JP2018112714A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷位置調整において作成されるテストシートの枚数をシートに適した枚数に設定できなかった。【解決手段】 用紙に画像を形成する画像形成部151と、調整用チャートを搬送する搬送ローラ314と、調整用チャートを読み取る読取部160と、調整用チャートの用紙の種類を選択し、画像形成部151を制御して設定枚数分の調整用チャートを印刷させ、搬送ローラ314に調整用チャートを搬送させ、読取部160に調整用チャートを読み取らせ読取結果を取得し、当該読取結果に基づいて画像形成位置を調整するコントローラ110と、を有し、コントローラ110は、前回の調整用チャートの読取結果に基づいて調整用チャートの枚数を決定することを特徴とする。【選択図】 図10
Description
本発明は用紙に対する画像形成位置を調整する印刷位置調整制御に関する。
一般的な画像形成装置は、用紙に対し意図した位置に画像が印刷されるよう、画像の印刷位置を調整する機能(以降「印刷位置調整」と呼ぶ)を有する。印刷位置が調整されることで、例えば、両面印刷においてオモテ面の画像とウラ面の画像との印刷位置を高精度に揃えて高品質な印刷物を提供することができる。また、例えば、罫線などが予め印刷されたプレプリント用紙に画像を印刷する場合においては罫線と画像とが重ならないように印刷された高品質な印刷物を提供することができる。
この印刷位置調整は、画像が印刷される用紙毎に実行する必要がある。なぜなら、用紙のサイズや坪量(重量)・材質などによってシートの伸縮量が異なってしまうからである。
一般的に印刷位置調整は、調整の対象となる用紙にマークを印刷して作成した調整用チャートを使用する。画像形成装置は、例えば、調整用チャートの基準位置からマークまでの長さの情報に基づいて印刷位置のずれ量を検知し、検知結果に基づいて印刷位置を補正するための補正条件を決定する。そして、画像形成装置は、対象の用紙と同じ種類の用紙を用いて印刷処理を行う場合、補正条件に基づいて印刷位置を補正する。
ところで、用紙の寸法は当該用紙の水分量によって変動してしまうことが実験によって分かった。例えば、湿度の異なる環境に放置された同じ種類の用紙を用いて画像を印刷した結果、用紙に対する印刷位置が異なってしまう。一般的に、印刷に用いられる用紙は、用紙の品質を維持するために包装紙に包まれた状態で販売されている。包装紙は、例えば、用紙が吸湿しないように特殊な加工が施されている。画像形成装置の収容部に用紙を収容する場合にはオペレータが包装紙を開封して用紙を収容部に収容する。そのため、用紙の水分量は包装紙が開封された後から変化し始める可能性がある。
ここで、包装紙から取り出した用紙を低湿度の部屋に設置された画像形成装置の収容部へ収容した場合、用紙の水分量は時間経過と共に低下する。そのため、長時間にわたって収容部に収容された用紙の寸法は、包装紙を開封した直後の用紙の寸法に比べて縮んでしまう。あるいは、用紙の種類によっては、長時間にわたって収容部に収容された用紙の寸法が、包装紙を開封した直後の用紙の寸法に比べて伸びてしまうものもある。
そこで、画像形成装置の動作時間が所定時間を経過する度に印刷位置調整を自動で実行する画像形成装置が知られている(特許文献1)。特許文献1の画像形成装置は、タイマを有し、画像形成装置の動作時間が所定時間となる度に自動的にテストシートを印刷し、テストシートを読取センサへ搬送し、テストシート上のテスト画像を読み取った結果に基づいて印刷位置を調整する。
ここで、マークが形成される用紙には断裁誤差が存在する。そのため、画像形成装置は、例えば、複数のテストシートを作成し、複数のテストシートの読取結果に基づいて印刷位置を調整する。しかしながら、用紙の断裁誤差はシートの種類などによって異なっている可能性が高く、シートの種類にかかわらず所定枚数のテストシートを作成してしまうと、シートの消費量が増大してしまうという問題があった。さらに、テストシートの枚数が増加すれば印刷位置調整によって生じるダウンタイムも増加してしまう。
そこで、本発明の目的は、印刷位置調整において作成されるテストシートの枚数をシートに適した枚数に設定することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、テスト画像が形成された前記用紙を搬送する搬送手段と、前記用紙に形成された前記テスト画像を読み取る読取手段と、前記テスト画像を形成させる用紙の種類を選択する選択手段と、前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する設定手段と、前記画像形成手段を制御して前記テスト画像を前記設定された数の前記選択された用紙に形成させ、前記搬送手段に前記設定された数の前記選択された用紙を搬送させ、前記読取手段を制御して前記テスト画像を読み取らせ、前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報を前記読取結果に基づき取得する取得処理を実行する制御手段と、前記画像形成手段により前記選択された用紙に形成される出力画像の画像形成位置を前記情報に基づいて調整する調整手段と、を有し、前記設定手段は、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記情報に基づいて、前記画像形成手段が前記テスト画像を前記選択された用紙に形成する数を決定することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の請求項に記載の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、テスト画像が形成された前記用紙を搬送する搬送手段と、前記用紙に形成された前記テスト画像を読み取る読取手段と、前記テスト画像を形成させる用紙の種類を選択する選択手段と、前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する設定手段と、前記画像形成手段を制御して前記テスト画像を前記設定された数の前記選択された用紙に形成させ、前記搬送手段に前記設定された数の前記選択された用紙を搬送させ、前記読取手段を制御して前記テスト画像を読み取らせ、前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報を前記読取結果に基づき取得する取得処理を実行する制御手段と、前記画像形成手段により前記選択された用紙に形成される出力画像の画像形成位置を前記情報に基づいて調整する調整手段と、を有し、前記制御手段は、前記取得処理において、1枚目の前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報に基づいて、当該取得処理を中断させるか否かを制御することを特徴とする。
本発明によれば、印刷位置調整において作成されるテストシートの枚数をシートに適した枚数に設定できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(印刷システムの説明)
図1は、本発明に係る印刷システムの一実施形態としてのハードウェア概略構成を表すブロック図である。なお特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、LAN、WAN等のネットワークを介して、接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適応できる。同図に示すように、本実施例に係る印刷システムは、画像形成装置100と、ホストコンピュータ101とから構成される。また画像形成装置100とホストコンピュータ101とはネットワーク105によって通信可能に接続されている。
図1は、本発明に係る印刷システムの一実施形態としてのハードウェア概略構成を表すブロック図である。なお特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、LAN、WAN等のネットワークを介して、接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適応できる。同図に示すように、本実施例に係る印刷システムは、画像形成装置100と、ホストコンピュータ101とから構成される。また画像形成装置100とホストコンピュータ101とはネットワーク105によって通信可能に接続されている。
ホストコンピュータ101は不図示の入力装置によるユーザからの入力情報を取得し、画像形成装置100に送信するプリントジョブを作成し、画像形成装置100へ送信する。コントローラ110は、各種データ処理を行い、画像形成装置100の動作を制御する。操作パネル120は、ユーザからの各種操作を受け付けるタッチパネルである。スキャナ130は原稿をスキャンしてスキャン画像データを生成する。給紙部140は、シートを収容する複数の収容部を含む。給紙部140は、収容部に収納された用紙を一枚ずつ給紙し、プリンタエンジン150へ搬送する。プリンタエンジン150は、画像データに基づいて印刷用紙に画像に形成する。更に、読取部160は、プリンタエンジン150によって印刷された印刷物170を読み取って、読取結果をコントローラ110に転送する。読取部160の具体的な構成については後述する。
次にコントローラ110の構成について説明する。コントローラ110、操作パネル120、スキャナ130、給紙部140、プリンタエンジン150、及び読取部160は、システムバス117を介して相互に通信可能に接続される。I/O制御部111は、外部ネットワークとの通信制御を行う。ROM112は、各種制御プログラムを記憶する記憶媒体である。RAM113はシステムワークメモリである。CPU114は、ROM112から制御プログラムを読み出し、RAM113を作業領域として用いて制御プログラムを実行する。CPU114は画像信号や各種デバイスを統括的に制御する。HDD115は、画像データやプリントデータなどの大容量のデータを一時的あるいは長期的に保持する。制御プログラムおよびオペレーティングシステムはROM112の他にもHDD115にも格納される。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作パネル120からの画像形成装置モード設定情報を記憶するようにしてもよい。ネットワーク制御部116は、ネットワーク105を介して他の装置(ホストコンピュータ101)との通信制御を行うインタフェースである。画像形成装置100は、ネットワーク制御部116によりネットワークを介した他の装置との通信を行う。
図2は、画像形成部151の要部断面図である。画像形成部151は現像器152内のトナーを用いて感光ドラム153にトナー像を形成する。給紙部140から給紙されたシートは転写ベルト154によって感光ドラム153へ搬送される。感光ドラム153上のトナー像は転写ベルト154に搬送されたシートへ転写される。トナー像が転写されたシートは、定着器155(図1)に搬送される。定着器155(図1)は、例えばトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧することで、トナー像をシートに定着させる。これによりシートへの画像の印刷が終了する。
感光ドラム153は、ドラム形状の像担持体であり、ドラム軸を中心にして矢印方向へ回転する。感光ドラム153の周囲には、感光ドラム153の表面を一様に帯電する一次帯電器220、現像器152、トナー像をシートへ転写する転写帯電器221、転写ベルト154、及びドラムクリーナ222が配置される。また、画像形成部151は、一次帯電器220と現像器152との間の感光ドラム153の表面をレーザ光で照射する露光器223を備える。
露光器223は、半導体レーザ、回転多面鏡、反射鏡等を備える。半導体レーザは、画像データに応じてレーザ光を出射する。半導体レーザから出射されたレーザ光は、反射鏡、回転多面鏡等により感光ドラム153をドラム軸方向に走査する。露光器223は、一次帯電器220により表面が一様に帯電された感光ドラム153を、コントローラ110から転送された画像データに基づいて露光する。これによって、感光ドラム153の表面には画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像器152は、感光ドラム153に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像器152の内部は隔壁201によって現像室202と撹拌室203とに区画される。現像室202にはトナーと磁性体のキャリアとを含む二成分現像剤が収容される。さらに、現像器152は、マグネット205が固定配置された現像スリーブ204とブレード206とを備える。現像スリーブ204はマグネット205の磁力によって現像室202内の現像剤を担持する。ブレード206は、現像スリーブ204に担持された現像剤の層厚を所定厚さとなるように規制する。現像スリーブ204は、現像スリーブ204が回転することによって、静電潜像を現像するための現像位置へ、現像スリーブ204に担持された現像剤を搬送する。これにより感光ドラム153に形成された静電潜像が現像される。現像スリーブ204には不図示の電源ユニットから現像電圧が印加されている。これによって、現像スリーブ204と感光ドラム153とに電位差が生じる。現像スリーブ204に担持された現像剤中のトナーは感光ドラム153の静電潜像に付着して、静電潜像が顕像化される。
現像室202及び撹拌室203には、それぞれ撹拌スクリュー207、208が設けられる。撹拌スクリュー207、及び208は現像室202の現像剤を撹拌することによって、現像室202内の現像剤を摩擦帯電する。撹拌スクリュー207は、現像室202内の現像剤を現像スリーブ204へ供給する機能も有する。撹拌室203には、トナー補給槽210が接続されており、トナー排出口211を介してトナー補給槽210からトナー213が供給される。撹拌スクリュー208は、撹拌室203へ供給されたトナー213と既に現像器152内にある現像剤とを撹拌する。これにより現像剤のトナー濃度(現像剤の総重量に対するトナーの重量の比率)が均一化される。
隔壁201には、図2の手前側及び奥側の端部に現像室202と撹拌室203とを連通するための通路が形成される。現像によりトナーが消費されることでトナー濃度が低下した二成分現像剤は、撹拌スクリュ207により、一方の通路を介して現像室202から撹拌室203へ搬送される。撹拌室203内でトナー濃度が回復した二成分現像剤は、撹拌スクリュ208により他方の通路を介して撹拌室203から現像室202へ搬送される。
転写ベルト154は、現像器152とドラムクリーナ222との間で感光ドラム153に近接するように設けられる。転写ベルト154は、図2中反時計回りに回転する無端状ベルトであり、ローラ間に架張される。転写ベルト154を挟んで感光ドラム153に対向する位置に、転写帯電器221が設けられる。転写帯電器221よりも転写ベルト154の回転方向に対して上流側に、吸着用帯電器230が、転写ベルト154を挟んで対向設置される。転写帯電器221よりも転写ベルト154の回転方向に対して下流側に、除電用帯電器231が、設けられる。
給紙部140から給紙されたシートは、転写ベルト154へ搬送され、吸着用帯電器230により転写ベルト154に吸着される。シートは、転写ベルト154の回転により搬送される。シートは、感光ドラム153と転写帯電器221との間を通過する際に、転写帯電器221の作用により感光ドラム153に形成されたトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、転写ベルト154に搬送され、除電用帯電器231により転写ベルト154から分離される。シートは、分離後に定着器155へ搬送されて、トナー像が定着される。なお、シートへのトナー像の転写後に感光ドラム153に残留するトナーは、ドラムクリーナ222により除去される。
図3は、読取部160の構成図である。読取部160は、読取コントローラ310、シート検出センサ311、及びラインセンサ312を備える。読取部160は、プリンタエンジン150によりテスト画像(以下、「調整用チャート」という。)が印字されたシートを、搬送路313に沿って搬送しながら読み取る。搬送ローラ314、及び315は、搬送路313に沿って調整用チャートが印刷されたシートを搬送する搬送手段として機能する。調整用チャートの詳細は後述する。なお、以下の説明において調整用チャートが印字されたシートはテストシートと称する。
シート検出センサ311は、例えば、発光部と受光部とを有する光学センサである。シート検出センサ311は、搬送路313に沿って搬送されるテストシートの、搬送方向における先端を検出する。シート検出センサ311は、シートの搬送方向に対して直交する方向に複数設けられる。各シート検出センサ311は、シートの先端を検出して、読取コントローラ310に先端の検出タイミングを通知する。読取コントローラ310は、各シート検出センサ311がシートの先端を検知したタイミング及びシートの搬送速度に基づいて、シートの斜行量を導出する。
読取コントローラ310は、ラインセンサ312を制御し、シートに印刷された調整用チャートを読み取る。調整用チャートは、例えば、シートのオモテ面とウラ面との両方に印刷される。ラインセンサ312は、シートの両面を一度に読み取るために、搬送路313を挟んで2つ設けられる。読取コントローラ310は、シートの斜行角度及びラインセンサ312の読取データをコントローラ110へ転送する。コントローラ110は、シートの斜行角度及び読取データに基づいてシートに対する調整用チャートの印刷位置(画像形成位置)を検知する。
(用紙ライブラリ)
図4は、本実施形態の画像形成装置100において、用紙ライブラリへの編集等の操作を行うためのインタフェース画面の例示図である。用紙ライブラリは、画像形成装置100で印刷に使用可能なシートを管理するためのデータベースである。用紙ライブラリは、例えば、画像形成装置100とネットワークを介して接続されたホストコンピュータ101に記憶されている。用紙ライブラリの詳細は後述する。
図4は、本実施形態の画像形成装置100において、用紙ライブラリへの編集等の操作を行うためのインタフェース画面の例示図である。用紙ライブラリは、画像形成装置100で印刷に使用可能なシートを管理するためのデータベースである。用紙ライブラリは、例えば、画像形成装置100とネットワークを介して接続されたホストコンピュータ101に記憶されている。用紙ライブラリの詳細は後述する。
用紙ライブラリの操作を行うためのインタフェース画面は、画像形成装置100の操作パネル120に表示される。インタフェース画面400は、用紙リスト410、「新規追加」ボタン420、「編集」ボタン421、「削除」ボタン422、「印刷位置調整」ボタン423を含む。
用紙リスト410には、用紙ライブラリが管理するシートのリストが表示される。列411〜417にはシートの属性情報が表示される。列411にはシートの名称が表示される。シートの名称は、各シートの種類が互いに識別できるような情報である。列412、413にはシートのサイズが表示される。列412はシートが搬送される方向(副走査方向)の用紙長を表し、列413はシートが搬送される方向に直交する方向(主走査方向)の用紙長を表す。列414にはシートの坪量が表示される。
列415にはシートの表面性をユーザが識別するための情報が表示される。なお、シートの表面性をユーザが識別するための情報とは、シート表面の物理特性に関する情報である。例えば、光沢性を上げるための表面処理が施されたシートが用紙リスト410に登録されている場合、列415には「コート」と表示される。また、凹凸加工が施されたシートが用紙リスト410に登録されている場合、列415には「エンボス」と表示される。特殊な加工が施されていないシートが用紙リスト410に登録されている場合、列415には「普通紙」と表示される。
列416にはシートの色が表示される。列417には印刷位置調整の自動実行を指示するための情報が表示される。ユーザが印刷位置調整を実行したシートに対応する列417には「可」が表示される。列417に「可」が表示されたシートが用紙ライブラリに登録されたことに応じて、画像形成装置100は給紙部140から対象のシートを用いて印字位置調整を実行する。
用紙リスト410は、操作パネル120上のタッチ操作等により、表示するシートの選択が可能となっている。選択されたシートのシート属性は、ハイライト表示されて選択されたことが分かるようになっている。ここでは、「XYZ製紙カラー81」が選択される場合が例示される。なお、用紙ライブラリで管理するシート数が用紙リスト410で一度に表示可能な数よりも多い場合、スクロールバー418の操作により、シート属性の表示及び選択が可能となる。
「新規追加」ボタン420は、用紙ライブラリに新規のシートを追加するためのボタンである。「編集」ボタン421は、用紙リスト410で選択されたシートのシート属性を編集するためのボタンである。「削除」ボタン422は、用紙リスト410で選択されたシートを用紙ライブラリから削除するためのボタンである。「印刷位置調整」ボタン423は、用紙リスト410においてユーザによって選択された用紙に対する印刷位置調整を行うためのボタンである。
「新規追加」ボタン420又は「編集」ボタン421が押下されることで、画像形成装置100の操作パネル120に、シート属性を入力するためのインタフェース画面が表示される。シート属性を入力するためのインタフェース画面を図5に基づいて説明する。インタフェース画面500は、テキストボックス501〜504、コンボボックス505、506、チェックボックス507、「編集終了」ボタン520、及び「キャンセル」ボタン521を含む。
テキストボックス501は、シートの名称(用紙名称)の入力領域である。テキストボックス502は、シートの副走査方向の用紙長(副走査方向用紙長)の入力領域である。テキストボックス503は、シートの主走査方向の用紙長(主走査方向用紙長)の入力領域である。テキストボックス504は、シートの坪量の入力領域である。各テキストボックス501〜504への入力は操作パネル120に設けられた入力キーにより行われる。なお、例えば、PCなどの外部装置から各テキストボックス501〜504へ情報を入力する構成であってもよい。
コンボボックス505は、シートの表面性を入力するための入力領域である。コンボボックス505では、予め登録された画像形成装置100で使用可能なシートの表面性のプルダウンリストから、一つが指定される。コンボボックス506は、シートの色を入力するための入力領域である。コンボボックス506では、予め登録された色のプルダウンリストから、一つが指定される。
チェックボックス507は、シートがプレプリント紙であるかを指定するための入力領域である。オペレータは、シートがプレプリント紙である場合に、チェックボックス507をチェックする。
「編集終了」ボタン520が押下されることで、その時点で入力されているシート属性が確定する。コントローラ110は、シートの属性に関する情報を用紙ライブラリに保存する。シート属性の用紙ライブラリへの保存後に、インタフェース画面500が図4のインタフェース画面400へ切り替えられる。「キャンセル」ボタン521が押下されることで、シート属性の編集が中止される。「キャンセル」ボタン521が押下されることで、シート属性の用紙ライブラリへの保存が行われないまま、インタフェース画面500が図4のインタフェース画面400へ切り替えられる。
図6は、用紙ライブラリの説明図である。用紙ライブラリは、例えばXML(Extensible Markup Language)やCSV(Comma−Separated Values)等のファイル形式で画像形成装置100のHDD115に格納される。コントローラ110は、用紙ライブラリに対して読み出し処理又は書き込み処理又は更新処理を実行する。
行601〜605は、用紙ライブラリに登録されたシート毎の種類に関する情報(属性情報)である。列611〜620は属性情報の各項目を表す。列611はシートの名称を表す。列612〜615はシートの物理的特性を表す。列612はシートの副走査方向の用紙長を表し、列613はシートの主走査方向の用紙長を表し、列614はシートの坪量を表し、列615はシートの表面性を表す。列616はシートの色を表す。列617は、シートがプレプリント紙であるかを表す。
列618、619は、それぞれシートの表面及び裏面における印刷位置のずれ量を表す。印刷位置ずれ量とは、理想の印刷領域とテスト画像の読取結果から予測された予測印刷領域とのずれを定量的に表した値である。なお、理想的な印刷領域は、4辺の長さが予め決まった長さの長方形であり、印刷領域の一辺がシートの所定辺と平行であり、且つ、シートの所定辺と当該所定辺に平行な印刷領域の一辺との距離が所定距離となっている。調整用チャートの例については図11を用いて後述する。
印刷位置ずれ量は、例えば、直角補正量、台形補正量、リード位置、サイド位置、主走査倍率、副走査倍率というパラメータによって表される。直角補正量は、シートに対する副走査方向と主走査方向の印字向きの直角度のずれ量を表す。例えば、直角補正量は、副走査方向に印字された直線に対して理想的な垂線を算出し、その理想垂線と主走査方向に印字された直線とのずれ量である。台形補正量は、シートの伸縮のずれ量を表す。例えば、台形補正量は、シートに対する印字開始位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線と、シートの主走査後端の位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線とのずれ量である。リード位置及びサイド位置は、それぞれシートに対する副走査方向・主走査方向の印刷位置ずれ量を表す。
リード位置は、シートの搬送方向先頭の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。サイド位置は、シートの搬送方向左側の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。具体的には、露光器223が感光ドラム153へ照射するレーザ光の照射開始タイミングを調整することで、リード位置及びサイド位置が調整される。例えば、CPU114は露光器223を制御してレーザ光の照射開始タイミングを調整する。
副走査方向倍率は、副走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。副走査方向倍率は、具体的には、転写ベルト154の回転速度を制御することで調整される。例えば、CPU114は転写ベルト154を回転するモータ(不図示)の回転速度を調整する。主走査方向倍率は、主走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。主走査方向倍率は、具体的には、露光器223において、画像データに基づくレーザ光の変調の際に、レーザ光のクロック周波数を制御することで調整される。例えば、CPU114は露光器223を制御してクロック周波数を制御する。あるいは、CPU114が、出力画像の印刷位置が理想的な印刷位置となるように、画像データに画像処理を実行する構成としてもよい。出力画像の印刷位置を理想的な印刷位置にするための画像処理は、例えば、アフィー変換などの画像処理である。
コントローラ110は、実際の印刷時に、印刷位置ずれ量に基づいて、画像が理想の印刷位置に形成されるよう印刷位置を調整する。コントローラ110は、用紙ライブラリの印刷位置ずれ量を参照して、印刷位置が理想的な印刷位置となるように、画像データに画像処理を行う。そして、コントローラ110は、画像処理された画像データをプリンタエンジン150へ転送し、画像形成部151を制御して画像データに基づいて画像を対象のシートへ印刷させる。
印刷位置ずれ量の各項目の初期値は「0」である。用紙ライブラリにシートが新規登録された場合や、シートが登録されていても印刷位置調整が行われていない場合には、初期値が印刷位置ずれ量として用いられる。
更に本実施例では、列620を設けており、これは印刷位置ずれを補正する際に出力する調整用チャートの推奨出力枚数を表す。上述の通り、列618及び619に保持される印刷位置ずれ量を算出するために調整用チャートを印刷する必要がある。しかし、印刷位置ずれ量は、調整用チャートが印刷された用紙の吸湿性と用紙サイズに影響を受ける。通常、各用紙においては、用紙サイズは一定と考えられているが、実際には、軽少ながら1枚毎に用紙サイズにはバラつきがある。これは、用紙メーカにおいて、特定のサイズの用紙を製造する際に、更に大きな紙を断裁している事に起因しており、同じ用紙サイズであっても断裁機の精度によって、数百分の一ミリメートルから、数ミリメートルの断裁バラつきが存在するからである。そのため、コントローラ110は、断裁バラつきによる印刷位置ずれ補正量のバラつきを抑えるために、調整用チャートを複数枚出力して、印刷位置ずれ量の平均値を求める。このように、用紙種類によっては、断裁バラつきを無視できるものもあれば、そうでない用紙も存在するので、コントローラ110は、印字位置調整を実行する上で十分な精度が補償できるように、テストチャートの推奨出力枚数を用紙ごとに設定している。調整用テストチャートの推奨出力枚数の決定方法については、フローチャートを用いて後程詳細に説明する。
(印字位置調整)
図7はテストシートの模式図である。テストシート上の調整用チャートはプリンタエンジン150によりシートに印刷される。シートの表面700及び裏面701には、同じ調整用チャートが印刷される。
図7はテストシートの模式図である。テストシート上の調整用チャートはプリンタエンジン150によりシートに印刷される。シートの表面700及び裏面701には、同じ調整用チャートが印刷される。
画像710は、表面700に印字される矢印及び文字であり、テストシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像711は、裏面701に印字される矢印及び文字であり、テストシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像710、711は、テストシートを読取部160に読み取らせる場合に、オペレータが方向を間違えないように印字される。なお、画像710、711は、印字位置ずれ量の導出に直接関係するものではないために印字されなくてもよい。
マーク720は、調整用チャートの特定の位置に印刷される画像である。マーク720は、シートに対する反射率の差が大きい色で形成される。本実施形態では、マーク720は、黒色で形成される。本実施形態では、マーク720は、シートの表面700及び裏面701の各々の四隅の合計8カ所に形成される。マーク720は、印字位置が理想通りであれば、シートの端部から所定の距離離れた位置に形成される。テストチャートのエッジからマーク720のエッジまでの距離を求めることで、印字位置ずれ量が導出される。本実施形態では、図7中の距離A〜Vが測定される。距離Aは、テストシートの副走査方向の長さである。距離Bは、テストシートの主走査方向の長さである。距離A、Bの理想的な長さは、用紙ライブラリに設定される用紙長である。距離C〜Vは、それぞれマーク720から直近のシートの端部までの長さである。
測定された距離A〜Vに基づいて印字位置ずれ量を導出する処理について説明する。図8は、印字位置ずれ量の検知処理の説明図である。
印字位置ずれ量は、表面に対する項目及び裏面に対する項目により表される。表面の項目には、リード位置801、サイド位置802、主走査倍率803、副走査倍率804、直角補正量805、及び台形補正量806がある。裏面の項目には、リード位置807、サイド位置808、主走査倍率809、副走査倍率810、直角補正量811、及び台形補正量812がある。表面及び裏面において、同じ項目については、同様の計算式で測定値820及び印字位置ずれ量822が算出され、同じ理想値が設定される。
各項目の測定値820は、図7において説明した距離A〜Vの実測値から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置801(807)の測定値820は、シートの搬送方向先頭の端部から、対応するマーク720までの距離C、E(K、M)の平均値となる。サイド位置802(808)の測定値820は、シートの搬送方向に対して左側の端部から、対応するマーク720までの距離F、J(N、R)の平均値となる。主走査倍率803(809)の測定値820は、主走査方向に同一線上に並ぶマーク720間の距離の平均値となる。副走査倍率804(810)の測定値820は、副走査方向に同一線上に並ぶマーク720間の距離の平均値となる。直角補正量805(811)の測定値820は、読取先端側に主走査方向に同一走査線上に並ぶマーク720を結んだ直線の垂線に対する、読取後端側のマーク720の副走査方向のずれ量S、T(U、V)の平均値となる。台形補正量806(812)の測定値820は、副走査方向に同一走査線上に並ぶマーク720間の距離の差分となる。
各項目の理想値821は、シートの端部から1[cm]離れた位置に形成されたマーク720に基づいて得られる値である。リード位置801(807)及びサイド位置802(808)の理想値821は、1[cm]となる。主走査倍率803(809)の理想値821は、用紙ライブラリに登録された当該シートの主走査方向の用紙長から2[cm]減算した値となる。副走査倍率804(810)の理想値821は、用紙ライブラリに登録された当該シートの副走査方向の用紙長から2[cm]減算した値となる。直角補正量805(811)及び台形補正量806(812)の理想値821は、0[cm]となる。
各項目の印字位置ずれ量822は、対応する測定値820及び理想値821から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置801(807)及びサイド位置802(808)の印字位置ずれ量822は、測定値820から理想値821を減算することで算出される(単位はmm)。主走査倍率803(809)及び副走査倍率804(810)の印字位置ずれ量822は、測定値820から理想値821を減算した値を理想値で除算することで算出される(単位は%)。直角補正量805(811)及び台形補正量806(812)の印字位置ずれ量822は、測定値820がそのまま用いられる。算出された各項目の印字位置ずれ量822は、用紙ライブラリの列1218、1219により管理される。
距離A〜Vは、オペレータによる定規等を用いた測定や、テストシートをスキャナ130により読み取った結果により算出することができる。本実施形態では、画像形成装置100に設けられた読取部160を用いて距離A〜Vを測定する方法について説明する。
読取部160は、テストシート上の調整用チャートを読み取る。読取部160は、搬送路313に沿って搬送されるテストシートをラインセンサ312によりスキャンする。テストシート上のマーク720はブラックのトナーを用いて形成されている。そのため、ラインセンサ312によって受光される反射光量が所定量より小さくなる。一方、用紙は、例えば、白色なのでラインセンサによって受光される反射光量が所定量より大きい。読取部160は、スキャンして取得した読取画像を解析してマーク720のエッジ(用紙とマーク720の境界)を検出する。コントローラ110は、読取部160の読取結果に基づいて用紙の端からマーク720のエッジまでの距離A〜Vを算出する。
以下、図9を用いて、読取部160によってスキャンした画像から画像解析により印刷位置の補正量を算出する際の制御フローを詳細に説明する。図1〜図8に説明の画像形成装置、読取部、及び計算方法により用紙ごとの印刷位置調整を実現可能にすべく、CPU114が行う印刷位置調整の本実施例における特徴的な制御を、図9〜図12を用いて詳細に説明する。以下、フローチャート内の各ステップにおける制御は、CPU114がROM112のプログラムを読み出して実行することによって各種動作を実現する。なお、オペレータは、画像形成装置100に印刷位置調整を実行させるため、図4に示したインタフェース画面400において、用紙を一つ選択し、「印刷位置調整」ボタン423を押下する。あるいは、コントローラ110は、印刷位置調整が前回実行されてから所定時間が経過したことに応じて、印刷位置調整を自動で実行する構成としてもよい。
S901においてCPU114は、オペレータに選択された用紙の用紙ライブラリ情報から印刷位置調整を行うために必要なチャート枚数(n枚)を取得し、S902に進む。ここで、印刷位置調整を行う際の調整用チャートの枚数は用紙ライブラリ情報から自動的に取得するようにしているが、この限りでなく、毎回オペレータが操作パネル120から調整用チャートの枚数に関する情報を入力する構成としてもよい。
S902においてCPU114は、オペレータに選択された用紙の入った収容部を特定し、給紙部140に前記特定された収容部から用紙を給紙させ、プリンタエンジン150に調整用チャートを印刷させる。次いでS903においてCPU114は、出力した調整用チャートを読取部160において読み取らせ、読み取った画像に基づいて紙端とマークを抽出し、図7の(A)〜(V)において示される部分の長さを求める(S904)。S904においてCPU114は、図8の計算式に基づいて各補正量を算出し、各補正量をHDD115に保存する。S905においてCPU114は、出力・読取を行ったチャートの枚数がS901にて設定された枚数(n枚)に達したか否かを判定し、調整に必要な枚数に達していない場合はS902に戻る。
一方、ステップS905において、必要枚数分の読み取りまで完了したと判定した場合、S906においてCPU114は、HDD115に保持された各種補正量の平均値を算出する。次いで、S907においてCPU114は、S906にて算出した平均値を、図4において選択された用紙の画像位置調整用の補正量としてHDD115の用紙ライブラリに保存する。そして、S908においてCPU114は、補正量の統計値を算出し、その統計値に基づいて、次回の印刷位置調整に必要な枚数を決定し、その枚数を用紙ライブラリに保存し、一連の処理を終了する。ここで、補正量の統計値から次回の調整に必要な枚数を決定する枚数決定処理を図10、及び図12を用いて詳細に説明する。
S1001においてCPU114は、S904にてHDD115に保持された各チャートの補正量と、S906にて算出した平均値との差を算出する。CPU114は、図4において選択された用紙のサイズによる印刷位置の調整量のバラつき具合を検出する(図11にてバラつき具合の例を示す)。ここで、S904にてHDD115に保持された印刷位置の補正量から誤差を算出しているが、例えば用紙登録後の最初に出力したときの補正量を用いても良い。または、調整に必要な枚数として初期値と同じ枚数(例えば10枚)出力したときの補正量を用いても良い。
S1002においてCPU114は、S1001において算出した調整用チャートの補正量の平均からの誤差の中で最も大きい誤差を抽出する。そして、S1003においてCPU114は、S1002にて抽出した平均からの最大誤差が、閾値を越えているか否かを判定する。ステップS1003において最大誤差が閾値を越えていない場合、CPU114はS1004に進み、ステップS1003において最大誤差が閾値を越えている場合、CPU114はS1005に進む。ステップS1003の処理は、図4において選択された用紙が1枚ごとに補正量のバラつきが大きい用紙なのかを判定する処理である。ここで、閾値は、画像形成装置の印刷位置の精度として保証する範囲(±δ)を誤差の範囲として予めHDD115に保持する仕組みを想定しているがこの限りでない。例えば、オペレータが許容できる誤差の範囲を操作パネル120から入力可能なように構成しても良い。また、この閾値はデバイスに一意の値として持つだけでなく、用紙種類ごとに予め保持、もしくはオペレータから入力可能なように構成しても良い。
S1004においてCPU114は、今回読取った複数のチャートにおいて各チャートのバラつきが小さい用紙と判定し、調整に必要な枚数を、例えば2枚に設定する。出力枚数の情報は用紙ライブラリ情報に保存される。ここで、出力枚数の決定方法としては、所定数に固定しているがこの限りでなく、オペレータが最小枚数を予め入力可能としてもよい。または、予め枚数を減らす計算式(例えば、毎回1枚ずつ減らす方法や、毎回出力枚数を半分にする方法)を採用するよう制御しても良い。
S1005においてCPU114は、今回読取った複数のチャートにおいて各チャートのバラつきが大きい用紙と判定し、調整に必要な枚数を初期値(例えば10枚)に変更して用紙ライブラリ情報を更新し、処理を終了する。また、本実施例では、複数枚のチャート出力の度に、次回のテストチャートの推奨枚数を計算するよう制御しているがこの限りでなく、CPU114が用紙登録後に一度だけ図10に示すフローを実行して推奨枚数を決定するよう制御しても良い。
このように制御することによって、用紙の断裁バラつきによる印刷位置ずれのバラつきを抑えながら、調整用チャートの出力枚数を抑制する事ができる。そのため、余計な用紙・トナーの消耗を抑制でき、印刷位置調整に掛かる時間も低減する事ができる。
図11は、用紙ごとの補正量のバラつき具合の一例を表した表である。この表では用紙の吸湿特性から決まる画像位置調整量としては同等の用紙の補正量のである。印刷位置のずれ量(表裏ずれ量)は1枚ごとに異なっている。列1110は、読み取ったチャートが何枚目のものかを表している。列1111はリード位置のずれ量を表している。列1112は、印刷位置のずれ量の平均値1121からの誤差を表している。図11の例では、用紙Aも用紙Bも表面に対する裏面のリード位置のずれ量が約1.11ミリメートルと同程度となっている。しかし、用紙Bは一枚ごとのバラつきが非常に小さい。そのため、用紙Bは1枚ごとの用紙サイズの断裁誤差が小さい事が予想され、断裁バラつきによる誤差を抑制するためのチャートの出力・読取を行う枚数は少なくて良いと判定できる。
このように、CPU114は複数のテストシートの読取結果に基づいて印刷位置のずれ量の平均値を決定し、複数のテストシートの印刷位置のずれ量のなかから最大ずれ量を求め、最大ずれ量が閾値より小さければ推奨枚数を減少させる。一方、CPU114は、最大ずれ量が閾値より大きければ推奨枚数を所定枚数に設定する。本発明によれば、用紙の断裁誤差をテストチャートの読取結果から求め、断裁誤差の微小である場合にはテストチャートの出力枚数を減少させてシートの消費量を抑制できる。さらに、本発明によれば、テストチャートの出力枚数が減少するので、印刷位置調整が実行されることによって生じるダウンタイムも抑制することができる。
図12は、S908における調整に必要なチャートの枚数を決定する枚数決定処理の変形例である。図12に示す枚数決定処理は、閾値を用いた枚数決定処理(図10)とは異なり、統計的な手法を用いる。
S1201及びS1202はS1001及び1002と同じ制御となるため説明を省略する。S1203においてCPU114は、平均値に対する誤差発生の割合(許容誤差;d)をHDD115から取得する。ここで、この許容誤差は、統計的な経験則から予め固定的な値(例えば10%程度)としても良いし、この画像形成装置の印刷位置の精度として保証する範囲(±δ)と、印刷位置ずれ量の平均(xAve)から許容誤差を算出するようにしても良い。具体的には、以下の計算式から算出して許容誤差としても良い。
次にS1204においてCPU114は、S904において算出された各補正量と、S906において算出された平均値とを用いて、統計値としての分散(σ2)を以下の式から算出し、S1205に進む。
S1205においてCPU114は、S1203において算出された許容誤差(d)とS1204において算出された分散(σ2)とを用いて必要サンプル数を算出し、S1206へ進む。なお、λは特定の信頼度における係数(λ→95%信頼度の場合、1.96)である。
S1206においてCPU114は、算出したサンプル数が閾値の範囲内か否かを判定し、範囲内であればS1207に進み、範囲外であればS1208に進む。ここで、本実施例においてこの閾値は、必要チャート出力枚数の最大値(≒初期値:10枚)を想定しているが、この限りでなく、ユーザが手入力で出力枚数決定するよう構成しても良い。S1207においてCPU114は、S1205において算出したサンプル数を、調整に必要なチャート出力枚数として決定し、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を更新して保存し、一連の処理を終了する。S1208においてCPU114は、必要チャート出力枚数の最大値(≒初期値:10枚)として決定し、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を更新して保存し、一連の処理を終了する。また、本実施例では、複数枚のチャート出力の度に、次回の推奨チャート出力枚数を計算するよう制御しているがこの限りでなく、用紙登録後に一度だけ図12に示すフローを通して推奨チャート出力枚数を決定するよう制御しても良い。
このように制御することによって、用紙の断裁バラつきによる印刷位置すれのバラつきを抑えながら、調整用チャートの出力枚数を抑制する事ができる。そのため、余計な用紙・トナーの消耗を抑制でき、印刷位置調整に掛かる時間も低減する事ができる。
図13は、印刷システムにおいて、オペレータが印刷位置調整を行う際の調整用チャートの枚数を選択するためのインタフェース画面を表す模式図である。図9の補正量算出フローでは、印刷位置調整を行う際の調整用チャートの枚数は用紙ライブラリ情報から自動的に取得するようにしているが、この限りでない。図13のように毎回オペレータに入力させるような出力枚数選択画面1301を表示するよう制御しても良い。
図13において、CPU114は、増減ボタン1312にて出力枚数の増減を可能にし、出力枚数表示領域1311の表示を変更するよう制御する。ここで、出力枚数表示領域1311に最初に表示される枚数は、用紙ライブラリに保持されているチャート出力推奨枚数を表示するよう制御しても良い。
図14は、印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性の編集を行うためのインタフェース画面を表す模式図である。図5においては、調整用チャートの出力枚数を入力するための領域を設けていなかったが、図14に示すように調整用チャート出力枚数を入力するための領域508を設けるようにしても良い。
図1〜図8に説明の画像形成装置、読取部、及び計算方法により用紙ごとの印刷位置調整を実現可能にすべく、CPU114が行う印刷位置調整の変形例を、図15〜図18を用いて詳細に説明する。以下、フローチャート内の各ステップにおける制御は、CPU114がROM112のプログラムを読み出して実行することによって各種動作を実現する。オペレータは図4において示したインタフェース画面において、用紙を一つ選択し、「印刷位置調整」ボタン423を押下することに応じて印刷位置調整を開始する。
S1501からS1504の制御は図9におけるS901からS904の制御と同じであるためここでは省略する。S1505においてCPU114は、今回読取ったチャートが1枚目のチャートか否かを判定し、1枚目であればS1508に進み、2枚目以降であればS1506に進んで以降の制御は図9のフローと同様の制御を行う。S1508においてCPU114は、過去に複数のチャートを出力して補正量を算出したことがあるか否かを判定する。具体的には、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を参照し、過去の補正量の各種データが保持されていればS1509に進み、保持されていなければS1506に進む。S1509においてCPU114は、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を参照し、過去の補正量の各種データを取得して、S1510に進む。
S1510においてCPU114は、S1509において取得したデータから今回読取った印刷位置の補正量が前回の補正量との差が所定範囲内であるかを判定する。S1510において補正量の差が所定値範囲内ならばCPU114は印刷位置のズレ量の取得処理をスキップして一連の処理を終了する。つまり、CPU114は、印刷位置のずれ量の取得処理を中断する。一方、S1510において補正量の差が所定範囲内でなければCPU114は、S1506に進み、取得処理を継続する。ここでS1509及びS1510における具体的な判定フローについて図16〜図18を用いて詳細に説明する。図16〜図18はそれぞれ別々の判定フローであり、どの制御フローが処理をしても良い。
このように制御することで、印刷位置調整の実行指示がなされた場合であっても、1枚で詳細な調整を継続すべきか否かを判定することが可能となり、不必要な調整チャートの出力・読取・補正の処理を避ける事ができる。のため、余計な用紙・トナーの消耗を抑制でき、印刷位置調整に掛かる時間も低減する事ができる。
図16は、図15におけるS1509及びS1510における具体的な判定フローの一例を示したものである。
S1601においてCPU114は、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を参照し、前回複数枚のチャートを用いて補正を行った際の補正量の平均値(xAve)と、印刷位置ずれの許容される閾値(±δ)を取得し、S1602に進む。ここで、本実施例におけるこの閾値は、その画像形成装置の印刷位置の精度として保証する範囲(±δ:例えば0.5ミリメートル)を誤差の範囲として予めHDD115に保持する仕組みを想定しているがこの限りでない。例えば、オペレータが許容できる誤差の範囲をインタフェース部から入力可能なように構成しても良い。また、この閾値はデバイスに一意の値として持つだけでなく、用紙種類ごとに予め保持、もしくはオペレータから入力可能なように構成しても良い。S1602においてCPU114は、今回読取ったチャートから算出した補正量が、前回の複数枚のチャートを用いて補正を行った際の平均値(xAve)の閾値(±δ)の範囲内にいるか否かを判定する。閾値の範囲内であれば、印刷位置調整を実行して印刷位置調整量を更新する必要性はないと判定して一連の処理を終了し、閾値の範囲外であれば、印刷位置調整を再実行する必要があるとしてS1506に進む。
図17は、図15におけるS1509及びS1510における具体的な判定フローの一例を示したものである。
S1701においてCPU114は、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を参照し、前回複数枚のチャートを用いて補正を行った際の各チャートの補正量(xj、※j=1,2、、、n)を取得し、S1702に進む。S1702においてCPU114は、S1701において取得した各チャートの補正量の中で、最小値(DMin)と最大値(DMax)を抽出し、S1703に進む。S1703においてCPU114は、今回読取ったチャートから算出した補正量が、前回の複数枚のチャートを用いて補正を行った際の、最大最小の範囲内にいるか否かを判定する。最大最小の範囲内であれば、印刷位置調整を実行して印刷位置調整量を更新する必要性はないと判定して一連の処理を終了し、最大最小の範囲外であれば、印刷位置調整を再実行する必要があるとしてS1506に進む。
図18は、図15におけるS1509及びS1510における具体的な判定フローの一例を示したものである。
S1801においてCPU114は、HDD115に保存されている用紙ライブラリ情報を参照し、前回複数枚のチャートを用いて補正を行った際の補正量の平均値(xAve)と、各チャートの補正量(xj、※j=1,2、、、n)を取得し、S1802に進む。S1802においてCPU114は、以下の計算式を用いて、統計値としての標準偏差(σ)を算出し、S1803に進む。
S1803においてCPU114は、統計値として特定の信頼度(95%信頼の場合は2σ)の範囲を算出し、S1804に進む。S1804においてCPU114は、今回読取ったチャートから算出した補正量が、前回の複数枚のチャートを用いて補正を行った際の、特定の信頼度(例えば95%信頼度→2σ)の分布の範囲内にいるか否かを判定する。特定の信頼度の範囲内であれば、印刷位置調整を実行して印刷位置調整量を更新する必要性はないと判定して一連の処理を終了し、最大最小の範囲外であれば、印刷位置調整を再実行する必要があるとしてS1506に進む。
このように、CPU114は複数のテストシートの読取結果に基づいて印刷位置のずれ量の平均値を決定し、複数のテストシートの印刷位置のずれ量のなかから最大ずれ量を求め、最大ずれ量が閾値より小さければ推奨枚数を減少させる。一方、CPU114は、最大ずれ量が閾値より大きければ推奨枚数を所定枚数に設定する。本発明によれば、用紙の断裁誤差をテストチャートの読取結果から求め、断裁誤差の微小である場合にはテストチャートの出力枚数を減少させてシートの消費量を抑制できる。さらに、本発明によれば、テストチャートの出力枚数が減少するので、印刷位置調整が実行されることによって生じるダウンタイムも抑制することができる。
110 コントローラ
151 画像形成部
160 読取部
314 搬送ローラ
151 画像形成部
160 読取部
314 搬送ローラ
Claims (11)
- 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
テスト画像が形成された前記用紙を搬送する搬送手段と、
前記用紙に形成された前記テスト画像を読み取る読取手段と、
前記テスト画像を形成させる用紙の種類を選択する選択手段と、
前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する設定手段と、
前記画像形成手段を制御して前記テスト画像を前記設定された数の前記選択された用紙に形成させ、前記搬送手段に前記設定された数の前記選択された用紙を搬送させ、前記読取手段を制御して前記テスト画像を読み取らせ、前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報を読取結果に基づき取得する取得処理を実行する制御手段と、
前記画像形成手段により前記選択された用紙に形成される出力画像の画像形成位置を前記情報に基づいて調整する調整手段と、を有し、
前記設定手段は、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記情報に基づいて、前記画像形成手段が前記テスト画像を前記選択された用紙に形成する数を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記情報は、前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、さらに、前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さの平均値を、前記設定された数の前記選択された用紙の読取結果から算出ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記平均値と、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記設定された数の前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さとに基づいて、前記画像形成手段が前記テスト画像を前記選択された用紙に形成する数を決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記平均値と、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記設定された数の前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さとの差が全て閾値より小さければ、前記画像形成手段が前記テスト画像を前記選択された用紙に形成する数を減少させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記平均値と、前回の取得処理において前記制御手段により取得された前記設定された数の前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さとの差が全て閾値より小さければ、前記画像形成手段が前記テスト画像を前記選択された用紙に形成する数を所定数に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、さらに、前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さに基づいて統計値を算出し、
前記設定手段は、前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する数を前記統計値に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記統計値に含まれる特定の信頼度のサンプル数を算出し、当該サンプル数に基づいて前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する数を設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
テスト画像が形成された前記用紙を搬送する搬送手段と、
前記用紙に形成された前記テスト画像を読み取る読取手段と、
前記テスト画像を形成させる用紙の種類を選択する選択手段と、
前記テスト画像を形成させる用紙の数を設定する設定手段と、
前記画像形成手段を制御して前記テスト画像を前記設定された数の前記選択された用紙に形成させ、前記搬送手段に前記設定された数の前記選択された用紙を搬送させ、前記読取手段を制御して前記テスト画像を読み取らせ、前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報を読取結果に基づき取得する取得処理を実行する制御手段と、
前記画像形成手段により前記選択された用紙に形成される出力画像の画像形成位置を前記情報に基づいて調整する調整手段と、を有し、
前記制御手段は、前記取得処理において、1枚目の前記選択された用紙における前記テスト画像の画像形成位置に関する情報に基づいて、当該取得処理を中断させるか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記情報は、前記選択された用紙の端から前記テスト画像の端までの長さを含むことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記1枚目の読取結果に基づく前記長さが所定範囲内ならば、前記取得処理を中断させることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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