JP2018113779A - 電力変換装置及びその高調波抑制方法 - Google Patents

電力変換装置及びその高調波抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】最小スイッチング変換方式を採用する電力変換装置において、交流系統電圧の擾乱や高調波に起因する振動電流を抑制し、歪みの少ない交流入出力電流を実現する。【解決手段】交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、DC/DCコンバータと、中間コンデンサと、フルブリッジ回路と、交流リアクトルと、交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる制御部と、を備える。制御部は、フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させてDC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、フルブリッジ回路に流れる交流電流から抽出される高調波電流を減らすための補償値を含めて、DC/DCコンバータの電流指令値を演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置及びその高調波抑制方法に関する。
直流電源と交流電路との間に設けられる電力変換装置には一般に、DC/DCコンバータ及びインバータが搭載されており、半導体のスイッチングにより、直流電力を交流電力に、又は、必要によりその逆方向にも、変換することができる。伝統的な電力変換装置の場合、DC/DCコンバータ及びインバータの双方が常時、高周波(例えば20kHz)でのスイッチング動作を行っている。
これに対して、常時スイッチング動作を行うことによる電力損失を低減して変換効率を向上させるべく、例えば直流から交流への変換時に、交流側の電圧の瞬時値(但し絶対値)と直流側の電圧とを互いに比較して、交流半サイクル内で、昇圧が必要な時はDC/DCコンバータのみがスイッチング動作を行い、降圧が必要な時はインバータのみがスイッチング動作を行うようにすれば、交互にスイッチング動作を休止する期間を設けることができる。このような制御方式を、最小スイッチング変換方式と称するものとする。このような最小スイッチング変換方式によれば、全体的なスイッチング動作回数を減少させた電力変換装置を提供することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−241714号公報
しかしながら、上記のような最小スイッチング変換方式では、インバータがスイッチング動作を停止し、DC/DCコンバータがスイッチング動作を行う期間において、交流系統電圧の擾乱や高調波によってインバータを含む閉回路に振動電流が流れる場合がある。このような場合には、振動電流を速やかに減衰させることができず、交流入出力電流に重畳される振動電流が持続して、高調波歪率が増加する場合がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、最小スイッチング変換方式を採用する電力変換装置において、交流電流の高調波を抑制することを目的とする。
本発明の一表現に係る電力変換装置は、交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置であって、前記直流電源とDCバスとの間に接続されたDC/DCコンバータと、前記DCバスの2線間に接続された中間コンデンサと、前記DCバスと前記交流電路の間とに設けられたフルブリッジ回路と、前記交流電路と前記フルブリッジ回路との間に介在する交流リアクトルと、交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる制御部と、を備え、前記制御部は、前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から抽出される高調波電流を減らすための補償値を含めて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する電力変換装置である。
また、本発明の一表現に係る電力変換装置の高調波抑制方法は、交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路を含み、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置を対象とした、電力変換装置の高調波抑制方法である。そして、交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせ、前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から高調波電流を抽出し、抽出した高調波電流を減らすための補償値を求め、前記補償値を含めた前記フルブリッジ回路の出力電流指令値を用いて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する。
本発明によれば、最小スイッチング変換方式を採用する電力変換装置における交流電流の高調波を抑制することができる。
電力変換装置の回路図の一例である。 式(1)及び(2)に対応する制御ブロック図である。 高調波が重畳され、電圧歪のある交流電路と系統連系した電力変換装置において、アクティブダンパの比例ゲインKxを変化させた場合に、電流総合歪率がどのように変化するかを検証した結果を示すグラフである。 交流波形及び歪電流についてのシミュレーション結果の第1例である。 交流波形及び歪電流についてのシミュレーション結果の第2例である。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置であって、前記直流電源とDCバスとの間に接続されたDC/DCコンバータと、前記DCバスの2線間に接続された中間コンデンサと、前記DCバスと前記交流電路の間とに設けられたフルブリッジ回路と、前記交流電路と前記フルブリッジ回路との間に介在する交流リアクトルと、交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる制御部と、を備え、前記制御部は、前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から抽出される高調波電流を減らすための補償値を含めて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する電力変換装置である。
上記のように構成された電力変換装置において、制御部は、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる、という「最小スイッチング方式」を実行している。フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させてDC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間においては、フルブリッジ回路を流れる電流に高調波電流が重畳される場合がある。このような場合に、制御部は、高調波電流を減らすための補償値を含めて、DC/DCコンバータの電流指令値を演算する。これにより、DC/DCコンバータがスイッチング動作する期間内の交流電流に含まれる高調波電流を抑制することができる。
(2)また、(1)の電力変換装置において、前記制御部は、前記フルブリッジ回路に対する電流指令値と、実際に流れる電流検出値との差を高調波電流として前記補償値を求めることができる。
この場合、高調波電流成分を含まない出力電流指令値との比較により、容易に高調波電流を求めることができる。
(3)また、(1)又は(2)の電力変換装置において、前記制御部は、前記高調波電流に対する逆位相高調波電流に近づけるべく前記補償値を求めるようにしてもよい。
この場合、高調波電流と完全に逆位相ではなくても、位相が逆位相に近い補償用の高調波電流により、効果的に、高調波電流を抑制することができる。
(4)また、(1)〜(3)のいずれかの電力変換装置において、前記高調波電流に前記交流リアクトルと前記中間コンデンサとの共振周波数及びその近傍の周波数を通過させるローパスフィルタ処理を施して前記補償値を求めることが好ましい。
この場合、影響の大きい周波数帯域に絞って効果的に補償値を定めることができる。
(5)一方、方法の観点からは、交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路を含み、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置を対象とした、電力変換装置の高調波抑制方法である。そして、交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせ、前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から高調波電流を抽出し、抽出した高調波電流を減らすための補償値を求め、前記補償値を含めた前記フルブリッジ回路の出力電流指令値を用いて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する。
上記のような電力変換装置の高調波抑制方法では、まず前提として、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる、という「最小スイッチング方式」を実行している。フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させてDC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間においては、フルブリッジ回路を流れる電流に高調波電流が重畳される場合がある。このような場合に、高調波電流を減らすための補償値を求め、この補償値を含めたフルブリッジ回路の出力電流指令値を用いて、DC/DCコンバータの電流指令値を演算する。これにより、DC/DCコンバータがスイッチング動作する期間内の交流電流に含まれる高調波電流を抑制することができる。
[実施形態の詳細]
以下、本発明の一実施形態に係る電力変換装置及びその高調波抑制方法について、図面を参照して説明する。
《回路構成》
図1は、電力変換装置1の回路図の一例である。図において、電力変換装置1は、直流電源2と、単相の交流電路3との間に、設けられている。交流電路3には、需要家の負荷4が接続されている。また、交流電路3は、商用電力系統5と接続されている。直流電源2は例えば、太陽光発電パネルや、蓄電池である。直流電源2が太陽光発電パネルの場合、電力変換装置1は、直流から交流への電力変換を行って系統連系運転し、交流電力を、負荷4へ供給する。また、余剰電力は商用電力系統5に売電することができる。直流電源2が蓄電池の場合は、電力変換装置1は、系統連系運転により負荷4に給電する他、商用電力系統5の電力を交流から直流に変換して蓄電池としての直流電源2を充電することができる。
電力変換装置1の内部には、主回路構成要素として、直流側コンデンサ6、直流電源2とDCバス8との間に設けられたDC/DCコンバータ7、DCバス8の2線間に接続された中間コンデンサ9、DCバス8と交流電路3との間に設けられたインバータ10、インバータ10と交流電路3との間に介在する交流リアクトル11、交流側コンデンサ12を備えている。DC/DCコンバータ7は、直流リアクトル7Lと、ハイサイドのスイッチング素子Qと、ローサイドのスイッチング素子Qとを備えている。インバータ10は、フルブリッジを構成する4つのスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4を備えている。スイッチング素子としては、例えば図示のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。
スイッチング素子Q,Q,Q1〜Q4のスイッチング動作は、制御部13によって制御される。
電圧・電流の計測要素としては、直流側コンデンサ6の両端電圧を検出する電圧センサ14と、直流リアクトル7Lに流れる電流を検出する電流センサ15と、DCバス8の線間電圧を検出する電圧センサ16と、交流リアクトル11に流れる電流を検出する電流センサ17と、交流側コンデンサ12の両端電圧を検出する電圧センサ18とを備えている。各センサ14〜18の出力は、制御部13に送られる。
制御部13は例えば、コンピュータを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、制御部13の記憶装置(図示せず。)に格納される。但し、制御機能の一部をコンピュータ以外のハードウェアのみの回路で構成することも可能である。
《制御の課題》
最小スイッチング変換方式の電力変換装置1においては、インバータ10がスイッチング動作を停止する期間に、DC/DCコンバータ7がスイッチング動作の期間となる。このとき、制御部13は、直流リアクトル7Lの電流指令値と電流検出値とを互いに比較してフィードバック制御を行うが、交流リアクトル11に流れる電流の検出値は、DC/DCコンバータ7の制御には反映されない。そのため、中間コンデンサ9と交流リアクトル11とで、直列共振が発生した場合に、制御部13は、これを能動的に減衰させることができない。
《制御の主要ポイント》
そこで、交流リアクトル11の電流検出値から高調波電流を抽出し、抽出した高調波電流と例えば逆位相の高調波電流を電流指令値に注入して、これを打ち消すアクティブダンパを導入する。共振電流が問題となるのはインバータ10がスイッチング動作を停止し、DC/DCコンバータ7がスイッチング動作している期間であるため、逆位相の高調波電流はDC/DCコンバータ7の電流指令値に注入する。時間の関数としてのDC/DCコンバータ7の電流指令値iin (t)は、下記の式(1)により、表される。
in (t)={iinv (t)vinv (t)+C(dv (t)/dt)v (t)}/vin (t) ・・・(1)
inv (t):交流リアクトル11に流れるべき電流指令値
inv (t):インバータ10の交流側での電圧指令値
:中間コンデンサ9のキャパシタンス
(t):DCバス8の電圧指令値
in (t):DC/DCコンバータ7の電圧指令値
図2の(a)は、式(1)に対応する制御ブロック図である。
ここで、制御部13は、電流センサ17による検出値から高調波電流を抽出する。そして、抽出した高調波電流の逆位相電流を補償値として式(1)の右辺のiinv (t)に用いる。
具体的には式(1)で用いる本来のiinv (t)に代えて、以下の式(2)により補償値を加味した電流指令値iinv (t)を用いることで、アクティブダンパとしての機能を付与する。
inv (t)=iinv (t)+
{iinv (t)−iinv(t)} ・・・(2)
:比例ゲイン
inv(t):電流センサ17による電流検出値
図2の(c)は、式(2)に対応する制御ブロック図である。
式(2)の右辺第2項の{iinv (t)−iinv(t)}は、インバータ10に対する出力電流の指令値と、実際に流れる出力電流の検出値との差を高調波電流として、補償値を求めることを表している。すなわち、高調波電流成分を含まない出力電流の指令値と検出値との比較により、容易に高調波電流を求めることができる。−iinv(t)のマイナス符号は、高調波電流に対する逆位相高調波電流に近づけるべく補償値を求めることを表している。実際には応答遅れがあって、完全に逆位相ではないが、高調波電流と完全に逆位相ではなくても、位相が逆位相に近い補償用の高調波電流により、効果的に、高調波電流を抑制することができる。
すなわち、式(2)では、電流指令値iinv (t)と電流検出値iinv(t)の差分をとり、これに比例ゲインKを乗じることによって、式(2)の右辺第2項に示す逆位相高調波電流を抽出する。そして、これを、インバータ10の本来の電流指令値iinv (t)に加算して得た補償後の電流指令値iinv (t)を式(1)のiinv (t)の代わりに用いる。図2の(b)の制御ブロック図は、このことを示している。これにより、DC/DCコンバータ7の出力電流に、逆位相高調波電流を重畳して、アクティブダンパとしての機能を付与することができる。
但し、電流検出値iinv(t)は、検出の遅れのため、周波数が高い高調波電流に対しては正帰還となってこれを増幅させる場合がある。そこで、高調波電流の増幅を防ぐために、以下の式(3)に示すように逆位相高調波電流はローパスフィルタFを通過させた信号を注入する。
inv (t)=iinv (t)+
F[K{iinv (t)−iinv(t)}] ・・・(3)
例えば、高調波電流に交流リアクトル11と中間コンデンサ9との共振周波数及びその近傍の周波数を通過させるローパスフィルタ処理を施して補償値を求める。これにより、影響の大きい周波数帯域に絞って効果的に補償値を定めることができる。
なお、上記ローパスフィルタFとしては、具体的には例えば、1次遅れのデジタルフィルタを用いることができる。
時間の関数x(t)を、1次遅れのデジタルフィルタに入力したときの出力をF[x(t)]で表すと、以下のようになる。
・・・(3a)
式(3a)におけるTは、デジタル制御系の制御周期であり、x(t−T)は入力の1制御周期前の値である。rはフィルタの特性を決める定数で0から1までの範囲の値をとる。
このとき、デジタルフィルタのゲインG及び遮断周波数fは、それぞれ、以下の式(3b)、(3c)により、表すことができる。
・・・(3b)
・・・(3c)
《制御全体のアルゴリズム》
次に、上述の式(1)〜(3)を含む、最小スイッチング変換方式の電力変換装置1における制御全体のアルゴリズムを、状態平均化法による連続系の微分方程式を用いて説明する。
ここで、交流電路の電圧検出値v(t)としては、位相同期ループを用いて抽出した基本波成分vax(t)を用いる。
(t)は電流指令値iinv (t)を計算する後述の式(4)、電圧指令値vinv (t)を計算する式(5)、インバータ10の参照波vinv ref(t)を計算する式(9)に、直接現れる。これらの演算においては、v(t)をvax(t)に置き換える。
電流指令値iinv は、出力電流指令値i と、交流側コンデンサ12に流れる電流との和により求められる。交流側コンデンサ12(キャパシタンスはCとする。)に流れる電流は、交流電路の電圧検出値vの微分値にCを乗じて求められる。時間の関数としての数式で表現すると、以下のようになる。
inv (t)=Ki (t)+C(dv(t)/dt) ・・・(4)
K:出力電流調整のための比例定数
なお、式(4)におけるv(t)をvax(t)に置き換えると、以下の式(4a)となる。
inv (t)=Ki (t)+C(dvax(t)/dt) ・・・(4a)
電圧指令値vinv は、交流電路の電圧検出値vと、電流指令値iinv の比例値と、電流指令値iinv の微分値の比例値との総和で求められる。数式としては以下の式(5)のように表現される。
inv (t)=v(t)+{Rinvinv (t)+Linv(diinv (t)/dt)} ・・・(5)
inv:インバータ10の直流抵抗
inv:インバータ10のインダクタンス
なお、式(5)におけるv(t)をvax(t)に置き換えると、以下の式(5a)となる。
inv (t)=vax(t)+{Rinvinv (t)+Linv(diinv (t)/dt)} ・・・(5a)
電流指令値iin (t)の近似値としてのiin **(t)は、数式で表現すれば以下の式(6)となる。
in **(t)≒iinv (t)vinv (t)/v(t) ・・・(6)
(t):直流電源2の電圧検出値
DC/DCコンバータ7についての、電圧指令値vin (t)を数式で表現すれば以下の式(7)となる。
in (t)≒v(t)−{Rinin **(t)+Lin(diin **(t)/dt)}
・・・(7)
in:DC/DCコンバータ7の直流抵抗
in:DC/DCコンバータ7のインダクタンス
DCバス8の電圧指令値v (t)は、比較対象の2つの電圧のうち、大きい方となる。数式で表現すれば以下の式(8a,8b)となる。
制御部13は、DC/DCコンバータ7の低圧側での電圧指令値vin (t)と、インバータ10の交流側での電圧指令値vinv (t)の絶対値とを、互いに常に比較している。そして、以下のように電圧指令値v (t)を決定する。
|vinv (t)|<vin (t)のとき、v (t)=vin (t)
・・・(8a)
|vinv (t)|≧vin (t)のとき、v (t)=|vinv (t)|
・・・(8b)
このように、電圧指令値v (t)を決定することで、DC/DCコンバータ7と、インバータ10とは、交互にスイッチング動作し、それぞれ、交流半サイクルの間に休止期間ができる最小スイッチング変換方式の動作となる。
そして、補償値を加味したDC/DCコンバータ7の電流指令値iin *(t)及びインバータ10の電流指令値iinv (t)については、前述の式(1)〜(3)により決まる。
インバータ10の電流フィードバック制御において、交流リアクトル11に流れる電流指令値iinv と、電流検出値iinvとは、互いに比較され、その差に比例ゲインKinvを乗じたものを、交流電路の電圧vに加算することにより、インバータ10を駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)制御の参照波vinv refが得られる。これを数式で表現すると、以下の式(9)となる。
inv ref(t)=Kinv{iinv (t)−iinv(t)}+v(t)
・・・(9)
なお、式(9)におけるv(t)をvax(t)に置き換えると、以下の式(9a)となる。
inv ref(t)=Kinv{iinv (t)−iinv(t)}+vax(t)
・・・(9a)
DC/DCコンバータ7の電流フィードバック制御において、DC/DCコンバータ7の直流リアクトル7Lに流れる電流指令値iin と、電流検出値iinとは、互いに比較され、その差に比例ゲインKinを乗じたものを、直流電源2の電圧検出値vに加算することにより、DC/DCコンバータ7を駆動するためのPWM制御の参照波vin refが得られる。これを数式で表現すると、以下の式(10)となる。
in ref(t)=Kin{iin (t)−iin(t)}+v(t)
・・・(10)
in(t):直流リアクトル7Lの電流検出値
インバータ10を構成するスイッチング素子Q1〜Q4の各ゲートを制御する駆動信号は以下の手順で得られる。
まず、参照波vinv refは、電圧指令値v で割ることにより規格化される。規格化された値は、搬送波と比較されて、スイッチングのPWMパルスが生成される。
また、DC/DCコンバータ7を構成するスイッチング素子Q,Qの各ゲートを制御する駆動信号は以下の手順で得られる。
まず、参照波vin refは、電圧指令値v で割ることにより規格化される。規格化された値は、搬送波と比較されて、スイッチングのPWMパルスが生成される。
《双方向性について》
なお、前述のように、直流電源2が蓄電池である場合、放電時には「電源」であり、また、充電時には「負荷」となる。充電時には、インバータ10は交流リアクトル11と協働して昇圧チョッパとなり、DC/DCコンバータ7は降圧チョッパとなる。充電時の制御は、放電時の制御とは方向性が異なるだけで、制御アルゴリズムの内容は同様なものとなる。一方向性のみならず双方向性を考慮する場合、インバータ10は、単に回路構成の点からは「フルブリッジ回路」とも言える。
《検証:比例ゲインと歪率》
次に、式(2)、(3)における比例ゲインKを種々の値に変化させて、そのときの交流出力電流の総合高調波歪率を検証した。ここで、交流出力電流の指令値は10Arms、出力1kWとした。
まず、参考のために、電圧歪みのない交流電路に出力した場合について調べた。電圧歪みがなければ本来、アクティブダンパは必要ないが、歪みの有無に限らずアクティブダンパの影響を調査した。式(2)においてKが0のときはアクティブダンパを用いていない場合に相当するが、このとき電流歪率は3.16%であった。Kを大きくしていくと徐々に歪率は大きくなり、Kが0.2のときに4.65%、0.25のときに7.56%となった。出力電流をフーリエ解析するとKを大きくするに従って、2.7kHzを中心とした帯域の高調波電流が増えることがわかった。アクティブダンパを用いていないときの交流出力電流にも元々この帯域の高調波が含まれている。これはスイッチング動作期間がインバータからDC/DCコンバータに切替わった瞬間から電流がピークになる期間に表れる振動である。
そこで、式(2)における右辺第2項の逆位相高調波成分を、カットオフ周波数が2kHzの1次ローパスフィルタを通過させてから電流指令値iinv (t)に注入することにした。すなわち、式(3)におけるローパスフィルタFの処理である。
図3は、高調波が重畳され、電圧歪のある交流電路と系統連系した電力変換装置において、アクティブダンパの比例ゲインKxを変化させた場合に、電流総合歪率がどのように変化するかを検証した結果を示すグラフである。高調波は意図的に注入したものであり、注入する高調波は中間コンデンサ(キャパシタンス:17.6μF)と交流リアクトル(インダクタンス:1.2mH)の直列共振周波数である1095.15Hzとした。
図3の実線は、系統電圧に高調波を1.75%注入した場合で、かつ、逆位相高調波はローパスフィルタを通過させないで注入した場合を示している。アクティブダンパを用いないときの歪率5.43%に対しては、Kが0.15までは歪率は順調に低下して5.02%となったが、Kが0.2以上ではアクティブダンパを用いないときよりもむしろ増加した。
そこで、前述のように、逆位相高調波を2kHzの1次ローパスフィルタを通過させてからDC/DCコンバータ7の電流指令値に注入したところ、図3の点線に示したように、Kが0.2から0.3の間で歪率は約4.8%となり、アクティブダンパを用いないときと比べて0.6ポイント低減することができた。
系統電圧に重畳する高調波の割合を増やして1095.15Hz、3.45%とすると、アクティブダンパを用いないときの電流歪率は9.55%となった。2kHzの1次ローパスフィルを含むアクティブダンパを用いると、Kが0.2で歪率は7.75%であり、1.8ポイントの低減であった。また、Kが0.4で歪率は7.12%であり、2.4ポイントの低減となった。
図4及び図5は交流波形及び歪電流についてのシミュレーション結果の例示である。
図4においては、(a)が系統電圧、(b)が電力変換装置から交流電路への出力電流、(c)が周波数に対する電流を示している。この例では、系統電圧の歪率1.75%、Kは0で、アクティブダンパを機能させていない。このときの電流総合歪率は5.43%であった。(c)における5kHz以下の領域で高調波が現れている。なお、20kHz近傍の電流はスイッチング周波数によるものである。
また、図5においては、(a)が系統電圧、(b)が電力変換装置から交流電路への出力電流、(c)が周波数に対する電流を示している。この例では、系統電圧の歪率1.75%、Kは0.3で、アクティブダンパを機能させている。このときの電流総合歪率は4.76%であり、フィルタ及びアクティブダンパの効果が良く現れている。
《まとめ》
以上、まとめると、電力変換装置1において、制御部13は、DC/DCコンバータ7及びインバータ10(フルブリッジ回路)の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる「最小スイッチング方式」を実行している。インバータ10のスイッチング動作を休止させてDC/DCコンバータ7にスイッチング動作を行わせる期間においては、インバータ10を流れる電流に高調波電流が重畳される場合がある。このような場合に、制御部13は、高調波電流を減らすための補償値を含めて、DC/DCコンバータ7の電流指令値iin を演算する。これにより、DC/DCコンバータ7がスイッチング動作する期間内の交流電流に含まれる高調波電流を抑制することができる。
このようなアクティブダンパの機能は、電力変換装置1の制御周波数(20kHz)よりも十分に小さな周波数の高調波に対しては有効であるが、周波数が制御周波数に近い高調波では、逆位相高調波電流の位相遅れが無視できなくなり、注入する高調波が交流出力電流の高調波に対して正帰還で作用するため出力電流の高調波は増幅されてしまう。このたびのシミュレーションでは制御周波数を20kHzとしたが、2.7kHzの高調波はアクティブダンパによってむしろ増幅される。そこでカットオフ周波数が2kHzのローパスフィルタを組合せて、2kHz以上の高調波に対してはアクティブダンパが働かないようにすることによって、1kHz程度の高調波に対しては有効に働き、電流総合歪率を低減することができる。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電力変換装置
2 直流電源
3 交流電路
4 負荷
5 商用電力系統
6 直流側コンデンサ
7 DC/DCコンバータ(チョッパ回路)
7L 直流リアクトル
8 DCバス
9 中間コンデンサ
10 インバータ(フルブリッジ回路)
11 交流リアクトル
12 交流側コンデンサ
13 制御部
14 電圧センサ
15 電流センサ
16 電圧センサ
17 電流センサ
18 電圧センサ
,Q,Q1〜Q4 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置であって、
    前記直流電源とDCバスとの間に接続されたDC/DCコンバータと、
    前記DCバスの2線間に接続された中間コンデンサと、
    前記DCバスと前記交流電路の間とに設けられたフルブリッジ回路と、
    前記交流電路と前記フルブリッジ回路との間に介在する交流リアクトルと、
    交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から抽出される高調波電流を減らすための補償値を含めて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記フルブリッジ回路に対する電流指令値と、実際に流れる電流検出値との差を高調波電流として前記補償値を求める請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記高調波電流に対する逆位相高調波電流に近づけるべく前記補償値を求める請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記高調波電流に、前記交流リアクトルと前記中間コンデンサとの共振周波数及びその近傍の周波数を通過させるローパスフィルタ処理を施して前記補償値を求める請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 交流電路と、その交流電圧の絶対値のピーク値より低い電圧の直流電源との間に設けられ、DC/DCコンバータ及びフルブリッジ回路を含み、直流から交流への変換又はその逆の変換を行う電力変換装置を対象とした、電力変換装置の高調波抑制方法であって、
    交流半サイクル内で、交流の位相に応じて、前記DC/DCコンバータ及び前記フルブリッジ回路の一方にスイッチング動作を行わせ、他方は休止させる期間を生じさせ、
    前記フルブリッジ回路のスイッチング動作を休止させて前記DC/DCコンバータにスイッチング動作を行わせる期間において、前記フルブリッジ回路に流れる交流電流から高調波電流を抽出し、
    抽出した高調波電流を減らすための補償値を求め、
    前記補償値を含めた前記フルブリッジ回路の出力電流指令値を用いて、前記DC/DCコンバータの電流指令値を演算する、
    電力変換装置の高調波抑制方法。
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