JP2018112502A - 熱電対による温度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電対による温度の測定精度の向上を図ると共に、筐体の外部温度の管理を行うことが可能な技術を提供する。【解決手段】温度測定装置は、熱電対2が外部接続されるものであり、熱電対2の冷接点が設けられた筐体10と、第1温度センサ11と、第2温度センサ12と、制御部16と、を備える。第1温度センサ11は、筐体10内において冷接点の近傍に配され、熱電対2の冷接点温度Tcを測定する。第2温度センサ12は、筐体10内において第1温度センサ11とは異なる位置に配され、筐体10の内部温度Tinを測定する。そして、制御部16は、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcと、第2温度センサ12で測定される内部温度Tinと、に基づいて、筐体10の外部温度Toutを算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱電対を用いて温度を測定する技術に関する。
熱電対を用いて温度を測定する場合、熱電対で測定される測温接点と冷接点との間の温度差に加えて、熱電対の冷接点温度を、熱電対とは別の温度センサを用いて測定する必要がある。例えば、従来の温度測定装置には、熱電対の冷接点となる接続端子が筐体に設けられ、当該接続端子(冷接点)の温度を測定する温度センサが筐体内に設けられたものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−124636号公報
しかしながら、従来の温度測定装置では、冷接点温度を測定する温度センサが、筐体内の発熱部品(電源等)からの熱影響を受けることにより、測定された冷接点温度が実際の冷接点温度からずれる。又、温度測定装置は、上位機器に組み込まれて使用されるため、上位機器内の発熱部品から熱影響を受けて高温になると、破損し易い。
そこで本発明の目的は、熱電対による温度の測定精度の向上を図ると共に、筐体の外部温度の管理を行うことが可能な技術を提供することである。
本発明に係る熱電対による温度測定装置は、熱電対が外部接続されるものであり、熱電対の冷接点が設けられた筐体と、第1温度センサと、第2温度センサと、制御部と、を備える。第1温度センサは、筐体内において冷接点の近傍に配され、熱電対の冷接点温度を測定する。第2温度センサは、筐体内において第1温度センサとは異なる位置に配され、筐体の内部温度を測定する。そして、制御部は、第1温度センサで測定される冷接点温度と、第2温度センサで測定される内部温度と、に基づいて、筐体の外部温度を算出する。
上記温度測定装置によれば、第2温度センサで筐体の内部温度を検出すると共に当該内部温度の第1温度センサへの影響を考慮することにより、熱電対の冷接点温度として、第1温度センサで測定される冷接点温度よりも実際の冷接点温度に近い温度を予測することが可能になる。又、冷接点温度と内部温度とに基づく筐体の外部温度の算出により、筐体の外部に温度センサを別途に設けることなく筐体の外部温度を取得することができる。
上記温度測定装置において、第2温度センサは、筐体内の発熱部品の近傍に配されることが好ましい。この構成によれば、第2温度センサには、発熱部品からの熱が伝わり易くなるため、第2温度センサで測定される内部温度には、発熱部品の熱影響が反映されることになる。この様な内部温度が、実際の冷接点温度の予測に用いられることにより、発熱部品からの熱影響が排除され易くなり、その結果、第1温度センサで測定される冷接点温度よりも実際の冷接点温度に近い温度を得ることが可能になる。
上記温度測定装置において、制御部は、冷接点温度と内部温度との差分を用いて外部温度を算出することができる。
上記温度測定装置において、制御部は、算出した外部温度が第1閾値以上となった場合、及び、算出した外部温度が第2閾値以下となった場合、の少なくとも何れか一方の場合に、報知部に報知を実行させることが好ましい。この構成によれば、第1閾値又は第2閾値を適切な値に設定することにより、何らかの影響で温度測定装置の温度が適正な温度範囲(例えば、定格温度の範囲)から外れそうになった場合又は外れた場合であっても、その異常を報知することができる。
上記温度測定装置において、制御部は、算出した筐体の外部温度に、熱電対からの入力値から得られる冷接点と測温接点との温度差を加算することにより、熱電対の測温接点温度を算出することができる。この構成によれば、測温接点温度の算出に用いられる冷接点温度の算出処理(例えば補正処理)と、外部温度の算出処理と、を共通化することができ、その結果、温度測定装置の制御が簡略化される。
本発明によれば、熱電対による温度の測定精度の向上を図ると共に、筐体の外部温度の管理を行うことが可能になる。
本発明の一実施形態である温度調節器を示した概念図である。 温度調節器の制御部が行う外部温度の算出処理を示したフローチャートである。 温度調節器の制御部が行う報知処理を示したフローチャートである。
以下、本発明を温度調節器に適用した実施形態について、具体的に説明する。
図1は、一実施形態である温度調節器1を示した概念図である。本実施形態において、温度調節器1は、熱電対2が外部接続され、温調対象(本実施形態では、ヒータ31による加熱対象)の温度を熱電対2で測定しつつ当該温調対象を制御する。図1に示す様に、温度調節器1は、筐体10と、第1温度センサ11と、第2温度センサ12と、電源部13と、出力部14と、表示部15と、制御部16と、報知部17と、記憶部18と、を備える。
筐体10には、熱電対2が接続されて当該熱電対2の冷接点21cとなる接続端子10Cが設けられている。尚、熱電対2は、接続端子10Cに接続される場合に限らず、例えば筐体10内に配された回路基板上に直接的に接続されていてもよい。この場合、回路基板への接続箇所が熱電対2の冷接点21cとなる。即ち、熱電対2の冷接点21cは、筐体10の外部に限らず、筐体10の内部に配されていてもよい。
第1温度センサ11は、筐体10内において冷接点21c(本実施形態では、接続端子10C)の近傍に配され、熱電対2の冷接点温度Tcを測定する。本実施形態では、第1温度センサ11は、冷接点温度Tcとして、接続端子10Cの温度を測定する。第1温度センサ11には、例えばダイオード等、種々の感温素子を用いることができる。尚、第1温度センサ11が、電源部13や出力部14等の発熱部品から熱影響を受けた場合には、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcは、実際の冷接点温度Tc0より大きな値になる。
第2温度センサ12は、筐体10内において第1温度センサ11とは異なる位置に配され、筐体10の内部温度Tinを測定する。具体的には、第2温度センサ12は、筐体10内において温度が比較的高くなり易い位置に設けられる。又、後述する様に、外部温度Toutの算出精度を高めるためには、第2温度センサ12は、電源部13や出力部14等の発熱部品の近傍に配されることが好ましい。第2温度センサ12には、例えばダイオード等、種々の感温素子を用いることができる。
電源部13は、温度調節器1の各部に電力を供給する。一例として、電源部13は、温度調節器1に接続された商用電源からの交流電圧を所望の直流電圧に変換する変換回路を有する。
出力部14は、ヒータ31や送風ファン32等の外部装置が接続され、制御部16の指令に応じた外部装置の制御を可能にしている。具体的には、出力部14は、リレーやトランジスタ等で構成された出力回路を有し、制御部16が出力回路を制御することにより、当該出力回路を通じて外部装置が制御される。
表示部15は、その表示面を筐体10の外部(例えば正面)に露出させた状態で温度調節器1に設けられている。表示部15には、例えば、熱電対2による測定結果や、後述する筐体10の外部温度Tout等が表示される。
制御部16は、筐体10内に配されており、熱電対2による測定結果に基づいて出力部14を制御することにより、当該出力部14を通じて外部装置を制御する。一例として図1に示す様に、出力部14にヒータ31が接続され、当該ヒータ31の温度が熱電対2で測定される。この場合、制御部16は、ヒータ31の温度が所望の温度となる様に、出力部14を通じてヒータ31を制御することができる。又、出力部14には、送風ファン32が更に接続されていてもよい。この場合、制御部16は、ヒータ31の温度を強制的に下げるべく、出力部14を通じて送風ファン32を制御することができる。
尚、制御部16が行う処理(後述する算出処理等を含む。)は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やマイクロコンピュータ等の制御処理装置(不図示)により行うことができる。又、当該処理は、対応するプログラムを温度調節器1に実行させることにより、実現されてもよい。そして、その様なプログラムは、読取り可能な状態で記憶媒体(例えば、フラッシュメモリ等)に記憶されてもよいし、記憶部18に記憶されてもよい。
本実施形態では、制御部16は更に、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcと、第2温度センサ12で測定される内部温度Tinと、に基づいて、筐体10の外部温度Toutを算出する。一例として、制御部16は、下掲の数式(1)に冷接点温度Tc及び内部温度Tinを代入することにより、外部温度Toutを算出する。
[数1]
Tout=Tc−Tg ・・・(1)
Tg=(Tin−Tc)×α+β
数式(1)は、発熱部品からの熱影響を受けた冷接点温度Tcを補正量Tgで補正することにより、外部温度Toutを算出するものである。又、補正量Tgは、内部温度Tinと冷接点温度Tcとの差分に基づくものである。本実施形態では、外部温度Toutを算出するための数式として、実測データに対する線形補間により得られた補間式が用いられており、符号α及びβは、線形補間で得られる傾き及び切片をそれぞれ表している。尚、外部温度Toutを算出するための数式には、実測データに対する多項式補間により得られた補間式が用いられてもよい。
具体的には、筐体10の外部における所定位置での実測温度と、その実測温度に対応する冷接点温度Tc及び内部温度Tinと、を一組の実測データとして、当該実測データを、少なくとも2つの異なる条件下で複数組取得する。そして、複数組の実測データに対して線形補間を行うことにより、上記数式(1)が得られる。尚、実測温度が測定される所定位置(即ち、算出した外部温度Toutで温度が予測される位置)は、筐体10の周囲であることが好ましい。より具体的には、接続端子10Cの近傍(例えば、接続端子10Cから1〜数cm離れた位置)であることが好ましい。
実測データを取得するときの条件として、内部発熱量(例えば、発熱部品からの発熱量)を変えることで内部温度Tinを異ならせたものを用いることができる。この場合、内部温度Tinが異なる少なくとも2つの条件下で実測データを取得し、当該実測データから補間式が得られる。
又、実測データを取得するときの条件として、単に内部温度Tinを異ならせるだけでなく、内部発熱量(例えば、発熱部品からの発熱量)が最大になるものと最小になるものとが用いられてもよい。この場合、内部発熱量が異なる2つの条件下で実測データを取得し、当該実測データから補間式が得られる。
そして、制御部16は、実測データから得られた補間式を用いて外部温度Toutを算出する。外部温度Toutの算出時に用いられる補間式は、そのものがプログラムに組み込まれていてもよいし、記憶部18に記憶されたものが制御部16によって読み出されて用いられてもよい。又、補間式が、所定の関数(上記の例では1次関数)を前提として実測データから得られるものである場合、その所定の関数が、係数の代入が可能な形式でプログラムに組み込まれていてもよい。この場合、記憶部18には、実測データから得られた補間式の係数のみが記憶され、制御部16は、外部温度Toutの算出するとき、記憶部18に記憶されている係数を読み出して用いることになる。
<外部温度の算出処理>
図2は、制御部16が行う外部温度Toutの算出処理を示したフローチャートである。先ず、制御部16は、補間式に関連する情報を記憶部18から読み出す(ステップS11)。上述した様に、補間式そのものが記憶部18に記憶されている場合には、補間式が制御部16によって読み込まれる。又、補間式の係数のみが記憶部18に記憶されている場合には、係数が制御部16によって読み込まれる。一方、補間式そのものがプログラムに組み込まれている場合には、ステップS11は省略することができる。
次に、制御部16は、第1温度センサ11から冷接点温度Tcを取得すると共に、第2温度センサ12から内部温度Tinを取得する(ステップS12)。そして、制御部16は、冷接点温度Tcと内部温度Tinとを補間式に代入することにより、筐体10の外部温度Toutを算出する(ステップS13)。その後、制御部16は、外部温度Toutを表示部15に表示する(ステップS14)。尚、算出された外部温度Toutは、表示部15に表示されることなく、例えば後述する報知処理等に用いられてもよい。
この様な算出処理によれば、冷接点温度Tcと内部温度Tinとに基づく外部温度Toutの算出により、筐体10の外部に温度センサを別途に設けることなく外部温度Toutを取得することができる。よって、筐体10の外部温度Toutの管理(例えば、後述する報知処理等による管理)を行うことが可能になる。そして、外部温度Toutの算出処理に用いられる補間式(例えば、上記数式(1))は、実測データに基づいて得られるものであり、従って、実測データからのずれが小さい。よって、制御部16の算出処理によって得られる外部温度Toutは、実際の温度からのずれが小さく正確である。
又、第2温度センサ12で内部温度Tinを検出すると共に当該内部温度Tinの第1温度センサ11への影響を考慮することにより、熱電対2の冷接点温度として、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcよりも実際の冷接点温度Tc0に近い温度を予測することが可能になる(例えば、後述する熱電対による測定温度の算出処理参照)。よって、熱電対2による温度の測定精度の向上を図ることができる。
具体的には、第2温度センサ12が筐体10内の発熱部品の近傍に配されることにより、第2温度センサ12には、発熱部品からの熱が伝わり易くなる。このため、第2温度センサ12で測定される内部温度Tinには、発熱部品の熱影響が反映されることになる。この様な内部温度Tinが、実際の冷接点温度Tc0の予測に用いられることにより、発熱部品からの熱影響が排除され易くなり、その結果、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcよりも実際の冷接点温度Tc0に近い温度を得ることが可能になる。
<報知処理>
本実施形態では更に、制御部16は、外部温度Toutが異常であるか否かを判断し、異常であると判断したときに報知部17に報知を実行させる。具体的には、以下の通りである。尚、図3は、制御部16が行う報知処理を示したフローチャートである。
先ず、制御部16は、算出した外部温度Toutが第1閾値Ts1以上であるか否かを判断する(ステップS21)。そして、制御部16は、「第1閾値Ts1以上である(YES)」と判断したとき、報知部17に、外部温度Toutが異常であることを表す報知(例えば、警告ランプの点灯又は点滅や、警告音の出力等)を報知部17に実行させる(ステップS23)。
一方、制御部16が「第1閾値Ts1以上でない(NO)」と判断したとき、制御部16は、算出した外部温度Toutが第2閾値Ts2以下であるか否かを判断する(ステップS22)。そして、制御部16は、「第2閾値Ts2以下である(YES)」と判断したとき、報知部17に、外部温度Toutが異常であることを表す報知(例えば、警告ランプの点灯又は点滅や、警告音の出力等)を報知部17に実行させる(ステップS23)。一方、制御部16が「第2閾値Ts2以下でない(NO)」と判断したとき、制御部16は、報知処理を終了させる。
この様な報知処理によれば、第1閾値Ts1及び第2閾値Ts2を適切な値に設定することにより、何らかの影響で温度調節器1の温度が適正な温度範囲(例えば、定格温度の範囲)から外れそうになった場合又は外れた場合であっても、その異常を報知することができる。温度調節器1の温度が過度に上昇する場合として、例えば、温度調節器1が組み込まれた上位機器や他の装置からの熱影響が挙げられる。この場合、報知を行うことにより、ユーザに対し、熱影響からの温度調節器1の保護を促すことができ、その結果、温度調節器1の温度異常を回避又は解消することができる。
又、温度調節器1が何らかの原因で過度に発熱した場合にも、外部温度Toutが上昇する。よって、この場合にも、上記報知処理が適用されることにより、当該温度調節器1の異常を知ることが可能になる。
尚、報知処理において、制御部16は、算出した外部温度Toutが第1閾値Ts1以上となった場合、又は、算出した外部温度Toutが第2閾値Ts2以下となった場合、の何れかの場合にのみ、報知部17に報知を実行させてもよい。
<熱電対による測定温度の算出処理>
上記温度調節器1において、制御部16は、算出した外部温度Toutを用いて、熱電対2の測温接点21hの温度(測温接点温度Th)を算出してもよい。具体的には、制御部16は、上述した算出処理で得られた外部温度Toutに、熱電対2からの入力値から得られる冷接点21cと測温接点21hとの温度差ΔTを加算することにより、測温接点温度Thを算出することができる。これにより、測温接点温度Thの算出に用いられる冷接点温度を算出するための処理(例えば補正処理)と、外部温度Toutの算出処理と、を共通化することができ、その結果、温度調節器1の制御が簡略化される。
ここで、第1温度センサ11が、電源部13や出力部14等の発熱部品から熱影響を受けた場合には、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcは、実際の冷接点温度Tc0より大きな値になる。このため、測温接点温度Thの算出に冷接点温度Tcをそのまま用いたのでは、算出された測温接点温度Thは、発熱部品から熱影響の分だけ大きな値になる。そこで、算出される外部温度Toutで温度が予測される位置(即ち、実測データを取得するための所定位置)を冷接点21c(本実施形態では、接続端子10C)の近傍に設定することにより、算出される外部温度Toutは、第1温度センサ11で測定される冷接点温度Tcよりも、実際の冷接点温度Tc0に近づくことになる。よって、その様な外部温度Toutは、測温接点温度Thの算出に用いられる冷接点温度として適している。即ち、熱電対2による測定温度として、実際の測温接点温度Th0に近い正確な温度を得ることができる。
尚、上記温度調節器1の各部構成は、温度調節器に限らず、熱電対による様々な温度測定装置に適用することができる。又、上記温度調節器1において、報知部17は、温度調節器1に対して外部接続されるものであってもよい。更に、筐体10内における第1温度センサ11及び第2温度センサ12のそれぞれの位置は、冷接点21cの位置や発熱部品の位置等に応じて、適宜変更することができる。
1 温度調節器
2 熱電対
10 筐体
10C 接続端子
11 第1温度センサ
12 第2温度センサ
13 電源部
14 出力部
15 表示部
16 制御部
17 報知部
18 記憶部
21c 冷接点
21h 測温接点
31 ヒータ
32 送風ファン
Tin 内部温度
Tout 外部温度
Tc、Tc0 冷接点温度
Th、Th0 測温接点温度
Tg 補正量
Ts1 第1閾値
Ts2 第2閾値

Claims (5)

  1. 熱電対が外部接続される温度測定装置であって、
    前記熱電対の冷接点が設けられた筐体と、
    前記筐体内において前記冷接点の近傍に配され、前記熱電対の冷接点温度を測定する第1温度センサと、
    前記筐体内において前記第1温度センサとは異なる位置に配され、前記筐体の内部温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1温度センサで測定される冷接点温度と、前記第2温度センサで測定される内部温度と、に基づいて、前記筐体の外部温度を算出する制御部と、
    備える、熱電対による温度測定装置。
  2. 前記第2温度センサは、前記筐体内の発熱部品の近傍に配される、請求項1に記載の熱電対による温度測定装置。
  3. 前記制御部は、前記冷接点温度と前記内部温度との差分を用いて前記外部温度を算出する、請求項1又は2に記載の熱電対による温度測定装置。
  4. 前記制御部は、算出した前記外部温度が第1閾値以上となった場合、及び、算出した前記外部温度が第2閾値以下となった場合、の少なくとも何れか一方の場合に、報知部に報知を実行させる、請求項1〜3の何れかに記載の熱電対による温度測定装置。
  5. 前記制御部は、算出した前記外部温度に、前記熱電対からの入力値から得られる冷接点と測温接点との温度差を加算することにより、前記熱電対の測温接点温度を算出する、請求項1〜4の何れかに記載の熱電対による温度測定装置。
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