JP2018111978A - シャッター - Google Patents
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Abstract
Description
シャッターボックスは、巻取軸に巻き取られたシャッターカーテンが内部に収納されるようになっている。シャッターボックスの下面は、シャッターボックス下面板によって覆われている。
スクリーンボックスは、シャッターボックス下面板の下面にアダプターを介して取り付けられている。このスクリーンボックスは、サッシ枠の室外側を覆うためのロールスクリーン(シェードカーテン)を内装したシェード装置として構成されている。
ここで、スクリーンボックスをシャッターボックスの内部に配置することが考えられるが、スクリーンボックスの取付けおよび取外し作業が煩雑となるおそれがある。
さらに、第一点検板を枠体に取り付けた状態のまま第二点検板を取り外すことができ、シェード装置の取付けおよび取外し作業を簡単に行うことができる。
このような構成によれば、シェード装置を係合部材の係合片部に係合し、かつ支え片部に支えさせることで、シェード装置の取付け作業を簡単に行うことができる。なお、シェード装置を係合部材にさらにビス止めして取付け強度を向上させてもよい。
また、点検板を備えた既設のシャッターであっても、前記点検板に代えて、第一点検板および第二点検板を取り付けることで、シェード装置を取り付けられるようにでき、本発明のシャッターを構成できる。
このような構成によれば、シャッターが取り付けられる建物の開口部とシャッター装置との間にシェード装置が介在されることがないので、シャッターカーテンと建物の開口部との間隔を小さくできる。
このような構成によれば、シェードカーテンによる左右方向の遮光領域を左右の縦枠に干渉することなく広げることができる。
このような構成によれば、下枠よりも下方に位置した掛け部にシェードカーテンを掛けることで、シェードカーテンによる上下方向の遮光領域を広げることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3において、本実施形態に係るシャッター1は、建物躯体に取り付けられて当該建物の開口部を開閉可能に配置されるものである。シャッター1は、枠体10と、枠体10に取り付けられたシャッター装置20およびシェード装置30とを備えている。本実施形態では、シャッター1は、枠体10によって形成される開口部にガラスパネルがスライド開閉可能に配置されたサッシ窓として構成されている。
シャッター装置20は、図3,4に示すように、シャッターカーテン21と、シャッターカーテン21を巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸22と、シャッター巻取軸22の左右両端を回転可能に支持する左右の支持部材23と、シャッター巻取軸22に内蔵された駆動モータであるチューブラモータ(図示省略)とを備えており、このチューブラモータの駆動によってシャッター巻取軸22は正転、逆転されるようになっている。
シェードカーテン31の下縁部には、軸体35が取り付けられており、この軸体35はケース部材34の下方に配置されている。
ケース部材34の室内側上縁部には係合溝341が形成されている。また、ケース部材34の室内側下縁部には、ナット6を保持した被支え片部342室内側下縁部から室内側に向かって斜め下向きに形成されている。
図2に示すように、シェードカーテン31の幅寸法W2は、左右の縦枠間の開口幅寸法W3よりも大きく、シェードカーテン31の左右の縦縁部は、繰出し状態で左右の縦枠11に対して幅寸法W4分が重なる位置に配置されている。
左右の縦枠11、天板12、第一点検板14、第二点検板15および下枠16は、アルミ押出形材によって形成されており、左右の側板13は樹脂製材料によって形成されている。
上部側板131は、ビス5によって支持部材23に固定されており、縦枠本体111の上端部よりも室外側に配置されている。
下部側板132の上縁部には、左右方向内側に折曲した折曲片部133が形成されており、この折曲片部133が上部側板131の下縁部に取り付けられている。左右の下部側板132間の幅寸法は、左右の上部側板131間の幅寸法よりも図2に示す二つの寸法W1を合わせた寸法分だけ大きくなっている。このため、大きな幅寸法のシェード装置30を取り付けることが可能となり、シェードカーテン31が左右の縦枠11と重なる幅寸法W4を容易に確保できる。
基板部171には、ブラケット7の縦片部に通されたビス5に螺合することによってブラケット7にビス止めされている。
係合片部172は、基板部171の上端から室外側に折曲され、かつ上方に立ち上げられた形状に形成されている。この係合片部172は、ケース部材34の係合溝341に係合している。
支え片部173は、基板部171の下端から室外側に向かって斜め下に折曲され、かつ室外側に向かって斜め上に立ち上げられた断面V字形状に形成されており、斜め上に立上げられた部分にビス5が挿通する孔が形成されている。この支え片部173は、ケース部材34の被支え片部342を支えており、当該被支え片部342に保持されたナット6には、支え片部173に通されたビス5が螺合している。
この第二点検板15は、第一点検板14よりも下方に配置されており、巻取状態のシェード装置30(軸体35の一部を除く)を室外側から覆っている。
下枠16には取付金具41が取り付けられている。取付金具41は、下枠16よりも下方に延出した取付片部411を有しており、この取付片部411にフック40が取り付けられている。このため、フック40は、下枠16よりも下方に位置している。
フック40は、その室外端部から下方に突出した差込片部401を有している。この差込片部401がシェードカーテン31の軸体35に形成された差込穴351に差し込まれることによって、フック40にシェードカーテン31が掛けられる構成となっている。
まず、第二点検板15の取付片部152を下部側板132から取り外し、第二点検板15の係合片部151を第一点検板14の係合溝143から抜くことで、第二点検板15を取り外す。
次に、係合部材17の支え片部173からビス5を抜き、シェード装置30を若干持ち上げて係合部材17の係合片部172を係合溝341から抜き、シェード装置30を室内側に引き出す。このようにしてシェード装置30を取り外す。
ここで、シェード装置30を取り外したり、取り付けたりするだけである場合には、係合部材17およびブラケット7は第一点検板14に取り付けた状態のままでよく、かつ、左右の下部側板132は左右の上部側板131に取り付けた状態のままでよい。
なお、係合部材17、ブラケット7および左右の下部側板132を取り外す場合には、前述した取付手順とは逆順に取り外すことが可能である。
(1)前記実施形態では、シャッター1は、枠体10と、枠体10に取り付けられたシャッター装置20およびシェード装置30とを備え、シャッター装置20は、シャッターカーテン21と、シャッターカーテン21を巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸22と、シャッター巻取軸22の左右両端を回転可能に支持する支持部材23とを備え、シェード装置30は、シェードカーテン31と、シェードカーテン31を巻取りおよび繰出し可能なシェード巻取軸32と、シェード巻取軸32の左右両端を回転可能に支持する端部材33とを備え、枠体10は、左右の支持部材23が上端部に取り付けられた左右の縦枠11と、支持部材23に取り付けられた側板13と、支持部材23に取り付けられてシャッター巻取軸22を室外側から覆って配置された第一点検板14と、第一点検板14に取外し可能に取り付けられた第二点検板15とを備え、第二点検板15は、第一点検板14よりも下方に配置され、シェード巻取軸32は、第二点検板15よりも室内側に配置されていることを特徴とする。
上記構成を有するため、シェード巻取軸32が第二点検板15よりも室内側に配置されているので、シェード巻取軸32から繰り出されるシェードカーテン31の部分を除いてシェード装置30が室外側に露出することをなくすことができる。
さらに、第一点検板14を枠体10に取り付けた状態のまま第二点検板15を取り外すことができ、シェード装置30の取付けおよび取外し作業を簡単に行うことができる。
(2)第一点検板14は、本体片部141と、本体片部141の下縁部から室内側に延出した下片部145とを有し、下片部145には、係合部材17が取り付けられ、係合部材17は、シェード装置30に係合する係合片部172と、係合片部172よりも下方においてシェード装置30を支える支え片部173とを有している。
このため、シェード装置30を係合部材17の係合片部172に係合し、かつ支え片部173に支えさせることで、シェード装置30の取付け作業を簡単に行うことができる。
また、点検板を備えた既設のシャッターであっても、前記点検板に代えて、第一点検板14および第二点検板15を取り付けることで、シェード装置30を取り付けられるようにでき、本実施形態のシャッター1を構成できる。なお、点検板の交換に際して左右の側板も側板13に交換する。
(3)左右の縦枠11は、シャッターカーテン21を上下方向に案内するガイドレール112を有し、シェード装置30は、左右の縦枠11よりも室外側に配置されている。
このため、シャッター1が取り付けられる建物の開口部とシャッター装置20との間にシェード装置30が介在されることがないので、シャッターカーテン21と建物の開口部との間隔を小さくできる。
(4)シェードカーテン31の幅寸法W2は、左右の縦枠11間の開口幅寸法W3よりも大きく、シェードカーテン31の左右の縦縁部は、繰出し状態で左右の縦枠11と重なる位置に配置されている。
このため、シェードカーテン31による左右方向の遮光領域を左右の縦枠11に干渉することなく広げることができる。
(5)枠体10は、左右の縦枠11の下端部に取り付けられた下枠16を備え、下枠16には、シェードカーテン31が掛けられるフック40が取り付けられ、フック40は、下枠16よりも下方に位置している。
このため、下枠16よりも下方に位置したフック40にシェードカーテン31を掛けることで、シェードカーテン31による上下方向の遮光領域を広げることができる。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、シェード装置30は、係合部材17に係合される構成となっているが、これに限られず、係合部材17を省略し、ブラケット7または下片部145にネジ止め等によって取り付けられる構成であってもよい。
Claims (5)
- 枠体と、前記枠体に取り付けられたシャッター装置およびシェード装置とを備え、
前記シャッター装置は、シャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸と、前記シャッター巻取軸の左右両端を回転可能に支持する支持部材とを備え、
前記シェード装置は、シェードカーテンと、前記シェードカーテンを巻取りおよび繰出し可能なシェード巻取軸と、前記シェード巻取軸の左右両端を回転可能に支持する端部材とを備え、
前記枠体は、前記支持部材が取り付けられた左右の縦枠と、前記支持部材に取り付けられた側板と、前記支持部材に取り付けられて前記シャッター巻取軸を室外側から覆って配置された第一点検板と、前記第一点検板に取外し可能に取り付けられた第二点検板とを備え、
前記第二点検板は、前記第一点検板よりも下方に配置され、
前記シェード巻取軸は、前記第二点検板よりも室内側に配置されている
ことを特徴とするシャッター。 - 請求項1に記載のシャッターにおいて、
前記第一点検板は、本体片部と、前記本体片部の下縁部から室内側に延出した下片部とを有し、
前記下片部には、係合部材が取り付けられ、
前記係合部材は、前記シェード装置に係合する係合片部と、前記係合片部よりも下方において前記シェード装置を支える支え片部とを有している
ことを特徴とするシャッター。 - 請求項1または請求項2に記載のシャッターにおいて、
前記左右の縦枠は、前記シャッターカーテンを上下方向に案内するガイドレールを有し、
前記シェード装置は、前記左右の縦枠よりも室外側に配置されている
ことを特徴とするシャッター。 - 請求項3に記載のシャッターにおいて、
前記シェードカーテンの幅寸法は、前記左右の縦枠間の開口幅寸法よりも大きく、
前記シェードカーテンの左右の縦縁部は、繰出し状態で前記左右の縦枠と重なる位置に配置されている
ことを特徴とするシャッター。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシャッターにおいて、
前記枠体は、前記左右の縦枠の下端部に取り付けられた下枠を備え、
前記下枠には、前記シェードカーテンが掛けられる掛け部が取り付けられ、
前記掛け部は、前記下枠よりも下方に位置している
ことを特徴とするシャッター。
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JPH11166379A (ja) * | 1997-10-02 | 1999-06-22 | Ykk Architectural Products Inc | 日除け機構およびこれを備えた窓用シャッター |
US20120048480A1 (en) * | 2009-04-21 | 2012-03-01 | Xianci Cai | Universal External Door/Window Sun-Shading Integration System for Building |
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