JP2018112063A - 雨樋 - Google Patents

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Abstract

【課題】広葉樹の平たい葉だけではなく、針葉樹の針状の葉の雨樋内への侵入をも防ぐことにより、落葉の詰まりを防ぐことができる雨樋を提供すること。【解決手段】雨樋10の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に複数の突起15が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれに突起15を接触させて取り付け、一方の端12と突起15との間及び頭側の先端14と突起15との間を、雨水を通すための隙間17として設けたもの。【選択図】図1

Description

本発明は、雨樋内への落葉の詰まりを防ぐことを目的とした雨樋に関するものである。
従来から、雨樋内への落葉の詰まりを防ぐことを目的とした雨樋として、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に複数の突起と雨水を通すための複数の孔とが設けられたカバーを、板状に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、同じ目的の雨樋として、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、メッシュ構造を形成する各線条に複数の突起が設けられたカバーを、円弧状に取り付けたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
これらの雨樋では、カバーを取り付けない状態の雨樋と比べ、雨樋内への落葉の詰まりを防ぐことができた。
その作用は、例え落葉がカバーの表面に落ちたとしても、落葉が雨樋内に侵入することなく突起に支えられて浮くため、孔やメッシュが塞がれることがなく、雨水だけが雨樋内に落ちて排水されるというものであった。
さらに、落葉がカバーの表面から浮いていることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、いっそう、孔やメッシュが塞がれることがないというものであった。
しかし、落葉には、大きく分けて、広葉樹の平たい葉だけではなく針葉樹の針状の葉もあり、これらの雨樋は、雨樋内への平たい葉の侵入は防ぐことができても、針状の葉の侵入は充分に防ぐことができなかった。
その結果、雨樋内に針状の葉を詰まらせてしまうという問題があった。
なぜなら、針葉樹の針状の葉は、その細長い形状から、突起に支えられにくいため、カバーの表面に落下して、孔やメッシュに突き刺さり、やがては雨樋内に侵入してしまうためである。
さらに、カバーの表面に落下した針状の葉は、風によって吹き飛ばされにくくなり、いっそう、雨樋内に侵入してしまうこととなる。
さらに、針状の葉がカバーの表面に落下して堆積してしまうことから、孔やメッシュを塞いでしまい、雨水の排水機能を低下させてしまうという問題もあった。
その他、同じ目的の雨樋として、雨樋の開口部の上方に、円状のパイプを、開口部との間に隙間を設けて取り付けたものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
この雨樋も、カバーを取り付けない状態の雨樋と比べ、パイプの周囲に雨水と落葉とを滑らせて分離し、雨水のみを雨樋内へ落として排水させることにより、雨樋内の落葉の詰まりを防ぐことができた。
しかし、パイプと雨樋の開口部との間に隙間があることから、そこからの上手く分離できない針状の葉の侵入を防ぐことができない結果、雨樋内に針状の葉を詰まらせてしまうという問題があった。
特開平5−18070号公報 特開2006−9383号公報 特開2003−35015号公報
本発明は、広葉樹の平たい葉だけではなく、針葉樹の針状の葉の雨樋内への侵入をも防ぐことにより、落葉の詰まりを防ぐことができる雨樋を提供することである。
本発明の第1の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の屋根材の頭側の先端との間に、表面に複数の突起が設けられたシート状のカバーを、一方の端と頭側の先端とのそれぞれに突起を接触させて取り付け、一方の端と突起との間及び頭側の先端と突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第2の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に複数の突起が設けられたシート状のカバーを、一方の端と他方の端とのそれぞれに突起を接触させて取り付け、一方の端と突起との間及び他方の端と突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第3の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に複数の突起が設けられたシート状のカバーを、一方の端と水切りとのそれぞれに突起を接触させて取り付け、一方の端と突起との間及び水切りと突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第4の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の屋根材の頭側の先端との間に、表面に複数の凹部が設けられたシート状のカバーを、一方の端と頭側の先端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と凹部との間及び頭側の先端と凹部との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第5の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に複数の凹部が設けられたシート状のカバーを、一方の端と他方の端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と凹部との間及び他方の端と凹部との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第6の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に複数の凹部が設けられたシート状のカバーを、一方の端と水切りとのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と凹部との間及び水切りと凹部との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第7の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の屋根材の頭側の先端との間に、表面に一方の端と頭側の先端とを結ぶ方向の溝が複数設けられたシート状のカバーを、一方の端と頭側の先端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と溝との間及び頭側の先端と溝との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第8の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に一方の端と他方の端とを結ぶ方向の溝が複数設けられたシート状のカバーを、一方の端と他方の端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と溝との間及び他方の端と溝との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第9の課題解決手段は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に一方の端と水切りとを結ぶ方向の溝が複数設けられたシート状のカバーを、一方の端と水切りとのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と溝との間及び水切りと溝との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋である。
本発明の第1〜9の課題解決手段は、広葉樹の平たい葉だけではなく、例え針葉樹の針状の葉がカバーの表面に落ちたとしても、カバーの表面には孔やメッシュが全く設けられていないため、カバーの表面から針状の葉が雨樋内に侵入することがなく、隙間から雨水のみを雨樋内に落として排水することができる。
このため、雨樋内の落葉の詰まりを防ぐことができる。
また、近年、多くの屋根に取り付けられている太陽光パネルの表面は滑りやすく、かつ、雪止めが設けられていないものが多いため、積雪時においては太陽光パネル上の大量の雪が雨樋に向けて滑り落ち、雨樋に雪が詰まってしまう場合や、雪の重みによって雨樋が損傷する場合が多かったが、本発明の第1〜9の課題解決手段の雨樋は、カバーによって、雪が雨樋内に侵入することがほとんどないため、雪の詰まりが解消されるほか、雪の重みによる雨樋の損傷を防ぐことができる。
実施例1の雨樋の使用状態を示す斜視図である。 実施例1の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例2の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例3の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例4の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例5の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例6の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例7の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例8の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例9の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 カバーの変形例を示す斜視図である。 実施例10の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例13の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。 実施例16の雨樋の部分平面図(a)と部分側面図(b)である。
雨樋内への広葉樹の平たい葉や針葉樹の針状の葉などの落葉の詰まりを防ぐという目的を、最小の部品点数で、雨水の排水機能を損なわずに実現した。
本発明の実施例1の雨樋10は、雨樋10の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に複数の突起15が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれに突起15を接触させて取り付け、一方の端12と突起15との間及び頭側の先端14と突起15との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図1、2参照)。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
なお、カバー16は、適宜の手段によって、円弧状に取り付けられているが、円状のパイプにし(図示しない)、又はカバー16を筒状(図11(a)参照)に丸めた上で円弧部分を形成させて雨樋10に取り付けても良く、一方の端12と頭側の先端14との間に円弧部分を形成できれば、カバー16をどのような形状で取り付けても良い。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
突起15は、断面が台形状に設けられたものであり、カバー16に対して垂直方向に備えられたものである。
なお、突起15の形状はこれに限定されるものではなく、半球状、円柱状、角柱状、円錐状、三角錐状などでも良い。
また、突起15は、カバー16の表面に千鳥格子状に配列されているが、これに限定されるものではない。
上記の構成から、実施例1の雨樋10は、広葉樹の平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から平たい葉が雨樋10内に侵入することがない。
さらに、広葉樹の平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、平たい葉が突起15に支えられてカバー16の表面から浮くため、隙間17から平たい葉が雨樋10内に侵入することがない。
このため、雨樋10内に平たい葉を詰まらせてしまうことがない。
さらに、平たい葉が突起15に支えられてカバー16の表面から浮いていることから、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが雨樋10内に落ちて排水されることとなる。
さらに、平たい葉がカバー16の表面から浮いていることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
また、突起15の先端辺りに支えられにくい針葉樹の針状の葉Lが、カバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から針状の葉Lが雨樋10内に侵入することがない。
さらに、針状の葉Lがカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないことと、カバー16が円弧状に取り付けられていることから、針状の葉Lが何度も突起15の周壁に引っかかりながらも、やがては一方の端12か頭側の先端14のどちらかに向かって滑り落ちることとなる。
そして、一方の端12か頭側の先端14のどちらかに向かって滑り落ちた針状の葉Lは、その多くが、カバー16が円弧状に取り付けられていることから一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれに少なくとも傾斜した状態で接触して隙間17を形成する突起15の周壁に引っかかって支えられることとなる。
このため、多くの針状の葉Lが、傾斜した突起15の周壁に支えられることによりカバー16の表面から浮いていることから、隙間17から針状の葉Lが雨樋10内に侵入することがなく、雨樋10内に詰まることがない。
さらに、多くの針状の葉Lがカバー16の表面から浮いていることから、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが雨樋10内に落ちて排水されることとなる。
さらに、多くの針状の葉Lがカバー16の表面から浮いていることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
さらに、突起15がカバー16の表面に千鳥格子状に配列されていることから、平たい葉、針状の葉、その他のほこりなどが突起15に引っかかりやすいため、これらのものが隙間17から侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例2の雨樋20は、雨樋20の開口部11の一方の端12と他方の端18との間に、表面に複数の突起15が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と他方の端18とのそれぞれに突起15を接触させて取り付け、一方の端12と突起15との間及び他方の端18と突起15との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図3参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって雨樋20に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例2の雨樋20は、上述の実施例1の雨樋10における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋20の開口部11の他方の端18に突起15を接触させて、他方の端18と突起15との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例1の雨樋10の説明を援用することにより、実施例2の雨樋20の説明を省略する。
本発明の実施例3の雨樋30は、雨樋30の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の水切り22との間に、表面に複数の突起15が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と水切り22とのそれぞれに突起15を接触させて取り付け、一方の端12と突起15との間及び水切り22と突起15との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図4参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例3の雨樋30は、上述の実施例1の雨樋10における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切り22に突起15を接触させて、水切り22と突起15との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例1の雨樋10の説明を援用することにより、実施例3の雨樋30の説明を省略する。
本発明の実施例4の雨樋40は、雨樋40の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に複数の凹部19が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と凹部19との間及び頭側の先端14と凹部19との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図5参照)。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
なお、カバー16は、適宜の手段によって、円弧状に取り付けられているが、円状のパイプにし(図示しない)、又はカバー16を筒状(図11(b)参照)に丸めた上で円弧部分を形成させて雨樋40に取り付けても良く、一方の端12と頭側の先端14との間に円弧部分を形成できれば、カバー16をどのような形状で取り付けても良い。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
凹部19は、断面が逆台形状の凹みに設けられたものであり、カバー16に対して垂直方向に備えられたものである。
なお、凹部19の形状はこれに限定されるものではなく、逆半球状、円柱状、角柱状、逆円錐状、逆三角錐状などの凹みとしても良い。
また、凹部19は、カバー16の表面に千鳥格子状に配列されているが、これに限定されるものではない。
上記の構成から、実施例4の雨樋40は、広葉樹の平たい葉や針葉樹の針状の葉などの落葉がカバー16の表面に落ちたとしても、その多くが、凹部19に引っかかってあらゆる方向に傾斜して風を受けやすい状態となり、風によって吹き飛ばされやすくなるほか、凹部19内の空間に風が通ることにより、凹部19の上に位置する落葉が舞い上がりやすくなり、いっそう、風によって吹き飛ばされやすくなる。
このため、隙間17から落葉が雨樋40内に侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが隙間17から雨樋40内に落ちて排水されることとなる。
さらに、凹部19がカバー16の表面に千鳥格子状に配列されていることから、平たい葉、針状の葉、その他のほこりなどが凹部19に引っかかりやすいため、これらのものが隙間17から侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例5の雨樋50は、雨樋50の開口部11の一方の端12と他方の端18との間に、表面に複数の凹部19が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と他方の端18とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と凹部19との間及び他方の端18と凹部19との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図6参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって雨樋50に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例5の雨樋50は、上述の実施例4の雨樋40における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋50の開口部11の他方の端18にカバー16の表面を接触させて、他方の端18と凹部19との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例4の雨樋40の説明を援用することにより、実施例5の雨樋50の説明を省略する。
本発明の実施例6の雨樋60は、雨樋60の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の水切り22との間に、表面に複数の凹部19が設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と水切り22とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と凹部19との間及び水切り22と凹部19との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図7参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例6の雨樋60は、上述の実施例4の雨樋40における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切り22にカバー16の表面を接触させて、水切り22と凹部19との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例4の雨樋40の説明を援用することにより、実施例6の雨樋60の説明を省略する。
本発明の実施例7の雨樋70は、雨樋70の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に一方の端12と頭側の先端14とを結ぶ方向の溝21が複数設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と溝21との間及び頭側の先端14と溝21との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図8参照)。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
なお、カバー16は、適宜の手段によって、円弧状に取り付けられているが、円状のパイプにし(図11(c)参照)、又はカバー16を筒状(図示しない)に丸めた上で円弧部分を形成させて雨樋70に取り付けても良く、一方の端12と頭側の先端14との間に円弧部分を形成できれば、カバー16をどのような形状で取り付けても良い。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
溝21は、一方の端12から頭側の先端14に向かった断面が四角形状の凹みに設けられたものである。
なお、溝21の形状はこれに限定されるものではなく、断面が半円状やV状などの凹みであっても良い。
また、溝21は、平面視において、一方の端12に対して直角に設けられているが、一方の端12と頭側の先端14とを結ぶ方向に沿ったものであれば良く、一方の端12から頭側の先端14にかけて斜めに設けられたものや、蛇行して設けられたものであっても良い。
上記の構成から、実施例7の雨樋70は、広葉樹の平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から平たい葉が雨樋70内に侵入することがない。
さらに、平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、平たい葉が溝21をまたいだ状態でカバー16の表面に落ちるため、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが雨樋70内に落ちて排水されることとなる。
さらに、平たい葉が溝21をまたいだ状態でカバー16の表面にあることから、隙間17から平たい葉が雨樋70内に侵入することがない。
このため、雨樋70内に平たい葉を詰まらせてしまうことがない。
さらに、平たい葉が溝21をまたいだ状態でカバー16の表面にあることから、溝21内に風が通ることによって舞い上がり、風によって吹き飛ばされやすくなるため、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
また、針葉樹の針状の葉Lがカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から針状の葉Lが雨樋70内に侵入することがない。
さらに、針状の葉Lがカバー16の表面に落ちたとしても、溝21をまたいだ状態でカバー16の表面に落ちた場合には、上述の広葉樹の平たい葉の場合と同様の効果が得られる。
さらに、針状の葉Lが溝21に落ちた場合には、カバー16の表面には孔が全く設けられていないことと、カバー16が円弧状に取り付けられていることから、針状の葉Lが、やがては一方の端12か頭側の先端14のどちらかに向かって滑り落ちることとなる。
そして、一方の端12か頭側の先端14のどちらかに向かって滑り落ちた針状の葉Lは、その多くが、滑り落ちた先の一方の端12又は頭側の先端14に引っかかって傾斜し、一部分が溝21にもたれかかり、その他の部分が溝21から浮いた状態となる。
このため、多くの針状の葉Lが隙間17から雨樋70内に侵入することがないため、雨樋70内に針状の葉Lを詰まらせてしまうことがない。
さらに、多くの針状の葉Lが、滑り落ちた先の一方の端12又は頭側の先端14に引っかかって傾斜し、一部分が溝21にもたれかかり、その他の部分が溝21から浮いた状態となることから、隙間17が塞がれることがないため、雨水だけが雨樋70内に落ちて排水されることとなる。
さらに、多くの針状の葉Lが、滑り落ちた先の一方の端12又は頭側の先端14に引っかかって傾斜し、一部分が溝21にもたれかかり、その他の部分が溝21から浮いた状態となることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例8の雨樋80は、雨樋80の開口部11の一方の端12と他方の端18との間に、表面に一方の端12と他方の端18とを結ぶ方向の溝21が複数設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と他方の端18とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と溝21との間及び他方の端18と溝21との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図9参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって雨樋80に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例8の雨樋80は、上述の実施例7の雨樋70における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋80の開口部11の他方の端18にカバー16の表面を接触させて、他方の端18と溝21との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例7の雨樋70の説明を援用することにより、実施例8の雨樋80の説明を省略する。
本発明の実施例9の雨樋90は、雨樋90の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の水切り22との間に、表面に一方の端12と水切り22とを結ぶ方向の溝21が複数設けられたシート状のカバー16を、円弧状にして、一方の端12と水切り22とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と溝21との間及び水切り22と溝21との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図10参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例9の雨樋90は、上述の実施例7の雨樋70における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切り22にカバー16の表面を接触させて、水切り22と溝21との間で隙間17を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例7の雨樋70の説明を援用することにより、実施例9の雨樋90の説明を省略する。
本発明の実施例10の雨樋91は、雨樋91の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に複数の突起15が設けられたシート状のカバー16を、板状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれに突起15を接触させて取り付け、一方の端12と突起15との間及び頭側の先端14と突起15との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図12参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって固定されることとなる。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
突起15は、円柱状に設けられたものであり、カバー16の表面の上側に対して垂直方向に備えられるとともに、カバー16の表面の左右両側に対して水平方向に備えられたものである。
なお、突起15の形状はこれに限定されるものではなく、半球状、角柱状、円錐状、三角錐状などでも良い。
また、突起15は、カバー16の表面に千鳥格子状に配列されているが、これに限定されるものではない。
上記の構成から、実施例10の雨樋91は、広葉樹の平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から平たい葉が雨樋91内に侵入することがない。
さらに、広葉樹の平たい葉がカバー16の表面に落ちたとしても、平たい葉が突起15に支えられてカバー16の表面から浮くため、隙間17から平たい葉が雨樋91内に侵入することがない。
このため、雨樋91内に平たい葉を詰まらせてしまうことがない。
さらに、平たい葉が突起15に支えられてカバー16の表面から浮いていることから、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが雨樋91内に落ちて排水されることとなる。
さらに、平たい葉がカバー16の表面から浮いていることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
また、突起15の先端辺りに支えられにくい針葉樹の針状の葉が、カバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から針状の葉が雨樋91内に侵入することがない。
さらに、針状の葉がカバー16の表面に落ちたとしても、隙間17から針状の葉が雨樋10内に侵入することがなく、雨樋10内に詰まらせてしまうことがない。
なぜなら、多くの針状の葉は、例え隙間17の近くに落ちても、隙間17を一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれの間で形成する突起15の周壁に引っかかって支えられることになるためである。
さらに、多くの針状の葉が突起15の周壁に引っかかって支えられていることから、風によって吹き飛ばされやすくなり、隙間17が塞がれることがない。
このため、雨水だけが雨樋10内に落ちて排水されることとなる。
さらに、突起15がカバー16の表面に千鳥格子状に配列されていることから、平たい葉、針状の葉、その他のほこりなどが突起15に引っかかりやすいため、これらのものが隙間17から侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例11の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に複数の突起が設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と他方の端とのそれぞれに突起を接触させて取り付け、一方の端と突起との間及び他方の端と突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは適宜の手段によって雨樋に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例11の雨樋は、上述の実施例10の雨樋91における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋の開口部の他方の端に突起を接触させて、他方の端と突起との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例10の雨樋91の説明を援用することにより、実施例11の雨樋の説明を省略する。
本発明の実施例12の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に複数の突起が設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と水切りとのそれぞれに突起を接触させて取り付け、一方の端と突起との間及び水切りと突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例12の雨樋は、上述の実施例10の雨樋91における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切りに突起を接触させて、水切りと突起との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例10の雨樋91の説明を援用することにより、実施例12の雨樋の説明を省略する。
本発明の実施例13の雨樋92は、雨樋92の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に複数の凹部19が設けられたシート状のカバー16を、板状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と凹部19との間及び頭側の先端14と凹部19との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図13参照)。
なお、カバー16は適宜の手段によって固定されることとなる。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
凹部19は、角柱状の凹みに設けられたものであり、カバー16の表面の上側に対して垂直方向に備えられるとともに、カバー16の表面の左右両側に対して水平方向に備えられたものである。
なお、凹部19の形状はこれに限定されるものではなく、半球状、円錐状、三角錐状などでも良い。
また、凹部19は、カバー16の表面に千鳥格子状に配列されているが、これに限定されるものではない。
上記の構成から、実施例13の雨樋92は、広葉樹の平たい葉や針葉樹の針状の葉などの落葉がカバー16の表面に落ちたとしても、その多くが、凹部19に引っかかってあらゆる方向に傾斜して風を受けやすい状態となり、風によって吹き飛ばされやすくなるほか、凹部19内の空間に風が通ることにより、凹部19の上に位置する落葉が舞い上がりやすくなり、いっそう、風によって吹き飛ばされやすくなる。
このため、隙間17から落葉が雨樋92内に侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが隙間17から雨樋92内に落ちて排水されることとなる。
さらに、凹部19がカバー16の表面に千鳥格子状に配列されていることから、平たい葉、針状の葉、その他のほこりなどが凹部19に引っかかりやすいため、これらのものが隙間17から侵入することがないほか、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例14の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に複数の凹部が設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と他方の端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と凹部との間及び他方の端と凹部との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは適宜の手段によって雨樋に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例14の雨樋は、上述の実施例13の雨樋92における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋の開口部の他方の端にカバーの表面を接触させて、他方の端と凹部との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例13の雨樋92の説明を援用することにより、実施例14の雨樋の説明を省略する。
本発明の実施例15の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に複数の凹部が設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と水切りとのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と凹部との間及び水切りと凹部との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例15の雨樋は、上述の実施例13の雨樋92における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切りにカバーの表面を接触させて、水切りと凹部との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例13の雨樋92の説明を援用することにより、実施例15の雨樋の説明を省略する。
本発明の実施例16の雨樋93は、雨樋93の開口部11の一方の端12と一方の端12に対向する軒先の屋根材である軒瓦13の頭側の先端14との間に、表面に一方の端12と頭側の先端14とを結ぶ方向の溝21が複数設けられたシート状のカバー16を、板状にして、一方の端12と頭側の先端14とのそれぞれにカバー16の表面を接触させて取り付け、一方の端12と溝21との間及び頭側の先端14と溝21との間を、雨水を通すための隙間17として設けたものである(図14参照)。
なお、ここでの軒瓦13の頭側とは、瓦の頭尻方向における頭側をいう。
また、ここでの屋根材は、粘土瓦である軒瓦13に限定されることなく、スレートや金属からなる屋根材であっても良い。
カバー16の表面は、一方の端12及び頭側の先端14のそれぞれの下部に接触して取り付けられている。
このため、一方の端12と溝21との間及び頭側の先端14と溝21との間に隙間17が設けられることとなる。
カバー16は、表面に雨水を通すための孔が全く設けられていないものである。
カバー16の材質は、合成樹脂からなるものが望ましいが、金属からなるものでも良く、特に限定されない。
溝21は、一方の端12から頭側の先端14に向かった断面が四角形状の凹みに設けられたものである。
なお、溝21の形状はこれに限定されるものではなく、断面が半円状やV状などの凹みであっても良い。
また、溝21は、平面視において、一方の端12に対して直角に設けられているが、一方の端12と頭側の先端14とを結ぶ方向に沿ったものであれば良く、一方の端12から頭側の先端14にかけて斜めに設けられたものや、蛇行して設けられたものであっても良い。
上記の構成から、実施例16の雨樋93は、広葉樹の平たい葉や針葉樹の針状の葉などの落葉がカバー16の表面に落ちたとしても、カバー16の表面には孔が全く設けられていないため、カバー16の表面から落葉が雨樋93内に侵入することがない。
さらに、落葉がカバー16の表面に落ちたとしても、その多くが溝21をまたいだ状態でカバー16の表面に落ちるため、隙間17が塞がれることがなく、雨水だけが雨樋93内に落ちて排水されることとなる。
さらに、多くの落葉が溝21をまたいだ状態でカバー16の表面にあることから、隙間17から落葉が雨樋93内に侵入することがない。
このため、雨樋93内に落葉を詰まらせてしまうことがない。
さらに、多くの落葉が溝21をまたいだ状態でカバー16の表面にあることから、溝21内に風が通ることによって舞い上がり、風によって吹き飛ばされやすくなるため、いっそう、隙間17が塞がれることがない。
本発明の実施例17の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、表面に一方の端と他方の端とを結ぶ方向の溝が複数設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と他方の端とのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と溝との間及び他方の端と溝との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは、適宜の手段によって、一方の端と溝との間及び他方の端と溝との間に上手く隙間ができるように、雨樋に固定されることとなるが、一体のものとして設けても良い。
実施例17の雨樋は、上述の実施例16の雨樋93における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、雨樋の開口部の他方の端にカバーの表面を接触させて、他方の端と溝との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例16の雨樋93の説明を援用することにより、実施例17の雨樋の説明を省略する。
本発明の実施例18の雨樋は、雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、表面に一方の端と水切りとを結ぶ方向の溝が複数設けられたシート状のカバーを、板状にして、一方の端と水切りとのそれぞれにカバーの表面を接触させて取り付け、一方の端と溝との間及び水切りと溝との間を、雨水を通すための隙間として設けたものである(図示しない)。
なお、カバーは適宜の手段によって固定されることとなる。
実施例18の雨樋は、上述の実施例16の雨樋93における軒瓦13の頭側の先端14に代えて、水切りにカバーの表面を接触させて、水切りと溝との間で隙間を形成しただけのものである。
このため、その作用も共通することから、上述の実施例16の雨樋93の説明を援用することにより、実施例18の雨樋の説明を省略する。
10 雨樋(実施例1)
11 開口部
12 一方の端
13 軒瓦
14 頭側の先端
15 突起
16 カバー
17 隙間
18 他方の端
19 凹部
20 雨樋(実施例2)
21 溝
22 水切り
30 雨樋(実施例3)
40 雨樋(実施例4)
50 雨樋(実施例5)
60 雨樋(実施例6)
70 雨樋(実施例7)
80 雨樋(実施例8)
90 雨樋(実施例9)
91 雨樋(実施例10)
92 雨樋(実施例13)
93 雨樋(実施例16)
L 針状の葉

Claims (3)

  1. 雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の屋根材の頭側の先端との間に、雨樋の長手方向に沿って平面部分を残した状態で表面に複数の突起が直線上に多数配列されて設けられたシート状のカバーを、一方の端と頭側の先端とのそれぞれに突起を接触させて取り付け、
    一方の端と突起との間及び頭側の先端と突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋。
  2. 雨樋の開口部の一方の端と他方の端との間に、雨樋の長手方向に沿って平面部分を残した状態で表面に複数の突起が直線上に多数配列されて設けられたシート状のカバーを、一方の端と他方の端とのそれぞれに突起を接触させて取り付け、
    一方の端と突起との間及び他方の端と突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋。
  3. 雨樋の開口部の一方の端と一方の端に対向する軒先の水切りとの間に、雨樋の長手方向に沿って平面部分を残した状態で表面に複数の突起が直線上に多数配列されて設けられたシート状のカバーを、一方の端と水切りとのそれぞれに突起を接触させて取り付け、
    一方の端と突起との間及び水切りと突起との間を、雨水を通すための隙間として設けたことを特徴とする雨樋。
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