009742A (ja) * 2013-03-01 2022-01-14 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド Hivの処置のためのアミド化合物
US11541714B2 (en) 2020-03-19 2023-01-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
WO2023189033A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 ニデック株式会社 駆動装置
JP7435686B1 (ja) 2022-09-30 2024-02-21 いすゞ自動車株式会社 車両用モータ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305821A (ja) * 1992-03-04 1993-11-19 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2004357472A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Suzuki Motor Corp 電動機の冷却構造
JP2009061913A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車
JP2012096557A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Mazda Motor Corp 電動車両のモータルーム内部品搭載構造
JP2012144142A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Mazda Motor Corp 電動車両
JP2013226981A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Mazda Motor Corp 電動車両のパワーユニット支持装置
JP2016019393A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社豊田自動織機 回転電機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305821A (ja) * 1992-03-04 1993-11-19 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2004357472A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Suzuki Motor Corp 電動機の冷却構造
JP2009061913A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車
JP2012096557A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Mazda Motor Corp 電動車両のモータルーム内部品搭載構造
JP2012144142A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Mazda Motor Corp 電動車両
JP2013226981A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Mazda Motor Corp 電動車両のパワーユニット支持装置
JP2016019393A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社豊田自動織機 回転電機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022009742A (ja) * 2013-03-01 2022-01-14 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド Hivの処置のためのアミド化合物
JP2020069876A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
CN111130269A (zh) * 2018-10-30 2020-05-08 本田技研工业株式会社 跨骑型电动车辆
CN111130269B (zh) * 2018-10-30 2022-08-09 本田技研工业株式会社 跨骑型电动车辆
JP7121633B2 (ja) 2018-10-30 2022-08-18 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
JP2020089167A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社デンソー 車両用動力伝達装置
JP7135789B2 (ja) 2018-11-29 2022-09-13 株式会社デンソー 車両用動力伝達装置
JP2020183144A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 ダイハツ工業株式会社 パワーユニット懸架構造
JP7285684B2 (ja) 2019-05-07 2023-06-02 ダイハツ工業株式会社 パワーユニット懸架構造
US11541714B2 (en) 2020-03-19 2023-01-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
WO2023189033A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 ニデック株式会社 駆動装置
JP7435686B1 (ja) 2022-09-30 2024-02-21 いすゞ自動車株式会社 車両用モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6620763B2 (ja) 2019-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6620763B2 (ja) 電動車両
CN110167775B (zh) 电动车辆
JP5494499B2 (ja) 電動車両
JP6349415B2 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP5252311B2 (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
JP6256234B2 (ja) 電動車両
JP5589766B2 (ja) 電動車両のモータルーム内部品搭載構造
JP5477256B2 (ja) 電動車両のバッテリ搭載構造
US11365797B2 (en) Motor assembly
JP2013103585A (ja) パワーコントロールユニットの保護構造
JP2008081009A (ja) 車両のモータマウント構造
CN111756131B (zh) 马达以及驱动装置
JP2012153229A (ja) 車両用電気接続箱の搭載構造
JP5958050B2 (ja) 電動車両のパワーユニット支持装置
CN112042081A (zh) 马达单元
JP6995439B2 (ja) ハイブリッド車の冷却装置
WO2021145114A1 (ja) モータユニット及び電気自動車
JP5488409B2 (ja) 電動車両のパワーユニット支持装置
JP2020068647A (ja) モータユニット
JP2019077239A (ja) 電動車両
JP7365192B2 (ja) ホイール内蔵型電動システム
JP5970962B2 (ja) 車両のハーネス支持構造
JP2022036751A (ja) 電動車両
JP2024072692A (ja) 車両下部構造
JP2020147235A (ja) 電力変換器の車載構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6620763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150