JP2018111299A - ネジ抜き機構に特徴を有する2色成形品の成形用金型 - Google Patents

ネジ抜き機構に特徴を有する2色成形品の成形用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】雌ネジを有する2色成形品で、雌ネジの回転位置が一定になるように成形できる成形用金型の提供。【解決手段】可動金型上でスライドするスライド金型7に、一方向のみ回転可能な共回りホルダ23Aを設け、その中心孔25Aに、頭部に雄ネジが形成されたコア16Aを入れ、コア16Aの後端部にピニオン28Aを可動金型にラック18Aを設け、金型7のスライドと連動してコア16Aが回転するようにする。コア16Aを1次成形位置にして型締めして第1の樹脂を射出し1次成形品を成形し、これをコア16Aに残して型開きし、スライド金型7を2次成形位置にスライドするとき、コア16Aと共回りホルダ23Aと1次成形品は一体的に回転する2色成形品用の成形金型。型締めして第2の樹脂を射出すると2色成形品53が得ら。スライド金型7を1次成形位置にスライドするとコア16Aのみがネジ抜き方向に回転して2色成形品53が脱型される。【選択図】図2

Description

本発明は、雌ネジが形成されている蓋体と該蓋体の表面に積層された意匠部とからなる容器用蓋のような、雌ネジを有する2色成形品の成形用金型に関するものである。
容器に設けられている樹脂製の蓋は、その内周面に雌ネジが形成され、容器の口に形成されている雄ネジに螺合して容器を閉鎖するようになっている。このようなネジ部を備えた蓋は、例えば特許文献1に記載されているような、所定のコアを備えた金型を使用して射出成形により成形することができる。一方の金型にはそのパーティングラインに凹部が形成され、蓋の外周面を形成できるようになっている。そして、他方の金型にはパーティングラインから突き出ていると共に金型に対して回転可能になっている円柱状のコアが設けられ、このコアには円柱面に雄ネジが形成されている。金型を型締めして樹脂を射出すると蓋が形成される。冷却固化をまって金型を開く。コアを回転するとコアの雄ネジが蓋に形成されている雌ネジから抜ける。すなわちネジ抜きする。これによって蓋が得られる。
樹脂製の蓋には、高級化粧品の容器用の蓋のように意匠性に優れた蓋もある。例えばこのような蓋として2種類の樹脂から成形されているものがあり、第1の樹脂からなる蓋体の上に第2の樹脂からなる意匠部が積層されている。このような2種類の樹脂からなる2色成形品は、いわゆるダイ・スライド・インジェクション法により成形することができる。この成形方法で使用する金型は、一方の金型が他方の金型に対して相対的にスライドされて2位置で型締めされるようになっている。例えば2色成形品の蓋を成形するための金型は、一方の金型には雄ネジが形成されたコアが設けられ、他方の金型には1次成形用の凹部と2次成形用の凹部が形成されている。一方の金型をスライドして第1の位置で型締めする。そうすると、コアと第1の凹部とによって蓋体用のキャビティが形成される。1次成形により第1の樹脂を射出して蓋体を成形する。型開きするとき蓋体は一方の金型のコアに残すようにする。一方の金型をスライドして第2の位置にし、型締めすると、コアに残っている蓋体と第2の凹部とによって意匠部用のキャビティが形成される。2次成形により第2の樹脂を射出する。型開きして、コアを回転してネジ抜きすると、蓋体に意匠部が積層された蓋が得られる。ところで、2色成形品の蓋は、意匠性からだけでなく機能性から要求されることもある。例えば、高い気密性を必要とする蓋は、容器の口の端面に当接する部分が比較的軟質な樹脂から形成する必要がある。シール効果を高めるためである。このような蓋は、雌ネジ部を備えた蓋体は比較的硬質な樹脂から形成し、容器の口の端面に当接する上部の部分は軟質の樹脂から成形するようにしている。
特開平6−183449号公報 特開2009−72965号公報
ところで、蓋のような成形品からネジ抜きをするにはコアを回転させる必要があり、一般的にはコアはモータにより回転するようになっている。これに対して特許文献2には、格別にモータ等の駆動機構を必要とせず、型開き動作によってコアを回転させる金型が記載されている。特許文献2に記載の金型は、固定側金型と可動側金型とからなり、可動側金型には可動側金型に対して水平にスライドされるスライダが設けられている。固定側金型には所定長さのガイドピンがその一方の端部において固定され、型開閉方向に対して所定の角度で斜めに可動側金型の方向に伸びている。スライダには斜め方向の穴が明けられており、ガイドピンはこの穴に挿通している。ガイドピンは型開閉方向に対して斜めに設けられているので、可動側金型を固定側金型に対して型開閉すると、スライダがガイドピンにガイドされ、可動側金型に対して相対的にスライドする。このようなスライダにラックが設けられ、コアを回転する回転軸にはピニオンが設けられている。ラックとピニオンがラックと噛み合っているので、金型を開くとスライダがスライドし、コアが回転することになる。つまり型開き動作によってネジ抜きされる。
従来のように、コアをモータによって駆動しても蓋等の成形品からネジ抜きが実施できる。しかしながら問題も見受けられる。第1に、金型にモータが格別に必要になるという問題がある。モータを設けるとコストが大きくなるしこれを駆動するための電源も必要になる。意匠性の問題もある。仮にモータとしてギアードモータを採用する場合には、コアの回転位置を正確に制御することは難しい。そうすると金型を型締めするときのコアの回転位置が不定になるので、射出成形によって成形される蓋の雌ネジは、蓋毎に回転位置がずれてしまう。蓋にはその上面に所定の意匠が施されているものが多いが、雌ネジの回転位置にずれがあると容器の口を閉鎖したときに蓋の上面の意匠が蓋毎に向きが変わってしまう。つまり意匠性を損ねてしまう。蓋の上面の意匠の向きが一定になっていないと、容器がしっかりと閉鎖されているかどうかの確認も難しい。モータとしてサーボモータを採用すれば、コアの回転位置を正確に制御することはできる。しかしながらサーボモータはサーボアンプ、エンコーダ等を必要とするのでコストが大きくなる。
これに対して特許文献2に記載の金型は、型開き動作によってコアを回転させてネジ抜きするようになっているので、モータは不要でありコストは小さい。またコアの回転位置は、スライダのスライド位置によって正確に決定されるので、金型を型締めするときコアの回転位置は一定にすることができる。そうすると蓋に形成される雌ネジもずれることはない。従って意匠性に優れた蓋を成形できる。しかしながら特許文献2に記載の金型にも解決すべき問題が見受けられる。具体的には、2色成形には対応できないという問題である。2色成形品からなる蓋を成形する場合には、1次成形を完了して型開きするときに、1次成形品である蓋はネジ抜きせずにコアに残しておく必要がある。しかしながら、特許文献2に記載の金型においては、コアは型開きに連動して回転するので、1次成形品がネジ抜きされてしまう。そうすると2色成形品は成形できない。
したがって本発明は、2種類の樹脂からなる蓋のような、雌ネジを備えた2色成形品を成形する成形用金型であって、コストが小さく、雌ネジの回転位置が一定の2色成形品を成形できる成形用金型を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、固定金型と可動金型と可動金型上をスライドするスライド金型とからなる2色成形用金型として構成する。スライド金型にはホルダ穴を形成して共回りホルダを収納し、この共回りホルダの中心孔にコアを入れる。コアの回転軸の後端部にはピニオンを、可動金型にはラックを設け、スライド金型がスライドするとコアが回転するようにする。コアが1次成形位置から2次成形位置になるようにスライド金型をスライドするとき共回りホルダはコアと一体的に回転され、2次成形位置から1次成形位置になるようにスライドするときコアのみが回転するようになっている。コアの頭部には雄ネジが形成されており、コアが1次成形位置にあるときに型締めして第1の樹脂を射出すると1次成形品が成形され、これをコアに残して型開きし、スライド金型をスライドしてコアを2次成形位置にして型締めして第2の樹脂を射出すると2色成形品が得られる。コアを2次成形位置から1次成形位置にスライドするとき、コアがネジ抜き方向に回転して2色成形品が脱型される。
すなわち請求項1に記載の発明は、固定金型と、該固定金型に対して型開閉される可動金型と、該可動金型上でスライドされるスライド金型とからなり、該スライド金型にはコアが回転可能に設けられ、該コアの頭部は前記スライド金型から露出していると共に頭部に雄ネジが形成されており、前記スライド金型をスライドして前記コアを1次成形位置にして型締めすると、前記コアの頭部をその一部として含む1次成形用のキャビティが構成され、該1次成形用のキャビティに第1の樹脂を射出すると1次成形品が成形されるようになっており、前記コアに1次成形品を残して型開きし、前記スライド金型をスライドして前記コアを2次成形位置にして型締めすると1次成形品をその一部として含む2次成形用のキャビティが構成され、該2次成形用のキャビティに第2の樹脂を射出すると2色成形品が成形され、そして型開きして前記コアをネジ抜き方向に回転すると2色成形品が脱型されるようになっている成形用金型であって、前記スライド金型には、所定のホルダ穴が明けられ、該ホルダ穴に共回りホルダが収納され、前記コアはその回転軸が前記共回りホルダに明けられた中心孔を挿通して前記スライド金型を貫通しており、前記回転軸の後端部にはピニオンが、そして前記可動金型には前記ピニオンと噛み合うラックがそれぞれ設けられ、前記スライド金型がスライドして前記コアが前記1次成形位置から前記2次成形位置に移動するとき前記コアは前記共回りホルダと一体的に回転し、前記コアが前記2次成形位置から前記1次成形位置に移動するとき前記共回りホルダは前記ホルダ穴に対して回転が規制されて前記コアのみがネジ抜き方向に回転し、それによって2色成形品が脱型されるようになっていることを特徴とする、雌ネジを有する2色成形品の成形用金型として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形用金型において、前記共回りホルダにはバネ付勢された押出プレートが設けられ、前記成形用金型が型締めされると前記押出プレートは前記固定金型によって押し込まれるようになっており、前記コアに2色成形品が残った状態で型開きされそして前記コアのみがネジ抜き方向に回転すると2色成形品が前記押出プレートによって押し出されるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の成形用金型において、前記共回りホルダと前記コアの前記回転軸との間には所定以上のトルクが作用すると空回りするトルクリミッタが設けられ、前記トルクリミッタは、前記共回りホルダの前記中心孔の内周面において半径方向外方に所定の深さで明けられているボール穴と、該ボール穴に収納されている金属製ボールと、前記コアの前記回転軸に形成されている窪みとから構成され、該金属製ボールがバネ付勢により前記窪みに押し付けられるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の成形用金型において、前記スライド金型と前記共回りホルダの間には前記共回りホルダの回転方向を規制する回転方向規制機構が設けられ、前記回転方向規制機構は、前記ホルダ穴の内周面に所定深さで明けられている係止爪収納穴と、該係止爪収納穴に収納されている所定の係止爪と、前記共回りホルダの外周面に形成されている爪穴とから構成され、前記係止爪がバネ付勢によりその先端が前記爪穴に押し付けられ、前記共回りホルダに一方の回転方向のトルクが作用するとき前記係止爪が前記爪穴から押し上げられて前記係止爪と前記爪穴の係止状態が解除されて前記共回りホルダが回転し、反対方向のトルクが作用すると前記係止爪が前記爪穴に係止された状態が維持されて前記共回りホルダの回転が規制されるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型として構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載の成形用金型において、前記スライダ金型には前記コアと前記共回りホルダが2組以上の複数組が設けられていると共に前記複数組は第1群と第2群とに分けられ、前記スライダ金型を所定のスライド位置にすると前記第1群の前記コアが1次成形位置になると共に前記第2群の前記コアが2次成形位置になり、他のスライド位置にすると前記第1群の前記コアが2次成形位置になると共に前記第2群の前記コアが1次成形位置になることを特徴とする、雌ネジを備えた2色成形品の成形用金型として構成される。
以上のように、本発明は、固定金型と、該固定金型に対して型開閉される可動金型と、該可動金型上でスライドされるスライド金型とからなり、該スライド金型にはコアが回転可能に設けられ、該コアの頭部はスライド金型から露出していると共に頭部に雄ネジが形成されており、スライド金型をスライドしてコアを1次成形位置にして型締めすると、コアの頭部をその一部として含む1次成形用のキャビティが構成され、該1次成形用のキャビティに第1の樹脂を射出すると1次成形品が成形されるようになっており、コアに1次成形品を残して型開きし、スライド金型をスライドしてコアを2次成形位置にして型締めすると1次成形品をその一部として含む2次成形用のキャビティが構成され、該2次成形用のキャビティに第2の樹脂を射出すると2色成形品が成形され、そして型開きしてコアをネジ抜き方向に回転すると2色成形品が脱型されるようになっている成形用金型を対象としている。つまり、コアの雄ネジによって雌ネジが形成されることになる、雌ネジを有する2色成形品の成形用金型を対象としている。そして本発明によると、スライド金型には、所定のホルダ穴が明けられ、該ホルダ穴に共回りホルダが収納され、コアはその回転軸が共回りホルダに明けられた中心孔を挿通して前記スライド金型を貫通しており、回転軸の後端部にはピニオンが、そして可動金型には前記ピニオンと噛み合うラックがそれぞれ設けられている。ラックとピニオンとによって、スライド金型がスライドするとコアが回転することになる。ラックとピニオンとによって回転するようになっているので、コアを駆動するためのモータは不要であり金型のコストは小さい。そしてスライド金型のスライド位置に応じてコアの回転位置が決定されるので、1次成形において雄ネジの回転位置は常に一定になる。これによって成形される2色成形品の雌ネジは、その回転位置が常に一定になることが保証される。雌ネジの回転位置が一定になるので意匠性の高い樹脂製の蓋を容易に成形できる。そして本発明によると、スライド金型がスライドしてコアが1次成形位置から2次成形位置に移動するときコアは共回りホルダと一体的に回転し、コアが2次成形位置から1次成形位置に移動するとき共回りホルダはホルダ穴に対して回転が規制されてコアのみがネジ抜き方向に回転し、それによって2色成形品が脱型されるようになっている。つまりコアが1次成形位置から2次成形位置になるようにスライド金型をスライドするときには、1次成形品が脱型されることはなくコアに残った状態で維持される。そして2色成形品が成形された後で、コアが2次成形位置から1次成形位置になるようにスライド金型をスライドするときはコアがネジ抜き方向に回転して2色成形品が脱型されることになる。
他の発明によると、共回りホルダにはバネ付勢された押出プレートが設けられ、成形用金型が型締めされると押出プレートは固定金型によって押し込まれるようになっており、コアに2色成形品が残った状態で型開きされそしてコアのみがネジ抜き方向に回転すると2色成形品が押出プレートによって押し出されるようになっている。この発明によると押出プレートが2色成形品を突出すことになるので、突出装置が不要になるという効果が得られる。また他の発明によると、スライダ金型にはコアと共回りホルダが2組以上の複数組が設けられていると共に複数組は第1群と第2群とに分けられ、スライダ金型を所定のスライド位置にすると第1群のコアが1次成形位置になると共に第2群のコアが2次成形位置になり、他のスライド位置にすると第1群のコアが2次成形位置になると共に第2群のコアが1次成形位置になるように構成されている。そうすると第1、2群のいずれか一方の群で1次成形を実施するとき同時に他方の群で2次成形を実施することができ、常に1次成形と2次成形とを並行して実施できる。これによって高い生産性で2色成形品を成形することができる。
本発明の実施の形態に係る雌ネジを有する2色成形品の成形用金型と、射出成形機の一部を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る雌ネジを有する2色成形品の成形用金型の一部を示す図で、その(ア)は正面断面図、その(イ)はその(ア)においてX−X方向で成形用金型を切断した側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る成形用金型によって雌ネジを有する2色成形品を成形する成形方法を模式的に示す図で、その(ア)〜(エ)はそれぞれの工程における本発明の実施の形態に係る成形用金型を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る成形用金型によって雌ネジを有する2色成形品を成形する成形方法を模式的に示す図で、その(ア)〜(エ)はそれぞれの工程における本発明の実施の形態に係る成形用金型を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る成形用金型によって雌ネジを有する2色成形品を成形する成形方法を模式的に示す図で、その(ア)〜(エ)はそれぞれの工程における本発明の実施の形態に係る成形用金型を示す正面断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る成形用金型の一部を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る成形用金型1は、雌ネジを有する2色成形品、具体的には意匠性に優れた2色の樹脂からなる蓋を成形する成形用金型である。成形用金型1は、図1に示されているように、射出成形機2に設けられており、射出成形機2の固定盤3に取付けられている固定金型5と、図示されない可動盤に取付けられて固定金型5に対して型開閉される可動金型6と、この可動金型6上でスライドされるスライド金型7とから構成されている。
固定金型5には、パーティングラインの中央に1次成形用凹部9が、この1次成形用凹部9の上方と下方に第1、2の2次成形用凹部10、11が形成されている。固定金型5の背面にはスプルが2個設けられ、一方のスプルには第1の射出装置13のノズルが、他方のスプルには第2の射出装置14のノズルがそれぞれタッチしている。第1の射出装置13からの第1の樹脂は、1次成形用凹部9に射出されるようになっている。そして第2の射出装置14からの第2の樹脂は、第1、2の2次成形用凹部10、11に射出されるようになっているが、固定金型5内の樹脂流路は図示されない切換え機構により切換えられるようになっており、切換えによって第1、2の2次成形用凹部10、11の一方にのみ第2の樹脂が射出されるようになっている。
可動金型6はスライド金型7をスライドさせるようになっている。可動金型6には、後で詳しく説明するが、スライド金型7に設けられている第1、2のコア16A、16Bを回転させるための第1、2のラック18A、18Bが設けられている。またスライド金型7を可動金型6上でスライドさせるため、ピストン・シリンダユニット21が設けられている。
スライド金型7には、第1、2のコア16A、16Bが設けられている。第1、2のコア16A、16Bはそれぞれの頭部がスライド金型7のパーティングラインから露出しており、頭部には雄ネジが形成されている。この雄ネジによって成形品に雌ネジを成形できるようになっている。次に図2によって、第1のコア16Aについて詳しくするが、第1、2のコア16A、16Bは同じ構造からなるので、第2のコア16Bについての説明は省略する。
第1のコア16Aは次のようにしてスライド金型7に設けられている。スライド金型7には図2に示されているように、所定のホルダ穴22Aが明けられており、このホルダ穴22Aにベアリング24、24を介して共回りホルダ23Aが回転可能に収納されている。この共回りホルダ23Aには中心孔25Aが明けられている。第1のコア16Aは、その回転軸26Aが中心孔25Aに挿通され回転自在になっている。第1のコア16Aの回転軸26Aの後端部にはピニオン28Aが設けられている。このピニオン28Aは、可動金型6に固定されている第1のラック18Aに噛み合っている。第1のラック18Aは、ピニオン28Aに対して奥側に設けられ、その歯は紙面の表側に向いている。従って、スライド金型7が図2の(ア)において上方にスライドすると第1のコア16Aは、図2の(イ)に示されている矢印Y1方向に回転することになり、スライド金型7が下方にスライドすると矢印Y2方向に回転することになる。なお、第2のコア16Bにもその回転軸26Bにピニオン28Bが設けられているが、このピニオン28Bに噛み合う第2のラック18Bは、図1に示されているように、ピニオン28Bの手前側に設けられ、その歯は紙面の裏側に向いている。従ってスライド金型7をスライドするとき、第1、2のコア16A、16Bは互いに反対方向に回転することになる。
スライド金型7と共回りホルダ23Aの間には、回転方向規制機構30Aが設けられている。回転方向規制機構30Aは次のように構成されている。スライド金型7のホルダ穴22Aには、その内周面に半径方向外方に所定の深さの係止爪収納穴31Aが明けられている。この係止爪収納穴31Aに弾性体つまりバネ33Aが入れられ、これに付勢されるように係止爪34Aが収納されている。係止爪34Aに対応するように、共回りホルダ23Aの外周面に爪穴35Aが形成され、係止爪34Aの先端部が爪穴35Aに入っている。ところで係止爪34Aの先端部も爪穴35Aも、図2の(イ)に示されているように、その形状が非対称になっており片側にのみ傾斜している。バネ33Aは比較的弱いので、共回りホルダ23Aに符号37方向のトルクが作用するとき係止爪34Aは後退して共回りホルダ23Aは容易に回転する。しかしながら、共回りホルダ23Aに符号38方向のトルクが作用するときは、係止爪34Aは爪穴35Aに係止された状態になるので共回りホルダ23Aは回転できない。つまり回転方向規制機構30Aは共回りホルダ23Aの回転方向を一方向に規制する機構になっている。
共回りホルダ23Aと第1のコア16Aの回転軸26Aの間には所定のトルクリミッタ38Aが設けられている。トルクリミッタ38Aは次のように構成されている。共回りホルダ23Aの中心孔25Aには、その内周面から半径方向外方の所定深さのボール穴39Aが明けられている。このボール穴39Aに弾性体つまりバネ40Aと金属製ボール42Aとが入れられている。この金属製ボール42Aに対応するように、回転軸26Aの外周面に窪み43Aが形成されている。金属製ボール42Aはバネ付勢によりこの窪み43Aに押し付けられている。従って、第1のコア16Aと共回りホルダ23Aの間にトルクが作用するとき、所定のトルク以下であれば第1のコア16Aは共回りホルダ23Aに対して空回りしないが、所定のトルクを越えると空回りするようになる。ところで、この所定のトルクは、回転方向規制機構30Aに抗して共回りホルダ23Aを符号37方向に回すときに必要なトルクよりもかなり大きい。従って、第1のコア16Aに矢印Y2方向のトルクが作用するとき、共回りホルダ23Aは第1のコア16Aと一体的に符号37方向に回転することになる。
このような共回りホルダ23Aには、成形された2色成形品を脱型するための機構が設けられている。共回りホルダ23Aには、中心孔25Aと同心円状に拡径した所定深さのプレート収納部45Aが形成されており、このプレート収納部45Aに上面形状がドーナツ状を呈する押出プレート46Aが収納され、バネ47Aによって付勢されている。成形用金型1を型閉じするとき、固定金型5の一部がこの押出プレート46Aに当接するので、押出プレート46Aは押し込まれて第1のコア16Aの頭部が露出するようになっている。
本実施の形態に係る成形用金型1を使用して、雌ネジを有する2色成形品を成形する方法を説明する。成形用金型1を型開き状態にして、図3の(ア)に示されているようにピストン・シリンダユニット21を駆動してスライド金型7を第1の位置にスライドする。スライドするとき、第1、2のラック18A、18Bとピニオン28A、28Bにより第1、2のコア16A、16Bは回転するが、第1、2のラック18A、18Bが互いに逆向きに設けられているので、第1、2のコア16A、16Bは互いに逆方向に回転する。スライド金型7が第1の位置で停止すると、第1、2のコア16A、16Bは精度良く所定の回転位置になり停止する。第1のコア16Aは1次成形用凹部9と対向する。すなわち1次成形位置になる。第2のコア16Bは第1の2次成形用凹部10と対向する。すなわち2次成形位置になる。図3の(イ)に示されているように成形用金型1を型締めする。そうすると第1のコア16Aと1次成形用凹部9とから1次成形用キャビティ50が構成される。第1の射出装置13から第1の樹脂を射出する。そうすると図3の(ウ)に示されているように、内側に雌ネジを有する1次成形品51が成形される。冷却固化を待って、図3の(エ)に示されているように、成形用金型1を型開きする。型開きすると、1次成形品51は第1のコア16Aに残る。
図4の(ア)に示されているようにピストン・シリンダユニット21を駆動してスライド金型7を第2の位置にスライドする。スライドするとき第1、2のコア16A、16Bは互いに逆方向に回転するが、第1のコア16Aは図2の(イ)において矢印Y2方向に回転する。このとき回転方向規制機構30Aの係止爪34Aが後退し、共回りホルダ23Aは第1のコア16Aと一体的に回転する。1次成形品51の端面は共回りホルダ23Aに当接しているが、共回りホルダ23Aがコア16Aと一体的に回転するので、1次成形品51もこれらと一体的に回転する。一方、第2のコア16Bは精度良く所定の回転位置で停止する。図4の(ア)に示されているように、第1のコア16Aは第2の2次成形用凹部11と整合する。つまり2次成形位置になる。第2のコア16Bは1次成形用凹部9と整合する。つまり1次成形位置になる。成形用金型1を型締めすると、図4の(イ)に示されているように、第2のコア16Bと1次成形用凹部9とから1次成形用キャビティ50が構成され、1次成形品51と第2の2次成形用凹部11とから2次成形用キャビティ52が構成される。第1の射出装置13から第1の樹脂を射出し、第2の射出装置14から第2の樹脂を射出する。図4の(ウ)に示されているように、第1の樹脂は1次成形用キャビティ50に射出されて1次成形品51が成形される。第2の樹脂は2次成形用キャビティ52に射出され、これによって第1、2の樹脂からなる2色成形品53が成形される。冷却固化を待って、図4の(エ)に示されているように、成形用金型1を型開きする。2色成形品53は第1のコア16Aに、1次成形品51は第2のコア16Bにそれぞれ残る。
図5の(ア)に示されているようにピストン・シリンダユニット21を駆動してスライド金型7を第1の位置にスライドする。スライドするとき、第1のコア16Aは第1のラック18Aとピニオン28Aとによって、図2の(イ)において示されている矢印Y1方向に回転する。そうすると回転方向規制機構30Aによって共回りホルダ23Aは回転が規制され、第1のコア16Aのみが矢印Y1方向に回転する。2色成形品53の端面は押出プレート46Aに当接しているので2色成形品53は回転しない。そうすると、第1のコア16Aに形成されている雄ネジが2色成形品に形成されている雌ネジに対してネジ抜き方向に回転することになる。ネジ抜きされるにつれて、押出プレート46Aにより2色成形品53は前方に押し出される。これによって2色成形品53は脱型される。一方、第2のコア16Bは、第2のラック18Bとピニオン28Bとによって、図2の(イ)において示されている矢印Y2方向に回転する。図2の(イ)には第1のコア16Aについて示されているので、それぞれの符号の末尾「A」を「B」に置き換えると第2のコア16Bを表すことになる。第2のコア16Bは矢印Y2方向に回転するので、回転方向規制機構30Bの係止爪34Bが後退して共回りホルダ23Bは第2のコア16Bと一体的に回転する。従って1次成形品51は脱型されない。
スライド金型7がこの第1の位置にあるとき、第1のコア16Aが1次成形位置、第2のコア16Bが2次成形位置になっている。図5の(イ)に示されているように成形用金型1を型締めする。第1のコア16Aと1次成形用凹部9とから1次成形用キャビティ50が構成され、1次成形品51と第1の2次成形用凹部10とから2次成形用キャビティ52が構成される。第1、2の射出装置13、14から第1、2の樹脂を射出すると、1次成形品51と2色成形品53とが成形される。冷却固化を待って、図5の(ウ)に示されているように型開きする。1次成形品51と2色成形品53は、それぞれ第1、2のコア16A、16Bに残る。スライド金型7を、図5の(エ)に示されているように、第2の位置にスライドする。スライドするとき、第1のコア16Aは第1のラック18Aとピニオン28Aとによって、図2の(イ)において示されている矢印Y2方向に回転する。そうすると第1のコア16Aと共回りホルダ23Aと1次成形品51は一体的に回転し、1次成形品51は脱型されない。一方、第2のコア16Bは第2のラック18Bとピニオン28Bとによって、図2の(イ)において示されている矢印Y1方向に回転する。そうすると共回りホルダ23Bは回転が規制され、第2のコア16Bのみが回転する。この回転方向はネジ抜き方向なので、2色成形品53はネジ抜きされて、押出プレート46Bにより押し出されて脱型する。以下、同様に成形する。
本実施の形態に係る成形用金型1は色々な変形が可能である。例えば、スライド金型7には第1、2のコア16A、16Bが設けられているように説明したが、第1のコア16Aだけを設けてもよい。固定金型には1次成形用凹部9と、第2の2次成形用凹部11のみを設ける。スライド金型7をスライドすると第1のコア16Aと1次成形用凹部9とから1次成形用キャビティが構成され、第1の樹脂を射出すると1次成形品が得られる。型開きしてスライド金型7をスライドすると第1のコア16Aが第2の2次成形用凹部11と整合する2次成形位置になる。型締めして第2の樹脂を射出して2色成形品を得る。型開きしてスライド金型7をスライドすると2色成形品が脱型される。このような成形を繰り返す。他の変形も可能であり、例えばスライド金型7に4個以上のコアを設けてもよい。これら複数個のコアは第1群と第2群に分かれるようにし、スライド金型7を第1の位置にスライドすると第1群のコアが1次成形位置に、第2群のコアが2次成形位置になるようにする。そして第2の位置にスライドすると第1群のコアが2次成形位置に、第2群のコアが1次成形位置になるようにする。このようにすると1回の成形毎に複数個の2色成形品が成形できる。
回転方向規制機構30Aや、トルクリミッタ38Aを変形することもできる。図6には、トルクリミッタ38Aに代えて、共回りホルダ23Aと第1のコア16Aの回転軸26Aの間に第2の回転方向規制機構30A’が設けられた実施の形態が示されている。第2の回転方向規制機構30A’の第2の係止爪34A’は、ホルダ穴22Aと共回りホルダ23Aの間に設けられている回転方向規制機構30Aの係止爪34Aと、その先端の形状が逆になっている。当業者であれば容易に理解されるように、第1のコア16Aに矢印Y1方向のトルクが作用すると共回りホルダ23Aは停止して第1のコア16Aのみが回転する。そして矢印Y2方向のトルクが作用すると共回りホルダ23Aと第1のコア16Aは一体的に回転することになる。つまり、第1のコア16Aは、すでに説明した本実施の形態に係る成形用金型1と同様の動作をすることになる。
1 成形用金型 2 射出成形機
3 固定盤 5 固定金型
6 可動金型 7 スライド金型
9 1次成形用凹部 10 第1の2次成形用凹部
11 第2の2次成形用凹部 13 第1の射出装置
14 第2の射出装置
16A、16B 第1、2のコア
18A、18B 第1、2のラック
21 ピストン・シリンダユニット
22A ホルダ穴
23A 共回りホルダ
25A 中心孔
26A 回転軸
28A、28B ピニオン
30A 回転方向規制機構
31A 係止爪収納穴
34A 係止爪
35A 爪穴
38A トルクリミッタ
39A ボール穴
42A 金属製ボール
43A 窪み
45A プレート収納部
46A 押出プレート
50 1次成形用キャビティ 51 1次成形品
52 2次成形用キャビティ 53 2色成形品

Claims (5)

  1. 固定金型と、該固定金型に対して型開閉される可動金型と、該可動金型上でスライドされるスライド金型とからなり、該スライド金型にはコアが回転可能に設けられ、該コアの頭部は前記スライド金型から露出していると共に頭部に雄ネジが形成されており、
    前記スライド金型をスライドして前記コアを1次成形位置にして型締めすると、前記コアの頭部をその一部として含む1次成形用のキャビティが構成され、該1次成形用のキャビティに第1の樹脂を射出すると1次成形品が成形されるようになっており、前記コアに1次成形品を残して型開きし、前記スライド金型をスライドして前記コアを2次成形位置にして型締めすると1次成形品をその一部として含む2次成形用のキャビティが構成され、該2次成形用のキャビティに第2の樹脂を射出すると2色成形品が成形され、そして型開きして前記コアをネジ抜き方向に回転すると2色成形品が脱型されるようになっている成形用金型であって、
    前記スライド金型には、所定のホルダ穴が明けられ、該ホルダ穴に共回りホルダが収納され、前記コアはその回転軸が前記共回りホルダに明けられた中心孔を挿通して前記スライド金型を貫通しており、
    前記回転軸の後端部にはピニオンが、そして前記可動金型には前記ピニオンと噛み合うラックがそれぞれ設けられ、前記スライド金型がスライドして前記コアが前記1次成形位置から前記2次成形位置に移動するとき前記コアは前記共回りホルダと一体的に回転し、前記コアが前記2次成形位置から前記1次成形位置に移動するとき前記共回りホルダは前記ホルダ穴に対して回転が規制されて前記コアのみがネジ抜き方向に回転し、それによって2色成形品が脱型されるようになっていることを特徴とする、雌ネジを有する2色成形品の成形用金型。
  2. 請求項1に記載の成形用金型において、前記共回りホルダにはバネ付勢された押出プレートが設けられ、前記成形用金型が型締めされると前記押出プレートは前記固定金型によって押し込まれるようになっており、前記コアに2色成形品が残った状態で型開きされそして前記コアのみがネジ抜き方向に回転すると2色成形品が前記押出プレートによって押し出されるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型。
  3. 請求項1または2に記載の成形用金型において、前記共回りホルダと前記コアの前記回転軸との間には所定以上のトルクが作用すると空回りするトルクリミッタが設けられ、前記トルクリミッタは、前記共回りホルダの前記中心孔の内周面において半径方向外方に所定の深さで明けられているボール穴と、該ボール穴に収納されている金属製ボールと、前記コアの前記回転軸に形成されている窪みとから構成され、該金属製ボールがバネ付勢により前記窪みに押し付けられるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型。
  4. 請求項1〜3に記載の成形用金型において、前記スライド金型と前記共回りホルダの間には前記共回りホルダの回転方向を規制する回転方向規制機構が設けられ、前記回転方向規制機構は、前記ホルダ穴の内周面に所定深さで明けられている係止爪収納穴と、該係止爪収納穴に収納されている所定の係止爪と、前記共回りホルダの外周面に形成されている爪穴とから構成され、前記係止爪がバネ付勢によりその先端が前記爪穴に押し付けられ、前記共回りホルダに一方の回転方向のトルクが作用するとき前記係止爪が前記爪穴から押し上げられて前記係止爪と前記爪穴の係止状態が解除されて前記共回りホルダが回転し、反対方向のトルクが作用すると前記係止爪が前記爪穴に係止された状態が維持されて前記共回りホルダの回転が規制されるようになっていることを特徴とする、雌ネジが形成された2色成形品の成形用金型。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載の成形用金型において、前記スライダ金型には前記コアと前記共回りホルダが2組以上の複数組が設けられていると共に前記複数組は第1群と第2群とに分けられ、前記スライダ金型を所定のスライド位置にすると前記第1群の前記コアが1次成形位置になると共に前記第2群の前記コアが2次成形位置になり、他のスライド位置にすると前記第1群の前記コアが2次成形位置になると共に前記第2群の前記コアが1次成形位置になることを特徴とする、雌ネジを備えた2色成形品の成形用金型。
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CN110696289A (zh) * 2019-10-08 2020-01-17 宁海县现代模具有限公司 一种双色模具的切换机构

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